JP6991975B2 - 自動ドアシステム、自動ドアシステムで用いられるプログラム、自動ドアシステムの制御パラメータ変更方法、自動ドアシステムのセンサ装置又は制御装置 - Google Patents

自動ドアシステム、自動ドアシステムで用いられるプログラム、自動ドアシステムの制御パラメータ変更方法、自動ドアシステムのセンサ装置又は制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の自動ドアを備える自動ドアシステムに関する。また本発明は、自動ドアシステムで用いられるプログラム、自動ドアシステムの制御パラメータ変更方法、自動ドアシステムのセンサ装置又は制御装置に関する。
自動ドアにおけるドアの開閉は、所定の制御パラメータに基づいて制御される。制御パラメータは、例えば、ドアの開閉速度、ドアのストロークなどである。例えばJPH0718946Aは、これらの制御パラメータを、ドアの周囲の環境情報に基づいて変更することを開示している。
特許文献1の発明は、風除室内など、複数の自動ドアが近接して配置されている場合であっても、独立して制御パラメータが設定されるため、屋外側と屋内側の自動ドアの連携が取れなくなる。そのため風除室全体として統一感のある自動ドア制御ができず、通行性や屋内環境の悪化をもたらす。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、複数の自動ドアを備えた自動ドアシステムにおいて、各自動ドアの制御パラメータを環境情報に基づいて統一感のある適切な設定にすることができる自動ドアシステムを提供することを目的とする。
本発明は、制御パラメータに基づいて制御される複数の自動ドアと、少なくとも1つの前記自動ドアの周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、を備え、各自動ドアの前記制御パラメータは、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて変更される、自動ドアシステムである。
本発明による自動ドアシステムにおいて、複数の前記自動ドアにそれぞれ対応する複数の前記環境情報取得部が設けられており、各自動ドアの前記制御パラメータは、複数の前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて変更されてもよい。
本発明による自動ドアシステムは、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて各自動ドアの前記制御パラメータを変更させる環境情報判断部を更に備えていてもよい。
本発明による自動ドアシステムは、複数の前記自動ドアにそれぞれ対応して設けられ、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて対応する前記自動ドアの前記制御パラメータを変更させる複数の環境情報判断部を更に備えていてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記制御パラメータは、前記自動ドアを閉じた状態に維持する無効化パラメータを含んでいてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、複数の種類の環境データを含み、各自動ドアの前記制御パラメータは、複数の種類の前記環境データに基づいて変更されてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の花粉飛散量に関するデータを少なくとも含んでいてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の路面に関するデータを少なくとも含んでいてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の紫外線照度に関するデータを少なくとも含んでいてもよい。
本発明による自動ドアシステムにおいて、前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の排気ガス濃度に関するデータを少なくとも含んでいてもよい。
本発明による自動ドアシステムは、前記自動ドアの一対の縦枠の内部に配置された投光器及び受光器を含み、前記自動ドアの開放を維持するための補助センサを更に備え、前記環境情報取得部は、一対の前記縦枠の少なくとも一方の内部に配置されていてもよい。
本発明による自動ドアシステムは、前記自動ドアの無目部に取り付けられ、移動体を検知して前記自動ドアを開放するための起動センサを更に備え、前記環境情報取得部は、前記起動センサの筐体の内部に配置されていてもよい。
本発明による自動ドアシステムは、前記自動ドアが設けられた建物の天井又は庇に取り付けられ、移動体を検知して前記自動ドアを開放するための起動センサを更に備え、前記環境情報取得部は、前記起動センサの筐体の内部に配置されていてもよい。
本発明は、コンピュータを、上記記載の前記自動ドアシステムにおいて、各自動ドアの前記制御パラメータを前記環境情報に基づいて変更するように機能させる、プログラムである。
本発明は、制御パラメータに基づいて制御される複数の自動ドアのうちの少なくとも1つの前記自動ドアの周囲の環境に関する環境情報を取得する工程と、前記環境情報に基づいて各自動ドアの前記制御パラメータを変更する工程と、を備える、制御パラメータ変更方法である。
本発明は、制御パラメータに基づいて制御される複数の自動ドアと、少なくとも1つの前記自動ドアに対応して設けられ、周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、を備え、各自動ドアの前記制御パラメータは、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて変更される自動ドアシステム、において用いられるセンサ装置であって、前記自動ドアに接近する移動体を検知する物体検知部と、前記環境情報取得部と、を備える、センサ装置である。
本発明によるセンサ装置は、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて前記自動ドアの前記制御パラメータを変更させる環境情報判断部を更に備えていてもよい。
本発明は、複数の自動ドアと、制御パラメータに基づいて前記自動ドアを制御する制御装置と、少なくとも1つの前記自動ドアに対応して設けられ、周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、を備え、各自動ドアの前記制御パラメータは、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて変更される自動ドアシステム、において用いられる制御装置であって、前記環境情報取得部を備え、且つ前記制御パラメータに基づいて前記自動ドアを制御する、制御装置である。
本発明による制御装置は、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて前記自動ドアの前記制御パラメータを変更させる環境情報判断部を更に備えていてもよい。
本発明によれば、複数の自動ドアを備えた自動ドアシステムにおいて、各自動ドアの制御パラメータを環境情報に基づいて統一感のある適切な設定にすることができる。
一実施形態に係る自動ドアシステムの構成を示す図である。 複数の自動ドアの配置の一例を示す図である。 自動ドアの一例を示す正面図である。 図3の自動ドアを線A-Aに沿って切断した断面図である。 制御パラメータ変更方法の一例を示すフローチャートである。 環境情報取得部の一変形例を示す断面図である。 環境情報取得部の一変形例を示す断面図である。 環境情報取得部の一変形例を示す断面図である。 自動ドアの一変形例を示す正面図である。 図9の自動ドアを線B-Bに沿って切断した断面図である。 環境情報取得部の一変形例を示す断面図である。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 複数の自動ドアの配置の一変形例を示す図である。 複数の自動ドアの配置の一変形例を示す図である。 複数の自動ドアの配置の一変形例を示す図である。 複数の自動ドアの配置の一変形例を示す図である。 制御パラメータ変更方法の一変形例を示すフローチャートである。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 制御パラメータ変更方法の一変形例を示すフローチャートである。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 制御パラメータ変更方法の一変形例を示すフローチャートである。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 自動ドアシステムの構成の一変形例を示す図である。 複数の環境情報取得部を備えたシステムの構成の一例を示す図である。 複数の環境情報取得部を備えたシステムの構成の一例を示す図である。 複数の環境情報取得部を備えたシステムの構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る自動ドアシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、実際の比率とは異なる場合があり、また、構成の一部が図面から省略される場合がある。
