JP7001571B2 - 柱と横架材との接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、柱と横架材との接続構造に関する。
特許文献1には、従来の柱と横架材との接続構造が開示されている。この特許文献1記載の柱と梁との接続構造は、複数の柱の間に梁が取り付けられている。梁は、その長手方向の両端で、柱で支持されており、いわゆる単純梁を構成している。
特開2017-115307号公報
ところで、上記特許文献1記載の建物の屋根に対し、積雪等が起こると、梁に対して下方向の外力が掛かる。このとき、上記特許文献1記載の梁にはたわみが生じるが、たわみ量については、より抑えることが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、横架材のたわみ量を抑えることが可能な柱と横架材との接続構造を提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の柱と横架材との接続構造は、複数の柱と、前記柱の上端面に載る横架材と、前記柱と前記横架材とを接続する接続具と、を備えた柱と横架材との接続構造である。前記横架材は、平面視で建物の外周を構成する第一梁と、前記第一梁の内側に配置された第二梁と、を備える。前記第一梁は前記柱の上端面に載る連続梁を構成する。前記第二梁は前記柱の上端面に載る連続梁を構成する。互いに平行な前記第一梁と前記第二梁との間又は互いに平行な一対の前記第二梁の間に架け渡された小梁を備える。前記接続具は、前記柱と前記第一梁とを接続する第一接続具及び前記柱と前記第二梁とを接続する第二接続具を備える。前記第一接続具は、前記柱の側面に対向し、当該側面に取り付けられる少なくとも一つの第一取付け部と、前記第一接続具の前記第一取付け部に設けられ、前記第一梁の下面に対向する対向部と、前記第一接続具の前記対向部に設けられ、前記第一梁の屋内側の側面に対向し、当該側面に取り付けられる第二取付け部と、を有する。前記第二接続具は、前記柱の側面に対向し、当該側面に取り付けられる一つの第一取付け部と、前記第二接続具の前記第一取付け部に設けられ、前記第二梁の下面に対向する対向部と、前記第二接続具の前記対向部に設けられ、前記第二梁の側面に対向し、当該側面に取り付けられる一対の第二取付け部と、を有する。前記一対の第二取付け部は、前記第二梁の一対の前記側面に対して、一対一で取り付けられる。前記第一梁の側面には、前記第二梁が接合具により取り付けられる。前記接合具は、前記第一梁の屋内側の面に取り付けられる固定部と、前記第二梁の側面に取り付けられる梁取付け部と、を備える。前記小梁は、長手方向の端部が小梁受け具により前記第二梁の側面に対して接続される。前記小梁受け具は、前記第二梁の側面に取り付けられる固定板と、前記小梁を受ける受け板と、前記小梁の側面に取り付けられる一対の取付け板と、を備える。
本発明に係る上記態様の柱と横架材との接続構造は、横架材のたわみ量を抑えることができる、という利点がある。
図1は、本発明の一実施形態の建物の斜視図である。 図2は、同上の見取り図である。 図3は、同上の基礎の断面図である。 図4Aは、同上の基礎に係る部分、屋根に係る部分の鉛直断面図である。図4Bは、図4のD部分拡大図である。 図5は、同上の梁の平面図である。 図6Aは、図5のA部分の斜視図である。図6Bは、図6Aの側面図である。図6Cは、第一接合具の斜視図である。 図7Aは、図5のB部分の斜視図である。図7Bは、図7Aの側面図である。図7Cは、第一接続具の斜視図である。 図8Aは、図5のC部分の斜視図である。図8Bは、図8Aの側面図である。図8Cは、第二接続具の斜視図である。図8Dは、小梁受け具の斜視図である。 図9は、同上の出隅部分の水平断面図である。 図10は、同上の壁パネルの斜視図である。 図11は、同上の屋根の横方向の端部の鉛直断面図である。 図12は、接続具の変形例の斜視図である。 図13Aは、変形例の梁の平面図である。図13Bは、他の変形例の梁の平面図である。
(1)実施形態
(1.1)概要
本実施形態に係る柱4と横架材5との接続構造は、連続梁に係る構造であって、横架材5の複数の支点のうちの中間の支点における接続構造である。ここでいう「中間の支点」とは、横架材5を支持する複数の支点のうち、横架材5の長手方向において、最も端に位置する支点以外の少なくとも一つの支点を意味し、単数であっても複数であってもよい。柱4と横架材5との接続構造は、図8Aに示すように、柱4と、横架材5と、接続具7と、を備える。
接続具7は、柱4と、柱4の上端面に載った横架材5とを接続する部材である。接続具7は、図8Cに示すように、第一取付け部73と、対向部74と、第二取付け部75とを備える。第一取付け部73は、柱4の側面に対向しており、当該側面に取り付けられる。対向部74は、第一取付け部73に設けられており、横架材5の下面に対向する。第二取付け部75は、対向部74に設けられており、横架材5の側面に対向する。第二取付け部75は、横架材5の側面に取り付けられる。
