JP6995546B2 - 端子台及び電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、端子台、及びこれを有する電動機に関する。
電動機の端子台として、実公昭52-16387号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。
この端子台は、それぞれ4個のスタッドボルト用孔及び2個の取付ボルト用孔11を有する少なくとも1個のスタッド式端子台本体1aを、口出線の本数に応じて適宜組み合わせることで構成される。
即ち、図7に示されるように、口出線4a~4cが3本有る場合、1個のスタッド式端子台本体1aが2個の取付ボルト用孔11に入る取付ボルト10によって電動機側に取り付けられ、3個のスタッドボルト用孔にスタッドボルト2a,2b,2d及びナット3a,3b,3dが収められて、使用されないスタッドボルト用孔に防塵用蓋7が装着される。
又、図8に示されるように、口出線が6本有る場合、2個のスタッド式端子台本体1aが、同じ向きで、2個の取付ボルト用孔11あるいは両端のスタッドボルト用孔に入る取付ボルト10により取り付けられる。
更に、図9に示されるように、口出線が8本有る場合、2個のスタッド式端子台本体1aが、互いに逆向きとなる状態で、各2個の取付ボルト用孔11に入る取付ボルト10により取り付けられる。
又、電気機器の端子箱として、特開平9-51651号公報(特許文献2)に記載のものが知られている。
この端子箱3と、外被1(電気機器のフレーム)の端子座2との間には、弾性のあるパッキング5が介装される。端子座2とパッキング5との接合面、及びパッキング5と端子箱3との接合面には、凹溝5mと凸条5nとが設けられ、粘着材がない場合では、凹溝5m又は凸条5nがパッキング5に食い込んでパッキングのはみ出しが防止され、粘着材がある場合には、凹溝5m又は凸条5nの隅のコーナーに粘着材が溜まる。
実公昭52-16387号公報 特開平9-51651号公報
上述の端子台では、各スタッド式端子台本体1aが2個の取付ボルト10によって取り付けられるため、スタッド式端子台本体1aの個数に2を乗じた本数の取付ボルト10が必要になるし、スタッド式端子台本体1aの個数分のスペースが電動機側に必要となる。又、口出線の本数によって、スタッド式端子台本体1aの取付方向を変更する必要がある。従って、上述の端子台では、コストや取付スペースや取付作業性について更に向上する余地がある。
本発明の主な目的は、取付箇所数が低減され、低コストである端子台やこれを備えた電動機を提供することである。
又、本発明の別の主な目的は、取付スペースが低減され、コンパクトである端子台やこれを備えた電動機を提供することである。
更に、本発明の別の主な目的は、取付箇所数や取付スペースが低減され、又所定の向きで取付可能であり、取付作業性に優れた端子台やこれを備えた電動機を提供することである。
他方、上述の端子箱3では、凹溝5m及び凸条5nが設けられていたとしても、端子座2,パッキング5,端子箱3はそれぞれ互いに別体であるため、端子箱3の設置や姿勢変更が比較的に行い難い。
即ち、端子箱3の設置時や姿勢変更時に、作業者は、ネジを回すドライバー等を扱いながら、パッキング5と端子箱3とをずれのない状態で押さえなければならず、作業を行い難い。特に、端子箱3を電気機器の側面や下面に設置する場合、作業者は、パッキング5及び端子箱3の双方を落下せず且つずれないように押さえることとなり、作業はより困難となる。
又、端子座2,パッキング5,端子箱3はそれぞれ互いに別体であるため、凹溝5m及び凸条5nが設けられていたとしても、設置後に互いにずれてしまい、防水性や防塵性が低下してしまう可能性がある。
作業者は、粘着材(接着剤)を用いてパッキング5を予め固定しておくこともできる。しかし、接着剤は、塗りむらやはみ出し等を発生するおそれがあるし、乾燥時間を要する分、作業性が悪化することとなる。又、接着後の分離が困難で、端子箱3の一旦設置した後における姿勢(回転位置)の変更は、容易ではない。
関連発明の主な目的は、電気機器に対する防水性や防塵性を呈する状態での設置ないし姿勢変更(再設置)が行い易い端子箱を提供することである。
又、関連発明の別の主な目的は、設置後における防水性や防塵性の低下を防止可能な端子箱を提供することである。
請求項1に記載の発明は、電動機のフレームに設置される端子台であって、前記フレームに対して下面が接触する状態で取り付けられる少なくとも1個の端子台ブロックを備えており、前記端子台ブロックの第1側面には、第1取付部が形成されており、前記端子台ブロックの前記第1側面と反対側の第2側面には、第2取付部が形成されており、前記端子台ブロックが互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する前記端子台ブロックのうちの一方の前記第1取付部と、他方の前記第2取付部とが、上下に重なっており、その重なった前記第1取付部と前記第2取付部において前記フレームに取り付けられ、前記端子台ブロックは、他の前記端子台ブロックにおける前記第1取付部を受け入れ可能な第1窪み部及び他の前記端子台ブロックにおける前記第2取付部を受け入れ可能な第2窪み部のうちの少なくとも一方を備えていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、電動機のフレームに設置される端子台であって、前記フレームに対して下面が接触する状態で取り付けられる少なくとも1個の端子台ブロックを備えており、前記端子台ブロックの第1側面には、第1取付部が形成されており、前記端子台ブロックの前記第1側面と反対側の第2側面には、第2取付部が形成されており、前記端子台ブロックが互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する前記端子台ブロックのうちの一方の前記第1取付部と、他方の前記第2取付部とが、上下に重なっており、その重なった前記第1取付部と前記第2取付部において前記フレームに取り付けられ、前記端子台ブロックは、ボルト及びナットを有するスタッド端子を複数備えており、前記第1取付部及び前記第2取付部のうちの少なくとも一方は、前記スタッド端子の間に配置されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