自動ドアシステム
図1は、本実施の形態に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。自動ドアシステム10は、複数の自動ドア20A,20B、環境情報取得部40及び環境情報判断部70を備える。本実施の形態において、自動ドア20A及び自動ドア20Bは同一の構成要素を有する。以下の説明において、自動ドア20A及び自動ドア20Bなどの複数の自動ドアに共通する構成について説明する場合、自動ドア20A及び自動ドア20Bなどの複数の自動ドアを総称して「自動ドア20」と記す場合がある。
本実施の形態に係る自動ドアシステム10において、環境情報取得部40は、各自動ドア20に組み込まれており、自動ドア20が設置されている周囲の環境に関する環境情報、例えば外気の温度である温度情報を取得する。環境情報判断部70は、各環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、各自動ドア20の開閉状況を制御する制御パラメータを変更する。このため、各自動ドア20が個々に何ら関連性を持つことなく、自らの制御パラメータを決定する場合に比べて、統一感のある制御を実現することができる。また、自動ドア20の開閉制御の冗長性を高めることもできる。
以下、自動ドアシステム10の各構成要素について詳細に説明する。まず、自動ドア20について説明する。
(自動ドア)
図2は、複数の自動ドア20の配置を示す図である。本実施の形態において、複数の自動ドア20はいずれも、建物11の同一の風除室12内に設けられている。具体的には、自動ドア20Aは、建物11の風除室12と屋外13との間の出入口開口部に設けられている。また、自動ドア20Bは、建物11の風除室12と屋内14との間の出入口開口部に設けられている。
図1に示すように、自動ドア20は、ドア21、センサ装置30、制御装置50及びアクチュエータ60を含む。上述の環境情報取得部40は、センサ装置30に組み込まれている。
〔ドア〕
図3は、自動ドア20の一例を示す正面図である。ドア21は、例えば、方立とも称される一対の縦枠23の間に画定される出入口に設けられた、2枚の引分けタイプのドアである。ドア21の上方には、無目部24が設けられている。図3には示さないが、縦枠23の外側には固定壁が設けられている。固定壁の外側には、更に縦枠が設けられていてもよい。なお、ドア21のタイプは任意である。例えば、引分けタイプ以外にも、片引きタイプ、開き戸タイプ、折り戸タイプなどの様々なドアを採用することができる。
〔センサ装置〕
センサ装置30は、少なくとも物体検知部31を含む。物体検知部31は、ドア21に接近する人などの移動体が存在するか否かを検知する。移動体は、人、動物、移動可能な物体などである。移動可能な物体の例は、車いす、電動カート、歩行車、ベビーカー、自転車などである。
センサ装置30は、物体検知部31の検知結果に関する情報を制御装置50に送信してもよく、若しくは、検知結果に基づいて、ドア21の開閉を制御する開閉指令を生成し、制御装置50に送信してもよい。開閉指令は、例えば、閉まっている状態のドア21を開かせる開指令、ドア21が開いている状態を維持させる維持指令などを含む。物体検知部31は、例えば、開指令を送信するための起動センサ32及び維持指令を送信するための補助センサ33を含む。なお、センサ装置30が、検知結果に関する情報を制御装置50に送信し、制御装置50が、センサ装置30から受信した検知結果に基づいて開閉指令を生成してもよい。さらに、開閉指令には、開いている状態のドア21を閉めさせる閉指令を含めても良い。
起動センサ32は、ドア21の周囲の所定の検知エリアに移動体が入ったか否かを検知する。検知エリアは、ドア21に対応して設定された、所定の広がりを持った範囲である。検知エリアは、床面に投影された状態で二次元的な矩形領域であってもよく、立体視による三次元的な空間であってもよい。起動センサ32は、移動体が検知エリアに入った場合に、閉まっている状態のドア21を開かせる開指令を生成して制御装置50に送信してもよい。起動センサ32は、例えば、赤外線反射方式、電波方式、タッチ方式(機械式接触方式)などのセンサである。
赤外線反射方式の起動センサ32は、検知エリアへ向けて赤外線を放射し、移動体によって反射された赤外線を受信することにより、移動体を検知する。電波方式の起動センサ32は、検知エリアへ向けてマイクロ波などの電波を放射し、移動体によって反射された電波を受信してドップラ効果により、移動体を検知する。赤外線反射方式又は電波方式の起動センサ32は、無目部24や、ドア21の設置場所の近傍の天井に取り付けられている。なお、「取り付ける」とは、起動センサ32を無目部24や天井の表面に固定する場合、及び、起動センサ32を無目部24や天井の内部に埋め込む場合の両方を含む概念である。
タッチ方式の起動センサ32は、人の手が所定の部材に接触したことを検知する。タッチ方式の起動センサ32は、例えば、ドア21に取り付けられたボタンやタッチパネルセンサである。タッチ方式の起動センサ32は、人の手がドア21の所定の領域に接近したことを非接触で検知する非接触センサであってもよい。
その他にも、起動センサ32として、テンキースイッチ方式、押しボタンスイッチ方式、フットスイッチ方式、足踏みスイッチ方式のセンサを採用してもよい。
補助センサ33は、ドア21が開いている状態のときに、ドア21が設けられた出入口に、移動体などの物体が存在しているか否かを検知する。補助センサ33は、出入口に物体が存在している場合に、ドア21が開いている状態を維持させる維持指令を生成して制御装置50に送信してもよい。補助センサ33は、例えば、光電管方式、赤外線反射方式、超音波方式などのセンサである。
光電管方式の補助センサ33は、図3に示すように、例えば、一対の縦枠23に設けられた投光器331及び受光器332を含む。図4は、投光器331及び受光器332並びに後述する環境情報取得部40を示す図であり、図3の自動ドアを線A-Aに沿って切断した断面図である。なお、投光器331及び受光器332は、図3に示す一対の縦枠23ではなく、固定壁の外側の縦枠に設けられていてもよい。
図4に示すように、一対の縦枠23は、ドア21の移動方向Dにおいて対向するよう配置されている。そして、投光器331は、一対の縦枠23の一方の内部に配置されており、受光器332は、一対の縦枠23の他方の内部に配置されている。一対の縦枠23の外面のうち、一対の縦枠23が互いに対向する外面(以下、対向面とも称する)には、透光性を有する透過窓231が設けられている。
図4に示すように、投光器331は、受光器332に向けて赤外線L1を投光する。投光器331と受光器332との間に物体が存在しない場合、受光器332は、縦枠23の透過窓231を透過して受光器332に到達した赤外線L1を検出することができる。これによって、受光器332は、投光器331と受光器332との間に物体が存在しないことを検知することができる。一方、投光器331と受光器332との間に物体が存在する場合、物体によって赤外線L1が遮られるので、受光器332が赤外線L1を検出できない。これによって、受光器332は、出入口に物体が存在することを検知することができる。受光器332は、投光器331と受光器332との間に物体が存在する場合、維持指令を生成してもよい。受光器332は、検知結果や維持指令を制御装置50に送信する。送信方法としては、無線方式、有線方式のいずれも採用され得る。
赤外線反射方式又は超音波方式の補助センサ33は、出入口へ向けて赤外線又は超音波を放射し、移動体によって反射された赤外線又は超音波を受信することにより、出入口に物体が存在することを検知することができる。赤外線反射方式又は超音波方式の補助センサ33は、無目部24や天井に取り付けられ得る。
〔制御装置〕
制御装置50は、センサ装置30から送信された検知結果又は開閉指令、及び所定の制御パラメータに基づいて、ドア21を駆動するアクチュエータ60を制御する制御部51を含む。例えば、アクチュエータ60がブラシレスDCモータを含む場合、制御装置50の制御部51は、ブラシレスDCモータに印加する電力を制御する。
制御パラメータは、例えば下記のパラメータである。
・ドア21を開く時又は閉じるときのドア21の速度
・ドア21を開く時又は閉じるときのドア21の加速度又は減速度
・ドア21を開く時又は閉じるときにドア21に加えるトルク
・ドア21を開く時又は閉じるときのドア21の移動距離(ストローク)
・ドア21をセンサ装置30の検知状況にかかわらず開放し続ける時間(オープンタイマ)
・開閉指令に依らずドア21を閉じた状態に維持する無効化パラメータ
制御パラメータの調整の例について、いくつか説明する。
