JP7001179B2 - Rfidインレイ - Google Patents

Rfidインレイ Download PDF

Info

Publication number
JP7001179B2
JP7001179B2 JP2020551600A JP2020551600A JP7001179B2 JP 7001179 B2 JP7001179 B2 JP 7001179B2 JP 2020551600 A JP2020551600 A JP 2020551600A JP 2020551600 A JP2020551600 A JP 2020551600A JP 7001179 B2 JP7001179 B2 JP 7001179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
power
terminal
rfid
power receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020551600A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021059565A1 (ja
Inventor
紀行 植木
登 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2021059565A1 publication Critical patent/JPWO2021059565A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7001179B2 publication Critical patent/JP7001179B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/59Responders; Transponders
    • H04B5/48

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、例えばRFIDタグとして用いられ、リーダ・ライターとの間で非接触により通信されるRFIDインレイに関する。
非特許文献1には、パッシブ Bluetooth(登録商標)センサーが示されている。この装置は、無線LANの電波や携帯電話の電波などのRF電力を利用して、温度、圧力、動き、を検出し、その情報をBluetooth(登録商標)で送信することが示されている。この装置は、パッシブUHF RFID トランスポンダのように、リーダーに反射信号を返す方式ではなく、次のような方式で通信する。まず、上記電波を信号としてではなくエネルギーとして受電して充電し、十分なエネルギーが充電されると、メッセージの一部を送信し、さらにエネルギーが充電されるのを待つ。その後、メッセージの次の部分を送信する。つまり、周囲の電波からエネルギーを受電しつつ、メッセージを分割して順次送信する。
Mark Roberti、"Wiliot Unveils Passive Bluetooth(登録商標) Sensor"、[online]、[令和1年9月11日検索]、インターネット<URL:https://www.rfidjournal.com/articles/view?18235>
非特許文献1に記載の装置は、周囲の電波を受電する二つのアンテナと、 Bluetooth(登録商標)で信号を送信するアンテナとを個別に設ける必要があるので、これら複数のアンテナとRFICとを備えるRFIDインレイを構成すると、全体的に大型になってしまい、適用範囲が制限される懸念がある。また、全体の小型化のために、電力受電用アンテナと信号送信用アンテナとを近接配置すると、それらアンテナ間で不要結合が生じ、送信すべき電波のエネルギーが受電アンテナ側へ吸収されてしまって、必要な送信信号強度が得られない、という課題も生じる。
そこで、本発明の目的は、受電用アンテナと送信用アンテナとを兼用して、アンテナ間の不要結合を回避し、全体に小型化できるようにしたRFIDインレイを提供することにある。
本発明のRFIDインレイは、受電用の電磁波を受けて誘起される電力を入力する受電端子と、RFID用の送信信号を出力する送信端子とを有し、前記受電端子に入力された電力を基にして前記RFID用の送信信号を生成するRFICと、前記受電用の電磁波を受け、かつ前記RFID用の電磁波を発生するアンテナと、前記アンテナと前記受電端子及び前記送信端子との間に設けられたアンテナ共用回路と、を備える。
本発明によれば、受電用アンテナと送信用アンテナとを兼用して、アンテナ間の不要結合を回避し、全体に小型化できるようにしたRFIDインレイが得られる。