記端子台ブロックは、前記スタッド端子を3個備えており、前記第1取付部及び前記第2取付部を2個ずつ備えていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、前記第1取付部は、その下面が前記フレームに接触可能であるように配置され、前記第2取付部は、その下面が前記第1取付部の厚さ分だけ上方となるように配置されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、電動機のフレームに設置される端子台であって、前記フレームに対して下面が接触する状態で取り付けられる少なくとも1個の端子台ブロックを備えており、前記端子台ブロックの第1側面には、第1取付部が形成されており、前記端子台ブロックの前記第1側面と反対側の第2側面には、第2取付部が形成されており、前記端子台ブロックが互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する前記端子台ブロックのうちの一方の前記第1取付部と、他方の前記第2取付部とが、上下に重なっており、その重なった前記第1取付部と前記第2取付部において前記フレームに取り付けられる端子台と、フレームと、を備える電動機であって、前記フレームには、前記端子台を設置するフレーム側設置部が形成されており、前記フレーム側設置部は、前記端子台ブロックの前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくとも一方を取り付ける複数のフレーム側取付部を備えており、前記フレーム側設置部及び前記端子台のうちの一方には、凹部が設けられると共に、他方には、前記凹部に進入可能な凸部が設けられ、前記フレーム側設置部における前記凹部又は前記凸部は、直線状の溝、又は、直線状に延び若しくは並ぶ突体であり、前記フレーム側設置部における前記凹部又は前記凸部は、1つ以上の十字を有する形状であり、前記フレーム側設置部は、前記フレーム側取付部を複数備えており、前記フレーム側取付部並びに前記第1取付部及び前記第2取付部は、仮想的な正方形の頂点に相当する位置に配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、上記発明において、2個の前記端子台ブロックのうちの一方における2個の前記第1取付部がそれぞれ有する第1取付孔と、他方における2個の前記第2取付部がそれぞれ有しており、対応する前記第1取付孔に重なる第2取付孔と、対応する前記第1取付孔及び前記第2取付孔にそれぞれ重なる前記フレーム側取付部とに対し、2本のネジが対応するように通されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、上記発明において、3個の前記端子台ブロックのうちの1個目における2個の前記第1取付部がそれぞれ有する第1取付孔と、2個目における2個の前記第2取付部がそれぞれ有しており、対応する1個目の前記第1取付孔に重なる2個の第2取付孔と、2個目における2個の前記第1取付部がそれぞれ有する第3取付孔と、3個目における2個の前記第2取付部がそれぞれ有しており、対応する2個目の前記第1取付孔に重なる2個の第4取付孔と、対応する前記第1取付孔及び前記第2取付孔あるいは前記第3取付孔及び前記第4取付孔にそれぞれ重なる前記フレーム側取付部とに対し、4本のネジが対応するように通されていることを特徴とするものである。
第1の関連発明は、電気機器のフレームに取り付けられる端子箱であって、端子箱本体と、前記フレームに接触可能なパッキンと、を備えており、前記端子箱本体は、凹み部を有しており、前記パッキンは、突起部を有しており、当該突起部が前記凹み部に嵌まることにより、前記端子箱本体に固定されることを特徴とするものである。
第2の関連発明は、上記第1の関連発明において、前記凹み部は、切り欠きであることを特徴とするものである。
第3の関連発明は、上記第1,第2の関連発明において、前記凹み部は、前記端子箱本体の内側に配置されていることを特徴とするものである。
第4の関連発明は、上記第1~第3の関連発明において、前記端子箱本体に、前記フレームへ取り付けるための端子箱本体側取付部が複数設けられており、前記凹み部は、前記端子箱本体側取付部の間に配置されていることを特徴とするものである。
第5の関連発明は、上記第1~第4の関連発明において、前記突起部は、前記凹み部に対して、締まり嵌めにより嵌まっていることを特徴とするものである。
第6の関連発明は、上記第1~第5の関連発明において、前記突起部は、その先端部が根本部に対して膨らんだ先端膨出形状となっていることを特徴とするものである。
本発明の主な効果は、取付箇所数が低減され、低コストである端子台やこれを備えた電動機が提供されることである。
又、本発明の別の主な効果は、取付スペースが低減され、コンパクトである端子台やこれを備えた電動機が提供されることである。
更に、本発明の別の主な効果は、取付箇所数や取付スペースが低減され、又所定の向きで取付可能であり、取付作業性に優れた端子台やこれを備えた電動機が提供されることである。
関連発明の主な効果は、電気機器に対する防水性や防塵性を呈する状態での設置ないし姿勢変更(再設置)が行い易い端子箱が提供されることである。
又、関連発明の別の主な効果は、設置後における防水性や防塵性の低下を防止可能な端子箱が提供されることである。
本発明の第1形態に係る電動機の端子台(端子台ブロック1個)ないしその周辺部の上面図である。 本発明の第1形態に係る電動機の端子台(端子台ブロック2個)ないしその周辺部の上面図である。 本発明の第1形態に係る電動機の端子台(端子台ブロック3個)ないしその周辺部の上面図である。 図3のA-A線断面図である。 図3のB-B線断面図である。 図1における端子箱本体の上面図である。 (a)は図1におけるゴムシートの上面図であり、(b)は(a)のC-C線断面図である。 図1における端子台ブロックの(a)前側,(b)後側からみた斜視図である。 図8の端子台ブロックの(a)上面図,(b)右側面図である。 本発明の第2形態に係る電動機の端子台(端子台ブロック3個)ないしその周辺部の上面図である。 図10のD-D線断面図である。 図10における端子箱本体の上面図である。 本発明の第3形態に係る電動機の端子台(端子台ブロック1個)ないしその周辺部の上面図である。
