本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
利用者に関する利用者情報に基づいて、当該利用者を、心身の傾向に応じた複数のタイプのいずれかに分類する分類部と、前記分類結果に基づいて、前記利用者に対して実行を提案する提案行動を決定する決定部と、前記決定部によって決定された提案行動の実行を促す内容の記事を選択する選択部と、前記決定部によって決定された提案行動に関する情報と、前記選択部によって選択された記事とを前記利用者に提供する提供部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
このような情報処理装置によれば、利用者情報に基づいて、利用者を心身の傾向に応じた複数のタイプのいずれかに分類する。例えば、情報処理装置は、利用者の心身の傾向を示す情報を取得する。そして、情報処理装置は、かかる情報に基づいて、利用者に対応する心身の傾向を示すタイプ(以下では、単にタイプと表記する場合がある)に分類する。
また、情報処理装置は、分類結果に基づいて、利用者に対して実行を提案する提案行動(以下では、単にタスクと表記する場合がある)を決定する。例えば、情報処理装置は、利用者のタイプ特有の不調を改善する目的で、利用者のタイプに応じたタスクを決定する。
また、情報処理装置は、タスクの実行を促す記事(以下では、単にコラムと表記する場合がある)を選択する。例えば、情報処理装置は、タイプ特有の不調を改善する目的で決定されたタスクの実行を促すために、タスクの詳細な解説や、タスクを実行することで得られる効果の解説等のコラムを決定する。そして、情報処理装置は、タスクに関する情報と、コラムに関する情報とを利用者に提供する。
このように、情報処理装置は、利用者のタイプに応じたタスク及びコラムをセットとして、利用者に提供するため、利用者がタスクをこなすことを億劫と感じることを低減させることができる。
また、利用者によっては体質等の改善をしたいが、なかなか着手できない場合がある。このような場合に、情報処理装置は、利用者に対して、体質改善のための指針を示すことができる。これにより、情報処理装置は、利用者の体調を総合的に管理することが可能となる。
また、一般に、体調と心理的な状態とは関連していることが知られている。そのため、情報処理装置は、利用者の心理的な状態が悪化した場合に、利用者の体質等の改善を促すとともに、心理的な状態の改善も促すことができる。したがって、情報処理装置は、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記利用者情報として、前記利用者の心理的な特徴を示す心理状態情報に基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、利用者情報として、利用者の心理的な特徴を示す心理状態情報に基づいて、利用者を特定するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記心理状態情報として、前記利用者が有する否定的な感情を示す情報に基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、心理状態情報として、利用者が有する否定的な感情を示す情報に基づいて、利用者を分類するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記利用者情報として、前記利用者の身体的な特徴を示す身体状態情報に基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、利用者情報として、利用者の身体的な特徴を示す身体状態情報に基づいて、利用者を分類するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記身体的状態情報として、前記利用者の体型を示す情報に基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、身体的状態情報として、利用者の体型を示す情報に基づいて、利用者を分類するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記身体状態情報として、前記利用者の身体における痛みの有無を示す情報に基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、身体状態情報として、利用者の身体における痛みの有無を示す情報に基づいて、利用者を分類するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記利用者の月経時における心身の状態を示す情報に基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、利用者の月経時における心身の状態を示す情報に基づいて、利用者を分類するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記利用者の体形に応じた身体タイプと、当該利用者が有する身体的な傾向のうち、所定の種別の傾向及び当該利用者が有する精神的な傾向との組合せに応じた心身タイプとの組合せに基づいて、当該利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、利用者の体形に応じた身体タイプと、利用者が有する身体的な傾向のうち、所定の種別の傾向及び利用者が有する精神的な傾向との組合せに応じた心身タイプとの組合せに基づいて、利用者を分類するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
また、情報処理装置は、前記身体タイプと、当該利用者が有する身体的な傾向のうち、所定の状況において生じる痛みの傾向及び当該所定の状況において当該利用者が有する精神的な傾向との組合せに応じた心身タイプとの組合せに基づいて、当該利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、身体タイプと、利用者が有する身体的な傾向のうち、所定の状況において生じる痛みの傾向及び所定の状況において利用者が有する精神的な傾向との組合せに応じた心身タイプとの組合せに基づいて、利用者を分類するため、利用者のタイプを適切に分類することができる。
また、情報処理装置は、4つの前記身体タイプと、6つの前記心身タイプとの組合せに基づいて、前記利用者を分類する。
このような情報処理装置によれば、4つの身体タイプと、6つの心身タイプとの組合せに基づいて、利用者を分類するため、利用者のタイプを適切に分類することができる。
また、情報処理装置は、分類された分類結果に基づいて、前記利用者に対して、複数の提案行動を決定し、決定された複数の提案行動に関する情報を提供する。
このような情報処理装置によれば、分類された分類結果に基づいて決定された複数の提案行動に関する情報を提供するため、利用者に対して適切な提案行動を提示することができる。
また、情報処理装置は、前記複数の提案行動と、各提案行動の実行を提案する優先度とを決定し、決定された複数の提案行動のうち、優先度が他の提案行動よりも高い提案行動の実行を促す内容の記事を提供する。
このような情報処理装置によれば、決定された複数の提案行動のうち、優先度が他の提案行動よりも高い提案行動の実行を促す内容の記事を提供するため、利用者に対して適切な記事を提示することができる。
また、情報処理装置は、それぞれ異なる提案行動の実行を提案する複数の記事を提供する。
このような情報処理装置によれば、それぞれ異なる提案行動の実行を提案する複数の記事を提供するため、利用者に対して適切な分量の記事を提示することができる。
また、情報処理装置は、決定された複数の提案行動のうち、前記利用者が実行した提案行動に関する情報と、前記利用者が実行していない提案行動に関する情報とを区別可能な態様で提供する。
このような情報処理装置によれば、決定された複数の提案行動のうち、利用者が実行した提案行動に関する情報と、利用者が実行していない提案行動に関する情報とを区別可能な態様で提供するため、利用者に対して、実行した提案行動及び実行していない提案行動を認知させることが容易となる。
また、情報処理装置は、決定された複数の提案行動のうち、前記利用者が実行していない提案に関する情報を提供する。
このような情報処理装置によれば、決定された複数の提案行動のうち、利用者が実行していない提案に関する情報を提供するため、利用者に対して実行していない提案行動を認知させることが容易となる。
また、情報処理装置は、前記提案行動のうち、前記利用者が実行していない提案行動の実行を促す内容の記事を優先的に提供する。
このような情報処理装置によれば、提案行動のうち、利用者が実行していない提案行動の実行を促す内容の記事を優先的に提供するため、利用者に対して実行していない提案行動を実行させるように促すことが可能となる。
また、情報処理装置は、前記利用者毎に決定された提案行動に関する情報と、各利用者に対して共通して実行を提案する提案行動に関する情報とを提供する。
このような情報処理装置によれば、利用者毎に決定された提案行動に関する情報と、各利用者に対して共通して実行を提案する提案行動に関する情報とを提供するため、利用者に対して偏りなく提案行動を実行させるように促すことが可能となる。
また、情報処理装置は、前記提案行動に関する情報と、前記記事とを個別に提供する。
このような情報処理装置によれば、提案行動に関する情報と、記事とを個別に提供するため、利用者に対して提案行動と記事とを認識させることが容易となる。
また、情報処理装置は、前記記事として、前記提案行動を実行した際に生じる利点を解説する内容のコンテンツを提供する。
このような情報処理装置によれば、記事として、提案行動を実行した際に生じる利点を解説する内容のコンテンツを提供するため、利用者に対して利点を容易に認知させることが可能となる。
利用者に関する利用者情報を受付ける受付手順と、前記利用者情報に基づいて分類された前記利用者の心身の傾向を示すタイプに基づく提案行動であって、当該タイプの利用者に対して実行が提案される提案行動に関する情報を提供する第1提供手順と、前記第1提供手順によって提供された提案行動の実行を促す内容の記事を提供する第2提供手順と
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
このようなプログラムによれば、提案行動に関する情報と、かかる提案行動の実行を促す内容の記事とを提供するため、利用者の生活の質を向上させることができる。
以下に、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び端末装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び端末装置が限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態]
〔1.情報処理装置が示す表示制御処理の一例〕
図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の一例を示す図である。図1の例では、予めアプリケーションAPPをインストールしている端末装置10と、情報処理装置100とが実行する情報処理の一例を示す。ここでアプリケーションAPPとは、利用者の月経及び心身の調子等を管理するアプリケーションである。
まず、図1に示すように、情報処理装置100は、利用者によって入力された利用者情報を端末装置10から受付ける(ステップS1)。ここでいう利用者情報とは、例えば、身長、体重、体調、月経痛、月経周期又は心理状況等である。
例えば、情報処理装置100は、利用者の気持ちに最も近い内容を選択するラジオボタン形式や、利用者の状態に合う内容を複数選択するチェックボックス形式や、フリーフォームで利用者の回答を入力させる形式等を用いて、利用者情報を端末装置10から受付ける。
