JP6993904B2 - 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法 - Google Patents

鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6993904B2
JP6993904B2 JP2018038370A JP2018038370A JP6993904B2 JP 6993904 B2 JP6993904 B2 JP 6993904B2 JP 2018038370 A JP2018038370 A JP 2018038370A JP 2018038370 A JP2018038370 A JP 2018038370A JP 6993904 B2 JP6993904 B2 JP 6993904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel frame
coating material
frame column
shielding
facing surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018038370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019152039A (ja
Inventor
亮輔 水落
治彦 中川
Original Assignee
日鉄建材株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日鉄建材株式会社 filed Critical 日鉄建材株式会社
Priority to JP2018038370A priority Critical patent/JP6993904B2/ja
Publication of JP2019152039A publication Critical patent/JP2019152039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6993904B2 publication Critical patent/JP6993904B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、壁材に近接して配置される鉄骨柱に対して耐火被覆材を被覆する耐火被覆方法に関し、特に施工性を向上させると共に、加熱による壁材の変形することなく耐火性能の信頼性をより向上させる上で好適な鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法に関するものである。
従来において、集合住宅やビル等の鉄骨構造体を構成する柱には、鉄骨柱が用いられている。この鉄骨柱は、国土交通省告示やJIS規格等に基づいて、耐火性能基準が定められている。鉄骨柱は、火災による加熱によって耐力が低下するため、耐火性能基準を満たすために、鉄骨梁の表面に耐火性の優れた吹付けロックウール等からなる耐火被覆材を被覆することが従来から行われている。このような耐火被覆材が被覆された鉄骨柱は、火災が発生しても温度上昇を抑制することができるため、要求耐火時間において所期の耐火性能を発揮することが可能となる。
特に鉄骨柱のうち、鉄骨構造体の外壁に近接するものは、外壁と鉄骨柱との間隔が狭いため、単一の耐火被覆材で施工を行うことができないという問題点があった。これを解決するために、従来より外壁を鉄骨柱の被覆材の一部として扱う合成被覆耐火構造が用いられている。
図17は、この合成被覆耐火構造の一般的な構成例を示している。この図17では断面矩形状の鉄骨柱71の中間部分を切断面とする水平断面図であり、外壁72の上側が屋外側であり、外壁72の下側が屋内側となる。外壁72の内側には、裏打材74が取り付けられ、この裏打材74から鉄骨柱71に至るまで力骨75が架設されている。そして、この力骨75には、例えばメタルラスや鉄板等の補強材76が図示しないワイヤー等により緊結されて固定される。補強材76は、鉄骨柱71における面71b、71dからあたかも連続するように配置されることとなる。
その後、吹付けロックウール等からなる耐火被覆材73を、図示しない吹き付け装置により、鉄骨柱71における面71b~71d及び補強材76の表面に対して吹き付ける。その結果、鉄骨柱71における面71b~71d及び補強材76の表面が耐火被覆材73によりほぼ一定の厚みで被覆されることとなる。また、鉄骨柱71における外壁72に対向する対向面71aには耐火被覆材73により被覆されることはなく、この対向面71aと外壁72と、補強材76により囲まれる閉空間80が形成されることとなる。
特許文献1、2には、外壁が側方に凸に加熱変形しても、補強材76をその加熱変形に追従可能とすることにより、補強材76の表面に被覆された耐火被覆材73と、外壁72との間に隙間が生じることが無い合成被覆耐火構造が開示されている。
特開2016-196787号公報 特開2017-101387号公報
しかしながら、上述した特許文献1、2の開示技術等に代表される合成被覆耐火構造は、何れも部品点数が多く、施工労力の負担が大きいため、施工コストが高くなってしまうという問題点があった。
