JP6992258B2 - 通信装置及び端末装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本明細書では、無線ネットワークの親局として動作可能な通信装置と、その無線ネットワークに子局として参加可能な端末装置を開示する。
通信装置が無線ネットワークを形成するための様々な技術が知られている。例えば、いわゆるSoftAPの機能をサポートする通信装置は、SoftAPを起動して無線ネットワークの親局として動作することができる。また、Wi-Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートする通信装置は、WFD方式に従ったG/O(Group Ownerの略)状態に移行して無線ネットワークの親局として動作することができる。通信装置は、無線ネットワークの親局として動作している間に、他の装置との無線接続を確立して、他の装置を子局として当該無線ネットワークに参加させることができる。
特開2017-017601号公報
例えば、通信装置がある用途のための無線ネットワークの親局として動作する状況が考えられる。この場合、例えば、端末装置が、当該用途とは異なる用途を実現するために、当該無線ネットワークに子局として参加すると、通信装置は、当該異なる用途を適切に実現することができない可能性がある。本明細書では、端末装置の要望に応じた用途を適切に実現し得る通信装置を提供する。
本明細書によって開示される通信装置は、第1の無線インターフェースと、前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、前記通信装置の状態が第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した無線リンクが端末装置と確立されることに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から所定情報を受信する所定情報受信部であって、前記第1の親局状態は、前記通信装置が、第1のネットワーク識別子によって識別される第1の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第1の無線ネットワークの親局として動作する状態である、前記所定情報受信部と、前記所定情報が受信される場合に、前記通信装置の状態を前記第1の親局状態から第2の親局状態に移行させる第1の移行部であって、前記第2の親局状態は、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークの親局ではなく、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される第2の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第2の無線ネットワークの親局として動作する状態であり、前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されても、前記端末装置から前記所定情報が受信されない場合に、前記通信装置の状態は、前記第1の親局状態に維持される、前記第1の移行部と、前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第2の無線ネットワークに参加させる第1の確立部と、を備える。
上記の構成によると、通信装置は、例えば第1の用途を実現するために、第1の無線ネットワークの親局として動作することができる。そして、通信装置は、当該親局として動作している場合に、例えば第1の用途とは異なる第2の用途を実現するために、第1の無線インターフェースを介した無線リンクが端末装置と確立されることに応じて、第2の無線インターフェースを介して端末装置から所定情報を受信する。この場合、通信装置は、第1の用途のための第1の無線ネットワークの親局として動作することに代えて、第2の用途のための第2の無線ネットワークの親局として動作し、端末装置を第2の無線ネットワークに子局として参加させる。即ち、通信装置は、第1の用途のための第1の無線ネットワークに端末装置を子局として参加させるのではなく、第2の用途のための第2の無線ネットワークの親局として動作して、第2の無線ネットワークに端末装置を子局として参加させることができる。このために、通信装置は、第2の無線ネットワークを利用して、端末装置の要望に応じた第2の用途を適切に実現し得る。特に、上記の構成によると、第1の無線インターフェースを介した無線リンクが端末装置と確立されても、端末装置から所定情報が受信されない場合に、通信装置の状態は第1の親局状態に維持される。従って、通信装置は、端末装置から所定情報が受信されない場合に、第1の用途のための第1の無線ネットワークが形成されている状態を適切に維持することができる。
また、本明細書は、端末装置のためのコンピュータプログラムも開示する。コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、通信装置の状態が、第1のネットワーク識別子によって識別される第1の無線ネットワークの親局として動作する第1の親局状態である間に、前記端末装置の第1の無線インターフェースを介した無線リンクが前記通信装置と確立されることに応じて、前記端末装置の前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースを介して、所定情報を前記通信装置に送信する所定情報送信部であって、前記所定情報は、前記通信装置の状態を、前記第1の親局状態から、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される第2の無線ネットワークの親局として動作する第2の親局状態に移行させるための情報である、前記所定情報送信部と、前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第2の無線ネットワークに子局として参加する第1の確立部と、として機能させる。
上記の構成によると、端末装置は、通信装置が例えば第1の用途のための第1の無線ネットワークの親局として動作している間に、第1の用途とは異なる第2の用途を実現するために、第1の無線インターフェースを介した無線リンクが通信装置と確立されることに応じて、第2の無線インターフェースを介して所定情報を通信装置に送信する。これにより、通信装置は、第1の用途のための第1の無線ネットワークの親局として動作することに代えて、第2の用途のための第2の無線ネットワークの親局として動作する。このために、端末装置は、第1の用途のための第1の無線ネットワークに子局として参加するのではなく、第2の用途のための第2の無線ネットワークに子局として参加することができる。従って、端末装置は、第2の無線ネットワークを利用して、第2の用途を適切に実現し得る。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の端末装置のためのコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の端末装置そのもの、及び、端末装置を実現するための制御方法も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 プリンタが無線接続をアクセスポイントと確立するケースのシーケンス図を示す。 プリンタがWFD方式に従った無線接続を携帯端末と確立するケースのシーケンス図を示す。 第2実施例のシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、携帯端末100と、アクセスポイント200と、を備える。以下では、アクセスポイント200のことをAP(Access Pointの略)200と記載する。
(プリンタ10の構成;図1)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち携帯端末100等の周辺装置)である。プリンタ10は、NFCインターフェース12と、Wi-Fiインターフェース16と、印刷実行部18と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
NFCI/F12は、NFC方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。NFCI/F12は、メモリ14を備える。メモリ14は、外部に送信されるべき後述のSSID「wfdgo1」を記憶する。SSID「wfdgo1」は、プリンタ10の電源がONされる際にメモリ14に記憶される。NFCI/F12は、NFCタグである。なお、変形例では、NFCI/F12は、NFCフォーラムデバイスでもよい。
Wi-FiI/F16は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。Wi-Fi方式は、Wi-Fi Allianceによって策定された規格に準拠した無線通信方式であり、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信方式である。Wi-FiI/F16は、特に、SoftAP(Software Access Pointの略)方式をサポートしている。Wi-FiI/F16は、さらに、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。WFD方式の詳細は、Wi-Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている。
Wi-FiI/F16は、SoftAP方式に従った無線通信とWFD方式に従った無線通信との双方を実行するための1個のチップを備える。このために、Wi-FiI/F16は、SoftAP方式に従った無線通信と、WFD方式に従った無線通信と、を同時的に実行不可能である。即ち、プリンタ10は、例えばSoftAPとして動作している間に、WFD方式の親局であるG/O(Group Ownerの略)としてさらに動作することができず、また、G/Oとして動作している間に、SoftAPとしてさらに動作することができない。ただし、変形例では、Wi-FiI/F16は、SoftAP方式に従った無線通信を実行するためのチップと、WFD方式に従った無線通信を実行するためのチップと、の2個のチップを備えてもよい。即ち、Wi-FiI/F16は、SoftAP方式に従った無線通信と、WFD方式に従った無線通信と、を同時的に実行可能であってもよい。
