JP6523899B2 - 自動ドアシステム - Google Patents

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Description

本発明は、自動ドアシステムに関する。
オフィス、集合住宅等の入退出用に自動ドアが広く使用されている。近年各種建造物のセキュリティ対策として入退出管理の厳格化が求められるようになってきており、自動ドアに関しても入退出者の監視、自動ドア付近に接近あるいは滞留する不審者の記録といった対策を行う観点から、自動ドア付近に監視カメラを設置して映像を記録することが実施されている。例えば特許文献1には、建屋玄関先に設置した監視カメラと記録装置を備える監視カメラシステムにおいて、監視カメラに自動ドアの検知装置又は出入口管理装置の信号を取り込むことにより、建屋入館者の映像のみを効率的に映像記録する構成を記載している。また、特許文献2には、自動ドア周りの機器配線に関し、可動部と固定部との間でケーブル類を保持しつつ可動部の移動に伴うケーブル類の損傷を防止するための構成が記載されている。
特開2002−344864号公報 特開2003−18733号公報
しかしながら特許文献1に記載の監視カメラシステムでは、例えば実施例に例示されているように、建屋の天井に監視カメラを設置している場合、入退出者を上方から撮影することになって撮影対象の顔を十分明瞭に記録することは難しいという問題があった。また天井に設置した監視カメラの存在は入退出者にわかるので、撮影対象が俯いたり帽子で隠したりすれば顔が全く記録できないこともあった。また通常の監視カメラでは、顔を明瞭に撮影できるような位置に設置することは、建物内の美観、通行の妨げなどの点から一般に困難である。
また自動ドア一般の問題として、セキュリティ対策、プライバシー確保の観点からドアにスリット状、格子状等の目隠し意匠を施して建物外から内部を見難くする工夫がされていることがあるが、内部が全く見えないようにする構成は取られていなかった。また戸外に面する自動ドアについては、風除室がある玄関に設置されている場合、冬期には風除室内に寒気が流入して十分保温ができない、雨期にはドアガラスに結露が生じて見栄えが悪く清掃も煩雑となる問題がある。
本発明は上記の、及び他の課題を解決するためになされたものでその一つの目的は、入退出者等の映像を明瞭に記録することを可能とするとともに、自動ドア周りの環境、安全性の向上にも資することができる自動ドアシステムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の一態様は、建物の入退出通路に設置される自動ドアシステムであって、常時は前記入退出通路を閉鎖し、人の接近を検知して開放され前記入退出通路を通行可能に構成する可動ドア部と、前記可動ドア部の閉鎖時に、前記入退出通路に面するように前記可動ドア部に設置されている第1の撮像装置とを備え、前記入退出通路に面して設置される、前記可動ドア部に隣接するように建物側に固定される柱状部材を備え、当該柱状部材内部に第2の撮像装置が設置されるとともに、当該第2の撮像装置が前記入退出通路側に向けられるように、前記柱状部材の前記入退出通路と直交する面が当該入退出通路側に向けて傾斜するよう形成されている自動ドアシステムである。
本発明によれば、自動ドアを利用する入退出者等の映像を明瞭に記録することを可能とするとともに、自動ドア周りの環境、安全性の向上にも資することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動ドアシステム1の正面図である。 図2は、自動ドアシステム1のシステム構成を模式的に示す図である。 図3は、図1の自動ドアシステム1のドア駆動部を例示する部分正面図である。 図4は、図1の自動ドアシステム1のドア駆動部を例示する部分縦断面図である。 図5は、図1の自動ドアシステム1の部分横断面図である。 図6は、自動ドアシステム1の戸先框部分を示す横断面図である。 図7は、自動ドアシステム1の戸先框部分を示す部分正面図である。 図8は、自動ドアシステム1の後框部分を示す横断面図である。 図9は、自動ドアシステム1の後框部分を示す部分正面図である。 図10は、引き戸ガラスに取り付けるカメラボックスの正面図である。 図11は、図10のカメラボックスの縦断面図である。 図12は、案内ロボットを含む自動ドアシステム1のシステム構成を模式的に示す図である。 図13は、案内ロボットの来客応対処理フロー例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明につきその実施形態に即して説明する。以下の説明において、同一の符号を付した部分は同一の要素を表し、その基本的な構成は同様であるものとする。
実施例1