続いて、情報処理装置100は、利用者情報に基づいて、利用者のタイプを分類する(ステップS2)。例えば、情報処理装置100は、利用者の心身の傾向を示す複数のタイプのいずれかに利用者を分類する。
ここで、図2を用いてタイプの分類例について説明する。図2は、実施形態に係る利用者のタイプに関する分類の一例を示す図である。タイプ表TA1は、月経の特徴に基づいて分類された6つのパターンと、体型の特徴に基づいて分類された4つの体型とから分類される24種類のタイプを示す。
例えば、月経のパターンは、パターン1~6まで月経痛と、心身的な特徴とに基づいて分類され、パターン1からパターン6に向かうほど、不調であるものとして分類される。また、体型は、体脂肪率や、身長と体重とから算出されるBMI(Body Mass Index)値から、痩せ型、普通型、肥満気味型又は肥満型の4つの体型に分類される。
例えば、パターン1は、月経痛と、PMS(Premenstrual Syndrome)とがない状態を示す。パターン2は、月経痛がある状態を示す。パターン3は、精神的なPMSがある状態を示す。パターン4は、身体的なPMSがある状態を示す。パターン5は、月経痛があり、且つ、精神的なPMSがある状態を示す。パターン6は、月経痛があり、且つ、身体的なPMSがある状態を示す。
なお、身体的なPMS及び精神的なPMSについて補足すると、利用者情報のうち、不調を示す体調の項目の数が、否定的な感情を示す心理状況の項目の数よりも多い場合に、利用者が身体的なPMSであると判定する。一方、否定的な感情を示す心理状況の項目の数が、不調を示す体調の項目数よりも多い場合に、利用者が精神的なPMSであると判定する。
例えば、痩せ型は、BMI値が19未満である状態を示す。普通型は、体脂肪率が19%以上~28%未満であり、且つ、BMI値が19以上~25未満である状態を示す。肥満気味型は、体脂肪率が28%以上であり、且つ、BMI値が19以上~25未満である状態を示す。肥満型は、BMI値が25以上である状態を示す。
例えば、情報処理装置100は、タイプ表TA1によって分類されたタイプに関する情報を記憶しているものとする。この場合、情報処理装置100は、利用者が普通型で、パターン2に該当する場合に、利用者のタイプをタイプTY6であると分類する。
図1に戻り、説明を続ける。情報処理装置100は、利用者のタイプに基づいて、利用者のタイプに対応するタスクを決定する(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、利用者がタイプTY6であった場合、タスクとして、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクを決定する。
また、情報処理装置100は、タスクに対応するコラムを選択する(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクが決定された場合、コラムとして、高カロリー食品が体調に及ぼす影響や、高カロリー食品の代わりに摂取した方がよい食品についてのコラムを選択する。
そして、情報処理装置100は、タスクに関する情報及びコラムに関する情報を提供する(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクと、高カロリー食品が体調に及ぼす影響や、高カロリー食品の代わりに摂取した方がよい食品についてのコラムとを端末装置10に提供する。
続いて、利用者が、高カロリー食品が体調に及ぼす影響や、高カロリー食品の代わりに摂取した方がよい食品についてのコラムを閲覧し、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクを実行したものとする。この場合、利用者は、アプリケーションAPPにタスクを実行した実行結果を記録する。
そして、情報処理装置100は、利用者がタスクを実行した実行結果に関する情報を取得する(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、利用者がタスクを実行した場合、実行結果として、実行したという情報を取得する。
続いて、情報処理装置100は、実行結果を参照することで、利用者が実行していないタスクを特定する。例えば、情報処理装置100は、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを所定の期間内(例えば、1日や、1週間等)に実行していない場合、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを利用者が実行していないタスクとして特定する。この場合、情報処理装置100は、ステップS4の処理と同様に、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを実行させるためのコラムとして、カフェインの飲み過ぎによる影響に関するコラムを選択する。そして、情報処理装置100は、ステップS5の処理と同様に、カフェインの飲み過ぎによる影響に関するコラムを端末装置10に提供する。
続いて、利用者が、カフェインの飲み過ぎによる影響に関するコラムを閲覧し、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを実行したものとする。この場合、利用者は、アプリケーションAPPにタスクを実行した実行結果を記録する。このように、情報処理装置100は、利用者が実行したタスクの達成度に応じて、提供するコラムの内容を変動させる。
先行技術では、利用者の月経のタイプを特定し、アドバイスを提示するに過ぎなかった。そのため、かかるアドバイスに対応する運動や、食事方法等を実際に利用者に実行させることができない場合があり、利用者の生活習慣の改善を促すことが十分と言えなかった。そこで、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者に関する利用者情報に基づいて、利用者を、心身の傾向に応じた複数のタイプのいずれかに分類し、分類結果に基づいて、利用者に対して実行を提案する提案行動を決定する。そして、情報処理装置100は、決定された提案行動の実行を促す内容の記事を選択し、決定された提案行動に関する情報と、選択された記事とを利用者に提供する。これにより、情報処理装置100は、従来の課題を解決する。このように、情報処理装置100は、利用者の生活習慣の改善を促すことができるため、利用者の生活の質を向上させることができる。
〔2.画面の遷移例〕
次に、図3を用いてアプリケーションAPPの画面の表示例を説明する。図3は、実施形態に係る画面の遷移例を示す図である。以下では、コンテンツC1がホーム画面であるものとして説明する。
例えば、端末装置10は、コンテンツC1を表示する。図3の例では、コンテンツC1は、カレンダー機能を示す日付と、「生理まであと3日」といった利用者の生理周期に関する情報と、「妊娠の可能性 低い」といった妊娠の可能性に関する情報とを含む。
また、コンテンツC1は、各種ボタンを有する。例えば、コンテンツC1は、利用者の月経に関する状況を入力させるコンテンツC2に遷移させるためのボタンB11と、カレンダー機能を表示するコンテンツに遷移させるためのボタンB13と、コラムを表示するコンテンツC4に遷移させるためのボタンB14と、利用者がこれまで入力した履歴を閲覧可能なコンテンツC5に遷移させるためのボタンB15とを含む。
なお、コンテンツC1は上記ボタンB11~B15以外にも各種ボタンやタブ等を含んでもよい。例えば、コンテンツC1は、「今日」といったホームタブや、「カレンダー」といったカレンダー機能を表示するコンテンツに遷移させるためのタブや、「レポート」といった利用者がこれまで入力した履歴を閲覧可能なコンテンツに遷移させるためのタブ等を含む。また、「レポート」は「グラフ」といった名称で配置されてもよく、利用者がこれまで入力した履歴に基づくグラフが配置されたコンテンツに遷移させるためのタブであってもよい。
また、コンテンツC1は、「アドバイス」といった利用者に対して有益となる情報を提供するコンテンツに遷移させるためのタブや、利用者の登録情報や、アプリケーションAPPの表示環境等を設定するための「設定」といったボタン等を含んでもよい。
ここで、利用者によってボタンB11が押下されたものとする。この場合、端末装置10は、コンテンツC2を表示する。図3の例では、コンテンツC2は、「体調」と「タスク」とを切替えるボタンB22と、「6月12日」といった日付に関する情報と、「42.5 kg」といった利用者の体重に関する情報と、「標準」といった利用者の体脂肪率に関する情報とを含む。
また、コンテンツC2は、月経に関する情報を利用者に対して入力させる項目AR21~AR23を有する。図3の例では、コンテンツC2は、経血量に関して、「少ない」、「やや少」、「普通」、「やや多」、「多い」といった利用者に選択させる形式の入力項目AR21を含む。
また、コンテンツC2は、生理痛に関して、「なし」、「軽い」、「やや重い」、「重い」といった利用者に選択させる形式の入力項目AR22を含む。例えば、端末装置10は、利用者によって「なし」又は「軽い」が選択された場合に、「生理痛なし」と記憶してもよい。一方、端末装置10は、利用者によって「やや重い」又は「重い」が選択された場合に、「生理痛あり」と記憶してもよい。
また、コンテンツC2は、鎮痛剤に関して、「なし」、「1錠」、「2錠」、「3錠」といった利用者に選択させる形式の入力項目AR23を含む。このように、端末装置10は、利用者から各種月経に関する情報の入力を受付ける。
ここで、利用者によってボタンB22が押下されたものとする。この場合、端末装置10は、各種タスクの項目AR31~AR33を含むコンテンツC3を切替えて表示する。図3の例では、コンテンツC3は、「6月12日」いった日付に関する情報と、「食事のタスク」といったタイトルと、「1 朝ごはんを食べましたか?」といったタスクに関する情報と、「i」といったマークで表示されるタスクを解説する解説情報と、「はい いいえ」といった「1 朝ごはんを食べましたか?」に対する利用者からの回答を受付ける回答情報とを含む項目AR31とを含む。
また、コンテンツC3は、「2 朝ごはんにタンパク質を食べましたか?」といったタスクに関する情報と、「i」といったマークで表示されるタスクを解説する解説情報と、「はい いいえ」といった「2 朝ごはんにタンパク質を食べましたか?」に対する利用者からの回答を受付ける回答情報とを含む項目AR32とを含む。
また、コンテンツC3は、「3 栄養のあるおやつを食べましたか?」といったタスクに関する情報と、「i」といったマークで表示されるタスクを解説する解説情報と、「はい いいえ」といった「3 栄養のあるおやつを食べましたか?」に対する利用者からの回答を受付ける回答情報とを含む項目AR33とを含む。このように、端末装置10は、利用者から各種タスクを実行した実行結果に関する情報の入力を受付ける。
なお、上記例では、コンテンツC3が「はい いいえ」といったタスクに対する利用者からの回答を受付ける回答情報を含む例について説明したが、これに限定されなくともよい。例えば、コンテンツC3は、「はい」といった回答情報のみを含んでもよい。ここで、コンテンツC3には、「はい」が押下された場合に、タスクが実行されたことを示すチェックマークがタスクとともに配置されてもよい。また、コンテンツC3には、利用者によって「はい」が押下された場合に、押下された回数を計測し、タスクが実行された回数が配置されるようにしてもよい。例えば、コンテンツC3は、タスクとともに、タスクが実行された回数を示す情報として、かかる回数に対応する個数のチェックマークを含んでもよい。
また、コンテンツC3は、回答情報の代わりに、タスクが実行された否かを示すチェックマークを含んでもよい。例えば、コンテンツC3は、タスクが実行された否かを示すチェックマークであって、薄い色で示されたチェックマークを含む。ここで、利用者によってタスクが実行され、かかるチェックマークが押下されたものとする。この場合、コンテンツC3は、タスクが実行されたことを示すチェックマークであって、濃い色で示されたチェックマークを含んでもよい。
