JP6992414B2 - 燃料電池車における配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、配管と継手とを有する燃料電池車における配管構造に関する。
この種の燃料電池車における配管構造として、燃料タンク接続配管と、燃料供給配管と、燃料タンク接続配管と燃料供給配管とを接続する一対の継手と、継手の内部に装着され一対の継手間を密封する密封材とを有するものが開示されている(特許文献1参照)。この配管構造は、密封材としてのOリングにより、一対の継手間が密封され燃料タンク接続配管および燃料供給配管を流通する水素などの流体が漏洩しないよう構成されている。
特開2001-304478号公報
しかしながら、従来の配管構造は、燃料電池車に対して外部から強い力が作用した場合、燃料タンク接続配管および燃料供給配管と、継手との間にズレが発生し、燃料タンク接続配管および燃料供給配管を流通する高濃度の流体がズレ部分から直接外部に漏洩してしまうという問題がある。高濃度の流体がズレ部分から直接漏洩してしまうと、燃料電池車の内側に高濃度の流体が滞留してしまうおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、燃料電池車に対して外部から強い力が作用して継手部分から水素が漏洩した場合でも、漏洩した水素が高濃度の状態で燃料電池車の内側に滞留することを抑制することができる燃料電池車における配管構造を提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池車における配管構造は、燃料電池に水素を供給する燃料電池車における配管構造であって、第1の配管と、第2の配管と、継手と、継手カバーとを有し、前記継手は、前記第1の配管と前記第2の配管とを接続し、前記継手カバーは、弾性を有する多孔質材料によって形成され、前記第1の配管と前記継手との第1の接続部、および前記第2の配管と前記継手との第2の接続部を覆うことを特徴とする。
本発明に係る燃料電池車における配管構造においては、弾性を有する多孔質材料によって形成された継手カバーにより第1の接続部および第2の接続部が覆われているので、燃料電池車に外部から強い力が作用した場合、第1の接続部および第2の接続部が大きく破断することが抑制され、第1の配管および第2の配管と各継手との大幅な位置ズレの発生が防止される。また、破断部分から水素が漏洩しても、漏洩した水素の放出の勢いが継手カバー内で弱められる。水素の放出の勢いが弱まると、継手カバーの外周面から放出される水素は広い角度で分散され、燃料電池車の内側に水素が高濃度の状態で滞留することが抑制されるとともに、滞留する水素の量が低減される。
本発明によれば、燃料電池車に対して外部から強い力が作用して継手部分から水素が漏洩した場合でも、漏洩した水素が高濃度の状態で燃料電池車の内側に滞留することを抑制することができる燃料電池車における配管構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池車における配管構造の概略構成図。 本発明の第1実施形態に係る燃料電池車における配管構造を構成する多孔質カバーの装着前の配管構造の一部を示す側面図であり、図2(a)は、下流側供給配管と中間供給管とを接続する下流側継手を示し、図2(b)は、上流側供給配管と中間供給管とを接続する上流側継手を示す。 本発明の第1実施形態に係る燃料電池車における配管構造の図であり、図3(a)は、多孔質カバーを装着した配管構造の一部を示す部分断面図を示し、図3(b)は、図3(a)のA-Aで切断した拡大断面図を示す。 本発明の第1実施形態に係る燃料電池車における配管構造の図であり、図4(a)は、図3(a)のA-Aで切断した断面図で、漏洩した水素の多孔質カバーからの放出状態を示し、図4(b)は、燃料電池車の前方部分の拡大図で、漏洩した水素の多孔質カバーからの放出状態を示す。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池車における配管構造の図であり、図5(a)は、多孔質カバーを装着した配管構造の一部を示す部分断面図を示し、図5(b)は、図5(a)のB-Bで切断した拡大断面図を示す。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池車における配管構造の図であり、図6(a)は、図5(a)のB-Bで切断した断面図で、漏洩した水素の多孔質カバーからの放出状態を示し、図6(b)は、燃料電池車の前方部分の拡大図で、漏洩した水素の多孔質カバーからの放出状態を示す。 本発明の第3実施形態に係る燃料電池車における配管構造の図であり、図7(a)は、多孔質カバーを装着した配管構造の一部を示す部分断面図を示し、図7(b)は、図7(a)のC-Cで切断した拡大断面図を示す。 本発明の第3実施形態に係る燃料電池車における配管構造の図であり、図8(a)は、図7(a)のC-Cで切断した断面図で、漏洩した水素の多孔質カバーからの放出状態を示し、図8(b)は、燃料電池車の前方部分の拡大図で、漏洩した水素の多孔質カバーからの放出状態を示す。