また、Wi-FiI/F16は、Wi-Fi Allianceによって策定されたWPS(Wi-Fi Protected Setupの略)をサポートしている。WPSは、いわゆる自動無線設定又は簡単無線設定と呼ばれるものであり、Wi-Fi方式に従った無線接続を確立するための情報(例えば、SSID(Service Set Identifierの略)、パスワード、認証方式、暗号化方式等)がユーザによって入力されなくても、一対の装置の間に簡単にWi-Fi方式に従った無線接続を確立することができる技術である。
ここで、NFCI/F12とWi-FiI/F16との間の相違点を説明しておく。Wi-FiI/F16を介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11~600Mbps)は、NFCI/F12を介した無線通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100~424Kbps)よりも速い。また、Wi-FiI/F16を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFCI/F12を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi-FiI/F16を介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFCI/F12を介した無線通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。CPU32は、メモリ34内のプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、ROM、RAM等によって構成される。メモリ34は、プログラム36に加えて、SoftAP情報SIと、WFD情報WI1と、を記憶している。
SoftAP情報SIは、プリンタ10がSoftAPとして動作することによって形成される無線ネットワーク(以下では「SoftAPNW」と記載する)で利用される無線設定情報である。プリンタ10は、SoftAPNWの親局(即ちSoftAP)として動作している間に、SoftAP情報SIを利用して、例えば携帯端末100との無線接続(以下では「SoftAP接続」と記載する)を確立して、携帯端末100を子局としてSoftAPNWに参加させることができる。SoftAP情報SIは、SSID「softap」とパスワード「pass_soft」とを含む。SSIDは、無線ネットワークを識別するための識別子である。パスワードは、無線ネットワークで認証及び暗号化のために利用される情報である。SoftAP情報SIは、本実施例では、プリンタ10が出荷される前からメモリ34に予め記憶されているが、変形例では、プリンタ10の出荷後に、例えばインターネット上のサーバからメモリ34にインストールされてもよい。
WFD情報WI1は、プリンタ10がWFD方式のG/Oとして動作することによって形成される無線ネットワーク(以下では「WFDNW」と記載する)で利用される無線設定情報である。プリンタ10は、WFDNWの親局(即ちG/O)として動作している間に、WFD情報WI1を利用して、例えば携帯端末100との無線接続(以下では「WFD接続」と記載する)を確立して、携帯端末100を子局としてWFDNWに参加させることができる。WFD情報WI1は、SSID「wfdgo1」とパスワード「pass_wfd1」とを含む。SSID「wfdgo1」、パスワード「pass_wfd1」は、それぞれ、SoftAP情報SIに含まれるSSID「softap」、パスワード「pass_soft」とは異なる。WFD情報WI1は、本実施例では、プリンタ10が出荷される前からメモリ34に予め記憶されているが、変形例では、プリンタ10の電源ON時等の所定のタイミングで、CPU32によって生成されてメモリ34に記憶されてもよい。
SoftAPNWとWFDNWとは互いに異なる用途の実現のために利用される。例えば、SoftAPNWは、プリンタ10がAP200によって形成されている無線ネットワーク(以下では「通常APNW」と記載する)に参加するための無線設定情報を取得するという用途の実現のために利用される。また、例えば、WFDNWは、携帯端末100がプリンタ10に印刷を実行させるという用途の実現のために利用される。
(携帯端末100の構成;図1)
携帯端末100は、携帯電話(例えば、スマートフォン)、PDA、タブレット端末等の可搬型の端末装置である。携帯端末100は、NFCI/F112と、Wi-FiI/F116と、制御部130と、を備える。NFCI/F112は、NFC方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。NFCI/F112は、NFCフォーラムデバイスである。Wi-FiI/F116は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。
制御部130は、CPU132とメモリ134とを備える。CPU132は、メモリ134内のOS(Operation Systemの略)プログラム136に従って、様々な処理を実行する。図1の状態では、携帯端末100は、Wi-FiI/F116を介してAP200との無線接続(以下では「通常AP接続」と記載する)を確立しており、AP200によって形成されている通常APNWに子局として参加している。メモリ134は、当該通常APNWで利用される無線設定情報である通常AP情報AIを記憶している。通常AP情報AIは、SSID「normal_ap」とパスワード「pass_normal」とを含む。SSID「normal_ap」、パスワード「pass_normal」は、それぞれ、SoftAP情報SI及びWFD情報WI1に含まれるSSID、パスワードとは異なる。
メモリ134は、さらに、印刷アプリケーション(以下では「印刷アプリ」と記載する)138と、設定アプリケーション(以下では「設定アプリ」と記載する)140と、を記憶している。印刷アプリ138は、プリンタ10に印刷を実行させるためのアプリケーションである。設定アプリ140は、メモリ134内の通常AP情報AIをプリンタ10に送信して、プリンタ10を通常APNWに子局として参加させるためのアプリケーションである。設定アプリ140には、SoftAP情報SIが予め記述されている。各アプリ138,140は、プリンタ10のベンダによって提供される。携帯端末100は、例えば、プリンタ10と共に出荷されるメディアから各アプリ138,140をインストールしてもよいし、インターネット上の図示省略のサーバから各アプリ138,140をインストールしてもよい。
(AP200の構成;図1)
AP200は、無線AP、無線LANルータ等と呼ばれる公知のAPである。AP200は、通常AP情報AI(即ち、SSID「normal_ap」、パスワード「pass_normal」)が利用される通常APNWを確立しており、図1の状態では、携帯端末100との通常AP接続を確立している。
(プリンタ10が通常AP接続を確立するための処理;図2)
図2を参照して、プリンタ10がAP200との通常AP接続を確立するための処理の内容を説明する。本実施例では、ユーザが、プリンタ10を新たに購入して、例えば家庭、会社等に設置されているAP200と当該プリンタ10との間に通常AP接続を確立させるべき状況を想定している。なお、以下では、理解の容易化のために、各デバイス10,100の各CPU32,132が各プログラム36,136~140に従って実行する処理を説明する際に、CPUを主体として記載せず、デバイス(即ち、プリンタ10、携帯端末100)を主体として記載する。
T10では、ユーザは、プリンタ10の電源をONする。この場合、T12では、プリンタ10は、SoftAPを起動して、SSID「softap」によって識別されるSoftAPNWを形成する。プリンタ10の電源ONに応じてSoftAPが自動的に起動されるので、ユーザは、電源ON操作を実行した後に、SoftAPを起動させるための操作を実行せずに済み、ユーザの利便性が向上する。なお、プリンタ10は、出荷後に最初に電源がONされる際に、SoftAPを自動的に起動するが(T12)、AP200との通常AP接続を確立した後(即ち、通常AP情報AIをメモリ34に記憶した後)に、電源がONされても、SoftAPを自動的に起動しなくてもよい。
例えば、ユーザが、プリンタ10を通常APNWに参加させることを望む場合には、T20において、設定アプリ140を起動するための操作が携帯端末100で実行される。これにより、以下の各処理は、設定アプリ140によって実現される。T22において、携帯端末100は、メモリ134内の設定アプリ140に予め記述されているSoftAP情報SI(即ち、SSID「softap」、パスワード「pass_soft」)を取得し、Wi-FiI/F116を介して、当該SSID「softap」を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。当該Probe要求は、通常APNWへの参加をプリンタ10に要求するためのコマンドである。
プリンタ10は、T22において、Wi-FiI/F16を介して、SSID「softap」を含むProbe要求を受信することに応じて、T24において、Wi-FiI/F16を介して、Probe応答を携帯端末100に送信する。
T26では、プリンタ10は、Wi-FiI/F16を介して、各種信号(例えば、Authentication信号、Association信号、4-way handshake等)の通信を携帯端末100と実行する。上記の各種通信の過程で、プリンタ10は、携帯端末100からSoftAP情報SIに含まれるパスワード「pass_soft」を受信し、当該パスワードの認証を実行する。プリンタ10は、当該パスワードの認証が成功するので、携帯端末100とのSoftAP接続を確立する。これにより、プリンタ10は、携帯端末100をSoftAPNWに子局として参加させることができる。
携帯端末100の側から説明すると、携帯端末100は、T24において、Wi-FiI/F116を介して、プリンタ10からProbe応答を受信し、T26において、Wi-FiI/F116を介して、各種信号の通信をプリンタ10と実行する。これにより、携帯端末100は、プリンタ10とのSoftAP接続を確立して、SoftAPNWに子局として参加する。