図1は第1の実施形態に係るRFIDインレイ201の回路構成を示す図である。 図2は第1の実施形態に係るRFIDインレイ201の具体的な回路構成を示す図である。 図3は、図2に示した方向性結合器31A,31Bの具体的な回路構成を示す図である。 図4は第2の実施形態に係るRFIDインレイ202Aの回路構成を示す図である。 図5は第2の実施形態に係る別のRFIDインレイ202Bの回路構成を示す図である。 図6は第3の実施形態に係るRFIDインレイ203の回路構成を示す図である。 図7(A)は、RFIC2の送信端子Tx+,Tx-とアンテナとの間における広帯域整合回路4の接続関係を示す図である。図7(B)は広帯域整合回路4の具体的回路構成を示す図である。 図8は第5の実施形態に係るRFIDインレイにおけるアンテナ広帯域化回路6の回路図である。 図9(A)、図9(B)は、図8に示した接続部Pb,Pd間に接続する整合回路の例を示す図である。 図10は第6の実施形態に係るRFIDインレイ206の回路図である。 図11は第7の実施形態に係るRFIDインレイ207の回路構成を示す図である。 図12は第8の実施形態に係るRFIDインレイ208の断面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るRFIDインレイ201の回路構成を示す図である。このRFIDインレイ201は、RFIDモジュール101と、このRFIDモジュール101に接続されたアンテナ1とで構成される。RFIDモジュール101は、RFIC2と、このRFIC2とアンテナ1との間に接続されたアンテナ共用回路3A,3Bとを備える。
RFIC2は、受電用の電磁波を受けて誘起される電力を入力する受電端子Rx+,Rx-と、RFID用の送信信号を出力する送信端子Tx+,Tx-とを有する。受電端子Rx+及び送信端子Tx+はアンテナ共用回路3Aに接続されていて、受電端子Rx-及び送信端子Tx-はアンテナ共用回路3Bに接続されている。
アンテナ1は、受電用の電磁波を受け、かつRFID用信号の電磁波を発生(送信)する。アンテナ共用回路3A,3Bは、アンテナ1を、電力受電用アンテナ及び信号送信用アンテナとして共用するための回路である。
アンテナ1は、例えば LTE(Long TermEvolution)のローバンド(700MHz~1GHz)の電波や無線LANのアクセスポイントから送信される2.4GHz帯や5GHz帯の電波を受電する。また、このアンテナ1は例えばBluetooth(登録商標)のBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)規格の2.4GHz帯の電波を送信する。
RFIC2は、例えば非特許文献1に示されるRFICであり、上記エネルギーとして利用する電波を受電し、内部のキャパシタCiに充電し、十分なエネルギーが充電されると、このエネルギーを基にして、所定のメッセージを上記BLE規格で送信する。一回の送信でメッセージの全体が送信できないときは、所定メッセージの全体の送信を完了するまで、周囲の電波からエネルギーを受電しつつ、メッセージを時分割的に順次送信する。
図1に示す例では、RFIC2の内部のキャパシタCiに対して並列接続される外部のキャパシタCoを備えている。この構成により、キャパシタCi,Coの合成キャパシタンスを大きくでき、そのことによって送信距離が増加したり、一回分の送信可能なメッセージの容量を大きくできたりする。また、必要に応じて、外部キャパシタCoのキャパシタンスを選定することで、受電による充電電圧の上昇速度を最適化できる。つまり、上記合成キャパシタンスへの充電時の時定数は合成キャパシタンスに比例するので、一回分の送信可能なメッセージの容量の増大化と必要な充電時間とはトレードオフの関係にあるので、受電環境に適した合成キャパシタンスを選定できる。
図2は第1の実施形態に係るRFIDインレイ201の具体的な回路構成を示す図である。この例では、図1に示したアンテナ共用回路3A,3Bを方向性結合器31A,31Bで構成している。また、アンテナ1をループ型のアンテナ11で構成している。
方向性結合器31A,31Bは、アンテナ11の誘起電力をRFIC2の受電端子Rx+,Rx-へ導き、RFIC2の送信端子Tx+,Tx-から出力される送信信号をアンテナ11へ導く。また、方向性結合器31A,31Bは、送信信号が受電端子Rx+,Rx-へ漏れる(Rx+,Rx-端子へ流入する)のを阻止する。
図3は、図2に示した方向性結合器31A,31Bの具体的な回路構成を示す図である。この例では、方向性結合器31A,31Bはいずれも、コイルL1,L2、キャパシタC11,C12,C21,C22及び抵抗素子Rで構成され、それぞれ3dB分波器を構成する。コイルL1とコイルL2とは磁界結合する。図3においては、RFIC2に対する方向性結合器31A,31Bの接続部Pa,Pb,Pc,Pdを表している。これら接続部は後の実施形態で参照する。
図3において、方向性結合器31A,31BのグランドはRFIC2のグランドに接続される。ただし、RFIC2にグランド端子が無い場合やグランドを接続しない場合は、方向性結合器31A,31Bのグランドの記号は電位的に基準電位(中性電位)であり、安定動作させるために、この基準電位同士を電気的に接続してもよい。
なお、図3に示す例では、アンテナ11の給電端はキャパシタCsA,CsBを介してRFIDモジュール101のアンテナ接続部A1,A2に接続されている。このキャパシタCsA,CsBは、シートに形成されたアンテナ11の導体パターンと、このシートに実装されたRFIDモジュール101の電極との間に生じる浮遊容量である。アンテナとRFIDモジュールとの構造については後の実施形態で具体例を示す。