(第1実施形態)
本発明に係る燃料電池車における配管構造を適用した第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10について図面を参照して説明する。
本第1実施形態に係る燃料電池車1は、図1に示すように、前輪FWの近傍に搭載された燃料電池スタック2で発電し、図示しない電動機の動力で走行する自動車により構成されている。燃料電池車1は、後輪RWの車両前方方向に搭載された燃料供給装置3と、燃料供給装置3と燃料電池スタック2との間を接続する配管構造10とを有している。
燃料電池スタック2は、積層された複数の図示しない燃料電池セルで構成されており、燃料電池セルは、膜電極ガス拡散層接合体、樹脂シート、ガス拡散層およびセパレータを有している。燃料電池スタック2は、複数の供給口を有しており燃料ガスとしての水素(H)と酸化剤ガスとしての空気(O)が各供給口から供給されることで発電するよう構成されている。燃料電池スタック2は、電動機と接続されており、電力を電動機に送るよう構成されている。
燃料供給装置3は、配管構造10と接続され燃料ガスとしての水素を貯留する燃料タンク3aを有している。燃料供給装置3は、配管構造10を介して燃料電池スタック2に水素を供給するよう構成されている。
配管構造10は、図1に示すように、燃料タンク3aと接続され燃料流路の上流側で燃料を供給する上流側供給配管11と、燃料電池スタック2と接続され燃料流路の下流側で燃料を供給する下流側供給配管12と、上流側供給配管11と下流側供給配管12との間で燃料を供給する中間供給管13とを有している。また、配管構造10は、上流側供給配管11と中間供給管13とを接続する上流側継手14と、下流側供給配管12と中間供給管13とを接続する下流側継手15とを有している。
配管構造10の各構成要素には、上流側供給配管11から下流側供給配管12まで、図示しない燃料流路が連通して設けられており、燃料タンク3aに貯留されている水素が燃料流路内を流通して燃料電池スタック2に供給されるよう構成されている。
配管構造10は、さらに、図2(a)に示すように、中間供給管13と下流側継手15との接続部を覆う多孔質カバー21と、下流側供給配管12と下流側継手15との接続部を覆う多孔質カバー22とを有している。また、配管構造10は、図2(b)に示すように、上流側供給配管11と上流側継手14との接続部を覆う多孔質カバー23と、中間供給管13と上流側継手14との接続部を覆う多孔質カバー24とを有している。
なお、本第1実施形態に係る配管構造10の上流側供給配管11、下流側供給配管12
および中間供給管13は、それぞれ本発明に係る燃料電池車における配管構造の第1の配管または第2の配管に対応する。また、上流側継手14および下流側継手15は、本発明に係る継手に対応し、多孔質カバー21、22、23、24は、それぞれ本発明に係る継手カバーに対応する。また、上流側供給配管11と上流側継手14との接続部、中間供給管13と上流側継手14との接続部、下流側供給配管12と下流側継手15との接続部および中間供給管13と下流側継手15との接続部は、それぞれ本発明に係る第1の接続部または第2の接続部に対応する。
なお、図2(a)に示す下流側供給配管12の上流側端部と、中間供給管13の下流側端部とを接続する下流側継手15と、図2(b)に示す中間供給管13の上流側端部と上流側供給配管11の下流側端部とを接続する上流側継手14とは、同様に構成されているので、以下、主に図2(a)に示す下流側継手15について説明する。
下流側継手15の中間供給管13との接続部および下流側供給配管12との接続部を含めて各接続部は、ロウ付けにより強固に接合され気密性を有している。なお、各接続部の内側にOリングを装着するようにして気密性を確保するようにしてもよい。
多孔質カバー21は、内部に無数の気泡を有する発泡金属や、合成樹脂の内部に無数の泡が形成された発泡樹脂などの弾性を有する多孔質材料からなり、比較的高い熱伝導率W/(m・K)を有しており速やかに大気との熱交換がなされるよう構成されている。多孔質カバー21は、円筒状に成形されており、中間供給管13と下流側継手15とを組み付ける際に双方に嵌め込むよう構成されている。
多孔質カバー22、23、24も、多孔質カバー21と同様に構成されており、各接続部に嵌め込まれる。なお、多孔質カバー21、22を一体化して単一構造の多孔質カバーで構成するようにしてもよい。また、多孔質カバー21、22と同様、多孔質カバー23、24を一体化して単一構造の多孔質カバーで構成するようにしてもよい。
以上のように構成された第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10の効果について説明する。