また、利用者によってコンテンツC1が有するボタンB14が押下されたものとする。この場合、端末装置10は、各種コラムAC41~AC45を含むコンテンツC4を表示する。図3の例では、コンテンツC4は、「豆乳や飲むヨーグルトで“時短朝食”習慣を」というコラムAC41と、「おやつ選びは栄養たっぷりのアーモンドをチョイス」というコラムAC42と、「[医師が教える]生理痛を緩和する7つの方法」というコラムAC43とを含む。
また、コンテンツC4は、「[生理前のよくあるお悩み5つ]原因と対策を知って事前に準備!」というコラムAC44と、「毎月の生理トラブルに!覚えておきたいツボ3つ」というコラムAC45とを含む。そして、端末装置10は、利用者によって各コラムAC41~AC45がそれぞれ有する「続きを読む」が押下された場合に、「続きを読む」が押下されたコラムの全文を含むコンテンツが表示される。
また、利用者によってコンテンツC1が有するボタンB15が押下されたものとする。この場合、端末装置10は、利用者がこれまで入力した履歴を閲覧可能なコンテンツC5を表示する。図3の例では、コンテンツC5は、「マイレポート」というタイトルで、「6月2日~6月31日」といった期間のタスクの実行結果を示す。
コンテンツC5は、「あなたのタイプ」として「タイプTY23」というタイプに関する情報AR51と、「食事のタスク」の実行結果とを含む。例えば、コンテンツC5は、「食事のタスク」の実行結果として、「朝ごはんを食べましたか?」の実行結果が「50%」である項目AR52と、「朝ごはんにタンパク質を食べましたか?」の実行結果が「50%」である項目AR53と、「栄養のあるおやつを食べましたか?」の実行結果が「50%」である項目AR54とを含む。
そして、端末装置10は、利用者によって各実行結果の項目AR51~AR54がそれぞれ有する「続きを読む」が押下された場合に、「続きを読む」が押下された実行結果の詳細情報を含むコンテンツが表示される。
例えば、利用者がコンテンツC3に表示される「朝ごはんを食べましたか?」というタスクを実行し、「栄養のあるおやつを食べましたか?」というタスクを実行していないものとする。この場合、情報処理装置100は、利用者がタスクを実行した実行結果に関する情報を取得する。
続いて、情報処理装置100は、実行結果を参照することで、「栄養のあるおやつを食べましたか?」というタスクを利用者が実行していないタスクとして特定する。この場合、情報処理装置100は、「栄養のあるおやつを食べましたか?」というタスクを実行させるためのコラムとして、「おやつ選びは栄養たっぷりのアーモンドをチョイス」というコラムを選択する。そして、情報処理装置100は、「おやつ選びは栄養たっぷりのアーモンドをチョイス」というコラムを端末装置10に提供する。
続いて、端末装置10は、「おやつ選びは栄養たっぷりのアーモンドをチョイス」というコラムの表示順を高くしたコンテンツC4を表示する。この場合、利用者が、「おやつ選びは栄養たっぷりのアーモンドをチョイス」というコラムを閲覧し、「栄養のあるおやつを食べましたか?」というタスクを実行したものとする。そして、利用者は、コンテンツC3上で実行結果を記録する。このように、端末装置10は、各情報の閲覧や、利用者自身が入力した情報の管理等が利用者に対して容易に行わせることができる。
〔3.情報処理システムの構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理システム1の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、情報処理装置100とを含む。端末装置10及び情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図4に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
実施形態に係る端末装置10は、ブラウザに表示されるウェブコンテンツやアプリケーション用のコンテンツ等のコンテンツにアクセスする利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、端末装置10は、カメラを有し、撮影機能を有する。
実施形態に係る情報処理装置100は、インターネット等の所定のネットワークNを介して、各種の装置と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置100は、ネットワークNを介して、他の各種装置と通信可能に接続される。
〔4.情報処理装置の構成〕
また、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、利用者情報記憶部121と、タスク情報記憶部122と、コラム情報記憶部123と、実行結果情報記憶部124とを有する。
(利用者情報記憶部121について)
実施形態に係る利用者情報記憶部121は、利用者に関する各種情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る利用者情報記憶部121の一例を示す。図5に示した例では、利用者情報記憶部121は、「利用者ID(Identifier)」、「利用者情報」といった項目を有する。例えば、図5の例では、「利用者情報」は、「身長」、「体重」、「体調」、「月経痛」、「月経周期」、「心理状況」等である。
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子である。「身長」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の身長に関する情報である。「体重」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の体重に関する情報である。「体調」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の体調に関する情報である。ここで体調とは、利用者の体調を示す情報であれば、如何なる情報であってもよい。例えば、体調は、疲れの程度、腹痛の有無及び腹痛の程度、肌荒れ有無及び肌荒れの程度、眠気の有無及び眠気の程度、又は、胸の張りの有無及び胸の張りの程度等である。
「月経痛」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の月経痛に関する情報である。例えば、月経痛に関する情報は、月経痛の有無、軽いや、重い等の月経痛の症状の程度又は経血量である。「月経周期」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の月経周期に関する情報である。「心理状況」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者の心理状況に関する情報である。ここで心理状況とは、利用者の心理状況を示す情報であれば、如何なる情報であってもよい。例えば、心理状況は、イライラ、怒り、憂鬱、不安、又は、集中力の低下具合等である。
例えば、図5では、利用者IDによって識別された「U1」は、身長が「TO1」であり、体重が「WE1」であり、体調が「CN1」であり、月経痛が「EX1」であり、月経周期が「PE1」であり、心理状況が「PS1」である。
なお、図5に示した例では、身長等を、「TO1」等の抽象的な符号で表現したが、身長等は、具体的な数値や、身長に関する情報を含むファイル形式等であってもよい。また、利用者情報記憶部121は、利用者情報として、上記例に限定されず、他の項目を記憶してもよい。例えば、利用者情報記憶部121は、利用者情報として、BMI値や、月経痛の鎮痛剤の服用状況や、既往歴等を記憶してもよい。また、利用者情報記憶部121は、利用者情報として、コンテンツの閲覧履歴等を記憶してもよい。
(タスク情報記憶部122について)
実施形態に係るタスク情報記憶部122は、タスクに関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るタスク情報記憶部122の一例を示す。図6に示した例では、タスク情報記憶部122は、「タスクID」、「タイプ」、「タスク情報」といった項目を有する。
「タスクID」は、タスクを識別する識別子である。「タイプ」は、「タスクID」に対応付けられた利用者のタイプに関する情報である。「タスク情報」は、「タスクID」に対応付けられたタスクに関する情報である。ここでタスク情報は、各種別の行動に関する情報を示す。
例えば、タスク情報は、食事に関するタスク情報として、「朝ごはんを食べよう」、「朝ごはんにタンパク質を食べよう」、「栄養のあるおやつを食べよう」、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」又は「美容にも良い良質な脂質を摂ろう」等である。
また、タスク情報は、「DHA(Docosahexaenoic Acid)とビタミンDを摂ろう」、「カルシウムとマグネシウムを摂ろう」、「食材の彩りを増やそう」又は「低GI(Glycemic Index)食品にチェンジしよう」等を含んでもよい。
また、タスク情報は、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」、「食物繊維をもっと摂ろう」、「和食を食べよう」、「鉄分を含む食材を1日1回は摂ろう」又は「おかずをプラス1品増やそう」等を含んでもよい。
また、タスク情報は、運動に関するタスク情報として、「活動量を増やして血流アップしよう」、「朝日を20分浴びよう」、「リズム運動をしよう」等である。また、タスク情報は、入浴に関するタスク情報として、「温活で体温をあげよう」や、「温活で痛みを和らげよう」等である。また、タスク情報は、睡眠に関するタスク情報として、「1日6時間は眠ろう」等である。
例えば、図6では、タスクIDによって識別された「TA1」は、タイプが「TY11」であり、タスク情報が「TI1」である。なお、図6に示した例では、タスク情報を、「TI1」等の抽象的な符号で表現したが、タスク情報は、具体的な文字列や、タスク情報を含むファイル形式等であってもよい。
(コラム情報記憶部123について)
実施形態に係るコラム情報記憶部123は、コラムに関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るコラム情報記憶部123の一例を示す。図7に示した例では、コラム情報記憶部123は、「コラムID」、「タスクID」、「コラム」といった項目を有する。
「コラムID」は、コラムを識別する識別子である。「タスクID」は、タスクを識別する識別子である。「コラム」は、「コラムID」及び「タスクID」に対応付けられたコラムに関する情報である。
例えば、図7では、コラムIDによって識別された「CM1」は、タスクIDが「TA1」であり、コラムが「AC1」である。なお、図7に示した例では、コラムを、「AC1」等の抽象的な符号で表現したが、コラムは、具体的なファイル形式等であってもよい。
(実行結果情報記憶部124について)
実施形態に係る実行結果情報記憶部124は、利用者が実行したタスクの実行結果に関する情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係る実行結果情報記憶部124の一例を示す。図8に示した例では、実行結果情報記憶部124は、「利用者ID」、「タスクID」、「コラムID」、「実行結果」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子である。「タスクID」は、タスクを識別する識別子である。「コラムID」は、コラムを識別する識別子である。「実行結果」は、「利用者ID」、「タスクID」及び「コラムID」に対応付けられた実行結果に関する情報である。