また上述した従来の合成被覆耐火構造は、仮に外壁72が破損、変形することにより、耐火被覆材73により被覆される内側の閉空間80内まで火が回りこんだ場合には、鉄骨柱71がこれにより直接加熱されて温度上昇することになり、ひいては鉄骨柱71の耐火性能の信頼性を向上させることが困難になるという問題点があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、施工性及び鉄骨柱の耐火性能の信頼性を向上させることが可能な鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法を提供することにある。
本発明者らは、上述した課題を解決するために、壁材と、これに対向する鉄骨柱の対向面との間に形成される空間の一の側方を遮蔽材により遮蔽し、鉄骨柱における当該対向面に対して上記空間の他の側方から耐火被覆材を吹き付ける際に、対向面に被覆される最終的な耐火被覆材の表面が、壁材の内面から125mm以上となるように制御する鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法を発明した。
第1発明に係る鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法は、壁材に近接して配置される鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法であって、壁材と、これに対向する鉄骨柱の対向面との間に形成される空間の一の側方を遮蔽材により遮蔽する遮蔽工程と、上記鉄骨柱における当該対向面に対して上記空間の他の側方から吹き付けガンにより耐火被覆材を吹き付ける対向面吹付工程とを有することを特徴とする。
第2発明に係る鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法は、第1発明において、上記対向面吹付工程では、上記対向面に被覆される最終的な耐火被覆材の表面が、上記壁材の内面から上記吹き付けガンの外径+75mm以上となるように、当該耐火被覆材を吹き付けることを特徴とする。
第3発明に係る鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法は、第1発明又は第2発明において、上記遮蔽工程では、上記空間の一の側方において上記壁材の内面から上記鉄骨柱まで力骨を架設し、架設した上記力骨を介して上記遮蔽材を設置することを特徴とする。
第4発明に係る鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法は、第1発明又は第2発明において、上記遮蔽工程では、上記鉄骨柱に取り付けられたダイアフラムから上下方向に延長される力骨を介して上記遮蔽材を設置することを特徴とする。
第5発明に係る鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法は、第1発明又は第2発明において、上記対向面吹付工程において上記対向面に耐火被覆材を吹き付けた後、上記遮蔽材を撤去する遮蔽材撤去工程と、上記遮蔽材撤去工程により遮蔽材が撤去された上記鉄骨柱の上記対向面以外の面に対して耐火被覆材を吹き付ける非対向面吹付工程とを有することを特徴とする。
第6発明に係る鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法は、第3発明又は第4発明において、上記対向面吹付工程において上記対向面に耐火被覆材を吹き付けた後、上記遮蔽材及び力骨を撤去する遮蔽材撤去工程と、上記遮蔽材撤去工程により遮蔽材及び力骨が撤去された上記鉄骨柱の上記対向面以外の面に対して耐火被覆材を吹き付ける非対向面吹付工程とを有することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、鉄骨柱に対して耐火被覆材を所期の被覆厚まで被覆するのみで構成することができる。このため、構造的には従来の合成被覆耐火構造と比較して、部品点数を少なくすることができ、施工コストを低減させることができる。特に本発明によれば、力骨や遮蔽材6ついて、従来の合成被覆耐火構造において必要とされる分量よりも大幅に削減することが可能となる。しかもこの力骨や遮蔽材は一度撤去した後に、他の鉄骨柱への耐火被覆材の吹き付け作業をする際においてこれを使いまわすことで再利用することも可能となり、原材料コストを更に低減させることができる。また本発明では、従来の合成被覆耐火構造と比較して使用する耐火被覆材5の量も少なくなることから、原材料コストをより低減させることができる。
これに加えて本発明における施工労力は、力骨や遮蔽材の取り付け作業や撤去作業が含まれるとしても従来の合成被覆耐火構造と比較して大幅に簡略化され、施工期間も短縮化することができることから、施工コストを更に低減させることができる。
更に最終的な耐火被覆材の表面が、壁材の内面から125mm以上となるように形成させることで、対向面に対する耐火被覆材の吹き付け角度をより高くすることができ、耐火被覆材5を面に対してより均等に吹き付けることが可能となる。その結果、吹き付けられた耐火被覆材について被覆厚のムラが無くなり、最終的に得られる耐火被覆材の表面の性状をより平滑化させることが可能となる。
