JP6993055B2 - 金型成形面処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金型成形面処理装置に関する。
金型の成形面をエアブローで清掃する技術や金型の成形面に離型剤を塗布する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特公平8-18123号公報
しかしながら、これらの技術では、エアブロー時や離型剤塗布時に落下した塵によって装置床面が汚れてしまう。このため、装置を停止させて装置床面を別途清掃しなければならない。
本発明は、上記事実を考慮して、装置を稼働させた際に塵が装置床面に落下しても装置の稼働中に自動的に清掃することができる金型成形面処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の金型成形面処理装置は、互いの成形面を対向させて水平方向に並ぶ一対の金型同士の間に配置される部位を含んで構成された移動体と、装置平面視で前記一対の金型の対向方向と直交する方向に沿って前記移動体を往復移動させる駆動機構と、前記移動体に設けられ、前記一対の金型の成形面をエアブローする処理及び前記一対の金型の成形面に離型剤を塗布する処理の少なくとも一方を行う処理機能部と、前記移動体の下部に取り付けられ、前記移動体と共に往復移動して装置床面を掃く清掃具と、を有する。
上記構成によれば、移動体は、互いの成形面を対向させて水平方向に並ぶ一対の金型同士の間に配置される部位を含んで構成され、駆動機構によって、装置平面視で一対の金型の対向方向と直交する方向に沿って往復移動させられる。この移動体に設けられた処理機能部は、一対の金型の成形面をエアブローする処理及び一対の金型の成形面に離型剤を塗布する処理の少なくとも一方を行う。ここで、移動体の下部には、清掃具が取り付けられており、清掃具は、移動体と共に往復移動して装置床面を掃く。したがって、移動体を往復移動させながら処理機能部が金型の成形面に処理を行った際に塵が装置床面に落下しても、装置床面は清掃具によって自動的に清掃される。
請求項2に記載する本発明の金型成形面処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記装置床面は、ASTM D2857により測定した分子量が100万~700万の超高分子量ポリエチレンで構成されている。
上記構成によれば、ASTM D2857により測定した分子量が100万~700万の超高分子量ポリエチレンで装置床面が構成されているので、移動体を往復移動させながら処理機能部が金型の成形面に処理を行った際に塵が装置床面に落下しても、塵は装置床面に張り付き難い。したがって、塵が清掃具によって良好に取り除かれる。
請求項3に記載する本発明の金型成形面処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記清掃具の往復移動範囲の両端位置に対応して、前記清掃具によって掃かれた塵を回収する回収手段が設けられている。
上記構成によれば、清掃具によって掃かれた塵が、清掃具の往復移動範囲の両端側において回収手段によって自動的に回収される。このため、清掃具によって掃かれた塵を直接回収することができ、別途塵を回収しなくても装置床面に塵が溜まらない。
請求項4に記載する本発明の金型成形面処理装置は、請求項3に記載の構成において、前記回収手段としての塵取りと、前記塵取りに設けられ、前記塵取りに回収されて貯留された塵の貯留高さを検出するレベルセンサと、前記レベルセンサの検出値が予め設定された基準値以上になった場合に塵が所定量以上溜まっていることを報知する報知手段と、を有する。
上記構成によれば、回収手段としての塵取りに設けられたレベルセンサは、塵取りに回収されて貯留された塵の貯留高さを検出する。そして、レベルセンサの検出値が予め設定された基準値以上になった場合に報知手段は塵が所定量以上溜まっていることを報知する。
請求項5に記載する本発明の金型成形面処理装置は、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記移動体の上部には、前記移動体と共に往復移動して前記金型の上向きの面を拭く清掃用ブラシが取り付けられている。