本実施形態によれば、単一のアンテナ1,11が受電及び送信に兼用されるので、アンテナ間の不要結合による問題が回避できる。また、受電用アンテナと送信用アンテナとを互いに干渉しないように配置する必要がないので、全体に小型化されたRFIDインレイが得られる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、アンテナ共用回路の構成が第1の実施形態で示した例とは異なるRFIDインレイについて示す。
図4は第2の実施形態に係るRFIDインレイ202Aの回路構成を示す図である。このRFIDインレイ202Aは、RFIDモジュール102と、このRFIDモジュール102に接続されたアンテナ11とで構成される。RFIDモジュール102は、RFIC2と、このRFIC2とアンテナ11との間に接続されたデュプレクサ32A,32Bとを備える。デュプレクサ32A,32Bは本発明に係るアンテナ共用回路の一例である。なお、デュプレクサ32A,32Bの代わりに方向性結合器を用いてもよい。例えば、ストリップラインでブロードサイドカプラを構成し、このブロードサイドカプラを分布定数型の方向性結合器としてもよい。
RFIC2の受電端子Rx+及び送信端子Tx+はデュプレクサ32Aに接続されていて、受電端子Rx-及び送信端子Tx-はデュプレクサ32Bに接続されている。
本実施形態では、デュプレクサ32A,32BのハイパスフィルタHPFは、周波数2.4GHz帯の送信信号をアンテナ11へ出力する。また、デュプレクサ32A,32BのローパスフィルタLPFは、周波数2.4GHz帯より低周波の、例えばLTEのローバンド(700MHz~1GHz)の受信信号(受電電力)をRFIC2の受電端子Rx+,Rx-へ出力する。
図5は第2の実施形態に係る別のRFIDインレイ202Bの回路構成を示す図である。図5では、デュプレクサ32A,32Bを具体的な回路図で表している。デュプレクサ32A,32Bにおいて、キャパシタC3及びインダクタL3によってハイパスフィルタが構成されていて、キャパシタC4及びインダクタL4によってローパスフィルタが構成されている。ハイパスフィルタは例えば2.45GHzを通過させ、ローパスフィルタは例えばLTEのローバンド(700MHz~1GHz)帯の信号を通過させる。
図5に示す例では、RFIDインレイ202Bはダイポール型のアンテナ12を備える。このアンテナ12は900MHz帯と2.4GHz帯とでそれぞれ共振する。このアンテナ12は、絶縁性シートに形成されたミアンダライン状の導体パターンで構成されている。このようにミアンダライン状の導体パターンで放射素子を形成することによって、絶縁性シートへの導体パターンの形成領域を短縮化している。また、導体パターンの先端部である開放端部は他の部分より面方向に拡がる形状を有し、この部分とグランドとの間に容量成分を生じさせている。このことによっても、所定の共振周波数を得るために要する、ミアンダライン状の導体パターンの線長を短縮化している。
なお、図5に示した例では、送信信号をハイバンドと見なし、ローバンドの電力を受電するために、ハイパスフィルタで送信信号を通過させ、ローパスフィルタで受電電力を通過させるようにしたが、本発明はこれに限らない。例えばRFIC2が受電端子Rx+,Rx-を2組備えている場合に、ローバンド、ミドルバンド、ハイバンドの3つの周波数帯を分波するトリプレクサ回路を設けてもよい。つまり、送信信号をローバンドのフィルタで通過させ、受電電力の低周波数側をミドルバンドのフィルタで通過させ、受電電力の高周波数側をハイバンドのフィルタで通過させるように構成してもよい。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、送信信号の経路を選択的にアンテナに接続可能としたRFIDインレイについて示す。
図6は第3の実施形態に係るRFIDインレイ203の回路構成を示す図である。このRFIDインレイ203は、RFIDモジュール103と、このRFIDモジュール103に接続されたアンテナ12とで構成される。図6に示す例では、RFIC2の受電端子Rx+,Rx-とアンテナ12との間に、キャパシタC4及びインダクタL4によるローパスフィルタLPFがそれぞれ構成されている。これらローパスフィルタLPFは、アンテナ12による、例えばLTEのローバンド(700MHz~1GHz)の受信信号(受電電力)をRFIC2の受電端子Rx+,Rx-へ出力する。また、送信端子Tx+,Tx-から出力される送信信号である周波数2.4GHz帯の信号を遮蔽し、この送信信号が受電端子Rx+,Rx-へ漏れるのを阻止する。
本実施形態に係るRFIDインレイ203は、RFIC2とアンテナ12との間にスイッチSWが設けられている。このスイッチSWは、RFIC2から出力される、送信信号の出力タイミングを表す信号によって、または送信信号の有無に応じて、制御される。
スイッチSWは、オン状態で、RFIC2の送信端子Tx+,Tx-を、キャパシタCsA,CsBを介してアンテナ12に接続する。またスイッチSWがオフ状態のとき、アンテナ12からRFIC2の受電端子Rx+,Rx-までの経路からRFIC2の送信端子Tx+,Tx-を切り離す。