このため、本実施形態に係る柱4と横架材5との接続構造によれば、横架材5を連続梁に係る構造にすることで、複数の単純梁をつなげた構造よりも、横架材5のたわみ量を減らすことができる。そのうえ、本実施形態では、中間の支点における柱4と横架材5とを、接続具7で互いに固定することができ、横架材5が柱4の上端面から脱落することを抑えることができる。
(1.2)詳細
以下、本実施形態に係る柱4と横架材5との接続構造について、詳細に説明する。本開示では、図1に示すように、屋根9の勾配方向を「流れ方向」として定義し、流れ方向において上側の端部を「水上」とし、下側の端部を「水上」として定義する。また、流れ方向に直交する方向を、「横方向」として定義する。
図1は、本実施形態の柱4と横架材5との接続構造が適用された建物1の全体図である。本実施形態に係る建物1は、植物工場であって、比較的大規模なものであり、例えば、上方からみて(以下、平面視)一辺が10m以上である矩形状に形成されており、建築面積が120m以上に形成されている。
ただし、本開示では、建物1は、植物工場でなくてもよく、店舗、倉庫、製造工場、あるいは集会場等の非住宅建築物、又は住宅建築物等であってもよい。また、本開示では、建築物の建築面積は120m以下であってもよい。また、本実施形態では、建物1は平屋であるが、2階建て以上であってもよい。
建物1は、本実施形態では、図2に示すように、間仕切り壁26を有する。間仕切り壁26は、建物1の内部を仕切る壁である。建物1の内部は、間仕切り壁26によって、植物育成室20と、それ以外の複数の部屋とに仕切られている。間仕切り壁26は、本実施形態では、複数のサンドイッチパネルで構成されている。
植物育成室20は、複数の栽培棚201が設置される部屋である。栽培棚201には、植物が植えられた容器が載る。栽培棚201に載る容器は、本実施形態では、水耕栽培用の水槽であるが、土耕栽培用の容器であってもよい。本実施形態に係る各栽培棚201には、植物に光を放射するLED照明が取り付けられる。本実施形態に係る栽培棚201では、LED照明から放射される光によって、植物を効果的に育成することができる。本実施形態では、植物育成室20には、採光用の窓は存在しない。
建物1は、植物育成室20以外の部屋を複数有する(以下、植物育成室20以外の部屋を「複数の部屋」という)。複数の部屋は、本実施形態では、更衣室21、エアシャワー室22、前室23(準備室)、及び機械室24(管理室)である。更衣室21は、出入口25につながっている。前室23は植物育成室20と更衣室21とにつながっている。本実施形態では、複数の部屋の総面積は、植物育成室20の面積よりも狭い。
建物1は、基礎3の上に設置される。本実施形態に係る基礎3は、図3に示すように、いわゆるベタ基礎であり、複数の平坦部31と、各平坦部31の外周部から立ち上げられた立上げ部32とを備える。複数の平坦部31は、植物育成室20と、複数の部屋とに対応している。ただし、本開示では、基礎3は、ベタ基礎に限らず、例えば、布基礎であってもよい。
建物1は、本実施形態では、基礎3に対して固定された複数の土台33と、複数の柱4と、複数の横架材5(図4A)と、外壁8(図4A)と、屋根9(図4A)と、を備える。
土台33の下面は、図4Aに示すように、立上げ部32の上端面に対向しており、土台33は立上げ部32に載っている。土台33の長手方向は、水平面に沿っている。土台33の屋内方向に向く面(屋内側の面331)は、本実施形態では、立上げ部32の屋内方向に向く面(屋内側の面321)と同一平面上に位置する。土台33の屋外方向に向く面(屋外側の面332)は、立上げ部32の屋外方向に向く面(屋外側の面322)よりも、屋内方向に位置する。
ここで、本開示でいう「屋内方向」とは、屋外の任意の位置から屋内の任意の位置に向かい、かつ外壁8に直交する方向を意味する。また、「屋外方向」とは、当該屋内方向とは反対方向を意味する。
土台33は、本実施形態では、金属製である。土台33は、例えば、一般構造用角形鋼管、溝形鋼、又はH形鋼等で構成される。ただし、本開示では、土台33は、金属製に限らず、木材であってもよい。
土台33の屋外側の面332には、外壁8を構成する壁パネル80の下端部が、ドリルビス等の固定具によって取り付けられている。これによって、壁パネル80の下端部は、土台33に対して固定されている。固定具は、壁パネル80の下端部において、屋外方向を向く面(外壁面)から屋内方向に貫通し、土台33に打ち込まれている。
