以下、アドバイス装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
実施の形態におけるアドバイス装置1は、例えば、ユーザのコンピュータである。コンピュータは、例えば、ユーザ宅のPCであるが、携帯端末でもよい。携帯端末は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機等であるが、その種類は問わない。または、アドバイス装置1は、例えば、病院や薬局等の医療機関のコンピュータでもよく、その所在は問わない。
本実施の形態におけるアドバイス装置1は、通常、スタンドアロンであるが、例えば、1または2以上の端末装置(図示しない:以下同様)と、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して接続されたサーバでもよい。
図1は、本実施の形態におけるアドバイス装置1のブロック図である。アドバイス装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、出力部14を備える。格納部11は、アンケート格納部111、アドバイス格納部112を備える。受付部12は、回答受付部121を備える。処理部13は、スコア取得部131、アドバイス取得部132、決定部133、除外部134を備える。スコア取得部131は、条件判断手段1311、健康阻害要素取得手段1312、配点取得手段1313、スコア取得手段1314、重複判断手段1315を備える。出力部14は、アンケート出力部141、アドバイス出力部142を備える。
格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述するアンケート、後述するアドバイス情報などである。なお、格納部11には、例えば、項目情報、サプリの情報、化粧品の情報、第一対応情報、第二対応情報なども格納されるが、これらの情報については、適時説明する。
アンケート格納部111には、アンケートが格納される。アンケートとは、複数の人に同じ質問を出して回答を求める調査法である。本実施の形態におけるアンケートは、例えば、生活習慣または食生活のうち1種類以上を含む対象に関するアンケートである。アンケートは、例えば、質問情報を2以上有する。
質問情報とは、質問に関する情報である。質問情報は、例えば、YES/NOを問う形式の質問、または当てはまる選択肢(YESの場合)にチェックを入れる形式の質問などである。ただし、質問情報は、例えば、数値や病名等の2以上の選択肢の中からの選択でもよいし、または、記述を求める形式の質問でよく、その形式は問わない。
質問情報は、健康に関する2以上の大項目の少なくとも1つに対応付いている。大項目とは、最上位の項目である。健康に関する2以上の大項目は、例えば、予め決められた7つの項目のうち2以上であることは好適である。7つの項目は、例えば、心身の各部位である。7つの項目は、具体的には、例えば、あたま(頭脳)、こころ(心理)、からだ(身体)、おなか(消化器系)、いのち(生命力)、おはだ(皮膚)、めぐり(循環器系)等であるが、その種類は問わない。ただし、予め決められた項目の数は、6つ以下でもよいし、8つ以上でもよく、その数は問わない。
健康に関する2以上の大項目は、例えば、上記7つの項目のうち2以上である。健康に関する2以上の大項目は、具体的には、例えば、上記7つの項目であってもよい。
大項目に対応付くことは、大項目に直接、対応付く場合に限らず、例えば、大項目が有する2以上のいずれかの中項目に対応付いていている場合も含む。中項目とは、大項目に次ぐ2番目に上位の階層の項目である。中項目は、例えば、大項目に対する健康阻害要素に関する項目である。例えば、大項目が心身の部位に関する項目である場合、中項目は、大項目が示す部位に属する器官(例えば、脳や腸等)や能力(例えば、記憶力や消化機能等)に生じる支障の態様(例えば、脳の慢性炎症や便秘等)であってもよい。
健康に関する2以上の大項目が上記7つの項目である場合、各大項目が有する中項目の数は、例えば、3つであることは好適である。具体的には、例えば、大項目“あたま”は、3つの中項目“脳に慢性炎症をきたすもの”,“記憶力や認知力を奪うもの”,および“集中力や脳エネルギーを妨げるもの”を有していてもよい。
ただし、各大項目が有する中項目の数は、2つ以下でもよいし、4つ以上でもよい。また、中項目の数は、通常、2以上の大項目の間で共通であるが、例えば、大項目ごとに異なっていてもよい。さらに、中項目の種類も問わない。
質問情報は、具体的には、例えば、大項目“あたま”に対応付いた質問情報“朝はパンを食べることが多い”や、大項目“こころ”が有する中項目“意欲が奪われるもの”に対応付いた質問情報“1日に3杯以上、コーヒーを飲んでいる”などであってもよい。
アンケートの対象は、例えば、病歴または服用薬をさらに含んでもよい。病歴は、例えば、アレルギー性皮膚炎等、何でもよい。服用薬は、例えば、アレルギー用薬等、何でもよい。アンケートは、例えば、病歴または服用薬に関する質問情報をさらに含むことは好適である。病歴に関する質問情報は、例えば、“アトピー性皮膚炎と診断されたことがある”等であるが、その形式や内容は問わない。服用薬に関する質問情報は、例えば、“アレルギー用薬を飲んでいる”等であるが、その形式や内容は問わない。
アンケートの対象は、例えば、健康に対するトラブルをさらに含んでもよい。健康に関するトラブルとは、病気には至っていないが、病気に繋がる健康状態である。健康に関するトラブルは、例えば、自覚症状といってもよい。アンケートは、例えば、トラブルに関する質問情報をさらに含むことは好適である。トラブルに関する質問情報は、例えば、“物忘れが多くなったと感じる”等であるが、その内容や形式は問わない。
質問情報には、1または2以上の健康阻害要素が対応付いている。健康阻害要素とは、健康を阻害する要素である。健康阻害要素は、例えば、物質、または習慣である。
健康阻害要素としての物質は、通常、過剰摂取によって健康阻害が生じる物質であるが、欠乏によって健康阻害が生じる物質でもよい。過剰摂取によって健康阻害が生じる物質は、例えば、小麦、重金属、カフェイン等であるが、その種類は問わない。欠乏によって健康阻害が生じる物質は、例えば、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等であるが、その種類は問わない。
健康阻害要素としての習慣は、例えば、運動不足、睡眠不足、喫煙等であるが、その種類は問わない。ただし、物質と習慣は、必ずしも区別されなくてよい。例えば、カフェインのような習慣性のある物質は、習慣化によって過剰摂取となりやすいことから、習慣と考えてもよい。
なお、健康阻害要素は、通常、一般の人の健康を阻害する要素であるが、例えば、特定の人の健康状態を悪化させる要素でもよい。一般の人とは、病気でない人、または医薬品を飲んでいない人であり、健康な人といってもよい。特定の人とは、病気の人、または医薬品を飲んでいる人である。特定の人にとっては、例えば、サプリメント(以下、サプリと記す場合がある)も、健康阻害要素となり得る。
サプリとは、不足しがちな栄養素を多く含む食品であり、栄養補助食品とも呼ばれる。栄養素は、例えば、ミネラルやビタミン等であるが、その種類は問わない。ミネラルは、例えば、カルシウム、カリウム等であるが、その種類は問わない。ビタミンは、例えば、ビタミンA、ビタミンD等であるが、その種類は問わない。
具体的には、例えば、腎臓病の人に対する健康阻害要素は、カリウムを含むサプリであってもよい。腎臓病の人がカリウムを過剰摂取すると、高カリウム血症となる可能性が高まるからである。また、例えば、強心剤を飲んでいる人に対する健康阻害要素は、ビタミンDを含むサプリであってもよい。強心剤は、ビタミンDとの併用によって、その作用が増強するからである。
また、同じ健康阻害要素が、2以上の各質問情報に重複して対応付く場合もある。例えば、2つの質問情報“菓子パンや調理パンを週3回以上食べる”および“バターでなく、マーガリンを使っている”の各々に、健康阻害要素“重金属”が重複して対応付いていてもよい。
アドバイス格納部112には、大項目または中項目に対応付いたアドバイス情報が2以上格納される。アドバイス情報とは、健康に関するアドバイスの情報である。アドバイス情報は、特に、例えば、健康阻害要素を抑制するためのアドバイスの情報であることは好適である。または、アドバイス情報は、例えば、健康を維持する又は促進するためのアドバイスの情報であってもよく、その種類は問わない。アドバイス情報は、例えば、アンケートに回答したユーザに対するアドバイスの情報である、といってもよい。アドバイス情報は、具体的には、例えば、生活に関するアドバイス、リスクの情報、レコメンドするサプリの情報、レコメンドする化粧品の情報のうちの、1以上の情報を含む。
レコメンドするサプリは、例えば、健康阻害要素による健康への影響を抑制するサプリであることは好適である。レコメンドするサプリは、具体的には、例えば、健康阻害要素“小麦”の過剰摂取による脳の完成炎症を抑える成分を含むサプリ(例えば、サプリA)であってもよい。
例えば、格納部11に、健康阻害要素と、レコメンドするサプリまたはレコメンドする化粧品とを対応付ける情報(以下、第一対応情報と記す場合がある)が格納されている。第一対応情報は、例えば、健康阻害要素と、サプリ名または化粧品名のうち1種類以上の情報との対の集合であるが、その構造は問わない。第一対応情報は、具体的には、例えば、健康阻害要素“小麦”とサプリ名“サプリA”との対、健康阻害要素“肌の老化”とサプリ名“サプリC”および化粧品名“化粧品X”との対などを含む。