まず、本発明の第1実施例について説明する。本実施例は、図1等に示される自動ドアシステム1として実現されている。自動ドアシステム1は、例えば集合住宅、オフィスビル、各種事務棟等の玄関や居室入口に設置され、一対の引き戸20(可動ドア部)がそれぞれ左右方向に移動されることによって開き、人が建物に出入りできるように構成されている。自動ドアシステム1の左右側部は鉛直方向に建て込まれている縦枠12によって建物壁面Wに固定されている。縦枠12の上端部には後述する上固定横枠が架設されており、同じく後述するドア駆動部を収容している。ドア駆動部は、縦枠12の間に水平方向に設けられている、矩形板状のステンレス材等で形成されている無目10の内部に設置される。無目10の左右方向中央付近には、赤外線式、超音波式等の適宜の方式の人感センサ50が設けられ、ドア駆動部の制御装置と電気的に接続されている。周知のように、人感センサ50が自動ドアシステム1への人の接近を検知すると、制御装置にその検知信号を送出し、制御装置がドア駆動部に対してドア開放動作を指示する。なお、引き戸20は片引き式であってもよく、またスイング式の可動ドア部を有する場合に本発明を適用することもできる。
引き戸20が開放された時に引き込まれる戸袋部分は、固定縦枠12、方立30、下固定横枠32、及び無目10の内方に水平方向に設置される図示しない上固定横枠とによって縦長の矩形に構成されており、固定ガラス40がはめ込まれている。本実施形態では、固定ガラス40として発光ダイオード(LED)素子41を挟み込んだ合わせガラスとして構成されているLEDガラスを使用している。LED素子41には、ガラス40の合わせ面に沿って導電パターンが設けられており、後述する外部電源より電力を供給して発光させることができるように構成されている。LED素子41を常時点灯させ、あるいは適宜点滅させることによって、意匠性を損なうことなく固定ガラス40があることを周囲の人に明確に報知することができ安全性が向上する。図1の例では、固定ガラス40のほぼ中央付近に、縦方向に3個のLED素子41を配置しているが、LED素子41の配置はこれに限定されることはない。例えば、多数のLED素子41を矢印形状などに配置して災害等の非常時に矢印の向きに光点が流れるようにLED素子41の発光を制御すれば、誘導灯と同様の効果を奏することができる。あるいは、多数のLED素子41により他の図形、文字の形状を構成して発光させるようにすれば、情報伝達の効果を奏することもできる。なお、固定ガラス40には、後述する発熱ガラス、調光ガラス等の機能性ガラスを用いてもよく、また空気層を含む複層ガラスとしてもよい。
引き戸20は、縦方向に配置されている戸先框24及び後框25と、水平方向に配置されている上横枠22及び下横枠23とで構成される矩形の枠体に、引き戸ガラス21がはめ込まれて構成されている。上横枠22は、後述するローラを介して無目10内部に設けられているレールに吊り下げられており、これにより引き戸20が左右に移動できるように構成されている。引き戸20の下端部は、図示しない溝部内に配置され、開閉時に揺動しないよう摺動可能に構成されている。また引き戸20は後述するドア駆動部に連結されており、ドア駆動部の動力により開閉動作を行う。下横枠23の戸先框24に隣接する部分には、錠前26が設けられ、自動ドアシステム1が設置されている施設等が閉鎖されている時に引き戸20をロック状態とすることができる。
本実施例の引き戸ガラス21は、板状の発熱ガラスや調光ガラスを取り付けてなる。具体的には、発熱ガラスは2枚の板状ガラスの間に空気層を設けた複層ガラスで、室内側ガラスの空気層側に透明な導電膜を設け、この導電膜に電力を供給する事によりガラス全面を発熱させる。この際、空気層が断熱層になるので外気への熱の放出を抑え室内側に暖気を取り込み室内側空間の環境を温かくすると共に輻射熱で体感上も温まる効果を奏する。更には発熱によりガラスの表面温度が上がることで、室外からの湿気による結露を防止できる効果を奏する。また調光ガラスは、2枚の合せガラスの間に液晶材料を封入した薄膜層からなる調光層を挟み込んだ構成である。薄膜層に電圧を印加しない状態では、入射光が液晶分子によって散乱されて光不透過であるが、電圧を印加すると液晶分子が所定の配列となり入射光が透過できるようになる。常時は調光層への電圧を印加しないことで調光ガラスは不透明であるが、人感センサ50、あるいは他のセンサ等との連動により人の接近を検知して調光層に電圧が印加されるように構成することにより、常時は外部から引き戸20内が見えないようにし、人が通行する時のみ引き戸ガラス20越しに内部が見えるようにすることができる。これにより自動ドアシステム1の外を通行する人の視線を遮り自動ドアシステム1内のプライバシーが確保されるようにする効果を奏する。なお、調光ガラスを室外側ガラスとし空気層を介して室内側ガラスを発熱ガラスとした複層ガラスとすることもできる。なお、引き戸ガラス21には、要求仕様に応じて、発熱ガラスのみ、または調光ガラスのみを採用してもよい。また、戸袋部分の固定ガラス40に、発熱ガラス、又は調光ガラス、あるいはその両方を採用すれば、室内側の保温、結露除去、あるいはプライバシー確保がより確実となる。さらに自動ドアシステム1の内方に風除室が設けられている場合において、室内側の自動ドアにも発熱ガラスを使用すれば、風除室内の保温効果がさらに高まる効果が得られるものである。