土台33と壁パネル80との間には、パネル受け具34と、土台水切り35とが取り付けられている。パネル受け具34は、L字状に形成されており、壁パネル80の下端面を支持する。土台水切り35は、パネル受け具34と土台33との間に取り付けられている。パネル受け具34及び土台水切り35は、固定具によって、土台33に取り付けられている。
柱4は、横架材5(ここでは梁50)を支える。柱4の長手方向は上下方向に平行である。柱4は、本実施形態では、断面矩形状であり、具体的には、一般構造用角形鋼管であって金属製である。ただし、本開示では、柱4は、溝形鋼、又はH形鋼等であってもよいし、金属製に限らず、木製の角材等であってもよい。
複数の柱4のうち、立上げ部32に対応する柱4は、図3に示すように、土台33の上面に対し、固定具によって、取り付けられている。また、複数の柱4のうち、平坦部31に対応する柱4は、平坦部31の上面に対し、アンカーボルト等の固定具によって、取り付けられている。本開示では、土台33の上面に取り付けられる柱4は、土台33に対して溶接によって取り付けられてもよい。
図5に示すように、複数の柱4は、横架材5の長手方向の端部を支持する柱(第二柱4b)と、横架材5の長手方向の中間部分を支持する柱(第一柱4a)と、を備える。第二柱4bは、本実施形態では、建物1の四隅に配置されている。第二柱4bの上端は、第一柱4aの上端よりも上方向に位置しており、要するに、第二柱4bは第一柱4aよりも高い。
横架材5は、図4Aに示すように、長手方向が水平面に沿う材である。横架材5は、本実施形態では、梁50である。本開示でいう「梁50」は、屋根9等の重さを支える水平材を意味し、桁を含む。梁50は、本実施形態では、断面矩形状であり、具体的には、一般構造用角形鋼管であって金属製である。ただし、本開示では、梁50は、溝形鋼、又はH形鋼等であってもよいし、金属製に限らず、木製の角材等であってもよい。ここで、図5には、複数の梁50の平面図を示す。本実施形態に係る建物1は、複数の梁50として、複数の大梁51と、複数の小梁54とを備える。
大梁51は、少なくとも一つの柱4によって、支持された梁50である。大梁51は、本実施形態では、長手方向の両端において、柱4(第二柱4b)又は大梁51によって支持され、かつ、長手方向の中間部分で、一又は複数の柱4(第一柱4a)によって支持されている。要するに、本実施形態に係る大梁51は、連続梁を構成している。大梁51は、本実施形態では、平面視で外周を構成する複数の第一梁52と、第一梁52の内側に配置された複数の第二梁53とを備える。
ここで、本開示でいう「支持される」とは、対象物が直接的に支持されることのほか、対象物が、他部材を介して間接的に支持されることも含む。例えば、第一梁52は、柱4に対して、第一接合具61によって取り付けられているが、この場合、柱4に支持されることに含まれる。
第一梁52は、建物1の一端から他端まで連続しており、長手方向の両端が柱4で支持され、かつ、中間部の少なくとも一箇所で支持された連続梁である。複数の第一梁52は、平面視で矩形枠状に形成される。第一梁52の長手方向の端部は、図6Aに示すように、柱4の側面に対して、接合具6によって取り付けられている。以下、柱4の側面に取り付けられる接合具6を「第一接合具61」として説明する。
第一接合具61は、取付け面(ここでは柱4の側面)に対して横架材5(ここでは、第一梁52)の長手方向の端部を接続する。第一接合具61は、本実施形態では、金属板を曲げ加工することで形成されている。ただし、本開示では、第一接合具61は、各部を溶接することで形成してもよい。第一接合具61の材料としては、鋼板、スチール、鉄、又はチタン等の金属板のほか、合成樹脂等で形成されてもよい。第一接合具61は、本実施形態では、図6Cに示すように、固定部63と、受け部64と、梁取付け部65とを備える。
固定部63は、取付け面(ここでは柱4の側面)に取り付けられる部分である。固定部63は平板状に形成されており、その一側面が柱4の側面に対向する。また、固定部63の他側面は、梁50の長手方向の端面に対向する。固定部63には、本実施形態では、複数の貫通孔が形成されている。固定部63は、柱4の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
受け部64は、梁50を受ける部分である。受け部64は、固定部63の下端部に設けられている。受け部64は、平板状に形成されており、その上面が柱4の下面に対向する。受け部64と固定部63とは直交している。図6Bに示すように、受け部64の屋外方向に向く面(屋外側の面641)と、固定部63の屋外方向に向く面(屋外側の面631)とは、同一平面上に位置しており、柱4の屋外側の面と面一となるように配置される。
