JP2016081450A - 通信装置、通信装置の制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器のユーザが意図しないサービス用の接続の確立を防止する通信装置を提供する。【解決手段】通信装置は、他の通信装置が提供可能な第1サービスを識別する識別子を含んだ第1サービス情報を、他の通信装置から取得する取得手段を具備する。第2サービスを識別する識別子と、第2サービスを提供可能な状態であるか不可能な状態であるかを示す状態情報とを含む第2サービス情報を格納する格納手段を具備する。第2サービス情報は他の通信装置に取得させる情報である。第1サービス又は第2サービスを実行するためのデータ通信用の接続を、他の通信装置との間で確立する通信制御手段と、第1サービスの実行が指示されることに応じて、格納手段によって格納される状態情報を、提供不可能であることを示すように設定する設定手段とを具備する。【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、例えばデジタルカメラやプリンタなどの電子機器に無線LANステーション機能を搭載し、電子機器に通信装置(通信機能)を搭載する場合が増えている。このような通信装置ないし通信機能を搭載する電子機器(以下、単に「電子機器」と称する。)は、無線LANに接続して他の電子機器との無線通信を行うことができる。特許文献1には、デジタルカメラに無線LAN機能を搭載し、他の電子機器との間で画像共有を容易にする技術が開示されている。
この無線LANプロトコルの1つとして、Wi−Fi AllianceではWi−Fi Direct(登録商標)という規格が定められている。このWi−Fi Direct(以下、「WFD」と称する。)では、ルータやWi−Fiベースステーションなどの通信機器を介することなく、無線LAN機能を搭載した電子機器同士が直接無線LAN接続して、相互にデータ通信を実行することができる。このWFD規格では、各電子機器が無線LANアクセスポイントまたは無線LANステーションのいずれとして動作するかを決定するプロトコルが規定されている。この規定されたプロトコルを実行することにより、電子機器のどちらが無線LANアクセスポイントになり、どちらが無線LANステーションになるかを自動的に決定して無線LAN接続を確立できるので、ユーザの利便性が高い。
例えばWFD規格をベースとして、近接無線通信技術であるNear Field Communication(以下、「NFC」と称する。)(ISO/IEC18092、ISO/IEC21481等)を用いることができる。このNFCは、近接型非接触通信プロトコルとして、電子機器へ応用されている。NFC機能を搭載した電子機器同士が近距離内に接近すると、相互に相手機器に格納されたデータを交換し、電子機器間で自動的にデータ通信を実行することができる。この機能により、ユーザは簡単な操作で所望の電子機器とのWFDによる無線LAN接続を確立することができる。
このNFC規格に準拠する電子機器は、NFCタグ及びNFCリーダライタを内蔵し、これらNFCタグ及びNFCリーダライタを用いて他の電子機器とのNFC通信を実行する。NFCタグは例えば不揮発性メモリとアンテナとを備え、NFC通信を介して、他の電子機器のNFCリーダライタから、不揮発性メモリに記憶される各種データを読み書きさせることができる。また、NFCリーダライタは、NFC通信を介して、他の電子機器に内蔵されるNFCタグ内の不揮発性メモリのデータを読み書きすることができる。
特許文献2には、この近接無線通信(NFC通信)を用いて電子機器間の能力に関する情報を交換する技術が開示されている。
上記した技術を利用することにより、電子機器はNFC通信を用いて自身が対応する無線通信用の通信パラメータやアプリケーションに関する情報を相手側電子機器(対向装置)と交換することができる。それにより、所望のサービスを提供可能な電子機器を検出し、検出された電子機器と確実かつ簡単にWFDによる無線LAN接続を確立することが可能となる。
このNFCタグに無線LAN通信を利用するサービス識別名を格納すれば、無線LAN接続による通信を利用するサービスについて、NFC通信を介して電子機器同士で情報交換することができる。例えば、このようなサービスの一例として、印刷機能を有する電子機器の場合、当該電子機器は自身のNFCタグに印刷サービスの識別名を格納すれば、印刷サービスを提供する機器(「サービス提供機器」)となることができる。
一方、相手側電子機器は、印刷サービスを提供するサービス提供機器の印刷サービスを利用したい場合、印刷サービスを利用する機器(「サービス利用機器」)となることができる。この場合、相手側のサービス利用機器は、NFCリーダライタにより、印刷サービスを提供する機器(サービス提供機器)から、サービス提供機器のNFCタグに格納されている情報を取得する。そして、当該NFCタグ情報中の印刷サービスの識別名の有無を確認することで、印刷用のWFD接続の実行可否を判断することができる。
このとき、印刷機能を有する電子機器(サービス提供機器)は、自身のNFCタグに記憶されている情報が相手側の機器のNFCリーダライタに読まれたことを契機に印刷サービス用のWFD接続を開始することができる。
特開2011−35768号公報 特開2009−207069号公報
上記のような技術を利用して、NFCタグおよびNFCリーダライタを備え、サービス提供機器とサービス利用機器の両者になることが可能な電子機器同士が、例えばWFDによる無線LAN接続(以下、「WFD接続」とする。)を確立する場合を考える。
例えば、デジタルカメラ(電子機器)が、スマートフォン(電子機器)へ撮像ファイルを転送する機能(以下、「SENDサービス」と称する。)と、動画等のストリーミングデータを送信する機能(以下、「PLAYサービス」と称する。)とに対応するものとする。
この場合、デジタルカメラは、SENDサービス提供機器として自身のNFCタグにSENDサービス情報を格納する。更に、デジタルカメラは、動画ストリーミング機能を利用する際にはPLAYサービス利用機器として相手側電子機器のNFCタグを読み取るためNFCリーダライタを起動する。
一方、スマートフォンは、PLAYサービス提供機器として自身のNFCタグにPLAYサービス情報を格納すると共に、撮像ファイルを受信する際にはSENDサービス利用機器として相手側電子機器のNFCタグを読み取るためNFCリーダライタを起動する。
ここで、デジタルカメラとスマートフォンが共に自身のNFCリーダライタを起動していたとすると、両者がNFC通信を行った際に、一方の電子機器のユーザにとって意図しないWFD接続が確立されてしまう場合がある。
これは、デジタルカメラのNFCリーダライタからスマートフォンのNFCタグが読み取られたのか、あるいはスマートフォンのNFCリーダライタからデジタルカメラのNFCタグが読み取られたのかにより、WFD接続の確立のされ方が異なるからである。いずれか早く読み取られたNFCタグに格納されたサービス用のWFD接続が先に確立され、早くNFCタグが読み取られた一方の電子機器がサービス提供機器になり、他方の電子機器がサービス利用機器になるかが決定される。このため、ユーザが、あるサービスを起動しようと、他の電子機器に自身の電子機器を接近させた場合、2つの電子機器がそれぞれ相手電子機器のNFCタグの読み取りを試みるため、必ずしもユーザの所望するサービスが起動されるとは限らない。
