JP7002954B2 - ドライブレコーダ、車載システム、及び車載装置 - Google Patents

ドライブレコーダ、車載システム、及び車載装置 Download PDF

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Description

この発明は、ドライブレコーダ、ドライブレコーダを含む車載システム、及びドライブレコーダの動作を制御する車載装置に関するものである。
事故発生時又は犯罪発生時、適切な証拠データを確実に保全できるドライブレコーダが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-93253号公報
ドライブレコーダは、自車両及び周囲の不意な事故発生時又は犯罪発生時の状況を示す証拠データを確実に記録するため、衝突検知時又は常時、車内外の映像を録画し、さらに音声を録音することが望まれる。半面、ドライブレコーダは、搭乗者が携帯電話機等で通話している会話(以下、通話内容と称する。)を録音するため、搭乗者のプライバシーが守られないリスクも抱え持つ。
とくに、近年はドライブレコーダに記録されたデータが、事故発生時又は犯罪発生時の証拠として用いられるだけでなく、エンタテイメント性のあるものとして同乗者に閲覧される場合もある。また、不意な事故発生時においても、事故発生時又は犯罪発生時に記録されたデータを閲覧する際、事故発生時又は犯罪発生時以外に記録されたデータを第三者に閲覧される可能性もある。
しかしながら、プライバシー保護の観点から搭乗者が通話開始時に手動操作により記録を停止させた場合、通話終了後に記録を開始させる操作を忘れてしまうと、これ以後、事故発生時又は犯罪発生時のデータが記録されない。
このように、従来のドライブレコーダは、証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立させることが難しいという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立させることを目的とする。
この発明に係るドライブレコーダは、車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダであって、車室内に存在する車載装置から、車室内に存在する携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を受信する通信部と、車室内の音声を録音データとして記憶する記憶部と、通信部により受信された通話開始信号及び通話終了信号に基づいて、車室内の音声の前記記憶部への録音を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記通信部により前記通話開始信号及び前記通話終了信号が受信された場合、前記携帯電話機の通話開始及び通話終了を示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とするものである。
この発明によれば、携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号に基づいて、車室内の音声のうちの少なくとも携帯電話機の通話音声の記憶部への録音を制御するようにしたので、証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立させることができる。
実施の形態1に係る車載システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態2に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態3に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態4に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態4に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態5に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態5に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 図9A及び図9Bは、実施の形態6におけるマイクの指向性を例示したグラフである。 実施の形態6に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態7に係る車載システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態7に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態10に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態11に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 実施の形態12に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートである。 図16A及び図16Bは、各実施の形態に係るドライブレコーダのハードウェア構成例を示す図である。 図17A及び図17Bは、各実施の形態に係るヘッドユニットのハードウェア構成例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る車載システムの構成例を示すブロック図である。この車載システムは、ドライブレコーダ1及びヘッドユニット20を備える。ドライブレコーダ1及びヘッドユニット20は、車両に搭載される。なお、ヘッドユニット20は、車載装置の一例である。車載装置は、ドライブレコーダ1との間、及び携帯電話機30との間で情報の授受ができるものであればよい。
ドライブレコーダ1は、制御部2、撮像部3、録画制御部4、記憶部5、加速度センサ6、衝撃検知部7、GPS(Global Positioning System)受信機8、マイク9、録音制御部10、記憶部11、セキュア記憶部12、UI(User Interface)部13、通信部14、及びタイマ15を備える。
なお、実施の形態1ではセキュア記憶部12、UI部13及びタイマ15は使用されないため、説明を省略する。
制御部2は、ドライブレコーダ1における各部の動作の制御、及び各部の間での情報の授受等を制御する。この制御部2は、例えば、ドライブレコーダ1の電源がオンになっている期間、常に映像を録画するよう、録画制御部4に対して指示する。または、制御部2は、衝撃検知部7が衝撃を検知した場合、この衝撃検知時前後を含む映像のみを録画するよう、録画制御部4に対して指示してもよい。さらに、制御部2は、ヘッドユニット20から受信した通話開始信号及び通話終了信号をトリガとして、車室内の音声の録音開始及び録音停止を、録音制御部10に対して指示する。
また、制御部2には、車両のアクセサリ電源のオンオフ状態を示すアクセサリ電源信号が入力される。
撮像部3は、車両の周囲を撮像する車外カメラ3a、又は車両の車室内を撮像する車内カメラ3bの少なくとも一方を備える。車外カメラ3aの映像データ及び車内カメラ3bの映像データは、録画制御部4へ出力される。
録画制御部4は、制御部2の指示に従い、撮像部3が撮像した映像データを、記憶部5に録画する。なお、録画制御部4は、GPS受信機8が検知した位置情報又は時刻情報の少なくとも一方を、映像データと併せて記憶部5に記憶してもよい。
記憶部5は、撮像部3が撮像した映像データを、録画データとして記憶する。
加速度センサ6は、車両の加速度を検知し、衝撃検知部7へ出力する。衝撃検知部7は、加速度が予め定められた閾値以上である場合、車両に衝撃が発生したことを検知する。衝撃検知部7は、衝撃を検知したことを、制御部2へ出力する。
GPS受信機8は、GPS衛星から衛星信号を受信し、衛星信号に基づいて車両の位置情報を検知する。GPS受信機8は、車両の位置情報、及び衛星信号に含まれる時刻情報を、制御部2へ出力する。
マイク9は、車両の車室内の音声を集音する。車室内の音声には、車室内の音、搭乗者が会話する音声、及び搭乗者が携帯電話機30で会話する通話音声等が含まれる。マイク9の音声データは、録音制御部10へ出力される。
録音制御部10は、制御部2の指示に従い、マイク9が集音した音声データを、記憶部11に録音する。なお、録音制御部10は、GPS受信機8が検知した位置情報又は時刻情報の少なくとも一方を、音声データと併せて記憶部11に記憶してもよい。
記憶部11は、マイク9が集音した音声データを、録音データとして記憶する。
通信部14は、有線又は無線により、ヘッドユニット20と通信を行う。通信部14は、ヘッドユニット20から通話開始信号及び通話終了信号を受信し、制御部2へ出力する。
ヘッドユニット20は、制御部21、通話制御部22、及び通信部23を備える。
なお、ヘッドユニット20においてドライブレコーダ1の動作制御に関係しない機能は、図示及び説明を省略する。図示及び説明を省略した機能としては、例えば、携帯電話機30を利用したハンズフリー機能がある。