本実施形態のように、送信端子の経路をスイッチSWによって選択的にアンテナに接続可能とした構成では、このスイッチSWとローパスフィルタLPFとによってアンテナ共用回路を構成することができる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、RFIC2の送信端子に広帯域整合回路を設けたRFIDインレイについて示す。図7(A)は、RFIC2の送信端子Tx+,Tx-とアンテナとの間における広帯域整合回路4の接続関係を示す図である。ここで接続部Pa,Pcは図3、図5、図6等に示した接続部Pa,Pcに相当する。また、図7(A)において、等価抵抗Rt及び等価キャパシタCtによる回路は、RFIC2の送信端子Tx+,Tx-から内部をみた回路の等価回路である。
RFIC2は送信端子Tx+,Tx-から送信信号を出力する際、ハイレベルとローレベルに応じて、送信端子Tx+,Tx-の端子間のインピーダンスが変化する。つまり、送信信号の“0”,“1”列に応じて、等価抵抗Rt及び等価キャパシタCtの値は変化する。このように、送信端子Tx+,Tx-のインピーダンスが変化する場合、この送信端子Tx+,Tx-に接続されるアンテナ11,12やアンテナ共用回路の特性が変化する。
広帯域整合回路4は上記送信端子Tx+,Tx-のインピーダンス変化があっても、上記アンテナ11,12やアンテナ共用回路の特性の変化が抑制される。
図7(B)は広帯域整合回路4の具体的回路構成を示す図である。この図において、広帯域整合回路4によるインピーダンス整合の特性は、インダクタL51~L55の値によって規定される。
インダクタL51の一端部はRFIC2の送信端子Tx+端子接続される。インダクタL52の一端部はRFIC2の送信端子Tx-に接続されている。インダクタL51の他端部はインダクタL53の一端部に接続されている。インダクタL52の他端部はインダクタL54の一端部に接続されている。インダクタL53の他端部とインダクタL54の他端部との間にはインダクタL55が接続されている。接続部Paは、インダクタL51,L53の接続点に接続されている。接続部Pcは、インダクタL52,L54の接続点に接続されている。
インダクタL51とインダクタL53は、図7(B)中に破線の矢印で示す極性で結合し、インダクタL52とインダクタL54は、図7(B)中に破線の矢印で示す極性で結合する。また、インダクタL51,L53はそれぞれスパイラル状のコイルであり、積層方向に互いに対向する。したがって、インダクタL51,L53は磁気的且つ容量的に結合する。同様にして、インダクタL52,L54も磁気的且つ容量的に結合する。
また、図7(B)に示すように、接続部Paと接続部Pcとの間には、RFIC2が有する等価キャパシタCtが存在する。このため、RFIDタグでは2つの共振が発生する。1つ目の共振は、接続部Pa,Pcに接続される回路、インダクタL53,L54,L55で構成される電流経路に生じる共振である。2つ目の共振は、インダクタL51~L55および等価キャパシタCtで構成される電流経路(電流ループ)に生じる共振である。これらの2つの共振は、各電流経路に共有されるインダクタL53,L54,L55によって結合される。2つの共振にそれぞれ対応する2つの電流i1およびI2は、図12において両端矢尻線で示すように流れる。
また、1つ目の共振周波数および2つ目の共振周波数のいずれも、インダクタL53~L55の影響を受ける。これにより、1つ目の共振周波数と2つ目の共振周波数とに差が生じる。このように二つの共振を結合させることで、この広帯域整合回路4を備えるRFIDタグは広帯域の共振周波数特性を示す。
《第5の実施形態》
第5の実施形態では、アンテナを回路によって広帯域化させたRFIDインレイについて示す。
図8は第5の実施形態に係るRFIDインレイにおけるアンテナ広帯域化回路6の回路図である。このアンテナ広帯域化回路6はインダクタL6及びキャパシタC61~C64で構成され、アンテナ接続部A1,A2と接続部Pb,Pdとの間に設けられる。図8において、等価抵抗Rr及び等価キャパシタCrによる回路は、RFIC2の受電端子Rx+,Rx-から内部をみた回路の等価回路である。
アンテナ広帯域化回路6はハイパスフィルタ回路であり、アンテナ接続部A1,A2に接続されるアンテナの共振特性にもう一つの共振特性を生じさせることで広帯域化する。つまり、アンテナ単体での共振特性は、周波数を上昇させたときのアンテナのインピーダンス変化がスミスチャート上で時計回りとなる特性を示すが、ハイパスフィルタの極部(カットオフ周波数)付近では位相が90°回転するため、上記時計回りであったアンテナのインピーダンス変化方向が逆方向となる小ループを描くことになる。この小ループの変化の際にスミスチャートのjX=0部を通過することにより、アンテナの共振とは別のもう一つの共振が生じる。この例のように、ハイパスフィルタを使用した場合は、アンテナの共振よりも低い周波数で共振が生じる。
上記広帯域化回路としてはローパスフィルタで構成してもよい。この場合は、アンテナの共振周波数より高い周波数で共振が生じる。なお、ハイパスフィルタの場合もローパスフィルタの場合も、付加される共振周波数とフィルタのカットオフ周波数とは、アンテナと広帯域化回路との整合特性が関係するので、若干ずれる。