以下、本発明に係る実施の形態やその変更例が、適宜図面に基づいて説明される。尚、本発明は、下記の実施の形態や変更例に限定されない。
当該形態における前後上下左右は、説明の便宜上定められたものであり、設置の状況等により変化することがある。
[第1形態]
図1~図3は、本発明の第1形態に係る電動機1の端子台2a~2cないしその周辺部の上面図であり、図4は、図3のA-A線断面図であり、図5は、図3のB-B線断面図である。尚、図1,図4,図5を除き、リード線40は省略されている。又、図4,図5において、電動機1の中央部ないし下部、並びに前部及び後部(前後のブラケット)は省略されており、リード線40の先端部は省略されている。
電動機1は、その外郭の一部となる円筒状のフレーム4と、フレーム4内に支持される円筒状のステータコア6と、ステータコア6に巻かれてステータコア6の前後左右に配置されるコイル8と、ステータコア6やコイル8の内方に配置されるロータ(図示略)を備えている。
フレーム4の外周面(上面)には、端子台2a~2cの何れかを設置するフレーム側設置部10が形成されている。フレーム側設置部10の辺部10aは、上からみて矩形の枠となる状態で、他の部分より上方に突出するように形成されており、それ以外の中央部10bは、辺部10aに囲まれた平面として形成されている。
フレーム側設置部10の辺部10a上には、端子箱11が配置されている。
端子箱11は、端子箱本体12と、これに装着されるパッキンとしてのゴムシート14と、を有している。
図6にも示される端子箱本体12は、アルミニウム合金製であり、底の中央部が角取り矩形状に開口された箱状であって、底の各角部に形成された端子箱本体側取付部としてのネジ孔12aと、それらの間において、開口部の他の部分より外方にU字状に開口部を広げるように張り出した凹み部としての切り欠き12bと、右上のネジ孔12aと右の切り欠き12bとの間に配置されたアース接続部12cと、上端部の開口部において他の部分より外方に突出するように形成されたフランジ部12dと、フランジ部12dの各角部に形成された蓋用ネジ孔12eと、底の下側において、下からみて矩形枠状に、他の部分より下方に突出したリブ12fと、を有する。
切り欠き12bは、端子箱本体12の内側に配置されている。
蓋用ネジ孔12eには、図示されない蓋がネジ止め可能である。
図7にも示されるゴムシート14は、上からみて端子箱本体12の底と同様な形状を有しており、ネジ孔12aに対応するように形成されたネジ通過孔14aと、切り欠き12bに対応するように形成された突起部14bと、を有する。
突起部14bは、他の部分に対して上方に突出しており、その先端部14cが根本部14dに対して膨らんだ先端膨出形状となっている。
ゴムシート14は、端子箱本体12の底の下側において、突起部14bを対応する切り欠き12bに嵌めることにより、端子箱本体12に装着されている。
端子箱本体12は、優れた防水性や防塵性を確保するために比較的に厚い。切り欠き12bは、突起部14bの膨らんでいる先端部14cの太さより僅かに小さい幅で形成されており、ゴムシート14は、突起部14bの先端部14cが切り欠き12bに締まり嵌めされることで、端子箱本体12と一体となる。
ゴムシート14は、端子箱本体12のリブ12fの内側に配置される。
ゴムシート14の上面は、端子箱本体12の下面に接触しあるいは密着する。
フレーム側設置部10の辺部10aの各角部(合計4箇所)には、端子箱11を取り付けるためのネジ穴(図示略)が形成されており、ゴムシート14が装着された端子箱本体12、即ち端子箱11は、各ネジ孔12aないし辺部10aのネジ穴にネジ16を入れることで、フレーム側設置部10に設置される。
ゴムシート14の下面は、フレーム側設置部10の辺部10aに接触しあるいは密着する。
ネジ16は、ゴムシート14における、対応するネジ通過孔14a内を通過する。
フレーム側設置部10の中央部10bには、上からみて十字となる(2本の直線状の)凹部としての溝20が形成されていると共に、溝20の十字の交差部を囲むように配置された4個のネジ孔22(フレーム側取付部)が形成されている。
溝20の十字の交差部は、中央部10bの中心に配置されており、溝20の十字は、左右方向又は前後方向に沿っていて、矩形状の中央部10bの何れかの辺部に平行に配置されている。
4個のネジ孔22は、溝20の十字と平行な辺を有する仮想的な正方形における各頂点の位置に配置されている。
フレーム側設置部10には、ネジ孔22に入るネジ24により、端子台2a~2cの何れかが設置される。
端子台2aは、1個の端子台ブロック30を有し、端子台2bは、2個の端子台ブロック30を有し、端子台2cは、3個の端子台ブロック30を有する。
図8,図9にも示される1個の端子台ブロック30は、端子台ブロック本体32と、ボルト34及びナット36を有する3個のスタッド端子38と、を備えている。
端子台ブロック本体32は、樹脂製であり、凹凸の有る略直方体形状を呈している。端子台ブロック本体32は、図示の状態では、左右方向が長手方向となっている。
端子台ブロック本体32の上部には、スタッド端子38が配置されるスタッド端子配置部32aが、3箇所、左右に等間隔に並べられている。
端子台ブロック本体32の第1側面としての前面には、リング状の第1取付部32bが、2個、左右方向においてスタッド端子配置部32aの間に位置するように形成されている。各第1取付部32bは、中央に第1取付孔32cを有している。2個の第1取付部32b(第1取付孔32c)の左右方向の間隔は、4個のネジ孔22に係る仮想的な正方形の一辺の長さと同等である。各第1取付部32bは、当該前面の下端部に配置されており、各第1取付部32bの下面は、他の部分の下面と連続している。各第1取付部32bの前部は、端子台ブロック本体32の前面における他の部分に対して前方に突出している。当該前面であって、各第1取付部32bの上方の部分は、第1取付部32bの外形の後部と同様な輪郭を有して後方に窪む第2窪み部としての円筒面32dとなっている。