通話制御部22は、車両の車室内に持ち込まれた携帯電話機30と有線接続される。または、通話制御部22は、上記携帯電話機30とペアリングされ、無線接続される。通話制御部22は、携帯電話機30の通話開始及び通話終了を検知し、制御部21へ通知する。
制御部21は、通話制御部22により携帯電話機30の通話開始が検知された場合、通話開始信号を通信部23へ出力する。また、制御部21は、通話制御部22により携帯電話機30の通話終了が検知された場合、通話終了信号を通信部23へ出力する。
通信部23は、有線又は無線により、ドライブレコーダ1と通信を行う。通信部23は、制御部21から受け取った通話開始信号及び通話終了信号を、ドライブレコーダ1へ送信する。
次に、実施の形態1に係る車載システムの動作を説明する。
図2は、実施の形態1に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。ドライブレコーダ1の電源がオン状態になると、録音制御部10は、録音を開始し、マイク9が集音する音声データを録音データとして記憶部11に記憶する。
ヘッドユニット20の通話制御部22は、携帯電話機30の通話開始を検知すると、通話開始を検知したことを制御部21へ通知する。制御部21は、通話開始を検知したことが通知されると、通信部23へ通話開始信号を出力する。通信部23は、通話開始信号をドライブレコーダ1へ送信する。
ドライブレコーダ1の通信部14は、ヘッドユニット20から通話開始信号を受信すると、通話開始信号を制御部2へ出力する。制御部2は、通話開始信号を受け取ると、録音制御部10に対して録音停止を指示する。録音制御部10は、録音停止の指示に従い、録音を停止する。
ヘッドユニット20の通話制御部22は、携帯電話機30の通話終了を検知すると、通話終了を検知したことを制御部21へ通知する。制御部21は、通話終了を検知したことが通知されると、通信部23へ通話終了信号を出力する。通信部23は、通話終了信号をドライブレコーダ1へ送信する。
ドライブレコーダ1の通信部14は、ヘッドユニット20から通話終了信号を受信すると、通話終了信号を制御部2へ出力する。制御部2は、通話終了信号を受け取ると、録音制御部10に対して録音開始を指示する。録音制御部10は、録音開始の指示に従い、録音を開始する。
以上のように、実施の形態1に係るドライブレコーダ1は、通信部14と、記憶部11と、制御部2とを備える。通信部14は、車室内に存在するヘッドユニット20から、同じ車室内に存在する携帯電話機30の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を受信する。記憶部11は、車室内の音声を録音データとして記憶する。制御部2は、通信部14により受信された通話開始信号及び通話終了信号に基づいて、車室内の音声の記憶部11への録音を制御する。この制御部2は、通話開始信号が受信された場合、車室内の音声の録音を停止し、通話終了信号が受信された場合、車室内の音声の録音を開始する。この構成により、ドライブレコーダ1は、携帯電話機30の通話内容を録音しないため、プライバシーを保護することができる。また、ドライブレコーダ1は、通話が終了すると自動的に録音を開始するため、証拠データの記録を確実に行うことができる。よって、ドライブレコーダ1は、証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立できる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る車載システムの構成は、実施の形態1の図1に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1を援用する。
実施の形態2のドライブレコーダ1は、通信部14が通話開始信号及び通話終了信号をヘッドユニット20から受信した場合、録音制御部10が通話開始情報及び通話終了情報を記憶部11に記憶する構成である。通話開始情報は、携帯電話機30が通話を開始したことを示す情報及びその時刻情報等である。通話終了情報は、携帯電話機30が通話を終了したことを示す情報及びその時刻情報等である。通話開始情報及び通話終了情報は、携帯電話機30の通話があった事実を記録する目的、及び記憶部5に記憶されている録画データの再生時に記憶部11に記憶されている録音データを同期再生させる目的等で使用される。
図3は、実施の形態2に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図3において、実施の形態1の図2に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話開始信号を受け取ると、録音制御部10に対して録音停止を指示すると共に通話開始情報の記憶を指示する。録音制御部10は、録音停止の指示に従ってマイク9が集音する音声データの録音を停止すると共に、通話開始情報を記憶部11に記憶する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話終了信号を受け取ると、録音制御部10に対して録音開始を指示すると共に通話終了情報の記憶を指示する。録音制御部10は、録音開始の指示に従ってマイク9が集音する音声データの録音を開始すると共に、通話終了情報を記憶部11に記憶する。
以上のように、実施の形態2に係るドライブレコーダ1の録音制御部10は、通信部14により通話開始信号及び通話終了信号が受信された場合、携帯電話機30の通話開始及び通話終了を示す情報を記憶部11に記憶する。この構成により、携帯電話機30の通話中の録音データが欠けていても、録音データと録画データとが同期再生可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る車載システムの構成は、実施の形態1の図1に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1を援用する。この実施の形態3では、ドライブレコーダ1のセキュア記憶部12が使用される。
実施の形態1,2の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音しない構成であったが、実施の形態3の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データをセキュア記憶部12に録音する構成である。このセキュア記憶部12は、セキュリティで保護された記憶部であり、例えば、パスワードでロックされている。セキュア記憶部12の録音データは、警察機関、ドライブレコーダ1の製造者、又はドライブレコーダ1が搭載された車両を保持する個人若しくは団体等の特定者のみが閲覧可能である。
図4は、実施の形態3に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図4において、実施の形態1の図2に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話開始信号を受け取ると、録音先を記憶部11からセキュア記憶部12に切り替えるよう、録音制御部10に対して指示する。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、マイク9が集音する音声データをセキュア記憶部12に録音する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話終了信号を受け取ると、録音先をセキュア記憶部12から記憶部11に切り替えるよう、録音制御部10に対して指示する。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、マイク9が集音する音声データを記憶部11に録音する。
以上のように、実施の形態3に係るドライブレコーダ1は、セキュリティで保護された記憶部11を備える。制御部2は、携帯電話機30の通話音声をセキュア記憶部12に録音する。この構成により、ドライブレコーダ1は、携帯電話機30の通話内容をセキュア記憶部12に録音するため、プライバシーを保護することができると共に、証拠データの記録を確実に行うことができる。よって、ドライブレコーダ1は、証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立できる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る車載システムの構成は、実施の形態1の図1に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1を援用する。この実施の形態4では、ドライブレコーダ1のUI部13が使用される。
UI部13は、車両の搭乗者等による操作を受け付け、操作内容を示す情報を制御部2へ出力する。