図9(A)、図9(B)は、図8に示した接続部Pb,Pd間に接続する整合回路の例を示す図である。
RFIC2の受電端子Rx+,Rx-のインピーダンスが基準の50Ωではない場合、RFIC2とアンテナ広帯域化回路とをインピーダンス整合させるために、図9(A)に示すように、接続部Pb,Pd間(RFIC2の受電端子Rx+,Rx-間)にインダクタを接続してもよい。また、図9(B)に示すように、RFIC2の受電端子Rx+,Rx-と接続部Pb,Pdとの間に、インダクタL71~L75による整合回路を接続してもよい。
図9(A)は、RFIC2が有する等価抵抗Rrがアンテナのインピーダンスより低い場合、RFIC2が有する等価キャパシタCrとで並列共振回路を形成することによりインピーダンスを高めることにより整合させる。このように並列共振を用いれば、比較的狭帯域な整合となる。
図9(B)にいては、インダクタL71とインダクタL73は、図9(B)中に破線の矢印で示す極性で結合し、インダクタL72とインダクタL74は、図9(B)中に破線の矢印で示す極性で結合する。また、インダクタL71,L73はそれぞれスパイラル状のコイルであり、積層方向に互いに対向する。したがって、インダクタL71,L73は磁気的且つ容量的に結合する。同様にして、インダクタL72,L74も磁気的且つ容量的に結合する。
また、図9(B)に示すように、接続部Pbと接続部Pdとの間には、RFIC2が有する等価キャパシタCrが存在する。このため、RFIDタグでは2つの共振が発生する。1つ目の共振は、接続部Pb,Pdに接続される回路、インダクタL73,L74,L75で構成される電流経路に生じる共振である。2つ目の共振は、インダクタL71~L75および等価キャパシタCrで構成される電流経路(電流ループ)に生じる共振である。これらの2つの共振は、各電流経路に共有されるインダクタL73,L74,L75によって結合される。2つの共振にそれぞれ対応する2つの電流i1およびI2は、図9(B)において両端矢尻線で示すように流れる。
また、1つ目の共振周波数および2つ目の共振周波数のいずれも、インダクタL73,L74,L75の影響を受ける。これにより、1つ目の共振周波数と2つ目の共振周波数とに差が生じる。このように二つの共振が結合して広帯域化される。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、これまでに示した例とは異なるアンテナ共用回路について示す。
図10は第6の実施形態に係るRFIDインレイ206の回路図である。このRFIDインレイ206はRFIC2、ローパスフィルタLPF及びアンテナ1を備える。図10では、RFIC2の送信端子Txに接続される内部のスイッチ素子Q、及び受電端子Rxに接続される内部のキャパシタCrを図示している。本実施形態では、RFIC2の受電端子及び送信端子はいずれも不平衡型の端子である。
ローパスフィルタLPFは、シリーズ接続のインダクタL4とグランドへのシャント接続のキャパシタC4とで構成されている。このローパスフィルタLPFは、RFIC2のRx端子とアンテナ1との間に接続されている。
ローパスフィルタLPFは第3の実施形態で図6に示したローパスフィルタLPFと同様の構成である。つまり、このローパスフィルタLPFは、アンテナ1による、例えばLTEのローバンド(700MHz~1GHz)の受信信号(受電電力)をRFIC2の受電端子Rxへ出力する。また、送信端子Txから出力される送信信号である周波数2.4GHz帯の信号を遮蔽し、この送信信号が受電端子Rxへ漏れるのを阻止する。
RFIC2の送信端子Txに接続される内部のスイッチ素子Qは、送信信号の“0”,“1”列に応じて、オン/オフされる。図10では表していないが、スイッチ素子Qのオン時、送信端子Txからみて、等価キャパシタ(図7に示したCt)が見える。送信信号が出力されない状態ではスイッチ素子Qはオフのままである。送信信号の送信時、スイッチ素子Qがオン状態のとき、受電端子Rxとグランドとの間に、インダクタL4とキャパシタC4及びCrとのLC並列回路が接続される状態となる。このLC並列回路の共振周波数は送信信号の周波数帯と一致または近接するように定められている。したがって、スイッチ素子Qがオン状態のとき、受電端子Rxとグランドとの間のインピーダンスは高インピーダンス状態となって、送信信号は受電端子Rxへ流れ込まない。つまり、送信端子Txから見ると、ローパスフィルタLPFの直列のインダクタL4は高インピーダンスであり、グランドへシャント接続されたキャパシタC4及びCrは低インピーダンスであるので、送信端子Txと受電端子Rxとのアイソレーションが確保された状態となる。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では、受電用アンテナと送信用アンテナとを個別に備えるRFIDインレイについて示す。