建物11の屋内14が空調管理されており、建物11の屋外13と屋内14との間の温度差が大きい場合、ドア21が長い時間にわたって開いた状態にあると、屋内14の暖気や冷気が屋内14に逃げてしまい、空調の効率が低下してしまう。この場合、ドア21の速度、加速度、トルクを増加させ、オープンタイマを減少させることにより、ドア21が開いた状態にある期間を短くして、空調の効率を改善することができる。また、ドア21のストロークを小さくすることにより、ドア21が開いた状態にあるときの出入口の幅を小さくして、空調の効率を改善することもできる。
また、建物11の屋外13の路面が冠水している場合、ドア21を開くと水が建物11の屋内14に流入してしまう。この場合、ドア21の無効化パラメータをオン状態にすることにより、開閉指令に依らずドア21を閉じた状態に維持することができる。例えば、検知エリアに人が入り、センサ装置30が開指令を生成した場合であっても、ドア21を閉じた状態に維持することができる。これによって、水が建物11の屋内14に流入することを抑制することができる。
〔アクチュエータ〕
アクチュエータ60は、制御装置50からの制御に基づいてドア21を駆動する。アクチュエータ60は、例えばブラシレスDCモータを含む。当該モータの動力をドア21に伝達する方式は任意である。例えば、ベルト駆動方式、ラックアンドピニオン駆動方式、ボールスクリュー駆動方式などを採用することができる。このほか、リニアモータを用いる駆動方式や油圧・空気圧等の流体を用いる駆動方式を採用することができる。
(環境情報取得部)
次に、環境情報取得部40について説明する。環境情報取得部40は、ドア21が設置されている場所の周囲の環境に関する環境情報を取得する。本実施の形態において、環境情報取得部40は、図1に示すように、自動ドア20A及び自動ドア20Bの両方に設けられている。このため、自動ドア20A及び自動ドア20Bのそれぞれにおいて、ドア21の周囲の環境に関する環境情報を取得することができる。各環境情報取得部40は、取得した環境情報を環境情報判断部70に送信する。送信方法としては、無線方式、有線方式のいずれも採用され得る。
環境情報取得部40が取得する情報は、例えば下記のデータを含む。
・日付、時刻、曜日
・照度(可視光照度、紫外線照度など)
・日照(所定の領域に太陽光が当たっているか否か)
・気温(屋外の温度)、室温(屋内や風除室の温度)
・路面温度、路面からの照り返しの熱線量
・湿度
・風速
・降雨量
・降雪量
・粉塵の量
・花粉飛散量
・煙の有無又は濃度
・火災の発生の有無
・路面の凍結状況
・路面の濡れ具合
・路面の浸水度合
・大気中の塩分濃度
・自動車の排気ガス濃度
・騒音
以下、環境情報取得部40が、可視光照度や紫外線照度などの照度を測定する照度測定器である場合の、環境情報取得部40の構成例について説明する。この場合、環境情報取得部40は、図3に示すように、例えば、一対の縦枠23のうち上述の補助センサ33の受光器332が設けられている側の縦枠23の内部に配置される。この場合、環境情報取得部40は、受光器332に取りつけられたり、受光器332と一体的に構成されていたりしてもよい。環境情報取得部40を縦枠23の内部に配置することにより、環境情報取得部40が人に視認されることを抑制することができ、人に不快感を与えてしまうことを抑制することができる。
図4に示すように、環境情報取得部40は、縦枠23の内部において透過窓231の近傍に配置される。環境情報取得部40は、屋外13から透過窓231を透過して環境情報取得部40に到達した紫外線の照度を測定し、測定結果を制御装置50に送信する。この際、環境情報取得部40は、受光器332が情報などを制御装置50に送信するための配線設備(信号線や電力線)を利用して、測定結果を制御装置50に送信してもよい。これによって、環境情報取得部40が送信のための設備(信号線や電力線)を独自に備える場合に比べて、環境情報取得部40の寸法やコスト、施工の手間を大幅に低減することができる。
環境情報取得部40は、複数の種類の環境データを取得するよう構成されていてもよい。例えば、環境情報取得部40は、可視光照度や紫外線照度などの照度を測定する照度測定器に加えて、気温を測定する温度計を更に含んでいてもよい。
(環境情報判断部)
次に、環境情報判断部70について説明する。図1に示すように、環境情報判断部70は、自動ドア20とは別個に構成されている。例えば、環境情報判断部70の機能は、サーバーによって実現される。サーバーは、自動ドア20と同一の建物11に配置されていてもよく、メンテナンス会社その他の場所に配置されていてもよい。
環境情報判断部70は、データベース71及び判断部72を含む。データベース71は、各環境情報取得部40から受信した環境情報を保存する。判断部72は、データベース71に保存された環境情報に基づいて、各自動ドア20を開閉制御するための制御パラメータを変更する。
例えば、判断部72は、データベース71に保存された環境情報に基づいて、各自動ドア20を制御する制御パラメータを算出し、各自動ドア20の制御装置50に送信してもよい。この場合、各自動ドア20の制御装置50は、判断部72から受信した制御パラメータをそのまま用いてもよい。
また、判断部72は、データベース71に保存された環境情報に基づいて、制御パラメータを調整するための調整パラメータを算出し、各自動ドア20の制御装置50に送信してもよい。この場合、各自動ドア20の制御装置50は、判断部72から受信した調整パラメータに基づいて、制御パラメータを生成してもよい。
自動ドアシステムの動作
次に、図5を参照して、自動ドアシステム10の動作の一例について説明する。図5は、自動ドアシステム10において制御パラメータが変更される例を示すフローチャートである。
まず、各自動ドア20A,20Bの環境情報取得部40は、ドア21の周囲の環境情報を取得する(S11)。続いて、各環境情報取得部40は、取得した環境情報を環境情報判断部70に送信する(S12)。
環境情報判断部70は、各環境情報取得部40から受信した環境情報をデータベース71に保存する(S13)。続いて、判断部72は、データベース71に保存されている環境情報に基づいて、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定する(S14)。その後、決定した制御パラメータをデータベース71に保存してもよい(S15)。
続いて、環境情報判断部70は、制御パラメータを各自動ドア20A,20Bの制御装置50に送信する。各自動ドア20A,20Bの制御装置50は、受信した制御パラメータを、ドア21の開閉制御に適用する(S16)。
以下、環境情報に基づいて各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを変更する工程S14の具体例について説明する。ここでは、環境情報が紫外線照度である例について説明する。
まず、判断部72は、各自動ドア20A,20Bの環境情報取得部40から取得した紫外線照度の平均値を算出する。続いて、判断部72は、紫外線照度の平均値に基づいて、自動ドア20A,20Bの制御パラメータを、同一の制御パラメータに決定する。例えば、各自動ドア20A,20Bの開閉速度を同一にする。これによって、各自動ドア20A,20Bが統一的に制御されているという印象を利用者に与えることができる。このため、自動ドアシステム10に対する利用者の信頼感を高めることができる。
また、判断部72は、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを、所定の条件や関係に基づいて、互いに異なる制御パラメータに決定してもよい。例えば、本実施の形態のように各自動ドア20A,20Bが同一の風除室12に設けられている場合、屋内14側の自動ドア20bの速度が、屋外13側の自動ドア20Aの速度よりも、所定の速度や比率の分だけ速くなるようにする。これによって、屋内14の環境を維持しながら(紫外線から保護しながら)、利用者の通行の安全性を確保することができる。また、屋外13側の自動ドア20Aの速度と、屋内14側の自動ドア20Bの速度との関係が、予め定められた適切な関係に維持されるので、各自動ドア20A,20Bが統一的に制御されているという印象を利用者に与えることができる。このため、自動ドアシステム10に対する利用者の信頼感を高めることができる。
判断部72が制御パラメータの値を決定する方法は、任意である。例えば、判断部72は、各自動ドア20A,20Bの環境情報取得部40が取得した2つの紫外線照度の平均値と、予め定められた計算式とに基づいて、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定してもよい。また、判断部72は、制御パラメータを、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータとして対応付けられて予め定められているセットに変更してもよい。例えば、データベース71が、紫外線照度の平均値と、紫外線照度の平均値に対応する各自動ドア20A,20Bの制御パラメータの値と、を含むテーブルを保存していると仮定する。この場合、判断部72は、テーブルを参照することにより、算出されている紫外線照度の平均値に対応する各自動ドア20A,20Bの制御パラメータの値を得ることができる。