レコメンドするサプリの情報は、例えば、サプリ名を示す文字列を含む。また、レコメンドするサプリの情報は、通常、価格、効能などを示す文字列も含み、さらに、例えば、写真やイラスト等の画像をも含むことは好適である。同様に、レコメンドする化粧品の情報は、例えば、化粧品名を示す文字列を含み、通常、価格、効能などを示す文字列も含み、さらに、写真やイラスト等の画像をも含むことは好適である。なお、こうした文字列や画像は、例えば、格納部11に予め格納されているが、外部の装置(例えば、端末装置)から受信されてもよい。
アドバイス情報は、例えば、生活に関するアドバイス、およびリスクの情報を含んでもよい。生活に関するアドバイスとは、例えば、食生活に関するアドバイス、または生活習慣に関するアドバイスであるが、その種類は問わない。
リスクの情報とは、健康が損なわれる可能性に関する情報である。リスクの情報は、例えば、リスクタイプであってもよい。リスクタイプとは、リスクのタイプを示す情報である。リスクタイプは、通常、大項目に対応するリスクのタイプを示す情報(例えば、“あたま型リスク”や“おはだ型リスク”等)であるが、大項目および中項目に対応するリスクのタイプを示す情報(例えば、“あたま脳炎症型リスク”等)であってもよいし、中項目に対応するリスクのタイプを示す情報(例えば、“脳炎症型リスク”等)であっても構わない。
大項目に対応するリスクタイプは、例えば、2以上の大項目のうち、スコアが最も高い大項目に関する情報である。大項目および中項目に対応するリスクタイプは、例えば、スコアが最も高い大項目が有する2以上の中項目のうち、スコアが最も高い中項目に関する情報である。ただし、リスクタイプは、例えば、スコアが1番目~X番目(Xは2以上に整数)に高い大項目または中項目に関する情報をも含んでいてもよく、その構造は問わない。
スコアとは、健康に関する評価を数値化した情報である。本実施の形態におけるスコアは、通常、健康が阻害される可能性に応じた数値であり、例えば、健康に対するリスクを示す数値といってもよい。従って、スコアの数値が大きいほど、病気になる可能性は高くなる。ただし、スコアは、例えば、健康が維持または増進される可能性に応じた数値でもよい。その場合、スコアの数値が大きいほど、病気になる可能性は低くなる。
または、リスクの情報は、2以上の各大項目のスコアに関する情報でもよい。リスクの情報は、例えば、大項目とスコアとの対の集合でもよい。大項目とスコアとの対は、例えば、大項目“あたま”とスコア“9”との対“(あたま,9)”や、項目“こころ”とスコア“12”との対“(こころ,12)”などであるが、その形式は問わない。
大項目に対応付いたアドバイス情報は、例えば、大項目“あたま”に対応付いたアドバイス情報“あなたのリスクは「あたま型リスク」です。あたま型リスクとは、食生活や生活習慣によって、脳の機能に悪影響が出るリスクを言います・・・”等であるが、その形式や内容は問わない。
中項目に対応するリスクタイプは、例えば、“おはだ老化型リスク”等であるが、その種類は問わない。中項目に対応付いたアドバイス情報は、具体的には、例えば、大項目“おはだ”が有する中盲目“肌を老化させるもの”に対応付いたアドバイス情報“異性化糖は、肌の老化を助長する恐れがあります。水不足も老化の原因となりますので、天然果糖を摂り、保湿を心がけましょう。”等であるが、その形式や内容は問わない。
中項目に対応するアドバイス情報は、例えば、レコメンドするサプリの情報、またはレコメンドする化粧品のうち1種類以上の情報をさらに含むことは好適である。具体的には、例えば、大項目“おはだ”が有する中盲目“肌を老化させるもの”に対応付いたアドバイス情報は、上記のようなアドバイスおよびリスクに関する情報“異性化糖は、肌の老化を助長する恐れがあります。水不足も老化の原因となりますので、天然果糖を摂り、保湿を心がけましょう。”に加えて、レコメンドするサプリの情報“サプリC”、およびレコメンドする化粧品の情報“化粧品X”をも含んでいてもよい。
なお、大項目に対応するアドバイス情報もまた、例えば、レコメンドするサプリの情報、またはレコメンドする化粧品のうち1種類以上の情報をさらに含んでいてもよい。
受付部12は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、後述する回答情報などである。受け付けは、通常、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスから入力された情報の受け付けであるが、例えば、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。または、受け付けは、例えば、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報の受信でもよく、その態様は問わない。そして、かかる事項は、回答受付部121による回答情報の受け付けにも当てはまる。
なお、例えば、アドバイス装置1がサーバである場合、受付部12は、例えば、端末装置から送信された情報を受信してもよい。端末装置からは、通常、端末識別子と対に情報が送信され、受付部12は、当該送信された情報と端末識別子との対を受信する。端末識別子とは、端末装置を識別する情報である。端末識別子は、例えば、MACアドレスやIPアドレス等のアドレス、または電話番号であるが、IDでもよいし、端末装置のユーザを識別するユーザ識別子でもよく、端末装置を識別し得る情報であれば何でもよい。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、メールアドレス、電話番号、IDなどであるが、ユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。
回答受付部121は、アンケートが有する2以上の各質問情報に対する回答情報を受け付ける。回答情報とは、回答に関する情報である、回答情報は、例えば、“YES”または“NO”を示す情報でもよいし、チェックが入れられた質問に対応付いたIDの集合(例えば、回答がYESである1または2以上の質問に対応する1または2以上の質問番号)でもよいし、入力された数値や用語等の文字列でもよく、その構造は問わない。
回答受付部121は、通常、食生活または生活習慣のうち1種類以上に関する質問情報に対する回答情報を受け付ける。また、回答受付部121は、例えば、病歴または服用薬のうち1種類以上に関する質問情報に対する回答情報をも受け付けることは好適である。さらに、回答受付部121は、例えば、トラブルに関する質問情報に対する回答情報をも受け付けることは、より好適である。
アンケートが有する2以上の各質問情報は、通常、2以上の各大項目が有する2以上の中項目の集合(つまり、4以上の中項目)のうち、少なくとも1つの中項目に対応付いている。例えば、質問情報“朝はパンを食べることが多い”は、大項目“あたま”が有する1つ目の中項目“脳に慢性炎症をきたすもの”に対応付いていてもよい。また、当該質問情報“朝はパンを食べることが多い”は、例えば、大項目“あたま”が有する2つ目の中項目“記憶力や認知力を奪うもの”にも対応付いていてもよい。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、スコア取得部131、アドバイス取得部132、決定部133、除外部134、条件判断手段1311、健康阻害要素取得手段1312、配点取得手段1313、スコア取得手段1314、および重複判断手段1315などの処理である。また、処理部13は、例えば、フローチャートで説明する各種の判別なども行う。なお、その他の処理については、適時説明する。
スコア取得部131は、回答受付部121が受け付けた2以上の回答情報を用いて、スコアを取得する。なお、取得されるスコアは、前述したように、通常、健康が阻害される可能性に応じた数値であるが、健康が維持される可能性に応じた数値でもよい。
スコア取得部131は、回答受付部121が受け付けた2以上の回答情報を用いて、例えば、2以上の各大項目ごとにスコアを取得する。
スコア取得部131は、回答受付部121が受け付けた2以上の回答情報を用いて、例えば、4以上の各中項目ごとにスコアを取得し、当該取得した各中項目ごとのスコアを用いて、2以上の各大項目ごとのスコアをも取得してもよい。
スコアを取得することは、例えば、回答情報が予め決められた回答条件を満たす場合に、予め決められた配点を加算することであってもよい。例えば、質問情報がYES/NOを問う形式である場合、予め決められた回答条件は、「回答情報が“YES”であること」であるが、「回答情報が“NO”であること」であってもよい。または、質問情報が数量を問う形式である場合、予め決められた回答条件は、例えば、「数量が閾値以上または閾値より大であること」であるが、「数量が閾値以下または閾値未満であること」であってもよい。または、質問情報が病名または薬品名を問う形式である場合、予め決められた回答条件は、例えば、「病名または薬品が、予め決められた2以上の病名または予め決められた2以上の薬品名のいずれかと一致すること」でもよい。ただし、予め決められた回答条件の種類は問わない。
2以上の各大項目が、当該大項目に対する健康阻害要素に関する2以上の中項目を有している場合、当該2以上の各中項目には、例えば、1または2以上の健康阻害要素情報が対応付いている。健康阻害要素情報とは、健康阻害要素に関する情報である。健康阻害要素情報は、例えば、健康阻害要素と、健康阻害要素に対する配点とを有する。健康阻害要素情報は、具体的には、例えば、健康阻害要素“小麦”と、健康阻害要素に対する配点“5”とを有する“(小麦,5)”等の情報であるが、その形式は問わない。