上記構成によれば、移動体が往復移動すると、清掃用ブラシが金型の上向きの面を拭く。これにより、金型の上向きの面が清掃される。また、清掃用ブラシが金型の上向きの面を拭いた際に装置床面に落下した塵は、清掃具によって掃かれる。
請求項6に記載する本発明の金型成形面処理装置は、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の構成において、前記移動体には、前記処理機能部における前記往復移動の方向の両端部に基端側が取り付けられて前記金型と対向する状態で先端側が前記金型に対して間隔をあけて近接配置されるように設定されると共に前記処理機能部の処理時に発生する飛散物の飛散を抑制する遮蔽用ブラシが設けられている。
上記構成によれば、移動体に設けられた遮蔽用ブラシは、処理機能部における前記往復移動の方向の両端部に基端側が取り付けられ、金型と対向する状態で先端側が金型に対して間隔をあけて近接配置されるように設定されている。この遮蔽用ブラシによって、処理機能部の処理時に発生する飛散物の飛散が抑制される。
以上説明したように、本発明の金型成形面処理装置によれば、装置を稼働させた際に塵が装置床面に落下しても装置の稼働中に自動的に清掃することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る離型剤塗布装置を示す模式的な正面図である。 図1の2-2線矢視図である。 図1の離型剤塗布装置を装置左側から見た状態で示す模式的な側面図である。
本発明の一実施形態に係る金型成形面処理装置としての離型剤塗布装置について図1~図3を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは装置正面視の手前側を示しており、矢印UPは装置上方側を示しており、矢印LHは装置正面視の左側を示している。
(実施形態の構成)
図1には、本実施形態に係る離型剤塗布装置10が模式的な正面図で示され、図2には、図1の2-2線矢視図が示され、図3には、離型剤塗布装置10が装置左側から見た状態の模式的な側面図で示されている。
図1に示されるように、離型剤塗布装置10の処理室10Rには、一対の金型50を保持するための型保持部材14(図2及び図3では図示省略)が設けられている。一対の金型50は、一例として砂鋳型の成形用とされて鋳型造型機の一部を構成すると共に、型保持部材14を介して図示しない装置フレームに支持されている。この状態で、一対の金型50は、互いの成形面50Aを対向させて水平方向に並ぶように配置されると共に、下向きの面50Bが装置床面12に対して装置上方側に離れた位置に配置される。この金型50には、上向きの面50Cの側から金型50の内側空間に通じて混練砂(鋳物砂を混練したもの)の圧入用とされた連通部50Dが形成されている。なお、図3では、金型50の外形のみを二点鎖線で示すと共に、金型50を透視した状態で離型剤塗布装置10を図示している。
図1~図3に示される装置床面12は、金型50から落下する混練砂が張り付きにくい素材、一例として超高分子量ポリエチレンで構成されている。超高分子量ポリエチレンの分子量は特に限定されるものではない。超高分子量ポリエチレンの分子量は、ASTM D2857(粘度法)により測定される値として、100万~700万であることが好ましく、300万~650万であることがより好ましく、500万~600万であることがさらに好ましい。超高分子量ポリエチレンは、例えば、作新工業株式会社のSanix ニューライト(登録商標)が市販品として入手可能である。また、装置床面12は、混練砂等の付着(ないしは固着)防止用として装置床部の表面に貼り付けによって設置された粘着テープや薄板状部材で構成することが可能である。
離型剤塗布装置10は、上述の状態の一対の金型50同士の間に配置される部位を含んで構成された移動体16を備えると共に、図2に示される装置平面視で一対の金型50の対向方向と直交する方向(矢印X方向参照)に沿って移動体16を往復移動させる駆動機構18を備えている。
図1~図3に示されるように、駆動機構18は、一例として公知のロッドレスシリンダとされ、装置床面12の上に設置されている。この駆動機構18は、図2に示される装置平面視で一対の金型50の間を通るように配置されて一対の金型50の対向方向と直交する方向(矢印X方向参照)に沿って延在すると共に、その長手方向に沿って図1及び図3に示される移動テーブル18Aが往復移動するように構成されている。また、駆動機構18の移動テーブル18Aは、移動体16の底壁部16Aに下面側から連結されている。