端子台ブロック本体32の第1側面とは反対側の第2側面としての後面には、第1取付部32bと同様にリング状である第2取付部32eが、2個、左右方向において第1取付部32bと同様に配置されている。各第2取付部32eは、中央に第2取付孔32fを有している。第2取付部32eは、当該後面の下端から、第1取付部32bの厚さ分だけ上方となるように配置されており、第2取付部32eの下面は、他の部分の下面より上方に位置している。第2取付部32eの後部は、端子台ブロック本体32の後面における他の部分に対して後方に突出している。当該後面であって、各第2取付部32eの上方の部分は、第2取付部32eの外形の前部と同様な輪郭を有して前方に窪む円筒面32gとなっている。更に、各第2取付部32eの下方の部分は、端子台ブロック本体32下部の他の部分に対して逆U字状に上方に窪む第1窪み部としてのアーチ部32hとなっている。
又、端子台ブロック本体32の下面における左右方向の中央には、凸部としての突体32iが2個形成されている。突体32iは、フレーム側設置部10の溝20に進入可能であるように、当該下面における他の部分に対して下方に突出しており、前後方向に沿うように並べられている。突体32iの両側に、アーチ部32hが配置される。
端子台2aの設置は、1個の端子台ブロック30における2箇所の第1取付部32bの第1取付孔32cが、フレーム側設置部10における前の2個のネジ孔22と重ねられた状態で、2本のネジ24がそれぞれ通されることにより行われる(図1)。尚、後の2個のネジ孔22が重ねられた場合も、設置位置が1個の端子台ブロック30(短手方向の長さ)分だけ後方にずれることを除き、端子台2aは同様に設置される。又、端子台ブロック30が前後逆となる状態でも、端子台2aは同様に設置される。
このとき、端子台ブロック30の下面が、フレーム側設置部10の中央部10bに接触する。又、端子台ブロック30の各突体32iは、前後方向の溝20に入り、端子台ブロック30を、長手方向が左右方向となるように位置決めする。更に、各ネジ24は、対応する円筒面32dの脇を通過し、当該円筒面32dに案内されることとなって、入れ易い。
一方、端子台ブロック30の第1取付部32bの第1取付孔32cが、右の2個のネジ孔22と重ねられた状態で、ネジ24が通されれば、各突体32iは左右方向の溝20に入り、端子台ブロック30は、長手方向が前後方向となり図示の状態から90°回転した状態でフレーム側設置部10に設置される。他方、第1取付孔32cが左の2個のネジ孔22と重ねられる場合においても、端子台ブロック30は、長手方向が前後方向となる状態で設置される。
端子台2bの設置は、2個の端子台ブロック30のうちの1個目(後側)の各第1取付孔32cと、2個目(前側)の対応する第2取付孔32fと、前の2個のネジ孔22とが互いに重ねられた状態で、2本のネジ24がそれぞれ通されることにより行われる(図2)。尚、後の2個のネジ孔22が重ねられた場合も、設置位置が1個の端子台ブロック30(短手方向の長さ)分だけ後方にずれることを除き、端子台2bは同様に設置される。又、端子台ブロック30が前後逆となる状態でも、端子台2bは同様に設置される。
このとき、各端子台ブロック30の各突体32iは、何れも前後方向の溝20に入り、各端子台ブロック30を、長手方向が左右方向となるように位置決めする。
又、2個の端子台ブロック30の一部が互いに重ねられる際、2個目の各第2取付部32eの後部は、対応する第1取付部32bの上方における円筒面32dに沿うこととなり、各第2取付部32eは円筒面32dに案内されて、作業者は第2取付孔32fを対応する第1取付孔32cに重なる正しい位置に配置し易いし、設置後において、第2取付部32eが、対応する第1取付部32bから前後左右にずれる事態が防止される。加えて、各第2取付部32eは、対応する第1取付部32bに対し、その厚さ分だけ上方に配置されるから、上下方向においても自然に第1取付部32bと重なることとなり、作業がし易いし、設置後のがたつきが防止される。更に、各ネジ24は、対応する円筒面32gの脇を通過し、当該円筒面32gに案内されることとなって、入れ易い。又、2個目の端子台ブロック30は、1個目の各第1取付部32bを受け入れ可能なアーチ部32hを備えており、1個目の端子台ブロック30は、2個目の各第2取付部32eを受け入れ可能な円筒面32dを備えている。
一方、1個目の各第1取付孔32cと、2個目の対応する第2取付孔32fとが、右の2個のネジ孔22と重ねられた状態で、ネジ24が通されれば、各突体32iは左右方向の溝20に入り、端子台2bは、各端子台ブロック30の長手方向が前後方向となり図示の状態から90°回転した状態でフレーム側設置部10に設置される。他方、1個目の各第1取付孔32cと2個目の対応する第2取付孔32fとが左の2個のネジ孔22と重ねられる場合においても、端子台2bは、各端子台ブロック30の長手方向が前後方向となる状態で設置される。
端子台2cの設置は、3個の端子台ブロック30のうちの1個目(後側)の各第1取付孔32cと、2個目(中央)の対応する第2取付孔32fと、後の2個のネジ孔22とが互いに重ねられ、且つ、2個目の各第1取付孔32cと、3個目(前側)の対応する第2取付孔32fと、前の2個のネジ孔22とが互いに重ねられた状態で、4本のネジ24がそれぞれ通されることにより行われる(図3~図5)。
このとき、端子台2bの場合と同様に、各突体32iは何れも前後方向の溝20に入る。又、3個の端子台ブロック30が順次重ねられる際には、作業者は、第2取付孔32fを、左右方向や前後方向、又上下方向において対応する第1取付孔32cに重なる正しい位置に配置し易いし、設置後において、第2取付部32eが、対応する第1取付部32bからずれたりがたついたりする事態が防止される。更に、2,3個目の端子台ブロック30は、1,2個目の各第1取付部32bを受け入れ可能なアーチ部32hを備えており、1,2個目の端子台ブロック30は、2,3個目の各第2取付部32eを受け入れ可能な円筒面32dを備えている。
一方、端子台2bの場合と同様に、端子台2cは、端子台ブロック30が前後逆となる状態においても、同様に設置可能であるし、端子台ブロック30の長手方向が前後方向となり図示の状態から90°回転した状態においても、フレーム側設置部10に設置可能である。
端子台2aに対しては、コイル8に電力を供給する電源線や電動機1の制御のための制御線等の、電動機1の仕様に応じて設けられた各種のリード線40が接続される。即ち、各リード線40の先端部には、丸形の圧着端子42が圧着されており、圧着端子42を2個のナット36(うち1個は図示略)で挟むことで、リード線40がスタッド端子38と電気的に接続される。