例えば、デジタルカメラのユーザがPLAYサービスの提供を受けることを意図しているにも関わらず、デジタルカメラとスマートフォンとの間のNFC通信の結果、デジタルカメラのNFCタグの情報がスマートフォンから先に読まれたとする。この場合、デジタルカメラがサービス提供機器となるSENDサービス用のWFD接続が確立されてしまうことがある。このような場合には、デジタルカメラはサービス利用機器になろうとしたのに、サービス提供機器になってしまう。
一方、スマートフォンのユーザがSENDサービスの提供を受けることを意図しているにも関わらず、スマートフォンとデジタルカメラとの間のNFC通信の結果、スマートフォンのNFCタグの情報がデジタルカメラから先に読まれたとする。この場合、スマートフォンがサービス提供機器となるPLAYサービス用のWFD接続が確立されてしまうことがある。このような場合には、スマートフォンはサービス利用機器になろうとしたのに、サービス提供機器になってしまう。
このように、従来の電子機器間の接続方法では、サービス提供機器とサービス利用機器の両者になることが可能な機器同士がNFC通信を用いてWFD接続を確立する場合に、一方の機器のユーザが意図しないサービス用の接続が確立されてしまうことがあった。その結果、意図しない通信(サービス)が開始される場合があった。
本発明は、電子機器のユーザが意図しないサービス用の接続が確立されてしまうことを有効に防止できる通信装置、通信装置の制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信装置の一態様は、
他の通信装置が提供可能な第1サービスを識別する識別子を含んだ第1サービス情報を、当該他の通信装置から取得する取得手段と、
第2サービスを識別する識別子と、当該第2サービスを提供することが可能な状態であるか不可能な状態であるかを示す状態情報とを含む第2サービス情報であって、前記他の通信装置に取得させるべき第2サービス情報を格納する格納手段と、
前記第1サービスまたは前記第2サービスを実行するためのデータ通信用の接続を、前記他の通信装置との間で確立する通信制御手段と、
前記第1サービスの実行が指示されることに応じて、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが不可能であることを示すように設定する設定手段と、
を具備する。
上記本発明の一態様によれば、他の通信装置との間で、本発明の通信機器のユーザが意図しない第2サービスにより規定される通信が確立されることを有効に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る通信装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る通信装置内のソフトウエアの機能ブロックの一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る通信装置を備える2つの電子機器に適用されるネットワーク構成の一例を示す図である。 図3に示した2つの電子機器の間のサービスの利用及び提供の関係の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る通信装置の処理フローチャートを示す図である。 図3に示した2つの電子機器(通信装置)間の動作シーケンスの一例を示す図である。 図3に示した2つの電子機器(通信装置)間の他の動作シーケンスの一例を示す図である。 3つの電子機器(通信装置)に適用されるネットワーク構成の一例を示す図である。 図8に示した3つの電子機器(通信装置)間の動作シーケンスの一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る2つの通信装置(通信装置)の間のサービスの利用及び提供の関係の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る通信装置の処理フローチャートを示す図である。
実施形態1
以下、本実施形態1に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の記載では、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、本実施形態に適用可能な通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANに限らない。
以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段の一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(通信装置101の機能構成)
まず、本実施形態の通信装置101の機能構成の一例について説明する。
図1は通信装置101の機能構成の一例を表すブロック図である。図1の各構成要素は、通信装置101のハードウェアに実装されてもよく、その一部が図2に示すソフトウエアにより実現されてもよい。
通信装置101は、制御プログラムを実行することにより通信装置101全体を制御する制御部102を有する。制御部102は、1つ又は複数のCPUやMPU等のプロセッサを含み、他の装置との間で適宜通信パラメータの設定制御も行う。制御部102に接続された記憶部103は、1つ又は複数のROM、RAM、HDD、フラッシュメモリ等のメモリによって構成され、制御部102が実行する制御プログラムと、通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。
また、通信装置101は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信を行うための無線LAN部104と、各種表示その他の出力を行う表示部105を有する。表示部105はLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、及び/またはスピーカなどの音(音声を含む)の出力が可能であってよい。無線LAN部104と表示部105は、制御部102に接続されている。
さらに、通信装置101は、無線LANアンテナ制御部107と、無線LANアンテナ108を有する。無線LANアンテナ108は外部の装置との間で無線LAN信号を送受信し、無線LANアンテナ制御部107は無線LANアンテナ108の動作を制御する。
また、通信装置101は、ユーザが各種入力等を行い、通信装置101を操作するための入力操作部109を有する。例えば、ユーザは、入力操作部109を使用して、他の通信装置(電子機器)が提供可能なサービスを指定要求することができる。入力操作部109も制御部102に接続されている。
制御部102に接続されたサービス提供制御部110は、通信装置101が提供可能なアプリケーションレベルのサービスに関するサービス情報を提供する機能を備えている。例えば、通信装置101がデジタルカメラである場合(または通信装置101がデジタルカメラに搭載されている場合)、通信装置101のサービス提供制御部110は、撮像機能や撮像ファイル送信機能、ストリーミングデータ送信機能などのサービスを提供できる。後述するように、サービス情報には、通信装置101が提供することができるサービスを識別するための識別子と、そのサービスを通信装置101が現在提供可能であるか不可能であるかを示す状態情報とが含まれる。本実施形態において、通信装置101が提供することができるサービスとは、例えば、撮像画像等の静止画像を転送するSENDサービスや、動画等のストリーミングデータを転送するPLAYサービス等がある。