第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10は、弾性を有する多孔質材料によって形成された多孔質カバー21、22により下流側継手15と中間供給配管13との接続部および下流側継手15と下流側供給配管12との接続部が覆われている。この構成により、燃料電池車1に外部から強い力が作用した場合、各接続部が大きく破断することが抑制され、破断しても、下流側供給配管12および中間供給配管13と下流側継手15との大幅な位置ズレの発生が防止されるという効果が得られる。
従来のように多孔質カバー21が設けられていないと、図4(b)に太い矢印で示すように、水素Hが上方に向かって噴出して車体空間SPに短時間で滞留する可能性があったが、第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10によれば、破断部分から水素Hが漏洩しても、漏洩した水素Hの放出の勢いが多孔質カバー21内で弱められる。図4(a)に示すように、多孔質カバー21内の気泡が全体に亘って均等に形成されているので、外周面から放出される水素Hは360°方向の広い角度で矢印で示すように放射状に分散される。
その結果、図4(b)に示すように、継手の周辺の構成要素、例えば、燃料電池スタック2が搭載されたエンジンコンパートメントなどの車体空間SPに水素Hが高濃度の状態で滞留することが抑制されるとともに、滞留する水素Hの量が低減されるという効果が得られる。また、破断した部分から放出される水素Hは、多孔質カバー21内を通過するので、多孔質カバー21が無いものと比較して、放出されるまで時間がかかる。したがって、破断を検知してから水素供給の主止弁が止められるまでの時間で車体空間SPに到達して滞留する水素Hの量を減少させることができるという効果が得られる。
また、第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10は、多孔質カバー21、22により下流側継手15と中間供給配管13との接続部および下流側継手15と下流側供給配管12との接続部が覆われているので、接続部が破断しても、下流側供給配管12および中間供給配管13が車体から脱落することが防止される。さらに、多孔質カバー21、22により下流側供給配管12および中間供給配管13内を流通する水素の流動によって発生した雑音を吸収することができ、防音効果も得られる。
なお、各接続部を覆う多孔質カバー23、24についても、多孔質カバー21と同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10においては、多孔質カバー21、22を図3(a)および図3(b)に示すように、内部の気泡が均等に形成された構造で構成した場合について説明した。しかしながら、本発明に係る燃料電池車における配管構造においては、多孔質カバーを他の構造で構成するようにしてもよい。
例えば、他の構造を有する多孔質カバー21A、22Aを備えた第2実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Aで構成するようにしてもよい。多孔質カバー21Aは、図5(a)および図5(b)に示すように、燃料電池車1に取り付けた状態で多孔質カバー21Aの下半分の気泡の数が多くなるように形成され、上半分の気泡の数が少なくなるように形成されている。多孔質カバー22Aも同様に構成されている。
この構成により、第2実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Aは、第1実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10と同様の効果が得られる。即ち、燃料電池車1に外部から強い力が作用した場合、各接続部が大きく破断することが抑制され、破断しても、下流側供給配管12および中間供給配管13と下流側継手15との大幅な位置ズレの発生が防止されるという効果が得られる。
また、図5(a)および図5(b)に示すように、多孔質カバー21Aは、下半分の気泡の数が多く上半分の気泡の数が少ないので、外周面から放出される水素Hは、図6(a)および図6(b)に示すように、上方よりも下方に多く放射状に分散される。
その結果、下方に放出される多くの水素Hは、車体空間SPに到達するまでの距離が太い矢印で示す方向の距離より長くなるので、高濃度の状態で滞留することが抑制されるとともに、滞留する水素Hの量を極端に少なくすることができるという効果が得られる。また、破断した部分から放出される水素Hは、多孔質カバー21A内を通過するので、多孔質カバー21Aが無いものと比較して、放出されるまでに時間がかかる。したがって、破断を検知してから水素供給の主止弁が止められるまでの時間で車体空間SPに到達して滞留する水素Hの量を減少させることができるという効果が得られる。