本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法により被覆された後の被覆耐火構造の斜視図である。 本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法により被覆された後の被覆耐火構造の平断面図である。 本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法のフローチャートである。 図3のフローチャートにおけるステップS11の工程を示す図である。 鉄骨柱並びに下側プレート近傍の平断面図である。 メタルラスからなる遮蔽材を力骨に対して緊結する作業について説明する図である。 金属板からなる遮蔽材を力骨に対して緊結する作業について説明する図である。 遮蔽材を力骨に取り付けた形態の平断面図である。 (a)は、遮蔽材と壁材や鉄骨柱との間で間隙が形成される例を示す図であり、(b)は、遮蔽材が空間内に入り込むようにして配設される例を示す図である。 吹き付けガンにより対向面に照準を合わせて耐火被覆材を吹き付ける例を示す図である。 吹き付けガンにより対向面に照準を合わせて耐火被覆材を吹き付ける例を示す他の図である。 ステップS14において遮蔽材や力骨を撤去する例を示す図である。 鉄骨柱の残りの面について同様に吹き付けガンにより耐火被覆材を被覆する例を示す図である。 対向面に被覆される最終的な耐火被覆材の表面と、壁材の内面との望ましい間隔について説明するための図である。 吹き付けガンの外径φについて説明するための図である。 本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法の他のフローチャートである。 壁材と鉄骨柱との間に架設した力骨を介して遮蔽材を緊結する例を示す図である。 従来技術の問題点について説明するための図である。
以下、本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法について、図面を参照しながら詳細に説明をする。
図1は、本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法により被覆された後の被覆耐火構造1の斜視図であり、図2は、その平断面図である。
被覆耐火構造1は、集合住宅やビル等の建築構造物を構成する鉄骨柱2に対して耐火被覆材5を被覆するものである。耐火被覆材5が被覆される鉄骨柱2は、特に壁材3に近接するものを対象としている。 ここでいう壁材3に対する鉄骨柱2の近接距離は600mm以下である。
鉄骨柱2は、所定の板厚からなる断面H形の鉄骨材、或いは断面矩形状又は断面円形状で所定の板厚からなる鋼管を、建築構造物用の柱体として適用したものである。以下の例では、この鉄骨柱2について断面矩形状の鋼管柱を適用する場合を例にとり説明をする。
この鉄骨柱2は、大地震による大きな揺れにおいても建築構造物自体の自重を支えつつ、その倒壊や崩落を防ぐ役割を担う。鉄骨柱2は壁材3に近接する位置に設けられる、いわゆる側柱である。鉄骨柱2におけるコーナー部は、円弧状とされていてもよいし、ほぼ直角でもよい。鉄骨柱2を構成する各面は、壁材3に対向する対向面2aと、対向面2a以外の面2b~2dにより構成されている。
壁材3は、空間と空間の間を隔てることができる面材である。この壁材は、例えば、建築構造物の屋内と屋外とを隔てるための外壁で構成されていてもよいし、屋内の内部空間同士を隔てることが可能な間仕切壁として構成されるものであってもよい。以下の例では、この壁材3として外壁を適用する場合を例にとり説明をする。図2において壁材3の上側が屋外側であり、壁材3の下側が屋内側となる。
耐火被覆材5は、吹付けロックウール、湿式吹付け材等のように耐火性を有し、吹き付けにより鉄骨柱2に被覆することを前提とした材料で構成されている。耐火被覆材5は、この鉄骨柱2を構成する対向面2aと面2b~2dに対して所期の厚さで被覆されることとなる。鉄骨柱2に被覆される耐火被覆材5の被覆厚は、実際に求める耐火時間に応じて異なる。例えば耐火時間が1時間であれば被覆厚が25mm、耐火時間が2時間であれば被覆厚が45mm、耐火時間が3時間であれば被覆厚が65mmとすれば良い。このため、実際に耐火被覆材5の被覆厚は、所望の耐火時間に基づいて決定していくことになる。
図3は、本発明を適用した鉄骨柱2に対する耐火被覆材5の被覆方法のフローチャートを示している。先ずステップS11においてダイアフラム6に力骨66を溶接する。図4は、このステップS11の工程を図示したものである。鉄骨柱2には、梁9を連結すると共に上階の鉄骨柱2と下階の鉄骨柱2とを隔てるためのダイアフラム6が設けられるのが通常である。このダイアフラム6は、下側プレート61と、上側プレート62と、下側プレート61と上側プレート62との間に介装されるパネル部63とを有している。ステップS11では、このダイアフラム6のうち下側プレート61を利用する。下側プレート61に対して力骨66を溶接により取り付ける。この力骨66は、長手方向に延長された金属性の棒体で構成される。力骨66の上端を下側プレート61における底面又は端部に溶接により固着させることにより、この力骨66を図4に示すようにその長手方向が上下方向に向けて延長されるように配置することが可能となる。