なお、健康阻害要素情報は、同じ健康阻害要素であっても、それが対応付く中項目によって、配点が異なる場合がある。例えば、大項目“あたま”が有する1番目の中項目“脳に慢性炎症をきたすもの”には、健康阻害要素情報“(小麦,5)”が対応付き、大項目“あたま”が有する2番目の中項目“記憶力や認知力を奪うもの”には、健康阻害要素情報“(小麦,3)”が対応付いてもよい。
例えば、一の質問情報に、1または2以上の健康阻害要素が対応付いており、4以上の各中項目には、1または2以上の健康阻害要素情報が対応付いている場合、スコア取得部131を構成する条件判断手段1311は、アンケートが有する2以上の各質問情報ごとに、当該質問情報に対する回答情報が予め決められた回答条件を満たすか否かを判断する。
なお、条件判断手段1311は、例えば、予め決められた回答条件を満たすと判断した1以上の各質問情報に、予め決められたフラグを付対応付けてもよい。または、条件判断手段1311は、例えば、質問識別子と判断結果との組の集合を取得してもよい。質問識別子とは、質問情報を識別する情報である。質問識別子は、例えば、“1”,“2”等の番号を含む情報(例えば、“C1”,“F2”等:後述)であるが、質問を識別し得る情報であれば何でもよい。
健康阻害要素取得手段1312は、条件判断手段1311が予め決められた回答条件を満たすと判断した1以上の各質問情報ごとに、健康阻害要素を取得する。詳しくは、例えば、前述したように、アンケート格納部111の2以上の各質問情報に健康阻害要素が対応付いており、健康阻害要素取得手段1312は、予め決められた回答条件を満たすと判断された1以上の各質問情報ごとに、当該質問情報に対応付いた健康阻害要素をアンケート格納部111から取得する。
配点取得手段1313は、健康阻害要素取得手段1312が取得した1以上の各健康阻害要素ごとに、当該健康阻害要素に対応する1以上の各中項目に対応付いた健康阻害要素情報から、配点を取得する。詳しくは、例えば、前述したように、格納部11の2以上の各中項目に、健康阻害要素と配点との組である健康阻害要素情報が1以上、対応付いており、配点取得手段1313は、取得された1以上の各健康阻害要素ごとに、当該健康阻害要素に対応する1以上の各中項目に対応付いた健康阻害要素情報が有する配点を取得する。
配点取得手段1313は、健康阻害要素取得手段1312が取得した2以上の健康阻害要素のうち、後述する重複判断手段1315が他と重複すると判断した健康阻害要素を除いた1以上の各健康阻害要素に対応する配点を取得することは好適である。
スコア取得手段1314は、配点取得手段1313が取得した1以上の配点を各中項目ごとに加算することにより、各中項目に対応するスコアを取得する。そして、スコア取得手段1314は、当該取得した1以上のスコアを各大項目ごとに加算することにより、各大項目に対応するスコアをも取得する。
重複判断手段1315は、健康阻害要素取得手段1312が取得した2以上の健康阻害要素の中に、他と重複する健康阻害要素が存在する否かを判断する。
アドバイス取得部132は、スコア取得部131が取得した2以上の各大項目ごとのスコアに基づいて、健康に対するリスクに関するアドバイス情報を取得する。
これに加えて又はこれに代えて、アドバイス取得部132は、スコア取得部131が取得した4以上の各中項目ごとのスコアに基づいて、当該4以上の中項目のうち1以上の各中項目に対応する健康阻害要素を抑制するための1以上のアドバイスを含むアドバイス情報を取得してもよい。各中項目に対応して取得されるアドバイス情報は、例えば、健康阻害要素を抑制するためのサプリまたは化粧品の情報を含むことは好適である。
アドバイス取得部132は、スコア取得部131が取得したスコアが予め決められたスコア条件を満たす大項目または中項目に対応するアドバイス情報を取得する。予め決められたスコア条件とは、例えば、2以上の各大項目ごとのスコアに関する第一スコア条件、または4以上の各中項目ごとのスコアに関する第二スコア条件である。
アドバイス取得部132は、例えば、スコア取得部131が取得した2以上の各大項目ごとのスコアを用いて取得される情報であり、健康に対するリスクの情報(例えば、リスクタイプ)と、スコア取得部131が取得した4以上の各中項目ごとのスコアを用いて取得される情報であり、4以上の中項目のうち1以上の各中項目に対応する健康阻害要素を抑制するための1以上のアドバイスと、を含むアドバイス情報を取得することは好適である。
詳しくは、アドバイス取得部132は、例えば、取得された2以上の各大項目ごとのスコアを用いて、予め決められた第一スコア条件を満たす大項目を示すリスクタイプ(例えば、“あたまリスク型”等)を取得する。これに加えて又はこれに代えて、アドバイス取得部132は、例えば、スコア取得部131が取得したスコアが予め決められた第二スコア条件を満たす大項目または中項目に対応する1以上アドバイスを取得してもよい。
予め決められた第一スコア条件は、例えば、“2以上の大項目のうち、スコアが最も高い大項目であること”である。または、予め決められた第一スコア条件は、例えば、“スコアが高い方からY番目以内(Yは2以上の整数)の大項目であること”であってもよい。
予め決められた第二スコア条件は、例えば、“スコアが最も高い大項目が有する2以上の中項目のうち、スコアが最も高い中項目であること”である。または、予め決められた第二スコア条件は、例えば、“4以上の中項目のうち、スコアが高い方からX番目以内(Xは2以上の整数)であること”であってもよい。
決定部133は、病歴または服用薬に関する質問情報に対する回答情報に応じて、推薦してはならないサプリ、または推薦してはならない化粧品についての決定の処理を行う。
例えば、格納部11に、両歴または服用薬と、推薦してはならないサプリまたは推薦してはならない化粧品とを対応付ける情報(以下、第二対応情報と記す場合がある)が格納されている。第二対応情報は、例えば、病名または薬品名と、サプリ名または化粧品名との対の集合であるが、その構造は問わない。第二対応情報は、具体的には、例えば、病名“アトピー性皮膚炎”と化粧品名“化粧品α”との対、薬品名“強心剤”とサプリ名“サプリβ”との対などを含む。
化粧品αは、香料入りの化粧品である。香料入りの化粧品は、アトピー性皮膚炎の患者にとって、健康阻害要素(例えば、かぶれの原因)となる。サプリβは、強心剤の作用を増強する(従って、強心剤を服用している患者にとって、健康阻害要素となる)物質であるビタミンDを含む。
決定部133は、格納部11に格納されている第二対応情報を用いて、受け付けられた回答情報が有する病名または薬品名に対応するサプリ名または化粧品名を取得する。例えば、受け付けられた回答情報が病名“アトピー性皮膚炎”を有する場合、決定部133は、当該病名と対になる化粧品名“化粧品α”を取得する。または、受け付けられた回答情報が薬品名“強心剤”を有する場合、決定部133は、当該薬品名と対になるサプリ名“サプリβ”を取得する。
除外部134は、決定部133が決定したサプリまたは化粧品の情報を、アドバイス取得部132が取得したアドバイス情報から除外する。例えば、アドバイス取得部132が、レコメンドする“サプリβ”の情報を含むアドバイス情報を取得しても、決定部133が、“サプリβ”を推薦してはならないサプリに決定した場合、除外部134は、取得されたアドバイス情報から“サプリβ”の情報を除外する。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、アンケート、アドバイス情報などである。本実施の形態において、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、例えば、スピーカからの音出力や、プリンタでのプリントアウトでもよいし、記録媒体への蓄積でも構わない。または、出力は、例えば、外部の装置(例えば、端末装置)への送信でもよいし、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどでもよく、その態様は問わない。なお、アドバイス装置1がサーバである場合、出力部14による出力は、通常、端末装置への送信である。
アンケート出力部141は、アンケート格納部111に格納されているアンケートを出力する。アンケート出力部141は、例えば、受付部12がアンケート出力指示を受け付けたことに応じて、アンケートを出力する。
または、例えば、格納部11に、アンケートの出力のタイミングに関するタイミング情報が格納されてもよい。アンケート出力部141は、例えば、MPUの内蔵時計やNTPサーバ等から取得される現在時刻が、格納部11に格納されているタイミング情報が示すタイミングである場合にアンケートを出力してもよく、アンケートの出力のトリガやタイミングは問わない。これによって、例えば、ディスプレイに、2以上の質問情報が表示される。
なお、アドバイス装置1がサーバである場合、アンケート出力部141は、通常、受付部12によってアンケート出力指示と対に受信された端末識別子で識別される端末装置に、アンケートを送信する。そして、当該端末装置のディスプレイに、当該アンケートが表示される。かかる事項は、アドバイス出力部142によるアドバイス情報の出力にも当てはまる。
アドバイス出力部142は、アドバイス取得部132が取得したアドバイス情報を出力する。これによって、例えば、ディスプレイに、リスクタイプ、1以上のアドバイス等を含むアドバイス情報が表示される。なお、表示されるアドバイス情報は、取得したアドバイス情報と同じ形式でなくてもよい。
例えば、取得されたアドバイス情報に含まれるリスクの情報が、3以上の各大項目のスコアに関する情報である場合、アドバイス出力部142は、レーダーチャートを出力してもよい。レーダーチャートとは、予め決められた原点から異なる向き(例えば、放射状)に延びる3以上の軸に沿って、3以上の各大項目ごとのスコアに応じた点を配置し、配置した3以上の各点を線で連結した、多角形のグラフである。
