JP6996665B1 - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

加湿装置(100)は、空気中に水を気化させる加湿部(4)と、加湿部(4)に水を供給する供給部1と、加湿部(4)に脱塩水を供給する脱塩水供給部(2)と、供給部(1)から加湿部(4)への水の供給を制御するとともに、加湿部(4)の運転状況又は供給部(1)の運転状況が予め定められた基準を満たした場合に、脱塩水供給部(2)から加湿部(4)へ脱塩水を供給する制御を行う制御部(3)と、を備えるものである。

Description

本開示は、加湿装置に関する。
加湿モード終了後に水道水を加湿部へ供給して洗浄する加湿装置が開示されている。これにより、加湿部内のスケール性イオン濃度を低下させ、スケール析出を抑制できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-152214号公報
しかしながら、水道水で加湿部を洗浄しても、水道水にスケール性イオン(以下、「イオン性物質」という)が含まれているため、スケール析出の抑制が十分でないという課題があった。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、加湿部のスケール析出を抑制できる加湿装置を提供することを目的とする。
本開示にかかる加湿装置は、空気中に水を気化させる加湿部と、加湿部に水を供給する供給部と、加湿部に脱塩水を供給する脱塩水供給部と、供給部から加湿部への水の供給及び脱塩水供給部から加湿部への脱塩水の供給を制御する制御部と、を備え、制御部は、加湿部が水を空気中に気化させる加湿動作を行う場合、供給部から加湿部へ水を供給させ、加湿部の運転状況又は供給部の運転状況が予め定められた基準を満たした場合に、脱塩水供給部から加湿部へ脱塩水を供給する制御を行い、加湿部を洗浄するものである。
本開示によれば、加湿部のスケール析出を抑制できる。
実施の形態1にかかる加湿装置を示す構成図。 実施の形態1にかかる加湿装置の制御部の制御を示すフロー図。 実施の形態2にかかる加湿装置を示す構成図。 実施の形態2にかかる加湿装置の水処理部を示す模式図。 実施の形態2にかかる加湿装置の制御部の制御を示すフロー図。 実施の形態3にかかる加湿装置を示す構成図。 実施の形態3にかかる加湿装置を示す構成図。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本開示は以下の記述に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。各図面において図示される各部材の相対的な位置は、必ずしも実際の部材間における大小関係及び位置関係を正確に表現するものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる加湿装置100aを示す構成図である。加湿装置100aは、供給部1と、脱塩水供給部2と、制御部3と、加湿部4とを備える。加湿装置100aは、さらに、バルブ5と、バルブ6と、排水バルブ7とを備える。以下、詳細を説明する。
供給部1は、配管を介して加湿部4(後述する)に接続される。バルブ5は、供給部1と加湿部4とを接続する配管に配置される。供給部1は、加湿部4へ水を給水する。供給部1は、例えば、水道水又は工業用水等を供給する水道栓又は水道管等である。また、供給部1は、例えば、タンクであり、タンクから加湿部4へ水を給水してもよい。タンクから加湿部4へ水を供給する場合、供給部1にポンプ等の水搬送機器を設けてもよい。
脱塩水供給部2は、配管を介して加湿部4に接続される。バルブ6は、脱塩水供給部2と加湿部4とを接続する配管に配置される。脱塩水供給部2は、加湿部4へ脱塩水を供給する。脱塩水のイオン濃度は、供給部1から加湿部4へ供給される水のイオン濃度よりも低い。脱塩水供給部2は、脱塩水を供給するものであれば何でもよく、例えば、逆浸透膜処理設備、電気透析設備、イオン交換樹脂塔、イオン交換膜設備、又は容量性脱イオン設備等とすればよい。また、脱塩水供給部2は、例えば、脱塩水を貯留したタンクであり、タンクから加湿部4へ脱塩水を供給してもよい。タンクから加湿部4へ脱塩水を供給する場合、脱塩水供給部2にポンプ等の水搬送機器を設けてもよい。
加湿部4としては、例えば、滴下式、気化式、又は超音波式等、スケール析出の可能性がある方式又はスケール析出により性能が低下する方式であれば、どの方式を用いてもよい。本開示の加湿部4は、気化式の加湿部4を例にして示す。排水バルブ7は、配管を介して加湿部4に接続される。後述する制御部3によって、排水バルブ7が開に制御され、供給部1及び脱塩水供給部2から供給された水及び脱塩水は、加湿部4から排水される。
制御部3は、加湿部4、バルブ5、バルブ6、及び排水バルブ7のそれぞれと通信可能に接続される。そのため、制御部3と、加湿部4、バルブ5、バルブ6、及び排水バルブ7との接続は有線であっても、無線であってもよい。制御部3は、供給部1から加湿部4への水の供給を制御するとともに、加湿部4の運転状況又は供給部1の運転状況(それぞれ後述する)が、予め定められた基準を満たした場合に、脱塩水供給部2から加湿部4へ脱塩水を供給する制御を行う。加湿装置100aにおいて、加湿部4の運転状況は、加湿部4の運転時間である。ここで、加湿部4の運転とは、水を気化して空気を加湿する加湿動作である。加湿部4が加湿動作を行っているとき、制御部3は、バルブ5を開、バルブ6を閉、及び排水バルブ7を開に制御している。