図5(a)は、鉄骨柱2並びに下側プレート61近傍の平断面図である。ここで壁材3と、これに対向する鉄骨柱2の対向面2aとの間に空間20が形成される。この空間20を中心にしたときに一の側方Lと、他の側方Rが形成される。即ち、一の側方Lと他の側方Rとは、平面視で互いに空間20を隔てて両側に位置している。
ステップS11における力骨66の下側プレート61に対する固着位置は、平面視において、空間20を隔てた一の側方L又は他の側方Rの何れか一方のみとされる。図5(a)の例では、一の側方Lのみにおいて力骨66が2本に亘り下側プレート61に対して固着された場合を示している。ちなみにこの空間20における壁材3の延長方向に向けた幅Pはいかなるもので構成されてよい。即ち、空間20は、例えば図5(b)に示すように、幅Pが小さいもので構成されていてもよい。その結果、この空間20は狭小化された領域で構成されることになるが、側方Lと側方Rを少なくとも隔てるものであれば、いかなる幅Pで構成されていてもよい。
幅Pが小さく、狭小化された空間20とされていれば、後述する遮蔽材68を、図5(b)に示すように傾斜させて配置する形態も当該空間の一の側方Lを遮蔽することには変わりないため、本発明に含まれることになる。
力骨66の固着本数は、何本で構成されていてもよいが、2本以上で構成されていることで、後段のステップS13において施工性を向上させることができる。また力骨66の固着本数を3本以上で構成される場合には、その固着位置は、平面視で互いにほぼ一直線上に位置していることが望ましい。この力骨66の固着を終了させた後、ステップS12へ移行する。
ステップS12では、図6、7に示すように、遮蔽材68を力骨66に対して緊結する作業を行う。遮蔽材68は、例えばメタルラスや金属板等、耐火被覆材5を遮蔽可能な形状で構成されている。図6は、遮蔽材68としてメタルラスを用いる場合の例であるが、その場合には、その網目の大きさが耐火被覆材5がある程度遮蔽できるもので構成される必要がある。また図7は、遮蔽材68として金属板を用いる場合の例であるが、この金属板の材質はいかなるもので構成されていてもよく、形状や板厚も耐火被覆材5をある程度遮蔽できる程度のものであれば、いかなるもので構成されていてもよい。また遮蔽材68は、これら以外に金網やその他いかなる材質からなる板材に代替されるものであってもよい。
遮蔽材68を力骨66に対して緊結する場合には、ワイヤー67等を利用するようにしてもよい。遮蔽材68がメタルラスで構成されている場合には、このメタルラスの線材と力骨66をワイヤー67等で緊結するようにしてもよい。
遮蔽材68が金属板で構成されている場合には、金属板に予め形成させた孔69を介して力骨66をワイヤー67等で緊結するようにしてもよい。
図8は、遮蔽材68を力骨66に取り付けた形態の平断面図である。遮蔽材68をこの力骨66に緊結する過程では壁材3に至るまで又は壁材3の近傍まで、張り出させて固定する。これにより、空間20の一の側方Lを遮蔽材68により遮蔽することが可能となる。これに対して、空間20の他の側方Rは遮蔽材68により遮蔽されることなく開放されている。
遮蔽材68は、力骨66に緊結されることから、平面視における遮蔽材68の取り付け位置も力骨66の固着位置に依存することになる。力骨66の固着位置を調整することにより、遮蔽材68の取り付け位置も調整することが可能となる。この遮蔽材68は、少なくとも空間20の一部のみが遮蔽されていればよく、例えば図9(a)に示すように遮蔽材68と壁材3や鉄骨柱2との間で間隙が形成されていてもよい。また図9(b)に示すように遮蔽材68が空間20内に入り込むようにして配設されるものであってもよい。遮蔽材68は、壁材3に対して必ずしも直交方向に向けて設けられる必要はない。つまり、空間20の一の側方Lの少なくとも一部が遮蔽材68により遮蔽されるものであればいかなる形態で配置されていてもよい。空間20の他の側方Rのみを遮蔽材68により遮蔽する場合もその配置形態は上述と同様である。
次にステップS13に移行し、鉄骨柱2の対向面2aに対して耐火被覆材5を吹き付けることにより被覆する。かかる場合には、図10、図11に示すように吹き付けガン25により空間20における他の側方Rから対向面2aに照準を合わせて耐火被覆材5を吹き付ける。他の側方Rには遮蔽材68により特段遮蔽されていないため、吹き付けガン25の出射口25aを対向面2aに向けつつ他の側方Rから吹き付け作業をすることが可能となる。
吹き付けガン25の出射口25aから出射された耐火被覆材5は、鉄骨柱2の対向面2a上に吹き付けられることで被覆される。その結果、空間20内においてこの積層される耐火被覆材5が徐々に積層されてくることとなる。
吹き付けガン25の出射口25aから出射された耐火被覆材5は、空間20から遮蔽材68の外側を通過することなく遮蔽される。このため、耐火被覆材5が遮蔽材68の外に飛散することにより、施工過程で周囲を汚してしまうのを防止できる。
吹き付けガン25による耐火被覆材5の対向面2aへの吹き付けは、実際に求める耐火時間に応じた被覆厚になるまで行われる。対向面2a一面に亘り、所期の被覆厚に至るまで耐火被覆材5の吹き付けを完了させた段階でこのステップS13を終了する。なお対向面2aに吹き付けられた耐火被覆材5の表面については、一定の厚さになるように図示しない治具等により押圧することで調整するようにしてもよい。