実施の形態1,2の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音しない構成であったが、実施の形態4の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音する構成である。ただし、実施の形態4の車載システムは、携帯電話機30の通話終了時点から車両のアクセサリ電源がオフされる時点まで、衝撃検知部7により衝撃が検知されず車両が安全に走行した場合、通話中に録音された音声データを消去する。
なお、実施の形態4の車載システムは、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音してもよいし、実施の形態3と同様にセキュア記憶部12に録音してもよい。
図5及び図6は、実施の形態4に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図5及び図6において、実施の形態1の図2に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話開始信号を受け取ると、録音制御部10に対して通話開始情報の記憶を指示する。通話開始情報は、実施の形態2同様、携帯電話機30が通話を開始したことを示す情報及びその時刻情報等である。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、通話開始情報を記憶部11に記憶する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話終了信号を受け取ると、録音制御部10に対して通話終了情報の記憶を指示する。通話終了情報は、実施の形態2同様、携帯電話機30が通話を終了したことを示す情報及びその時刻情報等である。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、通話終了情報を記憶部11に記憶する。
図5に示されるように、ドライブレコーダ1の制御部2は、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく、アクセサリ電源がオフになったことを示すアクセサリ電源信号を車両側から受け取った場合、録音制御部10に対して通話中の録音データを記憶部11から消去するよう指示する。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、通話開始情報及び通話終了情報の時刻に基づいて、通話開始から通話終了までの録音データを記憶部11から消去する。
なお、ドライブレコーダ1は、アクセサリ電源がオフされてすぐに録音データを消去してもよいし、アクセサリ電源がオフされた時点から予め定められた時間が経過した後、録音データを消去してもよい。この場合、制御部2は、アクセサリ電源がオフされた時点でタイマ15を起動して予め定められた時間を計測し、この時間が経過した後、録音制御部10に対して通話中の録音データを記憶部11から消去するよう指示する。予め定められた時間は、10分、1時間、又は1日等、任意の時間でよく、ドライブレコーダ1の製造者、又はドライブレコーダ1が搭載された車両を保持する個人若しくは団体等がUI部13を操作等することによって設定可能である。
図6に示されるように、ドライブレコーダ1の制御部2は、アクセサリ電源がオフになったことを示すアクセサリ電源信号を車両側から受け取るより前に、衝撃を検知したことの通知を衝撃検知部7から受け取った場合、通話中の録音データを記憶部11から消去せず、証拠データとして残す。
以上のように、実施の形態4に係るドライブレコーダ1は、車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部7を備える。制御部2は、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音した後、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく車両のアクセサリ電源がオフされた場合、通話音声の録音データを記憶部11から消去する。この構成により、ドライブレコーダ1は、車両が安全に走行した場合、プライバシーの保護を優先できる。
また、実施の形態4の制御部2は、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音した後、衝撃検知部7により衝撃が検知された場合、通話音声の録音データを記憶部11から消去しない。この構成により、ドライブレコーダ1は、車両の事故等が発生した場合、証拠データの記録を優先できる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る車載システムの構成は、実施の形態1の図1に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1を援用する。この実施の形態5では、ドライブレコーダ1のUI部13及びタイマ15が使用される。
実施の形態1,2の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音しない構成であったが、実施の形態5の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音する構成である。ただし、実施の形態5の車載システムは、携帯電話機30の通話終了時点から予め定められた時間が経過する時点まで、衝撃検知部7により衝撃が検知されず車両が安全に走行した場合、通話中に録音された音声データを消去する。
なお、実施の形態5の車載システムは、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音してもよいし、実施の形態3と同様にセキュア記憶部12に録音してもよい。
図7及び図8は、実施の形態5に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図7及び図8において、実施の形態1の図2に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話開始信号を受け取ると、録音制御部10に対して通話開始情報の記憶を指示する。通話開始情報は、実施の形態2同様、携帯電話機30が通話を開始したことを示す情報及びその時刻情報等である。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、通話開始情報を記憶部11に記憶する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話終了信号を受け取ると、録音制御部10に対して通話終了情報の記憶を指示すると共に、タイマ15を起動する。通話終了情報は、実施の形態2同様、携帯電話機30が通話を終了したことを示す情報及びその時刻情報等である。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、通話終了情報を記憶部11に記憶する。
ドライブレコーダ1のタイマ15は、起動後、予め定められた時間が経過すると、制御部2へ通知する。予め定められた時間は、10分、1時間、又は1日等、任意の時間でよく、ドライブレコーダ1の製造者、又はドライブレコーダ1が搭載された車両を保持する個人若しくは団体等がUI部13を操作等することによって設定可能である。
図7に示されるように、ドライブレコーダ1の制御部2は、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく、予め定められた時間が経過したことの通知をタイマ15から受け取った場合、録音制御部10に対して通話中の録音データを記憶部11から消去するよう指示する。録音制御部10は、制御部2からの指示に従い、通話開始情報及び通話終了情報の時刻に基づいて、通話開始から通話終了までの録音データを記憶部11から消去する。
図8に示されるように、ドライブレコーダ1の制御部2は、予め定められた時間が経過したことの通知をタイマ15から受け取るより前に、衝撃を検知したことの通知を衝撃検知部7から受け取った場合、通話中の録音データを記憶部11から消去せず、証拠データとして残す。また、制御部2は、タイマ15を停止する。
以上のように、実施の形態5に係るドライブレコーダ1は、車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部7を備える。制御部2は、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音した後、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく予め定められた時間が経過した場合、通話音声の録音データを記憶部11から消去する。この構成により、ドライブレコーダ1は、車両が安全に走行した場合、プライバシーの保護を優先できる。
また、実施の形態5の制御部2は、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音した後、衝撃検知部7により衝撃が検知された場合、通話音声の録音データを記憶部11から消去しない。この構成により、ドライブレコーダ1は、車両の事故等が発生した場合、証拠データの記録を優先できる。
実施の形態6.
