JP6994856B2 - エキスパンションジョイント構造およびその施工方法 - Google Patents

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本発明は、例えば構造物と周辺地盤等との間のクリアランスに設けられるエキスパンションジョイント構造およびその施工方法に関するものである。
従来、免震構造物などの外周部には、構造物の水平方向の変位を吸収するために、構造物躯体と周辺地盤等との間に溝によるクリアランス(隙間)を設けている。このクリアランスの上にエキスパンションジョイントを架設し、構造物への人や車両の通行を可能にしている(例えば、特許文献1、2を参照)。
図4は、従来のエキスパンションジョイント構造の一例を示した側断面図である。この図に示すように、この従来の構造は、クリアランスCの溝を隔てて対向配置した躯体1、2の支持部1A、2A上にカバー3を載置したものである。カバー3は、金属製の固定枠材4に固定された現場打ちコンクリートからなる。このカバー3の一端は、一方の支持部1Aに回動自在に固定された固定端3Aとなっており、他端は自由端3Bとなっている。
カバー3の固定端3Aには、ボルト受け部5が設けられている。ボルト受け部5の下面にはボルト挿通用の孔が設けられており、対向する支持部1Aに固定された固定受枠6の孔から六角ボルト7が通されている。六角ボルト7のネジ部7Aにはクッション材7Bを挟んでナット7Cが締結している。
一方、カバー3の自由端3Bの下面には、支持部2Aの傾斜面を摺動して基準面Gに乗り上げ可能な勾配が設けられており、上面には、先端を突出させた鋼板3Cが設けられている。この構成において、地震時に各躯体1、2が水平移動してクリアランスCが増減すると、カバー3の固定端3Aを支点として、自由端3Bが支持部2A上をスライドして振動に追従するようになっている。
固定端3A側の支持部1Aは、既設躯体1の上隅部に設けられるコンクリート1Bと、このコンクリート1Bの支持面1Cと垂直壁1D間の角部に跨って取り付けられる固定受枠6からなる。この固定受枠6は、カバー3を固定するとともに、角部を破損等から保護するアングル金物により構成される。この固定受枠6を既設躯体1に固定する構造としては、固定受枠6に溶接した鉄筋8と、既設躯体1に打ち込まれたあと施工アンカー9とを、現場にて溶接固定する方式が一般的に採用されている。
特開2013-19267号公報 特開2013-40440号公報
ところで、上記の従来のエキスパンションジョイント構造の耐荷重は、仕上床板の強度のみが保証されて、躯体取合部の強度は確認されていない場合があった。また、カーブの近くやブレーキをかける場面で作用する通行車両の水平荷重に対応した構造にはなっていないため、こうした荷重が作用した際に図4の現場溶接固定部9Aが破断し、エキスパンションジョイントの機能が損なわれるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイント構造およびその施工方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るエキスパンションジョイント構造は、躯体間の隙間を塞ぐように設けられ、一端が固定端として一方の躯体側に回動自在に固定され、他端が自由端として他方の躯体側に設けられるカバーを備えるエキスパンションジョイント構造であって、カバーの固定端に対向して一方の躯体の隙間近傍に設けられる固定受枠と、固定受枠と接合して、一方の躯体に固定されたアンカーボルトが挿通するボルト挿通孔を有する固定部材と、アンカーボルトに螺合して、固定部材を一方の躯体に締結固定するナットとをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造は、上述した発明において、固定受枠は、カバーの固定端の側面に対向配置される側壁部材と、カバーの固定端の下面に対向配置される基部材とからなり、固定部材は基部材に接合していることを特徴とする。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造は、上述した発明において、固定受枠と固定部材と一方の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートが充填されていることを特徴とする。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造は、上述した発明において、ボルト挿通孔はルーズホールとして形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係るエキスパンションジョイント構造の施工方法は、上述したエキスパンションジョイント構造を施工する方法であって、既設の躯体にあらかじめ固定したアンカーボルトに、固定部材を介して固定受枠を取り付け固定するステップと、固定した固定受枠と固定部材と既設の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートを充填するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るエキスパンションジョイント構造によれば、躯体間の隙間を塞ぐように設けられ、一端が固定端として一方の躯体側に回動自在に固定され、他端が自由端として他方の躯体側に設けられるカバーを備えるエキスパンションジョイント構造であって、カバーの