JP6992670B2 - 電力制御装置 - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、電力制御装置に関する。特に、ケースに冷却器が組み込まれている電力制御装置に関する。
特許文献1-3に、走行用のモータの駆動電力を制御する電力制御装置が開示されている。電力制御装置は大電力を扱うため、ケース内部の部品の発熱量が大きい。特許文献1-3の電力制御装置は、いずれも、ケースに冷却器が組み込まれている。特許文献1の電力制御装置は、ケースの底部に冷媒流路(冷却器)が設けられている。冷媒流路と対向するように底部の上に電圧コンバータとリアクトルが固定されている。電圧コンバータの上方に、複数の半導体モジュールと複数の扁平冷却器の積層ユニットが配置されている。積層ユニットの側方に2個のコンデンサが配置されている。
特許文献2の電力制御装置は、ケースの上下方向の中程に、水平方向に拡がる仕切壁が設けられており、仕切壁の中に冷媒流路が設けられている。即ち、仕切壁が冷却器に相当する。仕切壁の下面に電力変換器とトランスが固定されている。仕切壁の上方に複数の半導体モジュールと複数の扁平冷却器の積層ユニットが配置されている。積層ユニットの側方にコンデンサが配置されている。
特許文献3の電力制御装置では、ケースの底部に冷媒流路(冷却器)が設けられている。冷媒流路に対向するように底部の下面に電圧コンバータが固定されている。冷媒流路に対向するように底部の上面にインバータが固定されている。底部の冷媒流路が設けられていない部分が下方に窪んでおり、その窪みにコンデンサが配置されている。
特開2016-100913号公報 特開2015-073401号公報 特開2005-341693号公報
上記したように、走行用のモータの駆動電力を制御する電力制御装置は、比較的に大型の複数の発熱部品を備えており、発熱部品を収容するケースに冷却器が組み込まれている。電力制御装置に組み込まれているコンデンサは、電力線の正極と負極の間に接続され、電力線における電流の脈動を抑える。電力制御装置が扱う電力が大きくなるにつれて、コンデンサも大型化する。一方、電気自動車(ハイブリッド車や燃料電池車を含む)に搭載される電力制御装置は、車両の搭載スペースに制約から、ケース全体のサイズは小さい方が望ましい。本明細書は、複数の発熱部品を含んでいる電力制御装置に関し、ケース全体のサイズの大型化を抑えつつ、ケースに収容されるコンデンサの大型化に対応する技術を提供する。
本明細書が開示する電力制御装置は、底部に冷媒流路が設けられているケースと、ケースに収容されているリアクトル、電圧コンバータ、コンデンサを備えている。リアクトルと電圧コンバータは、冷媒流路に対向するように底部の上に固定されている。コンデンサは、リアクトルと電圧コンバータの並び方向と交差する方向でリアクトルの隣に配置されている。本明細書が開示する電力制御装置は、さらに、ケースを上面視したときにコンデンサは冷媒流路と重なっておらず、ケースは、コンデンサの下方部分が冷媒流路よりも下方へ突出しているとともにコンデンサの下方に空間が確保されている。
本明細書が開示する電力制御装置は、ケースの底部に、上下方向でコンデンサと重ならない範囲に冷媒流路を設けるとともに、コンデンサの下方の部分だけ、冷媒流路よりも下方に突出させてコンデンサの下に空間を確保する。コンデンサの下方に空間を設けることで、必要に応じてより大きなコンデンサを収容することが可能になる。ケースの底部を、冷媒流路が設けられた部分は従来の位置に保持したまま、コンデンサの下方部分だけ下方に突出させることで、ケース全体の大型化を抑えつつ、コンデンサの大型化に対応できる。
なお、本明細書が開示する電力制御装置は、複数のコンデンサを備えていてもよい。その場合、少なくとも一つのコンデンサがリアクトルの隣に配置されており、そのコンデンサの周辺が上記の特徴を備えていればよい。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の電力制御装置のブロック図である。 電力制御装置の前面図である(ケース前部の側板をカット)。 電力制御装置の側面図である(ケース側方の側板をカット)。 電力制御装置の上面図である(ケースの上方の部品を非表示)。 変形例の電力制御装置の上面図である(ケースの上方の部品を非表示)。