例えば、実行結果は、利用者からタスクを行ったか否かに関する情報を示す。例えば、情報処理装置100は、タスクが「朝日を20分浴びよう」である場合に、「朝日を20分浴びよう」に対する回答項目として、「はい」又は「いいえ」を提供する。そして、情報処理装置100は、利用者から「いいえ」に関する入力を受付けた場合に、実行結果が「いいえ」であると判定し、実行結果情報記憶部124に「いいえ」という実行結果に関する情報を格納する。
例えば、図8では、利用者IDによって識別された「U1」は、タスクIDが「TA1」であり、コラムIDが「CM1」であり、実行結果が「IN1」である。なお、図8に示した例では、実行結果を、「IN1」等の抽象的な符号で表現したが、実行結果は、実行結果を含むファイル形式等であってもよい。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、受付部131と、分類部132と、決定部133と、選択部134と、提供部135と、取得部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、各種情報を受付ける。具体的には、受付部131は、利用者によって入力された利用者情報を端末装置10から受付ける。例えば、受付部131は、利用者の気持ちに最も近い内容を選択するラジオボタン形式や、利用者の状態に合う内容を複数選択するチェックボックス形式や、フリーフォームで利用者の回答を入力させる形式等を用いて、利用者情報を端末装置10から受付ける。そして、受付部131は、かかる利用者情報を利用者情報記憶部121に格納する。
なお、受付部131は、月経痛の有無を記録及び管理する他のアプリケーションから受付けてもよい。また、受付部131は、上記アンケートといった形式ではなく、問診のような形式で利用者情報を受付けてもよい。
(分類部132について)
分類部132は、利用者情報記憶部121に記憶される利用者情報に基づいて、利用者を、心身の傾向に応じた複数のタイプのいずれかに分類する。例えば、図2に示すタイプ表TA1によって分類されたタイプに関する情報を記憶しているものとする。この場合、分類部132は、利用者が普通型で、パターン2に該当する場合に、利用者のタイプをタイプTY6であると分類する。
(決定部133について)
決定部133は、タスク情報記憶部122を参照し、分類部132によって分類された分類結果に基づいて、利用者に対して実行を提案するタスクを決定する。例えば、決定部133は、利用者がタイプTY6であった場合、タスクとして、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクを決定する。
また、決定部133は、実行結果情報記憶部124を参照することで、利用者が実行していないタスクを特定してもよい。例えば、決定部133は、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを所定の期間内に実行していない場合、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを利用者が実行していないタスクとして特定してもよい。
(選択部134について)
選択部134は、決定部133によって決定されたタスクの実行を促す内容のコラムを、コラム情報記憶部123に記憶されるコラムのうちから選択する。例えば、選択部134は、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクが決定された場合、コラムとして、高カロリー食品が体調に及ぼす影響や、高カロリー食品の代わりに摂取した方がよい食品についてのコラムを選択する。
(提供部135について)
提供部135は、各種情報を提供する。具体的には、提供部135は、決定部133によって決定されたタスクに関する情報と、選択部134によって選択されたコラムとを利用者に提供する。例えば、提供部135は、「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクと、高カロリー食品が体調に及ぼす影響や、高カロリー食品の代わりに摂取した方がよい食品についてのコラムとを端末装置10に提供する。
また、提供部135は、決定部133によって特定された複数のタスクのうち、利用者が実行していないタスクに関する情報を提供してもよい。例えば、提供部135は、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを所定の期間内に実行していない場合、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」というタスクを提供してもよい。この場合、提供部135は、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」の実行を促す内容のコラムを優先的に提供してもよい。例えば、提供部135は、「カフェインを1日300 mg以下にしよう」の実行を促す内容のコラムとして、カフェインの飲み過ぎによる影響に関するコラムを端末装置10に提供してもよい。
なお、コラムが提供されるタイミング又はコラムが更新されるタイミングは、如何なるタイミングであってもよい。例えば、コラムが提供されるタイミング又はコラムが更新されるタイミングは、タスクが決定されたタイミングや、日々、利用者からの実行結果の入力を受付けた後のタイミング等である。また、提供部135のコラムの提供態様は如何なる態様であってもよい。例えば、コラムの提供態様は、アプリケーション内の通知や、メール配信等でもよい。
(取得部136について)
取得部136は、各種情報を取得する。具体的には、取得部136は、利用者がタスクを実行した実行結果に関する情報を取得する。例えば、利用者が「栄養素が乏しい高カロリー食品を減らそう」というタスクと、高カロリー食品が体調に及ぼす影響や、高カロリー食品の代わりに摂取した方がよい食品についてのコラムとを閲覧し、タスクを実行したものとする。この場合、利用者は、アプリケーションAPPにタスクを実行した実行結果を記録する。そして、取得部136は、かかる実行結果として、実行したという情報を取得する。なお、利用者はタスクの実行結果をいつ入力してもよく、取得部136は、利用者からの入力を受付けた度に、実行結果に関する情報を取得してもよい。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、端末装置10は、利用者から利用者情報の入力を受付ける(ステップS101)。そして、情報処理装置100の受付部131は、所定のタイミングか否かを判定する。ここでいう所定のタイミングとは、アプリケーションAPPをインストールした後のタイミングや、利用者がタスクを実行した後のタイミング等である。
具体的には、受付部131は、所定のタイミングではないと判定した場合、所定のタイミングと判定されるまで待機する。一方、受付部131は、所定のタイミングであると判定した場合、利用者情報を受付ける(ステップS102)。
また、情報処理装置100の分類部132は、利用者情報に基づいて、利用者のタイプを分類する(ステップS103)。また、情報処理装置100の提供部135は、タイプに関する情報を端末装置10に提供する(ステップS104)。そして、端末装置10は、タイプに関する情報を端末装置10が有する表示部等に表示する(ステップS105)。
そして、情報処理装置100の決定部133は、利用者のタイプに基づいて、利用者のタイプに対応するタスクを決定する(ステップS106)。また、情報処理装置100の提供部135は、タスクに関する情報を端末装置10に提供する(ステップS107)。そして、端末装置10は、タスクに関する情報を表示する(ステップS108)。
そして、情報処理装置100の選択部134は、コラムのうち、タスクに対応するコラムを選択する(ステップS109)。また、情報処理装置100の提供部135は、コラムに関する情報を端末装置10に提供する(ステップS110)。そして、端末装置10は、コラムに関する情報を表示する(ステップS111)。
また、端末装置10は、利用者がタスクを実行した実行結果の入力を利用者から受付ける(ステップS112)。そして、情報処理装置100の取得部136は、利用者がタスクを実行した実行結果に関する情報を端末装置10から取得する(ステップS113)。
〔6.変形例〕
上述した情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔6-1.実行結果〕
上記実施形態では、端末装置10が実行結果を表示する一例について説明したが、上記例に限定されず、端末装置10は、各種実行結果を集約したグラフを表示してもよい。また、端末装置10は、所定の期間毎に区別した態様で、各種実行結果を集約したグラフを表示してもよい。
〔6-2.既存のアプリケーションの利用〕
上記実施形態では、端末装置10にインストールされたアプリケーションAPP上で動作する例を示したが、上記例に限定されなくともよく、公知のSNS(Social Networking Service)サービスや、他のアプリケーション等を利用して上記処理を行ってもよい。
〔6-3.コラム〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135がタスクに対応するコラムを提供する一例について説明したが、このときのコラムの内容は変動してもよい。例えば、コラムの内容は、時間帯によって変動してよい。なお、提供部135は、利用者がタスクを実行すると予測される時間帯に、かかるタスクに対応するコラムが表示されるように提供してもよい。
また、上記実施形態では、提供部135がタスクに対応するコラムを提供する一例について説明したが、これに限らず、端末装置10において入力された利用者情報に基づいて、コラムが提供されるようにしてもよい。例えば、利用者情報として生理痛の入力がなされた場合、提供部135は、生理痛に関するコラムが表示されるように提供してもよい。
また、提供部135は、利用者がアプリケーションAPPに利用者情報等を登録した日時に応じて選択されたコラムを提供してもよい。例えば、提供部135は、利用者が登録して間もない場合に、朝食に関するコラムを提供する。例えば、ここでいう朝食に関するコラムは、「手軽に簡単。栄養が摂れる朝食」と題したコラムであり、ヨーグルトを朝食として提案するコラムである。
一方、提供部135は、登録から所定の期間経過している場合に、利用者のタイプを考慮した朝食に関するコラムを提供してもよい。例えば、ここでいう朝食に関するコラムは、「栄養素が十分摂れる朝食」と題したコラムであり、各栄養素に関する説明とともに一汁二菜の朝食を提案するコラムである。
〔6-4.タスク〕
上記実施形態では、情報処理装置100の決定部133が分類結果に基づいてタスクを決定する決定処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、決定部133は、利用者によって選択されたタスクを、利用者が実行するタスクとして決定してもよい。この場合、決定部133は、利用者による入力に応じて、各利用者に対して共通して実行を提案するタスクと、利用者のタイプに基づくタスクとの提供割合を決定してもよい。また、決定部133は、利用者による入力に応じたタスクの数を決定してもよい。
また、決定部133は、利用者による操作に応じて、所定のコンテンツに配置されるタスクの表示又は非表示を切替可能にしてもよい。例えば、決定部133は、利用者による操作に応じて、所定のコンテンツに配置されるタスクの数を減少させてもよい。
〔6-5.提供処理(1)タスクの優先度〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135が、決定されたタスクに関する情報と、選択されたコラムとを利用者に提供する提供処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、提供部135は、複数のタスクと、各タスクの実行を提案する優先度とを決定する。そして、提供部135は、決定された複数のタスクのうち、優先度が他のタスクよりも高いタスクの実行を促す内容のコラムを提供してもよい。