制御部3としては、指定した条件通りに装置を運転するためのPLC(Programmable Logic Controller)、シーケンサ、又は数値制御装置等を用いればよい。また、制御部3は、加湿部4の運転状況を記憶する記憶部を有していてもよい。また、制御部3は、加湿部4の運転時間を記憶するタイマーを有していてもよい。
図2は、実施の形態1にかかる加湿装置100aの制御部3の制御を示すフロー図である。まず、制御部3は、加湿部4の運転時間が予め定められた時間以上かを確認する(ステップST1)。また、運転時間の計測を開始する時間は、例えば、前回、脱塩水供給部2が加湿部4への脱塩水の供給を終了し、加湿部4が運転を開始した時間である。
制御部3は、加湿部4の運転時間が予め定められた時間未満の場合(ステップST1;NO)、制御部3は、加湿部4が運転しているか否かを確認する(ステップST2)。加湿部4が運転している場合(ステップST2;YES)、制御部3によって、バルブ5は開、バルブ6は閉に制御されているので、制御部3は、バルブ5は開、バルブ6は閉を維持するように制御し、供給部1から加湿部4への水の供給を継続させる(ステップST3)。そして、予め定められた時間が経過後、制御部3は、ステップST1の判断へ戻る。
加湿部4が運転していない場合(ステップST2;NO)、制御部3によって、バルブ5及びバルブ6は、それぞれ閉に制御されているので、制御部3は、バルブ5及びバルブ6が閉を維持するように制御し、予め定められた時間が経過後、ステップST2の判断へ戻る。ここで、「加湿部4が運転していない」とは、加湿部4が待機状態を指す。
加湿部4の運転時間が予め定められた時間以上の場合(ステップST1;YES)、制御部3は、加湿部4が運転しているか否かを確認する(ステップST4)。加湿部4が運転している場合(ステップST4;YES)、制御部3によって、バルブ5は開、バルブ6は閉に制御されているので、制御部3は、バルブ5は閉に制御するとともに、バルブ6は閉を維持するように制御し、加湿部4を待機状態とする(ステップST5)。その後、制御部3は、バルブ5は閉を維持するよう制御するとともに、バルブ6は開に、排水バルブ7も開に制御し、脱塩水供給部2から加湿部4に脱塩水を供給して、加湿部4を脱塩水で洗浄する(ステップST6)。なお、加湿装置100aにおいては、加湿部4をユーザの操作によって待機状態としてもよいし、制御部3の制御によって待機状態としてもよい。
加湿部4が運転していない場合(ステップST4;NO)、バルブ5及びバルブ6は、制御部3によってそれぞれ閉に制御されているので、制御部3は、バルブ5は閉を維持するよう制御し、バルブ6は開に、排水バルブ7も開に制御し、脱塩水供給部2から加湿部4に脱塩水を供給する(ステップST7)。以下、脱塩水供給部2から加湿部4に脱塩水を供給することを、「加湿部4の洗浄」と記す。
制御部3は、ステップST6及びステップST7における加湿部4の洗浄が、予め定められた時間が経過したかを確認し(ステップST8)、予め定められた時間が経過していない場合(ステップST8;NO)、制御部3は、加湿部4の洗浄を継続させる(ステップST9)。
ステップST6及びステップST7における加湿部4の洗浄が、予め定められた時間が経過した場合(ステップST8;YES)、制御部3は、バルブ5は閉を維持したまま、バルブ6は閉に、排水バルブ7も閉に制御し、加湿部4を待機状態とし(ステップST10)、制御を終了する。制御部3は、ステップST10から、例えば、予め定められた時間が経過した後、ステップST1の判断に戻り、上述の制御を繰り返す。
以上のように、加湿装置100aは、空気中に水を気化させる加湿部4と、加湿部4に水を供給する供給部1と、加湿部4に脱塩水を供給する脱塩水供給部2と、供給部1から加湿部4への水の供給を制御するとともに、加湿部4の運転状況又は供給部1の運転状況が予め定められた基準を満たした場合に、脱塩水供給部2から加湿部4へ脱塩水を供給する制御を行う制御部3と、を備えるものである。
上述の構成により、加湿装置100aは、水道水等、供給部1から供給される水によって加湿部4が洗浄される場合と比較して、イオン濃度の低い脱塩水で加湿部4が洗浄されるため、加湿部4のスケール析出を抑制できる。
なお、加湿装置100aにおいて、制御部3は、ステップST5において、バルブ5を閉、バルブ6を閉に制御し、加湿部4を待機状態にする例を示したが、加湿部4を待機状態にせず、すなわち、ステップST5の処理を行わず、制御部3が、バルブ5を閉、バルブ6を開に制御して、予め定められた時間、脱塩水供給部2から加湿部4に脱塩水を供給してもよい。その後、制御部3は、バルブ5を開、バルブ6を閉に制御して、供給部1から加湿部4に水を供給してもよい。これにより、加湿部4が待機状態となることを待たずに、加湿部4を洗浄できる。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2にかかる加湿装置100bを示す構成図である。加湿装置100bは、加湿装置100aの脱塩水供給部2が、第一貯水槽8、バルブ9、バルブ10、三方弁11、水処理部12、排水バルブ13、ポンプ14、及び三方弁15を含み、バルブ6を含まない点で、加湿装置100aと異なる。なお、図3において、図1と同一の符号を付した構成は、加湿装置100aと同一又は対応する構成を示しているため、詳細な説明は省略する。