実施の形態6に係る車載システムの構成は、実施の形態1の図1に示された構成と図面
上は同一であるため、以下では図1を援用する。
実施の形態6の車載システムは、マイク9の指向性を変更することによって、携帯電話機30の通話音声の記憶部11への録音を制御する。
実施の形態6において、ドライブレコーダ1のマイク9は、指向性の変更が可能である。図9A及び図9Bは、実施の形態6におけるマイク9の指向性を例示したグラフである。この例では、運転者が携帯電話機30を使用して通話するものと仮定する。図9Aに示されるように、マイク9の指向性が無指向性に変更されている場合、マイク9は、助手席側及び運転席側の音声を集音する。一方、図9Bに示されるように、マイク9の指向性が単一指向性に変更されている場合、マイク9は、助手席側の音声を集音し、運転席側の音声は集音しない。
図10は、実施の形態6に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図10において、実施の形態1の図2に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話開始信号を受け取ると、マイク9の指向性を無指向性から単一指向性に切り替える。マイク9の指向性が単一指向性に変更されることにより、車室内の音声のうちの運転者による携帯電話機30を使用した通話音声の録音レベルは、聞き取りにくいレベルまで低下する。なお、携帯電話機30の通話音声を除く車室内の音声の録音レベルは、そのまま維持される。
ドライブレコーダ1の制御部2は、通信部14から通話終了信号を受け取ると、マイク9の指向性を単一指向性から無指向性に変更する。マイク9の指向性が無指向性に変更されることにより、車室内すべての音声が録音される。
以上のように、実施の形態6の制御部2は、マイク9の指向性を変更することによって、携帯電話機30の通話音声の記憶部11への録音を制御する。この構成により、ドライブレコーダ1は、携帯電話機30の通話音声を録音しないため、プライバシーを保護することができる。また、ドライブレコーダ1は、通話が終了すると自動的に車室内すべての音声するため、証拠データの記録を確実に行うことができる。よって、ドライブレコーダ1は、証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立できる。
実施の形態7.
図11は、実施の形態7に係る車載システムの構成例を示すブロック図である。図11において図1と同一又は相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。
実施の形態1~6の車載システムは、ドライブレコーダ1が車室内の音声の録音を制御する構成であったが、実施の形態7の車載システムは、ヘッドユニット20aが、ドライブレコーダ1aによる車室内の録音を制御する構成である。
ドライブレコーダ1aは、制御部2a、撮像部3、録画制御部4、記憶部5、加速度センサ6、衝撃検知部7、GPS受信機8、マイク9、録音制御部10、記憶部11、セキュア記憶部12、及び通信部14を備える。
なお、実施の形態7ではセキュア記憶部12は使用されないため、説明を省略する。
ヘッドユニット20aは、制御部21a、通話制御部22、通信部23、タイマ24、及びUI部25を備える。
なお、実施の形態7ではタイマ24及びUI部25は使用されないため、説明を省略する。
制御部21aは、通話制御部22により携帯電話機30の通話開始が検知された場合、録音停止指示を通信部23へ出力する。また、制御部21aは、通話制御部22により携帯電話機30の通話終了が検知された場合、録音開始指示を通信部23へ出力する。通信部23は、制御部21から受け取った録音停止指示及び録音開始指示を、ドライブレコーダ1aへ送信する。
また、制御部21aには、車両のアクセサリ電源のオンオフ状態を示すアクセサリ電源信号が入力される。
図12は、実施の形態7に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。ドライブレコーダ1aの電源がオン状態になると、録音制御部10は、録音を開始し、マイク9が集音する音声データを録音データとして記憶部11に記憶する。
ヘッドユニット20aの通話制御部22は、携帯電話機30の通話開始を検知すると、通話開始を検知したことを制御部21aへ通知する。制御部21aは、通話開始を検知したことが通知されると、通信部23へ録音停止指示を出力する。通信部23は、録音停止指示をドライブレコーダ1aへ送信する。
ドライブレコーダ1aの通信部14は、ヘッドユニット20aから録音停止指示を受信すると、制御部2aへ出力する。制御部2aは、録音停止指示を受け取ると、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、録音停止指示に従い、録音を停止する。
ヘッドユニット20aの通話制御部22は、携帯電話機30の通話終了を検知すると、通話終了を検知したことを制御部21aへ通知する。制御部21aは、通話終了を検知したことが通知されると、通信部23へ録音開始指示を出力する。通信部23は、録音開始指示をドライブレコーダ1aへ送信する。
ドライブレコーダ1aの通信部14は、ヘッドユニット20aから録音開始指示を受信すると、制御部2aへ出力する。制御部2aは、録音開始指示を受け取ると、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、録音開始指示に従い、録音を開始する。
以上のように、実施の形態7に係るヘッドユニット20aは、車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダ1aの動作を制御する車載装置である。このヘッドユニット20aは、通話制御部22と、制御部21aとを備える。通話制御部22は、車室内に存在する携帯電話機30の通話開始及び通話終了を検知する。制御部21aは、通話制御部22による通話開始及び通話終了の検知に基づいて、ドライブレコーダ1aにおける車室内の音声の録音動作を制御する。この制御部21aは、通話制御部22により通話開始が検知された場合、車室内の音声の録音停止をドライブレコーダ1aに対して指示し、通話制御部22により通話終了が検知された場合、車室内の音声の録音開始をドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、ドライブレコーダ1aは、携帯電話機30の通話内容を録音しないため、プライバシーを保護することができる。また、ドライブレコーダ1aは、通話が終了するとヘッドユニット20aの指示に従って録音を開始するため、証拠データの記録を確実に行うことができる。よって、ヘッドユニット20aは、ドライブレコーダ1aにおいて証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立させることができる。
実施の形態8.