本実施例の場合、各引き戸20の戸先框24には、上下に間隔をおいて一対のカメラ開口部27が設けられ、内部には後述するカメラユニットがそれぞれ設置されている。カメラユニットは例えばCCD素子等の撮像素子を有する撮像デバイスであり、自動ドアシステム1を通行する人の主に顔をほぼ正面から捉えられるようになっている。複数のカメラユニットを設けることにより通行する人の身長等にかかわらず異なる方向から顔を捉えることができる。図1の例では標準的な大人の身長よりやや低い位置に間隔を開けて設置している。カメラユニットで撮像された映像は、適宜のプロトコルのデジタル通信信号に変換されて後述する監視装置に送信される。なお、図1の実施例では複数のカメラユニットが設置される例が示されているが、カメラユニットの位置、数量は必要に応じて1台でもよい。また、左右対称に2台設置して、そのうち1台は撮像カメラとし、他の1台はダミーとすれば、意匠的に撮像カメラの存在をカモフラージュすることができる。
戸袋部分の方立30(柱状部材)にも、それぞれカメラ開口部31が設けられており、内部にはカメラユニットがそれぞれ設置されている。カメラユニットは基本的に引き戸20の戸先框24に設けるものと同様の構成でよい。戸先框24に設置したカメラユニットの撮像範囲、角度を補うように、図1の例では左右の方立30で適宜高さを変えてカメラユニットを設置している。なお、上記した引き戸20、方立30に設置するカメラユニットの数、具体的な設置位置等は、適宜決定することができる。また設置した複数のカメラユニットのうち、適宜のものをダミーとすることもできる。
図1の実施例ではさらに、自動ドアシステム1の安全な利用を促す目的で掲示される注意ステッカー28の裏面側にもカメラユニットを収納したカメラボックスが設けられている。詳細は後述する。
次に、自動ドアシステム1の概略システム構成について説明する。図2に、本実施形態の自動ドアシステム1のシステム構成について模式的に示している。図2は本発明の主要な構成に係る部分を示しており、一般的な自動ドアに設けられているドア駆動部などの構成は省略している。自動ドアシステム1には、引き戸20に設けられている引き戸ガラス21を構成する発熱ガラス及び調光ガラスの電源として、電力線100によって接続されているAC/DC電源700が設けられる。本実施例の場合、発熱ガラス用電源および調光ガラス用電源はAC100Vである。また固定ガラス40に設けられているLED素子41には、AC/DC電源700から点灯用電源としてDC12Vが、電力線100を介して供給される。
可動部である引き戸20に設けられているカメラユニット400,500、及び戸袋部分の方立30に設けられているカメラユニット600からは、信号線110、通信ネットワーク900を介して監視システム800に、それぞれのカメラユニットで撮像された映像信号が、信号線110を介して入力される。カメラユニットからの映像出力は、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB)経由で出力された後、監視システム800へ伝送するために、USBエクステンダーを使用して信号変換してLANケーブルによって伝送することもできる。信号変換用機器はカメラユニットに一体的に設けてもよい。カメラユニット400〜600には、動作電源としてAC/DC電源700から電力線100を通じて例えば電源アダプターによりDC5V電源が供給される。監視システム800にはハードディスクドライブ(HDD)、半導体ドライブ(SSD)、光ディスクドライブ等の記憶デバイスが設けられ、入力された映像信号を記録可能としている。また監視システム800には人感センサ50からの出力信号も入力されており、人感センサ50が人等の存在を検知している間映像を記録するように構成されている。また人感センサを使用せず映像を画像処理して画像に変化があった場合に静止画として記録することもできる。さらには屋外が明るく自動ドア付近が暗くて撮影した画像が暗くなってしまう場合には、逆光補正した上で画像を記録することもできる。可動部である引き戸20に設けられる各機器と固定設置されているAC/DC電源700、監視システム800との間を接続している電力線100、信号線110は、可撓性を有する配線収容部材であるケーブル保持部材300(例えば「ケーブルベア」(登録商標)が利用可能であるがこれに限定されるものではない。)内を挿通されることにより、引き戸20の開閉時に電力線100、信号線110に過度の機械的負荷が加わることを防止している。
次に、本実施形態の自動ドアシステム1の詳細な構成について順次説明する。まず、図3、図4を参照して、自動ドアシステム1のドア駆動部と、建物側から引き戸20側への配線の布設について説明する。図3は図1の自動ドアシステム1において無目10を取り外した状態を示す部分正面図、図4は図3の左方から見た縦断面図である。
自動ドアシステム1の左右両側にある戸袋部分の上辺を形成している固定上横枠26の上面に隣接して、ドア駆動部などの機構部分を設置するための支持材として支持プレート13が配置されている。支持プレート13は幅方向両端を同方向に折曲してなる略U字状の断面を有する構造材であり、建物に対して適宜のアングル材等を介して左右に間隔を開けて複数固設されている。これら支持プレート13に対して、ドアエンジン200などの個々の構成部品を固定するベースとなる支持フレーム240がボルト等の締結手段で固定されている。図1の例では、左右の戸袋部分及び引き戸20の上方にそれぞれ水平方向に設置されている。