通信装置101はまた、NFC規格に準拠した近距離無線通信を行うためのNFC制御部111を有する。NFC制御部111は、NFCタグ(図5における符号210a)とNFCリーダライタ(図2の符号203及び符号204に相当)とを制御する。NFCタグ210aは、不揮発性メモリ及びNFCアンテナ113を有し、NFC通信を介して相手側電子機器(対向装置ないし通信装置)のNFCリーダライタから、不揮発性メモリに記憶されるデータを読み書きさせることができる。また、通信装置101のNFCリーダライタは、NFC通信を介して相手側電子機器のNFCタグ内の不揮発性メモリのデータを読み書きすることができる。NFC制御部111は、NFC通信規格に基づいて、相手側電子機器(対向装置)から相手側電子機器のNFCタグの内容をNFCアンテナ制御部112およびNFCアンテナ113を介して読み取ることができる。また、NFC制御部111は、ユーザ等により指定された内容を自通信装置101内のNFCタグ210aに書き込むこともできる。
NFC制御部111には、NFCアンテナ制御部112、およびこのNFCアンテナ制御部112により制御されるNFCアンテナ113が接続されており、NFC制御部111は、相手側電子機器との間でNFC通信を実行する。上記した通信装置101の構成要素同士はバス106により相互に接続されている。
なお、通信装置101は、図1に示すハードウェア構成以外のハードウェア構成を備えていてもよい。例えば通信装置101がデジタルカメラである場合には、撮像部を備え、スマートフォンである場合には、公衆無線(例えば3G、LTE、4G等)通信用のハードウェア構成を備える。
図2は、図1に示した通信装置101の通信制御機能を実行するソフトウエア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。符号201はソフトウエア機能ブロック全体を示す。
NFC基本制御部202は、NFC通信規格に基づいたNFCの各種機能制御を行う。NFC基本制御部202はまた、NFCタグ210aと、NFCリーダライタの基本的な動作も制御する。NFC読取部203は、NFC通信規格に基づいて、相手側通信装置(対向装置)からNFC通信を介して送信される情報の内容を読み取る。NFCタグ更新部204は、指定された内容、例えば後述するとおり、自通信装置が提供可能なサービスの識別子とそのサービスの提供状態を示す情報を含む情報、を通信装置101のNFCタグ210aに、新たに書き込む、または書き込まれた内容を適宜更新することができる。NFC基本制御部202、NFC読取部203およびNFCタグ更新部204は、図1のNFC制御部111に対応している。また、NFC読取部203とNFCタグ更新部204は、図1のNFC制御部111、NFCアンテナ制御部112およびNFCアンテナ113を動作させて、NFCリーダライタの機能を果たす。さらに、図1の制御部102をNFCリーダライタの機能を果たすために動作させてもよい。
サービス制御部205は、アプリケーションレイヤにおけるサービスを提供するための制御を行う。ここでのアプリケーションレイヤとはOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける第5層以上の上位レイヤにおけるサービス提供層のことを示す。例えば、印刷機能、動画ストリーミング機能、ファイル転送機能などを提供する層の制御をサービス制御部は行う。サービス制御部205は、図1のサービス提供制御部110を動作させて、アプリケーションレイヤにおけるサービスの提供ないし制御の機能を果たす。
無線LANパケット受信部206と無線LANパケット送信部207は、それぞれ、相手側通信装置(対向装置)との間でIEEE802.11規格に準拠した無線LAN通信を実行する。
無線LANステーション機能制御部208は、IEEE802.11規格に定められたSTA(ステーション)機能を提供する。無線LANステーション機能制御部208はまた、通信装置101が無線LANステーションとして動作するときの認証・暗号処理等を実行することができる。無線LANアクセスポイント機能制御部209は、IEEE802.11規格に定められたAP(アクセスポイント)機能を提供する。無線LANアクセスポイント機能制御部209はまた、通信装置101が無線LANアクセスポイント機能として動作するときの認証・暗号処理および対向装置の管理等を実行することができる。
無線LANステーション機能制御部208および無線LANアクセスポイント機能制御部209は、いずれか一方の無線LAN機能(無線LANステーション機能と無線LANアクセスポイント機能のどちらか)もしくは双方の機能を同時に実行することができる。
Wi−Fi Direct接続制御部211は、無線LAN通信、およびNFC通信を介したWFD接続の確立、データ通信および切断を制御する。無線LANパケット受信部206、無線LANパケット送信部207、無線LANステーション機能制御部208および無線LANアクセスポイント機能制御部209及びWi−Fi Direct接続制御部211は、図1の無線LAN部104、無線LANアンテナ制御部107および無線LANアンテナ108を動作させて、無線LAN通信およびWFD通信の機能を提供する。さらに、図1の制御部102をも無線LAN通信およびWFD通信の機能を果たすために動作させてもよい。
なお、上記機能ブロックは一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックに統合されてもよいし、何れかの機能ブロックが更に別の機能も行うようにしてもよい。また、上記した図1と図2の対応関係も一例に過ぎず、例えば、すべての動作において制御部102が関与することもある。
図3は、図1及び図2に示した通信装置101を内蔵(搭載)する電子機器であるデジタルカメラAとスマートフォンBの間で、無線LAN通信によるデータ通信が行われる場合を示している。
本実施形態1においては、図4に示すように、デジタルカメラAは、SENDサービスの提供機器として動作し、スマートフォンBは、PLAYサービスの提供機器として動作することができるものとする。図4において、デジタルカメラAのNFCタグには、サービス情報としてSENDサービスに関する情報が格納されており、他方、スマートフォンBのNFCタグには、サービス情報としてPLAYサービスに関する情報が格納されている。すなわち、サービス提供機器としては、デジタルカメラAは、SENDサービスの提供機器として動作し、スマートフォンBは、PLAYサービスの提供機器として動作することができる。他方、サービス利用機器としては、デジタルカメラAは、PLAYサービスの利用機器として動作し、スマートフォンBは、SENDサービスの利用機器として動作することができる。
以下では、デジタルカメラAのユーザが指定要求するサービスが、デジタルカメラAがスマートフォンBからサービスの提供を受けるサービス(デジタルカメラAが利用機器となる際のサービス)であるPLAYサービスであるものとする。他方、スマートフォンBのユーザが指定要求するサービスが、スマートフォンBがデジタルカメラAからサービスの提供を受けるサービスであるSENDサービスであるものとする。デジタルカメラAのNFCタグ210aに格納されているSENDサービス情報は、デジタルカメラAが提供可能なSENDサービスのサービス識別名と、SENDサービスの提供が可能か否かを示すサービス状態情報を含む(図5に示されるNFCタグ210a参照)。このサービス状態情報は、サービス識別子で識別されるサービスが「提供可能」であるか、「提供不可」であるかの何れかを示す値を有する。