固定端に対向して一方の躯体の隙間近傍に設けられる固定受枠と、固定受枠と接合して、一方の躯体に固定されたアンカーボルトが挿通するボルト挿通孔を有する固定部材と、アンカーボルトに螺合して、固定部材を一方の躯体に締結固定するナットとをさらに備えるので、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイント構造を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造によれば、固定受枠は、カバーの固定端の側面に対向配置される側壁部材と、カバーの固定端の下面に対向配置される基部材とからなり、固定部材は基部材に接合しているので、比較的簡単な構造で構成することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造によれば、固定受枠と固定部材と一方の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートが充填されているので、コンクリートを介して固定受枠を躯体に固定することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造によれば、ボルト挿通孔はルーズホールとして形成されているので、固定受枠をアンカーボルトに固定する際の施工誤差を吸収することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るエキスパンションジョイント構造の施工方法によれば、上述したエキスパンションジョイント構造を施工する方法であって、既設の躯体にあらかじめ固定したアンカーボルトに、固定部材を介して固定受枠を取り付け固定するステップと、固定した固定受枠と固定部材と既設の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートを充填するステップとを備えるので、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイント構造を比較的簡易に施工することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係るエキスパンションジョイント構造およびその施工方法の実施の形態を示す側断面図である。 図2は、本発明に係るエキスパンションジョイント構造およびその施工方法の実施の形態の変形例を示す側断面図である。 図3は、アンカーボルト取り付け部の一例を示す固定受枠の平面図である。 図4は、従来のエキスパンションジョイント構造の一例を示す側断面図である。
以下に、本発明に係るエキスパンションジョイント構造およびその施工方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(エキスパンションジョイント構造)
まず、本発明に係るエキスパンションジョイント構造について説明する。
図1に示すように、本発明に係るエキスパンションジョイント構造10は、躯体1、2間のクリアランスC(隙間)を塞ぐように設けられたカバー3と、カバー3の固定端3Aに対向して躯体1のクリアランスC近傍の凹部Dに設けられる固定受枠12と、固定受枠12と接合した固定部材14と、躯体1に固定されたアンカーボルト16とを備える。
カバー3は、図4に示した従来の構造と同様のものである。すなわち、このカバー3は、クリアランスCの溝を隔てて対向配置した躯体1、2の支持部上に載置される。カバー3は、金属製の固定枠材4に固定された現場打ちコンクリートからなる。このカバー3の一端は、固定受枠12に回動自在に固定された固定端3A、他端は自由端3Bとなっている。自由端3Bは、図4の自由端3Bと同様の構造である。
カバー3の固定端3Aには、ボルト受け部5が設けられている。このボルト受け部5の周辺は、図4に示した従来の構造と同様である。すなわち、ボルト受け部5の下面にはボルト挿通用の孔が設けられており、対向する固定受枠12の孔から六角ボルト7が通されている。六角ボルト7のネジ部7Aにはクッション材7Bを挟んでナット7Cが締結している。
この構成において、地震時に各躯体1、2が水平移動してクリアランスCが増減すると、カバー3の固定端3Aを支点として、自由端3Bが躯体2の支持部上をスライドして振動に追従するようになっている。
固定受枠12は、カバー3の固定端3Aの側面に対向配置される側壁部材12Aと、カバー3の固定端3Aの下面に対向配置される基部材12BとからなるL字状断面の鋼板である。基部材12Bは六角ボルト7を挿通するための孔を有している。基部材12Bの端部下側には、固定部材14が溶接固定されている。
固定部材14は、固定受枠12の基部材12Bに溶接固定された鉛直部18と、水平部20とからなるL字状断面の鋼板である。鉛直部18は、躯体1のクリアランスCの溝に面した側壁と略面一に配置され、基部材12Bの端部より鉛直下方に向けて延びている。水平部20は、躯体1の凹部上面D1に沿って配置され、鉛直部18の下端を起点としてクライアンスCの溝から遠ざかる向きに水平に延びている。この固定部材14は、例えば鋼板をL字状に曲げ加工して製作される。
