JP6996441B2 - マニピュレータ制御装置、マニピュレータ制御方法、及びマニピュレータ制御プログラム - Google Patents

マニピュレータ制御装置、マニピュレータ制御方法、及びマニピュレータ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、マニピュレータ制御装置、マニピュレータ制御方法、及びマニピュレータ制御プログラムに関する。
従来、バラ積み状態で部品供給部に乱雑に配置された部品を、仮置き台を経由して部品供給部と異なる整列パレットに整列させる技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2012-245602号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術を、陳列台に配置された複数のワークを再陳列する技術に適用した場合、仮置き台を経由させる必要が無い場合でも全てのワークを一度仮置き台に移動させることになるため効率が悪い、という問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、陳列台に配置された複数のワークを効率よく再陳列することができるマニピュレータ制御装置、マニピュレータ制御方法、及びマニピュレータ制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るマニピュレータ制御装置は、複数のワークが陳列された陳列台のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する判定部と、前記判定部で前記陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、前記陳列場所に1つのワークが残存するまで、前記陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置きエリアに移動させた後、残存した1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列し、前記判定部で前記陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列するように、前記ワークを保持するマニピュレータを制御する制御部と、を備える。
なお、前記制御部は、前記判定部で前記陳列場所に1つのワークも存在していないと判定された場合は、前記陳列場所以外に存在するワークを、前記陳列場所に再陳列するように前記マニピュレータを制御するようにしてもよい。
また、前記制御部は、前記陳列場所以外に存在するワークのうち、前記仮置きエリアに存在するワークを優先的に前記陳列場所に再陳列するように前記マニピュレータを制御するようにしてもよい。
また、前記仮置きエリアを、前記陳列台の空きエリア、または前記陳列台とは別の仮置き台に設けた構成としてもよい。
本発明に係るマニピュレータ制御方法は、コンピュータが、複数のワークが陳列された陳列台のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する判定工程と、前記判定工程で前記陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、前記陳列場所に1つのワークが残存するまで、前記陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置きエリアに移動させた後、残存した1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列し、前記判定工程で前記陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列するように、前記ワークを保持するマニピュレータを制御する制御工程と、を含む処理を実行する。
本発明に係るマニピュレータ制御プログラムは、コンピュータを、複数のワークが陳列された陳列台のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する判定部、及び、前記判定部で前記陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、前記陳列場所に1つのワークが残存するまで、前記陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置きエリアに移動させた後、残存した1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列し、前記判定部で前記陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列するように、前記ワークを保持するマニピュレータを制御する制御部、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、陳列台に配置された複数のワークを効率よく再陳列することができる。
ピックアンドプレース装置の概略構成図である。 垂直多関節ロボットの一例を示す斜視図である。 マニピュレータ制御装置のハードウェア構成の例を示す構成図である。 マニピュレータ制御装置の機能構成の例を示すブロック図である。 マニピュレータ制御処理のフローチャートである。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。 ワークの再陳列の順序について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されている場合があり、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態に係るピックアンドプレース装置1の構成図である。図1に示すように、ピックアンドプレース装置1は、移動型マニピュレータMP、画像センサSA、SB、及びマニピュレータ制御装置10を備える。