例えば、格納部11に、レーダーチャートや円グラフやヒストグラムといった各種のグラフを作成するソフトが格納されており、アドバイス出力部142は、7つの大項目に対応する7つの数値を基に、レーダーチャートを作成し、出力してもよい。
これによって、ユーザは、3以上の大項目に対応する3以上のスコアを一目で比較できるので、リスクタイプの直感的な理解が可能となる。
なお、アドバイス出力部142は、例えば、円グラフやヒストグアムといった、レーダーチャート以外のグラフを作成し、出力してもよく、出力するグラフの態様は問わない。
または、例えば、スコアが高い方からX番目以内である中項目に対応するX個のアドバイス情報が取得された場合、アドバイス出力部142は、当該取得されたX個のアドバイス情報を、スコアが高い順に出力してもよい。なお、スコアが高い順に出力することは、X個のアドバイス情報を、例えば、一の画面内に、スコアが高い順に配列して出力することでもよいし、スコアが高い順に、順次出力することでもよい。
また、例えば、トラブルに関する質問情報に対する回答情報に応じて、アドバイス出力部142によるアドバイス情報の出力が異なってもよい。出力が異なることは、例えば、出力される情報が異なることである。
アドバイス出力部142は、例えば、アドバイス取得部132が取得したアドバイス情報が、トラブルに関する質問情報に対する回答情報に応じて取得された健康阻害要素と合致する場合に、“自覚症状が認められる”旨のアドバイスを、当該アドバイス情報に含めて出力してもよい。なお、合致することは、当該取得されたアドバイス情報が、当該取得された健康阻害要素を含むことであってもよい。
例えば、取得されたアドバイス情報が“人工油脂は、集中力低下を招く恐れがあります。・・・”であり、トラブルに関する質問情報に対する回答情報に応じて取得された健康阻害要素が“集中力低下”である場合、アドバイス出力部142は、当該取得されたアドバイス情報が、当該取得された健康阻害要素を含むと判断し、当該アドバイス情報に、アドバイス“集中力低下の自覚症状が認められます。”を含めて出力してもよい。
なお、上記のようなアドバイスの追加は、アドバイス取得部132が行い、アドバイス出力部142は、アドバイス取得部132によってアドバイスが追加されたアドバイス情報を出力してもよい。
または、アドバイス出力部142は、例えば、トラブルに関する質問情報に対する回答情報に基づく健康阻害要素が、食生活または生活習慣に関する質問情報に対する回答情報に基づく健康阻害要素と、一致または類似する中項目についてはアドバイス情報を出力し、一致も類似もしない中項目についてはアドバイス情報を出力しなくてもよい。
または、出力が異なることは、例えば、出力の態様が異なることであってもよい。アドバイス出力部142は、例えば、一致または類似する中項目については通常の態様で出力し、一致も類似もしない中項目については、グレーアウトの態様で出力してもよい。
格納部11、アンケート格納部111、およびアドバイス格納部112は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
受付部12、および回答受付部121は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部12等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
処理部13、スコア取得部131、アドバイス取得部132、決定部133、除外部134、条件判断手段1311、健康阻害要素取得手段1312、配点取得手段1313、スコア取得手段1314、および重複判断手段1315は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出力部14、アンケート出力部141、およびアドバイス出力部142は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
なお、受付部12の受信機能は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、NIC(Network interface controller)やモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
また、出力部14の送信機能は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
次に、アドバイス装置1の動作について図2および図3のフローチャートを用いて説明する。図2は、アドバイス装置1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS201)処理部13は、受付部12がアンケート出力指示を受け付けたか否かを判別する。
なお、このフローチャートにおける受け付けは、通常、アドバイス装置1が有するキーボード等の入力デバイスを介して入力された情報の受け付けであるが、端末装置からの受信でもよい。後者の場合、アンケート出力指示は、通常、端末識別子と対に受信される。
受付部12がアンケート出力指示を受け付けたと判別された場合はステップS202に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS203に進む。
(ステップS202)アンケート出力部141は、アンケート格納部111に格納されているアンケートを出力する。
なお、フローチャートにおける出力は、通常、アドバイス装置1が有するディスプレイ等の出力デバイスを介した出力であるが、端末装置への送信でもよい。後者の場合、アンケートは、アンケート出力指示と対に受信された端末識別子で識別される端末装置に送信される。なお、かかる事項は、アドバイス出力部142によるアドバイス情報の出力にも当てはまる。
(ステップS203)処理部13は、回答受付部121が回答情報を受け付けたか否かを判別する。回答受付部121が回答情報を受け付けたと判別された場合はステップS204に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS205に進む。
(ステップS204)処理部13は、ステップS203で受け付けられた回答情報を格納部11に蓄積する。
(ステップS205)処理部13は、ステップS202で出力されたアンケートに含まれる2以上の質問情報に対応する全ての回答情報が格納部11に格納されているか否かを判別する。全ての回答情報が格納されていると判別された場合はステップS206に進み、一部または全部の回答情報が未だ格納されていないと判別された場合はステップS206に戻る。
(ステップS206)スコア取得部131は、格納部11に格納されている2以上の回答情報を用いて、各大項目および各中項目のスコアを取得するスコア取得処理を実行する。なお、スコア取得処理については、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS207)アドバイス取得部132は、ステップS206で取得された各大項目に対応するスコアを用いて、リスクタイプを取得する。
(ステップS208)アドバイス取得部132は、ステップS206で取得された各中項目に対応するスコアを用いて、健康阻害要素を抑制するための1以上のアドバイスを取得する。
(ステップS209)アドバイス取得部132は、ステップS207で取得したリスクタイプと、ステップS208で取得した1以上のアドバイスとを含むアドバイス情報を取得する。
(ステップS210)アドバイス出力部142は、ステップS209で取得されたアドバイス情報を出力する。その後、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、アドバイス装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図3は、スコア取得処理を説明するフローチャートである。
(ステップS301)スコア取得部131は、変数iに初期値1をセットする。変数iとは、アンケート格納部111に格納されているアンケートに含まれる2以上の質問情報のうち、未選択の質問情報を順番に選択していくための変数である。
(ステップS302)スコア取得部131は、i番目の質問情報があるか否かを判別する。i番目の質問情報があると判別された場合はステップS303に進み、ないと判別された場合はステップS312に進む。
(ステップS303)条件判断手段1311は、i番目の質問情報に対する回答情報が予め決められた回答条件を満たすか否かを判断する。i番目の質問情報に対する回答情報が予め決められた回答条件を満たすと判断された場合はステップS304に進み、満たさないと判断された場合はステップS311に進む。
(ステップS304)健康阻害要素取得手段1312は、i番目の質問情報に対応付いた1以上の健康阻害要素を取得する。
(ステップS305)スコア取得部131は、変数jに初期値1をセットする。変数jとは、ステップS304で取得された1以上の健康阻害要素のうち、未選択の健康阻害要素を順番に選択していくための変数である。
(ステップS306)スコア取得部131は、j番目の健康阻害要素があるか否かを判別する。j番目の健康阻害要素があると判別された場合はステップS307に進み、ないと判別された場合はステップS311に進む。
(ステップS307)重複判断手段1315は、j番目の健康阻害要素が、取得済みの他の健康阻害要素と重複するか否かを判断する。j番目の健康阻害要素が、取得済みの他の健康阻害要素と重複すると判断された場合はステップ308に進み、重複しないと判断された場合はステップ309に進む。
(ステップS308)スコア取得部131は、j番目の健康阻害要素を除外する。
