JP6996759B2 - 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、無線通信装置、無線通信システム、無線通信制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、複数のアンテナを選択して通信を行なう無線機を備えた飛翔体が開示されている。当該無線機は、飛翔体の位置情報、姿勢情報、通信相手の位置情報から、飛翔体及び通信相手との位置関係を算出処理し、当該算出処理結果に基づき、通信に適するアンテナを選択する。
また、従来より、複数のアンテナから受信電界強度が最も大きいアンテナを適宜選択することで、通信環境の悪化を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献2)。特許文献2では、測定モードにおいて、アンテナを順次切り替え、切り替えられたアンテナにより捉えられた無線信号の受信信号強度を測定しつつ、無線信号からデータを取得し、測定モードが終了すると、測定結果に基づいて通常モードで使用するアンテナを決定している。
特開2010-154293号公報 特開2015-90999号公報
コントローラと無線通信可能な複数のアンテナを備えるドローン等の無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle:UAV)では、コントローラとUAVとの距離が近く、電波強度が強い状態に、複数のアンテナを用いたMIMO(multiple-input and multiple-output)技術が用いられる。これにより、通信スループットを高くし、UAVに搭載されたカメラの高解像度の画像や各種のセンサ情報等、大量データを送信することができる。
一方、コントローラとUAVとの距離が遠く、電波強度が弱い状態では、通信スループットが低くなり、通信の維持が最優先となる。このような場合、障害物等により急激な電波強度の低下が発生すると、通信が切断されてしまうということが発生する。
本開示の目的は、上述した問題を鑑み、急激な電波強度の低下が発生した場合でも、通信を維持することが可能な無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、コントローラと無線通信を行う複数のアンテナと、前記コントローラと前記アンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替え、前記アンテナ1本あたりの送信出力を変化させる制御部とを備えるものである。
本発明の一態様に係る無線通信システムは、コントローラと、コントローラと無線通信を行う複数のアンテナと、前記コントローラと前記アンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替え、前記アンテナ1本あたりの送信出力を変化させる制御部とを有する無線通信装置とを備えるものである。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、コントローラと複数のアンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替え、前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナ1本あたりの送信出力を変化させ無線通信を行う。
本発明の一態様に係るプログラムは、コントローラと複数のアンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替える処理と、前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナ1本あたりの送信出力を変化させ無線通信を行う処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、急激な電波強度の低下が発生した場合でも、通信を維持することが可能な無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態に係る無線通信装置を搭載したドローンとコントローラの無線通信を可視的に示す図である。 実施の形態に係る無線通信装置の構成を示す図である。 実施の形態1に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る無線通信方法を示すフロー図である。 図4のステップS15の判断における電波強度の閾値とコントローラとの通信に用いるアンテナの本数の一例を示す図である。 実施の形態2に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。 実施の形態2に係る無線通信方法を示すフロー図である。 実施の形態3に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。 実施の形態3に係る無線通信方法を示すフロー図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、その他の回線で構成することができる。また、本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。従って、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-Transitory computer Readable Medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage Medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(Transitory computer Readable Medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。なお、以下に説明する図面において、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
実施の形態は、複数のアンテナを選択して電波の送受信を行う無線通信技術に関する。図1は、実施の形態に係る無線通信装置を搭載したドローンとコントローラの無線通信を可視的に示す図である。図1に示すように、実施の形態に係る無線通信装置は、コントローラ20により制御され得る無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle:UAV)の一例であるドローン10に搭載される。ドローン10とコントローラ20との通信は、障害物30等により急激な電波強度の低下が発生すると切断されてしまう場合がある。このような問題に鑑み、本発明者は以下の実施の形態を考案した。