移動型マニピュレータMPは、移動体Mに、マニピュレータの一例としてのロボットRBが取り付けられた構成である。移動体Mは、図示しないモータの駆動力によって回転する4つの車輪Rを備え、マニピュレータ制御装置10の指示によりフロア内を移動する。
ロボットRBは、台20上に設けられた箱22に収容された図示しないワークを保持して棚24まで搬送し、陳列台の一例としての棚24内に載置する。
本実施形態では、一例としてロボットRBのロボットアームの先端にはエンドエフェクタとしてロボットハンドHが取り付けられており、ロボットハンドHで箱22内のワークを把持することによってワークを保持した状態となる。そして、ワークを保持した状態で棚24まで搬送し、ワークの保持を解除してワークを載置する。なお、ワークを保持する部材は、ロボットハンドHに限らず、ワークを吸着する吸着パッドでもよい。
箱22の上方には画像センサSAが設置されている。画像センサSAは、箱22内に収容されたワークの集合であるワーク集合を静止画として撮影する。
また、棚24を撮影可能な位置には画像センサSBが設置されている。画像センサSBは、棚24に陳列されたワークを静止画として撮影する。
マニピュレータ制御装置10は、ロボットRBの任意の初期姿勢から目標姿勢までの経路を生成する。ここで、経路とは、ロボットRBを初期姿勢から目標姿勢まで動作させる場合の姿勢のリストである。具体的には、マニピュレータ制御装置10は、画像センサSAから取得した撮影画像を画像処理し、画像処理の結果に基づいて保持すべきワークの位置及び姿勢を認識する。そして、マニピュレータ制御装置10は、箱22内のワークを撮影するためにロボットRBが画像センサSAの視野範囲外の退避位置に退避した退避姿勢を初期姿勢とし、ロボットRBが箱22内のワークを保持する保持姿勢を目標姿勢とする第1の経路と、ロボットRBが箱22内のワークを保持した保持姿勢を初期姿勢とし、ロボットRBがワークを棚24に載置する載置姿勢を目標姿勢とする第2の経路と、ロボットRBがワークを棚24に載置した載置姿勢を初期姿勢とし、箱22内のワークを撮影するためにロボットRBが画像センサSAの視野範囲外の退避位置に退避した退避姿勢を目標姿勢とする第3の経路と、を生成する。なお、画像センサSBで撮影された撮影画像に基づいてワークを載置すべき位置を認識するようにしてもよい。そして、マニピュレータ制御装置10は、生成した経路に従ってロボットRBが動作するように動作指令値をロボットRBに出力する。
また、マニピュレータ制御装置10は、詳細は後述するが、棚24に陳列されたワークを再陳列するようにロボットRBを制御する。なお、マニピュレータ制御装置10は、ワークを再陳列する際に、図1に示すように、仮置きエリアの一例としての仮置き台26に、必要に応じてワークを仮置きする。なお、仮置き台26は、少なくとも1つ以上のワークを載置可能な面積を有する。
次に、ロボットRBについて説明する。本実施形態では、一例としてロボットRBが垂直多関節ロボットである場合について説明するが、水平多関節ロボット(スカラーロボット)及びパラレルリンクロボット等にも本発明を適用可能である。
図2は、垂直多関節ロボットであるロボットRBの構成を示す図である。図2に示すように、ロボットRBは、ベースリンクBL、リンクL1~L6、ジョイントJ1~J6を備えた6自由度の6軸ロボットである。なお、ジョイントとは、リンク同士を接続する関節である。また、以下では、リンクL1~L6及びリンクL6に接続されたロボットハンドHを含めてロボットアームと称する。
ベースリンクBLとリンクL1とは、図2において鉛直軸S1を中心として矢印C1方向に回転するジョイントJ1を介して接続されている。従って、リンクL1は、ベースリンクBLを支点として矢印C1方向に回転する。
リンクL1とリンクL2とは、図2において水平軸S2を中心として矢印C2方向に回転するジョイントJ2を介して接続されている。従って、リンクL2は、リンクL1を支点として矢印C2方向に回転する。
リンクL2とリンクL3とは、図2において軸S3を中心として矢印C3方向に回転するジョイントJ3を介して接続されている。従って、リンクL3は、リンクL2を支点として矢印C3方向に回転する。
リンクL3とリンクL4とは、図2において軸S4を中心として矢印C4方向に回転するジョイントJ4を介して接続されている。従って、リンクL4は、リンクL3を支点として矢印C4方向に回転する。
リンクL4とリンクL5とは、図2において軸S5を中心として矢印C5方向に回転するジョイントJ5を介して接続されている。従って、リンクL5は、リンクL4を支点として矢印C5方向に回転する。
リンクL5とリンクL6とは、図2において軸S6を中心として矢印C6方向に回転するジョイントJ6を介して接続されている。従って、リンクL6は、リンクL5を支点として矢印C6方向に回転する。なお、図2では図示は省略したが、リンクL6にロボットハンドHが取り付けられる。
ジョイントJ1~J6は、予め定めた回転角度の範囲が可動域として各々設定されている。
ロボットRBの姿勢は、ジョイントJ1~J6の各々の回転角度によって定まる。従って、ロボットRBを動作させるための動作指令値は、ロボットRBが取るべき姿勢に対応したジョイントJ1~J6の各々の回転角度である。