スマートフォンBのNFCリーダライタにより自装置であるデジタルカメラAのNFCタグ210aに格納されたサービス情報(SENDサービス情報)が読み取られた際に、このNFCリーダライタとNFCタグ210aとの間にNFC通信が確立される。デジタルカメラAは、この確立されたNFC通信を契機に、スマートフォンBのNFCリーダライタが読み取ったSENDサービス用のWFD接続を確立し、このWFD接続を介してスマートフォンBからデジタルカメラAへのデータ送信を開始する。
一方、スマートフォンBのNFCタグ210aに格納されているPLAYサービス情報は、スマートフォンBが提供可能なPLAYサービスのサービス識別名と、PLAYサービスの提供が可能か否かを示すサービス状態情報を含む。このサービス状態情報も、上記と同様、サービス識別子で識別されるサービスが「提供可能」であるか、「提供不可」であるか、の少なくとも2つの値を有する。
スマートフォンBが自装置の場合は次のようになる。デジタルカメラAのNFCリーダライタにより自装置であるスマートフォンBのNFCタグ210aに格納されたサービス情報(PLAYサービス情報)が読み取られた際に、このNFCリーダライタとNFCタグ210aとの間にNFC通信が確立される。スマートフォンBは、この確立されたNFC通信を契機に、デジタルカメラAのNFCリーダライタが読み取ったPLAYサービス用のWFD接続を確立し、このWFD接続を介してデジタルカメラAからスマートフォンBへのデータ送信を開始する。
なお、本実施形態においては、上述のサービス状態情報の初期値として、サービスが提供可能であることを示す「提供可」が設定されているものとする。通信装置101のユーザが、他通信装置から提供されるサービスを指定してサービスの起動を要求するまでは、他通信装置からの要求に応じて他通信装置へ自通信装置が提供可能なサービスを要求して構わないため、「提供可能」をサービス状態情報の初期値としている。
図5は、デジタルカメラAまたはスマートフォンBにおいて、ユーザが指定したサービス(以下、「指定サービス」と称する。)が実行される際のサービス実行処理動作を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、制御部102が記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより行われてよい。
図5のフローチャートは、まず、ユーザにより、デジタルカメラの入力操作部109が操作され、実行すべきサービスが指定された際に開始する。つまり、まずデジタルカメラAは、ステップS501において、ユーザによるサービスの実行指示を受付ける。その後、デジタルカメラAの通信装置101は、NFCタグ更新部204によりNFCタグに格納されているサービス状態情報を初期値の「提供可能」から「提供不可」に更新する(ステップS502)。
このサービス状態情報の更新後、デジタルカメラAの通信装置101は、NFC読取部203によりNFCリーダライタを起動する(ステップS503)。NFCリーダライタの起動後、デジタルカメラAの通信装置101は、例えばスマートフォンBの相手側通信装置101との間でNFC通信を確立する(ステップS504)。その後、デジタルカメラAの通信装置101は、スマートフォンBのNFCタグ210aに格納されたサービス情報(第1サービス情報)の読み取りを開始する。
スマートフォンBのNFCタグ210aからサービス情報(第1サービス情報)を読み取った場合(ステップS505:Yes)、デジタルカメラAの通信装置101は、読み取ったサービス情報の内容を参照する。この参照により、デジタルカメラAの通信装置101は、NFC通信を実施したスマートフォンB(対向装置)においてステップS501で指定した指定サービスが利用可能か否かを確認する(ステップS506)。
より詳細には、デジタルカメラAの通信装置101は、スマートフォンBのNFCタグ210aに格納されたサービス情報中のサービス識別名がステップS501で指定した指定サービスの識別名と一致し、かつ、スマートフォンBのNFCタグ210aに格納されたサービス情報中のサービス状態情報が「提供可」の状態である場合に、指定サービスが利用可能であると判断する(ステップS506:Yes)。
他方、ステップS506において、指定サービスが利用不可な場合(ステップS506:No)、デジタルカメラAの通信装置101は、ユーザにエラーを通知し、処理を終了する(ステップS507)。ユーザへのエラー通知は、例えば、表示部105を用いて行われてよい。
また、スマートフォンBの通信装置101のNFCタグ210aから読み取られたサービス情報中に必要な情報が格納されていない場合や、エラー値などの不適切な値が格納されていた場合も、デジタルカメラAの通信装置101は指示サービスが利用不可であると判断してよい。指定サービスが利用不可であると判断すると、デジタルカメラAの通信装置101は、エラー通知を行い、指定サービス実行処理を終了してよい(ステップS506:No、ステップS507)。
なお、デジタルカメラAの通信装置101は、ステップS503またはS504において読み取りタイマをセットし計時をスタートしてもよい。スマートフォンBの通信装置101のNFCタグ210aからサービス情報を所定時間内に読み取れない場合に(ステップS505:No)、読み取りタイマのタイムアウトにより処理をエラー終了してもよい。このように構成すれば、機器間の通信エラーやトラフィックビジーの場合に、回復を待つことなく、必要な後続処理に迅速に移行することができ、また無駄なトラフィックが発生しない。
ステップS506に戻り、指定サービスが利用可能な場合(ステップS506:Yes)、デジタルカメラAの通信装置101は、Wi−Fi Direct接続制御部211によりスマートフォンB(対向装置)の通信装置101とのWFD接続の確立を開始する(ステップS508)。
WFD接続が確立された場合(ステップS509:Yes)、デジタルカメラAの通信装置101は、確立されたWFD接続上でスマートフォンB(対向装置)の通信装置101との間で、指定サービスで規定されるデータの送受信を実行する(ステップS510)。
ステップS509において、接続エラーなどの理由によりWFD接続が確立されなかった場合(ステップS509:No)、デジタルカメラAの通信装置101はユーザにエラーを通知し、処理を終了する(ステップS507)。
指定サービスで規定されるデータの送受信が実行され(ステップS510)、指定サービスの通信が完了すると(ステップS511:Yes)、デジタルカメラAの通信装置101は、スマートフォンB(対向装置)の通信装置101とのWFD接続を終了する(ステップS512)。
WFD接続の終了後、デジタルカメラAの通信装置101は、NFCタグ更新部204によりNFCタグ210aに格納されているサービス状態情報を「提供不可」から「提供可」に更新して処理を終了する(ステップS513)。
図5に示すフローチャートによれば、このように、デジタルカメラAにおいて指定サービスの実行が指示されたことを契機に(ステップS501)、自通信装置101のNFCリーダライタを起動する前に(ステップS503)、デジタルカメラAのNFCタグのサービス状態情報を「提供不可」にする(ステップS502)。このため、その後、サービス状態情報が「提供可」に変更されるまで(図5におけるステップS512:WFD接続終了後)、デジタルカメラAが、自通信装置が提供可能なサービスであるがユーザが意図しないサービスのサービス提供機器になることはない。
なお、上記の例では、WFD接続を介した指定サービスの通信が終了してWFD接続が終了した際に、NFCタグのサービス状態情報を「提供不可」から「提供可」に変更したが、本実施形態においてサービス状態情報を「提供可」にする時点はこれに限定されない。