(ステップS309)配点取得手段1313は、j番目の健康阻害要素に対応する1以上の中項目に対応付いた健康阻害要素情報から配点を取得する。
(ステップS310)スコア取得部131は、変数jをインクリメントする。その後、ステップS306に戻る。
(ステップS311)スコア取得部131は、変数iをインクリメントする。その後、ステップS302に戻る。
(ステップS312)スコア取得手段1314は、ステップS309で取得した1以上の配点を各中項目ごとに加算することにより、各中項目に対応するスコアを取得する。
(ステップS313)スコア取得部131は、ステップS312で取得した1以上のスコアを各大項目ごとに加算することにより、各大項目に対応するスコアを取得する。その後、上位の処理にリターンする。
以下、本実施の形態におけるアドバイス装置1の具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、適変更が可能であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
アドバイス装置1の格納部11には、例えば、図4に示すような項目情報が格納されている。図4は、項目情報のデータ構造図である。項目情報とは、項目に関する情報である。項目情報は、7つの大項目“あたま”,“こころ”,“からだ”,“おなか”,“いのち”,“おはだ”,および“めぐり”を含む。
各大項目は、3つの中項目を有する。例えば、大項目“あたま”は、中項目“脳に慢性炎症をきたすもの”(中項目1)、中項目“記憶力や認知力を奪うもの”(中項目2)、および中項目“集中力や脳エネルギーを妨げるもの”(中項目3)を有する。また、大項目“こころ”は、中項目“意欲が奪われるもの”(中項目1)、中項目“不安・緊張感を強めるもの”(中項目2)、および中項目“睡眠を妨げるもの”(中項目3)を有する。
さらに、大項目“からだ”は、中項目“基礎代謝を乱すもの”(中項目1)、中項目“脂肪を増やすもの”(中項目2)、および中項目“筋肉や骨を弱くするもの”(中項目3)を有し、大項目“おなか”は、中項目“腸内細菌を減らすもの”(中項目1)、中項目“便通を悪くするもの”(中項目2)、および中項目“消化機能を悪くするもの”(中項目3)を有する。
同様に、大項目“いのち”は、中項目“寿命を縮めるもの”(中項目1)等を有し、大項目“おはだ”は、中項目“肌を老化させるもの”(中項目1)等を有し、大項目“めぐり”は、中項目“血圧を上げるもの”(中項目1)等を有する。
各大項目には、アドバイス識別子が対応付き、さらに、当該大項目が有する3つの各中項目1~3にもアドバイス識別子が対応付いている。例えば、大項目“あたま”には、アドバイス識別子“A1”が対応付き、さらに、当該大項目が有する中項目1~3には、アドバイス識別子“A11”~“A13”が対応付いている。また、大項目“こころ”には、アドバイス識別子“A2”が対応付き、さらに、当該大項目が有する中項目1~3には、アドバイス識別子“A21”~“A23”が対応付いている。
同様に、大項目“からだ”には、アドバイス識別子“A3”が対応付き、当該大項目が有する中項目1等には、アドバイス識別子“A31”等が対応付いている。大項目“おなか”には、アドバイス識別子“A4”が対応付き、当該大項目が有する中項目1等には、アドバイス識別子“A41”等が対応付いている。大項目“いのち”には、アドバイス識別子“A5”が対応付き、当該大項目が有する中項目1等には、アドバイス識別子“A51”等が対応付いている。大項目“おはだ”には、アドバイス識別子“A6”が対応付き、当該大項目が有する中項目1等には、アドバイス識別子“A61”等が対応付いている。大項目“めぐり”には、アドバイス識別子“A7”が対応付き、当該大項目が有する中項目1等には、アドバイス識別子“A71”等が対応付いている。
本例の各中項目は、2つの小項目を有する。2つの小項目は、食事、および習慣である。各小項目に、健康阻害要素情報、および質問識別子が対応付いている。健康阻害要素情報は、健康阻害要素および配点の組を含む。
例えば、大項目“あたま”が有する中項目1の、小項目“食事”には、健康阻害要素情報“(小麦,5)”および質問識別子“F1”が対応付き、小項目“習慣”には、健康阻害要素情報“(便秘,4)”および質問識別子“C5”が対応付いている。また、大項目“あたま”が有する中項目2の、小項目“食事”には、健康阻害要素情報“(重金属,5),(小麦,3)”および質問識別子“F2,F4,F1”が対応付き、小項目“習慣”には、健康阻害要素情報“(睡眠不足,4),(喫煙,1)”および質問識別子“C2,C5”が対応付いている。大項目“あたま”が有する中項目3の、小項目“食事”には、健康阻害要素情報“(人工油脂,4)”および質問識別子“F4”が対応付き、小項目“習慣”には、健康阻害要素情報“(睡眠不足,3)”および質問識別子“C2”が対応付いている。
また、大項目“こころ”が有する中項目1~3にも、図4に示されるような情報が対応付いている。
ただし、中項目は、小項目を有さず、健康阻害要素情報および質問識別子は、中項目に対応付いていてもよい。例えば、大項目“からだ”の、中項目1には、健康阻害要素情報“(喫煙,3)”および質問識別子“C3が対応付き、中項目2には、健康阻害要素情報“(異性化糖,5)”および質問識別子“F2”が対応付き、中項目3には、健康阻害要素情報“(運動不足,3)”および質問識別子“C1”が対応付いている。
なお、大項目“おなか”,“いのち”,“おはだ”,および“めぐり”の各々が有する中項目1等にも、図4に示されるような情報が対応付いている。
アンケート格納部111には、例えば、図5に示すような、5種類の各対象ごとに2以上の質問情報を有するアンケートが格納されている。図5は、アンケートのデータ構造図である。
例えば、食生活に関する2以上の質問情報は、“朝はパンを食べることが多い”(質問情報F1),“菓子パンや調理パンを週3回以上食べる”(質問情報F2),“普段から天然塩を摂ることを意識していない”(質問情報F3),“バターでなく、マーガリンを使っている”(質問情報F4),“1日3杯以上、コーヒーを飲んでいる”(質問情報F5)などを含む。また、生活習慣に関する2以上の質問情報は、“運動するのは月4回以下だと思う”(質問情報F1),“1日7時間以上眠ることは少ない”(質問情報F2),“毎日タバコを吸っている”(質問情報F3),“1日3時間以上コンピュータを使っている”(質問情報F4),“野菜料理は自宅ではあまり作らない”(質問情報F5)などを含む。
同様に、病歴に関する2以上の質問情報は、“腎臓病と診断されたことがある”(質問情報F1),および“アトピー性皮膚炎と診断されたことがある”(質問情報F2)などを含み、服用薬に関する2以上の質問情報は、“強心剤を飲んでいる”(質問情報F1),および“利尿剤を飲んでいる”(質問情報F2)などを含み、トラブルに関する2以上の質問情報は、“1時間以上集中することが難しい”(質問情報F1),および“物忘れが多くなったと感じる”(質問情報F2)などを含む。
各質問情報には、1または2以上の健康阻害要素が対応付いている。本例の健康阻害要素は、物質および習慣を含む。例えば、質問情報F1に対応する健康阻害情報は、“(小麦,Null)”である。なお、Nullは、当該要素の不存在を示す(以下同様)。
また、質問情報F2に対応する健康阻害情報は、“({異性化糖,重金属},Null)”であり、質問情報F3に対応する健康阻害情報は、“(精製塩,Null)”であり、質問情報F4に対応する健康阻害情報は、“({人口油脂,重金属},Null)”であり、質問情報F5に対応する健康阻害情報は、“(カフェイン,Null)”である。
同様に、質問情報C1に対応する健康阻害情報は、“(Null,運動不足)”であり、質問情報C2に対応する健康阻害情報は、“(Null,睡眠不足)”であり、質問情報C3に対応する健康阻害情報は、“(Null,喫煙)”であり、質問情報F4に対応する健康阻害情報は、“(Null,ブルーライト)”であり、質問情報F5に対応する健康阻害情報は、“(Null,便秘)”である。
ただし、本例の健康阻害要素において、物質と習慣は区別されなくてもよい。例えば、質問情報S1に対応する健康阻害情報は、“カリウムを含むサプリ”であり、質問情報S2に対応する健康阻害情報は、“香料入り化粧品”であり、質問情報M1に対応する健康阻害情報は、“ビタミンDを含むサプリ”であり、質問情報M2に対応する健康阻害情報は、“鉄分を含むサプリ”であり、質問情報T1に対応する健康阻害情報は、“集中力低下”であり、質問情報T2に対応する健康阻害情報は、“記憶力低下”である。
アンケート格納部111には、例えば、図6に示すような、2以上(本例では、28個)のアドバイス情報が格納されている。図6は、アドバイス情報のデータ構造図である。2以上のアドバイス情報には、7つの大項目に対応する7つのアドバイス情報(A1~A7)と、21個の中項目に対応する21個のアドバイス情報(A11~A13,A21~A23,・・・およびA71~A73)とが含まれる。
格納される2以上のアドバイス情報は、例えば、“あなたのリスクは「あたま型リスク」です。あたま型リスクとは、食生活や生活習慣によって、脳の機能に悪影響が出るリスクを言います・・・”(アドバイス情報A1)、“あなたのリスクは「こころ型リスク」です。こころ型リスクとは、食生活や生活習慣によって、心的な健康が損なわれるリスクを言います・・・”(アドバイス情報A2)、“あなたのリスクは「めぐり型リスク」です。めぐり型リスクとは、食生活や生活習慣によって、血液の循環に支障が出るリスクを言います・・・”(アドバイス情報A7)、“小麦の摂り過ぎは、脳に慢性炎症をきたす恐れがあります。便秘も慢性炎症の要因となりますので、パン食を減らし、野菜を多く摂りしましょう。”(アドバイス情報A11)、“人工油脂は、集中力低下を招く恐れがあります。睡眠不足も記憶力低下の要因となるため、人工油脂を含むマーガリン等の食物の摂取は控え、十分な睡眠をとりましょう。”(アドバイス情報A13)、“カフェインは、不安・緊張感を強めます。睡眠不足・ブルーライトも不安・緊張感を強める要因となるため、コーヒーの量を減らし、深夜のコンピュータ操作を控えて、十分な睡眠をとりましょう。”(A22)、および“異性化糖は、肌の老化を助長する恐れがあります。水不足も老化の原因となりますので、天然果糖を摂り、保湿を心がけましょう。”(アドバイス情報A61)などである。