T28では、携帯端末100は、SoftAPNWを利用して、Wi-FiI/F116を介して、メモリ134内の通常AP情報AIをプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T28において、SoftAPNWを利用して、Wi-FiI/F16を介して、携帯端末100から通常AP情報AIを受信することに応じて、T30において、Wi-FiI/F16を介して、当該通常AP情報AIに含まれるSSID「normal_ap」を含むProbe要求をAP200に送信する。そして、T32では、プリンタ10は、AP200からProbe応答を受信する。
T34では、プリンタ10は、各種信号の通信(例えば、Authentication信号、Association信号、4-way handshake等)をAP200と実行する。上記の各種通信の過程で、プリンタ10は、T28で受信された通常AP情報AIに含まれるパスワード「pass_normal」をAP200に送信する。AP200において当該パスワードの認証が成功するので、プリンタ10は、AP200との通常AP接続を確立する。これにより、プリンタ10は、通常APNWに子局として参加することができる。この結果、プリンタ10は、AP200を介して、他の装置(例えば携帯端末100)との様々な通信を実行することができる。
T36では、プリンタ10は、SoftAPを停止して、SoftAPNWを消滅させる。これにより、T26で確立されたSoftAP接続が切断される。
(プリンタ10がWFD接続を確立するための処理;図3)
続いて、図3を参照して、プリンタ10においてSoftAPが起動されている状況において、プリンタ10が携帯端末100とのWFD接続を確立するための処理の内容を説明する。図3において、プリンタ10と携帯端末100との間の太線矢印、細線矢印は、それぞれ、NFC方式に従った無線通信、Wi-Fi方式に従った無線通信を示す。T100、T102は、それぞれ、図2のT10、T12と同様である。
携帯端末100において印刷アプリ138が起動されるケースAについて説明する。例えば、ユーザが、プリンタ10に印刷を実行させることを望む場合には、T120Aにおいて、印刷アプリ138を起動するための操作が携帯端末100に実行される。これにより、以降のT124A~T128Aを除く各処理(例えばT130A、T146等)は、印刷アプリ138によって実現される。なお、T130A等のWi-FiI/F116を介したプリンタ10との通信は、印刷アプリ138がOSプログラム136に適宜指示を供給することによって実現される。
T122Aでは、ユーザは、携帯端末100をプリンタ10に近づける。これにより、携帯端末100のNFCI/F112とプリンタ10のNFCI/F12との間の距離がNFC方式に従った無線通信を実行可能な距離(例えば10cm)以下となり、T124Aにおいて、携帯端末100とプリンタ10との間にNFC無線リンクが確立される。なお、T124Aの処理及び以降のT126A~T128Aの処理は、印刷アプリ138がOSプログラム136に指示を供給することによって実現されるのではなく、OSプログラム136及びNFCI/F112が予め決められているルールに従って動作することによって実現される。
T126Aでは、携帯端末100は、T124Aで確立されたNFC無線リンクを利用して、NFCI/F112を介して、Read要求をプリンタ10に送信する。Read要求は、プリンタ10のNFCI/F12のメモリ14に記憶されている情報を読み出す(即ち受信する)ための要求である。
プリンタ10のNFCI/F12は、T126Aにおいて、携帯端末100からRead要求を受信することに応じて、T128Aにおいて、T124Aで確立されたNFC無線リンクを利用して、メモリ14内のSSID「wfdgo1」を携帯端末100に送信する。これにより、プリンタ10は、プリンタ10が親局(即ちG/O)として動作するWFDNWに参加するためのSSID「wfdgo1」を携帯端末100に通知することができる。
携帯端末100のNFCI/F112は、T128Aにおいて、T124Aで確立されたNFC無線リンクを利用して、プリンタ10からSSID「wfdgo1」を受信する。これに応じて、携帯端末100は、T130Aにおいて、Wi-FiI/F116を介して、受信済みのSSID「wfdgo1」を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。当該Probe要求は、携帯端末100が、プリンタ10が親局(即ちG/O)として動作するWFDNWへの参加を希望していることを、プリンタ10に通知するためのコマンドである。
ここで、携帯端末100において印刷アプリ138が起動されないケースBについて説明する。本ケースでは、印刷アプリ138を起動するための操作が携帯端末100で実行されない。例えば、印刷アプリ138とは異なるアプリが起動されている状況では、印刷アプリ138が起動されなくても、携帯端末100とプリンタ10との間にNFC無線リンクが確立され得る。T122B~T128Bは、ケースAのT122A~T128Aと同様である。ここで、携帯端末100は、T128BでSSID「wfdgo1」を受信しても、印刷アプリ138が起動されていないので、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求をプリンタ10に送信しない。
T140では、プリンタ10は、NFC無線リンクが確立されることに応じて、Wi-FiI/F116を介して、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信するのか否かを判断する(即ち当該Probe要求を受信することを監視する)。プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信する上記のケースAの場合には、T140でYESと判断して、T142以降の処理を実行する。一方、プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信しない上記のケースBの場合には、T140でNOと判断して、T142以降の処理をスキップする。これにより、プリンタ10は、SoftAPとして動作することを継続し、SoftAPNWが形成されている状態を維持する。このために、プリンタ10は、携帯端末100から通常APNWに参加するための通常AP情報AIを取得するという用途(図2参照)を適切に実現することができる。
プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信したと判断する場合(T140でYES)には、T142において、SoftAPを停止して、SoftAPNWを消滅させる。これにより、プリンタ10の状態は、SoftAPとして動作している状態から、無線ネットワークの親局として動作していない状態に移行する。上述したように、本実施例では、Wi-FiI/F16は、SoftAP方式に従った無線通信と、WFD方式に従った無線通信と、を同時的に実行することができない。プリンタ10は、後述のT144の処理でWFD方式のG/Oを起動する必要があるので、T142でSoftAPを停止する。なお、プリンタ10は、Wi-FiI/F16が、SoftAP方式に従った無線通信と、WFD方式に従った無線通信と、を同時的に実行可能である場合でも、T142でSoftAPを停止してもよい。
T144では、プリンタ10は、WFD方式のG/Oを起動し、SSID「wfdgo1」によって識別されるWFDNWを形成する。これにより、プリンタ10の状態は、無線ネットワークの親局として動作していない状態から、SSID「wfdgo1」によって識別されるWFDNWの親局として動作するG/O状態に移行する。即ち、T130Aで受信されるProbe要求は、プリンタ10の状態を、SoftAPNWの親局(即ちSoftAP)として動作している状態から、無線ネットワークの親局として動作していない状態を経て、WFDNWの親局(即ちG/O)として動作している状態に移行させるための情報である。
なお、T130Aの時点では、プリンタ10の状態がG/O状態ではないので、即ち、SSID「wfdgo1」によって識別されるWFDNWがまだ形成されていないので、プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信しても、Probe応答を送信しない。従って、携帯端末100は、T130AでProbe要求を送信してから所定時間を経過してもプリンタ10からProbe応答を受信しないので、T146において、Wi-FiI/F116を介して、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求をプリンタ10に再び送信する。
プリンタ10は、T146において、Wi-FiI/F16を介して、携帯端末100から、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を再び受信すると、T148において、Wi-FiI/F16を介して、Probe応答を携帯端末100に送信する。
T176では、プリンタ10は、Wi-FiI/F16を介して、WPSに従ったWPS通信を携帯端末100と実行して、メモリ34内のWFD情報WI1に含まれるパスワード「pass_wfd1」を携帯端末100に送信する。
携帯端末100は、T176において、Wi-FiI/F116を介して、WPSに従ったWPS通信をプリンタ10と実行することに応じて、T178において、WFD方式のクライアント状態に移行する。そして、T180では、携帯端末100は、各種信号の通信(例えば、Authentication信号、Association信号、4-way handshake等)をプリンタ10と実行する。上記の各種通信の過程で、携帯端末100は、T176で受信されたパスワード「pass_wfd1」をプリンタ10に送信する。プリンタ10において当該パスワードの認証が成功するので、携帯端末100は、プリンタ10とのWFD接続を確立する。これにより、携帯端末100は、WFDNWに子局(即ちクライアント)として参加することができる。
プリンタ10の側から説明すると、プリンタ10は、T180において、Wi-FiI/F16を介して、各種信号の通信を携帯端末100と実行する。これにより、プリンタ10は、携帯端末100とのWFD接続を確立して、携帯端末100をWFDNWに子局(即ちクライアント)として参加させる。