梁取付け部65は、梁50の屋内方向に向く面(屋内側の面520)に取り付けられる部分である。梁取付け部65は、固定部63の屋内側の端部に設けられている。梁取付け部65は、平板状に形成されており、その一側面が梁50の屋内側の面520に対向する。梁取付け部65は、固定部63の屋内側の端部につながっており、梁50からの荷重を受けると、当該荷重を直接的に固定部63に伝達し得る。梁取付け部65には、本実施形態では、複数(ここでは4つ)の貫通孔が形成されている。梁取付け部65は、梁50の屋内側の面520に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。貫通孔の数量は、固定部における貫通孔の数量と同じであることが好ましい。
ここで、本開示でいう「直交する」とは、二つの平面(又は、一平面と一直線、あるいは二つの直線)が、厳密に90°である場合のみを意味するのではなく、建築上許容される範囲も含むものとする。本開示でいう「直交する」範囲は、例えば、90°±5°の範囲を含み得る。ただし、本実施形態において、受け部64と固定部63との直交は、90°±1°であることが好ましい。
柱4の側面に取り付けられた第一接合具61に対し、第一梁52が取り付けられると、図6Bに示すように、第一梁52の屋外側の面521は、柱4の屋外側の面(41)に面一となる。また、第一梁52の上面は、柱4の上端面と面一となる。
本開示でいう「面一」とは、2平面が同一平面であるとみなせることを意味する。例えば、2平面において2mm以下の段差がある場合や、2平面の間に5mm程度の隙間がある場合も、本開示でいう「面一」の範疇である。
第一梁52は、図5に示すように、長手方向の中間部の少なくとも一箇所(本実施形態では、複数箇所)において、柱4(第一柱4a)の上端面に載っている。第一梁52の中間部(例えば、図5のB部分)は、図7Aに示すように、柱4(第一柱4a)の上端面に載った状態で、接続具7によって取り付けられている。
接続具7は、柱4(第一柱4a)と横架材5(ここでは第一梁52)とを接続し、柱4に対して横架材5を固定する。より具体的には、接続具7は、柱4の上端面に横架材5が載った状態で、柱4と横架材5とを接続する。接続具7は、本実施形態では、図7Cに示すように、金属板を曲げ加工することで形成されている。ただし、本開示では、接続具7は、各部を溶接で接合することで形成してもよい。接続具7の材料としては、鋼板、スチール、鉄、又はチタン等の金属板のほか、合成樹脂等で形成されてもよい。接続具7について、本実施形態に係る建物1では2種類あるため、接続具7を、第一接続具71と、第二接続具72として区別する。
第一接続具71は、第一梁52の中間部分と柱4(第一柱4a)とを接続する接続具7である。第二接続具72は、後述するが、第二梁53の中間部分と柱4とを接続する接続具7である。第一接続具71は、図7Cに示すように、第一取付け部73と、対向部74と、第二取付け部75とを備える。
第一取付け部73は、柱4の側面に取り付けられる部分である。第一取付け部73は平板状に形成されており、その一側面が柱4の側面に対向する。また、第一取付け部73は、梁50の下方に位置する。第一取付け部73には、本実施形態では、複数の貫通孔が形成されている。第一取付け部73は、柱4の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具によって取り付けられる。
対向部74は、図7Aに示すように、梁50を受ける部分である。対向部74は、第一取付け部73の上端部に設けられている。対向部74は、平板状に形成されており、その上面が梁50の下面に対向する。対向部74と第一取付け部73とは直交している。図7Bに示すように、対向部74の屋外方向に向く面(屋外側の面741)と、第一取付け部73の屋外方向に向く面(屋外側の面731)とは、同一平面上に位置しており、柱4の屋外側の面と面一となるように配置される。
第二取付け部75は、図7Aに示すように、梁50(第一梁52)の側面に取り付けられる部分であり、具体的には、梁50の屋内側の面520に取り付けられる。第二取付け部75は、対向部74の屋内側の端部に設けられている。第二取付け部75は、平板状に形成されており、その一側面が梁50の屋内側の面520に対向する。第二取付け部75は、対向部74に対して直交している。第二取付け部75には、本実施形態では、複数の貫通孔が形成されている。第二取付け部75は、梁50の屋内側の面520に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
第二梁53は、長手方向の両方の端部が第一梁52で支持され、かつ、中間部の少なくとも一箇所(ここでは2箇所)で支持された連続梁である。第二梁53の長手方向の端部は、第一梁52の側面に対して、接合具6によって取り付けられている。以下、第一梁52の側面に取り付けられる接合具6を、「第二接合具62」として説明する。