引き戸20は、上横枠22の上方において前記支持プレート13によって水平方向に延在するように支持されているレール250に対して、ローラユニット260によって、レール250に沿って左右に移動可能に吊り下げられている。具体的には図4に示すように、引き戸20の上横枠22の上面に固設されているローラ支持プレート261に対して回転可能に設けられているローラ262が、レール250の上面と係合しており、レール250に対してその長手方向に転動可能とされている。
支持フレーム240にボルト等の手段で固設されているドアエンジン200は、人感センサ50等の検出結果に基づいて図示しない制御装置によってオンオフ制御される電気モータと歯車減速機構等の適宜の伝動機構との組合せでなり、伝動機構の出力軸には駆動プーリ210が取り付けられている。一方、自動ドアシステム1の駆動プーリ210と左右方向で対向する位置には、駆動プーリ210と対をなす従動プーリ220が、支持プレート13に対して回転可能となるように設けられている。駆動プーリ210と従動プーリ220との間には、引き戸20を移動させるための駆動ベルト230が架け渡されている。駆動プーリ210がドアエンジン200によって回転駆動されることで従動プーリ220との間に架け渡されている駆動ベルト230が時計回り、あるいは反時計回りに駆動される。駆動ベルト230の回転方向は、ドアエンジン200を駆動する電気モータの正逆転、あるいは伝導機構の回転方向切り替えによって行われる。一方、各引き戸20の上横枠22は、連結プレート270によってそれぞれ駆動ベルト230の上側のベルトと下側のベルトとに結合されている。これにより、駆動ベルト230が回転すると各引き戸20は互いに逆方向に移動することとなり、駆動ベルト230の回転方向を変えることで、引き戸20を開閉動作させることができる。なお、ドア駆動部としては、上記の例に限らず、リニア駆動モータ等の他の構成を採用しても差し支えない。
次に、図2〜4を参照して、建物側と引き戸20側との間の電線の布設について説明する。図3に示すように、建物側と、可動部である引き戸20との間には、発熱ガラス、調光ガラスへの電力線100と、カメラユニットへの信号線110とが配線される。そして、これらの電力線100及び信号線110を構成する電線は、引き戸20の移動に伴う機械的外力の作用による折曲、それに伴う芯線の劣化、損傷を防止するために、ケーブル保持部材300内に挿通されている。ケーブル保持部材300は、例えば断面中空矩形、あるいは断面略U字状とされた配線収容部を備えた、所定値以上の半径で湾曲自在に形成されている配線保持部材である。図3を参照すると、本実施例で採用しているケーブル保持部材300は、可動端部310において引き戸20の上横枠22に固定されたブラケット263にその一端部がボルト等によって固定されている。一方、ケーブル保持部材300の他端部である固定端部320は、適宜の固定手段によって支持プレート13に固設されている。電力線100及び信号線110を構成する電線は、ケーブル保持部材300の固定端部320、可動端部310それぞれの近傍で適宜結束あるいは固定され、ケーブル保持部材300内に挿通される。可動端部側の発熱ガラス、調光ガラス、LEDガラスの電力線は引き戸内部でガラスに接続され、カメラユニットへの信号線、電力線は框内を通りカメラユニットに接続される。固定端部側の電力線と信号線は壁内を通りAC/DC電源700と監視システム800に接続される。ケーブル保持部材300内に挿通される電線は、電力線100のように比較的太いケーブルと、信号線110のように比較的細いケーブルとが、ケーブル保持部材300内で互いに接触して被覆が損傷したりすることを防ぐため、ケーブル束を柔軟性のある接着剤で平らに結束するか、ケーブル保持部材300内に仕切り材を設けて接触しないように配置することが望ましい。図2に示すように、引き戸20が閉位置にあるとき、ケーブル保持部材300の可動端部310は移動範囲の一端部に位置する(図中A状態)。一方、引き戸20が開位置(戸袋部分に引き込まれた位置)にあるときは、可動端部310は移動範囲の他端部に位置する(図中B状態)。このように引き戸20が開位置と閉位置との間で移動するとき、図2に示すようにケーブル保持部材300の可動端部310も移動するが、ケーブル保持部材300自体の湾曲半径は可動端部310と固定端部320の高さ位置の差分で一定であり、内部の電線が過度に折曲されるようなことはない。したがって、本実施例の自動ドアシステム1では、建物側と引き戸20側との間に設置される電線を機械的な外力から保護し損傷等を未然に防ぐことができる。なお、電線だけでなく、ケーブル保持部材300自体の湾曲半径での曲げを許容するような光ケーブルについても支障なく布設することが可能である。
次に、自動ドアシステム1におけるカメラユニットの配置について説明する。図5に本実施例の自動ドアシステム1の概略横断面図を示している。まず引き戸20について説明すると、図1に関して示したように、戸先框24と後框25との間に引き戸ガラス21が設置されており、戸先框24の溝部24aに引き戸ガラス21の一端縁が差し込まれるとともに、後框25に対しては中空矩形状の押さえ枠25aによって固定されている。戸先框24の横断面は溝部24aと他の引き戸20の戸先框24と略嵌合する凹部又は凸部を有しており、全体としてはこれらの凹凸部を有する中空角形部材として構成されており、例えばステンレス板材等を折り曲げ成形されてなるものである。戸先框24内部の中空部には、カメラユニット等への配線を通すための配線パイプ24bが配置されている。戸先框24のカメラユニット500は、図5に示すようにこの中空部に配置される。カメラユニット500周りの詳細な構成は後述する。