なお、判断部72が複数の自動ドア20の環境情報取得部40から取得した紫外線照度などの環境情報を考慮する方法が、環境情報の平均値に限られることはない。例えば、判断部72は、各自動ドア20の環境情報取得部40から取得した環境情報の中央値(メジアン)、最頻値、最大値、最小値などを算出し、算出結果に基づいて各自動ドア20の制御パラメータを決定してもよい。また、自動ドアシステム10が3つ以上の自動ドア20を備える場合、判断部72は、まず、各自動ドア20の環境情報取得部40から取得した環境情報の最大値及び最小値を除去し、残った環境情報の平均値、中央値などに基づいて、各自動ドア20の制御パラメータを決定してもよい。
判断部72は、最新の環境情報だけでなく、データベース71に保存されている、過去の環境情報や制御パラメータをも考慮して、各自動ドア20の制御パラメータを決定してもよい。例えば、最新の環境情報に基づいて算出される制御パラメータが、直近の制御パラメータから大きく変化する場合、制御パラメータの変更を見合わせたり、変化の程度が小さくなるように制御パラメータを補正したりしてもよい。これによって、環境情報が急激に変化した場合であっても、各自動ドア20の制御パラメータを緩やかに変化させることができる。
また、環境情報取得部40が取得する環境情報が、複数の種類の環境データを含む場合、環境情報判断部70は、複数の種類の環境データに基づいて、各自動ドア20の制御パラメータを決定してもよい。例えば、環境情報判断部70は、各環境情報取得部40が取得した紫外線照度及び気温に基づいて、各自動ドア20の制御パラメータを決定することができる。
ところで、自動ドアシステム10の運用時、各自動ドア20A,20Bの環境情報取得部40が常に適切に環境情報を取得できるとは限らない。例えば、自動ドア20Aの環境情報取得部40が故障した場合、自動ドア20Aの周囲の環境情報を得ることができなくなる。また、自動ドア20Aの環境情報取得部40と環境情報判断部70との間の通信エラーや、自動ドア20Aの周囲の環境の揺らぎに起因して、環境情報取得部40が取得した環境情報が異常値を示すことも考えられる。この場合、環境情報判断部70は、残っている環境情報取得部40、例えば自動ドア20Bの環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定してもよい。本実施の形態の場合のように、自動ドア20A,20Bが同一又は類似の環境に設けられている場合、自動ドア20Bの環境情報取得部40が取得した環境情報を用いて自動ドア20Aの制御パラメータを決定したとしても、自動ドア20Aを適切に制御可能であると考えられる。
(本実施の形態の作用)
以下、本実施の形態に係る自動ドアシステム10によってもたらされ得る作用をまとめる。
本実施の形態によれば、自動ドアシステム10は、複数の自動ドア20のドア21に対応してそれぞれ設けられた環境情報取得部40と、複数の環境情報取得部40からの環境情報に基づいて各自動ドア20の制御パラメータを変更させる環境情報判断部70と、を備える。すなわち、環境情報判断部70が、環境情報に基づいて、複数の自動ドア20のドア21の制御パラメータをまとめて管理する。例えば、環境情報判断部70は、各自動ドア20の制御パラメータを同一にする。若しくは、環境情報判断部70は、各自動ドア20の制御パラメータを、各制御パラメータ間に所定の関係が成立するように決定する。これによって、各自動ドア20が個々に自らの制御パラメータを決定する場合に比べて、複数の自動ドア20を統一的に動作させることができる。
例えば、本実施の形態のように、建物11の風除室12に複数の自動ドア20が設けられる場合、通行性の低下、及び屋内14の環境に与える悪影響を抑制するように、複数の自動ドア20を統一的に動作させる。例えば、環境情報及び複数の自動ドア20の位置関係などを考慮して、各自動ドア20のドア21を開いた状態に維持する時間やドア21の開閉速度を適切に設定する。これによって、通行性の低下を最小限に抑えつつ、屋内14の環境に与える悪影響を抑制することができる。なお、悪影響とは、屋内14の温度や湿度の変化、屋内14への花粉や粉塵の侵入などである。
また、本実施の形態によれば、仮に一部の環境情報取得部40が故障したとしても、環境情報判断部70は、正常な環境情報取得部40が取得した環境情報を受信ことができる。このため、環境情報判断部70は、有効な環境情報に基づいて、複数の自動ドア20のドア21の制御パラメータをまとめて適切に決定することができる。このことにより、故障した環境情報取得部40が設けられている自動ドア20の動作が不安定になることを抑制することができる。すなわち、自動ドアシステム10の冗長性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
以下、環境情報取得部40の変形例についていくつか説明する。
図6は、環境情報取得部40の一変形例を示す断面図であり、図3の自動ドア20を線A-Aに沿って切断した断面図である。図6に示すように、環境情報取得部40のうち紫外線などの光が入射する入射面に、光の光路を変更する光路変更手段41が設けられていてもよい。光路変更手段41は、プリズム、ミラーなどである。光路変更手段41は、環境情報取得部40に入射する光の範囲を、ドア21から離れる側へ、ここでは屋外13側へ変更するように構成されている。このため、透過窓231が縦枠23の対向面に設けられている場合であっても、環境情報取得部40が屋外13の環境情報をより正確に取得することができる。
図7も、環境情報取得部40の一変形例を示す断面図であり、図3の自動ドア20を線A-Aに沿って切断した断面図である。図7に示すように、環境情報取得部40は、受光器332が設けられている側の縦枠23の内部だけでなく、投光器331が設けられている側の縦枠23の内部にも設けられていてもよい。これによって、環境情報取得部40によって光を検出することができない範囲を削減することができ、屋外13の環境情報をより正確に取得することができるようになる。
なお、図示はしないが、図7に示す例においても、図6に示す光路変更手段41が設けられていてもよい。また、図示はしないが、環境情報取得部40は、投光器331が設けられている側の縦枠23の内部にのみ設けられていてもよい。
図8も、環境情報取得部40の一変形例を示す断面図であり、図3の自動ドア20を線A-Aに沿って切断した断面図である。図8に示すように、縦枠23の対向面だけでなく縦枠23の前面にも透過窓231が設けられていてもよい。「前面」とは、縦枠23の外面のうちドア21に対向する外面の反対側に位置する面である。これによって、環境情報取得部40が屋外13の環境情報をより正確に取得することができるようになる。なお、図8において、環境情報取得部40は、投光器331が設けられている側の縦枠23の内部に位置している。しかしながら、これに限られることはなく、環境情報取得部40は、受光器332が設けられている側の縦枠23の内部に設けられていてもよい。また、図7に示す例の場合と同様に、環境情報取得部40が、投光器331が設けられている側の縦枠23の内部、及び、受光器332が設けられている側の縦枠23の内部にそれぞれ設けられていてもよい。
図9は、自動ドア20の一変形例を示す正面図である。また、図10は、図9の自動ドア20を線B-Bに沿って切断した断面図である。図9及び図10においては、環境情報取得部40が、無目部24に取り付けられた起動センサ32の筐体321の内部に配置される例について説明する。
図10に示すように、起動センサ32の筐体321の内部には、環境情報取得部40が配置されている。環境情報取得部40は、例えば、路面温度を測定するよう構成されている。例えば、環境情報取得部40は、路面から放射される赤外線に基づいて路面温度を算出する赤外線温度計である。この場合、起動センサ32の筐体321には、透光性を有する透過窓322が設けられている。透過窓322は、路面から放射された赤外線L3が環境情報取得部40に入射するよう配置されており、例えば筐体321の下部または下方の角部に配置されている。環境情報取得部40は、透過窓322を透過して環境情報取得部40に入射した赤外線L3に基づいて、路面の温度を算出する。
図11も、環境情報取得部40の一変形例を示す断面図であり、自動ドア20のドア21及び天井25の断面図である。図11に示す例において、起動センサ32は、建物11の天井25に取り付けられており、環境情報取得部40は、起動センサ32の筐体321の内部に配置されている。環境情報取得部40は、図9及び図10に示す例の場合と同様に、路面温度を測定するよう構成されている。この場合、起動センサ32の筐体321の下部には透過窓322が設けられている。環境情報取得部40は、透過窓322を透過して環境情報取得部40に入射した赤外線L3に基づいて、路面の温度を算出する。
なお、図示はしないが、起動センサ32は、天井25ではなく、無目部24の上部から屋外13側へ突出した庇などに取り付けられていてもよい。
(第2の変形例)
図12は、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。まず、本変形例の背景について説明する。