実施の形態8に係る車載システムの構成は、実施の形態7の図11に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図11を援用する。
実施の形態8のヘッドユニット20aは、携帯電話機30の通話開始及び通話終了を検知した場合、通話開始情報及び通話終了情報を記憶するようドライブレコーダ1aに対して指示する構成である。通話開始情報は、実施の形態2同様、携帯電話機30が通話を開始したことを示す情報及びその時刻情報等である。通話終了情報は、実施の形態2同様、携帯電話機30が通話を終了したことを示す情報及びその時刻情報等である。
例えば、図12のタイムチャートにおいて、ヘッドユニット20aの制御部21aは、録音停止指示及び通話開始情報の記憶指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14から録音停止指示及び通話開始情報の記憶指示を受け取ると、録音制御部10に対して録音停止を指示すると共に通話開始情報の記憶を指示する。録音制御部10は、録音停止の指示に従ってマイク9が集音する音声データの録音を停止すると共に、通話開始情報を記憶部11に記憶する。
また、図12のタイムチャートにおいて、ヘッドユニット20aの制御部21aは、録音開始指示及び通話終了情報の記憶指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14から録音開始指示及び通話終了情報の記憶指示を受け取ると、録音制御部10に対して録音開始を指示すると共に通話終了情報の記憶を指示する。録音制御部10は、録音開始の指示に従ってマイク9が集音する音声データの録音を開始すると共に、通話終了情報を記憶部11に記憶する。
以上のように、実施の形態8に係るヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話開始及び通話終了を示す情報を記憶するようドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、携帯電話機30の通話中の録音データが欠けていても、録音データと録画データとが同期再生可能となる。
実施の形態9.
実施の形態9に係る車載システムの構成は、実施の形態7の図11に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図11を援用する。この実施の形態9では、ドライブレコーダ1aのセキュア記憶部12が使用される。
実施の形態7,8の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音しない構成であったが、実施の形態9の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データをセキュア記憶部12に録音する構成である。このセキュア記憶部12は、実施の形態3同様、セキュリティで保護された記憶部であり、例えば、パスワードでロックされている。セキュア記憶部12の録音データは、警察機関、ドライブレコーダ1aの製造者、又はドライブレコーダ1aが搭載された車両を保持する個人若しくは団体等の特定者のみが閲覧可能である。
例えば、図12のタイムチャートにおいて、ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話開始が検知されると、録音停止指示ではなく、録音先を記憶部11からセキュア記憶部12に切り替える指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した録音先切り替えの指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、マイク9が集音する音声データをセキュア記憶部12に録音する。
また、図12のタイムチャートにおいて、ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話終了が検知されると、録音開始指示ではなく、録音先をセキュア記憶部12から記憶部11に切り替える指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した録音先切り替えの指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、マイク9が集音する音声データを記憶部11に録音する。
以上のように、実施の形態9に係るドライブレコーダ1aは、セキュリティで保護されたセキュア記憶部12を備える。ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話音声をセキュア記憶部12に録音するようドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、ドライブレコーダ1aは、携帯電話機30の通話内容をセキュア記憶部12に録音するため、プライバシーを保護することができると共に、証拠データの記録を確実に行うことができる。よって、ヘッドユニット20aは、ドライブレコーダ1aにおいて証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立させることができる。
実施の形態10.
実施の形態10に係る車載システムの構成は、実施の形態7の図11に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図11を援用する。この実施の形態10では、ヘッドユニット20aのUI部25が使用される。
UI部25は、車両の搭乗者等による操作を受け付け、操作内容を示す情報を制御部21aへ出力する。
実施の形態7,8の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音しない構成であったが、実施の形態10の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音する構成である。ただし、実施の形態10の車載システムは、携帯電話機30の通話終了時点から車両のアクセサリ電源がオフされる時点まで、衝撃検知部7により衝撃が検知されず車両が安全に走行した場合、通話中に録音された音声データを消去する。
なお、実施の形態10の車載システムは、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音してもよいし、実施の形態9と同様にセキュア記憶部12に録音してもよい。
図13は、実施の形態10に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図13において、実施の形態7の図12に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。なお、実施の形態10において、ドライブレコーダ1aの衝撃検知部7が衝撃を検知した場合、制御部2aは、衝撃を検知したことを通信部14を介してヘッドユニット20aへ送信する。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話開始が検知されると、通話開始情報の記憶指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した通話開始情報の記憶指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、通話開始情報を記憶部11に録音する。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話終了が検知されると、通話終了情報の記憶指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した通話終了情報の記憶指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、通話終了情報を記憶部11に録音する。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく、アクセサリ電源がオフになったことを示すアクセサリ電源信号を車両側から受け取った場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した通話中の録音データを消去する指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、通話開始情報及び通話終了情報の時刻に基づいて、通話開始から通話終了までの録音データを記憶部11から消去する。
なお、ヘッドユニット20aは、アクセサリ電源がオフされてすぐに録音データを消去させてもよいし、アクセサリ電源がオフされた時点から予め定められた時間が経過した後、録音データを消去させてもよい。この場合、制御部21aは、アクセサリ電源がオフされた時点でタイマ24を起動して予め定められた時間を計測し、この時間が経過した後、ドライブレコーダ1aに対して通話中の録音データを記憶部11から消去するよう指示する。予め定められた時間は、10分、1時間、又は1日等、任意の時間でよく、ドライブレコーダ1aの製造者、又はドライブレコーダ1aが搭載された車両を保持する個人若しくは団体等がUI部25を操作等することによって設定可能である。
また、ヘッドユニット20aの制御部21aは、アクセサリ電源がオフになったことを示すアクセサリ電源信号を車両側から受け取るより前に、衝撃を検知したことの通知をドライブレコーダ1aから受信した場合、通話中の録音データを記憶部11から消去させず、証拠データとして残す。
なお、上記では、衝撃検知部7の検知結果をドライブレコーダ1aからヘッドユニット20aへ通知する構成例を説明したが、この構成に限定されるものではない。この場合、ヘッドユニット20aの制御部21aは、アクセサリ電源がオフになったことを示すアクセサリ電源信号を車両側から受け取った場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、衝撃検知部7により衝撃が検知されなかった場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示をヘッドユニット20aから受信すると、録音制御部10へ出力する。一方、制御部2aは、衝撃検知部7により衝撃が検知された場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示をヘッドユニット20aから受信しても、録音制御部10へ出力しない。
以上のように、実施の形態10に係るドライブレコーダ1aは、車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部7を備える。ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話音声をドライブレコーダ1aに録音させた後、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく車両のアクセサリ電源がオフされた場合、通話音声の録音データを消去するようドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、ヘッドユニット20aは、車両が安全に走行した場合、ドライブレコーダ1aにプライバシーの保護を優先させることができる。
また、実施の形態10の制御部21aは、携帯電話機30の通話音声をドライブレコーダ1aに録音させた後、衝撃検知部7により衝撃が検知された場合、通話音声の録音データを消去しないようドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、ヘッドユニット20aは、車両の事故等が発生した場合、ドライブレコーダ1aに証拠データの記録を優先させることができる。
実施の形態11.