側方Rを遮蔽材68を介して遮蔽する場合も同様であり、かかる場合には側方Lから吹き付けガン25を介して耐火被覆材5を被覆することになるが、同様に耐火被覆材5が遮蔽材68の外に飛散することにより、施工過程で周囲を汚してしまうのを防止できる。
ステップS14では、図12に示すように、遮蔽材68を力骨66から撤去する。次にこの力骨66をダイアフラム6から撤去する。その結果、一の側方Lが開放されることになり、今まで遮蔽材68により遮蔽されていた面2bが開放されることになる。
次にステップS15へ移行し、図13に示すように鉄骨柱2の残りの面2b~2dについて同様に吹き付けガン25により耐火被覆材5を被覆する。この面2b~2dへの耐火被覆材5への被覆厚も、対向面2aと同様に実際に求める耐火時間に応じた被覆厚になるまで行われる。残りの面2b~2dに吹き付けられた耐火被覆材5の表面については、一定の厚さになるように図示しない治具等により押圧することで調整するようにしてもよい。
このステップS15において残りの面2b~2dについて耐火被覆材5の所期の被覆厚までの被覆を完了させた後、本発明を適用した鉄骨柱2に対する耐火被覆材5の被覆方法は終了となる。
なおステップS13では、図14に示すように、対向面2aに被覆される最終的な耐火被覆材5の表面5aが、壁材3の内面3aから、吹き付けガン25の外径φ+75mm以上となるように吹き付けられることが望ましい。吹き付けガン25の外径φは、図15に示すように、筒状の把持部25aの先端に形成された射出部25bにおける外径に相当する。吹き付けガン25の外径φは、その種類によって異なるが、一般的には20mm~70mmのものが多い。
ここでいう最終的な耐火被覆材5の表面5aとは、吹き付けガン25による耐火被覆材5の吹き付けが終了した段階で形成される表面であり、仮に図示しない治具で表面を押圧する場合には、その押圧後の表面を示すものである。
この最終的な耐火被覆材5の表面5aから壁材3の内面3aまでの間隔をwとしたときに、この間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることで、施工性の観点から以下に説明する利点がある。
吹き付けガン25を吹き付ける際に、間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることで対向面2aに対する吹き付け角度θをより高くすることができる。この吹き付けガン25による吹き付け角度が90°に近づくほど、出射口25aから出射された耐火被覆材5を面に対してより均等に吹き付けることが可能となり、吹き付けられた耐火被覆材5について被覆厚のムラが無くなり、最終的に得られる耐火被覆材5の表面の性状もより平滑化される。
本発明者らは、間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることで、対向面2aに対して耐火被覆材5の被覆厚のムラが解消できる程度まで吹き付け角度θを高くすることができることを実験的に確証している。また本発明者らは、間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることで、対向面2aに対して形成される耐火被覆材5の表面の性状が十分に平滑化されることを実験的に確証している。
更に本発明者らは、耐火被覆材5の表面を図示しない治具等により押圧することで調整する上で、作業性を向上できるのが間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上であることを実験的に確証している。つまり間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることで図示しない治具を耐火被覆材5の表面5aから壁材3の内面3aを挿入して押圧作業を行うことが容易になることを実験的に確証している。
これに対して、間隔wが吹き付けガン25の外径φ+75mm未満である場合には、吹き付けガン25による吹き付け角度θを対向面2aに対して高くすることができず、耐火被覆材5の被覆厚のムラが生じてしまい、その表面の性状が十分に平滑化することができない。また間隔wが吹き付けガン25の外径φ+75mm未満である場合には、耐火被覆材5の表面を図示しない治具等により押圧する際に作業性を向上させることができない。このため、間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることが望ましい。
なお、間隔wを吹き付けガン25の外径φ+75mm以上とすることは特段必須ではなく、間隔wがいかなる範囲で構成されるものであってもよい。
上述した構成からなる本発明によれば、鉄骨柱2に対して耐火被覆材5を所期の被覆厚まで被覆するのみで構成することができる。このため、構造的には従来の合成被覆耐火構造と比較して、部品点数を少なくすることができ、施工コストを低減させることができる。特に本発明によれば、力骨66や遮蔽材68について、従来の合成被覆耐火構造において必要とされる分量よりも大幅に削減することが可能となる。しかもこの力骨66や遮蔽材68は一度撤去した後に、他の鉄骨柱2への耐火被覆材の吹き付け作業をする際においてこれを使いまわすことで再利用することも可能となり、原材料コストを更に低減させることができる。また本発明では、従来の合成被覆耐火構造と比較して使用する耐火被覆材5の量も少なくなることから、原材料コストをより低減させることができる。