図3は、本実施形態に係るマニピュレータ制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、マニピュレータ制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ストレージ14、入力部15、モニタ16、光ディスク駆動装置17、及び通信インタフェース18を有する。各構成は、バス19を介して相互に通信可能に接続されている。
本実施形態では、ROM12又はストレージ14には、マニピュレータ制御処理を実行するマニピュレータ制御プログラムが格納されている。CPU11は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各構成を制御したりする。すなわち、CPU11は、ROM12又はストレージ14からプログラムを読み出し、RAM13を作業領域としてプログラムを実行する。CPU11は、ROM12又はストレージ14に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM12は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部15は、キーボード151、及びマウス152等のポインティングデバイスを含み、各種の入力を行うために使用される。モニタ16は、例えば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。モニタ16は、タッチパネル方式を採用して、入力部15として機能してもよい。光ディスク駆動装置17は、各種の記録媒体(CD-ROM又はブルーレイディスクなど)に記憶されたデータの読み込みや、記録媒体に対するデータの書き込み等を行う。
通信インタフェース18は、ロボットRB及び画像センサSA、SB、移動体M等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、及びIEEE1394等の規格が用いられる。
次に、マニピュレータ制御装置10の機能構成について説明する。
図4は、マニピュレータ制御装置10の機能構成の例を示すブロック図である。図4に示すように、マニピュレータ制御装置10は、機能構成として、判定部30、制御部32、及び記憶部34を有する。各機能構成は、CPU11がROM12又はストレージ14に記憶されたマニピュレータ制御プログラムを読み出し、RAM13に展開して実行することにより実現される。
判定部30は、複数のワークが陳列された棚24のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する。ここで、再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況とは、例えば再陳列すべき陳列場所に存在するワークの数である。また、陳列場所とは、1つのワークを再陳列可能な面積を有する領域であり、例えばワークの平面形状と略同一の形状を有する領域である。
制御部32は、判定部30で陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、陳列場所に1つのワークが残存するまで、陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置き台26に移動させた後、残存した1つのワークを、仮置き台26に移動することなく、陳列場所に再陳列する。
また、判定部30で陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、仮置き台26に移動することなく、陳列場所に再陳列するようにロボットRBを制御する。
記憶部34は、マニピュレータ制御プログラム等の各種情報を記憶する。
次に、マニピュレータ制御装置10の作用について説明する。なお、以下では、説明を簡単にするため、移動体Mは移動せずに同じ場所に留まっているものとして説明する。
図5は、マニピュレータ制御装置10のCPU11により実行されるマニピュレータ制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、既にロボットRBが箱22内のワークを全て棚24に陳列した状態から、棚24に陳列された複数のワークを再陳列する場合について説明する。
オペレータによりマニピュレータ制御処理の実行が指示されると、CPU11がROM12又はストレージ14からマニピュレータ制御プログラムを読み出して、RAM13に展開し実行することにより、マニピュレータ制御処理が実行される。
CPU11は、制御部32として、画像センサSBに撮影を指示し、画像センサSBが撮影した撮影画像を取得する(ステップS100)。
CPU11は、判定部30として、撮影画像に基づいて、ワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況として、陳列場所が空いているか否か、すなわち、陳列場所に1つのワークも存在していない状況であるか否かを判定する(ステップS102)。ここで、陳列場所にワークの少なくとも一部が存在している場合は、陳列場所にワークが存在しているものとする。
なお、陳列場所については、以下のように選択できる。例えば棚24に設けられた複数の陳列場所を予めティーチングしておき、ティーチングした複数の陳列場所の位置情報及び複数の陳列場所にワークを再陳列する陳列順序を記憶部34に記憶しておく。そして、陳列順序に従って陳列場所を選択する。また、例えば陳列順序を表す数字等の識別符号を棚24に予め設けておき、画像センサSBで識別符号を撮影するようにしてもよい。この場合、画像センサSBで撮影した撮影画像に基づいて陳列順序を識別し、識別した陳列順序に従って陳列場所を選択するようにしてもよい。