加湿装置100bは、供給部1と、制御部3と、加湿部4と、第一貯水槽8、水処理部12とを備える。加湿装置100bは、さらに、バルブ5と、排水バルブ7と、バルブ9と、バルブ10と、三方弁11と、排水バルブ13と、ポンプ14と、三方弁15と、第一配管16a及び第一配管16b(以下、合わせて「第一配管16」という)と、第二配管17と、第三配管18とを備える。以下、詳細を説明する。
供給部1は、配管を介して加湿部4に接続され、加湿部4へ水を供給する。バルブ5は、供給部1と加湿部4とを接続する配管に配置される。また、供給部1は、第一配管16aを介して第一貯水槽8に接続される。供給部1及び第一貯水槽8を接続する第一配管16aには、供給部1から第一貯水槽8へ水を供給するか、水処理部12から第一貯水槽8に脱塩水を供給するかを切り替える三方弁11が配置される。さらに、供給部1及び水処理部12を接続する第一配管16bには、バルブ10が配置される。図3の第一配管16aにおいて、バルブ9は供給部1側に配置され、三方弁11は第一貯水槽8及び水処理部12側に配置される。
第一貯水槽8は、配管を介して加湿部4及び水処理部12に接続される。第一貯水槽8から供給された脱塩水は、三方弁15によって、加湿部4へ供給されるか、水処理部12へ供給されるかを切り替えることができる。ここで、三方弁15と加湿部4とを接続する配管を、第二配管17と記し、三方弁15と、水処理部12を介して三方弁11とを接続する配管を、第三配管18と記す。
水処理部12は、供給部1から供給される水に含まれるイオン性物質を除去し、脱塩水を生成する。排水バルブ13は、配管を介して水処理部12に接続される。制御部3によって、排水バルブ13が開に制御され、供給部1から供給された水は、水処理部12から排水される。
供給部1から、第一貯水槽8へ水が供給されると、第一貯水槽8は、その水を貯水する。そして、ポンプ14によって、第一貯水槽8に貯水された水は、第三配管18を通り、水処理部12へ供給される。水処理部12では、後述する処理によって、水に含まれるイオン性物質が除去され、脱塩水が生成される。水処理部12で生成された脱塩水は、三方弁11を切り替えることによって、第三配管18を通り、再び第一貯水槽8へ供給される。このようにして、第一貯水槽8に、水よりもイオン濃度の低い脱塩水を貯水し、制御部3の制御によって、加湿部4へ供給される。
制御部3は、加湿部4、バルブ5、排水バルブ7、バルブ9、バルブ10、三方弁11、水処理部12、排水バルブ13、ポンプ14、及び三方弁15のそれぞれと通信可能に接続される。そのため、制御部3と、加湿部4、バルブ5、排水バルブ7、バルブ9、バルブ10、三方弁11、水処理部12、排水バルブ13、ポンプ14、及び三方弁15との接続は有線であっても、無線であってもよい。制御部3で行われる制御については、後述する。
以下、水処理部12について詳細を説明する。図4は、実施の形態2にかかる加湿装置100bの水処理部12を示す模式図である。加湿装置100bの水処理部12として、容量性脱イオン法によりイオンを除去する例を記載するが、水中のイオンを除去可能な処理ならばよく、例えば、逆浸透膜を使用した処理、イオン交換膜を使用した処理、イオン交換樹脂を使用した処理、電気透析装置を使用した処理、蒸留水を得る蒸発装置を使用した処理等でもよい。
水処理部12は、直流電源120と、流入口121と、一対の集電体122と、一対の電極123と、セパレータ124と、流出口125とを有する。セパレータ124を挟むように、一対の電極123はそれぞれ配置される。一対の電極123を上下から挟むように、一対の集電体122はそれぞれ配置される。
集電体122は、直流電源120に接続され、直流電源120から集電体122に電気が印加されることにより、電極123に電気が印加される。水中のイオン性物質を除去する「イオン除去工程」を実施する場合、電極123に電気を印加し、供給部1からの供給された水に含まれるイオン性物質を電極123上に吸着させる。セパレータ124は、電極123間の短絡を抑制するものである。
イオン除去工程を実施した後、水処理部12は、制御部3の制御により、電極123に吸着されたイオン性物質を水中に放出する「再生工程」を実施する。具体的には、制御部3は、イオン除去工程中での電圧の印加の解除又は電流の印加の解除、例えば、電極123に対する電圧又は電流の印加の停止、電極123間の短絡、並びにイオン除去工程中、すなわち脱塩水を生成するときに印加した電圧と逆方向の電圧の印加の少なくともいずれかを行う。水処理部12の再生工程において、集電体122は、電極123から電気を放電する際に電気を集める。再生工程によって、電極123は洗浄され、再びイオン性物質の除去が可能となる。電極123への電気印加を実施する直流電源120は、図4に図示していないが、制御部3に接続されており、制御部3により、水処理部12でのイオン除去工程及び再生工程が制御される。なお、再生工程では、電極123に吸着されたイオン性物質を水中に放出するが、イオン性物質が放出される水は、第一配管16bを通り、供給部1から水処理部12へ供給される。