T184では、プリンタ10は、印刷対象の画像を選択する操作が携帯端末100で実行されると、WFDNWを利用して、Wi-FiI/F16を介して、携帯端末100から当該画像を表わす画像データを含む印刷実行要求を受信する。印刷実行要求は、プリンタ10に印刷を実行させるための要求である。T186では、プリンタ10は、画像データによって表される画像の印刷を実行する。これにより、携帯端末100から印刷実行要求を受信して印刷を実行するという用途が実現される。
プリンタ10は、印刷実行要求の通信が完了した後に、T188において、G/Oを停止して、WFDNWを消滅させる。これにより、プリンタ10は、G/O状態から、無線ネットワークの親局として動作していない状態に移行する。この結果、T180で確立されたWFD接続が切断される。
T190では、プリンタ10は、SoftAPを起動して、SSID「softap」によって識別されるSoftAPNWを再び形成する。これにより、プリンタ10は、無線ネットワークの親局として動作していない状態から、SoftAPNWの親局として動作している状態に移行する。これにより、プリンタ10は、携帯端末100から印刷実行要求を受信して印刷を実行するという用途が実現された後に、携帯端末100から通常APNWに参加するための通常AP情報AIを取得するという用途(図2参照)を適切に実現することができる。
(本実施例の効果)
本実施例の効果を説明する前に、比較例の構成を説明する。比較例のプリンタは、通常APNWに参加するための通常AP情報を取得するという用途を実現するためにSoftAPを起動している間に、携帯端末とのSoftAP接続を確立して、携帯端末を子局としてSoftAPNWに参加させる。その後、プリンタは、SoftAPNWを利用して、携帯端末から印刷実行要求を受信する。しかしながら、比較例の構成では、プリンタは、通常AP情報を取得するという第1の用途を実現するために、SoftAPNWを利用して通常AP情報を受信することを監視しているので、仮に、SoftAPNWを利用して印刷実行要求を受信しても、当該要求に応じた印刷を実行しない。即ち、プリンタは、携帯端末がプリンタに印刷を実行させるという第2の用途を適切に実現することができない。
これに対して、本実施例では、図3に示すように、プリンタ10は、携帯端末100から通常APNWに参加するための通常AP情報AIを取得するという第1の用途を実現するために、SoftAPとして動作する(図3のT102)。そして、プリンタ10は、携帯端末100がプリンタ10に印刷を実行させるための第2の用途を実現するために、NFC無線リンクが確立されることに応じて(T124A)、Wi-FiI/F16を介して、携帯端末100から、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信する(T130A)。この場合、プリンタ10は、第1の用途のためのSoftAPNWの親局として動作することに代えて、第2の用途のためのWFDNWの親局として動作し(T144)、携帯端末100をWFDNWに子局として参加させる(T176,180)。即ち、プリンタ10は、第1の用途のためのSoftAPNWに携帯端末100を子局として参加させるのではなく、第2の用途のためのWFDNWに携帯端末100を子局として参加させることができる。このために、プリンタ10は、WFDNWを利用して、携帯端末100の要望に応じた第2の用途を適切に実現することができる。特に、本実施例では、NFC無線リンクが携帯端末100と確立されても、携帯端末100からSSID「wfdgo1」を含むProbe要求が受信されない場合(T140でNO)に、プリンタ10の状態は、SoftAP状態に維持される。従って、プリンタ10は、携帯端末100からSSID「wfdgo1」を含むProbe要求が受信されない場合に、第1の用途のためのSoftAPNWが形成されている状態を適切に維持することができる。
また、携帯端末100は、プリンタ10が第1の用途のためにSoftAPとして動作している間に、第2の用途を実現するために、NFC無線リンクが確立されることに応じて(T124A)、Wi-FiI/F116を介して、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求をプリンタ10に送信する(T130A)。これにより、プリンタ10は、第1の用途のためのSoftAPNWの親局として動作することに代えて、第2の用途のためのWFDNWの親局として動作する(T144)。このために、携帯端末100は、第1の用途のためのSoftAPNWに子局として参加するのではなく、第2の用途のためのWFDNWに子局として参加することができる。従って、携帯端末100は、WFDNWを利用して、第2の用途を適切に実現することができる。
(対応関係)
プリンタ10、携帯端末100が、それぞれ、「通信装置」、「端末装置」の一例である。NFCI/F12(又は112)、Wi-FiI/F16(又は116)が、それぞれ、「第1の無線インターフェース」、「第2の無線インターフェース」の一例である。図3のT124AのNFC無線リンク、SSID「wfdgo1」が、それぞれ、「無線リンク」、「所定情報」の一例である。SoftAPとして動作している状態、SSID「softap」、SoftAPNWが、それぞれ、「第1の親局状態」、「第1のネットワーク識別子」、「第1の無線ネットワーク」の一例である。G/O状態、SSID「wfdgo1」、WFDNW、T180のWFD接続が、それぞれ、「第2の親局状態」、「第2のネットワーク識別子」、「第2の無線ネットワーク」、「第1の無線接続」の一例である。画像データが、「対象データ」の一例である。図2のT26のSoftAP接続、通常AP情報AI、T34の通常AP接続、通常APNWが、それぞれ、「第3の無線接続」、「無線設定情報」、「第4の無線接続」、「第4の無線ネットワーク」の一例である。印刷アプリ138及び設定アプリ140が、「コンピュータプログラム」の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、メモリ34は、SoftAP情報SIとWFD情報WI1とに加えて、さらに、WFD情報WI2を記憶している。WFD情報WI2は、SSID「wfdgo2」とパスワード「pass_wfd2」とを含む。WFD情報WI2は、プリンタ10がG/Oとして動作することによって形成されるWFDNWで利用される無線設定情報である。SSID「wfdgo2」、パスワード「pass_wfd2」は、それぞれ、SoftAP情報SI及びWFD情報WI1に含まれるSSID、パスワードとは異なる。
また、本実施例では、NFCI/F12のメモリ14は、SSID「wfdgo1」のみならず、SSID「wfdgo1」とパスワード「pass_wfd1」とを含むWFD情報WI1を記憶する。
(プリンタ10がWFD接続を確立するための処理;図4)
本実施例では、図3の処理に代えて、図4の処理が実行される。図4を参照して、プリンタ10においてSoftAPが起動されている状況において、プリンタ10が携帯端末100とのWFD接続を確立するための処理の内容を説明する。T200~T226は、図3のT100からT126Aと同様である。
T228は、プリンタ10がメモリ14内のWFD情報WI1を携帯端末100に送信する(別言すれば、携帯端末100がプリンタ10からWFD情報WI1を受信する)点を除いて、図3のT128Aと同様である。
T230、T240は、それぞれ、図2のT130A、T140と同じである。プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信するので(T240でYES)に、T242以降の処理を実行する。一方、本実施例でも、プリンタ10は、図3のケースBのように、印刷アプリ138が起動されなくても、NFC無線リンクが確立され得る。この場合、プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信しないので(T240でNO)、T242以降の処理をスキップし、SoftAPとしての動作を継続する。
T242、T244は、それぞれ、図2のT142、T144と同様である。本実施例では、T244で起動されるG/O、当該G/Oが親局であるWFDNWのことを、それぞれ、「第1のG/O」、「第1のWFDNW」と呼ぶ。T246、T248は、それぞれ、図2のT146、T148と同様である。
T250では、プリンタ10は、各種信号の通信(例えば、Authentication信号、Association信号、4-way handshake等)を携帯端末100と実行する。上記の各種通信の過程で、プリンタ10は、携帯端末100からWFD情報WI1に含まれるパスワード「wfdgo1」を受信し、当該パスワードの認証を実行する。プリンタ10は、当該パスワードの認証が成功するので、WFD方式のクライアントではなく、通常のWi-Fi方式の子局(即ちいわゆるレガシー)として動作する携帯端末100との無線接続(以下では「レガシー接続」と記載する)を確立する。これにより、プリンタ10は、携帯端末100を第1のWFDNWに子局(即ちレガシー)として参加させることができる。
携帯端末100の側から説明すると、携帯端末100は、T250において、Wi-FiI/F116を介して、プリンタ10からProbe応答を受信し、T250において、Wi-FiI/F116を介して、各種信号の通信をプリンタ10と実行する。上記の各種信号の通信は、T228で受信されたパスワード「wfdgo1」をプリンタ10に送信することを含む。これにより、携帯端末100は、プリンタ10とのレガシー接続を確立して、第1のWFDNWに子局として参加する。
T252では、携帯端末100は、第1のWFDNWを利用して、Wi-FiI/F116を介して、WPS要求をプリンタ10に送信する。WPS要求は、WPS通信の実行をプリンタ10に要求するためのコマンドである。
プリンタ10は、T252において、第1のWFDNWを利用して、Wi-FiI/F16を介して、携帯端末100からWPS要求を受信する。この場合、プリンタ10は、T254において、第1のWFDNWを利用して、Wi-FiI/F16を介して、WPS要求を受信したことを示す受信通知を携帯端末100に送信する。
T260では、プリンタ10は、受信通知を携帯端末100に送信することに応じて、携帯端末100から切断要求を受信する。切断要求は、レガシー接続の切断をプリンタ10に要求するためのコマンドである。これにより、T262では、プリンタ10は、レガシー接続を切断して、Wi-FiI/F16を介して、レガシー接続を切断したことを示す切断通知を携帯端末100に送信する。