第二接合具62は、図7Aに示すように、取付け面(ここでは、第一梁52の屋内側の面520)に対して横架材5(ここでは、第二梁53)の長手方向の端部を接続する。第二接合具62は、本実施形態では、金属板を曲げ加工することで形成されている。ただし、本開示では、第二接合具62は、各部を溶接することで形成してもよい。第二接合具62の材料としては、鋼板、スチール、鉄、又はチタン等の金属板のほか、合成樹脂等で形成されてもよい。第二接合具62は、本実施形態では、固定部630と、一対の梁取付け部650とを備え、平面視略コ字状に形成されている。
固定部630は、取付け面(ここでは第一梁52の屋内側の面520)に取り付けられる部分である。固定部630は平板状に形成されており、その一側面が第一梁52の側面に対向する。また、固定部630の他側面は、第二梁53の長手方向の端面に対向する。固定部630には、本実施形態では、複数の貫通孔(ここでは2つ)が形成されている。固定部630は、第一梁52の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
梁取付け部650は、第二梁53の側面に取り付けられる部分である。梁取付け部650は、固定部630の幅方向の端部に設けられている。梁取付け部650は、平板状に形成されており、その一側面が第二梁53の側面に対向する。梁取付け部650には、本実施形態では、複数の貫通孔(ここでは4つ)が形成されている。梁取付け部65は、第二梁53の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
第一梁52の側面に取り付けられた第二接合具62に対し、第二梁53が取り付けられると、第二梁53の上面は、第二梁53の上面に面一となる。
第二梁53は、図5に示すように、長手方向の中間部の少なくとも一箇所(本実施形態では、複数箇所)において、柱4の上端面に載っている。第二梁53の中間部(例えば、図5のC部分)は、図8Aに示すように、柱4の上端面に載った状態で、第二接続具72によって取り付けられている。第二接続具72は、図8Cに示すように、第一取付け部73と、対向部74と、一対の第二取付け部75とを備える。第二接続具72における第一取付け部73及び対向部74は、第一接続具71と同じ構成である。ここでは、第一接続具71と異なる第二取付け部75について、主に説明する。
一対の第二取付け部75は、図8Aに示すように、梁50(第二梁53)の両側面に取り付けられる部分である。一対の第二取付け部75は、第二梁53の一対の側面に対して、一対一で取り付けられる。各第二取付け部75は、対向部74の幅方向(第二梁53の長手方向に直交しかつ水平面に沿う方向)の端部に設けられている。各第二取付け部75は、平板状に形成されており、その一側面が第二梁53の各側面に対向する。各第二取付け部75は、対向部74に対して直交している。第二取付け部75には、本実施形態では、複数の貫通孔が形成されている。第二取付け部75は、梁50の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
複数の小梁54は、図5に示すように、互いに平行な一対の大梁51に架け渡された梁50である。各小梁54の長手方向は、第二梁53の長手方向に直交する。小梁54は、図8Aに示すように、第二梁53に対し、小梁受け具66によって取り付けられる。
小梁受け具66は、第二梁53の側面に対して小梁54の長手方向の端部を接続する。小梁受け具66は、本実施形態では、金属板を曲げ加工することで形成されている。ただし、本開示では、小梁受け具66は、各部を溶接することで形成してもよい。小梁受け具66の材料としては、鋼板、スチール、鉄、又はチタン等の金属板のほか、合成樹脂等で形成されてもよい。小梁受け具66は、図8Dに示すように、固定板661と、受け板662と、一対の取付け板663とを備える。
固定板661は、第二梁53の側面に取り付けられる。固定板661は平板状に形成されており、その一側面が第二梁53の側面に対向する。また、固定板661の他側面は、小梁54の長手方向の端面に対向する。固定板661には、本実施形態では、複数の貫通孔が形成されている。固定板661は、第二梁53の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
受け板662は、図8Aに示すように、小梁54を受ける。受け板662は、固定板661の下端部に設けられている。受け板662は、平板状に形成されており、その上面が小梁54の下面に対向する。受け板662は、固定板661及び取付け板663に対して直交している。
取付け板663は、小梁54の側面に取り付けられる。各取付け板663は、固定板661及び受け板662の幅方向の端部に設けられている。各取付け板663は、平板状に形成されており、その一側面が小梁54の側面に対向する。取付け板663には、本実施形態では、複数の貫通孔が形成されている。取付け板663は、小梁54の側面に対して、ねじ、釘又はボルト等の固定具を介して取り付けられる。