これに加えて本発明における施工労力は、力骨66や遮蔽材68の取り付け作業や撤去作業が含まれるとしても従来の合成被覆耐火構造と比較して大幅に簡略化され、施工期間も短縮化することができることから、施工コストを更に低減させることができる。
また、本発明では、壁材3に対して鉄骨柱2や耐火被覆材5を離間させているため、従来の合成被覆耐火構造のように火災により壁材3が先に破損しても耐火被覆材5により守られた鉄骨柱2が直接加熱されてしまうのを防止することができる。その結果、鉄骨柱2の耐火性能の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。図16に示すように、先に鉄骨柱2の面2b~2dについて耐火被覆材5を被覆し(ステップS21)、その後に対向面2aについて耐火被覆材5を被覆するようにしてもよい(ステップS22~S25)。
このステップS21の工程は、ステップS15と同様であり、ステップS22の工程は、ステップS11と同様であり、ステップS23の工程は、ステップS12と同様であり、ステップS24の工程は、ステップS13と同様であり、ステップS25の工程は、ステップS14と同様である。かかる場合も上述同様の効果を奏することとなる。
またステップS14、ステップS25における遮蔽材68、力骨66の撤去作業は必須ではなく省略するようにしてもよい。特に図16に示すように対向面2aへの耐火被覆材5の被覆を面2b~2dへの耐火被覆材5の被覆後に行う場合には、遮蔽材68、力骨66をそのまま残存させても特段作業の障壁にはならず、また遮蔽材68、力骨66の撤去作業を省略できることから施工労力をより軽減させることが可能となる。
更に本発明では、鉄骨柱2の面2b~2dについて耐火被覆材5を被覆することは必須ではなく、少なくとも鉄骨柱2の対向面2aのみ耐火被覆材5を被覆する工程(ステップS11~S13)が含まれていればよい。
なお、ステップS11、22における力骨66の取り付けは、上述したダイアフラム6に対して行う場合に限定されるものではない。例えば図17に示すように壁材3と鉄骨柱2との間に力骨47を架設するようにしてもよい。そして、この架設した力骨47に対して遮蔽材68を緊結するようにしてもよい。力骨47の架設方法は、例えば壁材3の内側に設けられた図示しない断面L字型の部材を取り付けておき、その部材を介して力骨47を取り付けるようにしてもよい。特に適当なダイアフラムが存在しない箇所において、この方法により力骨47を配設することが可能となる。
ちなみに鉄骨柱2について断面略円形状の鋼管柱を適用する場合には、鉄骨柱2の対向面2aは、壁材3に対して最も近接している箇所となる。そして、その対向面2aとの間隔wが上述した条件を満たしている必要がある。
また鉄骨柱2について断面H形鋼を利用する場合には、そのウェブの両端に設けられた2枚のフランジの何れか一方が対向面2aを形成する場合にその対向面2aとの間隔wが上述した条件を満たしている必要がある。
以下、本発明を適用した鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法について効果を確認する上で行った実験的検証について説明をする。
この実験的検証では、実際に耐火被覆材5の表面5aから壁材3の内面3aに至るまでの間隔wに対する吹き付けガン25による吹き付け作業を実際に行うことにより、その施工性について確認を行っている。
試験条件は、図14に示すように鉄骨柱2の対向面2aから壁材3の内面3aまでの間隔Y、耐火被覆材5の被覆厚d、更には上述した間隔wを互いに異ならせた条件を作り出し、施工性の確認を行っている。施工性の確認は実際に作業員に吹き付けガン25を持たせて吹き付け作業を行ってもらい、その施工容易性をインタビューすると共に、被覆厚dに至るまで耐火被覆材5を吹き付けた後における表面の性状を目視により観察することにより行った。また使用した吹き付けガン25の外径φは50mmであった。このため、吹き付けガン25の外径φ+75mmは、125mmである。このため、wが125mm以上であれば、本発明において規定されている条件を満たすこととなる。表1にその結果を示す。
Figure 0006993904000001
この試験ケース1~3は、何れも被覆厚dを25mmとし、耐火被覆材5としてはロックウールを使用している。また試験ケース1~3では、鉄骨柱2の対向面2aから壁材3の内面3aまでの間隔Yを互いに異ならせることにより、wが互いに異なるものとなっている。
試験ケース1では、wが75mmと狭く、吹き付けガン25の外径φ+75mm未満であり、耐火被覆材5を好適な吹き付け角度θで吹き付けることができなかった。このため、鉄骨柱2に対して耐火被覆材5を吹き付けてこれを付着させることができなかった。
また試験ケース2でもwが100mmと狭く、吹き付けガン25の外径φ+75mm未満であり、吹き付けガン25により吹き付け角θをそれほど高く設定することができないため、吹き付けられる耐火被覆材5が弾かれてしまい、表面5aについて凹凸が形成されてしまっていた。