図1~図3に示されるように、移動体16は、前述した底壁部16Aと、底壁部16Aの左側の部位に対して上方側に対向配置される天壁部16Bと、底壁部16Aと天壁部16Bとを上下に連結する前後一対の連結筒部材16C、16Dと、を含んで構成されている。図3に示されるように、底壁部16A及び天壁部16Bの装置前後方向の長さは、金型50の装置前後方向の長さと比べて大幅に短く設定されている。天壁部16Bの高さ位置は、金型50の上向きの面50Cの高さ位置よりも若干高い位置に設定されている。また、前後一対の連結筒部材16C、16Dは、図1に示される装置正面視で一対の金型50同士の間の中央を上下に通るように立設されている。
移動体16には、その上下方向中間部に処理機能部20のヘッド部が設けられている。図2及び図3に示されるように、処理機能部20は、後側の連結筒部材16Dの上下方向中間部にヘッド部が設けられた清掃ブロー機能部22を備えると共に、前側の連結筒部材16Cの上下方向中間部にヘッド部が設けられた離型剤塗布機能部24を備えている。
清掃ブロー機能部22は、複数のブローノズル22Aを備えている。ブローノズル22Aは、後側の連結筒部材16Dに対して装置左右方向の両側に設置されると共に、金型50の上下方向中間部に対応する位置において上下方向に間隔をあけて複数(本実施形態では一例として3個ずつ)設置されている。これらのブローノズル22Aの先端は、連結筒部材16Dの側とは反対側に向けられている。ブローノズル22Aは、図示しないホース等を介して、図示しない圧縮空気供給機構に接続されており、前記圧縮空気供給機構が作動することでエアを噴射することができるようになっている。これらによって、清掃ブロー機能部22は、一対の金型50の成形面50Aをエアブローする処理を行うようになっている。
図1~図3に示されるように、離型剤塗布機能部24は、複数のスプレーノズル24Aを備えている。スプレーノズル24Aは、前側の連結筒部材16Cに対して装置左右方向の両側に設置されると共に、金型50の上下方向中間部に対応する位置において上下方向に間隔をあけて複数(本実施形態では一例として3個ずつ)設置されている。これらのスプレーノズル24Aの先端は、連結筒部材16Cの側とは反対側に向けられている。スプレーノズル24Aは、図示しないホース等を介して、図示しない離型剤供給機構に接続されており、前記離型剤供給機構が作動することで離型剤を噴射する(吹き出す)ことができるようになっている。これらによって、離型剤塗布機能部24は、一対の金型50の成形面50Aに離型剤をスプレーノズル24Aから噴射して塗布する処理を行うようになっている。
移動体16には、図2に示されるように、処理機能部20における前記往復移動の方向(移動体16の往復移動の方向(矢印X方向参照))の両端部に基端側が取り付けられた遮蔽用ブラシ26、27(図1では図示省略)が設けられている。遮蔽用ブラシ26は、スプレーノズル24Aに対して清掃ブロー機能部22の側とは反対側のサイド側に基端側が取り付けられ、スプレーノズル24Aの先端が向く側に延出している。また、遮蔽用ブラシ27は、ブローノズル22Aの基部に対して離型剤塗布機能部24の側とは反対側のサイド側に基端側が取り付けられ、ブローノズル22Aの先端が向く側に延出している。遮蔽用ブラシ26、27は、金型50と対向する状態で先端側が金型50に対して間隔をあけて近接配置されように設定されている。ここで、金型50は高温になるため、遮蔽用ブラシ26、27は、耐熱性の高い素材で形成されている。そして、遮蔽用ブラシ26、27は、処理機能部20の処理時に発生する飛散物の飛散を抑制するように設定されている。
図1に示されるように、移動体16の上部の天壁部16Bには、左右対で清掃用ブラシ28の基端側が取り付けられている。清掃用ブラシ28は、装置正面視で金型50の側に延出すると共に、先端側が金型50の上向きの面50Cに接しており、移動体16と共に往復移動して金型50の上向きの面50Cを拭くように設定されている。なお、清掃用ブラシ28の延出長さは適宜設定し得る。また、清掃用ブラシ28は、高温になる金型50に接するため、耐熱性の高い素材で形成されている。