取付け板663は、固定板661の幅方向の端部につながっており、小梁54からの荷重を受けると、当該荷重を直接的に固定板661に伝達し得る。
図1に示すように、外壁8は、建物1の外周をなす壁である。外壁8は、本実施形態では、複数の壁パネル80で構成される。本実施形態に係る外壁8は、縦張り施工された複数の壁パネル80で構成されている。ただし、本開示では、外壁8は横張り施工された複数の壁パネル80で構成されてもよい。各壁パネル80は、本実施形態では、耐力壁である。
壁パネル80は、図4Aに示すように、梁50の外側の面と、土台33の外側の面とにわたって、ドリルビス等の固定具によって、取り付けられている。本実施形態では、壁パネル80の上端部には、軒樋86が取り付けられている。ここで、図9には、建物1の出隅部分の水平断面図を示す。図9に示すように、壁パネル80は、柱4の外側の面にドリルビス等の固定具によって、取り付けられている。要するに、壁パネル80は、横架材5の外側の面と、土台33の外側の面と、柱4の屋外側の面と、に対して固定されているため、水平荷重を伝達する構造部材として作用しやすい。
なお、壁パネル80と柱4との間には出隅塞ぎ部材87が設けられている。出隅塞ぎ部材87は、下地部材871と、出隅部材872とを備える。下地部材871は、隣り合う壁パネル80でなすコーナ部分の外面に取り付けられている。出隅部材872は、下地部材871に取り付けられている。出隅部材872の端部と壁パネル80の外面との間にはシーリング材873が設けられている。
壁パネル80は、本実施形態では、図10に示すように、サンドイッチパネルである。壁パネル80の幅方向の一方の端部には、嵌合凸部81が形成され、他方の端部には嵌合凹部82が形成されている。隣り合う一対のサンドイッチパネルは、嵌合凸部81と嵌合凹部82とを嵌め合うことで接続される。
壁パネル80は、一対の金属外皮83,84の間に芯材85が挟まったパネルである。壁パネル80は、本実施形態では、表側金属外皮83と、裏側金属外皮84と、芯材85とを備える。
表側金属外皮83及び裏側金属外皮84の各々は、本実施形態では、平板状に形成されている。表側金属外皮83及び裏側金属外皮84は、金属板の成形品であり、例えば、金属板をロール成形により成形して形成されている。金属板としては、鋼板、ステンレス鋼板、亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、エスジーエル(登録商標)鋼板等が挙げられる。金属板の厚みは、0.2~2.0mmが好ましい。
芯材85は、断熱性及び不燃性を有する。ここでいう「断熱性」とは、所定の断熱試験に合格する程度の断熱性を意味する。また、「不燃性」とは、所定の不燃性試験に合格する程度の不燃性を意味する。芯材85は、本実施形態では、ロックウール又はグラスウール等の無機繊維材料で形成されている。ただし、本開示では、芯材85は、ウレタンフォームやフェノールフォームなどの樹脂発泡体であってもよいし、石膏ボードや珪酸カルシウムボードなどの板材と、無機繊維材料又は樹脂発泡体と、を組み合わせた複合材であってもよい。本開示に係る芯材85は、例えば、板材と、無機繊維材料又は樹脂発泡体と、を層状に重ねて形成することができる。芯材85の厚みは、10~100mmが好ましい。
壁パネル80は、一般的には、非構造部材(非耐力部材)として分類されるが、本実施形態では、壁パネル80は、建物1に作用する水平荷重を柱4と梁50との間で伝達する構造部材として機能する。
図11には、建物1の横方向の端部の断面図を示す。壁パネル80の上端部は梁50の屋外側の面に対して、ドリルビス等の固定具によって、取り付けられている。梁50の上面には、屋根9を構成する屋根パネル91の下面が対向する。屋根パネル91と壁パネル80との間は塞ぎ部材94により覆われている。塞ぎ部材94の外側には、水切り93が設けられている。
屋根9は、図1に示すように、複数の屋根パネル91と、複数の屋根パネル91を覆う防水シート92とを備える。複数の屋根パネル91の各々は、本実施形態では、上述のサンドイッチパネル(壁パネル80)と同じ構造である。屋根パネル91は、幅方向が流れ方向と平行となり、長さ方向が横方向と平行となるように配置される。
このような構成の建物1は、横架材5が、連続梁に係る構造であるため、複数の単純梁をつなげた構造よりも、柱4間における横架材5のたわみ量を減らすことができる。そのうえ、本実施形態では、中間の支点における柱4と横架材5とを、接続具7で互いに固定することができ、梁50が柱4の上端面から脱落することを抑えることができる。