次に、制御部3による加湿装置100bの制御について説明する。図5は、実施の形態2にかかる加湿装置100bの制御部の制御を示すフロー図である。まず、制御部3では、加湿部4の運転時間が予め定められた時間以上かを確認する(ステップST1)。
制御部3は、加湿部4の運転時間が予め定められた時間未満の場合(ステップST1;NO)、第一貯水槽8内の水位が予め定められた値以上かを確認する(ステップST11)。ここで、第一貯水槽8内の水位は、制御部3に接続された水位センサ(図3に図示せず)を第一貯水槽8内に設けて判断してもよいし、供給部1から予め定められた時間給水するといった、時間制御を制御部3で実施してもよい。第一貯水槽8内の水位が予め定められた値未満の場合(ステップST11;NO)は、制御部3は、バルブ9を開に制御し、予め定められた水位になるまで、供給部1から第一貯水槽8に水を供給する(ステップST12)。第一貯水槽8に水を供給した後、制御部3は、バルブ9を閉に制御し(図5に図示せず)、ステップST11の判断へ戻る。
第一貯水槽8内の水位が予め定められた値以上の場合(ステップST11;YES)は、制御部3は、水処理部12が使用可能か否かを判断する。「水処理部12が使用可能」とは、水処理部12が水からイオン性物質を除去することができる状態を指す。水処理部12が使用可能でない場合(ステップST13;NO)、制御部3は、水処理部12の再生工程を行う(ステップST14)。制御部3は、バルブ9を閉、バルブ10を開、排水バルブ13を開に制御する。三方弁11は、制御部3によって、供給部1から第一貯水槽8へ水が供給されるよう切り替えられるが、バルブ9は制御部3によって閉に制御されているため、供給部1から第一貯水槽8へ水は供給されない。
水は、供給部1から第一配管16bを通り水処理部12へ供給される。供給部1から水処理部12へ供給された水には、再生工程によって水処理部12から放出されたイオン性物質が含まれる。水処理部12から放出されたイオン性物質を含む水は、排水バルブ13から排水される。三方弁15は、ポンプ14から加湿部4へ脱塩水が供給されるよう切り替えられるが、制御部3によってポンプ14がOFFに制御されるため、脱塩水は加湿部4に供給されない。さらに、制御部3は、直流電源120をOFFにし、電極123に対する電圧又は電流の印加の停止、電極123間の短絡、並びにイオン除去工程中で印加した電圧と逆方向の電圧の印加の少なくともいずれかを行う。制御部3は、水処理部12の再生工程が終了した後、ステップST13の判断へ戻る。
水処理部12が使用可能である場合(ステップST13;YES)、制御部3は、水処理部12で第一貯水槽8内の水又は脱塩水を脱塩し、脱塩水を生成する(ステップST15)。このとき、制御部3は、バルブ10を閉、排水バルブ13を閉に制御する。制御部3は、ポンプ14をONにして、第一貯水槽8から水処理部12へ水又は脱塩水を供給する。また、制御部3は、直流電源120をONに制御し、水処理部12で脱塩水を生成する。水処理部12で生成された脱塩水は、第一貯水槽8へ供給され、貯水される。
制御部3は、水処理部12による脱塩が、予め定められた時間が経過したか否かを確認する(ステップST16)。予め定められた時間が経過していない場合(ステップST16;NO)、制御部3は、水処理部12による脱塩を継続し(ステップST17)、ステップST16へ戻る。
予め定められた時間が経過した場合(ステップST16;YES)、制御部3は、水処理部12の再生工程を実施する(ステップST18)。ステップST18の処理は、ステップST14の処理と同様であるため、説明は省略する。
制御部3は、水処理部12の再生工程が完了したか否かを確認し(ステップST19)、水処理部12の再生工程が完了していない場合(ステップST19;NO)、制御部3は、水処理部12の再生工程を継続し(ステップST20)、ステップST19へ戻る。
ここで、ステップST19における水処理部12の再生工程の完了判定について説明する。制御部3は、例えば、水処理部12の再生工程の経過時間に基づき、水処理部12の再生工程の完了判定を実施する。具体的には、制御部3は、水処理部12の再生工程の経過時間が予め定められた時間となったときに、水処理部12の再生工程が完了したと判定し、再生工程を終了する。水処理部12の再生工程の経過時間は、制御部3にタイマー等を設け、計測すればよい。「予め定められた時間」は、水処理部12の再生に必要な時間を予め実験等で評価し、その結果を制御部3に記録して設定すればよい。
なお、制御部3が再生工程の完了を判定する経過時間は、水処理部12の再生工程中の集電体122間の電圧又は電流の時間変化を測定して制御部3に記録し、電圧又は電流が一定となるまでの時間又は電圧又は電流が予め定められた値以下となるまでの時間としてもよい。このとき、水処理部12の再生工程の経過時間を計測する時間計測部と、水処理部12の集電体122間の電圧又は集電体122間に流れる電流を測定する電気検査部とを、水処理部12及び制御部3にそれぞれ接続すればよい。なお、時間計測部は、例えば、タイマーである。また、電気検査部は、例えば、水処理部12の集電体122間の電圧を測定する電圧計である。また、電気検査部は、例えば、集電体122間に流れる電流を測定する電流計である。