一方、移動体16の下部の底壁部16Aには、その下面側の左右両側に連結部30を介して清掃具としての清掃ブラシ32が取り付けられている。清掃ブラシ32は、装置床面12の清掃用とされ、清掃ブラシ32の先端は、下向きで装置床面12に接するように設定されている。これらにより、清掃ブラシ32は、移動体16と共に往復移動して装置床面12を掃くように設定されている。また、一対の清掃ブラシ32は、駆動機構18を挟んだ左右両側に配置され、駆動機構18の側の端部が駆動機構18の近接位置に設定されると共に駆動機構18の側とは反対側の端部が金型50よりも装置幅方向外側に設定されている。
図2に示されるように、清掃ブラシ32の往復移動範囲Aの両端位置に対応して、清掃ブラシ32によって掃かれた塵を回収する回収手段としての塵取り34(図1では図示省略)が設けられている。本実施形態では、一例として、計四個の塵取り34が配置されている。図3に示されるように、塵取り34の上部にはそれぞれレベルセンサ36が取り付けられている。レベルセンサ36は、塵取り34に回収されて貯留された塵の貯留高さを検出するセンサとされる。本実施形態のレベルセンサ36は、一例として、下方側にレーザ光を出射すると共に反射された反射光を受光することで塵の貯留高さを検出するレーザ式のレベルセンサとされる。なお、図2では、装置平面視におけるレベルセンサ36の配置位置の一例を示す。
図3に示されるように、レベルセンサ36には、報知手段としての報知表示装置38(広義には「報知装置」として把握される要素である。図1及び図2では図示省略)が接続されている。報知表示装置38は、処理室10Rの外に配置され、表示領域に情報を表示可能な表示部と、制御プログラムに基づいて所定の情報を表示領域に表示させるように前記表示部を制御する表示制御部と、を備えている。そして、報知表示装置38は、レベルセンサ36の検出値が予め設定された基準値以上になった場合に塵が所定量以上溜まっていることを表示領域に表示してユーザに報知するように設定されている。
(離型剤塗布装置の動作並びに作用及び効果)
次に、離型剤塗布装置10の動作について説明しながら、本実施形態の作用及び効果について説明する。
一対の金型50の成形面50Aをエアブローで清掃する場合、図2に示される移動体16が駆動機構18の駆動力によって往復移動しながら、処理機能部20の一部を構成する清掃ブロー機能部22のブローノズル22Aから成形面50Aに向けてエアが吹き付けられる。また、一対の金型50の成形面50Aに離型剤を塗布する場合、移動体16が駆動機構18の駆動力によって往復移動しながら、処理機能部20の一部を構成する離型剤塗布機能部24のスプレーノズル24Aから成形面50Aに向けて離型剤が噴射される。本実施形態では、これらのいずれの場合においても、成形面50Aに対する処理と同時に、清掃ブラシ32が移動体16と共に往復移動して装置床面12を掃く。したがって、移動体16を往復移動させながら処理機能部20を作動させた際に塵が装置床面12に落下しても、装置床面12は清掃ブラシ32によって自動的に清掃される。したがって、離型剤塗布装置10の稼働を停止させて別途清掃するといった必要性をなくす(又は大幅に減らす)ことができる。
また、本実施形態では、装置床面12が超高分子量ポリエチレンで構成されている。このため、移動体16を往復移動させながら処理機能部20を作動させた際に塵が装置床面12に落下しても、塵は装置床面12に張り付き難い。したがって、塵が清掃ブラシ32によって良好に取り除かれる。これにより、例えば、塵を構成する混練砂が固着して清掃が困難になることを防ぐ又は効果的に抑えることができる。
また、本実施形態では、清掃ブラシ32の往復移動範囲Aの両端位置に対応して、清掃ブラシ32によって掃かれた塵を回収する塵取り34が設けられている。このため、清掃ブラシ32によって掃かれた塵が、清掃ブラシ32の往復移動範囲Aの両端側において塵取り34に自動的に入って回収(収集)される。よって、清掃ブラシ32によって掃かれた塵を直接回収することができ、別途塵を回収しなくても装置床面12に塵が溜まらない。
また、本実施形態では、塵取り34に設けられたレベルセンサ36が、塵取り34に回収されて貯留された塵の貯留高さを検出する。そして、レベルセンサ36の検出値が予め設定された基準値以上になった場合に図3に示される報知表示装置38は塵が所定量以上溜まっていることを表示して報知する。よって、この報知に応じて塵取り34から装置外の集塵容器(図示省略)に塵を移すことで塵が装置外に排出される。