例えば、ステップS506において指定サービスが利用不可な場合やステップS509においてWFD接続が確立されなかった場合や何らかの理由によりエラー終了した場合、ステップS507のエラー通知を行うと共に、デジタルカメラAのNFCタグ210aのサービス状態情報を、「提供不可」から「提供可」に変更してもよい。通信装置101をこのように構成すれば、通信上または双方の通信装置内でのエラーが発生し、所望する指定サービスが提供されないと判断できる場合に、より迅速に、他装置へのサービス提供が可能な状態に復帰することができる。
あるいは、WFD接続が確立され、指定サービスの通信が開始されたならば(ステップS510)、NFCタグのサービス状態情報を「提供可」に変更してもよい。通信装置101をこのように構成すれば、スマートフォンBの通信装置101との間のWFD接続を介した指定サービスの、例えば大容量であり所要時間の長いデータ通信の終了を待たなくてもよい。このようにすると、より迅速に、例えばスマートフォンB以外の他の通信装置101(例えば、後述図9のスマートフォンC等)に対して、自通信装置が提供可能なサービスを提供する機会が拡大する。
また、NFCリーダライタが起動された(ステップS503)時点からタイマをセットし、所定時間経過した後に、デジタルカメラAのNFCタグ210aのサービス状態情報を、「提供不可」から「提供可」に変更してもよい。なお、ステップS512とステップS513の順序は入れ替えてもよい。
上記の説明では、ステップS502において、NFCタグ更新部204がNFCタグに格納されているサービス状態情報を「提供不可」に更新(変更)するので、サービス情報を提供不可状態に設定していることになる。すなわち、NFCタグ更新部204は、請求の範囲におけるサービス状態変更部に相当する。また、NFCタグ更新部204は、NFC制御部111に対応しているので、NFC制御部111がサービス状態更新部の全部または一部を構成することもできるし、NFCタグ更新部204とNFC制御部111とがサービス状態更新部に対応しているということもできる。
また、ステップS503〜S505において、NFC読取部203によりNFCリーダライタを起動し、NFC通信を確立して、スマートフォンBのNFCタグ210aからのサービス情報の読み取りを行っている。したがって、NFC読取部203とNFCリーダライタとは請求の範囲における第1サービス情報取得部に相当する。
スマートフォンBにおいてユーザから指定サービスの実行が指示された場合も、図5で説明した処理と同様な処理が行われる。
図6は、図5で説明したフローチャートに示される処理を実行する通信装置101同士(例えば、デジタルカメラAとスマートフォンB)の間で実行される処理シーケンスを示す。図6は、デジタルカメラAにおいてPLAYサービスの実行が指示され、これを契機にデジタルカメラAとスマートフォンBがNFC通信を行う場合の処理シーケンスを一例として示している。
まず、デジタルカメラAにおいてユーザ操作によりPLAYサービスの実行が指示され、これを契機にデジタルカメラAは、図5で説明したサービス実行処理を開始する(ステップS601)。サービス実行処理開始後、デジタルカメラAは、自通信装置101のNFCタグ210aに格納されるSENDサービスのサービス状態情報を「提供可」から「提供不可」に変更し(ステップS602)、NFCリーダライタを起動する(ステップS603)。
その後、デジタルカメラAとスマートフォンBとの間でNFC通信が実行され、デジタルカメラAはスマートフォンB(対向装置)のNFCタグ210aに格納されているサービス情報を取得する(ステップS604)。
他方、スマートフォンB側からデジタルカメラAのNFCタグ210aがNFC通信を介して読み取られたとしても、すでにデジタルカメラAのNFCタグ210aに規定されるSENDサービスのサービス状態情報は、「提供不可」に設定されている。したがって、デジタルカメラAのユーザが意図しないSENDサービスが起動されることはない。
デジタルカメラAは、取得したPLAYサービスの状態情報が「提供可」であることから、スマートフォンBとのWFD接続を確立する(ステップS605)。
WFD接続確立後、デジタルカメラAは、スマートフォンBとの間でPLAYサービス通信を行う(ステップS606)。
PLAYサービス通信完了後、デジタルカメラAは、WFD接続を終了し(ステップS607)、NFCタグのサービス状態情報を「提供不可」から「提供可」に変更する(ステップS608)。
このように、本実施形態1の通信装置101を備えるデジタルカメラAは、一方の装置にのみサービスの実行が指示された(図示例では、デジタルカメラAにおいてのみサービスの実行が指示されている)場合に、ユーザの意図通りに当該サービスを実行することができる。
図7は、デジタルカメラAにおいてPLAYサービスの実行が指示され、さらに、スマートフォンBにおいてSENDサービスの実行が指示された状態で、デジタルカメラAの通信装置101とスマートフォンBの通信装置101との間でNFC通信が行われる場合の処理シーケンスを一例として示している。
まず、デジタルカメラAにおいてユーザ操作によりPLAYサービスの実行が指示され、これを契機にデジタルカメラAは、図5で説明したサービス実行処理を開始する(ステップS701)。サービス実行処理の開始後、デジタルカメラAは、自通信装置101のNFCタグ210aに格納されるSENDサービスのサービス状態情報を「提供可能」から「提供不可」に変更し(ステップS702)、NFCリーダライタを起動する(ステップS703)。
一方、デジタルカメラAのユーザ操作とは非同期に、例えば同時(またはほぼ同時)に、スマートフォンBにおいてユーザ操作によりSENDサービスの実行が指示され、これを契機にスマートフォンBが図5で説明したサービス実行処理を開始したものとする(ステップS704)。サービス実行処理の開始後、スマートフォンBは、自通信装置101のNFCタグ210aに格納されるPLAYサービスのサービス状態情報を「提供可能」から「提供不可」に変更し(ステップS705)、NFCリーダライタを起動する(ステップS706)。
なお、図7のステップS701〜ステップS703の処理と、ステップS704〜ステップS706の処理とは、相互に独立のタイミングで実行され得るものであって、相互の実行順序が規定されているものではない。
その後、デジタルカメラAとスマートフォンBとの間でNFC通信が実施され、デジタルカメラAの通信装置101は、スマートフォンBのNFCタグ210aに格納されているサービス情報を取得する。一方、スマートフォンBの通信装置101は、デジタルカメラAのNFCタグ210aに格納されているサービス情報をそれぞれ取得する(ステップS707)。
デジタルカメラAは、取得したPLAYサービスの状態情報が「提供不可」であることから、指定されたPLAYサービスが実施できない旨をユーザに通知する(ステップS708)。その後、デジタルカメラAは、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を「提供不可」から「提供可」に変更する(ステップS709)。
一方、スマートフォンBも、取得したSENDサービスの状態情報が「提供不可」であることから、指定されたSENDサービスが実施できない旨をユーザに通知する(ステップS710)。その後、スマートフォンBは、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を「提供不可」から「提供可」に変更する(ステップS711)。