次いで、T264では、プリンタ10は、第1のG/Oを停止して、第1のWFDNWを消滅させる。
T270では、プリンタ10は、G/Oを起動して、SSID「wfdgo2」によって識別されるWFDNWを形成する。以下では、T270で起動されるG/O、当該G/Oが親局であるWFDNWのことを、それぞれ、「第2のG/O」、「第2のWFDNW」と呼ぶ。
一方、T272では、携帯端末100は、プリンタ10から切断通知を受信することに応じて、Wi-FiI/F116を介して、Discovery要求をプリンタ10に送信する。Discovery要求は、第2のWFDNWを識別するためのSSID「wfdgo2」の送信を要求するためのコマンドである。T274では、携帯端末100は、Discovery要求をプリンタ10に送信することに応じて、Wi-FiI/F116を介して、プリンタ10からSSID「wfdgo2」を含むDiscovery応答を受信する。これにより、携帯端末100は、第2のWFDNWを識別するためのSSID「wfdgo2」を知ることができる。
プリンタ10の側から説明すると、プリンタ10は、T272において、Wi-FiI/F16を介して、携帯端末100からDiscovery要求を受信し、T274において、Wi-FiI/F16を介して、SSID「wfdgo2」を含むDiscovery応答を携帯端末100に送信する。そして、T276では、プリンタ10は、Wi-FiI/F16を介して、T252のWPS要求に応じたWPS通信を携帯端末100と実行して、メモリ34内のWFD情報WI2に含まれるパスワード「pass_wfd2」を携帯端末100に送信する。
携帯端末100の側から説明すると、携帯端末100は、Wi-FiI/F116を介して、WPS要求に応じたWPS通信をプリンタ10と実行することに応じて、プリンタ10からパスワード「pass_wfd2」を受信する。T278は、図3のT178と同様である。T280は、携帯端末100が各種信号の通信の過程で、T276で受信されたパスワード「pass_wfd2」をプリンタ10に送信する点と、携帯端末100が子局(即ちWFD方式のクライアント)として第2のWFDNWに参加する(別言すれば、プリンタ10が携帯端末100を第2のWFDNWに子局として参加させる)点を除いて、図3のT180と同様である。T280の処理が実行されると、図3のT184~T190の処理が実行される。これら処理は、T184で第2のWFDNWが利用される点と、T188で第2のG/Oが停止される点を除いて、図3と同様である。
(本実施例の効果)
本実施例では、携帯端末100は、T250のレガシー接続をプリンタ10と確立して、T252のWPS要求をプリンタ10に送信しなければ、T280のWFD接続をプリンタ10と確立することができない。このような携帯端末100の制約に対処するために、プリンタ10は、SSID「wfdgo1」を含むProbe要求を受信することに応じて(T230)、第1の用途のためのSoftAPNWの親局として動作することに代えて、第2の用途のための第1のWFDNWの親局として動作し(T244)、携帯端末100を第1のWFDNWに子局(即ちレガシー)として参加させる(T250)。そして、プリンタ10は、第1のWFDNWを利用して、携帯端末100からWPS要求を受信する(T252)。その後、プリンタ10は、第2のG/Oとして動作して第2のWFDNWを形成し(T270)、携帯端末100からWPS要求を受信することに応じてWPS通信を実行する(T276)。このために、プリンタ10は、携帯端末100を第2のWFDNWに子局(即ちクライアント)として参加させることができる(T280)。そして、プリンタ10は、第2のWFDNWを利用して、携帯端末100から印刷実行要求を受信することに応じた印刷、即ち、第2の用途を適切に実現することができる。
(対応関係)
プリンタ10が第1のG/Oとして動作する状態、第1のWFDNW、T250のレガシー接続が、それぞれ、「第2の親局状態」、「第2の無線ネットワーク」、「第1の無線接続」の一例である。パスワード「pass_wfd1」が、「第1のパスワード」の一例である。プリンタ10が第2のG/Oとして動作する状態、第2のWFDNW、T280のWFD接続が、それぞれ、「第3の親局状態」、「第3の無線ネットワーク」、「第2の無線接続」の一例である。SSID「wfdgo2」、パスワード「pass_wfd1」が、それぞれ、「第3のネットワーク識別子」、「第2のパスワード」の一例である。Discovery要求が、「識別子要求」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)印刷アプリ138は、例えば、プリンタの複数のモデル名のそれぞれについて、当該モデル名と、当該モデル名を有するプリンタによって形成されるWFDNWを識別するためのSSIDと、が対応付けられている情報を含んでいてもよい。そして、NFCI/F12のメモリ14は、SSID「wfdgo1」の代わりに、プリンタ10のモデル名が記憶されていてもよい。この場合、プリンタ10のNFCI/F12は、図3のT128Aにおいて、Read要求の受信に応じて、モデル名を携帯端末100に送信してもよい。そして、携帯端末100は、T130Aにおいて、印刷アプリ138から当該モデル名に対応付けられているSSID「wfdgo1」を取得し、取得済みのSSID「wfdgo1」を含むProbe要求をプリンタ10に送信してもよい。一般的に言うと、「第1の無線インターフェース」は、無線リンクを利用して、所定情報を端末装置に送信しなくてもよい。
(変形例2)NFCI/F12のメモリ14は、SSID「wfdgo1」の代わりに、Wi-FiI/F16を識別するための特定のMACアドレスを記憶していてもよい。この場合、プリンタ10のNFCI/F12は、図3のT128Aにおいて、Read要求の受信に応じて、特定のMACアドレスを携帯端末100に送信し、T130Aにおいて、携帯端末100から特定のMACアドレスを含むProbe要求を受信してもよい。そして、プリンタ10は、T140において、特定のMACアドレスを含むProbe要求を受信するのか否かを判断してもよい。本変形例では、特定のMACアドレスが「所定情報」の一例である。
(変形例3)上記の実施例では、プリンタ10は、図2のT12において、SoftAPを起動する代わりに、WFD方式のG/Oを起動して、WFDNWを形成してもよい。当該WFDNWを識別するためのSSIDは、図3のT144で形成されるWFDNWを識別するためのSSIDとは異なる。そして、プリンタ10は、図2のT26において、携帯端末100とのWFD接続を確立し、T28において、WFDNWを利用して、携帯端末100から通常AP情報AIを受信してもよい。一般的に言うと、「第1の親局状態」は、SoftAPが起動されている状態でなくてもよく、G/Oが起動されている状態であってもよい。
(変形例4)図4のT272、T274の処理は実行されなくてもよい。この場合、例えば、プリンタ10は、T254において、SSID「wfdgo2」を含む受信通知を携帯端末100に送信してもよい。また、例えば、プリンタ10は、T252において、携帯端末100からSSID「wfdgo2」を含むWPS要求を受信して、T270において、第2のG/Oを起動し、受信済みのSSID「wfdgo2」によって識別される第2のWFDNWを形成してもよい。本変形例では、「識別子要求受信部」、「識別子送信部」を省略可能である。
(変形例5)図3のT190の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「第3の移行部」を省略可能である。
(変形例6)上記の各実施例では、SoftAPNWは、プリンタ10が通常AP情報を取得するという用途の実現のために利用される。これに代えて、SoftAPNWは、プリンタ10が設定値を取得するという用途、プリンタ10がプログラム36を更新するための更新ファイルを取得するという用途等の実現のために利用されてもよい。本変形例では、「設定情報受信部」、「第4の確立部」を省略可能である。
(変形例7)「通信装置」は、プリンタでなくてもよく、例えば、スキャナ、複合機、サーバ、PCであってもよい。例えば、スキャナの場合、通信装置は、図3のT184において、携帯端末100からスキャン要求を受信すると、T186において、対象原稿のスキャンを実行し、当該対象原稿を表わすスキャンデータを携帯端末100に送信してもよい。本変形例では、スキャンデータが、「対象データ」の一例である。
(変形例8)「第1の無線インターフェース」は、NFCI/Fでなくてもよく、例えば、BT(Bluetooth(登録商標)の略)通信が可能なBTインターフェースであってもよい。
(変形例9)上記の第2実施例では、プリンタ10は、T270において、T244の第1のWFDNWを識別するSSID「wfdgo1」と異なるSSID「wfdgo2」によって識別される第2のWFDNWの親局として動作する。これに代えて、プリンタ10は、第1のWFDNWを識別するSSID「wfdgo1」と同じSSIDによって識別される第2のWFDNWの親局として動作してもよい。一般的に言えば、「第3のネットワーク識別子」は、「第2のネットワーク識別子」と同じでもよい。
(変形例10)上記の各実施例では、プリンタ10のCPU32がプログラム36(即ちソフトウェア)を実行すること及び携帯端末100のCPU132がプログラム136,138,140を実行することによって、図2~図4の各処理が実現される。これに代えて、いずれかの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下に、本明細書で開示する特徴を列挙する。
(項目1)
通信装置であって、
第1の無線インターフェースと、
前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、
前記通信装置の状態が第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した無線リンクが端末装置と確立されることに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から所定情報を受信する所定情報受信部であって、前記第1の親局状態は、前記通信装置が、第1のネットワーク識別子によって識別される第1の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第1の無線ネットワークの親局として動作する状態である、前記所定情報受信部と、