また、本実施形態では、移動体16が往復移動すると、移動体16の上部に設けられた清掃用ブラシ28が金型50の上向きの面50Cを拭く。これにより、金型50の上向きの面50Cが清掃される。補足説明すると、金型50の上向きの面50Cにおいて、例えば、図1に示される連通部50Dの上端の周囲部に混練砂が溜まっている場合には、清掃用ブラシ28によって良好に清掃することができる。また、清掃用ブラシ28が金型50の上向きの面50Cを拭いた際に装置床面12に落下した塵は、清掃ブラシ32によって掃かれる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、移動体16に設けられた遮蔽用ブラシ26、27は、処理機能部20における前記往復移動の方向(移動体16の往復移動の方向(矢印X方向参照))の両端部に基端側が取り付けられ、金型50と対向する状態で先端側が金型50に対して間隔をあけて近接配置されるように設定されている。そして、遮蔽用ブラシ26、27によって、処理機能部20の処理時に発生する飛散物の飛散が抑制される。処理機能部20の処理時に発生する飛散物には、清掃ブロー機能部22がエアブロー処理する際には金型50の成形面50Aから剥がれた混練砂が含まれ、離型剤塗布機能部24が離型剤の塗布処理をする際には金型50の成形面50Aに塗布されずに飛散した離型剤が含まれる。遮蔽用ブラシ26、27によって飛散が抑制されて装置床面12に落下した混練砂や離型剤は、清掃ブラシ32によって掃かれる。
以上説明したように、本実施形態の離型剤塗布装置10によれば、装置を稼働させた際に塵が装置床面12に落下しても装置の稼働中に自動的に清掃することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、処理機能部20が、一対の金型50の成形面50Aをエアブローする処理及び一対の金型50の成形面50Aに離型剤を塗布する処理の両方の処理を行うことができる構成されているが、金型成形面処理装置は、処理機能部が一対の金型(50)の成形面(50A)をエアブローする処理及び一対の金型(50)の成形面(50A)に離型剤を塗布する処理のうちの一方の処理のみを行う構成とされていてもよい。
また、上記実施形態では、移動体16の下部に清掃具としての清掃ブラシ32が取り付けられているが、移動体(16)の下部に取り付けられる清掃具は、例えば、スポンジ状の部材や長尺薄板状のゴム製部材等のような清掃ブラシ以外の清掃具であってもよい。
また、上記実施形態では、装置床面12が超高分子量ポリエチレンで構成されており、そのような構成が好ましいが、装置床面は他の素材で構成されていてもよい。
また、上記実施形態の変形例として、上記実施形態における回収手段としての塵取り34が設けられていない構成も採り得る。なお、この変形例の場合には、清掃ブラシ32(清掃具)で掃かれた塵を別途回収することになる。
また、上記実施形態では、回収手段としての塵取り34が設けられているが、回収手段は、例えば、清掃ブラシ(32)等の清掃具の往復移動範囲(A)の両端位置に対応して吸引口が配置されて塵を吸引可能な吸引装置や、清掃ブラシ(32)等の清掃具の往復移動範囲(A)の両端位置に対応して装置床部に孔が貫通形成されると共にその孔の下に回収ホッパを介して回収容器が連結されているような構成等のように、塵取り以外の回収手段とされてもよい。前記吸引装置の本体部が金型成形面処理装置の処理室外にある場合や、前記孔、前記回収ホッパ及び前記回収容器を備えた構成を設ける場合には、清掃具で掃いた塵が自動的に金型成形面処理装置の処理室外に回収されるので、別途、塵を金型成形面処理装置の処理室外に回収する必要がなくなる。
また、上記実施形態では、図3に示されるレベルセンサ36がレーザ式のレベルセンサとされているが、レベルセンサは、例えば、超音波式のレベルセンサ等のような他のレベルセンサが適用されてもよい。また、レベルセンサの数や配置位置は、上記実施形態の例に限定されないことは言うまでもない。また、上記実施形態では、報知手段が報知表示装置38とされているが、報知手段は、レベルセンサ(36)の検出値が予め設定された基準値以上になった場合に塵が所定量以上溜まっていることを音声や警告音により報知する報知音発生装置(広義には「報知装置」として把握される要素である。)等のような報知表示装置38以外のものであってもよい。さらに、上記実施形態の変形例として、レベルセンサ36及び報知手段としての報知表示装置38が設けられていない構成も採り得る。