環境情報判断部70は、自動ドア20から離れた場所に配置されることがある。例えば、自動ドア20が設けられる建物と、環境情報判断部70が配置される建物とが異なる場合がある。この場合、環境情報取得部40が環境情報を環境情報判断部70に送信したり、環境情報判断部70が制御パラメータを制御装置50に送信したりするための手段として、インターネットなどの通信回線が用いられ得る。一方、通信回線を利用する場合、通信回線への接続設備が必要になり、また、接続コストが生じる。この点を考慮し、本変形例においては、図12に示すように、自動ドア20の利用者や自動ドア20の付近を通行する人が所持する携帯端末80を利用して通信を行うことを提案する。この場合、携帯端末80には、自動ドアシステム10に関連する通信を媒介するためのアプリケーションなどが予めインストールされている。
以下、自動ドアシステム10の動作の一例について説明する。自動ドア20の環境情報取得部40が環境情報を取得すると、環境情報取得部40は、周囲に利用可能な携帯端末80が存在するか否かを調べる。携帯端末80が存在する場合、環境情報取得部40は、取得した環境情報を無線で携帯端末80に送信する。携帯端末80は、受信した環境情報を、インターネットなどの通信回線を利用して環境情報判断部70に送信する。このようにして、環境情報判断部70が、環境情報取得部40が取得した環境情報を受信することができる。
次に、環境情報判断部70が制御パラメータを自動ドア20の環境情報取得部40に送信する例について説明する。この場合、環境情報判断部70は、まず、自動ドア20の周囲に利用可能な携帯端末80が存在するか否かを調べる。携帯端末80が存在する場合、環境情報判断部70は、制御パラメータをインターネットなどの通信回線を利用して携帯端末80に送信する。携帯端末80は、受信した環境情報を無線で自動ドア20の制御装置50に送信する。このようにして、制御装置50は、環境情報判断部70が決定した制御パラメータを受信することができる。
図12に示すように、携帯端末80と通信可能なオークション管理サーバー81が設けられていてもよい。オークション管理サーバー81は、自動ドアシステム10に関連する通信に携帯端末80が媒介した頻度をモニタし、頻度に応じて携帯端末80の所持者に何らかのインセンティブを与える。例えば、オークション管理サーバー81は、携帯端末80が通信に媒介した頻度に応じて、携帯端末80にポイントを付与する。これによって、携帯端末80の所持者が、自動ドアシステム10に関連する通信を媒介するためのアプリケーションを携帯端末80にインストールするモチベーションを高めることができる。また、携帯端末80の所持者が、自動ドア20が設置されている建物11に入ったり建物11の近くを通ったりすることのモチベーションを高めることができる。更に通信を媒介される頻度が少ない自動ドアシステム10については、付与するポイントを他よりも高くすることで、通信を媒介するインセンティブを高め、自動ドアシステム10間の通信頻度の平準化を図ることができる。その他、付与するポイントを傾斜配分することで、携帯端末80の所持者の通行の流れを変えることも可能となり、集客や町おこしにも寄与する。
(第3の変形例)
図13は、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。図13に示すように、環境情報取得部40は、センサ装置30ではなく制御装置50に組み込まれていてもよい。
(第4の変形例)
以下、複数の自動ドア20の配置の変形例についていくつか説明する。
図14は、自動ドア20の配置の一例を示す図である。図14に示すように、複数の自動ドア20A,20Bはそれぞれ、建物11の屋外13と屋内14との間の出入口に設けられている。図14に示す例においても、環境情報判断部70が、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定する。例えば、環境情報判断部70は、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを、同一又は近似の値に決定する。
以下、動作の一例について説明する。ここでは、一方の自動ドア20Aで取得された環境情報は、屋内14の環境に悪影響を与えるようなものではないが、他方の自動ドア20Bで取得された環境情報は、屋内14の環境に悪影響を与えるようなものであったと仮定する。例えば、建物11に向かって飛来した花粉や粉塵などに関する環境情報を、他方の自動ドア20Bの環境情報取得部40がいち早く取得した場合が考えられる。この場合、環境情報判断部70は、屋内14の環境に悪影響が及ぶことを抑制するよう、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを統一的に決定する。また、環境情報判断部70は、通行性を重視して各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを統一的に決定してもよい。これにより、屋内14の環境への悪影響を防止するために通行性が急激に低下してしまうことを抑制する。
図15も、自動ドア20の配置の一例を示す図である。図15に示すように、複数の自動ドア20A,20B,20Cはそれぞれ、建物11の各階に設けられている。1階の自動ドア20Aは、屋外13と屋内14との間の出入口に位置する。一方、2階の自動ドア20B及び3階の自動ドア20Cは、屋内14の部屋の出入口に位置する。図15に示す例においても、環境情報判断部70が、各自動ドア20A,20B,20Cの制御パラメータを決定する。例えば、環境情報判断部70は、各自動ドア20A,20B,20Cの制御パラメータを、同一又は近似の値に決定する。
以下、動作の一例について説明する。ここでは、屋外13と建物11の屋内14との間の温度差が大きく、1階の自動ドア20Aを開くと屋外13と建物11の屋内14との間で気流の多大な出入りが生じると仮定する。この場合、環境情報判断部70は、気流に起因するドラフト効果によって屋内の自動ドア20B,20Cの開閉不良が生じないよう、各自動ドア20B,20Cの制御パラメータを統一的に決定する。例えば、環境情報判断部70は、自動ドア20Aの開放に起因する環境情報の変化を検知した場合、各自動ドア20B,20Cの駆動トルクを増加させる。これにより、ドラフト効果によって屋内の自動ドア20B,20Cの開閉不良が生じることを抑制することができる。
図16も、自動ドア20の配置の一例を示す図である。図16に示すように、複数の自動ドア20A,20Bはそれぞれ、異なる建物11に設けられている。図16に示す例においても、環境情報判断部70が、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定する。例えば、環境情報判断部70は、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを、同一又は近似の値に決定する。
以下、動作の一例について説明する。ここでは、一方の建物11の自動ドア20Aで取得された環境情報が、屋内14の環境に悪影響を与えるようなものであったと仮定する。この場合、他方の建物11の自動ドア20Bで取得された環境情報が、屋内14の環境に悪影響を与えるようなものではない場合であっても、環境情報判断部70は、一方の建物11の自動ドア20Aで取得された環境情報を重視して、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定する。これにより、各建物11において屋内14の環境に悪影響が及ぶことを抑制することができる。また、環境情報判断部70は、通行性を重視して各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを統一的に決定してもよい。これにより、屋内14の環境への悪影響を防止するために通行性が急激に低下してしまうことを抑制する。
なお、環境情報判断部70によって制御パラメータを決定される複数の自動ドア20が、異なる建物11に設けられる場合、各建物11の間の距離は特には限られない。例えば、隣接する建物11のそれぞれに自動ドア20が設けられていてもよい。また、数百メートルや数キロメートルにわたって広がる地域に複数の建物11が設けられており、それらの建物11に自動ドア20が設けられていてもよい。いずれの場合であっても、環境情報判断部70が、各建物11の自動ドア20の制御パラメータを決定する。例えば、環境情報判断部70は、各自動ドア20の制御パラメータを、同一又は近似の値に決定する。建物11が数キロメートル離れている場合であっても、各建物11の自動ドア20の周囲の環境情報の時系列変化が同一又は類似する場合があるので、各自動ドア20の制御パラメータを統一的に決定することは有用である。
ところで、自動ドア20の制御パラメータとして適切な値は、自動ドア20が設けられる建物11のタイプによって異なることがある。建物11のタイプとは、オフィスビル、商業ビル、娯楽施設などである。この場合、建物11のタイプに依らず全ての自動ドア20の制御パラメータを統一的に決定すると、建物11のタイプによっては、自動ドア20の動作が不適切になってしまうことが考えられる。この点を考慮し、環境情報判断部70は、自動ドア20が設けられている建物11のタイプごとに、複数の自動ドア20の制御パラメータを決定してもよい。例えば、環境情報判断部70は、オフィスビルの複数の自動ドア20の環境情報取得部40から受信した環境情報に基づいて、オフィスビルの複数の自動ドア20の制御パラメータを統一的に決定する。また、環境情報判断部70は、商業ビルの複数の自動ドア20の環境情報取得部40から受信した環境情報に基づいて、商業ビルの複数の自動ドア20の制御パラメータを統一的に決定する。