図11は第7の実施形態に係るRFIDインレイ207の回路構成を示す図である。このRFIDインレイ207はRFIDモジュール107、受電用アンテナ11R及び送信用アンテナ11Tを備える。RFIDモジュール107はRFIC2とアンテナ広帯域化回路6とを備える。RFIC2の送信端子Tx+,Tx-には送信用アンテナ11Tが接続されている。受電用アンテナ11Rはアンテナ広帯域化回路6を介して受電端子Rx+,Rx-に接続されている。
アンテナ広帯域化回路6の構成は図8に示したアンテナ広帯域化回路6と同様である。受電用アンテナ11Rはループアンテナである。アンテナ広帯域化回路6が接続された受電用アンテナ11Rは、例えば1.7GHz~2.5GHzの広帯域に亘って利得を有する。
送信用アンテナ11Tは、例えば2.4GHz帯で高利得が得られるループアンテナである。
この例では、送信信号は Bluetooth(登録商標)のBLE規格の2.4GHz帯の電波を送信するので、送信用アンテナ11Tの共振周波数は2.45GHzに定められている。一方、受電用アンテナは、広帯域に亘る電波をエネルギーとして利用するため、アンテナ広帯域化回路6で受電用アンテナ11Rの共振周波数帯域を拡げる。これにより、受電用アンテナ11Rが受ける、LTEの1.7GHz帯から2.5GHz帯の電波や2.4GHz帯の無線LANの電波を電力として受電する。
受電用アンテナ11Rは一般的なループアンテナであるが、アンテナ広帯域化回路6を接続することにより、このように広帯域に亘って受電できる。
なお、図11に示した例では、送信用アンテナ11Tと受電用アンテナ11Rが共にループアンテナであるが、一方又は両方をダイポールアンテナとしてもよい。送信用アンテナ11Tと受電用アンテナ11Rとが不要結合すると、送信信号が受電用アンテナ11Rで受電されて、送信すべき電波のエネルギーが受電用アンテナ11R側へ吸収されてしまって、必要な送信信号強度が得られなくなるが、送信用アンテナ11Tと受電用アンテナ11Rの一方をループアンテナ、他方をダイポールアンテナとすれば、両者を比較的近接配置しても、不要結合が抑制されるので、RFIDインレイは全体に小型化できる。
《第8の実施形態》
第8の実施形態では、アンテナとRFIDモジュールとの具体的な構造について示す。
図12は第8の実施形態に係るRFIDインレイ208の断面図である。このRFIDインレイ208は、アンテナが形成されたシート70にRFIDモジュール108を接着することで構成されている。
シート70は例えばPETフィルムのシートであり、アルミニウム箔のパターンニングによるアンテナ導体パターン71が形成されている。このアンテナ導体パターン71は例えばループアンテナやダイポールアンテナを構成する。
RFIDモジュール108は、例えばポリイミド等による基板25を備える。この基板25にはRFIC2及びチップキャパシタ、チップインダクタ、チップ抵抗などのチップ部品23,24が実装されている。また、基板25には結合電極21,22が形成されている。基板25の上面はポリウレタン等のエラストマーによる被覆材26で被覆されている。
RFIDモジュール108は、接着層8を介してシート70に接着されている。接着層8は例えばアクリル系接着剤の層であり、例えば10μm未満の薄さである。この状態で、結合電極21,22はアンテナ導体パターン71の所定箇所に対向する。この対向部に生じる浮遊容量によって、RFIDモジュール108とアンテナ導体パターン71とは容量結合する。この浮遊容量は図3、図5、図6等に示したキャパシタCsA,CsBに相当する。なお、接着層8は導電性を有していてもよい。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
例えば、送信信号をローバンドと見なし、ハイバンドの電力を受電するために、ハイパスフィルタで送信信号を通過させ、ローパスフィルタで受電電力を通過させるようにしたが、本発明はこれに限らない。送信信号の周波数帯と受電電力の周波数帯の上下関係は上記とは逆である場合には、ローパスフィルタで送信信号を通過させ、ハイパスフィルタで受電電力を通過させるように構成すればよい。
A1,A2…アンテナ接続部
C11,C12,C21,C22…キャパシタ
C3,C4…キャパシタ
C61~C64…キャパシタ
Ci…内部キャパシタ
Co…外部キャパシタ
Cr,Ct…等価キャパシタ
CsA,CsB…キャパシタ
HPF…ハイパスフィルタ(第2フィルタ)
L1,L2…コイル
L3,L4,L6…インダクタ
L51~L55…インダクタ
L71~L75…インダクタ
LPF…ローパスフィルタ(第1フィルタ)
Pa,Pb,Pc,Pd…接続部
Q…スイッチ素子
R…抵抗素子
Rr,Rt…等価抵抗
Rx,Rx+,Rx-…受電端子
SW…スイッチ
Tx,Tx+,Tx-…送信端子
1,11,12…アンテナ
2…RFIC
3A,3B…アンテナ共用回路
4…広帯域整合回路
6…アンテナ広帯域化回路
8…接着層
11R…受電用アンテナ
11T…送信用アンテナ
21,22…結合電極
23,24…チップ部品
25…基板
26…被覆材
31A,31B…方向性結合器
32A,32B…デュプレクサ
70…シート
71…アンテナ導体パターン
101~103,107,108…RFIDモジュール
201,202A,202B,203,206~208…RFIDインレイ