(2)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、接続具7は、一つの第一取付け部73を有していたが、本開示では、図12に示すように、複数(ここでは二つ)の第一取付け部73を有してもよい。この場合、複数の第一取付け部73の各々は、柱4の側面に対向し、当該側面に取り付けられる。対向部74は、柱4の上端面に載る。
上記実施形態では、大梁51として、平面視で外周を構成する梁(第一梁52)と、第一梁52の内側に配置された複数の第二梁53と、を備えたが、図13Aに示すような態様であってもよい。図13Aに示す変形例では、横架材5として、横方向に沿って延びる複数の大梁52aと、各大梁52aをつなぐ複数の小梁54と、を備える。小梁54の長手方向は、平面視において流れ方向に沿っている。各大梁52aの両端部は、第二柱4bに取り付けられている。各大梁52aの長手方向の中間部分は、第一柱4aの上端面に載る。要するに、本変形例に係る大梁52aは、3点支持梁であって、2スパン連続梁である。また、図13Bに示すように、4点支持梁であって、3スパン連続梁であってもよい。すなわち、本開示に係る柱4と横架材5との接続構造では、横架材5が載る柱4(4a)を複数備えてもよい。
上記実施形態では、横架材5は梁50であったが、本開示に係る横架材5は胴差であってもよく、梁50に限定されない。
上記実施形態では、対向部74は、横架材5に対して取り付けられていないが、本開示では、対向部74は、横架材5に対して、固定具によって固定されてもよい。
(3)態様
以上説明したように、第1の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造は、柱(4)と、柱(4)の上端面に載る横架材(5)と、柱(4)と横架材(5)とを接続する接続具(7)と、を備えた柱(4)と横架材(5)との接続構造である。接続具(7)は、少なくとも一つの第一取付け部(73)と、対向部(74)と、少なくとも一つの第二取付け部(75)とを備える。第一取付け部(73)は、柱(4)の側面に対向し、当該側面に取り付けられる。対向部(74)は、第一取付け部(73)に設けられ、横架材(5)の下面に対向する。第二取付け部(75)は、対向部(74)に設けられ、横架材(5)の側面に対向し、当該側面に取り付けられる。
この態様によれば、連続梁に係る構造にすることで、複数の単純梁をつなげた構造よりも、横架材(5)のたわみ量を減らすことができる。そのうえ、中間の支点における柱(4)と横架材(5)とを、接続具(7)で互いに固定することができ、横架材(5)が柱(4)の上端面から脱落することを抑えることができる。
第2の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造では、第1の態様において、第二取付け部(75)を一対有する。一対の第二取付け部(75)は、横架材(5)の一対の側面に対して、一対一で取り付けられる。
この態様によれば、柱(4)に対して、横架材(5)がずれるのをより一層抑えることができる。
第3の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造では、第1又は第2の態様において、第一取付け部(73)と対向部(74)とが直交する。
この態様によれば、接続具(7)の製造性を向上させることができる上に、接続具(7)を取り付ける際に、第一取付け部(73)と対向部(74)とのコーナ部分を、柱(4)と横架材(5)との入隅部に当てることで位置決めすることができ、取り付けやすさの向上を図ることができる。
第4の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造では、第1~第3のいずれか一つの態様において、対向部(74)と第二取付け部(75)とが直交する。
この態様によれば、横架材(5)の下面に対向部(74)が沿うと、第二取付け部(75)が横架材(5)の側面に対向する。したがって、第二取付け部(75)の位置決めが容易であり、接続具(7)の取り付けやすさの向上を図ることができる。
第5の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造では、第1~第4のいずれか一つの態様において、横架材(5)が梁(50)である。
この態様によれば、柱(4)と梁(50)との接続構造に、接続具(7)を用いることができる。
第6の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造では、第1~第5のいずれか一つの態様において、第二柱(4b)と、接合具(6)とを更に備える。第二柱(4b)は、柱(4)としての第一柱(4a)に対して間隔をおいて配置され、第一柱(4a)よりも高い。接合具(6)は、第二柱(4b)の側面に取り付けられ、横架材(5)の長手方向の端部を支持する。第二柱(4b)の屋外側の面(41)と横架材(5)の屋外側の面(521)とは面一である。