次に、同じく図5を参照して戸袋部分に関して説明する。戸袋部分では、図1に関して示したように、固定縦枠12と方立30との間に固定ガラス40が設置されている。固定ガラス40の一端縁は固定縦枠12に設けられている溝部12aに差し込まれるとともに、方立30に対して矩形断面棒状の押さえ枠30aによって固定されている。方立30は押さえ枠30aと対向して固定ガラス40を支持する角形凸部30bを有する略矩形中空断面を有する棒状の部材であり、引き戸20の戸先框24と同様に、例えばステンレス板材の折り曲げ加工によって形成されている。本実施例の自動ドアシステム1における方立30では、戸外に面する面が通路側に斜めに傾斜するように形成されている。これは、通路側の角部を面取りすることにより自動ドアシステム1を通行する人が誤って接触した場合でも安全性を確保するとともに、方立30内部に設置するカメラユニットを通路側に傾斜させてより明瞭に撮像することを可能とするためである。方立30についても、その内部の中空部にカメラユニット等への配線を通すための配線パイプ30cが配置されている。また方立30のカメラユニット600は、図5に示すようにこの中空部に配置される。カメラユニット600周りの詳細な構成は後述する。
次に、戸先框24に設けられているカメラユニット500周りの構成についてさらに詳細に説明する。図6はカメラユニット500の取り付け位置付近における戸先框24周辺の横断面図、図7はその部分正面図である。戸先框24のうち、カメラユニット500が取り付けられている部分は、戸先框24の一部とカメラユニット500とがカメラモジュール24cとして脱着可能に構成されている。カメラモジュール24cは戸先框24の戸外に面する部分を構成するように形成されたモジュール板244を有し、このモジュール板244にブラケット243を介してカメラユニット500が固設されている。モジュール板244の戸外に面する正面にはカメラユニット500のレンズが配置されるカメラ開口部27が設けられ、その開口部27は略矩形に形成されたハーフミラー板271によって覆われている。これにより、戸先框24にカメラユニット500が設けられていることは、通行する人には視認しにくいように構成されている。なお、ハーフミラー板271の形状は、意匠性等を勘案して小さな矩形やカメラ穴より大きめの丸形状であっても構わない。モジュール板244は、固定ネジ241,242によって戸先框24本体に固定されている。固定ネジ241,242を取り外すことによりカメラユニット500はカメラモジュール24cとして一体に脱着可能であるため、カメラユニット500の故障が疑われる場合の点検、あるいはカメラユニット500の交換といった保守作業を容易に行うことができる。
次に、方立30に設けられているカメラユニット600周りの構成についてさらに詳細に説明する。図8はカメラユニット600の取り付け位置付近における方立30周辺の横断面図、図9はその部分正面図である。方立30のうち、カメラユニット600が取り付けられている部分は、方立30の一部とカメラユニット600とがカメラモジュール30aとして脱着可能に構成されている。カメラモジュール30aは方立30の戸外に面する部分を構成するように形成されたモジュール板304を有し、このモジュール板304にブラケット303を介してカメラユニット600が固設されている。モジュール板304の戸外に面する正面にはカメラユニット600のレンズが配置されるカメラ開口部31が設けられ、その開口部31はハーフミラー板で覆われている。方立30に関してすでに説明したように、方立30のカメラユニット600が取り付けられている面は、正面より自動ドアシステム1の通路側に傾斜させて設けられている。これにより、カメラユニット600が通路を通行する人等に向きより明瞭に撮像することができる。また方立30の通路側の角が面取りされることとなって、通路を通行する人、物等が当たった場合の衝撃を和らげることができる。モジュール板304は、固定ネジ301,302によって方立30の本体に固定されている。固定ネジ301,302を取り外すことによりカメラユニット600はカメラモジュール30aとして一体に脱着可能であるため、戸先框24の場合と同様に、カメラユニット600の故障が疑われる場合の点検、あるいはカメラユニット600の交換といった保守作業を容易に行うことができる。