また、制御部3は、例えば、水処理部12の集電体122間の電圧又は一対の集電体122間を短絡させたときに流れる電流値等から、水処理部12の再生工程の完了判定を実施する。具体的には、制御部3は、水処理部12の再生工程中の集電体122間の電圧又は電流が一定となるタイミング、又は予め定められた値以下となるタイミングを、水処理部12の再生工程が完了したタイミングであると判定し、再生工程を終了する。このとき、水処理部12の集電体122間の電圧又は集電体122間に流れる電流を測定する電気検査部を、水処理部12及び制御部3に接続すればよい。電気検査部は、先に述べたように、例えば、電圧計又は電流計である。
水処理部12の再生工程が完了した場合(ステップST19;YES)、制御部3は、水処理部12を待機状態とする(ステップST21)。このとき、制御部3は、バルブ10及び排水バルブ13をそれぞれ閉に制御する。また、制御部3は、直流電源120をOFFに制御し、集電体122間を短絡させる。制御部3は、ステップST21から、例えば、予め定められた時間が経過した後、ステップST1の判断に戻り、上述の制御を繰り返す。
制御部3は、加湿部4の運転時間が予め定められた時間以上の場合(ステップST1;YES)、第一貯水槽8内の水位が予め定められた値以上かを判断する(ステップST22)。第一貯水槽8内の水位が予め定められた値未満の場合(ステップST22;NO)、制御部3は、ステップST12の処理、すなわち、供給部1から第一貯水槽8へ水を供給する処理を行う。ステップST12により第一貯水槽8内の水位が予め定められた値以上となった後、ステップST13に移行する。
第一貯水槽8内の水位が予め定められた値以上の場合(ステップST22;YES)、制御部3は、第一貯水槽8内の水が水処理部12で処理された履歴があるか否かを確認する(ステップST23)。第一貯水槽8内の水が水処理部12で処理された履歴がある場合、第一貯水槽8内には、水よりもイオン濃度の低い脱塩水が貯水されている。第一貯水槽8内の水が水処理部12で処理された履歴がない場合、第一貯水槽8内には、水が貯水されている。第一貯水槽8内の水が水処理部12で処理された履歴がない場合(ステップST23;NO)、制御部3は、ステップST13の判断、すなわち、水処理部12が使用可能か否かを確認する判断を行う。図5に図示していないが、制御部3が、水処理部12が使用可能であると判断し、第一貯水槽8の水又は脱塩水を脱塩して(ステップST15)、予め定められた時間が経過した後(ステップST16)、制御部3は、ステップST24に移行する。
第一貯水槽8内の水が水処理部12で処理された履歴がある場合(ステップST23;YES)、制御部3は、加湿部4が運転しているか否かを確認する(ステップST24)。加湿部4が運転していない場合(ステップST24;NO)、バルブ5及びバルブ9は、制御部3によってそれぞれ閉に制御されているので、制御部3は、後述するステップST26及びステップST27の処理へ進む。
加湿部4が運転している場合(ステップST24;YES)、制御部3によって、バルブ5は開、バルブ9は閉に制御されているので、制御部3は、バルブ5は閉に制御するとともに、バルブ9は閉を維持するように制御し、加湿部4を待機状態とする(ステップST25)。そして、制御部3は、後述するステップST26及びステップST27の処理へ進む。
ステップST26では、加湿部4の洗浄を行う。このとき、制御部3は、バルブ5及びバルブ9はそれぞれ閉を維持するよう制御し、ポンプ14をONに制御する。ポンプ14によって、第一貯水槽8から加湿部4へ脱塩水が供給される。三方弁11は、制御部3によって、供給部1から第一貯水槽8へ水が供給されるよう切り替えられるが、バルブ9は制御部3によって閉に制御されているため、供給部1から第一貯水槽8へ水は供給されない。
制御部3は、予め定められた時間が経過したか否かを確認し(ステップST28)、予め定められた時間が経過していない場合は(ステップST28;NO)、ステップST26に示すように、バルブ5及びバルブ9はそれぞれ閉、ポンプ14はONを維持するよう制御部3によって制御される。加湿部4の洗浄を継続し(ステップST29)、ステップST28の判断へ戻る。予め定められた時間が経過している場合は(ステップST28;YES)、制御部3は、バルブ5及びバルブ9がそれぞれ閉を維持するよう制御するとともに、ポンプ14はOFFに制御し、加湿部4を待機状態とする(ステップST30)。制御部3は、ステップST30から、例えば、予め定められた時間が経過した後、ステップST1の判断に戻り、上述の制御を繰り返す。
ステップST27では、水処理部12の再生工程を行う。このとき、制御部3によって、バルブ10及び排水バルブ13は閉に制御されているので、制御部3は、バルブ10及び排水バルブ13を開に制御する。また、制御部3は、直流電源120をOFFにし、集電体122間を短絡させる。水処理部12の再生工程が実施された後、制御部3は、ステップST19の判断、すなわち、水処理部12の再生工程が完了したか否かを確認する判断へ進む。なお、ステップST27開始時点で、水処理部12の再生工程が完了している場合は、ステップST27を省略してもよい。また、水処理部12の再生工程が完了している場合でも、制御部3は、ステップST27を実施してもよい。この場合の再生工程では、イオン除去工程中に印加した電圧と逆方向の電圧の印加はせずに、電極123に対する電圧若しくは電流の印加の停止、又は電極123間の短絡によりイオンを脱着させることが望ましい。