実施の形態11に係る車載システムの構成は、実施の形態7の図11に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図11を援用する。この実施の形態11では、ヘッドユニット20aのタイマ24及びUI部25が使用される。
実施の形態7,8の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音しない構成であったが、実施の形態11の車載システムは、携帯電話機30の通話中、マイク9が集音する音声データを録音する構成である。ただし、実施の形態11の車載システムは、携帯電話機30の通話終了時点から予め定められた時間が経過する時点まで、衝撃検知部7により衝撃が検知されず車両が安全に走行した場合、通話中に録音された音声データを消去する。
なお、実施の形態11の車載システムは、携帯電話機30の通話音声を記憶部11に録音してもよいし、実施の形態9と同様にセキュア記憶部12に録音してもよい。
図14は、実施の形態11に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図14において、実施の形態7の図12に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。なお、実施の形態11において、ドライブレコーダ1aの衝撃検知部7が衝撃を検知した場合、制御部2aは、衝撃を検知したことを通信部14を介してヘッドユニット20aへ送信する。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話開始が検知されると、通話開始情報の記憶指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した通話開始情報の記憶指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、通話開始情報を記憶部11に録音する。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話終了が検知されると、通話終了情報の記憶指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。また、制御部21aは、タイマ24を起動する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した通話終了情報の記憶指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、通話終了情報を記憶部11に録音する。
ヘッドユニット20aのタイマ24は、起動後、予め定められた時間が経過すると、制御部21aへ通知する。予め定められた時間は、10分、1時間、又は1日等、任意の時間でよく、ドライブレコーダ1aの製造者、又はドライブレコーダ1aが搭載された車両を保持する個人若しくは団体等がUI部25を操作等することによって設定可能である。
ドライブレコーダ1aの制御部2aは、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく、予め定められた時間が経過したことの通知をタイマ24から受け取った場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した通話中の録音データを消去する指示を、録音制御部10へ出力する。録音制御部10は、制御部2aからの指示に従い、通話開始情報及び通話終了情報の時刻に基づいて、通話開始から通話終了までの録音データを記憶部11から消去する。
また、ヘッドユニット20aの制御部21aは、予め定められた時間が経過したことの通知をタイマ24から受け取るより前に、衝撃を検知したことの通知をドライブレコーダ1aから受信した場合、通話中の録音データを記憶部11から消去させず、証拠データとして残す。また、制御部21aは、タイマ24を停止する。
なお、上記では、衝撃検知部7の検知結果をドライブレコーダ1aからヘッドユニット20aへ通知する構成例を説明したが、この構成に限定されるものではない。この場合、ヘッドユニット20aの制御部21aは、予め定められた時間が経過したことの通知をタイマ24から受け取った場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、衝撃検知部7により衝撃が検知されなかった場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示をヘッドユニット20aから受信すると、録音制御部10へ出力する。一方、制御部2aは、衝撃検知部7により衝撃が検知された場合、通話中の録音データを記憶部11から消去する指示をヘッドユニット20aから受信しても、録音制御部10へ出力しない。
以上のように、実施の形態11に係るドライブレコーダ1aは、車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部7を備える。ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話音声をドライブレコーダ1aに録音させた後、衝撃検知部7により衝撃が検知されることなく予め定められた時間が経過した場合、通話音声の録音データを消去するようドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、ヘッドユニット20aは、車両が安全に走行した場合、ドライブレコーダ1aにプライバシーの保護を優先させることができる。
また、実施の形態11の制御部21aは、携帯電話機30の通話音声をドライブレコーダ1aに録音させた後、衝撃検知部7により衝撃が検知された場合、通話音声の録音データを消去しないようドライブレコーダ1aに対して指示する。この構成により、ヘッドユニット20aは、車両の事故等が発生した場合、ドライブレコーダ1aに証拠データの記録を優先させることができる。
実施の形態12.