Claims (7)

  1. 受電用の電磁波を受けて誘起される電力を入力する受電端子と、RFID用の送信信号を出力する送信端子とを有し、前記受電端子に入力された電力を基にして前記RFID用の送信信号を生成するRFICと、
    前記受電用の電磁波を受け、かつ前記RFID用の電磁波を発生するアンテナと、
    前記アンテナと前記受電端子及び前記送信端子との間に設けられたアンテナ共用回路と、
    を備え
    前記アンテナ共用回路は、前記RFID用の送信信号の送信時に前記送信端子を前記アンテナへ接続するスイッチを含み、
    前記スイッチは、前記アンテナと前記送信端子との間に位置し、かつ、前記アンテナと前記受電端子との間に位置しない、
    RFIDインレイ。
  2. 前記アンテナ共用回路は、前記受電用の電磁波を受けて前記アンテナに誘起される受電電力を前記受電端子へ出力し、前記送信端子の出力信号を前記アンテナへ出力する方向性結合器である、
    請求項1に記載のRFIDインレイ。
  3. 前記アンテナ共用回路は、前記受電用の電磁波を受けて前記アンテナに誘起される受電電力の低周波数帯域を通過させる第1フィルタと、前記RFID用の送信信号の周波数帯域を通過させる第2フィルタとで構成され、前記アンテナと前記受電端子との間に設けられる、
    請求項1に記載のRFIDインレイ。
  4. 前記受電端子は、第1受電端子と第2受電端子とで構成され、
    前記第1フィルタは、前記アンテナと前記第1受電端子との間に設けられ、前記受電用の電磁波を受けて前記アンテナに誘起される受電電力の第1低周波数帯域を通過させる第1低周波数帯域通過フィルタと、前記アンテナと前記第2受電端子との間に設けられ、前記受電用の電磁波を受けて前記アンテナに誘起される受電電力の第2低周波数帯域を通過させる第2低周波数帯域通過フィルタとで構成される、
    請求項3に記載のRFIDインレイ。
  5. 前記送信端子の電位が接地電位に近くなるとき、前記受電端子と接地間の容量成分と前記第1フィルタとでLC並列共振回路が構成され、前記送信端子から出力される前記送信信号の前記受電端子への流入が阻止される、
    請求項3又は4に記載のRFIDインレイ。
  6. 前記アンテナと前記受電端子との間に、前記受電用の電磁波を受けて前記アンテナに誘起される受電電力の低周波数帯域を通過させるフィルタを備える、
    請求項1から5のいずれかに記載のRFIDインレイ。
  7. 前記送信端子と前記アンテナ共用回路との間に、前記RFICの送信時の前記送信端子のインピーダンス変化による、前記アンテナ及び前記アンテナ共用回路の特性変化を抑制する広帯域整合回路を備える、
    請求項1からのいずれかに記載のRFIDインレイ。
JP2020551600A 2019-09-24 2020-03-25 Rfidインレイ Active JP7001179B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019172969 2019-09-24
JP2019172969 2019-09-24
PCT/JP2020/013281 WO2021059565A1 (ja) 2019-09-24 2020-03-25 Rfidインレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021059565A1 JPWO2021059565A1 (ja) 2021-10-07
JP7001179B2 true JP7001179B2 (ja) 2022-01-19