例えば、提供部135は、利用者のタイプから決定されるコラムと、日々、利用者によって入力される実行結果から決定されるコラムとがある場合、日々、利用者によって入力される実行結果から決定されるコラムの優先度を高くする。
また、提供部135は、タスクのうち、利用者のタイプと類似するタイプに分類された他の利用者(以下では、類似利用者と表記する)が実行しているタスクの優先度を高くする。一方、提供部135は、類似利用者が実行していないタスクの優先度を低くする。
また、提供部135は、実行した類似利用者の数が所定の閾値以上であるタスクの優先度を高くする。一方、提供部135は、実行した類似利用者の数が所定の閾値未満であるタスクの優先度を低くする。このように、提供部135は、タスクに対応付けて決定された優先度に応じて、優先度が他のタスクよりも高いタスクの実行を促す内容のコラムを提供してもよい。
このように、提供部135は、利用者のタスクの実行へのモチベーションに合わせたコラムを提供することで、結果的に利用者のタスク実行率を高め、利用者に対して不調の改善を促すことができる。
また、提供部135は、アプリケーションAPPの利用開始日から経過した期間に応じて、各種効果を実現する。ここで、アプリケーションAPPの利用開始日は、アプリケーションAPPがインストールされた日である。また、アプリケーションAPPの利用開始日から経過した期間は、アプリケーションAPPの利用開始日からアプリケーションAPPが稼働している日数である。
例えば、提供部135は、アプリケーションAPPの利用開始日から2ヶ月未満程度アプリケーションAPPを利用している利用者のうち、タスクを実行することに億劫な利用者に対してハードルを下げたタスクを提供する。例えば、タスク毎に、タスクの難易度を提供するものとする。この場合、提供部135は、アプリケーションAPPの利用開始から2ヶ月未満程度アプリケーションAPPを利用している利用者のうち、タスクを実行することに億劫な利用者に対してタスクの難易度が低いタスクを提供してもよい。
また、提供部135は、タスクを実行することに億劫な利用者に対して、タスクの実行回数を減少させたタスクを提供してもよい。このように、提供部135は、タスクを実行することに億劫な利用者に対して、タスクを実行することに対して興味を持てるように促すことができる。
また、提供部135は、アプリケーションAPPの利用開始日から3ヶ月以上アプリケーションAPPを利用している利用者のうち、タスクの実行への抵抗がなくなり、新たなタスクを実行してみようといった挑戦を考えていると予測される利用者に対して、新たなタスクに挑戦させるきっかけを提供することができる。
また、提供部135は、アプリケーションAPPの利用開始日から5ヶ月以上アプリケーションAPPを利用している利用者のうち、もっと上を目指したい上昇志向の利用者向けのタスクであり、日常に取り入れることが可能なタスクを提供することができる。
なお、アプリケーションAPPの利用開始日は、利用者がアプリケーションAPPを利用していると推定される日であれば、如何なる日が採用されてもよい。例えば、利用者のアプリケーションAPPに対する操作時間を取得するものとする。この場合、アプリケーションAPPの利用開始日は、かかる操作時間が取得された最初の日である。
また、アプリケーションAPPの利用開始日から経過した期間は、各種算出方法を用いて算出された期間であってもよい。例えば、利用者のアプリケーションAPPに対する操作時間を取得するものとする。この場合、アプリケーションAPPの利用開始日から経過した期間は、かかる操作時間から算出される日数である。また、アプリケーションAPPの利用開始日から算出された期間は、アプリケーションAPPが起動した前回の日から経過した経過時間から算出された日数である。
また、図3の例を用いてコラムの表示順について説明する。この場合、提供部135が端末装置10にコラムの表示順が異なるコンテンツを適宜提供するものとする。例えば、端末装置10は、タスクに対応付けて決定された優先度に応じて、優先度が他のタスクよりも高いタスクに対応するコラムの表示順を高くしてもよい。例えば、コラムAC1の優先度よりもコラムAC45の優先度の方が高いものとする。この場合、端末装置10は、コラムAC1よりもコラムAC5の表示順を高くするように表示してもよい。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100の提供部135は、決定された複数のタスクのうち、優先度が他のタスクよりも高いタスクの実行を促す内容のコラムを提供するため、利用者の体質を改善することを促進することができる。
また、コラムは、そのコラムが提供されるきっかけに応じて分類することができる。例えば、女性に対して常に提示すべきコラム(常駐コラム)、入力された利用者情報に応じて提供されるコラム(症状コラム)、判定されたタイプとタスクとに応じたコラム(タスクコラム)、時期などの流行に応じたコラム(時事コラム)、といった分類が考えられる。このようなコラムの分類に応じて、コラムを優先的に提供(あるいは表示)するべきかを提供部135または端末装置10が決定するようにしてもよい。
例えば、症状コラムやタスクコラムなど、利用者の入力や提供部135または端末装置10によって実行される処理に起因して提供されるコラムは、その入力や処理が実行されてコラムの提供が決定されたとき、他に提供されるコラムよりも優先的に提供されるようにしてもよい。例えば、提供部135は、利用者が利用者情報を入力して症状コラムの提供が決定されたとき、提供が決定された症状コラムを優先的に提供するようにしてもよい。
また、提供部135は、利用者情報の入力頻度に応じて症状コラムを優先的に提供するようにしてもよい。例えば、提供部135は、頻繁に入力される利用者情報に応じて提示されるコラムを優先的に提供するようにしてもよい。これにより、提供部135は、利用者が慢性的に悩まされている、気になっている体調や症状に対して適切なコラムを提供することができるようになる。この結果、利用者は、慢性的に悩まされている、気になっている体調や症状に対して適切なコラムを閲覧できるようになる。また、提供部135は、これまで入力されていなかった利用者情報が入力されたとき、その利用者情報に応じて提示されるコラムを優先的に提供するようにしてもよい。これにより、提供部135は、利用者にとって経験の少ない体調や症状に対するコラムを利用者に対して閲覧させることを促すことができる。この結果、利用者は、経験の少ない体調や症状に対するコラムを閲覧しやすくなる。
なお、優先的な提供とは、コラムを閲覧するための利用者の操作を少なくすることで、利用者がコラムを閲覧しやすくなるようにコラムを提供することである。例えば、優先的な提供とは、通知を行い、通知を選択することでコラムを表示する、ページの上部(あるいはページを開いたときに表示される画面)にコラムへのリンクを配置する、コラムへのリンクを大きくする等の提供形態をいう。
〔6-6.提供処理(2)コラムの優先度〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135が、決定されたタスクに関する情報と、選択されたコラムとを利用者に提供する提供処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、提供部135は、コラムの優先度に基づいて、優先度が低いコラムよりも優先度の高いコラムの順序を高くするように配置されたコンテンツを提供してもよい。
図10を用いて、コラムの優先度に応じた表示順の変動について説明する。この場合、提供部135が端末装置10にコラムの表示順が異なるコンテンツを適宜提供するものとする。図10は、変形例に係るコンテンツの表示順の一例を示す図である。
例えば、端末装置10は、コラムの優先度が予め決定されている場合に、コラムの優先度に応じて、優先度が他のコラムよりも高いコラムの表示順を高くしてもよい。図10の例では、コンテンツC6は、「豆乳や飲むヨーグルトで“時短朝食”習慣を」というコラムAC61と、「おやつ選びは栄養たっぷりのアーモンドをチョイス」というコラムAC62と、「[医師が教える]生理痛を緩和する7つの方法」というコラムAC63とを含む。
また、コンテンツC6は、「[生理前のよくあるお悩み5つ]原因と対策を知って事前に準備!」というコラムAC64と、「毎月の生理トラブルに!覚えておきたいツボ3つ」というコラムAC65とを含む。なお、端末装置10は、利用者によって各コラムAC61~AC65がそれぞれ有する「続きを読む」が押下された場合に、「続きを読む」が押下されたコラムの全文を含むコンテンツが表示される。
ここで、各コラムAC61~AC65の各々に対する優先度に関するスコアが決定されているものとする。例えば、コラムAC61のスコアが「0.8」であり、コラムAC62のスコアが「0.7」であり、コラムAC63のスコアが「0.6」である。また、コラムAC64のスコアが「0.4」であり、コラムAC65のスコアが「0.3」である。この場合、コンテンツC6には、コラムAC61、コラムAC62、コラムAC63、コラムAC64、コラムAC65の順序で各コラムが配置される。
ここで、情報処理装置100の受付部131は、情報処理装置100を管理する事業者がスコアを変動させたことを受付けたものとする。例えば、事業者にとって利用者に閲覧させたいコラムのスコアを高くするものとする。これにより、提供部135は、スコアに応じてコラムの表示順を変動させる(ステップS21)。
例えば、コラムAC63のスコアを「0.6」へ「0.9」に変動させたものとする。この場合、提供部135は、コラムAC63、コラムAC61、コラムAC62、コラムAC64、コラムAC65の順序で各コラムが配置されたコンテンツを利用者に提供する。
なお、コラムのスコアが同一の場合は、コラムの公開日が新しいものを上位の順序で配置されるようにしてもよい。また、利用者によってお気に入り等の登録がなされたコラムは、所定の上位の順位に固定されて配置されるようにしてもよい。また、コンテンツC6は、利用者のタイプに関する情報を含んでもよい。例えば、図10に示す左側のコンテンツC6を例として挙げて説明する。この場合、コンテンツC6の「コラム」といったタイトルと、コラムAC61との間に、利用者のタイプに関する情報が配置されてもよい。これにより、提供部135は、利用者のタイプに応じたコラムが提供されているといった印象を利用者に強調させることができる。
また、提供部135は、アプリケーションAPPを利用者開始時には、アプリケーションAPPの基本的な機能や、アプリケーションAPPの利用の仕方や、アプリケーションAPPによってどのようなことができるのか等に関する説明を示すコラムのスコアを高くすることで、かかるコラムが最上位に表示されるように表示順を変動させてもよい。これにより、提供部135は、かかるコラムが最上位に表示されるため、利用者に対してアプリケーションAPPの利用に関して理解を深めさせることができる。
また、提供部135は、タイプが分類された場合に、タイプに応じた不調の症状を説明するコラムのスコアを高くすることで、かかるコラムが最上位に表示されるように表示順を変動させてもよい。これにより、提供部135は、利用者情報に基づくコラムを提供することが可能となり、提供するコラムのパーソナライズ化を実現することができる。