また、上記実施形態の他の変形例として、金型50の上向きの面50Cを清掃するための清掃用ブラシ28が設けられていない構成も採り得る。また、上記実施形態では、図2等に示される処理機能部20が清掃ブロー機能部22及び離型剤塗布機能部24を備える離型剤塗布装置10において遮蔽用ブラシ26、27が移動体16に設けられているが、移動体(16)に設けられる遮蔽用ブラシは、清掃ブロー機能部(22)のみで処理機能部が構成されている場合にも適用できるし、離型剤塗布機能部(24)のみで処理機能部が構成されている場合にも適用できる。補足説明すると、清掃ブロー機能部(22)のみで処理機能部が構成されている場合及び離型剤塗布機能部(24)のみで処理機能部が構成されている場合のいずれにおいても、その処理機能部における前記往復移動の方向(移動体16の往復移動の方向(矢印X方向参照))の両端部に、上記実施形態の遮蔽用ブラシ26、27と実質的に同様の遮蔽用ブラシの基端側が取り付けられる構成を採ることができる。また、上記実施形態の他の変形例として、遮蔽用ブラシ26、27が設けられていない構成も採り得る。
また、一対の金型(50)の成形面(50A)に離型剤を塗布する処理を行うための構成部は、例えば、スプレーノズル(24A)を含まずに塗布ロール等のような他の塗布手段を含んで構成された構成部とすることも可能である。
なお、上記実施形態及び上述の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 離型剤塗布装置(金型成形面処理装置)
12 装置床面
16 移動体
18 駆動機構
20 処理機能部
26、27 遮蔽用ブラシ
28 清掃用ブラシ
32 清掃ブラシ(清掃具)
34 塵取り(回収手段)
36 レベルセンサ
38 報知表示装置(報知手段)
50 金型
50A 成形面
50C 金型の上向きの面
A 清掃ブラシ(清掃具)の往復移動範囲
X 一対の金型の対向方向と直交する方向(往復移動の方向)

Claims (6)

  1. 互いの成形面を対向させて水平方向に並ぶ一対の金型同士の間に配置される部位を含んで構成された移動体と、
    装置平面視で前記一対の金型の対向方向と直交する方向に沿って前記移動体を往復移動させる駆動機構と、
    前記移動体に設けられ、前記一対の金型の成形面をエアブローする処理及び前記一対の金型の成形面に離型剤を塗布する処理の少なくとも一方を行う処理機能部と、
    前記移動体の下部に取り付けられ、前記移動体と共に往復移動して装置床面を掃く清掃具と、
    を有する金型成形面処理装置。
  2. 前記装置床面は、ASTM D2857により測定した分子量が100万~700万の超高分子量ポリエチレンで構成されている、請求項1に記載の金型成形面処理装置。
  3. 前記清掃具の往復移動範囲の両端位置に対応して、前記清掃具によって掃かれた塵を回収する回収手段が設けられている、請求項1又は請求項2に記載の金型成形面処理装置。
  4. 前記回収手段としての塵取りと、
    前記塵取りに設けられ、前記塵取りに回収されて貯留された塵の貯留高さを検出するレベルセンサと、
    前記レベルセンサの検出値が予め設定された基準値以上になった場合に塵が所定量以上溜まっていることを報知する報知手段と、
    を有する請求項3に記載の金型成形面処理装置。
  5. 前記移動体の上部には、前記移動体と共に往復移動して前記金型の上向きの面を拭く清掃用ブラシが取り付けられている、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の金型成形面処理装置。
  6. 前記移動体には、前記処理機能部における前記往復移動の方向の両端部に基端側が取り付けられて前記金型と対向する状態で先端側が前記金型に対して間隔をあけて近接配置されるように設定されると共に前記処理機能部の処理時に発生する飛散物の飛散を抑制する遮蔽用ブラシが設けられている、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の金型成形面処理装置。
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