図面を参照して実施例の電力制御装置10を説明する。実施例の電力制御装置10は、電気自動車100に搭載されている。図1に、電力制御装置10を含む電気自動車100の電力系のブロック図を示す。電気自動車100は、走行用のモータ92a、92bを有している。電力制御装置10は、メインバッテリ91の直流電力を昇圧した後に交流電力に変換する。電力制御装置10は、2個の電圧コンバータ回路11a、11bと、2個のインバータ回路12a、12bと、電圧コンバータ8を備えている。
電圧コンバータ回路11a、11bは、並列に接続されている。電圧コンバータ回路11aは、非絶縁型であり、2個のスイッチング素子5a、5b、リアクトル4a、フィルタコンデンサ3、2個のダイオードを備えている。2個のスイッチング素子5a、5bは、高電圧端19a、19bの間に直列に接続されている。スイッチング素子5a、5bの夫々に、ダイオードが逆並列に接続されている。リアクトル4aの一端は2個のスイッチング素子5a、5bの直列接続の中点に接続されており、他端は低電圧端の正極18aに接続されている。低電圧端の正極18aと負極18bの間にフィルタコンデンサ3が接続されている。低電圧端の負極18bと高電圧端の負極19bは直接に接続されている。
図1の電圧コンバータ回路11aは、低電圧端18a、18bに印加された電圧を昇圧して高電圧端19a、19bから出力する昇圧機能と、高電圧端19a、19bに印加された電圧を降圧して低電圧端18a、18bから出力する昇圧機能を備えている。電圧コンバータ回路11aは、いわゆる双方向DC-DCコンバータである。スイッチング素子5aが主に降圧動作に関与し、スイッチング素子5bが主に昇圧動作に関与する。
高電圧端19a、19bに印加される電圧とは、モータ92a、92bが発電した回生電力の電圧である。スイッチング素子5a、5bが、制御回路17によって制御される。制御回路17は、スイッチング素子5a、5bに、互いに相補的なPWM信号を供給する。相補的なPWM信号を供給することで、電圧コンバータ回路11aは、低電圧端18a、18bに印加される電圧と高電圧端19a、19bに印加される電圧のバランスにより、昇圧動作と降圧動作が受動的に切り換わる。図1の電圧コンバータ回路11aの回路構成と動作は良く知られているので詳しい説明は割愛する。
電圧コンバータ回路11bは、電圧コンバータ回路11aと同じ回路構造を有している。電圧コンバータ回路11bは、非絶縁型であり、2個のスイッチング素子5c、5d、リアクトル4b、フィルタコンデンサ3、2個のダイオードを備えている。2個のスイッチング素子5c、5dは、高電圧端19a、19bの間に直列に接続されている。スイッチング素子5c、5dの夫々に、ダイオードが逆並列に接続されている。リアクトル4bの一端は2個のスイッチング素子5c、5dの直列接続の中点に接続されており、他端は低電圧端の正極18aに接続されている。フィルタコンデンサ3は、電圧コンバータ回路11aと共用である。電圧コンバータ回路11bも双方向DC-DCコンバータであり、低電圧端18a、18bに印加された電圧を昇圧して高電圧端19a、19bから出力する昇圧機能と、高電圧端19a、19bに印加された電圧を降圧して低電圧端18a、18bから出力する降圧機能を備えている。
制御回路17は、電圧コンバータ回路11aのスイッチング素子5aと電圧コンバータ回路11bのスイッチング素子5cを同じタイミングでオンオフする。制御回路17は、スイッチング素子5bとスイッチング素子5dも同じタイミングでオンオフする。同じ回路構造を有しており、並列に接続された2個の電圧コンバータ回路11a、11bが同じタイミングで動作するので、2個の電圧コンバータ回路11a、11bは、あたかも1個の電圧コンバータ回路のように動作する。並列に接続された2個の電圧コンバータ回路11a、11bに負荷が分散されるので、電力制御装置10は大電力を扱うことができる。
スイッチング素子5a、5bは、一つのパッケージ(パワーモジュール6a)に収容されており、スイッチング素子5c、5dも、別の一つのパッケージ(パワーモジュール6bに収容されている。