また、提供部135は、タスクが決定された場合に、タスクに取り組む意義や、タスクを実行した後の効果等を示すコラムや、タスクを日常生活に取り入れるためのアドバイスを示すコラムや、アプリケーションAPPを上手に活用するためのアドバイスを示すコラムのスコアを高くすることで、かかるコラムが最上位に表示されるように表示順を変動させてもよい。これにより、提供部135は、利用者に対してタスク実行への理解度を高めることができる。また、提供部135は、利用者に対してタスク実行のためのきっかけを提供することができる。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100の提供部135は、コラムの優先度に基づいて、優先度が低いコラムよりも優先度の高いコラムの順序を高くするように配置されたコンテンツを提供するため、利用者の体質を改善することを促進することができる。
〔6-7.提供処理(3)タスクの実行済み表示〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135が、決定されたタスクに関する情報と、選択されたコラムとを利用者に提供する提供処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、提供部135は、決定された複数のタスクのうち、利用者が実行したタスクに関する情報と、利用者が実行していないタスクに関する情報とを区別可能な態様で提供してもよい。
例えば、提供部135は、利用者が実行したタスクに実行済みであるマークを付し、利用者が実行していないタスクに未実行であるマークを付す。そして、提供部135は、実行済みであるマークが付されたタスクに関する情報と、未実行であるマークが付されたタスクに関する情報とを提供してもよい。なお、ここではマークを例に挙げて説明したが、付される情報は如何なる情報であってもよく、実行済みのタスクには王冠のマークや、未実行のタスクにはマークを付さない等各種態様が採用可能である。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100の提供部135は、決定された複数のタスクのうち、利用者が実行したタスクに関する情報と、利用者が実行していないタスクに関する情報とを区別可能な態様で提供するため、利用者に対して実行したタスクと、実行していないタスクとを認知させることができる。
〔6-8.提供処理(4)共通タスク〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135が、決定されたタスクに関する情報と、選択されたコラムとを利用者に提供する提供処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、提供部135は、利用者毎に決定されたタスクに関する情報と、各利用者に対して共通して実行を提案するタスクに関する情報とを提供してもよい。
例えば、利用者のタイプに基づいて決定されたタスクが、「DHAとビタミンDを摂ろう」であり、共通して提案されるタスクが、「朝ごはんを食べよう」であるものとする。この場合、提供部135は、「DHAとビタミンDを摂ろう」というタスクと、「朝ごはんを食べよう」というタスクとを提供してもよい。
また、共通して提案されるタスクの優先度は、利用者のタイプに基づいて決定されたタスクの優先度よりも低くてもよい。この場合、端末装置10は、「DHAとビタミンDを摂ろう」というタスクの表示順を「朝ごはんを食べよう」というタスクの表示順よりも高く表示してもよい。
これにより、実施形態に係る情報処理装置100の提供部135は、利用者に対して、偏りなく、十分なタスクの実行を促すことができるため、利用者の体質の改善をより促進させることができる。
〔6-9.提供処理(5)コラムの閲覧履歴〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135が、決定されたタスクに関する情報と、選択されたコラムとを利用者に提供する提供処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、情報処理装置100の取得部136は、利用者がコラムを閲覧した履歴であるコラムの閲覧履歴を取得する。そして、提供部135は、コラムの閲覧履歴に基づいて、コラムの内容を変動させてもよい。
例えば、提供部135は、他の利用者の「コラムの閲覧履歴がある」及び「タスクを実行した」と、「コラムの閲覧履歴がある」及び「タスクを実行しなかった」と、「コラムの閲覧履歴がなし」及び「タスクを実行した」と、「コラムの閲覧履歴がなし」及び「タスクを実行しなかった」との組合せ結果から、コラムの内容を変動させてもよい。
また、提供部135は、機械学習等の従来技術を用いて、上記組合せ結果と、コラムの内容とを学習させた学習モデルを生成する。すなわち、提供部135は、上記組合せ結果を学習モデルに入力した際に、コラムの内容又はコラムの内容と対応する情報を出力するように、バックプロパゲーション等の技術を用いて、学習モデルの学習を行う。そして、情報処理装置100は、利用者の上記組合せ結果を学習モデルに入力させることでコラムの内容を出力し、かかるコラムの内容を利用者に提供してもよい。これにより、実施形態に係る情報処理装置100の提供部135は、訴求効果が高いコラムを利用者に提供することができる。
また、提供部135は、コラムの閲覧履歴に基づいて、コラムの提供態様を変動させてもよい。例えば、提供部135は、所定の頻度以上でコラムを閲覧している利用者に対して、アプリケーション内の通知を用いてコラムを提供してもよい。一方、所定の頻度未満でコラムを閲覧している利用者は、アプリケーション内の通知を用いてコラムを提供すると、利用者が、コラムが提供されたことを認知しない場合が有り得る。そのため、提供部135は、所定の頻度未満でコラムを閲覧している利用者に対して、メール配信を用いてコラムを提供してもよい。
〔6-10.他の画面例〕
上記実施形態では、情報処理装置100の提供部135が各種コンテンツを利用者に提供する提供処理の一例について説明したが、これに限定されなくともよい。例えば、提供部135は、図11~13に示すようなコンテンツを利用者に対して提供してもよい。
以下では、図11~13を用いて、提供部135から提供されたコンテンツであって、端末装置10に表示されるコンテンツについて説明する。まず、図11を用いて、体調に関する情報を含むコンテンツについて説明する。図11は、変形例に係るコンテンツの一例を示す図である。
図11の例では、端末装置10は、「グラフ」と題し、「生理」又は「体調」に関する情報を切替えて表示させるためのボタンを含むコンテンツを表示する。ここで、利用者によって「体調」のボタンが押下されたものとする。この場合、端末装置10は、利用者の体調に関する情報を含むコンテンツC7を表示する。
図11の例では、コンテンツC7は、「7月26日~」現在までの間の体調に関する情報を含む。例えば、体調に関する情報は、「イライラ」と、「疲れ」と、「肌荒れ」と、「おりもの多」といった情報である。図11の例では、「イライラ」の左側に配置された小さい点の各々は、日にちを示す。また、濃く塗りつぶされた大きい点は、「イライラ」があった日を示す。
また、「7月26日~」と、「イライラ」との間に配置された帯状の図形は、生理日の範囲と、排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間とを示す。ここで、帯状の図形は、塗りつぶされた領域の濃淡に応じて3つの領域に分類される。例えば、第1領域は、帯状の図形のうち、左側に位置する濃く塗りつぶされた領域に相当する。第2領域は、帯状の図形のうち、右側に位置する濃く塗りつぶされた円形を含む領域に相当する。第3領域は、第1領域と、第2領域とを除いた領域である。
例えば、生理日の範囲は、第1領域に相当する。また、排卵予測日は、帯状の図形のうち、右側に位置する濃く塗りつぶされた円形に相当する。また、排卵予測日の前後の期間は、第2領域に相当する。
また、生理日は、生理周期から予測される生理日等である。また、生理日の範囲は、予測された生理日から所定日の範囲である。また、生理日の範囲は、生理が終了すると予測される日までの範囲でもよい。例えば、生理日の範囲は、生理日から4日後である。
また、排卵予測日は、利用者の体温等に基づいて予測された日等である。また、排卵予測日の前後の期間は、排卵予測日を基準として所定日前と、所定日後との間の期間と設定される。例えば、排卵予測日の前後の期間は、排卵予測日の4日前から排卵予測日の2日後の間の期間である。
また、コンテンツC7は、「6月30日~7月25日」の間の体調に関する情報を含む。図11の例では、「6月30日~7月25日」の間では、「この期間の記録はまだありません」といった体調に関する情報が記録されていないことを示す情報が配置される。
また、「6月30日~7月25日」の間の生理日の範囲は、上記で説明した「7月26日~」における生理日の範囲と同一である。また、「6月30日~7月25日」の間の排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間は、上記で説明した「7月26日~」における排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間と同一である。
また、コンテンツC7は、「5月26日~6月29日」の間の体調に関する情報を含む。例えば、体調に関する情報は、「経血量」と、「イライラ」と、「肌荒れ」と、「おりもの多」といった情報である。図11の例では、「経血量」の左側に配置された小さい点の各々は、日にちを示す。また、濃く塗りつぶされた大きい点は、経血があった日を示す。
また、「5月26日~6月29日」の間の生理日の範囲は、上記で説明した「7月26日~」における生理日の範囲と同一である。また、「5月26日~6月29日」の間の排卵日及び排卵日の前後の期間は、上記で説明した「7月26日~」における排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間と同一である。
このように、端末装置10は、利用者の日々の体調に関する情報が整理された態様で視覚的に把握できるようなコンテンツを表示する。これにより、利用者は、自身の体調を容易に把握しやすくなる。
また、図12を用いて、図11に示す各種情報を含むコンテンツの他の例について説明する。図12は、変形例に係るコンテンツの一例を示す図である。
図12の例では、端末装置10は、「マイレポート」と題し、「生理」、「体調」又は「タイプ」に関する情報を切替えて表示させるためのタブを含むコンテンツを表示する。ここで、利用者によって「体調」のタブが選択されたものとする。この場合、端末装置10は、利用者の体調に関する情報を含むコンテンツC8を表示する。
図12の例では、コンテンツC8は、「7月26日~」現在までの間の体調に関する情報を含む。例えば、体調に関する情報は、「経血量」と、「イライラ」と、「肌荒れ」と、「おりもの多」といった情報である。図12の例では、「経血量」の左側に配置された点は、経血があった日を示す。
ここで、「経血量」の多さは、5段階で示される。図12の例では、「経血量」は、「少ない」、「やや少」、「普通」、「やや多」、「多い」といった5段階で示される。この場合、「経血量」の多さは、点の塗りつぶし度合いによって示される。図12の例では、点の塗りつぶし度合いが高いほど、経血量が多いことを示す。なお、「生理痛」の重さは、「経血量」と同様に、点の塗りつぶし度合いが高いほど、生理痛が重いことを示す。また、「鎮静剤」の数の多さは、「経血量」と同様に、点の塗りつぶし度合いが高いほど、鎮痛剤の数が多いことを示す。これにより、端末装置10は、「経血量」等を濃淡で示すことで、視覚的に経血量の度合いを利用者に容易に認識させることができる。
また、図12例では、カレンダー(例えば、生理カレンダー等)は、縦線と横線とによって構成されたマス状のカレンダーである。例えば、カレンダーは、生理日の範囲と、排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間とを含む。ここで、カレンダーは、塗りつぶされた領域の濃淡に応じて3つの領域に分類される。例えば、第1領域は、生理日「6/2-6/7」の下に位置する領域であって、濃く塗りつぶされた領域に相当する。第2領域は、排卵予測「6/21」の下に位置する領域であって、第1領域よりも薄く塗りつぶされた領域に相当する。第3領域は、第1領域と、第2領域とを除いた領域である。また、排卵予測日は、6/21に相当し、濃く塗りつぶされた態様で配置される。