前記所定情報が受信される場合に、前記通信装置の状態を前記第1の親局状態から第2の親局状態に移行させる第1の移行部であって、前記第2の親局状態は、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークの親局ではなく、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される第2の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第2の無線ネットワークの親局として動作する状態であり、前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されても、前記端末装置から前記所定情報が受信されない場合に、前記通信装置の状態は、前記第1の親局状態に維持される、前記第1の移行部と、
前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第2の無線ネットワークに参加させる第1の確立部と、
を備える、通信装置。
(項目2)
前記第1の無線インターフェースは、前記無線リンクを利用して、前記所定情報を前記端末装置に送信する、項目1に記載の通信装置。
(項目3)
前記所定情報は、前記第2のネットワーク識別子を含む、項目1又は2に記載の通信装置。
(項目4)
前記第1の無線インターフェースは、前記無線リンクを利用して、前記第2の無線ネットワークで利用される第1のパスワードを前記端末装置に送信し、
前記第1の確立部は、前記第1のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した前記第1の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第2の無線ネットワークに参加させる、項目1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目5)
前記通信装置は、さらに、
前記第2の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)通信の実行を要求するためのWPS要求を受信するWPS要求受信部と、
前記WPS要求が受信された後に、前記通信装置の状態を、前記第2の親局状態から第3の親局状態に移行させる第2の移行部であって、前記第3の親局状態は、前記通信装置が、前記第2の無線ネットワークの親局ではなく、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第3のネットワーク識別子によって識別される第3の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第3の無線ネットワークの親局として動作する状態である、前記第2の移行部と、
前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記WPS要求に応じた前記WPS通信を前記端末装置と実行して、前記第3の無線ネットワークで利用される第2のパスワードを前記端末装置に送信するWPS実行部と、
前記第2のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第2の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第3の無線ネットワークに参加させる第2の確立部と、を備える、項目4に記載の通信装置。
(項目6)
前記第3のネットワーク識別子は、前記第2のネットワーク識別子とは異なり、
前記通信装置は、さらに、
前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から、前記第3のネットワーク識別子の送信を要求するための識別子要求を受信する識別子要求受信部と、
前記識別子要求が受信される場合に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記第3のネットワーク識別子を前記端末装置に送信する識別子送信部と、を備える、項目5に記載の通信装置。
(項目7)
前記通信装置は、さらに、
前記端末装置が子局として前記第3の無線ネットワークに参加した後に、前記第3の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、対象データの無線通信を前記端末装置と実行する通信実行部と、
前記対象データの無線通信が完了した後に、前記通信装置の状態を前記第3の親局状態から前記第1の親局状態に移行させる第3の移行部と、を備える、項目5又は6に記載の通信装置。
(項目8)
前記通信装置は、さらに、
前記端末装置が子局として前記第2の無線ネットワークに参加した後に、前記第2の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、対象データの無線通信を前記端末装置と実行する通信実行部と、
前記対象データの無線通信が完了した後に、前記通信装置の状態を前記第2の親局状態から前記第1の親局状態に移行させる第3の移行部と、を備える、項目1から3に記載の通信装置。
(項目9)
前記通信装置は、さらに、
前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第2の無線インターフェースを介した第3の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第1の無線ネットワークに参加させる第3の確立部と、
前記端末装置が子局として前記第1の無線ネットワークに参加した後に、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から無線設定情報を受信する設定情報受信部であって、前記無線設定情報は、前記通信装置及び前記端末装置とは異なるアクセスポイントが親局として動作する第4の無線ネットワークに子局として参加するための情報である、前記設定情報受信部と、
前記無線設定情報を利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第4の無線接続を前記アクセスポイントと確立して、前記第4の無線ネットワークに子局として参加する第4の確立部と、を備える、項目1から8のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目10)
前記第1の無線インターフェースは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
前記第2の無線インターフェースは、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
前記第1の無線ネットワークは、SoftAP方式に従った無線ネットワークであり、
前記第1の親局状態は、SoftAPが起動されている状態であり、
前記第2の無線ネットワークは、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式に従った無線ネットワークであり、
前記第2の親局状態は、前記WFD方式のGroupOwner状態である、項目1から9のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目11)
端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
通信装置の状態が、第1のネットワーク識別子によって識別される第1の無線ネットワークの親局として動作する第1の親局状態である間に、前記端末装置の第1の無線インターフェースを介した無線リンクが前記通信装置と確立されることに応じて、前記端末装置の前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースを介して、所定情報を前記通信装置に送信する所定情報送信部であって、前記所定情報は、前記通信装置の状態を、前記第1の親局状態から、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される第2の無線ネットワークの親局として動作する第2の親局状態に移行させるための情報である、前記所定情報送信部と、
前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第2の無線ネットワークに子局として参加する第1の確立部と、
として機能させるコンピュータプログラム。
(項目12)
前記第1の無線インターフェースは、前記無線リンクを利用して、前記通信装置から前記所定情報を受信する、項目11に記載のコンピュータプログラム。
(項目13)
前記所定情報は、前記第2のネットワーク識別子を含む、項目11又は12に記載のコンピュータプログラム。
(項目14)
前記第1の無線インターフェースは、前記無線リンクを利用して、前記通信装置から、前記第2の無線ネットワークで利用される第1のパスワードを受信し、
前記第1の確立部は、前記第1のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した前記第1の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第2の無線ネットワークに子局として参加する、項目11から13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
(項目15)
前記コンピュータプログラムは、さらに、前記コンピュータを、
前記第2の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)通信の実行を要求するためのWPS要求を前記通信装置に送信するWPS要求送信部であって、前記WPS要求が送信された後に、前記通信装置の状態は、前記第2の親局状態から、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第3のネットワーク識別子によって識別される第3の無線ネットワークの親局として動作する第3の親局状態に移行する、前記WPS要求送信部と、