水平部20には、ボルト挿通孔22が設けられており、このボルト挿通孔22にはアンカーボルト16の上側部分のネジ部16Aが挿通している。このネジ部16Aには座金24を介してナット26が螺合しており、水平部20を躯体1に締結固定している。なお、アンカーボルト16は、下側部分が躯体1の内部に埋設されており、上側部分は躯体1の凹部上面D1から出て水平部20のボルト挿通孔22に通される。アンカーボルト16は、図の例のように軸心を鉛直方向にした直線状の構造としてもよいし、その下端で軸心を水平方向に屈曲したL字状の構造としてもよい。屈曲する方向としては、クリアランスCの溝から遠ざかる向きとするのが好ましい。
水平部20のレベル調整方法としては、躯体1の凹部上面D1と水平部20の間にモルタルやシムプレートを設ける方法があるが、モルタルを用いずに、平滑にした凹部上面D1と水平部20の間にシムプレートを設ける方法が望ましい。このようにすれば、繰返し荷重によってレベル調整用のモルタルが剥落するリスクを回避することができる。
固定部材14および固定受枠12には、補強用のリブプレート28がカバー3の幅方向に所定間隔で複数設けられている。また、固定受枠12と固定部材14と躯体1の凹部側面D2とによって囲まれる領域には、コンクリート30が充填されている。
上記のように構成したエキスパンションジョイント構造10では、カバー3からの荷重が作用する固定受枠12は、曲げ加工された固定部材14とナット26とアンカーボルト16を介して躯体1に固定される。このような構造によれば、車両走行時の鉛直荷重、水平荷重に対する強度保証が可能であり、耐荷重性能にも優れている。作用する設計荷重は道路橋示方書等に記載の規格に準拠して適宜設定すればよい。
したがって、本実施の形態によれば、上記の従来の構造に比べて、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイント構造を提供することができる。また、固定部材14は、曲げ加工した鉄板のような比較的簡単な材料で構成可能であり、その他の部材も同様である。したがって、このエキスパンションジョイント構造の施工には特別な材料を使用せず、建築工事で一般的に利用されるものを使用可能である。
上記の実施の形態においては、軸心を鉛直方向とするアンカーボルト16が、固定部材14の水平部20のボルト挿通孔22に挿通される場合を例にとり説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、例えば、図2に示すような構造を採用することもできる。すなわち、固定部材14が、鉛直部18、水平部20に加えて、躯体1の凹部側面D2に沿って立ち上がる躯体側の鉛直部32を備えてもよい。
この躯体側の鉛直部32は、水平部20のクリアランスCの溝から遠い側の端部に溶接固定されたものであり、ボルト挿通孔34を備えている。一方、アンカーボルト36は、軸心を水平方向にした棒状のものである。アンカーボルト36の左側部分は躯体1の内部に埋設され、右側部分は躯体1の凹部側面D2から出て躯体側の鉛直部32のボルト挿通孔34に通されている。アンカーボルト36の右側部分にはネジ部36Aが形成され、このネジ部36Aには座金38を介してナット40が螺合し、躯体側の鉛直部32を躯体1に締結固定している。このような構造としても、上記の実施の形態の場合と同様な作用効果を奏することができる。
(施工方法)
次に、本発明に係るエキスパンションジョイント構造の施工方法について、図1を参照しながら説明する。
まず、既設の躯体1に孔をあけてアンカーボルト16を埋設しておく。一方、鋼板をL字状に曲げ加工することにより固定部材14を製作する。なお、曲げ加工の前後の段階で、水平部20にボルト挿通孔22をあけておく。続いて、固定受枠12の基部材12Bの下面に、固定部材14の鉛直部18を溶接固定する。固定部材14および固定受枠12にリブプレート28を溶接固定する。
次に、固定部材14の水平部20を躯体1の凹部上面D1に設置し、アンカーボルト16のネジ部16Aにボルト挿通孔22を通す。必要に応じて水平部20のレベル調整を行った後、ネジ部16Aに座金24を装着してナット26を締結し、水平部20を躯体1の凹部上面Dに固定する。
なお、必要に応じて固定部材14の鉛直部18と、その下に連なる躯体1の側面に跨るように崩落防止プレートを固定してもよい。この場合、鉛直部18と崩落防止プレートにそれぞれボルト挿通孔を設けるとともに、これらボルト挿通孔にボルトを挿通してナットで締結してもよい。さらに、その下の躯体1の側面と崩落防止プレートとにプラグ孔を設け、プラグ孔にプラグを挿入して固定してもよい。
次に、カバー3の固定端3Aのボルト受け部5の下面の孔と、固定受枠12の基部材12Bの孔とに六角ボルト7を挿通し、クッション材7Bを挟んでナット7Cで締結する。その後、ボルト受け部5の上面にボルトカバーを装着する。
最後に、躯体1の凹部側面D2と固定部材14と固定受枠12で囲まれる領域にコンクリートを充填する。このような手順で施工することで、耐荷重性能を高めた上記のエキスパンションジョイント構造10を比較的簡易に施工することができる。