上記のようにして選択した陳列場所が空いている場合(ステップS102:YES)、陳列場所に再陳列するワークを1つ選択する(ステップS104)。
再陳列するワークを選択する際には、例えば以下のような優先順位でワークを選択する。例えば仮置き台26にワークが存在する場合は、仮置き台26に存在するワークを優先的に選択する。このように、仮置き台26に存在するワークを優先的に選択することにより、仮置き台26のサイズを小さくすることができる。
また、仮置き台26にワークが存在しない場合には、棚24の陳列場所以外に存在する未陳列のワークから選択する。具体的には、例えば未陳列のワークのうち陳列場所に最も近い位置に存在するワークを選択する。例えば、陳列順序が棚24の右端から左端に向かうように設定されていた場合は、未陳列のワークのうち最も右側に存在するワークを選択する。また、最も取り出しやすいワーク、例えば棚24の最も手前に存在するワークを選択するようにしてもよい。更に、ワークの種類が複数存在する場合には、ワークの種類毎に優先順位を設定するようにしてもよい。
CPU11は、制御部32として、ステップS104で選択したワークを、仮置き台26に移動させることなく、陳列場所へ再陳列する(ステップS106)。具体的には、CPU11は、ロボットRBが、ステップS104で選択したワークを保持して陳列場所に再陳列するまでの経路を生成する。経路の生成は、公知の経路計画法を用いることができる。そして、CPU11は、生成した経路に基づいてロボットRBの動作指令値を生成し、ロボットRBに送信する。これにより、生成された経路に従ってロボットRBが移動する。すなわち、ロボットRBが、ステップ104で選択したワークを保持して陳列場所に再陳列する。
一方、陳列場所が空いていない場合(ステップS102:NO)、すなわち陳列場所にワークが存在する場合、CPU11は、判定部30として、ステップS100で撮影した撮影画像に基づいて、陳列場所に複数のワークが存在するか否かを判定する(ステップS108)。陳列場所に複数のワークが存在するか否かの判定は、例えばテンプレートマッチング等の公知の手法を用いて判定することができる。
そして、陳列場所に複数のワークが存在する場合(ステップS108:YES)、CPU11は、制御部32として、陳列場所に存在する複数のワークのうち1つのワークを仮置き台26へ移動させるようにロボットRBを制御する(ステップS110)。具体的には、陳列場所に存在する複数のワークから選択したワークを保持して仮置き台26へ載置するまでのロボットRBの経路を生成する。そして、生成した経路に基づいてロボットRBの動作指令値を生成し、ロボットRBに送信する。これにより、ロボットRBが、陳列場所に存在する複数のワークから選択したワークを保持して仮置き台26へ載置する。なお、陳列場所に存在する複数のワークから1つのワークを選択する基準としては、例えば仮置き台26に最も近い位置のワークを選択する等が挙げられるが、これに限られるものではない。
一方、陳列場所に複数のワークが存在しない場合(ステップS108:NO)、すなわち陳列場所に1つのワークが存在している場合、CPU11は、制御部32として、陳列場所に存在している1つのワークを、仮置き台26に仮置きすることなく陳列場所に再陳列するようロボットRBを制御する(ステップS112)。具体的には、陳列場所に存在する1つのワークを保持して陳列場所に再陳列するまでのロボットRBの経路を生成する。そして、生成した経路に基づいてロボットRBの動作指令値を生成し、ロボットRBに送信する。これにより、ロボットRBが、陳列場所に存在する1つのワークを保持して陳列場所に再陳列する。
CPU11は、制御部32として、棚24に載置された全てのワークを再陳列したか否かを判定する(ステップS114)。具体的には、例えば本ルーチンを実行する前に既に棚24に載置されていたワークの数と、本ルーチンを実行してワークを再陳列した回数とを比較し、両者が一致した場合に全てのワークを再陳列したと判定する。または、画像センサSBから撮影画像を取得し、取得した撮影画像に基づいて、パターンマッチング等の画像処理により全てのワークが整列されているか否かを判定してもよい。
全てのワークを再陳列したと判定された場合(ステップS114:YES)、本ルーチンを終了する。一方、全てのワークを再陳列していないと判定された場合(ステップS114:NO)、すなわち、再陳列していないワークが存在する場合には、ステップS100へ戻ってステップS100~S114の処理を繰り返す。
次に、ワークの再陳列の具体例について説明する。
例えば図6Aに示すように、陳列場所P1が空いている場合は、未陳列のワークW1、W2のうち、例えば陳列場所P1に最も近いワークW1を選択する。そして、選択したワークW1を、図6Bに示すように、陳列場所P1に再陳列する。次に、図6Cに示すように、次の陳列場所P2に、未陳列のワークW2を再陳列する。
また、例えば図7Aに示すように、陳列場所P1に1つのワークW1が存在する場合には、図7Bに示すように、ワークW1を仮置き台26に仮置きせずに陳列場所P1に再陳列する。次に、図7Cに示すように、次の陳列場所P2に、再陳列されていない未陳列のワークW2を再陳列する。
また、例えば図8Aに示すように、陳列場所P1に複数のワークW1、W2が載置されている場合は、図8Bに示すように、例えばワークW1を選択して仮置き台26に移動させる。次に、陳列場所P1にはワークW2が残っているので、図8Cに示すように、ワークW2を仮置き台26に移動することなく、陳列場所P1に再陳列する。次に、図8Dに示すように、次の陳列場所P2に、仮置き台26に仮置きされたワークW1を再陳列する。