上述の構成により、加湿装置100bは、水道水等、供給部1から供給される水によって加湿部4が洗浄される場合と比較して、イオン濃度の低い脱塩水で加湿部4が洗浄されるため、加湿部4のスケール析出を抑制できる。
また、加湿装置100bでは、水処理部12に容量性脱イオン法を用いるため、直流電源120による集電体122間への電気印加、並びに直流電源120による集電体122間への電気印加停止及び集電体122間の短絡の切り替えにより、水処理部12で脱塩処理と水処理部12の再生とを行うことができる。これにより、水処理部12の再生に薬液等が必要なく、継続的に加湿部4を脱塩水で洗浄でき、スケール析出抑制の効果を継続して得られる。
また、加湿装置100bでは、第一貯水槽8、三方弁11、水処理部12、ポンプ14、三方弁15、及び第三配管18で循環回路を構成する。これにより、第一貯水槽8内の水を水処理部12で循環処理でき、第一貯水槽8内にイオン濃度の低い脱塩水を貯水できる。
なお、実施の形態2において、供給部1は、一つでなくてもよい。供給部1は、例えば、加湿部4に接続されるもの、第一貯水槽8に接続されるもの、水処理部12に接続されるものにそれぞれ分割してもよい。このように供給部1を分割した場合、各供給先に供給する水の水質を変えることができる。
また、実施の形態2のように、水処理部12に容量性脱イオン法を利用した場合、直流電源120は、直流の電気を供給できればよく、直流電源装置又は直流安定化電源装置等を用いてもよい。また、コンセントからの電気を、コンバータ等によって直流に変換してもよい。
また、実施の形態2においては、制御部3が、第一貯水槽8内の水の処理履歴の有無を判断したが、第一貯水槽8内の水又は脱塩水のイオン濃度を測定する導電率計等のセンサ(第1のセンサ)を第一貯水槽8に配置してもよい。第一貯水槽8に配置されたセンサを制御部3に接続し、イオン濃度が予め定められた濃度未満かどうかを制御部3が判断することにより、第一貯水槽8内の水又は脱塩水が、水処理部12で脱塩処理されたものかどうかを判断してもよい。イオン濃度の場合、供給部1から供給される水のイオン濃度を最大とし、水のイオン濃度よりも低い濃度を、脱塩水の基準となる濃度として設定すればよい。
また、実施の形態2においては、第一貯水槽8を備える例を示したが、必要水量を第三配管18のみで賄える場合は、三方弁11と三方弁15の間を第三配管18のみで形成し、循環回路を構成してもよい。これにより、加湿装置100bは、第一貯水槽8を備える加湿装置100bよりも小型化できる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3にかかる加湿装置100cを示す構成図である。加湿装置100cは、供給部1と、制御部3と、加湿部4とを備える。加湿装置100cは、さらに、バルブ5と、排水バルブ7と、水処理部12と、排水バルブ13と、バルブ19と、バルブ20と、第四配管21と、第五配管22とを備える。加湿装置100cは、加湿装置100aの脱塩水供給部2が、バルブ19、水処理部12及びバルブ20を含み、バルブ6を含まない点で、加湿装置100aと異なる。なお、図6において、図1及び図3と同一の符号を付した構成は、加湿装置100a及び加湿装置100bと同一又は対応する構成を示しているため、詳細な説明は省略する。
供給部1は、加湿部4に接続され、加湿部4へ水を供給する。バルブ5は、供給部1と加湿部4とを接続する配管に配置される。供給部1は、水処理部12に接続され、水処理部12へ水を供給する。第四配管21は、供給部1と水処理部12とを接続する配管である。バルブ19は、第四配管21に配置される。
水処理部12は、加湿部4と接続され、加湿部4に脱塩水を供給する。第五配管22は、水処理部12と加湿部4とを接続する配管である。バルブ20は、第五配管22に配置される。
制御部3は、加湿部4、バルブ5、排水バルブ7、水処理部12、排水バルブ13、バルブ19、バルブ20にそれぞれ接続される。
加湿装置100cは、制御部3が加湿部4を洗浄する必要があると判断した際に、制御部3が、バルブ19及びバルブ20をそれぞれ開に制御し、供給部1から水処理部12に水を供給する。そして、制御部3は、水処理部12を起動させ、供給部1から供給された水を、水処理部12で脱塩する制御を行う。水処理部12で生成された脱塩水は、加湿部4へ供給され、加湿部4が洗浄される。加湿部4の洗浄が終了すると、制御部3は、排水バルブ13を開、バルブ19を開、バルブ20を閉に制御して、水処理部12の再生工程を実施する。
上述の構成により、加湿装置100cは、水道水等、供給部1から供給される水によって加湿部4が洗浄される場合と比較して、イオン濃度の低い脱塩水で加湿部4が洗浄されるため、加湿部4のスケール析出を抑制できる。
また、加湿装置100cは、加湿装置100bと比較して、装置を小型化できる。
なお、加湿装置100cの水処理部12で水を循環処理できる構成にしてもよい。図7は、実施の形態3にかかる加湿装置100dを示す構成図である。加湿装置100dは、加湿装置100cの変形例である。なお、図7において、図6と同一の符号を付した構成は、加湿装置100cと同一又は対応する構成を示しているため、詳細な説明は省略する。