また、カレンダーは、生理日の所定日より前から表示される。例えば、カレンダーは、生理周期から予測される生理日の5日前から表示される。また、カレンダーの下部に配置された数字は、生理日の開始日を起点とした経過日数を示す。このように、カレンダーは、生理日と、排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間とが重畳された態様で配置される。
なお、排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間が示す範囲は、任意のタイミングで利用者によって移動可能に配置されてもよい。例えば、予測された排卵日が利用者の体調等によってわずかに前後する場合があり得る。この場合、利用者は、適宜、排卵予測日及び排卵予測日の前後の期間が示す範囲を適切な位置に移動してもよい。
このように、端末装置10は、利用者の日々の体調に関する情報が整理された態様で視覚的に把握できるようなコンテンツを表示する。これにより、利用者は、自身の体調を容易に把握しやすくなる。したがって、端末装置10は、生理日や排卵予測日に対応された利用者の体調の変化を容易に把握させることができる。
例えば、端末装置10は、利用者が利用者自身の体調の変化、体調の傾向又は体調の変化の規則性を認識したい場合、利用者の各種ニーズに対応する情報を容易に把握させることができる。また、端末装置10は、利用者が生理に関して、どのような症状が出やすく、且つ、いつ(生理前、生理中又は排卵前後等)出やすいかを認識したい場合、利用者の各種ニーズに対応する情報を容易に把握させることができる。すなわち、端末装置10は、「症状」と「いつ」とを対応付けて利用者に視覚的に把握させることができる。
また、端末装置10は、利用者が利用者自身の身体のリズム(正常な身体状態を示すリズムか否か等)を認識したい場合に、利用者の日々の体調に関する情報が整理された態様で視覚的に把握できるようなコンテンツを表示することで、利用者自身の身体のリズムといった情報を容易に把握させることができる。
なお、コンテンツC8に配置される所定の期間における体調に関する情報は、上部に利用者によって選択された期間の体調に関する情報が配置され、下部に過去の態様に関する情報が配置されるといった態様で配置されてもよい。この場合、コンテンツC8の上部に配置される体調に関する情報は、利用者の操作に応じて変化してもよい。例えば、体調に関する情報は、過去の体調に関する情報が利用者によってスワイプ等の操作がなされたときに、スワイプされた先の期間における体調に関する情報が上部に配置されてもよい。
また、コンテンツC8は、「経血量」等の度合いを示すアイコンをさらに含んでもよい。例えば、コンテンツC8には、「経血量」と、カレンダーとの間に、「経血量」の度合いを示すアイコンが配置されてもよい。ここで、アイコンは、「経血量」の度合いと同一又は類似の度合いを示すアイコンである。なお、度合いを示すアイコンとは、如何なるアイコンであってもよい。例えば、「経血量」の度合いを示すアイコンは、水滴の数の多さによって「経血量」の度合いが高いことを示すアイコン等である。
また、コンテンツC8は、前月との比較情報をさらに含んでもよい。例えば、肌荒れの度合いが前月よりも低い度合いである場合に、下向きの矢印で低い度合いであることを示す情報を含んでもよい。また、度合いの表現には、各種表現が採用可能である。例えば、度合いが高い度合いである場合には上向きの矢印や、度合いが変化しない場合には左向きの矢印等が採用されてもよい。
また、図13を用いて、利用者のタイプと、図12に示す各種情報と、タスクとを含むコンテンツについて説明する。図13は、変形例に係るコンテンツの一例を示す図である。
図13の例では、端末装置10は、「マイレポート」と題し、「通期」又は「周期別」における各種情報を切替えて表示させるためのボタンを含むコンテンツを表示する。ここで、利用者によって「周期別」のボタンが押下されたものとする。この場合、端末装置10は、周期別の各種情報を含むコンテンツC9を表示する。
図13の例では、コンテンツC9は、「6月2日~7月10日」と、タイプを示す情報「ベスト型ハツラツ」とを含む。ここで示されるタイプは、利用者によって「2019/07/02」時点に決定されたタイプである。
また、コンテンツC9は、生理日数と生理期間とに関する情報を含む。例えば、コンテンツC9は、生理日数として、「日数が7日」であり、前の生理日時よりも生理日数が2日増加していることを示す情報「前周期 +2日」を含む。また、コンテンツC9は、生理期間として、「期間が25日」であり、前の生理日時よりも生理期間が0日増加していることを示す情報「前周期 ±0日」を含む。
また、コンテンツC9は、体調に関する情報を含む。図13の例では、体調記録は、図12が示す体調に関する情報と同一のため、説明を省略する。
また、コンテンツC9は、タスクに関する情報を含む。例えば、コンテンツC9は、「タイプ別やること」と、タスクとして、「朝ごはんにタンパク質を食べた」、「栄養のあるおやつを食べた」、「カフェインを1日300 mg以下に抑えた」、「DHAとビタミンDの多い食材をとった」、「カルシウムとマグネシウムの多い食材をとった」、「活動量を増やせた」及び「温活ができた」を含む。
また、コンテンツC9は、タスク毎に、タスクを達成した数と、連続で達成した日数とを含む。例えば、タスクを達成した数は、チェックマークの数に対応する。また、連続で達成した日数は、「3日達成」といった情報がタスクとともに配置される。
図13の例では、「朝ごはんにタンパク質を食べた」が4回達成され、「3日達成」されていることを示す。「栄養のあるおやつを食べた」が15回達成され、「15日達成」されていることを示す。「カフェインを1日300 mg以下に抑えた」が7回達成され、「7日達成」されていることを示す。
「DHAとビタミンDの多い食材をとった」が30回達成され、「30日達成」されていることを示す。「カルシウムとマグネシウムの多い食材をとった」が3回達成され、「3日達成」されていることを示す。「活動量を増やせた」が3回達成され、「3日達成」されていることを示す。「温活ができた」が3回達成され、「3日達成」されていることを示す。
このように、端末装置10は、利用者のタスクの数と、タスクを達成した数とを一覧で表示する。これにより、端末装置10は、利用者に対して、タスクのうち、達成したタスクと、達成できていないタスクとを容易に把握させることができる。また、端末装置10は、タスクを達成したことをチェックマークの数が積み上がる態様で表示するため、利用者に対してタスクの達成感を想起させることができる。
このように、実施形態に係る情報処理装置100の提供部135は、各種バリエーションを有するコンテンツを利用者に提供するため、利用者に対して適切なコンテンツを提供することができる。
〔6-11.体温情報の取得〕
上記実施形態では、情報処理装置100の受付部131が利用者によって入力された利用者情報を端末装置10から受付ける受付処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、受付部131は、利用者の体温に関する情報を受付けてもよい。
例えば、受付部131は、利用者の体温に関する情報と、体温を計測した日時に関する情報とを受付けてもよい。この場合、体温に関する情報及び体温を計測した日時に関する情報は、利用者によって入力されてもよいし、利用者によって利用された体温計からBluetooth(登録商標)を介して受付けられてもよい。また、体温に関する情報は、利用者によって利用されるウェアラブラルデバイス等から所定の通信を介して受付けられてもよい。
そして、受付部131は、所定の期間内の体温の変化をグラフ化してもよい。そして、情報処理装置100の提供部135は、体温のグラフを含むコンテンツを利用者に提供してもよい。ここでいうグラフは、如何なるグラフでもよく、例えば、折れ線グラフ等である。また、提供部135は、かかるグラフを外部に出力してもよい。例えば、提供部135は、かかるグラフが示す情報を任意のファイル形式で出力してもよい。
また、受付部131は、公知のヘルスケアアプリケーションと連動して、利用者の体温に関する情報及び体温を計測した日時に関する情報を管理してもよい。これにより、実施形態に係る情報処理装置100の受付部131は、容易に体温の管理を可能とする。
なお、受付部131は、受付けた体温に関する情報に基づいて、利用者の生理日を予測してもよい。また、受付部131は、受付けた体温に関する情報に基づいて、オギノ式に基づく算出方法等を用いて、排卵予測日等を予測してもよい。
〔6-12.身体情報のグラフ化〕
上記実施形態では、情報処理装置100の受付部131が利用者によって入力された利用者情報を端末装置10から受付ける受付処理の一例について説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、受付部131は、受付けた身長や、体重の所定の期間内の変化をグラフ化してもよい。そして、情報処理装置100の提供部135は、身長又は体重のグラフを含むコンテンツを利用者に提供してもよい。ここでいうグラフは、如何なるグラフでもよく、例えば、折れ線グラフ等である。また、提供部135は、かかるグラフを外部に出力してもよく、かかるグラフが示す情報を任意のファイル形式で出力してもよい。
〔6-13.アプリケーションの機能〕
上記実施形態では、利用者の月経及び心身の調子等を管理するアプリケーションAPP(情報処理プログラムの一例に相当)の例を挙げて説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、アプリケーションAPPは、任意でアプリケーションの機能を単純化して利用者に提供してもよい。
例えば、アプリケーションAPPは、利用者による選択に応じて、生理に関する情報を管理する機能のみ(シンプルモード)を利用者に対して提供してもよい。また、アプリケーションAPPは、利用者による選択に応じて、生理及び排卵日の情報を除いて、利用者のタイプと、タスクと、体調の記録とを管理する機能(体調改善モード)を利用者に提供してもよい。なお、アプリケーションAPPは、利用者による選択に応じて任意のタイミングで、シンプルモードや、体調改善モードや、すべての機能が利用可能なモード(妊活モード)に切替可能である。これにより、アプリケーションAPPは、幅広い利用者に対して利用されることを可能とする。
例えば、アプリケーションAPPは、妊活に興味のない利用者や、小学生~大学生等である利用者に対して、シンプルモードを提供する。また、アプリケーションAPPは、妊娠予定の主婦等である利用者であって、生理や体調の管理を行いたい利用者に対して、体調改善モードを提供する。このように、アプリケーションAPPは、利用者に応じて適切な管理機能を提供することができる。
〔6-14.データの移行〕
上記実施形態では、利用者が予めアプリケーションAPPを端末装置10にインストールしている例を挙げて説明したが、上記例に限定されなくともよい。例えば、アプリケーションAPPとは異なる他のアプリケーションを利用者が既に利用しており、アプリケーションAPPにデータ等を移行してからアプリケーションAPPを利用してもよい。
例えば、端末装置10は、アプリケーションAPPと、他のアプリケーションとをインストールしているものとする。この場合、利用者は、他のアプリケーションから生理日や、生理周期や、生理又は体調に関するレポートや、体温等に関する情報をアプリケーションAPPにデータ移行するものとする。