(第5の変形例)
図17も、自動ドア20の配置の一例を示す図である。本変形例においては、自動ドアシステム10が、環境情報取得部40を備える自動ドア20を3つ以上、例えば4つ備える場合の、自動ドアシステム10の動作の一例について説明する。
図18は、本変形例に係る自動ドアシステム10において制御パラメータが変更される例を示すフローチャートである。
まず、各自動ドア20A,20B,20C,20Dの環境情報取得部40は、ドア21の周囲の環境情報を取得する(S21)。続いて、各環境情報取得部40は、取得した環境情報を環境情報判断部70に送信する(S22)。
環境情報判断部70は、各環境情報取得部40から受信した環境情報をデータベース71に保存する(S23)。続いて、判断部72は、データベース71に保存されている環境情報のうち、異常値を示す環境情報を削除する(S24)。「異常値」とは、環境情報の値が、予め定められた正常範囲から逸脱していることを意味する。環境情報の値が異常値であるか否かは、例えば、予めデータベース71に保存された、正常範囲に関する情報に基づいて、判断部72が判断することができる。また、本変形例のように、環境情報取得部40が3つ以上存在する場合、各環境情報取得部40が取得した環境情報の最大値及び最小値を異常値として削除してもよい。
続いて、判断部72は、正常範囲に入っていた環境情報に基づいて、各自動ドア20A,20B,20C,20Dの制御パラメータを決定する(S25)。例えば、判断部72は、正常範囲に入っていた環境情報の平均値を算出し、平均値に基づいて制御パラメータを決定する。その後、決定した制御パラメータをデータベース71に保存してもよい(S26)。
続いて、環境情報判断部70は、制御パラメータを各自動ドア20A,20B,20C,20Dの制御装置50に送信する。各自動ドア20A,20B,20C,20Dの制御装置50は、受信した制御パラメータを、ドア21の制御に適用する(S27)。
本変形例によれば、異常値を示す環境情報を削除することにより、各自動ドア20の制御パラメータをより適切に決定することができる。
(第6の変形例)
図19は、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。図19に示すように、本変形例においては、自動ドア20Aには環境情報取得部40が設けられているが、自動ドア20Bには環境情報取得部40が設けられていない。
図20は、本変形例に係る自動ドアシステム10において制御パラメータが変更される例を示すフローチャートである。
まず、自動ドア20A(自動ドアA)の環境情報取得部40は、ドア21の周囲の環境情報を取得する(S31)。続いて、自動ドア20Aの環境情報取得部40は、取得した環境情報を環境情報判断部70に送信する(S32)。
環境情報判断部70は、自動ドア20Aの環境情報取得部40から受信した環境情報をデータベース71に保存する(S33)。続いて、判断部72は、データベース71に保存されている環境情報に基づいて、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定する(S34)。その後、決定した制御パラメータをデータベース71に保存してもよい(S35)。
続いて、環境情報判断部70は、制御パラメータを各自動ドア20A,20Bの制御装置50に送信する。各自動ドア20A,20Bの制御装置50は、受信した制御パラメータを、ドア21の制御に適用する(S36)。
このように本変形例によれば、自動ドア20Bに環境情報取得部40が設けられていない場合であっても、自動ドア20Aの環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、自動ドア20Bの制御パラメータを適切に設定することができる。このため、各自動ドア20A,20Bを統一的に動作させることができる。また、自動ドア20Bに環境情報取得部40を設けなくてよいので、自動ドア20Bの導入コストを低減することができる。
また、本変形例における技術的思想は、自動ドア20Bに、自動ドア20Aの環境情報取得部40とは異なる環境データを取得する環境情報取得部40が設けられている場合にも適用され得る。例えば、自動ドア20Aの環境情報取得部40が、紫外線照度を測定し、自動ドア20Bの環境情報取得部40が、気温を測定する場合について考える。この場合、環境情報判断部70は、自動ドア20Aの環境情報取得部40が取得した紫外線照度、及び、自動ドア20Bの環境情報取得部40が取得した気温に基づいて、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータを決定することができる。複数の種類の環境データを考慮することにより、各自動ドア20A,20Bの制御パラメータをより適切に決定することができる。また、各自動ドア20A,20Bの環境情報取得部40がいずれも複数の種類の環境データを取得するよう構成される場合に比べて、各自動ドア20A,20Bの導入コストを低減することができる。
(第7の変形例)
図21は、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。図21に示すように、本変形例においては、環境情報判断部70が各自動ドア20A,20Bのセンサ装置30に設けられている。例えば、環境情報判断部70の機能が、各自動ドア20A,20Bのセンサ装置30に含まれるCPUなどのコンピュータによって実現される。
図22は、本変形例に係る自動ドアシステム10において制御パラメータが変更される例を示すフローチャートである。
まず、自動ドア20A(自動ドアA)の環境情報取得部40は、ドア21の周囲の環境情報を取得する(S41)。続いて、自動ドア20Aの環境情報取得部40は、取得した環境情報を、自動ドア20Aの環境情報判断部70に送信する(S42)。また、自動ドア20Aの環境情報取得部40が取得した環境情報を、自動ドア20Bの環境情報判断部70にも送信する。自動ドア20Bの環境情報判断部70への送信は、図21に示すように自動ドア20Aの環境情報判断部70を介して行われてもよく、図示はしないが、自動ドア20Aの環境情報取得部40によって行われてもよい。また、自動ドア20Aの環境情報判断部70は、自動ドア20B(自動ドアB)から送られてくる、自動ドア20Bの環境情報取得部40が取得した環境情報を受信する(S43)。
自動ドア20Aの環境情報判断部70は、自動ドア20A,20Bの各環境情報取得部40が取得した環境情報をデータベースに保存する(S44)。続いて、自動ドア20Aの環境情報判断部70の判断部が、データベースに保存されている環境情報に基づいて、自動ドア20Aの制御パラメータを決定する(S45)。その後、決定した制御パラメータをデータベース71に保存してもよい(S46)。自動ドア20Aの制御装置50は、決定された制御パラメータを、自動ドア20Aのドア21の制御に適用する(S47)。
このように本変形例によれば、自動ドア20Aの環境情報判断部70は、自動ドア20Aの環境情報取得部40が取得した環境情報に加えて、自動ドア20Bの環境情報取得部40が取得した環境情報を考慮して、自動ドア20Aの制御パラメータを決定する。自動ドア20Bの環境情報判断部70も同様に、自動ドア20Bの環境情報取得部40が取得した環境情報に加えて、自動ドア20Aの環境情報取得部40が取得した環境情報を考慮して、自動ドア20Bの制御パラメータを決定する。このため、各自動ドア20A,20Bが、自身の環境情報取得部40が取得した環境情報のみに基づいて制御パラメータを決定する場合に比べて、各自動ドア20A,20Bを統一的に動作させることができる。
なお、図示はしないが、3つ以上の自動ドア20が存在する場合、各自動ドア20の環境情報判断部70の接続方法は、スター型、バス型、リング型のいずれであってもよい。
(第8の変形例)
図23は、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。図23に示すように、環境情報取得部40及び環境情報判断部70は、センサ装置30ではなく制御装置50に組み込まれていてもよい。例えば、環境情報判断部70の機能が、各自動ドア20A,20Bの環境情報判断部70に含まれるCPUなどのコンピュータによって実現される。
(第9の変形例)
図24及び図25はそれぞれ、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。本変形例において、各自動ドア20A,20Bは、上位装置などの外部の装置からの開閉指令に基づいて、ドア21の開閉を制御する。このような自動ドア20は、鉄道車両のドア、駅のプラットホームのドアなどである。この場合、環境情報取得部40は、図24及び図25に示すように、各自動ドア20A,20Bの制御装置50に設けられていてもよい。