上記の実施の形態において、アンカーボルト16の位置は動かないので、固定部材14の水平部20に設けるボルト挿通孔22を、図3に示すようにルーズホールとして形成してもよい。このようにすれば、固定部材14(固定受枠12)をアンカーボルト16に固定する際の施工誤差を吸収することができる。また、新築時は、図3の右側に示すように、座金24を水平部20に溶接固定してもよい。また、図3の左側に示すように、改修時等の火無し工法採用時は、座金24の溶接は不可能なため、このルーズホールのボルト挿通孔22とアンカーボルト16との間の空隙をグラウト材等で充填してガタつきを防止するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係るエキスパンションジョイント構造によれば、躯体間の隙間を塞ぐように設けられ、一端が固定端として一方の躯体側に回動自在に固定され、他端が自由端として他方の躯体側に設けられるカバーを備えるエキスパンションジョイント構造であって、カバーの固定端に対向して一方の躯体の隙間近傍に設けられる固定受枠と、固定受枠と接合して、一方の躯体に固定されたアンカーボルトが挿通するボルト挿通孔を有する固定部材と、アンカーボルトに螺合して、固定部材を一方の躯体に締結固定するナットとをさらに備えるので、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイント構造を提供することができる。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造によれば、固定受枠は、カバーの固定端の側面に対向配置される側壁部材と、カバーの固定端の下面に対向配置される基部材とからなり、固定部材は基部材に接合しているので、比較的簡単な構造で構成することができる。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造によれば、固定受枠と固定部材と一方の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートが充填されているので、コンクリートを介して固定受枠を躯体に固定することができる。
また、本発明に係る他のエキスパンションジョイント構造によれば、ボルト挿通孔はルーズホールとして形成されているので、固定受枠をアンカーボルトに固定する際の施工誤差を吸収することができる。
また、本発明に係るエキスパンションジョイント構造の施工方法によれば、上述したエキスパンションジョイント構造を施工する方法であって、既設の躯体にあらかじめ固定したアンカーボルトに、固定部材を介して固定受枠を取り付け固定するステップと、固定した固定受枠と固定部材と既設の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートを充填するステップとを備えるので、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイント構造を比較的簡易に施工することができる。
以上のように、本発明に係るエキスパンションジョイント構造およびその施工方法は、例えば物流施設の倉庫エリアとランプを縁切した場合の取合部、建築設備と土木設備の取合部、既存建物に増築した際にフォークリフト等が走行する場合の取合部などに適用されるエキスパンションジョイントに有用であり、特に、耐荷重性能を高めたエキスパンションジョイントを得るのに適している。
1,2 躯体
3 カバー
3A 固定端
3B 自由端
4 固定枠材
5 ボルト受け部
7 六角ボルト
7A ネジ部
7B クッション材
7C ナット
10 エキスパンションジョイント構造
12 固定受枠
12A 側壁部材
12B 基部材
14 固定部材
16,36 アンカーボルト
16A,36A ネジ部
18 鉛直部
20 水平部
22,34 ボルト挿通孔
24,38 座金
26,40 ナット
28 リブプレート
30 コンクリート
32 躯体側の鉛直部
C クリアランス(隙間)
D 凹部
D1 凹部上面
D2 凹部側面

Claims (3)

  1. 躯体間の隙間を塞ぐように設けられ、一端が固定端として一方の躯体側に回動自在に固定され、他端が自由端として他方の躯体側に設けられるカバーを備えるエキスパンションジョイント構造であって、
    カバーの固定端に対向して一方の躯体の隙間近傍に設けられる固定受枠と、
    固定受枠と接合して、一方の躯体に固定されたアンカーボルトが挿通するボルト挿通孔を有する固定部材と、
    アンカーボルトに螺合して、固定部材を一方の躯体に締結固定するナットとをさらに備え
    固定受枠は、カバーの固定端の側面に対向配置される側壁部材と、カバーの固定端の下面に対向配置される基部材とからなり、
    固定部材は、固定受枠の基部材に固定されるとともに、躯体間の隙間に面した一方の躯体の側壁と略面一に配置されて基部材の端部より鉛直下方に向けて延びている鉛直部と、鉛直部の下端を起点として一方の躯体の上面に沿って配置されるとともに、躯体間の隙間から遠ざかる向きに水平に延びている水平部とからなるL字状断面の部材であり、
    固定受枠と固定部材と一方の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートが充填されていることを特徴とするエキスパンションジョイント構造。
  2. ボルト挿通孔はルーズホールとして形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエキスパンションジョイント構造。
  3. 請求項1または2に記載のエキスパンションジョイント構造を施工する方法であって、
    既設の躯体にあらかじめ固定したアンカーボルトに、固定部材を介して固定受枠を取り付け固定するステップと、
    固定した固定受枠と固定部材と既設の躯体とによって囲まれる領域にコンクリートを充填するステップとを備えることを特徴とするエキスパンションジョイント構造の施工方法。
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