図2は、実施の形態に係る無線通信装置1の構成を示す図である。無線通信装置1は、コントローラ20と無線通信を行う複数のアンテナ2と、コントローラ20とアンテナ2との間の障害物情報及び電波強度情報に基づいてコントローラ20との無線通信に用いるアンテナ2の本数を切り替え、アンテナ1本あたりの送信出力を変化させる制御部3とを備える。これにより、急激な電波強度の低下が発生した場合でも、通信を維持することが可能となる。以下、具体的な実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図3は、実施の形態1に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。無線通信システムは、実施の形態1に係る無線通信装置を搭載したドローン10と、ドローン10と無線通信を行うコントローラ20とを含む。ドローン10とコントローラ20とは、相互にデータを送信/受信する機能を有する。ドローン10とコントローラ20との通信方式としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)通信やBluetooth(登録商標)通信等を利用することができる。
ドローン10は、複数のアンテナ11、送受信部12、制御部13、カメラ14、センサ15、駆動部16を備える。ここでは、ドローン10には、3本のアンテナ11が設けられているものとする。電波法上の制約により、データを送信する際にアンテナを3本用いる時は、1本用いる時の1/3の送信出力にする必要がある。データ送信時のアンテナの本数を減らすことにより、アンテナ1本あたりの送信出力を上げることができる。以下の説明において、ドローン10のアンテナ11の選択は、データ送信時に行われるものとする。また、以下の説明及び図面において、送信時に用いられるアンテナ11を送信アンテナと称する場合がある。なお、データ受信時は、電波法上の制約が無いため、常にアンテナ3本を使用する。
ドローン10は、複数のアンテナ11から所定の本数のアンテナを選択して、コントローラ20との通信を行う。制御部13は、各構成要素間におけるデータの送受信を制御して、ドローン10全体の動作を制御する。制御部13は、例えば、CPUであり、メモリ(不図示)に格納されたプログラム等を実行して各処理を実行する。コントローラ20との通信に用いるアンテナ11の選択は、制御部13によって実行される。アンテナ11の選択方法については、後に詳述する。
ドローン10は、コントローラ20に対して、所定のデータ、例えば、カメラ14で撮影された静止画・動画データのほか、所定の情報、例えば、各種のセンサ15により取得された飛行位置情報(緯度、経度、高度等)、飛行経路、飛行速度、飛行時間、加速度、傾き、バッテリーの使用量/残量等の情報を、自動で又はユーザからの要求に応じて送信する。駆動部16は、ドローン10のモータ等の推進機構(不図示)を駆動する。例えば、駆動部16がモータを駆動してプロペラを回転させることで、ドローン10に揚力を生じさせることができる。
コントローラ20は、アンテナ21、送受信部22、制御部23、入力部24、表示部25、超音波センサ26を備える。コントローラ20としては、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータや、スマートフォン、タブレット等の携帯端末等を用いることができる。ドローン10から送信される所定のデータ及び情報は、アンテナ21を介して送受信部22により受信される。
制御部23は、コントローラ20の各構成要素間におけるデータの送受信を制御する。アンテナ2は、CPU等の1つ以上のプロセッサを有することができる。また、制御部23は、図示しないメモリにアクセス可能である。該メモリには、コントローラ20が実行可能なプログラム等が格納されている。なお、メモリは、SDカード等の分離可能な媒体を含んでいてもよい。ドローン10から取得したデータ及び情報は、メモリに直接に伝送され、記憶されてもよい。例えば、カメラ14で撮影した静止画・動画データが内蔵メモリ又は外部メモリに記録される。
コントローラ20は、ドローン10の状態を制御するように構成され得る。例えば、コントローラ20は、6自由度(並進運動x、y及びz、並びに回転運動θx、θy及びθz)を有するドローン10の空間的配置、速度、加速度等を調整するために、駆動部16を制御する制御信号を生成することができる。
入力部24は、キーボード・マウス類等の情報入力機器である。表示部25は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイパネルである。表示部25は、ドローン10から送信された画像、動画データを含む所定の情報を、内蔵された表示用ソフトウェアよって表示する。
超音波センサ26は、ドローン10とコントローラ20との間の障害物30を検知する障害物検知部である。障害物検知部としては、超音波センサ26のほか、光学式センサ等の他のセンサを用いることも可能である。なお、実施の形態1では、超音波センサ26は、コントローラ20側に設けられており、ドローン10側には設けられていない。
ここで、図4を参照して、実施の形態1に係る無線通信方法について説明する。図4は、実施の形態1に係る無線通信方法を示すフロー図である。図4では、アンテナ11の選択方法が示されている。図4に示すように、まず、ドローン10とコントローラ20の電源を入れ、無線通信が確立した状態とする(ステップS10)。次に、超音波センサ26により、障害物30の情報が取得される(ステップS11)。
取得された障害物30の情報に基づき、コントローラ20とアンテナ11との間に障害物が無いか判断される(ステップS12)。ドローン10とコントローラ20との間に障害物が無い場合(ステップS12、YES)、アンテナ11の本数を切り替えず、3本のアンテナ11が用いられる(ステップS13)。この場合、MIMO(multiple-input and multiple-output)技術により、高い通信スループットで、安定した通信が実現される。これにより、カメラ14により撮影された高解像度の映像や各種のセンサ15からの情報等を送信することができ、ユーザは、必要な情報を表示部25に表示させることができる。
一方、ドローン10とコントローラ20との間に障害物30が存在する場合(ステップS12、YES)、ドローン10から電波強度情報が取得される(ステップS14)。そして、取得された電波強度情報に基づいて、コントローラ20との通信に用いるアンテナの本数を障害物が存在しない場合よりも少なくする。具体的には、まず、取得された電波強度情報が、所定の値以上であるかが判断される(ステップS15)。
図5に、ステップS15の判断における電波強度の閾値とコントローラ20との通信に用いるアンテナの本数の一例が示される。ここでは、ステップS15の判断における電波強度の閾値は、-60dBmとする。電波強度情報が-60dBm以上である場合、アンテナ11の本数を2本とする。また、電波強度が-60dBmよりも小さい場合、アンテナ11の本数を1本とする。
図4に戻り、ステップS15において、電波強度情報が-60dBm以上である場合(YES)、アンテナ11の本数を2本に切り替え、アンテナ1本あたりの送信出力を3dB上げる(ステップS16)。一方、電波強度が-60dBmよりも小さい場合(ステップS15、NO)、アンテナ11の本数を1本に切り替え、アンテナ1本あたりの送信出力を6dB上げる(ステップS17)。
このように、実施の形態1によれば、超音波センサ26による障害物情報及び電波強度情報に基づいて、通信が途切れる前に、アンテナ11の本数を切り替えアンテナ1本あたりの送信出力を上げることができる。これにより、ドローン10とコントローラ20との間の障害物30により、急激な電波強度の低下が発生する場合においても、通信を維持することが可能となる。
実施の形態2.