かように各種のリード線40と接続されたスタッド端子38に対し、電源や制御装置等の外部機器からの外部リード線(図示略)が、適宜同様に接続される。
又、端子台2b,2cにおいても、図示はされないものの、各スタッド端子38に対し、同様にリード線40や外部リード線が接続される。
端子箱本体12は、外部リード線を通すためのパッキン付きの配線孔(図示略)を備えており、端子台2a~2cや、リード線40、外部リード線の先端部等を囲む。
上述の蓋を付けた端子箱11は、端子台2a~2cや、リード線40、外部リード線の先端部等を、防水ないし防塵のなされた状態で覆う。
以上の電動機1における端子台2a~2cは、フレーム4に設置されるものであって、フレーム4に対して下面が接触する状態で取り付けられる1個~3個の端子台ブロック30を備えており、端子台ブロック30の前面には、第1取付部32bが形成されており、端子台ブロック30の前面と反対側の後面には、第2取付部32eが形成されており、端子台ブロック30が互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する端子台ブロック30のうちの後方の第1取付部32bと、前方の第2取付部32eとが、上下に重なっており、その重なった第1取付部32bと第2取付部32eにおいて前記フレームに取り付けられる。
よって、端子台2aは第1取付部32bにおいて設置可能であり、端子台2b,2cは重なった第1取付部32bと第2取付部32eとにおいて共通の取付具(ネジ24)で設置可能であり、作業者は、要望に応じ、スタッド端子38の数を簡単に変更することができる。又、複数の端子台ブロック30をそれぞれネジ24で止める場合に比べ、ネジ24の数が減少し、コストが低減される。更に、第1取付部32bと第2取付部32eとが重なることで、設置スペースが低減され、端子台2a~2cやその周辺部が、よりコンパクトになる。加えて、同じ形状の端子台ブロック30が用意されれば良いため、端子数の種類毎に別の端子台が用意される場合に比べ、スタッド端子38の数を低コストで容易に変更することができる。
又、第1取付部32bは、その下面がフレーム4に接触可能であるように配置され、第2取付部32eは、その下面が第1取付部32bの厚さ分だけ上方となるように配置されている。従って、第2取付部32eは第1取付部32bの上において自然に重なり、第1取付部32bはフレーム4上に安定して置かれる。
更に、2(3)個目の端子台ブロック30は1(2)個目の各第1取付部32bを受け入れ可能なアーチ部32hを備えており、1(2)個目の端子台ブロック30は、2(3)個目の各第2取付部32eを受け入れ可能な円筒面32dを備えている。よって、隣接する端子台ブロック30同士が、各取付部においてしっかりと組み合う。
又更に、端子台ブロック30は、ボルト34及びナット36を有する3個のスタッド端子38を備えており、第1取付部32b及び第2取付部32eは、スタッド端子38の間に配置されており、端子台ブロック30は、スタッド端子38を3個備えており、第1取付部32b及び第2取付部32eを2個ずつ備えている。よって、端子台ブロック30において、スタッド端子38並びに第1取付部32b及び第2取付部32eが効率良く配置され、端子台ブロック30が、確実な連結機能(端子数変更機能)を有しながら、よりコンパクトになる。
加えて、電動機1は、端子台2a~2cと、フレーム4と、を備えており、フレーム4には、端子台2a~2cを設置するフレーム側設置部10が形成されており、フレーム側設置部10は、端子台ブロック30の第1取付部32b及び第2取付部32eの少なくとも一方を取り付けるネジ孔22を備えており、端子台2a~2cには、直線状の溝20が設けられると共に、フレーム側設置部10には、溝20に進入可能な、直線状に並ぶ突体32iが設けられる。よって、フレーム側設置部10において、端子台2a~2cが、位置決めされた状態で、しっかりと設置される。
又、フレーム側設置部10における溝20は、1つの十字を有する形状であり、フレーム側設置部10は、ネジ孔22を複数備えており、ネジ孔22並びに第1取付部32b及び第2取付部32eは、仮想的な正方形の頂点に相当する位置に配置されている。よって、作業者は、端子台2a~2cを取り付け易いし、端子台2a~2cに係る90°の回転位置(取付姿勢)の変更を簡単に行え、外部リード線の方向の変更等を容易に行うことができる。
更に、端子台2bは、2個の端子台ブロック30のうちの1個目(後側)における2個の第1取付部32bがそれぞれ有する第1取付孔32cと、2個目(前側)における2個の第2取付部32eがそれぞれ有しており、対応する第1取付孔32cに重なる第2取付孔32fと、対応する第1取付孔32c及び第2取付孔32fに重なるフレーム4側のネジ孔22とに対し、2本のネジ24が対応するように通されている。よって、2個の端子台ブロック30が、少ない本数のネジ24で確実に固定される。
又更に、端子台2cは、3個の端子台ブロック30のうちの1個目(後側)における2個の第1取付部32bがそれぞれ有する第1取付孔32cと、2個目(中央)における2個の第2取付部32eがそれぞれ有しており、対応する1個目の第1取付孔32cに重なる2個の第2取付孔32fと、2個目における2個の第1取付部32cがそれぞれ有する第3取付孔(2個目の第1取付孔32c)と、3個目(前側)における2個の第2取付部32eがそれぞれ有しており、対応する2個目の第1取付孔32cに重なる2個の第4取付孔(3個目の第2取付孔32f)と、対応する1,2個目の第1取付孔32c及び第2取付孔32fあるいは2,3個目の第1取付孔32c及び第2取付孔32fに重なるネジ孔22とに対し、4本のネジ24が対応するように通されている。よって、3個の端子台ブロック30が、少ない本数のネジ24で確実に固定される。
加えて、端子箱11は、電気機器である電動機1のフレーム4に取り付けられる端子箱11であって、端子箱本体12と、フレーム4に接触可能なゴムシート14と、を備えており、端子箱本体12は、切り欠き12bを有しており、ゴムシート14は、突起部14bを有しており、突起部14bが切り欠き12bに嵌まることにより、端子箱本体12に固定される。