以下では、図14を用いて、生理日に関する情報をデータ移行するデータ移行処理について説明する。図14は、変形例に係るデータ移行処理の一例を示す図である。図14の例では、端末装置10は、他のアプリケーションを起動しているものとする。そして、端末装置10は、他のアプリケーション上で表示されるコンテンツをOCR(Optical Character Recognition)等の従来技術を用いて解析を行うことで、生理日に関する情報を抽出する。
まず、図14に示すように、端末装置10は、他のアプリケーションを起動し、コンテンツC10を表示する。ここで、コンテンツC10は、カレンダーに関するコンテンツである。また、コンテンツC10は、カレンダーが示す日時に関する情報と対応付けて記憶される生理日に関する情報が日にち情報に重畳されて配置される。
ここで、利用者は、コンテンツC10をスクリーンショット等によって撮影するものとする(ステップS31)。そして、端末装置10は、OCRを用いて、コンテンツC10の画像を解析することでコンテンツC10に配置される文字列や図形等を抽出する。
図14の例では、端末装置10は、日時に関する情報として、「2017/11」と、曜日に関する情報と、日にちに関する情報とを抽出する。また、端末装置10は、「? アイコン説明」といったヘルプに関する情報と、月形のマークと、ハート形のマークと、注射形のマークとを抽出する。そして、端末装置10は、コンテンツC10に配置される文字列や図形等を利用者に対して選択可能な態様で表示する。
ここで、利用者によって生理日と、生理日ではない日とが選択されたものとする。例えば、利用者は、端末装置10に表示されるコンテンツC10の画像を押下等することによって、「1日」を生理日として選択する。ここで、選択された領域を選択領域SE1とする。また、利用者は、端末装置10に表示されるコンテンツC10の画像を押下等することによって、「10日」を生理日ではない日として選択する。ここで、選択された領域を選択領域SE2とする。
続いて、端末装置10は、選択領域SE1に類似する日にちを自動的に検出し、検出した日にちを選択領域SE3のように選択する(ステップS32)。例えば、端末装置10は、選択領域SE1に月形のマークが含まれていることを検出し、月形のマークが含まれる日にちをすべて選択する。これにより、端末装置10は、コンテンツC10の画像から生理日に関する情報を抽出する。例えば、端末装置10は、コンテンツC10の画像から、生理日に関する情報として、「2017/11/1~2017/11/6」と抽出する。また、端末装置10は、抽出した生理日に関する情報を所定の記憶部に記憶する。
そして、端末装置10は、アプリケーションAPPが起動された場合に、アプリケーションAPP上で所定の記憶部に記憶された生理日に関する情報を取得する。続いて、端末装置10は、利用者による操作に応じて、取得された生理日に関する情報をアプリケーションAPPに登録する。このように、端末装置10は、スクリーンショットといった利用者が日頃から慣れ親しんでいる操作に基づいて、生理日に関する情報を抽出する。これにより、端末装置10は、利用者に対して、簡便にデータ移行処理を実現させることを可能とする。
なお、上記ステップS31~S32は、端末装置10が利用者による操作に応じて生理日に関する情報をアプリケーションAPPに登録する前に、利用者に対して生理日に関する情報を確認するステップを含んでもよい。
また、端末装置10は、他のアプリケーションが特定のアプリケーションの場合には、特定のアプリケーションに対応した上記データ移行処理を行ってもよい。例えば、特定のアプリケーションでは、図14に示したような月形のマークではなく、動物のマークが利用されているものとする。この場合、端末装置10は、動物のマークが含まれる日にちをすべて選択する。そして、端末装置10は、コンテンツの画像から生理日に関する情報を抽出してもよい。
また、上記例では、端末装置10は、アプリケーションAPPと、他のアプリケーションとをインストールしているものとして説明したが、これに限定されなくともよい。例えば、端末装置10は、他のアプリケーションをインストールしていた後に、他のアプリケーションからデータ移行するための情報を取得する。そして、端末装置10は、アプリケーションAPPをインストールして、上記データ移行処理を行ってもよい。なお、インストールする順序は、任意の順序でよい。
また、上記例では、端末装置10がOCRに基づくデータ移行処理を行う例を挙げて説明したが、これに限定されなくともよい。例えば、端末装置10は、QRコード(登録商標)等の二次元コードを用いて、データ移行処理を行ってもよい。
また、上記例では、端末装置10がスクリーンショットによりコンテンツC10を撮影する例を挙げて説明したが、スクリーンショットの代わりに、端末装置10に表示されたコンテンツC10を端末装置10とは異なる他の端末装置によって撮影してもよい。
また、上記例では、端末装置10が選択領域SE1に類似する日にちを自動的に検出し、検出した日にちを選択領域SE3のように選択する例を挙げて説明したが、これに限定されなくともよい。例えば、端末装置10は、利用者が選択する操作に応じて、選択領域SE3を受付けてもよい。
〔6-15.他の事項〕
上記実施形態では、コンテンツC5はタイプと、タスクの実行割合を表示したが、これに限らず、例えば、対象期間・タイプ・生理日数・生理周期・タスクの実行割合を表示するようにしてもよい。このような情報をまとめて表示することで、利用者は、対象期間における自身の生理の状況と、自身のタイプ、そしてタスクの実行結果を確認することができ、対象期間の利用者自身の行動(タスクの実行)や体調(タイプや生理情報)を振り返りやすくなる。なお、タスクの実行割合を“%”で表現したが、これに限らず、実行した回数をカウントするようにしてもよい。
また、実行するタスクの数は、如何なる値であってもよい。例えば、実行するタスクの数は、利用者に応じてタスクの数を増減してもよいし、一定値(例えば、10個)でもよい。また、実行するタスクは、利用者がタスクを選べるようにしてもよい。また、タスクごとに難易度(実行結果が100%になりやすいか否か、例えば、継続する日数、実施するために必要なコスト(金額・手間等)等に応じて設定されるレベル)を表示してもよい。また、タスク一覧画面において、タイプに応じて表示されるタスク(可変タスク)と、全てのタイプで表示されるタスク(基本タスク)を分けて表示するようにしてもよい。
また、自身の体調を入力するコンテンツC2において、利用者自身が入力したい体調を設定できるアイコンを作成できるカスタマイズボタンを表示するようにしてもよい。これにより、利用者自身に合った体調入力アイコンが無い場合、自身でカスタマイズボタンから体調入力をするためのアイコンを作成して体調を入力することができる。
また、他のアプリの生理管理データを連携させるために、他のアプリと共通の利用者アカウント(情報処理装置100が発行するアカウントであってもよいし、外部の情報処理装置や、外部サービスで発行されるアカウントであってもよい)を利用することで、データの連携をできるようにしてもよい。これにより、例えば、女性は初経~若年期、成人期、更年期と体質が変化していくことから、年代別にアプリケーションを作成し、それぞれの年代に合ったタイプ診断、コラム提供、タスク提案を各アプリケーションの機能として搭載することで、利用者である女性は、自身の体質の変化に合わせてアプリケーションを使い分けることができるだけでなく、他のアプリで利用していた情報をシームレスに連携させることができるため、利用者の体質に合ったタイプの診断やコラムの提供、タスクの提案をすることができる。
〔6-16.その他〕
上記した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、手動的に行われてもよい。また、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、公知の方法で自動的に行われてもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られるものではない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されなくともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。また、各構成要素は、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。
例えば、端末装置10が情報処理装置100の構成を一部有することで、端末装置10と情報処理装置100とが連動することで提供処理を行ってもよい。例えば、端末装置10は、情報処理装置100の構成のうち、分類部132と、決定部133と、選択部134とを有してもよい。また、端末装置10が情報処理装置100の構成を有することで、端末装置10のみで提供処理を行ってもよい。
また、上記してきた各処理は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実行されてもよい。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、選択部は、選択手段や選択回路に読み替えることができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や、情報処理装置100は、例えば、図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図15は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、キャッシュ1040、メモリ1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続される。
演算装置1030は、キャッシュ1040やメモリ1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。キャッシュ1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するキャッシュである。また、メモリ1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現されるメモリである。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現されてよい。一方、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
例えば、入力装置1020は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置により実現されてもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体により実現されてもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する機能を有する。
ここで、演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行うこととなる。例えば、演算装置1030は、入力装置1020やメモリ1050からプログラムをキャッシュ1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、キャッシュ1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現することとなる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明した。しかしながら、これらは例示であり、本願の実施形態は、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、所謂当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で実施することが可能である。