このように、本実施形態では、陳列場所にワークが存在しない場合及び陳列場所に1つのワークが存在する場合は、ワークを仮置き台26に仮置きすることなく陳列場所に再陳列する。すなわち、陳列場所に複数のワークが存在している場合のみ、仮置き台26にワークを仮置きする。このため、全てのワークを仮置き台26に仮置きしてから再陳列する場合と比較して、複数のワークを効率よく再陳列することができる。
マニピュレータ制御装置10は、上記の実施形態に限定されず、種々の改変が可能である。例えば、本実施形態では、画像センサSBで撮影した撮影画像に基づいてワークの状況を判定する場合について説明したが、レーザレンジファインダを用いてワークの状況を判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、仮置きエリアとして棚24とは別の仮置き台26を設けた場合について説明したが、棚24の空きエリアを仮置きエリアとしてもよい。
また、ワークの種類が複数存在する場合は、ワークの形状、色、及びワークに設けたバーコード等の少なくとも1つを識別することでワークの種類を識別し、識別したワークの種類毎に再陳列するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行したマニピュレータ制御処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、マニピュレータ制御処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、マニピュレータ制御プログラムがストレージ14又はROM12に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 ピックアンドプレース装置
10 マニピュレータ制御装置
22 箱
24 棚
26 仮置き台
30 判定部
32 制御部
34 記憶部

Claims (6)

  1. 複数のワークが陳列された陳列台のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する判定部と、
    前記判定部で前記陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、前記陳列場所に1つのワークが残存するまで、前記陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置きエリアに移動させた後、残存した1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列し、前記判定部で前記陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列するように、前記ワークを保持するマニピュレータを制御する制御部と、
    を備えたマニピュレータ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記判定部で前記陳列場所に1つのワークも存在していないと判定された場合は、前記陳列場所以外に存在するワークを、前記陳列場所に再陳列するように前記マニピュレータを制御する
    請求項1記載のマニピュレータ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記陳列場所以外に存在するワークのうち、前記仮置きエリアに存在するワークを優先的に前記陳列場所に再陳列するように前記マニピュレータを制御する
    請求項2記載のマニピュレータ制御装置。
  4. 前記仮置きエリアを、前記陳列台の空きエリア、または前記陳列台とは別の仮置き台に設けた
    請求項1~3の何れか1項に記載のマニピュレータ制御装置。
  5. コンピュータが、
    複数のワークが陳列された陳列台のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する判定工程と、
    前記判定工程で前記陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、前記陳列場所に1つのワークが残存するまで、前記陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置きエリアに移動させた後、残存した1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列し、前記判定工程で前記陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列するように、前記ワークを保持するマニピュレータを制御する制御工程と、
    を含む処理を実行するマニピュレータ制御方法。
  6. コンピュータを、
    複数のワークが陳列された陳列台のワークを再陳列すべき陳列場所におけるワークの状況を判定する判定部、及び、
    前記判定部で前記陳列場所に複数のワークが存在していると判定された場合は、前記陳列場所に1つのワークが残存するまで、前記陳列場所に存在するワークを1つずつ仮置きエリアに移動させた後、残存した1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列し、前記判定部で前記陳列場所に1つのワークが存在していると判定された場合は、存在している1つのワークを、前記仮置きエリアに移動することなく、前記陳列場所に再陳列するように、前記ワークを保持するマニピュレータを制御する制御部、
    として機能させるためのマニピュレータ制御プログラム。
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