格納される2以上の各アドバイス情報には、レコメンド情報が対応付いている。レコメンド情報とは、レコメンドに関する情報である。レコメンド情報は、例えば、レコメンドするサプリの情報またはレコメンドする化粧品の情報のうち1種類以上の情報を含む。例えば、アドバイス情報A1~A7の各々には“Null”が対応付いている。また、アドバイス情報A11には“サプリA”が対応付き、アドバイス情報A13には“サプリB”が対応付き、アドバイス情報A22には“サプリC”が対応付き、アドバイス情報A61には“サプリC,化粧品X”が対応付いている。
いま、ユーザが、アドバイス装置1の入力デバイスを介してアンケート出力指示を入力したとする。アドバイス装置1において、受付部12が上記アンケート出力指示を受け付け、アンケート出力部141は、アンケート格納部111に格納されているアンケートをディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これによって、アドバイス装置1のディスプレイに、例えば、図7に示すような画面が表示される。
図7は、アンケートの出力例を示す図である。表示されているアンケートは、文字列“食生活について、当てはまるものにチェックを入れてください。”と、食生活を対象とする2以上の質問情報F1,F2等に対応する2以上の質問“朝はパンを食べることが多い”,“菓子パンや調理パンを週3回以上食べる”等と、当該2以上の質問に対応付いた2以上のチェックボックスとを有する。
また、アンケートは、文字列“生活習慣について、当てはまるものにチェックを入れてください。”と、生活習慣を対象とする2以上の質問情報C1,L2等に対応する2以上の質問“運動するのは月4回以下だと思う”,“1日7時間以上眠ることは少ない”等と、当該2以上の質問に対応付いた2以上のチェックボックスとを有する。さらに、アンケートは、病歴、服用薬、およびトラブルの各対象についても、同様の文字列と2以上の質問と2以上のチェックボックスとを有する。なお、ディスプレイには、上記アンケートと共に、図示しないOKボタン等も表示されている。
ユーザは、アドバイス装置1の入力デバイスを介して、当てはまる質問に対応付いた1以上の各チェックボックスにチェックを入れる。ここでは、質問情報F2,F4,L2,L4,S1,M1等にチェックが入れられたとする。ユーザがOKボタンを押下すると、アンケートが有する2以上の質問情報に対応する2以上の回答情報(例えば、“0”,“1”,“0”,“1”,“0”,・・・等)が入力される。ここで、“0”は“NO”に対応し、“1”は“YES”に対応している。
アドバイス装置1において、回答受付部121が上記2以上の回答情報を受け付け、処理部13は、当該受け付けられた2以上の回答情報を、質問識別子に対応付けて格納部11に蓄積する。これによって、格納部11には、例えば、図8に示すような回答情報群が格納される。
図8は、回答情報群のデータ構造図である。回答情報群とは、質問識別子および回答情報の組の集合である。質問識別子および回答情報の組とは、例えば、質問識別子“F1”および回答情報“0”の組(F1,0)、質問識別子“F2”および回答情報“1”の組(F2,1)などである。
スコア取得部131は、当該格納されている回答情報群を用いて、各大項目および各中項目のスコアを取得するスコア取得処理を実行する。詳しくは、スコア取得部131を構成する条件判断手段1311が、アンケート格納部111に格納されているアンケートを構成する2以上の質問情報(F1~F5,C1~C5,S1,S2,M1,M2,T1,T2等)のうち、まず、質問情報F1について、当該質問情報F1に対する回答情報“0”が予め決められた回答条件(本例では、「回答情報が“1”であること」)を満たすか否かを判断する。質問情報F1に対する回答情報は、回答条件を満たさないと判断され、質問情報F1に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報F2について、同様の判断を行う。質問情報F2に対する回答情報“1”は回答条件を満たすため、健康阻害要素取得手段1312は、質問情報F2に対応付いた2つの健康阻害要素“異性化糖”および“重金属”を取得する。
重複判断手段1315は、取得された2つの健康阻害要素“異性化糖”および“重金属”の各々が、取得済みの他の健康阻害要素と重複するか否かを判断する。この時点では、他の健康阻害要素は未だ取得されておらず、いずれの健康阻害要素も、取得済みの他の健康阻害要素と重複しないと判断される。なお、かかる判断結果を受け、スコア取得部131は、当該2つの健康阻害要素の除外を行わない。
配点取得手段1313は、上記2つの健康阻害要素“異性化糖”および“重金属”のうち、1番目の健康阻害要素“異性化糖”について、当該健康阻害要素“異性化糖”に対応する1または2以上の中項目を特定する。ここでは、大項目“からだ”が有する中項目2、および大項目“おはだ”が有する中項目1が特定される。
配点取得手段1313は、大項目“からだ”が有する中項目2に対応付いた健康阻害要素情報“(異性化糖,5)”から配点“5”を取得し、当該取得した配点“5”を、大項目“からだ”が有する中項目2に対応付けて蓄積する。また、配点取得手段1313は、大項目“おはだ”が有する中項目1に対応付いた健康阻害要素情報“(異性化糖,5)”から配点“5”を取得し、当該取得した配点“5”を、大項目“おはだ”が有する中項目1に対応付けて蓄積する。
次に、条件判断手段1311は、質問情報F3について、同様の判断を行う。質問情報F3に対する回答情報“0”は、回答条件を満たさないと判断され、質問情報F3に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報F4について、同様の判断を行う。質問情報F4に対する回答情報“1”は回答条件を満たすため、健康阻害要素取得手段1312は、質問情報F4に対応付いた2つの健康阻害要素“人工油脂”および“重金属”を取得する。
重複判断手段1315は、取得された2つの健康阻害要素“人工油脂”および“重金属”の各々が、取得済みの他の健康阻害要素と重複するか否かを判断する。1つ目の健康阻害要素“人工油脂”は、未だ取得されておらず、重複しないと判断される一方、2つ目の健康阻害要素“重金属”は、取得済みであり、重複すると判断される。かかる判断結果を受け、スコア取得部131は、1番目の健康阻害要素“人工油脂”を除外せず、2番目の健康阻害要素“重金属”のみを除外する。
配点取得手段1313は、除外されなかった1番目の健康阻害要素“人工油脂”について、対応する1以上の中項目を特定する。ここでは、大項目“あたま”が有する中項目3が特定される。配点取得手段1313は、大項目“あたま”が有する中項目3に対応付いた健康阻害要素情報(人工油脂,4)から配点“4”を取得し、当該取得した配点“4”を、大項目“あたま”が有する中項目3に対応付けて蓄積する。
次に、条件判断手段1311は、質問情報F5について、同様の判断を行う。質問情報F5に対する回答情報“0”は、回答条件を満たさないと判断され、質問情報F5に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報C1について、同様の判断を行う。質問情報C1に対する回答情報“0”は、回答条件を満たさないと判断され、質問情報C1に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報C2について、同様の判断を行う。質問情報C2に対する回答情報“1”は回答条件を満たすため、健康阻害要素取得手段1312は、質問情報C2に対応付いた健康阻害要素“睡眠不足”を取得する。健康阻害要素“睡眠不足”については、重複しないと判断され、除外は行われない。
配点取得手段1313は、健康阻害要素“睡眠不足”について、対応する1以上の中項目を特定する。ここでは、大項目“あたま”が有する中項目2および3と、大項目“こころ”が有する中項目1および2と、大項目“おなか”が有する中項目1および2とが特定される。
配点取得手段1313は、大項目“あたま”が有する中項目2に対応付いた健康阻害要素情報(睡眠不足,4)から配点“4”を取得し、当該取得した配点“4”を、大項目“あたま”が有する中項目2に対応付けて蓄積する。また、配点取得手段1313は、大項目“あたま”が有する中項目3に対応付いた健康阻害要素情報(睡眠不足,3)から配点“3”を取得し、当該取得した配点“3”を、大項目“あたま”が有する中項目3に対応付けて蓄積する。
また、配点取得手段1313は、大項目“こころ”が有する中項目1に対応付いた健康阻害要素情報(睡眠不足,5)から配点“5”を取得し、当該取得した配点“5”を、大項目“こころ”が有する中項目1に対応付けて蓄積する。また、配点取得手段1313は、大項目“こころ”が有する中項目2に対応付いた健康阻害要素情報(睡眠不足,5)から配点“5”を取得し、当該取得した配点“5”を、大項目“こころ”が有する中項目2に対応付けて蓄積する。