よって、端子箱11は、ゴムシート14が端子箱本体12と一体となった状態で構成され、設置時や姿勢変更時には、作業者はかような端子箱11をフレーム側設置部10に対して一度に仮固定し、防水性や防塵性を確保した状態で、容易に作業することができる。又、ゴムシート14と端子箱本体12とが互いに接触状態あるいは密着状態を保持することとなり、これらのずれが防止されて、設置後の防水性や防塵性の低下が防止される。
又、突起部14bが嵌まる端子箱本体12の部分は、切り欠き12bである。よって、当該部分が容易に形成されるし、ゴムシート14の端子箱本体12に対する組み付け時に、作業者は突起部14bが嵌まる様子を確認し易く、ゴムシート14を端子箱本体12に対し確実に組み付け易い。
更に、切り欠き12bは、端子箱本体12の内側に配置されている。よって、設置後において、切り欠き12bや突起部14bが端子箱本体12により隠れ易くなり、見た目がすっきりする。
又更に、端子箱本体12に、フレーム4へ取り付けるためのネジ孔12aが複数設けられており、切り欠き12bは、ネジ孔12aの間に配置されている。よって、ゴムシート14は、端子箱本体12における、ネジ16が入るネジ孔12aの周辺部と、その間に配置された切り欠き12bとで係止することとなり、一層めくれ難くなる。
加えて、突起部14bは、切り欠き12bに対して、締まり嵌めにより嵌まっている。よって、更にゴムシート14が、端子箱本体12から離脱し難くなり、端子箱本体12との一体性がより良好になる。
又、突起部14bは、その先端部14cが根本部14dに対して膨らんだ先端膨出形状となっている。よって、比較的に厚い端子箱本体12の切り欠き12bに対して、先端部14cが切り欠き12b内に嵌まり、ゴムシート14と端子箱本体12との一体性が一層良好になる。
[第2形態]
図10は、本発明の第2形態に係る図3相当図であり、図11は、図10のD-D線断面図であり、図12は、本発明の第2形態に係る図6相当図である。
第2形態の電動機101は、端子箱を除き、第1形態と同様に成る。同様に成る部材や部分等には、同じ符号が付されて、適宜説明が省略される。
電動機101の端子箱111は、端子箱本体112と、第1形態と共通のゴムシート14と、を有する。
端子箱本体112は、鋼板製であり、底の中央部が角取り矩形状に開口された箱状であって、第1形態の端子箱11より薄い。端子箱本体112の上端開口部は、前下がりとなっている。
端子箱本体112は、底の各角部に形成された端子箱本体側取付部としてのネジ孔112aと、それらの間において、開口部の他の部分より外方にU字状に開口部を広げるように張り出した凹み部としての切り欠き112bと、右上のネジ孔112aと右の切り欠き112bの間に配置されたアース接続部112cと、上端部の開口部において他の部分より外方に突出するように形成されたフランジ部112dと、フランジ部112dの後部に形成された蓋用ネジ孔112eと、外部リード線が通過する配線孔112fと、を有する。
切り欠き112bは、端子箱本体112の内側に配置されている。
蓋用ネジ孔112eには、図示されない蓋がネジ止め可能である。
ゴムシート14は、端子箱本体112の底の下側において、突起部14bを対応する切り欠き112bに嵌めることにより、端子箱本体112に装着されている。
端子箱本体112は、取り回し性や配線作業性が重視され、比較的に薄い。切り欠き112bは、突起部14bの先端部14cの太さより僅かに小さい幅で形成されている。根本部14dは、端子箱本体112の切り欠き112bの内側に入っており、膨らんでいる先端部14cは、切り欠き112bの上側に出ている。ゴムシート14は、根本部14dが切り欠き112bに嵌まり、又先端部14cが切り欠き112bの周囲部分に掛かることで、端子箱本体112と一体となる。
ゴムシート14の上面は、端子箱本体112の下面に接触しあるいは密着する。
フレーム側設置部10の辺部10aの各角部には、端子箱111を取り付けるためのネジ穴(図示略)が形成されており、ゴムシート14が装着された端子箱本体112、即ち端子箱111は、各ネジ孔112aないし辺部10aのネジ穴にネジ16を入れることで、フレーム側設置部10に設置される。
ゴムシート14の下面は、辺部10aに接触しあるいは密着する。
ネジ16は、ゴムシート14における、対応するネジ通過孔14a内を通過する。
第2形態の端子箱111は、電気機器である電動機101のフレーム4に取り付けられる端子箱111であって、端子箱本体112と、フレーム4に接触可能なゴムシート14と、を備えており、端子箱本体112は、切り欠き112bを有しており、ゴムシート14は、突起部14bを有しており、突起部14bが切り欠き112bに嵌まることにより、端子箱本体112に固定される。
よって、端子箱111は、ゴムシート14が端子箱本体112と一体となった状態で構成され、設置時や姿勢変更時には、作業者はかような端子箱111をフレーム側設置部10に対して一度に仮固定し、防水性や防塵性を確保した状態で、容易に作業することができる。又、ゴムシート14と端子箱本体112とが互いに接触状態あるいは密着状態を保持することとなり、これらのずれが防止されて、設置後の防水性や防塵性の低下が防止される。
又、突起部14bが嵌まる端子箱本体112の部分は、切り欠き112bである。よって、当該部分が容易に形成されるし、ゴムシート14の端子箱本体112に対する組み付け時に、作業者は突起部14bが嵌まる様子を確認し易く、ゴムシート14を端子箱本体112に対し確実に組み付け易い。
更に、切り欠き112bは、端子箱本体112の内側に配置されている。よって、設置後において、切り欠き112bや突起部14bが端子箱本体112により隠れ易くなり、見た目がすっきりする。
又更に、端子箱本体112に、フレーム4へ取り付けるためのネジ孔112aが複数設けられており、切り欠き112bは、ネジ孔112aの間に配置されている。よって、ゴムシート14は、端子箱本体112における、ネジ16が入るネジ孔112aの周辺部と、その間に配置された切り欠き112bとで係止することとなり、一層めくれ難くなる。