加湿装置100dは、第四配管21に三方弁28、第五配管22に三方弁29が配置される。三方弁28及び三方弁15は、第六配管30で接続される。第二貯水槽31(後述する)及びポンプ32は、第六配管30に配置される。
供給部1から水処理部12に供給された水は、水処理部12で脱塩され、加湿部4へ供給される。さらに、三方弁29を切り替えることにより、水処理部12で脱塩された脱塩水は、第二貯水槽31へ供給される。第二貯水槽31へ供給され、貯水された脱塩水は、ポンプ32によって、水処理部12へ返送される。第二貯水槽31から水処理部12へ供給された脱塩水は、再びイオン除去工程が行われ、加湿部4へ供給される。
上述の構成により、加湿装置100dは、水道水等、供給部1から供給される水によって加湿部4が洗浄される場合と比較して、イオン濃度の低い脱塩水で加湿部4が洗浄されるため、加湿部4のスケール析出を抑制できる。
また、加湿装置100dは、水処理部12、第六配管30、第二貯水槽31及びポンプ32を用いて、脱塩水を循環処理によって生成し、よりイオン濃度の低い脱塩水を生成できるため、加湿部4のスケール析出を、さらに抑制できる。
なお、本開示において、加湿装置100a~加湿装置100d(以下、合わせて「加湿装置100」という)では、制御部3において、加湿部4の運転状況に関連する情報として、加湿部4の運転時間が予め定められた時間以上か否かを判断し、これに基づき脱塩水による加湿部4の洗浄の実施を制御したが、加湿部4の運転状況に関連する情報は加湿部4の運転時間に限られない。加湿部4の運転状況として、加湿部4の運転回数を用いてもよい。加湿部4の運転回数とは、すなわち加湿部4のON及びOFFの切り替え回数である。制御部3は、例えば、加湿部4の運転信号及び停止信号をカウントする装置を有していればよい。制御部3は、加湿部4の運転信号及び停止信号の回数の少なくともいずれかが、予め定められた回数以上である場合、脱塩水供給部2から加湿部4へ脱塩水を供給する制御を行う。これにより、加湿装置100は、加湿部4のスケール析出を抑制できる。
また、本開示において、加湿装置100は、加湿部4の運転状況として、加湿部4による累計加湿量を用いてもよい。加湿装置100に、湿度を計測可能なセンサ(第2のセンサ)を設け、センサと制御部3とを接続すればよい。センサによって、加湿部4による累計加湿量を測定し、測定された累計加湿量が、予め定められた累計加湿量以上である場合、制御部3は、脱塩水供給部2から加湿部4へ脱塩水を供給する制御を行う。これにより、加湿装置100は、加湿部4のスケール析出を抑制できる。さらに、累計加湿量は、加湿部4の実際のスケール析出の可能性を反映する指標であるため、加湿部4のスケール析出を、より抑制できる。
また、本開示において、加湿装置100は、加湿部4の運転状況として、加湿部4の運転時間を用いてもよい。加湿部4が、予め定められた運転時間以上運転していない場合、制御部3は、脱塩水供給部2から加湿部へ脱塩水を供給する制御を行う。例えば、日本等では、秋冬の加湿の必要頻度は高く、春夏の加湿の必要頻度は低い。このように、季節ごとに加湿の必要頻度が変動する場合、加湿の必要頻度が低い時期にも、定期的に加湿部4を洗浄することで、加湿部4のスケール析出を、より抑制でき、加湿部4を衛生的に保つことができる。さらに、加湿部4の洗浄時に、制御部3が、供給部1から加湿部4へ水を供給する制御を予め定められた回数又は予め定められた時間行った後、脱塩水供給部2から加湿部4へ脱塩水を供給する制御を行ってもよい。これにより、脱塩水を生成する回数が減るため、水処理部12の再生工程の回数を抑制でき、消費電力を削減できる。
また、本開示において、加湿装置100は、加湿部4の運転状況を用いてもよい。供給部1の運転状況とは、供給部1から加湿部4へ供給した水の累計供給量である。累計供給量に基づき推定されたイオン量が、予め定められたイオン量以上である場合、制御部3は、脱塩水供給部から加湿部4へ脱塩水を供給する制御を行う。これにより、加湿装置100は、加湿部4のスケール析出を抑制できる。
また、本開示において、加湿装置100は、加湿部4の洗浄が完了した後に、加湿部4に対して、送風等による乾燥運転を行ってもよい。これにより、加湿部4が自然乾燥する場合と比較して、加湿部4内を均一に乾燥させることができ、乾燥過程で加湿部4内の一部に集中してスケールが析出することを抑制できる。
また、本開示においては、集電体122及び電極123をそれぞれ一対としたが、複数対設けてもよい。また、セパレータ124は、複数あってもよい。
また、本開示において、集電体122としては、導電性及び柔軟性のある材料を用いればよい。集電体122の材料としては、例えば、黒鉛シート、グラフォイル、導電性ゴム又はこれらの材料で挟持若しくは被覆された金属シート及び金属板を用いればよい。
また、本開示において、電極123としては、例えば、キャパシタとしての容量を増大するため、導電性があり、比表面積の大きい材料を用いればよい。電極123の材料としては、活性炭、多孔質炭素、多孔質導電ビーズ、又は多孔質金属等を用いればよい。導電性材料の形状は、粉状、粒状、繊維状等である。粉状及び粒状の材料の場合は、その外径は、例えば、100nm以上10mm以下を用いればよい。繊維状の材料の場合は、例えば、1μm以上50μm以下の太さを用いればよい。また、導電性材料を用いて形成された、布又はフィルタ等を用いてもよい。