図24に示すように、環境情報判断部70は、各自動ドア20A,20Bとは別個に構成されていてもよい。若しくは、図25に示すように、環境情報判断部70が各自動ドア20A,20Bの制御装置50に設けられていてもよい。
なお、自動ドア20の例としては、建物や屋内の部屋の出入口に設けられる自動ドアや、本変形例で挙げた鉄道車両のドア、駅のプラットホームのドア以外にも、以下の例を挙げることができる。
・客船内の自動ドア
・貨物船の貨物室ハッチの開閉装置
・航空機の貨物室ハッチの開閉装置
・作業機械のドアの開閉装置
・乗用車の乗降ドアの開閉装置
・トラックなどの商用車の貨物室ドアの開閉装置
・工場のシャッタードアの開閉装置
・NC加工機のドアの開閉装置
・地下鉄出入口や建物出入口前に設置される止水ゲート(路面から昇降するものなど)
・エレベータのドアの開閉装置
これらの自動ドア20は、自身が備える物体検知部31によって生成される開閉指令に基づいてドア21を制御してもよく、外部の上位装置からの開閉指令に基づいてドア21を制御してもよい。これらの自動ドア20においても、環境情報判断部70が複数の自動ドア20の制御パラメータを決定することにより、複数の自動ドア20を統一的に動作させることができる。
(第10の変形例)
図26は、本変形例に係る自動ドアシステム10の構成を示す図である。本変形例において、環境情報判断部70は、複数の自動ドア20の環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、自動ドア20以外の装置85の制御パラメータを決定する。装置85は、例えば、空調機、歩く歩道、エスカレータ、エレベータ、街頭広告などの広告用ディスプレイ、下水道ポンプ、自動販売機などである。なお、環境情報判断部70によって制御パラメータが変更される装置85の数は、1つであってもよく、複数であってもよい。複数の装置85が存在ずる場合、各装置85の制御パラメータは、自動ドア20の場合と同様に、同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、複数の自動ドア20の位置関係、及び複数の装置85の位置関係を考慮して、各装置85の制御パラメータを適切に異ならせてもよい。
上述の装置85における制御パラメータとしては、以下の例を挙げることができる。
・空調機:設定温度、湿度、風量、粉塵除去性能
・動く歩道、エスカレータ、エレベータ:移動速度、加減速度
・広告用ディスプレイ:ディスプレイの輝度、色彩
・下水道ポンプ:ポンプを駆動するモータの単位時間あたりの回転数
・自動販売機:温蔵装置の設定温度、冷蔵装置の設定温度
本変形例によれば、自動ドア20の環境情報取得部40が取得した環境情報を利用して、自動ドア20以外の装置85の制御パラメータを決定する。このため、装置85に環境情報取得部が設けられていない場合であっても、装置85を環境情報に基づいて適切に動作させることができる。なお、図26において点線で示すように、環境情報判断部70は、自動ドア20の環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、各自動ドア20の制御パラメータを更に決定してもよい。
なお、図示はしないが、本変形例においても、図21、図23や図25に示す例の場合と同様に、環境情報判断部70が自動ドア20に設けられていてもよい。
(第11の変形例)
上述の第10の変形例においては、複数の自動ドア20に設けられた環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、自動ドア20以外の装置85の制御パラメータが変更される例を示した。しかしながら、図27に示すように、任意の場所に設けられた複数の環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、環境情報判断部70が装置85の制御パラメータを変更してもよい。
環境情報取得部40が設けられる場所としては、以下の例を挙げることができる。
・建物の出入口
・鉄道車両
・駅のプラットホームのドア
・船舶
・航空機
・作業機械
・乗用車、トラックなどの商用車
・工場出入口
・工作機械、加工機
・街灯
・バス停
・自動販売機
・公園、駐車場、駐輪場などの出入口
・山間傾斜地、河川や臨海地域の堤防、離島、貯水池
建物は、例えば、ビル、マンション、戸建住宅、店舗、商業施設、娯楽施設、老健施設、市役所や図書館などの公共施設などである。
(第12の変形例)
上述の実施の形態及び各変形例においては、環境情報取得部40が取得した環境情報に基づいて、自動ドア20又は装置85の制御パラメータを変更する例を示した。しかしながら、環境情報取得部40が取得した環境情報の活用方法が、制御パラメータの変更に限られることはない。
図28は、本変形例の構成を示す図である。環境情報判断部70は、複数の環境情報取得部40が取得した環境情報を、他のシステム90に提供する。環境情報取得部40は、自動ドア20に設けられていてもよく、上述の第12の変形例で挙げた場所に設けられていてもよい。また、環境情報判断部70は、自動ドア20の制御パラメータを決定するためのものであってもよく、その他の装置85の動作パラメータを決定するためのものであってもよい。
システム90としては、以下の例を挙げることができる。
・タクシーの配車システム
・広告システム
・コンビニ等の店舗販売システム
・避難情報生成システム
例えば、タクシーの配車システムは、環境情報判断部70から提供された環境情報に基づいて、タクシーが必要とされる地域を予想しタクシーを派遣する。また、広告システムは、環境情報判断部70から提供された環境情報に基づいて、街頭広告や車内広告の内容を、環境情報に適したものに変更する。また、コンビニ等の店舗販売システムは、環境情報判断部70から提供された環境情報に基づいて、必要とされる商品を予測し店頭に並べる。例えば、近くの地域で雨が降り始めたという情報を得た場合、傘を店頭に並べる。また、近くの地域で花粉飛散量が増加したという情報を得た場合、マスクを店頭に並べる。また、避難情報生成システムは、環境情報判断部70から提供された環境情報に基づいて、竜巻、ゲリラ豪雨、雷、ヒョウなどの移動速度や移動方向を予測し、避難情報を出す。
(第13の変形例)
図29は、本変形例の構成を示す図である。各装置25A,25Bはそれぞれ、環境情報取得部40及び環境情報判断部70を備える。装置25A,25Bは、自動ドア20であってもよく、その他の装置85であってもよい。
装置25Aは、装置25Aと同一又は類似の環境に配置されたシステム90Aに、環境情報取得部40が取得した環境情報を提供する。また、装置25Bは、装置25Bと同一又は類似の環境に配置されたシステム90Bに、環境情報取得部40が取得した環境情報を提供する。なお、装置25Aの環境情報取得部40が取得した環境情報が、装置25Bの環境情報判断部70を介してシステム90Bに提供されてもよい。同様に、装置25Bの環境情報取得部40が取得した環境情報が、装置25Aの環境情報判断部70を介してシステム90Aに提供されてもよい。
システム90A,90Bは、上述の第12の変形例の場合と同様に、タクシーの配車システム、広告システム、コンビニ等の店舗販売システム、避難情報生成システムなどである。本変形例によれば、システム90A,90Bは、同一又は類似の環境に配置された装置25A,25Bが取得した環境情報を得ることができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
(環境情報判断部の構成例)
上述した実施の形態及び各変形例で説明した環境情報判断部70の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。環境情報判断部70における、複数の自動ドア20の各ドア21の制御パラメータを環境情報に基づいて変更するという機能を、ソフトウェアで構成する場合には、当該機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD-ROM等の記録媒体に収納し、環境情報判断部70が備えるCPUなどのコンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、環境情報判断部70の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
なお、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部を組み合わせたり、置き換えたりすることも可能である。
更に上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部のみを適用することも可能である。
これらの場合、本明細書に明示されたものの他、それぞれの構成から導かられる特有の効果を有する。
10 自動ドアシステム
11 建物
12 風除室
13 屋外
14 屋内
20 自動ドア
21 ドア
22 側壁
23 縦枠
231 透過窓
24 無目部
25 天井
26 路面
30 センサ装置
31 物体検知部
32 起動センサ
321 筐体
322 透過窓
33 補助センサ
331 投光器