又、突起部14bは、その先端部14cが根本部14dに対して膨らんだ先端膨出形状となっている。よって、比較的に薄い端子箱本体112における切り欠き112bの周辺部に、膨らんだ先端部14cが引っ掛かり、ゴムシート14と端子箱本体112との一体性が一層良好になる。又、作業者は、先端部14cの案内を利用した状態で、根本部14dを切り欠き112bに入れることができ、ゴムシート14の端子箱本体112に対する組み付け作業が、より容易になる。更に、作業者は、比較的に厚い端子箱本体12及び比較的に薄い端子箱本体112の双方に対して、同じゴムシート14(突起部14b)を用いることができ、作業がし易いし、端子箱本体12,112のそれぞれに対して異なる形状のゴムシート14を用意する必要がなく、低コストである。
[第3形態]
図13は、本発明の第3形態に係る図1相当図である。
第3形態の電動機201は、端子台ブロック及び端子台のフレーム側設置部を除き、第1形態と同様に成る。同様に成る部材や部分等には、同じ符号が付されて、適宜説明が省略される。
電動機201のフレーム側設置部210は、第1形態のフレーム側設置部10の辺部10aと同様に成る辺部(図示略)と、その内側の平面状の中央部210bと、を備えている。
中央部210bには、2個の十字から成り全体として“#”字状となる凹部としての溝220が形成されていると共に、溝220の内側に配置された4個のネジ孔22(フレーム側取付部)が形成されている。4個のネジ孔22は、仮想的な正方形の頂点に相当する位置に配置されている。
電動機201の端子台ブロック230は、端子台ブロック本体232と、ボルト34及びナット36を有する3個のスタッド端子38と、を備えている。
端子台ブロック本体232は、突体の配置を除き、第1形態の端子台ブロック本体32と同様に成り、第1取付部32b及び第2取付部32eを同様に備えている。
端子台ブロック本体232の突体(図示略)は、下端部における長手方向の中央ではなく、溝220に対応するように、長手方向の両端部に配置されている。一端側における突体は、第1形態と同様に、長手方向に交わる方向(前後方向)に2個並んでおり、他端側における突体も、同様に2個並んでいる。
端子台ブロック230は、図13に示されるような、長手方向を左右方向に向けたフレーム側設置部210への取付時、前後方向に延びる溝220の左の筋に、端子台ブロック本体232の左の2個の突体が入り、前後方向に延びる溝220の右の筋に、端子台ブロック本体232の右の2個の突体が入る。端子台ブロック230は、この状態で、第1形態と同様に、ネジ24により取り付けられる。
他方、図示の状態から90°回転した状態、即ち長手方向を前後方向とした状態での設置時には、左右方向に延びる溝220の前の筋に、端子台ブロック本体232の前の2個の突体が入り、左右方向に延びる溝220の後の筋に、端子台ブロック本体232の後の2個の突体が入る。端子台ブロック230は、この状態で、第1形態と同様に、ネジ24により取り付けられる。
第3形態の電動機201は、端子台2a~2cと、フレーム4と、を備えており、フレーム4には、端子台2a~2cを設置するフレーム側設置部210が形成されており、端子台2a~2cには、直線状の溝220が設けられると共に、フレーム側設置部210には、溝220に進入可能な、直線状に並ぶ突体が設けられる。よって、フレーム側設置部210において、端子台2a~2cが、位置決めされた状態で、しっかりと設置される。
又、フレーム側設置部210における溝220は、2つの十字を有する形状であり、フレーム側設置部210は、端子台ブロック230の第1取付部32b及び第2取付部32eの少なくとも一方を取り付けるネジ孔22を備えており、ネジ孔22並びに第1取付部32b及び第2取付部32eは、仮想的な正方形の頂点に相当する位置に配置されている。よって、作業者は、端子台ブロック230を取り付け易いし、端子台ブロック230に係る90°の回転位置(取付姿勢)の変更を簡単に行え、外部リード線の方向の変更等を容易に行うことができる。
[変更例]
本発明の形態は、以上の形態に限定されず、電動機1,101,201について次の変更例を適用したものとされても良い。
端子台2a~2cを設置するフレーム側設置部10,210は、フレーム4の側面や下面に形成されていても良い。フレーム側設置部10,210の中央部10b,210bは、曲面あるいは曲面と平面の組合せであっても良い。
端子箱本体12,112は、アルミニウム製や鋼板製以外の材質であっても良く、樹脂製であっても良い。端子箱本体12,112のフランジ部12d,112d、リブ12f、蓋用ネジ孔12e,112e、配線孔112f、及び蓋の少なくとも何れかは、省略されても良い。蓋には、フランジ部12d,112dに接するパッキンが配置されていても良い。
端子箱11,111、蓋、及び端子台ブロック30,230の少なくとも何れかは、ネジ止め以外の態様により係止されても良い。
ゴムシート14は、ゴムに代えて他の弾性体とされても良いし、シート形状に代えてブロック形状とされても良い。
端子台ブロック30,230は、4個以上組み合わされても良く、この場合に、フレーム側設置部10,210のネジ孔22が、仮想的な正方形を並べた升目の各頂点に配置されても良い。
1個の端子台ブロック30,230に配置されるスタッド端子38の数は、2個以下であっても良いし、4個以上であっても良い。端子台ブロック30が、第1取付部32b及び第2取付部32fが共通である状態で、スタッド端子38の数等の違いに応じ複数種類用意されても良く、異なる種類が組み合わせられて端子台が形成されても良い。端子は、スタッド端子38以外の形式のものが用いられても良く、1個の端子台ブロック30において等間隔に配置されていなくても良い。
端子台ブロック30の突体32iは、1個でも良いし、3個以上であっても良く、前後あるいは左右に長い突条であっても良く、複数の場合に左右方向に並べられても良い。端子台ブロック230の突体についても、同様に変更可能である。溝20は、突体32i等の外形に対応した形状等の形状で凹む1箇所以上の凹部であっても良い。突体32i等がフレーム側設置部10,210に設けられ、溝20,220が端子台ブロック30,230に設けられても良い。溝20,220は、3個以上の十字の組合せであっても良い。
リード線40や外部リード線のスタッド端子38への接続は、丸形の圧着端子42以外によりなされても良い。リード線40や外部リード線が接続されないスタッド端子38が存在していても良い。