この態様によれば、第二柱(4b)の屋外側の面(41)と横架材(5)の屋外側の面(521)とが面一であるため、第二柱(4b)と横架材(5)とにわたって壁パネル(80)等の壁材を取り付けやすい。
第7の態様に係る柱(4)と横架材(5)との接続構造では、第1~第6のいずれか一つの態様において、横架材(5)が上端面に載る柱(4)を複数備える。
この態様によれば、より長い横架材(5)を用いながらも、横架材(5)のたわみ量を減らすことができる。
第8の態様に係る接続具(7)は、柱(4)に対して、柱(4)の上端面に載る横架材(5)を固定するための接続具(7)である。接続具(7)は、少なくとも一つの第一取付け部(73)と、対向部(74)と、少なくとも一つの第二取付け部(75)とを備える。第一取付け部(73)は、柱(4)の側面に対向し、当該側面に取り付けられる。対向部(74)は、第一取付け部(73)に設けられ、横架材(5)の下面に対向する。第二取付け部(75)は、対向部(74)に設けられ、横架材(5)の側面に対向し、当該側面に取り付けられる。
この態様によれば、連続梁に係る構造において、横架材(5)と柱(4)とを接続することができる。このとき、接続具(7)で互いに固定することができるため、横架材(5)が柱(4)の上端面から脱落することを抑えることができる。
第2~第5の態様に係る構成については、柱(4)と横架材(5)との接続構造に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
4 柱
4a 第一柱
4b 第二柱
41 屋外側の面
5 横架材
50 梁
521 屋外側の面
6 接合具
7 接続具
73 第一取付け部
74 対向部
75 第二取付け部

Claims (4)

  1. 複数の柱と、
    前記柱の上端面に載る横架材と、
    前記柱と前記横架材とを接続する接続具と、
    を備えた柱と横架材との接続構造であって、
    前記横架材は、
    平面視で建物の外周を構成する第一梁と、
    前記第一梁の内側に配置された第二梁と、を備え、
    前記第一梁は前記柱の上端面に載る連続梁を構成し、
    前記第二梁は前記柱の上端面に載る連続梁を構成し、
    互いに平行な前記第一梁と前記第二梁との間又は互いに平行な一対の前記第二梁の間に架け渡された小梁を備え、
    前記接続具は、前記柱と前記第一梁とを接続する第一接続具及び前記柱と前記第二梁とを接続する第二接続具を備え、
    前記第一接続具は、
    前記柱の側面に対向し、当該側面に取り付けられる少なくとも一つの第一取付け部と、
    前記第一接続具の前記第一取付け部に設けられ、前記第一梁の下面に対向する対向部と、
    前記第一接続具の前記対向部に設けられ、前記第一梁の屋内側の側面に対向し、当該側面に取り付けられる第二取付け部と、
    を有し、
    前記第二接続具は、
    前記柱の側面に対向し、当該側面に取り付けられる一つの第一取付け部と、
    前記第二接続具の前記第一取付け部に設けられ、前記第二梁の下面に対向する対向部と、
    前記第二接続具の前記対向部に設けられ、前記第二梁の側面に対向し、当該側面に取り付けられる一対の第二取付け部と、
    を有し、
    前記一対の第二取付け部は、前記第二梁の一対の前記側面に対して、一対一で取り付けられ、
    前記第一梁の側面には、前記第二梁が接合具により取り付けられ、
    前記接合具は、
    前記第一梁の屋内側の面に取り付けられる固定部と、
    前記第二梁の側面に取り付けられる梁取付け部と、を備え
    前記小梁は、長手方向の端部が小梁受け具により前記第二梁の側面に対して接続され、
    前記小梁受け具は、
    前記第二梁の側面に取り付けられる固定板と、
    前記小梁を受ける受け板と、
    前記小梁の側面に取り付けられる一対の取付け板と、を備える、
    柱と横架材との接続構造。
  2. 前記第一取付け部と前記対向部とが直交する、
    請求項1に記載の柱と横架材との接続構造。
  3. 前記対向部と前記第二取付け部とが直交する、
    請求項1又は2に記載の柱と横架材との接続構造。
  4. 前記柱としての第一柱に対し間隔をおいて配置され、前記第一柱よりも高い第二柱と、
    前記第二柱の側面に取り付けられ、前記第一梁の長手方向の端部を支持する接合具と、を更に備え、
    前記第二柱の屋外側の面と前記第一梁の屋外側の面とは面一である、
    請求項1~3のいずれか一つに記載の柱と横架材との接続構造。
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