また、配点取得手段1313は、大項目“おなか”が有する中項目1に対応付いた健康阻害要素情報(睡眠不足,3)から配点“3”を取得し、当該取得した配点“3”を、大項目“おなか”が有する中項目1に対応付けて蓄積する。また、配点取得手段1313は、大項目“おなか”が有する中項目2に対応付いた健康阻害要素情報(睡眠不足,4)から配点“4”を取得し、当該取得した配点“4”を、大項目“おなか”が有する中項目2に対応付けて蓄積する。
次に、条件判断手段1311は、質問情報C3について、同様の判断を行う。質問情報C3に対する回答情報“0”は、回答条件を満たさないと判断され、質問情報C3に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報C4について、同様の判断を行う。質問情報C4に対する回答情報“1”は回答条件を満たすため、健康阻害要素取得手段1312は、質問情報C4に対応付いた健康阻害要素“ブルーライト”を取得する。健康阻害要素“ブルーライト”については、重複しないと判断され、除外は行われない。配点取得手段1313は、健康阻害要素“ブルーライト”に対応する1または2以上の中項目を特定する。ここでは、大項目“こころ”が有する中項目2および3が特定される。
配点取得手段1313は、大項目“こころ”が有する中項目2に対応付いた健康阻害要素情報“(ブルーライト,1)”から配点“1”を取得し、当該取得した配点“1”を、大項目“こころ”が有する中項目2に対応付けて蓄積する。また、配点取得手段1313は、大項目“こころ”が有する中項目3に対応付いた健康阻害要素情報“(ブルーライト,5)”から配点“5”を取得し、当該取得した配点“5”を、大項目“こころ”が有する中項目3に対応付けて蓄積する。
次に、条件判断手段1311は、質問情報S1について、同様の判断を行う。質問情報S1に対する回答情報“1”は回答条件を満たすため、健康阻害要素取得手段1312は、質問情報S1に対応付いた健康阻害要素“カリウムを含むサプリ”を取得する。健康阻害要素“カリウムを含むサプリ”については、重複しないと判断され、除外は行われない。また、健康阻害要素“カリウムを含むサプリ”は、どの中項目に対応付いた健康阻害要素情報にも含まれておらず、スコアの取得も行われない。健康阻害要素“カリウムを含むサプリ”は、格納部11に蓄積される。
次に、条件判断手段1311は、質問情報S2について、同様の判断を行う。質問情報S2に対する回答条件“0”は、回答条件を満たさないと判断され、質問情報S2に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報M1について、同様の判断を行う。質問情報M1に対する回答情報“0”は回答条件を満たさないため、質問情報M1に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報M2について、同様の判断を行う。質問情報M2に対する回答情報“0”は回答条件を満たさないため、質問情報M2に対する処理は終了となる。
次に、条件判断手段1311は、質問情報T1について、同様の判断を行う。質問情報T1に対する回答情報“1”は回答条件を満たすため、健康阻害要素取得手段1312は、質問情報T1に対応付いた健康阻害要素“集中力低下”を取得する。健康阻害要素“集中力低下”については、重複しないと判断され、除外は行われない。また、健康阻害要素“集中力低下”は、どの中項目に対応付いた健康阻害要素情報にも含まれておらず、スコアの取得も行われない。健康阻害要素“集中力低下”は、格納部11に蓄積される。
次に、条件判断手段1311は、質問情報T2について、同様の判断を行う。質問情報T2に対する回答情報“0”は回答条件を満たさないため、質問情報T2に対する処理は終了となる。
こうして、アンケートに含まれる2以上の質問情報のうち、回答情報が“1”である1以上の各質問情報について、当該質問情報に対応付いた1以上の各健康阻害要素が取得され、当該取得された1以上の各健康阻害要素(ただし、重複するものを除く)と対になる配点が、21個の各中項目に対応付いた健康阻害要素情報から取得される。
スコア取得手段1314は、当該取得された1以上の配点を各中項目ごとに加算することにより、21個の中項目に対応する21個のスコア(本例では、“0”,“4”,“7”,“5”,“6”,“5”,“0”,“5”,“0”,“3”,“4”,“0”,“0”,・・・“5”,・・・“0”)を取得し、格納部11に蓄積する。さらに、スコア取得部131は、当該取得した21個のスコアを各大項目ごとに加算することにより、7個の大項目に対応する7個のスコア(本例では、“11”,“16”,“5”,“7”,“0”,“5”,“0”)をも取得し、格納部11に蓄積する。
これにより、格納部11には、例えば、図9に示すようなスコア情報が格納される。図9は、スコア情報の構造図である。スコア情報は、7個の大項目に対応する上記7個のスコア、および21個の中項目に対応する上記21個のスコアを含む。
アドバイス取得部132は、21個の大項目に対応する21個のスコアを用いて、リスクタイプを取得する。本例では、21個のスコアのうち、最も高いスコア“16”に対応する大項目“こころ”と対になるアドバイス情報A2が、アドバイス格納部112から取得される。アドバイス情報A2は、リスクタイプ“こころ型リスク”を含むアドバイス“あなたのリスクは「こころ型リスク」です。こころ型リスクとは、食生活や生活習慣によって、心的な健康が損なわれるリスクを言います・・・”を有する。
次に、アドバイス取得部132は、21個の中項目に対応する21個のスコアを用いて、健康阻害要素を抑制するための1以上のアドバイスを取得する。本例では、21個のスコアのうち、元も高いスコア“7”に対応するアドバイス情報A13と、2番目に高いスコア“6”に対応するアドバイス情報A22とが取得される。アドバイス情報A13は、大項目“あたま”が有する中項目3に対応する2つの健康阻害要素である人工油脂および睡眠不足を抑制するためのアドバイス“人工油脂は、集中力低下を招く恐れがあります。睡眠不足も記憶力低下の要因となるため、人工油脂を含むマーガリン等の食物の摂取は控え、十分な睡眠をとりましょう。”とレコメンド情報“サプリB”とを含む。アドバイス情報A22は、大項目“こころ”が有する中項目2に対応する2つの健康阻害要素である人工油脂および睡眠不足を抑制するためのアドバイス“人工油脂は、集中力低下を招く恐れがあります。睡眠不足も記憶力低下の要因となるため、人工油脂を含むマーガリン等の食物の摂取は控え、十分な睡眠をとりましょう。”とレコメンド情報“サプリB”とを含む。
アドバイス取得部132は、取得したリスクタイプと、取得した1以上のアドバイスとを含むアドバイス情報を取得する。本例では、アドバイス情報A2が有するアドバイス“あなたのリスクは「こころ型リスク」です。こころ型リスクとは、食生活や生活習慣によって、心的な健康が損なわれるリスクを言います・・・”と、アドバイス情報A13が有するアドバイス“人工油脂は、集中力低下を招く恐れがあります・・・”およびレコメンド情報“サプリB”と、アドバイス情報A22が有するアドバイス“カフェインは、不安・緊張感を強めます。睡眠不足・ブルーライトも不安・緊張感を強める要因となるため、コーヒーの量を減らし、深夜のコンピュータ操作を控えて、十分な睡眠をとりましょう。
”およびレコメンド情報“サプリC”と、を含むアドバイス情報が取得される。
格納部11には、サプリA~Cを含む各種のサプリについて、ビタミンやミネラル等の成分に関する成分情報が格納されている。アドバイス取得部132は、当該取得されたアドバイス情報に含まれる2つのレコメンド情報“サプリB”および“サプリC”が、格納部11に格納されている健康阻害要素“カリウムを含むサプリ”に該当するか否かを、各サプリの成分情報を用いて判断する。本例では、サプリBがカリウムを含んでおり、アドバイス取得部132は、当該取得されたアドバイス情報から、レコメンド情報“サプリB”を削除する。
次に、アドバイス取得部132は、レコメンド情報“サプリB”を削除した後のアドバイス情報が、格納部11に格納されている健康阻害要素“集中力低下”と合致するか否かを判断する。当該削除後のアドバイス情報には“集中力低下”が含まれていることから、当該削除後のアドバイス情報は、格納されている健康阻害要素“集中力低下”と合致すると判断される。アドバイス取得部132は、かかる判断結果に基づくアドバイス“集中力低下の自覚症状が認められます”を、当該削除後のアドバイス情報に含める。
アドバイス出力部142は、レコメンド情報“サプリB”が削除され、アドバイス“集中力低下の自覚症状が認められます”が追加されたアドバイス情報を出力する。これにより、ディスプレイには、例えば、図10に示すようなアドバイス情報が表示される。
図10は、アドバイス情報の出力例を示す図である。ディスプレイに表示されたアドバイス情報は、アドバイス情報A2に対応する文字列“あなたのリスクは「こころ型リスク」です・・・あなたの生活には、次のような高リスク因子が存在します。”と、アドバイス情報A13に対応する文字列“集中力や脳エネルギーを妨げるもの:人工油脂は、集中力低下を招く恐れがあります。・・・人工油脂を含むマーガリン等の食物の摂取は控え、十分な睡眠をとりましょう。”と、アドバイス情報A22に対応する文字列“不安・緊張感を強めるもの:カフェインは、不安・緊張感を強めます。・・・コーヒーの量を減らし、深夜のコンピュータ操作を控えて、十分な睡眠をとりましょう。不安・緊張感の緩和には、サプリCがお勧めです。”とを含む。なお、高リスク因子とは、例えば、前述した健康阻害要素といってもよい。
これによって、ユーザは、自分のリスクのタイプ、および高リスク因子についての知識を得ることができる。