また、本開示において、水処理部12から電極123が流出する可能性がある場合は、第一配管16、流入口121、又は流出口125に、流出防止部材を配置してもよい。これにより、水処理部12から電極材料等の部材が流出することを抑制できる。
また、本開示において、セパレータ124の材料としては、例えば、濾紙、多孔性フィルム、不織布、発泡剤等、液体は透過させるが導電性材料は通過させない、電気絶縁性を有するものを用いればよい。
1 供給部、2 脱塩水供給部、3 制御部、4 加湿部、
5、6、9、10、19、20 バルブ、7、13 排水バルブ、8 第一貯水槽、
11、15、28、29 三方弁、12 水処理部、14、32 ポンプ、
16 第一配管、17 第二配管、18 第三配管、21 第四配管、22 第五配管、
30 第六配管、31 第二貯水槽、100 加湿装置、120 直流電源、
121 流入口、122 集電体、123 電極、124 セパレータ、
125 流出口。

Claims (12)

  1. 空気中に水を気化させる加湿部と、
    前記加湿部に前記水を供給する供給部と、
    前記加湿部に脱塩水を供給する脱塩水供給部と、
    前記供給部から前記加湿部への前記水の供給及び前記脱塩水供給部から前記加湿部への前記脱塩水の供給を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記加湿部が前記水を空気中に気化させる加湿動作を行う場合、前記供給部から前記加湿部へ前記水を供給させ、
    前記加湿部の運転状況又は前記供給部の運転状況が予め定められた基準を満たした場合に、前記脱塩水供給部から前記加湿部へ前記脱塩水を供給する制御を行い、前記加湿部を洗浄する、
    加湿装置。
  2. 前記加湿部の運転状況は、前記加湿部の運転時間であり、
    前記加湿部の運転時間が、予め定められた運転時間以上である場合、前記制御部は、前記脱塩水供給部から前記加湿部へ前記脱塩水を供給する制御を行う、
    請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記制御部は、前記供給部から前記加湿部へ前記水を供給する制御を予め定められた回数又は予め定められた時間行った後、前記脱塩水供給部から前記加湿部へ前記脱塩水を供給する制御を行う、
    請求項1に記載の加湿装置。
  4. 前記加湿部の運転状況は、前記加湿部の運転回数であり、
    前記加湿部の運転信号及び停止信号の回数の少なくともいずれかが、予め定められた回数以上である場合、前記制御部は、前記脱塩水供給部から前記加湿部へ前記脱塩水を供給する制御を行う、
    請求項1に記載の加湿装置。
  5. 前記加湿部の運転状況は、前記加湿部の累計加湿量であり、
    測定された前記加湿部の累計加湿量が、予め定められた累計加湿量以上である場合、前記制御部は、前記脱塩水供給部から前記加湿部へ前記脱塩水を供給する制御を行う、
    請求項1に記載の加湿装置。
  6. 前記供給部の運転状況は、前記供給部から前記加湿部へ供給した累計供給量であり、
    前記累計供給量に基づき推定されたイオン量が、予め定められたイオン量以上である場合、前記制御部は、前記脱塩水供給部から前記加湿部へ前記脱塩水を供給する制御を行う、
    請求項1に記載の加湿装置。
  7. 前記脱塩水供給部は、前記水のイオン性物質を除去し、前記脱塩水を生成する水処理部を有する、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の加湿装置。
  8. 前記水処理部は、前記供給部と接続され、
    前記供給部から供給される前記水中の前記イオン性物質を除去する、
    請求項7に記載の加湿装置。
  9. 前記水処理部及び前記加湿部に接続され、前記水処理部で前記イオン性物質が除去された前記脱塩水を貯水する第一貯水槽をさらに備え、
    前記第一貯水槽は、貯水された前記脱塩水を前記加湿部へ供給する、
    請求項7又は8に記載の加湿装置。
  10. 前記水処理部に接続され、前記水処理部で生成された前記脱塩水を貯水するとともに、貯水された前記脱塩水を前記水処理部へ返送する第二貯水槽をさらに備え、
    前記水処理部は、前記脱塩水を前記加湿部へ供給する、
    請求項7又は8に記載の加湿装置。
  11. 前記水処理部は、前記脱塩水を生成するための電極を有し、
    前記水処理部は、前記制御部の制御に基づいて、電圧を印加された前記電極に前記水中の前記イオン性物質を吸着させ、吸着した前記イオン性物質を、前記電極に対する電圧又は電流の印加の停止、前記電極間の短絡、及び前記脱塩水を生成するときに前記電極に対して印加した電圧と逆方向の電圧の印加の少なくともいずれかを行なうことにより前記水中に放出する、
    請求項7~10のいずれか一項に記載の加湿装置。
  12. 前記加湿部は、前記脱塩水が供給された後、乾燥運転が実施される、
    請求項1~11のいずれか一項に記載の加湿装置。
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