332 受光器
34 検知エリア
40 環境情報取得部
41 光路変更手段
50 制御装置
51 制御部
60 アクチュエータ
70 環境情報判断部
71 データベース
72 判断部
80 携帯端末
81 オークション管理サーバー
85 装置
90 システム

Claims (15)

  1. 制御パラメータに基づいて制御される複数の自動ドアであって、建物の一方の出入口及び前記一方の出入口の反対側に位置する他方の出入口に設けられている、建物の異なる階に設けられている又は異なる建物に設けられている複数の自動ドアと、
    少なくとも1つの前記自動ドアの周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と
    自動ドアの前記制御パラメータ、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて統一的に決定する環境情報判断部と、を備え、
    記制御パラメータは、
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの加速度又は減速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときにドアに加えるトルク;
    前記自動ドアのドアに接近する移動体が存在するか否かにかかわらずドアを開放し続ける時間;
    前記自動ドアのドアの開閉を制御する開閉指令に依らずドアを閉じた状態に維持する無効化パラメータ;
    のうちの少なくともいずれか1つを含む、自動ドアシステム。
  2. 複数の前記自動ドアにそれぞれ対応する複数の前記環境情報取得部が設けられており、
    各自動ドアの前記制御パラメータは、複数の前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて前記環境情報判断部によって決定される、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  3. 前記制御パラメータは、前記自動ドアを閉じた状態に維持する無効化パラメータを含む、請求項1又は2に記載の自動ドアシステム。
  4. 前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、複数の種類の環境データを含み、
    各自動ドアの前記制御パラメータは、複数の種類の前記環境データに基づいて前記環境情報判断部によって決定される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  5. 前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の花粉飛散量に関するデータを少なくとも含む、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  6. 前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の路面に関するデータを少なくとも含む、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  7. 前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の紫外線照度に関するデータを少なくとも含む、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  8. 前記環境情報取得部が取得する前記環境情報は、前記自動ドアの周囲の排気ガス濃度に関するデータを少なくとも含む、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  9. 前記自動ドアの一対の縦枠の内部に配置された投光器及び受光器を含み、前記自動ドアの開放を維持するための補助センサを更に備え、
    前記環境情報取得部は、一対の前記縦枠の少なくとも一方の内部に配置されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  10. 前記自動ドアの無目部に取り付けられ、移動体を検知して前記自動ドアを開放するための起動センサを更に備え、
    前記環境情報取得部は、前記起動センサの筐体の内部に配置されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  11. 前記自動ドアが設けられた建物の天井又は庇に取り付けられ、移動体を検知して前記自動ドアを開放するための起動センサを更に備え、
    前記環境情報取得部は、前記起動センサの筐体の内部に配置されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
  12. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の前記自動ドアシステムにおいて、各自動ドアの前記制御パラメータを前記環境情報に基づいて統一的に決定するように機能させる、プログラム。
  13. 制御パラメータに基づいて制御される複数の自動ドアであって、建物の一方の出入口及び前記一方の出入口の反対側に位置する他方の出入口に設けられている、建物の異なる階に設けられている又は異なる建物に設けられている複数の自動ドアのうちの少なくとも1つの前記自動ドアの周囲の環境に関する環境情報を取得する工程と、
    前記環境情報に基づいて各自動ドアの前記制御パラメータを統一的に決定する工程と、を備え
    記制御パラメータは、
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの加速度又は減速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときにドアに加えるトルク;
    前記自動ドアのドアに接近する移動体が存在するか否かにかかわらずドアを開放し続ける時間;
    前記自動ドアのドアの開閉を制御する開閉指令に依らずドアを閉じた状態に維持する無効化パラメータ;
    のうちの少なくともいずれか1つを含む、制御パラメータ変更方法。
  14. 制御パラメータに基づいて制御される複数の自動ドアであって、建物の一方の出入口及び前記一方の出入口の反対側に位置する他方の出入口に設けられている、建物の異なる階に設けられている又は異なる建物に設けられている複数の自動ドアと、少なくとも1つの前記自動ドアに対応して設けられ、周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、各自動ドアの前記制御パラメータ、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて統一的に決定する環境情報判断部と、を備える自動ドアシステム、において用いられるセンサ装置であって、
    前記自動ドアに接近する移動体を検知する物体検知部と、前記環境情報取得部と、を備え
    記制御パラメータは、
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの加速度又は減速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときにドアに加えるトルク;
    前記自動ドアのドアに接近する移動体が存在するか否かにかかわらずドアを開放し続ける時間;
    前記自動ドアのドアの開閉を制御する開閉指令に依らずドアを閉じた状態に維持する無効化パラメータ;
    のうちの少なくともいずれか1つを含む、センサ装置。
  15. 複数の自動ドアであって、建物の一方の出入口及び前記一方の出入口の反対側に位置する他方の出入口に設けられている、建物の異なる階に設けられている又は異なる建物に設けられている複数の自動ドアと、制御パラメータに基づいて前記自動ドアを制御する制御装置と、少なくとも1つの前記自動ドアに対応して設けられ、周囲の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得部と、各自動ドアの前記制御パラメータ、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報に基づいて統一的に決定する環境情報判断部と、を備える自動ドアシステム、において用いられる制御装置であって、
    前記環境情報取得部を備え、且つ前記制御パラメータに基づいて前記自動ドアを制御し
    記制御パラメータは、
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときのドアの加速度又は減速度;
    前記自動ドアのドアを開く時又は閉じるときにドアに加えるトルク;
    前記自動ドアのドアに接近する移動体が存在するか否かにかかわらずドアを開放し続ける時間;
    前記自動ドアのドアの開閉を制御する開閉指令に依らずドアを閉じた状態に維持する無効化パラメータ;
    のうちの少なくともいずれか1つを含む、制御装置。
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