また、第2実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Aは、多孔質カバー21A、22Aにより下流側継手15と下流側供給配管12との接続部および下流側継手15と中間供給配管13との接続部が覆われているので、接続部が破断しても、下流側供給配管12および中間供給配管13が車体から脱落することが防止される。さらに、多孔質カバー21A、22Aにより下流側供給配管12および中間供給配管13内を流通する水素の流動によって発生した雑音を吸収することができ、防音効果も得られる。
(第3実施形態)
また、他の構造を有する多孔質カバー21B、22Bを備えた第3実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Bで構成するようにしてもよい。多孔質カバー21Bは、図7(a)および図7(b)に示すように、全体が均一な多孔質材料で形成され、燃料電池車1に取り付けられた状態で多孔質カバー21Bの中心から下方の路面に向けて延びるように、貫通孔21Baが形成されている。多孔質カバー22Bも同様に構成されている。
この構成により、第3実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Bは、第2実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Aと同様の効果が得られる。即ち、燃料電池車1に外部から強い力が作用した場合、各接続部が大きく破断することが抑制され、破断しても、下流側供給配管12および中間供給配管13と下流側継手15との大幅な位置ズレの発生が防止されるという効果が得られる。
また、図7(a)および図7(b)に示すように、多孔質カバー21Bは、燃料電池車1に取り付けられた状態で多孔質カバー21Bの中心から下方の路面に向けて延びるように貫通孔21Baが形成されているので、破断部分から放出される水素Hは、図8(a)および図8(b)に示すように、下方に向かって放出される。その結果、多くの水素Hは車体の外部に積極的に排出され、また、車体空間SPに到達するまでの距離を太い矢印示す方向の距離よりも長くすることができる。したがって、水素Hが車体空間SPに高濃度の状態で滞留することが抑制されるとともに、滞留する水素Hの量を極端に少なくすることができるという効果が得られる。
また、破断した部分から放出される水素Hは、多孔質カバー21B内を通過するので、多孔質カバー21Bが無いものと比較して、放出されるまでに時間がかかる。したがって、破断を検知してから水素供給の主止弁が止められるまでの時間で車体空間SPに到達して滞留する水素Hの量を減少させることができるという効果が得られる。
また、第3実施形態に係る燃料電池車1における配管構造10Bは、多孔質カバー21B、22Bにより下流側継手15と下流側供給配管12との接続部および下流側継手15と中間供給配管13との接続部が覆われているので、接続部が破断しても、下流側供給配管12および中間供給配管13が車体から脱落することが防止される。さらに、多孔質カバー21B、22Bにより下流側供給配管12および中間供給配管13内を流通する水素の流動によって発生した雑音を吸収することができ、防音効果も得られる。
以上、本発明の第1実施形態~第3実施形態について詳述したが、本発明は、前記の第1実施形態~第3実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1・・・燃料電池車、2・・・燃料電池スタック(燃料電池)、3・・・燃料供給装置、3a・・・燃料タンク、10,10A,10B・・・配管構造、11・・・上流側供給配管(第1の配管または第2の配管)、12・・・下流側供給配管(第1の配管または第2の配管)、13・・・中間供給配管(第1の配管または第2の配管)、14・・・上流側継手(継手)、15・・・下流側継手(継手)、21,21A,21B,22,22A,22B,23,24・・・多孔質カバー(継手カバー)、21Ba・・・貫通孔

Claims (1)

  1. 燃料電池に水素を供給する燃料電池車における配管構造であって、
    第1の配管と、第2の配管と、継手と、継手カバーとを有し、
    前記第1の配管と前記第2の配管は、前記燃料電池車の車両前後方向に沿って配置され、
    前記継手は、前記第1の配管と前記第2の配管とを接続し、
    前記継手カバーは、弾性を有する多孔質材料によって形成され、前記第1の配管と前記継手との第1の接続部を覆う第1継ぎ手カバー、および前記第2の配管と前記継手との第2の接続部を覆う第2継ぎ手カバーを有し、
    前記第2継ぎ手カバーには、前記第2の接続部が挿入されて収容される中心穴と、該中心穴から下方に向かって延びて一端が前記中心穴の前記第2の接続部に対向する位置に開口し他端が前記第2継ぎ手カバーの下面に開口する貫通孔とが設けられている
    ことを特徴とする燃料電池車における配管構造。
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