一方、試験ケース3では、wを125mmとしており、吹き付けガン25の外径φ+75mm以上であり、耐火被覆材5を好適な吹き付け角度θで吹き付けることができた。このため、形成させる耐火被覆材5の表面を平滑化することができ、被覆厚のムラも殆ど見られなかった。
以上の結果より、吹き付けガン25の外径φ+75mm以上となるようにすることで、耐火被覆材5の被覆厚にムラを無くし、その表面の性状が十分に平滑化することができることが示されている。
このため、耐火時間から求められる耐火被覆材5の被覆厚dに応じて最適な間隔wを形成できるように、鉄骨柱2の対向面2aから壁材3の内面3aまでの間隔Yを設定していくことになる。
以下の表2は、耐火時間から法律や規則等で定められる求められる耐火被覆材5の被覆厚dに対して、本発明の所期の効果を発現させる上で必要な間隔Y、wの関係を示している。この例においても使用した吹き付けガン25の外径φは50mmの場合を想定しており、吹き付けガン25の外径φ+75mmは、125mmである。このためwが125mm以上であれば、本発明において規定されている条件を満たすこととなる
Figure 0006993904000002
耐火時間が1時間の場合には被覆厚dが25mm必要とされる。かかる場合には、wを125mm以上とするためにYを150mm以上とする必要がある。
耐火時間が2時間の場合には被覆厚dが45mm必要とされる。かかる場合には、wを125mm以上とするためにYを170mm以上とする必要がある。
耐火時間が3時間の場合には被覆厚dが65mm必要とされる。かかる場合には、wを125mm以上とするためにYを190mm以上とする必要がある。
つまり、耐火時間に応じて規定される被覆圧dが最初に決まる。吹き付けガン25の外径φ+75mm以上に相当する間隔wは125mm以上が最低限必要になるので、間隔Yは、Y≧w+dとなるように設計する必要がある。
ちなみに、本発明では、耐火時間に応じた被覆厚dにすることは必須ではない。このため、求められる耐火時間に応じた被覆厚dを下回るものであっても、wが125mm以上となるようなYを設計するものであればいかなるものであってもよい。
1 被覆耐火構造
2 鉄骨柱
3 外壁
5 耐火被覆材
6 ダイアフラム
20 空間
25 吹き付けガン
47、66 力骨
61 下側プレート
62 上側プレート
63 パネル部
67 ワイヤー
68 遮蔽材
69 孔

Claims (6)

  1. 壁材に近接して配置される鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法であって、
    壁材と、これに対向する鉄骨柱の対向面との間に形成される空間の一の側方を遮蔽材により遮蔽する遮蔽工程と、
    上記鉄骨柱における当該対向面に対して上記空間の他の側方から吹き付けガンにより耐火被覆材を吹き付ける対向面吹付工程とを有すること
    を特徴とする鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法。
  2. 上記対向面吹付工程では、上記対向面に被覆される最終的な耐火被覆材の表面が、上記壁材の内面から上記吹き付けガンの外径+75mm以上となるように、当該耐火被覆材を吹き付けること
    を特徴とする請求項1記載の鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法。
  3. 上記遮蔽工程では、上記空間の一の側方において上記壁材の内面から上記鉄骨柱まで力骨を架設し、架設した上記力骨を介して上記遮蔽材を設置すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法。
  4. 上記遮蔽工程では、上記鉄骨柱に取り付けられたダイアフラムから上下方向に延長される力骨を介して上記遮蔽材を設置すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法。
  5. 上記対向面吹付工程において上記対向面に耐火被覆材を吹き付けた後、上記遮蔽材を撤去する遮蔽材撤去工程と、
    上記遮蔽材撤去工程により遮蔽材が撤去された上記鉄骨柱の上記対向面以外の面に対して耐火被覆材を吹き付ける非対向面吹付工程とを有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法。
  6. 上記対向面吹付工程において上記対向面に耐火被覆材を吹き付けた後、上記遮蔽材及び上記力骨を撤去する遮蔽材撤去工程と、
    上記遮蔽材撤去工程により遮蔽材及び上記力骨が撤去された上記鉄骨柱の上記対向面以外の面に対して耐火被覆材を吹き付ける非対向面吹付工程とを有すること
    を特徴とする請求項3又は4記載の鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法。
JP2018038370A 2018-03-05 2018-03-05 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法 Active JP6993904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018038370A JP6993904B2 (ja) 2018-03-05 2018-03-05 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018038370A JP6993904B2 (ja) 2018-03-05 2018-03-05 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019152039A JP2019152039A (ja) 2019-09-12