次に、引き戸20の引き戸ガラス21に設けられるカメラボックスについて説明する。図10にカメラボックス400の裏側から見た平面図を、図11にその縦断面図を示している。カメラボックス400は合成樹脂等で形成されたケース410の内部にカメラユニット420を格納している。ケース410の平面形状は略五角形とされているが、これは、引き戸ガラス21に貼付される注意ステッカー28の形状寸法に合わせたものであり、この形状等に限定されるものではない。ケース410の表面とケース410を閉止する裏蓋415の表面とには、注意ステッカー28を貼付する。その状態でケース410を引き戸ガラス21の所定位置に接着等により固定すると、引き戸20の内外から見た場合にカメラが設置されていることが視認されにくい効果を奏する。ケース410の正面側にはカメラユニット420のレンズが配置される位置に開口部401が設けられ、安全ステッカー28の対応する位置も開口部401に合わせて切り取られる。カメラユニット420はケース410内で適宜の角度αだけ上方を向くように設置される。これは注意ステッカー28の貼付位置との関係で、上向きとしたほうが一般に自動ドアシステム1の通路を通行する人の顔をより明瞭に撮像することができることを考慮したものである。カメラユニット420からはカメラユニット420で撮像した映像信号を伝送するための信号ケーブル440がブッシュ430を介してケース410の外に引き出されている。本実施例では映像信号はUSBから出力されるものとしているが特にこれに限定されるものではない。なお、ケース410からの信号ケーブル440は、隣接する戸先框24内に引き込まれるので通行人などにより視認されにくいようになっている。
以上のように本実施形態の自動ドアシステム1では、引き戸20の戸先框24,戸袋部分の方立30、及び引き戸ガラス20の注意ステッカー28の貼り付け部にそれぞれカメラユニット400〜600を設けて自動ドアシステム1を通行する人を撮影し、監視システム800によって記録可能としているので、従来の建物天井等に監視カメラを設置する構成に比べ、さまざまな角度からより明瞭に通行人の顔などを認識可能なように撮影することができる。またカメラユニットは通行人等から気づかれにくいように設置されているので、防犯等のセキュリティ上も有効である。
実施例2
次に、本実施形態の自動ドアシステム1に関わる他の実施例について説明する。実施例2の自動ドアシステム1は、すでに説明した実施例1の構成を備える自動ドアシステム1に、来客案内機能を有するロボットを組み合わせたものである。図12に、実施例2の自動ドアシステム1におけるロボットに関わる部分のシステム構成を示している。
図12に例示するロボット1000は、ハードウェアとしてのCPU等の演算用プロセッサ1100、プロセッサ1100が使用するデータの一時的な格納領域を提供するRAM、ROM等の記憶デバイスで構成されるメモリ1200、外部機器との通信機能を提供する通信インタフェース1300、及びプロセッサ1100が実行する各種プログラム、それらプログラムが使用するデータ類を格納する記憶領域を提供し、HDD、SSD等の記憶デバイスで構成される補助記憶装置1400を備える。この他にもロボット1000にはロボット本体各部を動作させ、あるいは本体を移動させるための各種駆動機構、マイク、タッチパネル等の入力デバイス、スピーカ、液晶ディスプレイ等の出力デバイス等、一般的にロボットの機能を実現させるための各種ハードウェアが実装されるが、本願では簡略化のため説明を省略する。
一方、ロボット1000のソフトウェア構成について見ると、図12に示すように、補助記憶装置1400に、ロボット制御部1410、顔認識処理部1420、及び発話部1430の各プログラムが格納されている。ロボット制御部1410は、ロボット本体の各部の駆動、本体の移動、入出力デバイスを介したデータ入出力処理といった、一般的なロボットの制御に必要なソフトウェアモジュールの集合である。顔認識処理部1420は、自動ドアシステム1に設置されているカメラによって撮影された映像に含まれている人の顔を認識、識別する機能を備える。発話部1430は、顔認識処理部1420の処理結果、ロボット制御部1410からの指示により音声合成等によりロボット1000が応対している相手に対する音声を発する機能を有する。顔登録・スケジュールデータベース(DB)は、来客を顔で識別すべくあらかじめ識別すべき顔の特徴情報と個人情報とを紐付けて記憶しているとともに、随時入力される来客予定と訪問先の情報とをさらに先の個人情報と紐付けて記憶しているデータベースである。顔登録・スケジュールDB1440に格納されるレコードの一例では、個人ID、顔情報、来訪予定日時、及び訪問先のデータを関連付けている。
本実施例では、図2の自動ドアシステム1と同様に、通信ネットワーク900にカメラユニット400,500,600が接続されている。そして、ロボット1000は、通信ネットワーク900に接続された無線LAN端末等の無線通信ノード910と通信インタフェース1300を通じて通信可能であり、カメラユニット400〜600から送信される映像データを無線で受信することができる。
次に、本実施例の自動ドアシステム1におけるロボット1000の制御例につき、図13を参照して説明する。図13は、本実施例の自動ドアシステム1におけるロボット1000が、自動ドアシステム1に到着した訪問者の応対を行う際の制御フロー例を示している。訪問者応対時以外、ロボット1000は自動ドアシステム1の付近の定位置に待機しているものとする。自動ドアシステム1及びロボット1000の電源投入によって制御が開始されると(S0)、ロボット1000の顔認識処理部1420は通信ネットワーク900を介して継続的に受信するカメラユニット400〜600からの映像を解析して人の顔が含まれているかに基づいて訪問者が来訪したか判定する(S1,S2)。人の顔が含まれていると判定した場合(S2,Yes)、顔認識処理部1420はロボット制御部1410と連携してロボット1000の発話部1420により、訪問者に対してあいさつ等の応対動作を実行させる(S3)。