図6は実施の形態2に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。実施の形態2において、実施の形態1と異なる点は、ドローン10、コントローラ20がそれぞれ位置特定部であるGPS17、GPS27を備えている点である。また、実施の形態2では、ドローン10とコントローラ20との間の障害物を検知する超音波センサ18は、ドローン10側に設けられており、コントローラ20側には設けられていない。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様である。
GPS17、GPS27はそれぞれドローン10、コントローラ20の現在位置を測位するものである。なお、ドローン10、コントローラ20の位置を特定できればよく、その構成や測位方法は特に限定されない。また、ドローン10、コントローラ20が基地局と通信可能である場合、通信する基地局から現在位置に関する情報を取得することも可能である。実施の形態2では、ドローン10は、GPS27によるコントローラ20の位置情報と、GPS17によるドローン10自装置の位置情報とを用いて、障害物の検知を実行する。
具体的には、GPS17、GPS27からの位置情報に基づいて、ドローン10とコントローラ20が互いの位置を把握する。そして、ドローン10の超音波センサ18をコントローラ20に向けて、ドローン10とコントローラ20との間の障害物を検知する。この障害物情報及び電波強度情報に基づいて、コントローラ20との通信に用いるアンテナ11の本数を切替え、1本あたりの送信出力を上げる制御を行う。
ここで、図7を参照して、実施の形態2に係る無線通信方法について説明する。図7は、実施の形態2に係る無線通信方法を示すフロー図である。図7に示すように、まず、ドローン10とコントローラ20の電源を入れ、無線通信が確立した状態とする(ステップS20)。次に、ドローン10、コントローラ20に搭載されたGPS17、GPS27から互いの位置情報(GPS情報)を取得する(ステップS21)。そして、取得したGPS情報に基づいて互いの位置を把握し、ドローン10の超音波センサ18をコントローラ20に向ける(ステップS22)。
ドローン10の超音波センサ18をコントローラ20に向けた状態で、超音波センサ18により、ドローン10とコントローラ20との間の障害物30の情報が取得される(ステップS23)。以降、ステップS24~ステップS29では、図4のステップS12~ステップS17と同様に、障害物情報及び電波強度情報に基づいて、コントローラ20との通信に用いるアンテナ11の本数を切替え、1本あたりの送信出力を上げる制御が実行される。
このように、実施の形態2では、ドローン10とコントローラ20の互いの位置を把握することで、ドローン10側に設けられた超音波センサ18により障害物を検知することができる。
実施の形態3.