JP6993904B2 true JP6993904B2 (ja) 2022-01-14

Family

ID=67948527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018038370A Active JP6993904B2 (ja) 2018-03-05 2018-03-05 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6993904B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5356446A (en) 1993-07-07 1994-10-18 Smetana David A Low density insulating and fire-resistant perlite concrete
JP2016196787A (ja) 2015-04-06 2016-11-24 Jfeスチール株式会社 鉄骨柱の合成被覆耐火構造およびその施工方法
JP2017101387A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 Jfeスチール株式会社 鉄骨柱の合成被覆耐火構造およびその施工方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115750A (ja) * 1983-11-25 1985-06-22 ナショナル住宅産業株式会社 外装パネルの施工方法
JPH08170382A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Murata Mach Ltd ラック倉庫の支柱構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5356446A (en) 1993-07-07 1994-10-18 Smetana David A Low density insulating and fire-resistant perlite concrete
JP2016196787A (ja) 2015-04-06 2016-11-24 Jfeスチール株式会社 鉄骨柱の合成被覆耐火構造およびその施工方法
JP2017101387A (ja) 2015-11-30 2017-06-08 Jfeスチール株式会社 鉄骨柱の合成被覆耐火構造およびその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019152039A (ja) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6993904B2 (ja) 鉄骨柱に対する耐火被覆材の被覆方法
JP6903257B2 (ja) 耐火パネルの連結構造
KR20160137128A (ko) 테퍼링 단열보드를 이용한 단열방수공법 및 그 단열방수구조
JP4883692B2 (ja) 防音パネルの取付構造および防音パネルの取付方法
WO2007028974A1 (en) Apparatus for protecting a building element from fire
JP2017089266A (ja) 鋼製耐震壁の耐火構造
KR20160046452A (ko) 건축물의 외장 마감재 시공 어셈블리
JP2023098188A (ja) カーテンウォール用耐火ボード断熱構造、及び合成耐火被覆構造
JP5123717B2 (ja) 床用目地カバー装置
EP1600573B1 (en) Prefabricated construction element
JP6768286B2 (ja) 耐火被覆構造及び耐火被覆方法
JP2012041749A (ja) 鉄骨部材の耐火構造
JP6368538B2 (ja) 耐火架構構造
JP3214401U (ja) 耐火被覆材及び耐火構造
JP6818462B2 (ja) 耐火構造
JP7010466B2 (ja) 鉄骨梁の耐火構造
JP2020143528A (ja) 耐火被覆構造
JP7267473B1 (ja) 耐火構造
CN218406050U (zh) 钢结构梁的防火结构
JP2018155005A (ja) 溝形鋼の耐火被覆構造
JP4691202B1 (ja) 建物の補強構造
JP7206805B2 (ja) 建物の断熱構造及びその施工方法
JP6940382B2 (ja) 耐火構造壁
JP7036647B2 (ja) 防水シート改修構造及び防水シート改修方法
JP2021139115A (ja) 耐火被覆構造およびその施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6993904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150