Family

ID=75166936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020551600A Active JP7001179B2 (ja) 2019-09-24 2020-03-25 Rfidインレイ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7001179B2 (ja)
CN (1) CN112840573B (ja)
WO (1) WO2021059565A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024048718A1 (ja) * 2022-09-02 2024-03-07 株式会社村田製作所 Rfidモジュール

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182446A (ja) 2008-01-29 2009-08-13 Suncall Corp アンテナ
JP2014039236A (ja) 2012-11-20 2014-02-27 Taiyo Yuden Co Ltd 高周波回路モジュール
JP2019009581A (ja) 2017-06-23 2019-01-17 株式会社村田製作所 アンテナモジュールおよび通信モジュール

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007093038A1 (en) * 2006-02-14 2007-08-23 Ubitrak Inc. Rfid sensor system for lateral discrimination
KR100853189B1 (ko) * 2006-12-08 2008-08-20 한국전자통신연구원 태그 수명 연장을 위한 저전력 무선 인식 태그 및 그 방법
US8040243B2 (en) * 2008-11-18 2011-10-18 The Boeing Company RFID-based corrosion and moisture detection
KR20100056159A (ko) * 2008-11-19 2010-05-27 삼성전자주식회사 복수의 전자 인식 방식이 적용된 전자 인식 장치
US8682261B2 (en) * 2009-02-13 2014-03-25 Qualcomm Incorporated Antenna sharing for wirelessly powered devices
EP2824612B1 (en) * 2013-07-08 2018-04-18 STMicroelectronics International N.V. RFID transponder device and method for production of an RFID transponder device
CN106033975A (zh) * 2015-03-17 2016-10-19 联想(北京)有限公司 一种电子设备及其控制方法
US10200092B1 (en) * 2017-09-28 2019-02-05 Apple Inc. Electronic device having multiple antennas with shared structures for near-field communications and non-near-field communications
CN110070165B (zh) * 2019-04-17 2022-05-17 南京理工大学 一种带无线充电的有源rfid系统

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009182446A (ja) 2008-01-29 2009-08-13 Suncall Corp アンテナ
JP2014039236A (ja) 2012-11-20 2014-02-27 Taiyo Yuden Co Ltd 高周波回路モジュール
JP2019009581A (ja) 2017-06-23 2019-01-17 株式会社村田製作所 アンテナモジュールおよび通信モジュール

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MARK ROBERTI,Wiliot Unveils Passive Bluetooth Sensor,RFID JOURNAL,[online],2019年01月25日,pages 1/6-6/6,[検索日2021.01.04],インターネット:<URL:http://https://www.rfidjournal.com/wiliot-unveils-passive-bluetooth-sensor>
大河原克行,RFIDタグを超える利便性を生むバッテリ不要の"BTセンサータグ",PC Watch [online],Impress,2019年03月05日,pages 1/7-7/7,[検索日2021.01.04],インターネット:<URL:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1172955.html>

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021059565A1 (ja) 2021-10-07
CN112840573A (zh) 2021-05-25
WO2021059565A1 (ja) 2021-04-01
CN112840573B (zh) 2022-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9184799B2 (en) Smart NFC antenna matching network system and user device including the same
TWI466375B (zh) An antenna device and a communication terminal device
JP5804161B2 (ja) 電子機器
CN102474005B (zh) 稳频电路、稳频器件、天线装置、及通信终端设备
JP5316638B2 (ja) アンテナ装置
CN104518283B (zh) 用于微型化应用的多频天线
TWI449066B (zh) High coupling degree transformers, electronic circuits and electronic machines
US9837976B2 (en) Impedance converting circuit and communication terminal apparatus
US20110267194A1 (en) Compact directional coupler using semiconductor process and mobile rfid reader transceiver system using the same
JPWO2009081683A1 (ja) アンテナ装置および無線icデバイス
JP5062372B2 (ja) Rfidモジュールおよびrfidデバイス
JP2009278192A (ja) アンテナ装置及び通信端末装置
JP5994500B2 (ja) 結合度調整素子、アンテナ装置および無線通信装置
US11699056B2 (en) RFID inlay
JP5858121B2 (ja) 無線通信機器及びアンテナ装置
JP7001179B2 (ja) Rfidインレイ
JP2011086009A (ja) Rfid及び無線通信機
US9846834B2 (en) Antenna device and wireless communication device
US20210167809A1 (en) Mobile terminal having shared radio frequency antenna
US10056936B2 (en) Front end circuit and communication apparatus
CN109309516B (zh) 用于近场通信应答器设备中的有源负载调制的天线设计
JP4934659B2 (ja) 共用アンテナ及び整合回路
US11881715B2 (en) Electronic device having reconfigurable multi-coil transformer with frequency selective filtering
CN202178378U (zh) 高频器件及通信终端设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200924

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200924

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20201202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210909

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210909

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20211001

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20211005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7001179

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150