なお、上記と同様、図7のステップS708〜ステップS709の処理と、ステップS710〜ステップS711の処理とは、相互に独立のタイミングで実行され得るものであって、相互の実行順序が規定されているものではない。
このように、本実施形態1に係る通信装置101は、サービス提供装置(対向装置)にアプローチ(接近ないしアクセス)する際に、自身が提供するサービスが提供不可であることを伝えることで、自身が意図せずサービス提供装置になってしまうことはない。よって、意図しないサービスが実行されること(サービス利用機器になろうと意図したのに、サービス提供機器になってしまうこと)を防止することができる。
なお、図7において、スマートフォンBがSENDサービスを指定するタイミングが遅く、NFCタグを更新する(ステップS705)前に、デジタルカメラAからスマートフォンBへのNFC通信が確立(ステップS707)される場合もある。そのような場合、スマートフォンBのNFCタグのサービス状態情報は、初期値の「提供可能」であるため、デジタルカメラAで指定されたサービス(PLAYサービス)がWFD接続を介して実行されることになる。
次に、図8及び図9に基づいて、デジタルカメラAとスマートフォンBの間でNFC通信が行われると共に、図8に示すようにデジタルカメラAとスマートフォンCの間でもNFC通信が行われる場合を説明する。
図9は、デジタルカメラAにおいてスマートフォンBに対するPLAYサービスの実行が指示された状態でデジタルカメラAとスマートフォンBがNFC通信を行う際に、スマートフォンCにおいてデジタルカメラAに対するSENDサービスの実行が指示された場合の処理シーケンスを示している。このとき、スマートフォンBではサービスの実行指示はされていないものとする。以下、図9に基づいて、デジタルカメラA、スマートフォンB及びスマートフォンCの処理動作を説明する。
まず、デジタルカメラAにおいてユーザ操作によりPLAYサービスの実行が指示され、これを契機にデジタルカメラAは図5にて説明したサービス実行処理開始する(ステップS901)。サービス実行処理の開始後、デジタルカメラAは、自通信装置101のNFCタグ210aのSENDサービスのサービス状態情報を「提供可能」から「提供不可」に変更し(ステップS902)、自通信装置101のNFCリーダライタを起動する(ステップS903)。
これを契機にデジタルカメラAとスマートフォンBとの間でNFC通信が実行され、このNFC通信を介してデジタルカメラAはスマートフォンB(対向装置)の通信装置101のNFCタグ210aに格納されているサービス情報を取得する(ステップS904)。ここで、スマートフォンBではNFCタグ210aが更新されていないので、サービス状態情報は初期値の「提供可能」となっている。
これとは独立して、スマートフォンCにおいてユーザ操作によりSENDサービスの実行が指示され、これを契機にSENDサービスを提供可能な通信装置の検出を開始する(ステップS905)。
SENDサービスを提供可能な通信装置の検出の開始後、スマートフォンCは、NFCリーダライタを起動して(ステップS906)、デジタルカメラAとの間でNFC通信を実行し、デジタルカメラA(対向装置)のNFCタグ210aに格納されているサービス情報を取得する(ステップS907)。
スマートフォンCは、デジタルカメラAからNFC通信を介して取得したSENDサービスの状態情報が「提供不可」であることから、指定したSENDサービスが実行できない旨をユーザにエラー通知する(ステップS908)。
一方、デジタルカメラAは、スマートフォンBからNFC通信を介して取得したPLAYサービスの状態情報が「提供可能」であることから、スマートフォンBとのWFD接続を確立する(ステップS909)。
WFD接続確立後、デジタルカメラAはスマートフォンBとの間でWFD接続を介してPLAYサービス通信を行う(ステップS910)。
PLAYサービス通信完了後、デジタルカメラAは、WFD接続を終了ないし切断し(ステップS911)、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を「提供不可」から「提供可能」に変更する(ステップS912)。
このように、デジタルカメラAは、対向装置(スマートフォンB)と通信を開始しているときに、対向装置とは異なる他の装置(スマートフォンC)とNFC通信を行った場合でも、デジタルカメラA自身が意図しないサービスの実行を防止することができる。また、スマートフォンCにとっても、自身が意図しないサービスが実行されることがない。
以上のように、デジタルカメラAがサービス提供装置(スマートフォンB)を検出する際に、他の装置(スマートフォンB、C)へ自身(デジタルカメラA)が提供するサービスが提供不可であることを伝えることで、自身(デジタルカメラA)が意図しないサービスの実行を防止することができる。よって、デジタルカメラAの使い勝手が向上する。
なお、図9の例では、デジタルカメラAからスマートフォンCへのNFC通信の確立はデジタルカメラAのユーザに意図されていないので、スマートフォンCは本実施形態1に係る通信装置101を内蔵するものであってもよいし、これを内蔵せず、サービス状態情報を保持してこれを更新する機能を備えないものであってもよい。
(実施形態1の変形例)
上記の例では、例えばユーザによる指定サービスの実行指示(指定入力)に応じて、またはこれを契機に、NFCタグ更新部204が、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を初期値の「提供可能」から「提供不可」に変更した。しかし、本実施形態1においてサービス状態情報を「提供不可」にする時点はこれに限定されない。
例えば、ユーザによる指定サービスの実行指示(指定入力)によらずに機器同士が接近することにより、サービスが自動起動される場合などには、少なくとも、機器同士のデータ通信用の接続(WFD接続)が確立される前に、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を初期値の「提供可能」から「提供不可」に変更すればよい。
あるいは、ユーザによる指定サービスの実行指示(指定入力)によらずにサービスが自動起動される場合、例えば、他の通信装置(電子機器)のNFCリーダライタによる自装置のNFCタグ210aへのアクセスを受信し検知する。当該検知の後、自装置のNFCタグ210aが他の通信装置のNFCリーダライタにより読み出されるより前に、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を初期値の「提供可能」から「提供不可」に変更すればよい。同様に、ユーザによる指定サービスの実行指示(指定入力)を契機にサービスが起動される場合、例えば、他の通信装置(電子機器)のNFCリーダライタによる自装置のNFCタグ210aへのアクセスを受信し検知する。当該検知の後、自装置のNFCタグ210aが他の通信装置のNFCリーダライタにより読み出されるより前に、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を初期値の「提供可能」から「提供不可」に変更すればよい。通信装置101をこのように構成すれば、通信装置101のユーザが意図しないWFD接続の確立とサービスの起動を有効に防止しつつ、他の通信装置(対向装置以外の通信装置を含む)への自通信装置が提供可能なサービスの提供の機会をより拡大することができる。
実施形態2