インバータ回路12a、12bについて説明する。インバータ回路12aは、2個のスイッチング素子の直列接続が3組並列に接続された構造を有している。制御回路17が6個のスイッチング素子を適宜にオンオフすると、夫々の直列接続の中点から交流が出力される。インバータ回路12aの構造と動作は良く知られているので詳しい説明は割愛する。直列に接続された2個のスイッチング素子は、1個のパッケージに収容されている。インバータ回路12aが有する6個のスイッチング素子は、2個ずつ、3個のパワーモジュール6c-6eに収容されている。
インバータ回路12bはインバータ回路12aと同じ構造を有している。インバータ回路12bも、3個のパワーモジュールモジュール6f-6hを備えており、パワーモジュール6f-6hの夫々が、2個のスイッチング素子の直列接続を収容している。
電圧コンバータ回路11a、11bと、インバータ回路12a、12bの間に平滑コンデンサ7が接続されている。
電圧コンバータ8は、電圧コンバータ回路11a、11bの共通の低電圧端18a、18bに接続されている。電圧コンバータ8は、メインバッテリ91の電圧を降圧してサブバッテリ93に供給する降圧コンバータである。メインバッテリ91の出力電圧は例えば200ボルトであり、サブバッテリ93の電圧は例えば12ボルトである。電圧コンバータ8は、トランスを用いた絶縁タイプのコンバータである。電圧コンバータ8の回路構成の図示と説明は省略する。
サブバッテリ93は、車両のボディに張り巡らされている電力線94を介して、様々な補機95に電力を供給する。補機とは、カーオーディオやルームランプなど、サブバッテリ93の電力で駆動される電気部品の総称である。図1では、1個の補機95だけしか描かれていないが、車両には多数の補機が搭載されている。
電力制御装置10のハードウエア構成について説明する。図2に、電力制御装置10のケース20の前面図を示す。ケース内部の構造が理解できるように、図2は、前部の側板をカットした前面図である。図3に、手前側の側板をカットした電力制御装置10の側面図を示す。説明の便宜上、図中の座標系の+X方向を「前」と定義し、+Z方向を「上」と定義する。電力制御装置10は、例えば、電気自動車100のトランスアクスルの上に固定される。トランスアクスルのハウジングには、モータ92a、92bが収容される。モータ92a、92bの駆動電力を制御する電力制御装置10は、モータ92a、92bを収容しているトランスアクスルのハウジングの上に固定されることで、モータ92a、92bへのパワーケーブルが短くなる。
先に述べたパワーモジュール6a-6hは、複数の扁平な冷却器31とともに積層されている。冷却器31は内側が冷媒流路になっている。パワーモジュール6a-6hと冷却器31の積層体を積層ユニット30と表現する。図3では、両端のパワーモジュールに符号6a、6hを付し、それらの間のパワーモジュールには符号を省略した。以下では、複数のパワーモジュール6a-6hのいずれか1個の区別なく示すときにはパワーモジュール6と表記する。積層ユニット30は、ケース20の内側面と、ケース内部の仕切板25の間に挟まれている。積層ユニット30と仕切板25の間には、不図示の板バネが挟まれている。板バネによって、複数のパワーモジュール6と複数の冷却器31は、それらの積層方向に加圧される。
扁平な複数の冷却器31は、幅広面が対向するように1列に並んでいる。隣接する冷却器31の間にパワーモジュール6が挟まれている。隣接する冷却器31同士は、2個の連結管で接続されている。積層方向の一方の端の冷却器31には、冷媒供給管32aと冷媒排出管32bが接続されている。隣接する冷却器31の間の一方の連結管は、図中のX方向からみて冷媒供給管32aと重なるように位置している。他方の連結管は、X方向からみて冷媒排出管32bと重なるように位置している。冷媒供給管32aは、不図示の冷媒循環装置に接続される。冷媒排出管32bは、ケース20の外側に配置された不図示の連結パイプを介して冷媒給排管23a(後述)に接続される。後述する冷媒給排管23bは、不図示の冷媒循環装置に接続される。