実施の形態12に係る車載システムの構成は、実施の形態7の図11に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図11を援用する。
実施の形態12の車載システムは、マイク9の指向性を変更することによって、携帯電話機30の通話音声の記憶部11への録音を制御する。マイク9の指向性は、例えば、図9A及び図9Bに示される。
図15は、実施の形態12に係る車載システムの動作例を示すタイムチャートであり、紙面の上から下に向かって時間が流れる。図15において、実施の形態7の図12に示されるタイムチャートと同じ動作は説明を省略する。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話開始が検知されると、マイク9の指向性を無指向性から単一指向性に切り替える指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した指向性切り替えの指示に従い、マイク9の指向性を単一指向性に変更することにより、車室内の音声のうちの携帯電話機30の通話音声を録音しないようにする。なお、携帯電話機30の通話音声を除く車室内の音声は記憶部11に録音され続ける。
ヘッドユニット20aの制御部21aは、携帯電話機30の通話終了が検知されると、マイク9の指向性を単一指向性から無指向性に切り替える指示を、通信部23を介してドライブレコーダ1aへ送信する。ドライブレコーダ1aの制御部2aは、通信部14を介して受信した指向性切り替えの指示に従い、マイク9の指向性を無指向性に変更することにより、車室内すべての音声を録音する。
以上のように、実施の形態12の制御部21aは、ドライブレコーダ1aのマイク9の指向性を変更させることによって、携帯電話機30の通話音声の記憶部11への録音を制御する。この構成により、ドライブレコーダ1aは、携帯電話機30の通話音声を録音しないため、プライバシーを保護することができる。また、ドライブレコーダ1aは、通話が終了するとヘッドユニット20aの指示に従って車室内すべての音声を録音するため、証拠データの記録を確実に行うことができる。よって、ヘッドユニット20aは、ドライブレコーダ1aにおいて証拠データの記録とプライバシーの保護とを両立させることができる。
最後に、各実施の形態に係る車載システムのハードウェア構成を説明する。
図16A及び図16Bは、各実施の形態に係るドライブレコーダ1,1aのハードウェア構成例を示す図である。ドライブレコーダ1,1aにおいて、UI部13は入力装置113であり、通信部14は通信装置114であり、記憶部5、記憶部11及びセキュア記憶部12はメモリ100である。ドライブレコーダ1,1aにおける制御部2,2a、録画制御部4、衝撃検知部7、録音制御部10、及びタイマ15の各機能は、処理回路により実現される。即ち、ドライブレコーダ1,1aは、上記各機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路101であってもよいし、メモリ100に格納されるプログラムを実行するプロセッサ102であってもよい。
図16Aに示されるように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路101は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御部2,2a、録画制御部4、衝撃検知部7、録音制御部10、及びタイマ15の機能を複数の処理回路101で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路101で実現してもよい。
図16Bに示されるように、処理回路がプロセッサ102である場合、制御部2,2a、録画制御部4、衝撃検知部7、録音制御部10、及びタイマ15の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ100に格納される。プロセッサ102は、メモリ100に格納されたプログラムを読みだして実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、ドライブレコーダ1,1aは、プロセッサ102により実行されるときに、図2等のタイムチャートで示される動作が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ100を備える。また、このプログラムは、制御部2,2a、録画制御部4、衝撃検知部7、録音制御部10、及びタイマ15の手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
なお、制御部2,2a、録画制御部4、衝撃検知部7、録音制御部10、及びタイマ15の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、ドライブレコーダ1,1aにおける処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
図17A及び図17Bは、各実施の形態に係るヘッドユニット20,20aのハードウェア構成例を示す図である。ヘッドユニット20,20aにおいて、通話制御部22及び通信部23は通信装置222であり、UI部25は入力装置225である。ヘッドユニット20,20aにおける制御部21,21a及びタイマ24の各機能は、処理回路により実現される。即ち、ヘッドユニット20,20aは、上記各機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路201であってもよいし、メモリ200に格納されるプログラムを実行するプロセッサ202であってもよい。
図17Aに示されるように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路201は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御部21,21a及びタイマ24の機能を複数の処理回路201で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路201で実現してもよい。
図17Bに示されるように、処理回路がプロセッサ202である場合、制御部21,21a及びタイマ24の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ200に格納される。プロセッサ202は、メモリ200に格納されたプログラムを読みだして実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、ヘッドユニット20,20aは、プロセッサ202により実行されるときに、図2等のタイムチャートで示される動作が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ200を備える。また、このプログラムは、制御部21,21a及びタイマ24の手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
なお、制御部21,21a及びタイマ24の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、ヘッドユニット20,20aにおける処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
ここで、プロセッサ102,202とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、又はマイクロコンピュータ等のことである。
メモリ100,200は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク又はフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1,1a ドライブレコーダ、2,2a 制御部、3 撮像部、3a 車外カメラ、3b 車内カメラ、4 録画制御部、5 記憶部、6 加速度センサ、7 衝撃検知部、8 GPS受信機、9 マイク、10 録音制御部、11 記憶部、12 セキュア記憶部、13 UI部、14 通信部、15 タイマ、20,20a ヘッドユニット(車載装置)、21,21a 制御部、22 通話制御部、23 通信部、24 タイマ、25 UI部、30 携帯電話機、100,200 メモリ、101,201 処理回路、102,202 プロセッサ、113,225 入力装置、114,222 通信装置。

Claims (18)

  1. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダであって、
    前記車室内に存在する車載装置から、前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を受信する通信部と、
    前記車室内の音声を録音データとして記憶する記憶部と、
    前記通信部により受信された前記通話開始信号及び前記通話終了信号に基づいて、前記車室内の音声の前記記憶部への録音を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記通信部により前記通話開始信号及び前記通話終了信号が受信された場合、前記携帯電話機の通話開始及び通話終了を示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダであって、
    前記車室内に存在する車載装置から、前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を受信する通信部と、
    前記車室内の音声を録音データとして記憶する記憶部と、
    前記通信部により受信された前記通話開始信号及び前記通話終了信号に基づいて、前記車室内の音声の前記記憶部への録音を制御する制御部とを備え、