上記第1実施形態においては、図4に示すサービス利用提供関係の下で、例えば、図6に示すようにデジタルカメラAのユーザがPLAYサービスの実行を指示すると(ステップS601)、デジタルカメラAは自通信装置101のNFCタグ210aのSENDサービスのサービス状態情報を「提供不可」に変更した(ステップS602)。しかしながら、本発明はこのような実施形態に限定されない。
例えば、図10に示すように、デジタルカメラAがSENDサービスの提供機器になることができると共に利用機器にもなることもできるように構成され、スマートフォンBがSENDサービスの利用機器になることができると共に提供機器にもなることもできるように構成されていることがある。このような構成において、実施形態2は、実施形態1とは異なり、NFC通信確立前に、自装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を「提供不可能」に変更すべきかどうかの判断処理を追加したものである。
以下、図10に示されるように、デジタルカメラAが、SENDサービスについて、提供機器となると同時に利用機器にもなる場合を例として、実施形態2の処理動作を図11に基づいて説明する。
図11は、デジタルカメラAにおいてSENDサービスの実行が指示され、さらに、スマートフォンBにおいてSENDサービスの実行が指示された場合の、デジタルカメラAの通信装置101が実行する処理フローチャートを示す。なお、実施形態1と実施形態2では、同一の構成要素ないしステップについては同一の符号を付けている。
図11に示されるように、ユーザ操作によりデジタルカメラAのSENDサービスの実行が指示され、指定されたサービス実行処理が開始される(ステップS501)。このとき、スマートフォンBにおいてもサービスの実行が指示されるものとする。次に、デジタルカメラAの通信装置101において、対向装置であるスマートフォンBから指定された指定サービスとデジタルカメラAでステップS501において指定された指定サービスが一致するかを判断する(ステップS514)。2つの電子機器(デジタルカメラAとスマートフォンB)の指定サービスが一致する場合(ステップS514のYes)、ステップS503に進む。すなわち、図10を参照して、SENDサービスについては、デジタルカメラAもスマートフォンBも、ともにサービス提供装置となることができる。この場合、NFCタグ210aのサービス状態情報を「提供不可」にすることなく、NFCリーダライタを起動する。その後の処理動作は実施形態1において図5を参照して説明した処理と同じである(但し、ステップS514で双方の装置の提供サービスが一致した場合、ステップS514でNFCタグ210aのサービス状態情報は、「提供可能」から「提供不可」に変更されないので、ステップS513でサービス状態情報を初期値の「提供可能」に変更する処理は不要となる)。
ここで、デジタルカメラAとスマートフォンBの双方がSENDサービスの実行を意図し、これが指定された場合、図10が参照される。デジタルカメラAの通信装置101のNFCタグ210aに格納されるサービス情報には、SENDサービスが提供可能なサービスとして記述されており、スマートフォンBから要求されるSENDサービスを、デジタルカメラAはスマートフォンBに提供することができる。したがって、ステップS514の判断はYesとなる。ステップS514で、対向装置の提供サービスと自装置の提供サービスが一致した場合、デジタルカメラAとスマートフォンBのいずれがWFD接続の確立を開始する。この場合、WFD接続を介して実行されるのは双方の装置が所望したSENDサービスであるので、実施形態1で説明した例と異なり、デジタルカメラAは自身が提供可能なSENDサービスが起動されても問題はない。
他方、ステップS514で、対向装置(スマートフォンB)の指定サービスとデジタルカメラAの指定サービスが一致しないと判断された場合(ステップS514:No)、ステップS502に進む。ステップS502において、自通信装置101のNFCタグ210aのサービス状態情報を「提供可能」から「提供不可」に変更する。その後の動作処理は図5で説明したものと同じである。
ステップS514は、スマートフォンのサービス(第1サービス)とデジタルカメラのサービス(第2サービス)とが同時に実行可能か否かを判断する判断部として機能する。
このように、デジタルカメラAとスマートフォンBの双方がSENDサービスの実行を意図する場合には、WFD接続を確立させてもよい。デジタルカメラAのNFCリーダライタからスマートフォンBのNFCタグ210aへのアプローチの方が早ければ、デジタルカメラAの指定サービスが実行される。スマートフォンBのNFCリーダライタからデジタルカメラAのNFCタグ210aへのアプローチの方が早ければ、スマートフォンBの指定サービスが実行される。
図10に示すように電子機器がSENDサービスについてサービス提供装置にもサービス利用装置にもなることができる場合、上記したように、実行するサービスに応じてNFCタグのサービス状態情報の変更をするかしないかを判断してもよい。また、自装置が提供するサービスと実行を指示されたサービス(対向装置の指示サービス)とが、ユーザの使い勝手を損なうことなく同時に実行可能な場合には、自装置は自身の提供するサービスのサービス状態情報を変更せず動作してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態の通信装置101ではNFCタグにサービスが提供不可であることを示す情報を格納することにより、対向装置に当該サービスが利用不可であることを伝えたが、通信装置101はNFC制御部111を用いてNFCタグの機能を停止しても良い。NFCタグの機能を停止するには、例えば、NFC制御部111がNFCアンテナ制御部112及び/またはNFCアンテナ113を動作不能にすればよい。NFCタグの機能を停止することにより、対向装置のサービス実行処理は当該サービス情報が取得できないのでエラー終了する。
また、通信装置101はNFC通信により対向装置に取得させるサービス情報中にサービス状態情報などのサービス実行に必要な情報を格納しないことで、対向装置のサービス実行処理をエラー終了させてもよい。あるいは、サービス状態情報としてエラー値を格納することで、対向装置のサービス実行処理をエラー終了させてもよい。対向装置のサービス実行処理がエラー終了することより、通信装置101はユーザの意図しないサービスの実行を防止することができる。
また、上記実施形態ではWFD接続が終了した際にサービス状態情報を「提供可能」に変更したが、サービス通信が完了した時点でサービス状態情報を「提供可能」に変更してもよい。
また、本発明はWi−Fi DirectやNFC通信を前提とするものではなく、これら以外の他の通信方式にも適宜適用することができる。
すなわち、上記通信方式以外の他の通信方式によりサービス提供装置を検出してサービス通信を実施する場合においても、上記実施形態により、自身が意図しないサービスの実行を防止し、使い勝手を向上させることができる。
なお、上記実施形態では無線LAN通信の場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態は、ブルートゥース通信やイサーネット通信にも適用することができる。さらに、上記実施形態は無線通信だけでなく有線通信であっても適用することができる。
また、上記実施形態では、通信装置の一例としてデジタルカメラやスマートフォンを例に説明したが、PCやプリンタ、複合機、デジタル家電等の、その他の装置であっても構わない。更に、各通信装置において提供又は利用するサービスも、SENDサービスやPLAYサービスに限らず、印刷処理を行うプリントサービスや、動画表示を行うディスプレイサービス等の、その他のサービスであっても構わない。