前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記WPS要求に応じた前記WPS通信を前記通信装置と実行して、前記通信装置から、前記第3の無線ネットワークで利用される第2のパスワードを受信するWPS実行部と、
前記第2のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第2の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第3の無線ネットワークに子局として参加する第2の確立部と、
として機能させる、項目14に記載のコンピュータプログラム。
(項目16)
前記第3のネットワーク識別子は、前記第2のネットワーク識別子とは異なり、
前記コンピュータプログラムは、さらに、前記コンピュータを、
前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記第3のネットワーク識別子の送信を要求するための識別子要求を前記通信装置に送信する識別子要求送信部と、
前記識別子要求を送信することに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記通信装置から前記第3のネットワーク識別子を受信する識別子受信部と、
として機能させる、項目15に記載のコンピュータプログラム。
(項目17)
前記コンピュータプログラムは、さらに、前記コンピュータを、
前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第2の無線インターフェースを介した第3の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第1の無線ネットワークに子局として参加する第3の確立部と、
前記第1の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、無線設定情報を前記通信装置に送信する設定情報送信部であって、前記無線設定情報は、前記通信装置及び前記端末装置とは異なるアクセスポイントが親局として動作する第4の無線ネットワークに子局として参加するための情報である、前記設定情報送信部と、
として機能させる、項目11から16のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
(項目18)
前記第1の無線インターフェースは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
前記第2の無線インターフェースは、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
前記第1の無線ネットワークは、SoftAP方式に従った無線ネットワークであり、
前記第1の親局状態は、SoftAPが起動されている状態であり、
前記第2の無線ネットワークは、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式に従った無線ネットワークであり、
前記第2の親局状態は、前記WFD方式のGroupOwner状態である、項目11から17のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
2:通信システム、10:プリンタ、100:携帯端末、200:AP、12、112:NFCI/F、16、116:Wi-FiI/F、18:印刷実行部、30、130:制御部、32、132:CPU、34、134:メモリ、36、136:プログラム、138:印刷アプリ、140:設定アプリ、AI:通常AP情報、SI:SoftAP情報、WI1、WI2:WFD情報

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    第1の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースを介した無線リンクが端末装置と確立されることなく、前記通信装置が第1の親局状態として動作を開始した後に、前記無線リンクが前記端末装置と確立されることなく、前記第2の無線インターフェースを介した第3の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として第1の無線ネットワークに参加させる第3の確立部であって、前記第1の親局状態は、前記通信装置が、第1のネットワーク識別子によって識別される前記第1の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第1の無線ネットワークの親局として動作する状態である、前記第3の確立部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されることに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から所定情報を受信する所定情報受信部であって、前記第1の無線インターフェースは、前記無線リンクを利用して、第2の無線ネットワークで利用される第1のパスワードを前記端末装置に送信する、前記所定情報受信部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されることに応じて、前記端末装置から前記所定情報が受信される場合に、前記通信装置の状態を前記第1の親局状態から第2の親局状態に移行させる第1の移行部であって、前記第2の親局状態は、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークの親局ではなく、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される前記第2の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第2の無線ネットワークの親局として動作する状態であり、前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されても、前記端末装置から前記所定情報が受信されない場合に、前記通信装置の状態は、前記第1の親局状態に維持される、前記第1の移行部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第1のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第2の無線ネットワークに参加させる第1の確立部と、
    前記第2の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)通信の実行を要求するためのWPS要求を受信するWPS要求受信部であって、前記第2の親局状態は、前記WPS要求を前記端末装置から受信するための親局状態である、前記WPS要求受信部と、
    前記WPS要求が受信された後に、前記通信装置の状態を、前記第2の親局状態から第3の親局状態に移行させる第2の移行部であって、前記第3の親局状態は、前記通信装置が、前記第2の無線ネットワークの親局ではなく、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第3のネットワーク識別子によって識別される第3の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第3の無線ネットワークの親局として動作する状態であり、前記第3の親局状態は、前記WPS要求に応じた前記WPS通信を前記端末装置と実行するための親局状態である、前記第2の移行部と、
    前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記WPS要求に応じた前記WPS通信を前記端末装置と実行して、前記第3の無線ネットワークで利用される第2のパスワードを前記端末装置に送信するWPS実行部と、
    前記第2のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第2の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第3の無線ネットワークに参加させる第2の確立部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記第3のネットワーク識別子は、前記第2のネットワーク識別子とは異なり、
    前記通信装置は、さらに、
    前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から、前記第3のネットワーク識別子の送信を要求するための識別子要求を受信する識別子要求受信部と、
    前記識別子要求が受信される場合に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記第3のネットワーク識別子を前記端末装置に送信する識別子送信部と、を備える、請求項に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、さらに、
    前記端末装置が子局として前記第3の無線ネットワークに参加した後に、前記第3の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、対象データの無線通信を前記端末装置と実行する通信実行部と、
    前記対象データの無線通信が完了した後に、前記通信装置の状態を前記第3の親局状態から前記第1の親局状態に移行させる第3の移行部と、を備える、請求項又はに記載の通信装置。
  4. 通信装置であって、
    第1の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースと、