冷媒供給管32aと一方の連結管を通じて冷媒が各冷却器31に分配される。冷媒は冷却器31を通過する間に隣接するパワーモジュール6から熱を吸収する。熱を吸収した冷媒は、他方の連結管と冷媒排出管32bを通じて冷媒流路22(後述)に送られる。冷媒は、冷媒流路22を流れる間に別の発熱体(リアクトル4a、4bと電圧コンバータ8)を冷却する。冷媒流路22から排出される冷媒は、冷媒循環装置に戻される。冷媒は液体であり、水、あるいは不凍液である。
各パワーモジュール6の下面からは3個のパワー端子33a、33b、33cが延びている(図2参照)。先に述べたように、パワーモジュール6には2個のスイッチング素子の直列接続が収容されている。パワー端子33aは、直列接続の正極に導通しており、パワー端子33bは直列接続の負極に導通している。パワー端子33cは直列接続の中点に接続されている。図2に示すように、パワー端子33aは正極バスバ34aを介して平滑コンデンサ7と接続されている。パワー端子33bは負極バスバ34bを介して平滑コンデンサ7と接続されている。パワー端子33cの接続先は図示を省略している。図1に示されているように、全てのパワーモジュール6a-6hは平滑コンデンサ7と接続される。全てのパワーモジュール6a-6hは、正極バスバ34aと負極バスバ34bを介して平滑コンデンサ7と接続される。
パワーモジュール6の上面からは制御端子33d、33eが上方へ延びており、制御端子33e、33dは制御基板35に接続されている。制御端子33d、33eは、パワーモジュール6の中の2個のスイッチング素子のゲート電極に導通している端子や、パワーモジュール6に内蔵されている温度センサの端子などである。制御基板35には、図1に示した制御回路17が実装されている。
ケース20の底部21には冷媒流路22が設けられている。冷媒流路22には複数のフィンが設けられている。冷媒流路22に対向するように、底部21の上面にリアクトル4a、4b、電圧コンバータ8が固定されている。ケース20の前面には冷媒流路22に通じる冷媒給排管23a、23bが設けられている。先に述べたように、冷媒給排管23aは、ケース20の外側に位置する不図示の連結パイプを介して積層ユニット30の冷媒排出管32bとつながっている。冷媒給排管23bは、不図示の冷媒循環装置に接続されている。積層ユニット30の冷却器31から冷媒給排管23aを通じて冷媒流路22に流れ込む冷媒は、冷媒流路22を流れる間にリアクトル4a、4b、電圧コンバータ8から熱を吸収する。即ち、リアクトル4a、4bと電圧コンバータ8は、ケース20に組み込まれた冷却器(冷媒流路22)によって冷却される。リアクトル4a、4bと電圧コンバータ8の熱を吸収した冷媒は、冷媒給排管23bから、不図示の冷媒循環装置に戻される。
図4は、電力制御装置10の上面図である。図4では、ケースの中程から上側の部品(具体的には、積層ユニット30と制御基板35)は非表示としてある。また、図4では、冷媒流路22を破線で描いてある。
平滑コンデンサ7は、2個のリアクトル4a、4bと電圧コンバータ8の並び方向(図中のX方向)と交差する方向(図中のY方向)でリアクトル4a、4bの隣に配置されている。また、平滑コンデンサ7と電圧コンバータ8の両方に隣接するようにフィルタコンデンサ3が配置されている。平滑コンデンサ7とフィルタコンデンサ3は、ケース20の内側面から突出している不図示の突出部に固定されている。
ケース20の底部21の一部(突出部24)が下方へ突出している。突出部24は、平滑コンデンサ7の下方に位置している。別言すれば、平滑コンデンサ7は、突出部24の上方に配置されている。そして、図2、図3に示されているように、突出部24の内側が空洞になっており、平滑コンデンサ7の下方に空間Spが確保されている。図2、図3に示されているように、突出部24は、底部21に設けられている冷媒流路22よりも下方へ突出している。一方、図4に示されているように、ケース20を上面視したときに、平滑コンデンサ7は冷媒流路22と重なっていない。