    セキュリティで保護されたセキュア記憶部を備え、
    前記制御部は、前記車室内の音声を前記セキュア記憶部に録音することを特徴とするドライブレコーダ。
  3. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダであって、
    前記車室内に存在する車載装置から、前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を受信する通信部と、
    前記車室内の音声を録音データとして記憶する記憶部と、
    前記通信部により受信された前記通話開始信号及び前記通話終了信号に基づいて、前記車室内の音声の前記記憶部への録音を制御する制御部とを備え、
    車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部を備え、
    前記制御部は、前記車室内の音声を前記記憶部に録音した後、前記衝撃検知部により衝撃が検知されることなく前記車両のアクセサリ電源がオフされた場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを前記記憶部から消去することを特徴とするドライブレコーダ。
  4. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダであって、
    前記車室内に存在する車載装置から、前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を受信する通信部と、
    前記車室内の音声を録音データとして記憶する記憶部と、
    前記通信部により受信された前記通話開始信号及び前記通話終了信号に基づいて、前記車室内の音声の前記記憶部への録音を制御する制御部とを備え、
    車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部を備え、
    前記制御部は、前記車室内の音声を前記記憶部に録音した後、前記衝撃検知部により衝撃が検知されることなく予め定められた時間が経過した場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを前記記憶部から消去することを特徴とするドライブレコーダ。
  5. 前記制御部は、前記車室内の音声を前記記憶部に録音させた後、前記衝撃検知部により衝撃が検知された場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを前記記憶部から消去しないことを特徴とする請求項又は請求項記載のドライブレコーダ。
  6. 前記制御部は、前記通信部により前記通話開始信号が受信された場合、前記車室内の音声の録音を停止し、前記通信部により前記通話終了信号が受信された場合、前記車室内の音声の録音を開始することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  7. 前記制御部は、前記通信部により前記通話開始信号が受信された場合、前記ドライブレコーダのマイクの指向性を、無指向性から、助手席側の音声を収音し運転席側の音声を収音しないような単一指向性に変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドライブレコーダと、
    車室内に存在する携帯電話機の通話開始を示す通話開始信号及び通話終了を示す通話終了信号を前記ドライブレコーダに対して送信する車載装置とを備える車載システム。
  9. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダの動作を制御する車載装置であって、
    前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始及び通話終了を検知する通話制御部と、
    前記通話制御部による通話開始及び通話終了の検知に基づいて、前記車室内の音声の、前記ドライブレコーダにおける録音動作を制御する制御部と
    前記制御部は、前記通信部により前記通話開始信号及び前記通話終了信号が受信された場合、前記携帯電話機の通話開始及び通話終了を示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする車載装置。
  10. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダの動作を制御する車載装置であって、
    前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始及び通話終了を検知する通話制御部と、
    前記通話制御部による通話開始及び通話終了の検知に基づいて、前記車室内の音声の、前記ドライブレコーダにおける録音動作を制御する制御部と
    セキュリティで保護されたセキュア記憶部を備え、
    前記制御部は、前記車室内の音声のうちの少なくとも前記携帯電話機の通話音声を前記セキュア記憶部に録音することを特徴とする車載装置。
  11. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダの動作を制御する車載装置であって、
    前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始及び通話終了を検知する通話制御部と、
    前記通話制御部による通話開始及び通話終了の検知に基づいて、前記車室内の音声の、前記ドライブレコーダにおける録音動作を制御する制御部と
    車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部を備え、
    前記制御部は、前記車室内の音声のうちの少なくとも前記携帯電話機の通話音声を前記記憶部に録音した後、前記衝撃検知部により衝撃が検知されることなく前記車両のアクセサリ電源がオフされた場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを前記記憶部から消去することを特徴とする車載装置。
  12. 車内又は車外の少なくとも一方を撮像して録画すると共に車室内の音声を集音して録音するドライブレコーダの動作を制御する車載装置であって、
    前記車室内に存在する携帯電話機の通話開始及び通話終了を検知する通話制御部と、
    前記通話制御部による通話開始及び通話終了の検知に基づいて、前記車室内の音声の、前記ドライブレコーダにおける録音動作を制御する制御部と
    車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部を備え、
    前記制御部は、前記車室内の音声のうちの少なくとも前記携帯電話機の通話音声を前記記憶部に録音した後、前記衝撃検知部により衝撃が検知されることなく予め定められた時間が経過した場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを前記記憶部から消去することを特徴とする車載装置。
  13. 前記制御部は、前記通話制御部により通話開始が検知された場合、前記車室内の音声の録音停止を前記ドライブレコーダに対して指示し、前記通話制御部により通話終了が検知された場合、前記車室内の音声の録音開始を前記ドライブレコーダに対して指示することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の車載装置。
  14. 前記制御部は、前記携帯電話機の通話開始及び通話終了を示す情報を記憶するよう前記ドライブレコーダに対して指示することを特徴とする請求項13記載の車載装置。
  15. 前記ドライブレコーダが、セキュリティで保護されたセキュア記憶部を備える場合、
    前記制御部は、前記車室内の音声を前記セキュア記憶部に録音するよう前記ドライブレコーダに対して指示することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の車載装置。
  16. 前記ドライブレコーダが、車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部を備える場合、
    前記制御部は、前記車室内の音声を前記ドライブレコーダに録音させた後、前記衝撃検知部により衝撃が検知されることなく前記車両のアクセサリ電源がオフされた場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを消去するよう前記ドライブレコーダに対して指示することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の車載装置。
  17. 前記ドライブレコーダが、車両に発生する衝撃を検知する衝撃検知部を備える場合、
    前記制御部は、前記車室内の音声を前記ドライブレコーダに録音させた後、前記衝撃検知部により衝撃が検知されることなく予め定められた時間が経過した場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを消去するよう前記ドライブレコーダに対して指示することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の車載装置。
  18. 前記制御部は、前記車室内の音声のうちの少なくとも前記携帯電話機の通話音声を前記ドライブレコーダに録音させた後、前記衝撃検知部により衝撃が検知された場合、前記携帯電話機の通話音声の録音データを消去しないよう前記ドライブレコーダに対して指示することを特徴とする請求項16又は請求項17記載の車載装置。
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