    前記第1の無線インターフェースを介した無線リンクが端末装置と確立されることなく、前記通信装置が第1の親局状態として動作を開始した後に、前記無線リンクが前記端末装置と確立されることなく、前記第2の無線インターフェースを介した第3の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として第1の無線ネットワークに参加させる第3の確立部であって、前記第1の親局状態は、前記通信装置が、第1のネットワーク識別子によって識別される前記第1の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第1の無線ネットワークの親局として動作する状態である、前記第3の確立部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されることに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から所定情報を受信する所定情報受信部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されることに応じて、前記端末装置から前記所定情報が受信される場合に、前記通信装置の状態を前記第1の親局状態から第2の親局状態に移行させる第1の移行部であって、前記第2の親局状態は、前記通信装置が、前記第1の無線ネットワークの親局ではなく、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される第2の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第2の無線ネットワークの親局として動作する状態であり、前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記端末装置と確立されても、前記端末装置から前記所定情報が受信されない場合に、前記通信装置の状態は、前記第1の親局状態に維持される、前記第1の移行部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記端末装置と確立して、前記端末装置を子局として前記第2の無線ネットワークに参加させる第1の確立部と、
    前記端末装置が子局として前記第2の無線ネットワークに参加した後に、前記第2の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、対象データの無線通信を前記端末装置と実行する通信実行部と、
    前記対象データの無線通信が完了した後に、前記通信装置の状態を前記第2の親局状態から前記第1の親局状態に移行させる第3の移行部と、
    を備える、通信装置。
  5. 前記所定情報は、前記第2のネットワーク識別子を含む、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、さらに、
    前記端末装置が子局として前記第1の無線ネットワークに参加した後に、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、前記端末装置から無線設定情報を受信する設定情報受信部であって、前記無線設定情報は、前記通信装置及び前記端末装置とは異なるアクセスポイントが親局として動作する第4の無線ネットワークに子局として参加するための情報である、前記設定情報受信部と、
    前記無線設定情報を利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第4の無線接続を前記アクセスポイントと確立して、前記第4の無線ネットワークに子局として参加する第4の確立部と、を備える、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の無線インターフェースは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
    前記第2の無線インターフェースは、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
    前記第1の無線ネットワークは、SoftAP方式に従った無線ネットワークであり、
    前記第1の親局状態は、SoftAPが起動されている状態であり、
    前記第2の無線ネットワークは、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式に従った無線ネットワークであり、
    前記第2の親局状態は、前記WFD方式のGroupOwner状態である、請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記端末装置の第1の無線インターフェースを介した無線リンクが通信装置と確立されることなく、前記通信装置が第1の親局状態として動作を開始した後に、前記無線リンクが前記通信装置と確立されることなく、前記端末装置の前記第1の無線インターフェースとは異なる第2の無線インターフェースを介した第3の無線接続を前記通信装置と確立して、第1の無線ネットワークに子局として参加する第3の確立部であって、前記第1の親局状態は、前記通信装置が、第1のネットワーク識別子によって識別される前記第1の無線ネットワークであって、前記第2の無線インターフェースを介した無線通信を実行するための前記第1の無線ネットワークの親局として動作する状態である、前記第3の確立部と、
    前記通信装置の状態が、前記第1の親局状態である間に、前記第1の無線インターフェースを介した前記無線リンクが前記通信装置と確立されることに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、所定情報を前記通信装置に送信する所定情報送信部であって、前記所定情報は、前記通信装置の状態を、前記第1の親局状態から、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第2のネットワーク識別子によって識別される第2の無線ネットワークの親局として動作する第2の親局状態に移行させるための情報であり、前記通信装置は、前記通信装置の状態が前記第1の親局状態である間に、前記無線リンクが前記端末装置と確立され、前記無線リンクを利用して、前記所定情報に対応する前記情報が前記通信装置から前記端末装置に送信されることに応じて、前記端末装置から前記所定情報が受信される場合に、前記通信装置の状態を前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行させ、前記第1の無線インターフェースは、前記無線リンクを利用して、前記通信装置から、前記第2の無線ネットワークで利用される第1のパスワードを受信する、前記所定情報送信部と、
    前記通信装置の状態が前記第1の親局状態から前記第2の親局状態に移行した後に、前記第1のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第1の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第2の無線ネットワークに子局として参加する第1の確立部と、
    前記第2の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)通信の実行を要求するためのWPS要求を前記通信装置に送信するWPS要求送信部であって、前記WPS要求が送信された後に、前記通信装置の状態は、前記第2の親局状態から、前記第1のネットワーク識別子とは異なる第3のネットワーク識別子によって識別される第3の無線ネットワークの親局として動作する第3の親局状態に移行し、前記第2の親局状態は、前記WPS要求を前記通信装置に送信するための親局状態であり、前記第3の親局状態は、前記WPS要求に応じた前記WPS通信を前記端末装置と実行するための親局状態である、前記WPS要求送信部と、
    前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記WPS要求に応じた前記WPS通信を前記通信装置と実行して、前記通信装置から、前記第3の無線ネットワークで利用される第2のパスワードを受信するWPS実行部と、
    前記第2のパスワードを利用して、前記第2の無線インターフェースを介した第2の無線接続を前記通信装置と確立して、前記第3の無線ネットワークに子局として参加する第2の確立部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。
  9. 前記第3のネットワーク識別子は、前記第2のネットワーク識別子とは異なり、
    前記コンピュータプログラムは、さらに、前記コンピュータを、
    前記通信装置の状態が前記第3の親局状態に移行した後に、前記第2の無線インターフェースを介して、前記第3のネットワーク識別子の送信を要求するための識別子要求を前記通信装置に送信する識別子要求送信部と、
    前記識別子要求を送信することに応じて、前記第2の無線インターフェースを介して、前記通信装置から前記第3のネットワーク識別子を受信する識別子受信部と、
    として機能させる、請求項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記所定情報は、前記第2のネットワーク識別子を含む、請求項8又は9に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記コンピュータプログラムは、さらに、前記コンピュータを、
    前記第1の無線ネットワークを利用して、前記第2の無線インターフェースを介して、無線設定情報を前記通信装置に送信する設定情報送信部であって、前記無線設定情報は、前記通信装置及び前記端末装置とは異なるアクセスポイントが親局として動作する第4の無線ネットワークに子局として参加するための情報である、前記設定情報送信部として機能させる、請求項から10のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記第1の無線インターフェースは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
    前記第2の無線インターフェースは、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースであり、
    前記第1の無線ネットワークは、SoftAP方式に従った無線ネットワークであり、
    前記第1の親局状態は、SoftAPが起動されている状態であり、
    前記第2の無線ネットワークは、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式に従った無線ネットワークであり、
    前記第2の親局状態は、前記WFD方式のGroupOwner状態である、請求項から11のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
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