1,101,201・・電動機、2a,2b,2c・・端子台、4・・フレーム、10,210・・フレーム側設置部、11,111・・端子箱、12,112・・端子箱本体、12a,112a・・ネジ孔(端子箱本体側取付部)、12b,112b・・切り欠き(凹み部)、14・・ゴムシート(パッキン)、14b・・突起部、14c・・先端部、14d・・根本部、20,220・・溝(凹部)、22・・ネジ孔(フレーム側取付部)、24・・ネジ、30,230・・端子台ブロック、32b・・第1取付部、32c・・第1取付孔、32d・・円筒面(第2窪み部)、32e・・第2取付部、32f・・第2取付孔、32h・・アーチ部(第1窪み部)、32i・・突体(凸部)、34・・ボルト、36・・ナット、38・・スタッド端子。

Claims (7)

  1. 電動機のフレームに設置される端子台であって、
    前記フレームに対して下面が接触する状態で取り付けられる少なくとも1個の端子台ブロックを備えており、
    前記端子台ブロックの第1側面には、第1取付部が形成されており、
    前記端子台ブロックの前記第1側面と反対側の第2側面には、第2取付部が形成されており、
    前記端子台ブロックが互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する前記端子台ブロックのうちの一方の前記第1取付部と、他方の前記第2取付部とが、上下に重なっており、その重なった前記第1取付部と前記第2取付部において前記フレームに取り付けられ
    前記端子台ブロックは、他の前記端子台ブロックにおける前記第1取付部を受け入れ可能な第1窪み部及び他の前記端子台ブロックにおける前記第2取付部を受け入れ可能な第2窪み部のうちの少なくとも一方を備えている
    ことを特徴とする端子台。
  2. 電動機のフレームに設置される端子台であって、
    前記フレームに対して下面が接触する状態で取り付けられる少なくとも1個の端子台ブロックを備えており、
    前記端子台ブロックの第1側面には、第1取付部が形成されており、
    前記端子台ブロックの前記第1側面と反対側の第2側面には、第2取付部が形成されており、
    前記端子台ブロックが互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する前記端子台ブロックのうちの一方の前記第1取付部と、他方の前記第2取付部とが、上下に重なっており、その重なった前記第1取付部と前記第2取付部において前記フレームに取り付けられ
    前記端子台ブロックは、ボルト及びナットを有するスタッド端子を複数備えており、
    前記第1取付部及び前記第2取付部のうちの少なくとも一方は、前記スタッド端子の間に配置されている
    ことを特徴とする端子台。
  3. 前記端子台ブロックは、前記スタッド端子を3個備えており、前記第1取付部及び前記第2取付部を2個ずつ備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載の端子台。
  4. 前記第1取付部は、その下面が前記フレームに接触可能であるように配置され、
    前記第2取付部は、その下面が前記第1取付部の厚さ分だけ上方となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の端子台。
  5. 電動機のフレームに設置される端子台であって、前記フレームに対して下面が接触する状態で取り付けられる少なくとも1個の端子台ブロックを備えており、前記端子台ブロックの第1側面には、第1取付部が形成されており、前記端子台ブロックの前記第1側面と反対側の第2側面には、第2取付部が形成されており、前記端子台ブロックが互いに隣接して複数設置される場合に、隣接する前記端子台ブロックのうちの一方の前記第1取付部と、他方の前記第2取付部とが、上下に重なっており、その重なった前記第1取付部と前記第2取付部において前記フレームに取り付けられる端子台と、フレームと、を備えており、
    前記フレームには、前記端子台を設置するフレーム側設置部が形成されており、
    前記フレーム側設置部は、前記端子台ブロックの前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくとも一方を取り付ける複数のフレーム側取付部を備えており、
    前記フレーム側設置部及び前記端子台のうちの一方には、凹部が設けられると共に、他方には、前記凹部に進入可能な凸部が設けられ
    前記フレーム側設置部における前記凹部又は前記凸部は、直線状の溝、又は、直線状に延び若しくは並ぶ突体であり、
    前記フレーム側設置部における前記凹部又は前記凸部は、1つ以上の十字を有する形状であり、
    前記フレーム側設置部は、前記フレーム側取付部を複数備えており、
    前記フレーム側取付部並びに前記第1取付部及び前記第2取付部は、仮想的な正方形の頂点に相当する位置に配置されている
    ことを特徴とする電動機。
  6. 2個の前記端子台ブロックのうちの一方における2個の前記第1取付部がそれぞれ有する第1取付孔と、他方における2個の前記第2取付部がそれぞれ有しており、対応する前記第1取付孔に重なる第2取付孔と、対応する前記第1取付孔及び前記第2取付孔にそれぞれ重なる前記フレーム側取付部とに対し、2本のネジが対応するように通されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の電動機。
  7. 3個の前記端子台ブロックのうちの1個目における2個の前記第1取付部がそれぞれ有する第1取付孔と、2個目における2個の前記第2取付部がそれぞれ有しており、対応する1個目の前記第1取付孔に重なる2個の第2取付孔と、2個目における2個の前記第1取付部がそれぞれ有する第3取付孔と、3個目における2個の前記第2取付部がそれぞれ有しており、対応する2個目の前記第1取付孔に重なる2個の第4取付孔と、対応する前記第1取付孔及び前記第2取付孔あるいは前記第3取付孔及び前記第4取付孔にそれぞれ重なる前記フレーム側取付部とに対し、4本のネジが対応するように通されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の電動機。
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