次に、ロボット1000の顔認識処理部1420は、映像で認識し取得した顔の特徴量等のデータを、顔登録・スケジュールDB1440に格納されているレコードと照合して、来客予定のスケジュールに紐付けられた顔登録があるか判定する(S4)。顔登録があると判定した場合(S4,Yes)、顔認識処理部1420は、当該レコードを取得してスケジュールに記録されている訪問先を抽出し、発話部1430によって適宜訪問者を案内しつつ目的の部屋等へ誘導する(S5)。ロボット1000の移動制御は、あらかじめプログラムされた数種類の経路から訪問者に合致するルートを選択して訪問先まで移動案内することができる。訪問者の案内、誘導が終了すれば、ロボット1000のロボット制御部1410がロボット1000を所定の待機位置まで移動させ(S6)、再びカメラユニット400〜600からの映像データのモニタ処理に戻る。
以上説明したように、本発明の実施例2による自動ドアシステム1では、自動ドアシステム1の付近に来た訪問者の顔を認識してその顔が登録されているレコードに紐付けられている訪問先の情報に基づいて、ロボット1000により訪問者を案内することができ、顧客サービスの向上、応対要員の削減といった効果を奏するものである。
以上のように、本発明の一実施形態によれば、建物の入退出通路に設置される自動ドアシステムであって、常時は前記入退出通路を閉鎖し、人の接近を検知して開放され前記入退出通路を通行可能に構成する可動ドア部と、前記可動ドア部の閉鎖時に、前記入退出通路に面するように前記可動ドア部に設置されている撮像装置とを備えているので、入退出通路を通行する人の姿を明瞭に撮像することができる。
可撓性を有し、配線を収容するための配線収容部を有する配線ガイド部材であって、その一端部が前記可動ドア部に固定され、その他端部が自動ドアシステムの建物に対する固定部である枠体に固定されている配線ガイド部材を設け、前記撮像装置から出力される映像信号を前記可動ドア部側から建物側に伝送するための信号線を、前記配線ガイド部材を通して布設し、前記可動ドア部に設けられている機能性ガラスに電力を供給するための電力線を、建物側から前記配線ガイド部材を通して前記可動ドア部にある前記機能性ガラスに接続されるように布設するとすれば、電力線及び信号線を、可動ドア部の開閉動作による機械的負荷から保護することができる。
前記入退出通路に面して設置される、前記可動ドア部に隣接するように建物側に固定される柱状部材を備え、当該柱状部材内部に撮像装置が設置されるとともに、当該撮像装置が前記入退出通路側に向けられるように、前記柱状部材の前記入退出通路と直交する面が当該入退出通路側に向けて傾斜するよう形成すれば、入退出通路を通行する人をより多彩な角度から明瞭に記録することができるとともに、柱状部材の角部が面取りされることとなり、通行人に対する安全性が向上する。
前記撮像装置が前記可動ドア部の戸先框内に設置されており、前記撮像装置を収納している前記戸先框の一部が、前記撮像装置とともに脱着可能なユニットとして構成されるものとすれば、外観上の意匠性を損なうことなく撮像装置のメンテナンス性を向上させることができる。
前記撮像装置を収納している前記柱状部材の一部が、前記撮像装置とともに脱着可能なユニットとして構成されるものとすれば、戸先框の場合と同様に、外観上の意匠性を損なうことなく撮像装置のメンテナンス性を向上させることができる。
前記可動ドア部に設置されるガラス材に貼付される注意ステッカーの平面形状に合わせて形成された、撮像装置を格納するためのケースを備え、前記ケースの表面及び裏面に前記注意ステッカーを貼付した上で、前記撮像装置を格納した前記ケースが前記ガラス材に固設されるものとすれば、カメラの存在を知られることなく通行人の姿をより明瞭に記録することができる。
前記機能性ガラスを、通電することにより発熱するように構成された発熱層を備える発熱ガラス、及び通電の有無に応じて光透過率が変化する調光層を備える調光ガラスの少なくともいずれかとすれば、可動ドア部周辺の保温性向上、結露抑制、あるいは自動ドアシステム内部のプライバシー保護を図ることができる。
前記調光ガラスの前記調光層への通電を自動ドアシステムに人が接近することを検知するセンサの検出結果により制御し、前記センサが人の接近を検知すると前記調光層に通電されて前記調光ガラスが光透過性となるように構成すれば、自動ドアシステム付近に人が近づいた時に調光ガラスが光透過性を有することとなるので、通行人があらかじめ内部の様子を知ることができる。
前記可動ドア部に隣接して建物に固定された枠体に設置されている固定ガラスを有し、当該固定ガラスに外部電源から導電パターンを通じて給電され発光する発光素子が設けるものとすれば、意匠性を損なうことなくガラスの存在を周辺に報知することができ安全性が向上する。