上記の構造の利点を述べる。平滑コンデンサ7の下方に空間Spが確保されている。この空間Spを利用して、平滑コンデンサ7として、より大型のコンデンサをケース20に収容することができる。一方、大型のコンデンサを収容可能にするために、ケース20の全体を縦に延ばすのではなく、平滑コンデンサ7の下方だけ、下側に突出させている。ケース20の全体を大型化しないので、ケース全体の大型化を抑えつつ、コンデンサの大型化に対応することができる。先に述べたように、電力制御装置10は電気自動車100においてトランスアクスルのハウジングの上に固定される。ハウジングには多くの凹凸があり、ケース20の突出部24は、ハウジングの上部の窪みに嵌り込む大きさに制限されている。従って、突出部24を有するケース20は、突出部を有さないケースと同じ高さ(地上からの高さ)に配置することができる。
図5に、変形例の電力制御装置10aの上面図を示す。図5も、ケース20aの上側に配置されている部品(積層ユニットと制御基板)は非表示にしてある。電力制御装置10aのケース20aの底部には、冷媒流路22aが設けられている。冷媒流路22aは、上面視において平滑コンデンサ7とは重なっていないが、フィルタコンデンサ3の下方に回り込む湾曲部22bを備えている。本明細書が開示する電力制御装置は、上面視において平滑コンデンサ7が冷媒流路と重なっていなければよく、フィルタコンデンサ3と冷媒流路22aは重なっていてもよい。図1から理解されるように、フィルタコンデンサ3は電圧コンバータ回路11a、11bの低電圧端18a、18bに接続され、平滑コンデンサ7は電圧コンバータ回路11a、11bの高電圧端19a、19bに接続される。即ち、平滑コンデンサ7の方がフィルタコンデンサ3よりも印加電圧が高くなり得る。従って平滑コンデンサ7はフィルタコンデンサ3よりも大容量であり、サイズもフィルタコンデンサ3よりも大きい。フィルタコンデンサ3よりも大型の平滑コンデンサ7の下方に空間Spを設けることで、ケース20は、より大型の平滑コンデンサを収容することが可能となる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。平滑コンデンサ7は、ケース20(20a)の中にてリアクトル4a、4bと電圧コンバータ8の並び方向と交差する方向(図中のY方向)でリアクトル4a、4bの隣に配置されている。ケース20(20a)を上面視したときに平滑コンデンサ7は冷媒流路22(22a)と重なっていない。また、ケース20(20a)は、平滑コンデンサ7の下方部分が冷媒流路22(22a)よりも下方へ突出しているとともに平滑コンデンサ7の下方に空間Spが確保されている。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3:フィルタコンデンサ
4a、4b:リアクトル
5a-5d:スイッチング素子
6、6a-6h:パワーモジュール
7:平滑コンデンサ
8:電圧コンバータ
10、10a:電力制御装置
11a、11b:電圧コンバータ回路
12a、12b:インバータ回路
17:制御回路
18a、18b:低電圧端
19a、19b:高電圧端
20、20a:ケース
21:底部
22、22a:冷媒流路
22b:湾曲部
23a、23b:冷媒給排管
24:突出部
30:積層ユニット
31:冷却器
32a:冷媒供給管
32b:冷媒排出管
33a、32b、32c:パワー端子
35:制御基板
91:メインバッテリ
92a、92b:モータ
93:サブバッテリ
94:電力線
95:補機
100:電気自動車

Claims (1)

  1. 底部に冷媒流路が設けられているケースと、
    前記冷媒流路に対向するように前記底部の上に固定されているリアクトル及び電圧コンバータと、
    前記ケース内にて前記リアクトルと前記電圧コンバータの並び方向と交差する方向で前記リアクトルの隣に配置されているコンデンサと、
    を備えており、
    前記ケースを上面視したときに前記コンデンサは前記冷媒流路と重なっておらず、
    前記ケースは、前記コンデンサの下方部分が前記冷媒流路よりも下方へ突出しているとともに前記コンデンサの下方に空間が確保されている、電力制御装置。
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