図8は実施の形態3に係る無線通信装置を用いた無線通信システムの構成を示す図である。実施の形態3において、実施の形態1と異なる点は、ドローン10、コントローラ20がそれぞれ位置特定部であるGPS17、GPS27を備えている点である。実施の形態3では、ドローン10とコントローラ20との間の障害物を検知する障害物検知部として、ドローン10に設けられたカメラ14が用いられる。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様である。
実施の形態3では、実施の形態2と同様に、GPS17、GPS27からの位置情報に基づいて、ドローン10とコントローラ20が互いの位置を把握する。そして、ドローン10のカメラ14をコントローラ20に向けて、カメラ14により撮影される画像に基づいてドローン10とコントローラ20との間の障害物が検知される。この障害物情報及び電波強度情報に基づいて、コントローラ20との通信に用いるアンテナ11の本数を切替え、1本あたりの送信出力を上げる制御を行う。
ここで、図9を参照して、実施の形態3に係る無線通信方法について説明する。図9は、実施の形態3に係る無線通信方法を示すフロー図である。図9に示すように、まず、ドローン10とコントローラ20の電源を入れ、無線通信が確立した状態とする(ステップS30)。次に、ドローン10、コントローラ20に搭載されたGPS17、GPS27から互いの位置情報(GPS情報)を取得する(ステップS31)。そして、取得したGPS情報に基づいて互いの位置を把握し、ドローン10のカメラ14をコントローラ20に向ける(ステップS32)。
ドローン10のカメラ14をコントローラ20に向けた状態で、カメラ14により、ドローン10とコントローラ20との間の障害物30の情報が取得される(ステップS33)。ここでの障害物情報は、カメラ14により撮影された障害物30を含む画像である。次に、撮影された画像に対して画像認識処理を実施することで、ドローン10とコントローラ20との間の障害物30の有無が判断される(ステップS34)。ステップS34~ステップS39では、図4のステップS12~ステップS17と同様に、障害物情報及び電波強度情報に基づいて、コントローラ20との通信に用いるアンテナ11の本数を切替え、1本あたりの送信出力を上げる制御が実行される。
このように、実施の形態3では、ドローン10とコントローラ20の互いの位置を把握することで、ドローン10側に設けられたカメラ14を用いて障害物を検知することができる。
以上説明したように、実施の形態では、超音波センサやカメラにより得られる障害物情報と電波強度情報とに基づいて、通信が切れる前に、送信アンテナの本数を切替え、1本あたりの送信出力を上げる。これにより、コントローラとドローン間の障害物による急激な電波強度の低下が発生した場合においても、通信を維持することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。実施の形態では、無線通信装置は、ドローン等の無人航空機に搭載され、空中を移動するものとしたが、これに限定されない。例えば、無線通信装置は、地上や地下、水上等を移動可能な装置として構成されてもよい。
1 無線通信装置
2 アンテナ
3 制御部
10 ドローン
11 アンテナ
12 送受信部
13 制御部
14 カメラ
15 センサ
16 駆動部
17 GPS
18 超音波センサ
20 コントローラ
21 アンテナ
22 送受信部
23 制御部
24 入力部
25 表示部
26 超音波センサ
27 GPS
30 障害物

Claims (9)

  1. コントローラと無線通信を行う複数のアンテナと、
    前記コントローラと前記アンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替え、前記アンテナ1本あたりの送信出力を変化させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記コントローラと前記アンテナとの間に障害物が存在する場合、前記電波強度情報に基づいて、前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を障害物が存在しない場合よりも少なくし、前記アンテナ1本あたりの送信出力を上げる、
    無線通信装置。
  2. 前記コントローラと前記アンテナとの間の障害物を検知する障害物検知部をさらに備える、
    請求項に記載の無線通信装置。
  3. 自装置の位置情報を特定する位置特定部をさらに備え、
    前記障害物検知部は、前記コントローラの位置情報と前記位置特定部による自装置の位置情報とを用いて障害物の検知を実行する、
    請求項に記載の無線通信装置。
  4. コントローラと、
    請求項に記載の無線通信装置と、
    を備える、
    無線通信システム。
  5. 前記コントローラ又は前記無線通信装置の少なくとも一方に設けられた、前記コントローラと前記アンテナとの間の障害物を検知する障害物検知部をさらに備える、
    請求項に記載の無線通信システム。
  6. 前記コントローラ及び前記無線通信装置は、それぞれ自装置の位置情報を特定する位置特定部を備え、
    障害物検知部は、前記コントローラ及び前記無線通信装置それぞれの自装置の位置情報を用いて障害物の検知を実行する、
    請求項に記載の無線通信システム。
  7. 前記無線通信装置は、無人飛行機に搭載される、
    請求項4~6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. コントローラと複数のアンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替え、
    前記コントローラと前記アンテナとの間に障害物が存在する場合、前記電波強度情報に基づいて、前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を障害物が存在しない場合よりも少なくし、前記アンテナ1本あたりの送信出力を上げる、
    無線通信方法。
  9. コントローラと複数のアンテナとの間の障害物情報及び電波強度情報に基づいて前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を切り替える処理と、
    前記コントローラと前記アンテナとの間に障害物が存在する場合、前記電波強度情報に基づいて、前記コントローラとの無線通信に用いる前記アンテナの本数を障害物が存在しない場合よりも少なくし、前記アンテナ1本あたりの送信出力を上げる処理と、
    をコンピュータに実行させる、
    プログラム。
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