自動ドアシステムが、前記撮像装置と通信可能に接続されている自律移動可能なロボットを備え、前記ロボットが、当該撮像装置が取得した映像情報を受信して顔認識処理を行う顔認識処理部と、顔に関する特徴量を含む情報である顔情報を含む個人識別情報と、当該個人識別情報と関連させた訪問予定情報とを記録している顔登録・スケジュール情報とを備え、前記顔認識処理部が、前記撮像装置から受信する映像情報をモニタし、人の顔が含まれていると判定した場合、前記顔登録。スケジュール情報を参照して当該映像情報に含まれている顔と一致する顔登録スケジュール情報があるか照合し、一致する顔登録・スケジュール情報があると判定した場合、当該顔登録・スケジュール情報に含まれている訪問予定情報に含まれている訪問先へ当該訪問者を誘導するように前記ロボットを移動制御するものとすれば、訪問者に対するサービス向上、接客の効率化を図ることができる。
本発明の技術的範囲は上記の実施形態に限定されることはなく、他の変形例、応用例等も、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内に含まれるものである。
1 自動ドアシステム 10 無目
20 引き戸 21 引き戸ガラス
24 戸先框 24c 戸先カメラモジュール
27,31 カメラ開口部 271 ハーフミラー板
28 注意ステッカー 30 方立
30a 方立カメラモジュール 40 固定ガラス
41 LED素子 50 人感センサ
100 電力線 110 信号線
200 ドアエンジン 210 駆動プーリ
220 従動プーリ 230 駆動ベルト
300 ケーブル保持部材 310 可動端部
320 固定端部 400 カメラボックス
401 開口部 420,500,600 カメラユニット
700 電源部 800 監視システム
900 通信ネットワーク 1000 案内ロボットシステム
1420 顔認識処理部 1430 発話部
1440 顔登録データベース W 壁面

Claims (8)

  1. 建物の入退出通路に設置される自動ドアシステムであって、
    常時は前記入退出通路を閉鎖し、人の接近を検知して開放され前記入退出通路を通行可能に構成する可動ドア部と、
    前記可動ドア部の閉鎖時に、前記入退出通路に面するように前記可動ドア部に設置されている第1の撮像装置と、
    備え、
    前記入退出通路に面して設置される、前記可動ドア部に隣接するように建物側に固定される柱状部材を備え、当該柱状部材内部に第2の撮像装置が設置されるとともに、当該第2の撮像装置が前記入退出通路側に向けられるように、前記柱状部材の前記入退出通路と直交する面が当該入退出通路側に向けて傾斜するよう形成されている、
    自動ドアシステム。
  2. 請求項1に記載の自動ドアシステムであって、
    可撓性を有し、配線を収容するための配線収容部を有する配線ガイド部材であって、その一端部が前記可動ドア部に固定され、その他端部が自動ドアシステムの建物に対する固定部である枠体に固定されている配線ガイド部材を備え、
    前記第1の撮像装置から出力される映像信号を前記可動ドア部側から建物側に伝送するための信号線が、前記配線ガイド部材を通して布設されており、
    前記可動ドア部に機能性ガラスが設けられており、当該機能性ガラスに電力を供給するための電力線が、建物側から前記配線ガイド部材を通して前記可動ドア部にある前記機能性ガラスに接続されるように布設されている、
    自動ドアシステム。
  3. 請求項1に記載の自動ドアシステムであって、
    前記第1の撮像装置が前記可動ドア部の戸先框内に設置されており、前記第1の撮像装置を収納している前記戸先框の一部が、前記第1の撮像装置とともに脱着可能なユニットとして構成されている、
    自動ドアシステム。
  4. 請求項1に記載の自動ドアシステムであって、
    前記第2の撮像装置を収納している前記柱状部材の一部が、前記第2の撮像装置とともに脱着可能なユニットとして構成されている、
    自動ドアシステム。
  5. 請求項1に記載の自動ドアシステムであって、
    前記可動ドア部に設置されるガラス材に貼付される注意ステッカーの平面形状に合わせて形成された、前記第1の撮像装置を格納するためのケースを備え、前記ケースの表面及び裏面に前記注意ステッカーを貼付した上で、前記第1の撮像装置を格納した前記ケースが前記ガラス材に固設されている、
    自動ドアシステム。
  6. 請求項2に記載の自動ドアシステムであって、
    前記機能性ガラスが、通電することにより発熱するように構成された発熱層を備える発熱ガラス、及び通電の有無に応じて光透過率が変化する調光層を備える調光ガラスの両方、又は少なくともいずれかである、
    自動ドアシステム。
  7. 請求項6に記載の自動ドアシステムであって、
    前記調光ガラスの前記調光層への通電が自動ドアシステムに人が接近することを検知するセンサの検出結果により制御されており、前記センサが人の接近を検知すると前記調光層に通電されて前記調光ガラスが光透過性となる、
    自動ドアシステム。
  8. 請求項1に記載の自動ドアシステムであって、
    前記可動ドア部に隣接して建物に固定された枠体に設置されている固定ガラスを有し、当該固定ガラスに外部電源から導電パターンを通じて給電され発光する発光素子が設けられている、
    自動ドアシステム。
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