また、アドバイス出力部142は、上記アドバイス情報に加えて、例えば、図11に示すようなレーダーチャートを出力してもよい。図11は、レーダーチャートの一例である。レーダーチャートは、7つの大項目(あたま,こころ,からだ,おなか,いのち,おはだ、めぐり)に対応する7つのスコア(11,16,5,7,0,5,0)に応じた形状を有する。
例えば、格納部11に、レーダーチャート等のグラフを作成するソフトが格納されており、アドバイス出力部142は、上記7つの数値を基に、図7のようなレーダーチャートを作成し、出力する。これによって、ユーザは、自分のリスクタイプを直感的に理解できる。
さらに、アドバイス出力部142は、例えば、上記アドバイス情報に含まれるレコメンド情報“サプリC”に関する各種の情報(例えば、価格、効能等を示す文字列、および写真等の画像)を出力してもよい。これによって、ユーザは、自分の高リス因子を抑制し得るサプリについての知識を得ることができる。
以上、本実施の形態によれば、アンケート格納部111に、生活習慣または食生活のうち1種類以上の対象に関するアンケートであり、健康に関する2以上の大項目の少なくとも1つに対応付いた質問情報を2以上有するアンケートが格納されており、アドバイス装置1は、アンケートを出力し、アンケートが有する2以上の各質問情報に対する回答情報を受け付け、受け付けた2以上の回答情報を用いて、2以上の各大項目ごとにスコアを取得し、取得した2以上の各大項目ごとのスコアに基づいて、健康に対するリスクに関するアドバイス情報を取得し、取得したアドバイス情報を出力することにより、生活に関するアンケートの回答を用いて、健康に対するリスクに関するアドバイスを行える。
また、上記構成において、2以上の各大項目は、健康を阻害する健康阻害要素であり、当該大項目に対する健康阻害要素に関する2以上の中項目を有し、2以上の各質問情報は、4以上の中項目の少なくとも1つに対応付いており、アドバイス装置1は、受け付けた2以上の回答情報を用いて、4以上の各中項目ごとにスコアを取得し、取得した各中項目ごとのスコアを用いて、2以上の各大項目ごとのスコアをも取得する。そして、アドバイス装置1は、取得した2以上の各大項目ごとのスコアを用いて取得される情報であり、健康に対するリスクの情報と、スコア取得部131が取得した4以上の各中項目ごとのスコアを用いて取得される情報であり、4以上の中項目のうち1以上の各中項目に対応する健康阻害要素を抑制するための1以上のアドバイスとを含むアドバイス情報を取得することにより、生活に関するアンケートの回答を用いて、健康に対するリスクおよび各種の健康阻害要素の抑制に関するアドバイスを行える。
また、アドバイス格納部112に、大項目または中項目に対応付いたアドバイス情報が2以上格納されており、アドバイス装置1は、取得したスコアが予め決められたスコア条件を満たす大項目または中項目に対応するアドバイス情報を取得する。こうして、スコアが予め決められたスコア条件を満たすアドバイス情報を用いることで、アドバイス装置1は、的確なアドバイスを行える。
また、上記構成において、対象は、病歴または服用薬をさらに含み、アンケートは、病歴または服用薬に関する質問情報をさらに含み、アドバイス情報は、レコメンドするサプリの情報、またはレコメンドする化粧品の情報を含み、アドバイス装置1は、病歴または服用薬に関する質問情報に対する回答情報をも受け付け、病歴または服用薬に関する質問情報に対する回答情報に応じて、推薦してはならないサプリ、または推薦してはならない化粧品についての決定の処理を行い、決定したサプリまたは化粧品の情報を、取得したアドバイス情報から除外する。こうして、病歴または服用薬を基に決定された、推薦してはならないサプリまたは化粧品を、アドバイス情報から除外することで、アドバイス装置1は、より的確なアドバイスを行える。
また、上記構成において、対象は、健康に対するトラブルをさらに含み、アンケートは、トラブルに関する質問情報をさらに含み、アドバイス装置1は、トラブルに関する質問情報に対する回答情報をも受け付け、トラブルに関する質問情報に対する回答情報に応じて、アドバイス情報の出力が異なる。こうして、トラブルをも考慮することで、アドバイス装置1は、より的確なアドバイスを行える。
また、上記構成において、質問情報には、1以上の健康阻害要素が対応付いており、各中項目には、健康阻害要素と、健康阻害要素に対する配点とを有する1以上の健康阻害要素情報が対応付いており、アドバイス装置1は、アンケートが有する2以上の各質問情報ごとに、質問情報に対する回答情報が予め決められた回答条件を満たすか否かを判断し、予め決められた回答条件を満たすと判断した1以上の各質問情報ごとに、質問情報に対応付いた健康阻害要素を取得し、取得した1以上の各健康阻害要素ごとに、健康阻害要素に対応する1以上の各中項目に対応付いた健康阻害要素情報から配点を取得し、取得した1以上の配点を各中項目ごとに加算することにより、各中項目に対応するスコアを取得し、取得した1以上のスコアを各大項目ごとに加算することにより、各大項目に対応するスコアをも取得するので、大項目または中項目ごとに、当該項目に対応付いた健康阻害要素および配点の組を用いて、スコアを取得できる。
また、アドバイス装置1は、取得した2以上の健康阻害要素の中に、他と重複する健康阻害要素が存在する否かを判断し、取得した2以上の健康阻害要素のうち、他と重複すると判断した健康阻害要素を除いた1以上の各健康阻害要素に対する配点を取得することにより、重複する健康阻害要素は、一度しか配点が加算されないので、適正なスコアを取得できる。
また、上記構成において、2以上の大項目は、予め決められた7つの項目のうち2以上であることにより、アドバイス装置1は、7つの項目中、2以上の項目について、回答に応じたリスクに関するアドバイスを行える。
また、上記構成において、2以上の大項目は、7つの項目であり、各大項目が有する中項目は3つであることにより、アドバイス装置1は、7つの大項目について、回答に応じたリスクに関するアドバイスを行い、さらに、一の大項目につき3つずつの計21個の中項目について、回答に応じた健康阻害要素を抑制するためのアドバイスを行うことができる。
また、上記構成において、アドバイス情報は、生活に関するアドバイス、リスクの情報、レコメンドするサプリの情報、レコメンドする化粧品の情報のうちの1以上の情報であることにより、アドバイス装置1は、アンケートに対する回答を基に、生活、リスク、化粧品、サプリについてアドバイスを行える。
また、上記構成において、2以上の大項目は、予め決められた7つの項目のうち3以上であり、アドバイス装置1は、予め決められた原点から異なる向きに延びる3以上の軸に、3以上の各大項目ごとのスコアに応じた点を配置し、配置した3以上の各点を頂点として連結した、多角形のグラフを出力する。こうして、3以上の各大項目のスコアをレーダーチャートの態様にグラフ化して出力することで、アドバイス装置1は、リスクのタイプの直感的な理解を助けつつ、アドバイスを行える。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、生活習慣または食生活のうち1種類以上の対象に関するアンケートであり、健康に関する2以上の大項目の少なくとも1つに対応付いた質問情報を2以上有するアンケートが格納されるアンケート格納部111にアクセス可能なコンピュータを、前記アンケートを出力するアンケート出力部141と、前記アンケートが有する2以上の各質問情報に対する回答情報を受け付ける回答受付部121と、前記回答受付部121が受け付けた2以上の回答情報を用いて、前記2以上の各大項目ごとにスコアを取得するスコア取得部131と、前記スコア取得部131が取得した2以上の各大項目ごとのスコアに基づいて、健康に対するリスクに関するアドバイス情報を取得するアドバイス取得部と、前記アドバイス取得部が取得したアドバイス情報を出力するアドバイス出力部142として機能させるためのプログラムである。
図12は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、アドバイス装置1を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図12において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図13は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図13において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、アドバイス装置1の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD-ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、アドバイス装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、図示しない端末装置は、例えば、タブレット端末やスマートフォンやノートPCといった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられることが望ましい。ただし、以上は例示であり、アドバイス装置1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、一のコンピュータが集中処理を行ってもよく、あるいは複数のコンピュータが分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(例えば、受付部12の受信機能、および出力部14の送信機能など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。