上記においてハードウェアとして説明した構成要素は、その一部または全部をソフトウエアで構成してもよいし、また、上記においてソフトウエアとして説明したものは、その一部または全部をハードウェアとして構成してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101・・・通信装置、102・・・制御部、104・・・無線LAN部、111・・・NFC制御部、203・・・NFC読取部、204・・・NFCタグ更新部、210a・・・NFCタグ、A・・・デジタルカメラ、B・・・スマートフォン


Claims (15)

  1. 他の通信装置が提供可能な第1サービスを識別する識別子を含んだ第1サービス情報を、当該他の通信装置から取得する取得手段と、
    第2サービスを識別する識別子と、当該第2サービスを提供することが可能な状態であるか不可能な状態であるかを示す状態情報とを含む第2サービス情報であって、前記他の通信装置に取得させるべき第2サービス情報を格納する格納手段と、
    前記第1サービスまたは前記第2サービスを実行するためのデータ通信用の接続を、前記他の通信装置との間で確立する通信制御手段と、
    前記第1サービスの実行が指示されることに応じて、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが不可能であることを示すように設定する設定手段と、
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記設定手段は、前記通信制御手段により接続が確立された前記他の通信装置とのデータ通信の開始後、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが可能であることを示すように設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記設定手段は、前記通信制御手段により接続が確立された前記他の通信装置とデータ通信の終了後、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが可能であることを示すように設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記設定手段は、前記取得手段によって前記第1サービス情報が取得されてから所定時間が経過した後、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが可能であることを示すように設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記設定手段は、前記他の通信装置から取得された前記第1サービス情報に含まれる識別子によって識別される前記第1サービスが利用不可な場合、前記第1サービス情報が前記他の通信装置から取得できなかった場合、または、前記他の通信装置との間のデータ通信でエラーが発生した場合の少なくともいずれかの場合に、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが可能であることを示すように設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記取得手段による前記第1サービス情報の取得は、第1の通信方式による接続を介して実行され、前記他の通信装置とのデータ通信は、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式による接続を介して実行されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の通信方式は近接無線通信方式であることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記第2の通信方式はIEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信方式であることを特徴とする請求項6または7に記載の通信装置。
  9. 前記第1サービスと前記第2サービスとが同時に実行可能か否かを判断する判断手段をさらに備え、前記設定手段は、前記判断手段により前記第1サービスと前記第2サービスとが同時に実行可能と判断された場合には、前記格納手段によって格納される状態情報を提供することが不可能であることを示すように設定しないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記設定手段は、前記通信制御手段により前記他の通信装置との間のデータ通信用の接続が確立される前に、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが不可能であることを示すように設定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記設定手段が、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが不可能であることを示すように設定した後に、前記取得手段は、前記第1サービス情報を前記他の通信装置から取得することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記第1のサービス及び前記第2のサービスのそれぞれは、画像を転送する機能又は動画を転送する機能の何れかであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 他の通信装置が提供可能な第1サービスを識別する識別子を含んだ第1サービス情報を、当該他の通信装置から取得する取得手段と、
    第2サービスを識別する識別子と、当該第2サービスを提供することが可能な状態であるか不可能な状態であるかを示す状態情報とを含む第2サービス情報であって、前記他の通信装置に取得させるべき第2サービス情報を格納する格納手段と、
    前記第1サービスまたは前記第2サービスを実行するためのデータ通信用の接続を、前記他の通信装置との間で確立する通信制御手段と、
    前記他の通信装置からの前記第2サービス情報の取得要求を受信すると、前記第2サービス情報が前記他の通信装置により取得される前に、前記格納手段によって格納される状態情報を、提供することが不可能であることを示すように設定する設定手段と、
    を具備することを特徴とする通信装置。
  14. 通信装置の制御方法であって、
    他の通信装置が提供可能な第1サービスを識別する識別子を含んだ第1サービス情報を、当該他の通信装置から取得するステップと、
    前記第1サービスまたは前記通信装置が提供可能な第2サービスを実行するためのデータ通信用の接続を、前記他の通信装置との間で確立するステップと、
    前記第1サービスの実行が指示されることに応じて、前記第2サービスの状態情報を、提供することが不可能であることを示すように設定するステップと、
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  15. コンピュータが読み取り実行することで、前記コンピュータを、請求項1〜13のいずれか1項に記載の通信装置の各部として機能させるためのコンピュータプログラム。



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