JP2011089299A - インテリジェントハウス - Google Patents

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Sachio Yoshioka
佐知夫 吉岡
Minoru Hidaka
稔 日高
Hirohiko Kawamura
裕彦 河村
Eiji Tanimura
英治 谷村
Takahiro Goto
高裕 五嶋
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Abstract

【課題】外気の状況によらずに花粉の屋内への侵入を防止することができるインテリジェントハウスを提供する。
【解決手段】クリーンルームCR内に設置された花粉センサ23によって測定された花粉量に基づいて玄関ドアD1のドアロック43の解除を制御するドアロック制御機能と、屋外花粉観測装置31、屋内花粉センサ32および花粉情報受信装置33から屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報をそれぞれ取得する花粉量取得機能と、窓W1〜W4の開放動作に伴い花粉に関する警報を窓W1〜W4の近傍に設置された警報装置42に発する窓開放警報機能と、屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じてエアシャワー装置20の運転時間を制御する運転時間制御機能とを備えた集中制御装置10が、インテリジェントハウス内に設置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、外気の状況によらずに花粉が屋内に侵入しないようにするのに好適なインテリジェントハウスに関する。
従来、居住者が外出先から帰宅した際に衣服や身体などに付着した花粉などを屋内に持ち込むことを防止したインテリジェントハウスとして種々の提案がなされている。
たとえば、下記の特許文献1には、清浄フィルターを介して外気を機械的に取り込む給気手段と、玄関内の空気を屋外に機械的に送り出す排気手段と、住宅に備えられている吸気装置における吸込手段と、帽子などの屋外着装用装具類の収納部とを玄関内に設けることにより、玄関内に花粉などの有害物質が侵入するのを防止しかつ玄関内に持ち込まれた花粉を効果的に除去するようにした住宅が開示されている。
下記の特許文献2には、屋外において建物内に入る人の着衣に付着した花粉を吹き飛ばしたり、建物内を正圧に保ったり、換気に際して建物内へ取り入れる外気中の花粉を分離除去することで、建物内への花粉の侵入を防止するとともに、建物内への侵入を阻止しきれなかった花粉を建物内へ放散する帯電した水分子や床面に塗布または含浸させた不活化剤によって不活化することにより、花粉症の原因となる花粉アレルゲンの低減化対策を建物全体として複合的に講じることで建物内における花粉アレルゲンを効果的に低減できるようにした花粉配慮建物が開示されている。
下記の特許文献3には、複数の空気供給循環ダクトと、空気供給循環ダクト同士の側面間を仕切る複数のパネルと、パネルの一部を構成する扉と、これらで囲まれた空間の上部を仕切るよう配置した機械室と、設置床面とによりエアシャワー室を構成した組立構造とし、吹き出される清浄空気がジェット吹出口に正対する利用者の中心を外して吹き出すように各ジェット吹出口を設置し、ジェット吹出口の近傍に設けた吸込口により汚染空気を迅速に吸い込むことにより、居室内に花粉などを持ち込むことを防止することができるとともに、マンションの風除室などに特段の床補強工事をすることなく簡便な作業で設置できる花粉症対策マンション用のエアシャワー装置が開示されている。
特開2007−092371号公報 特開2007−284985号公報 特開2007−295976号公報
しかしながら、上述した従来のインテリジェントハウスでは、居住者の衣服や身体などに付着した花粉が十分に取り除かれたことを確認する手段を備えていないため、花粉が未だ付着したまま居住者が屋内に入ってしまうという問題がある。
また、屋外の花粉量が多い日に居住者が不用意に窓を開けて花粉を屋内に侵入させないようにすることについては考慮されていない。
さらに、衣服や身体などに付着する花粉の量は外気の状況によって変わるため、エアシャワー装置の運転時間が一定であると、外気の状況によっては花粉をエアシャワー装置によって効率的に除去することができないため、花粉が未だ付着したまま居住者が屋内に入ってしまうという問題がある。
本発明の目的は、花粉の屋内への侵入を防止することができるインテリジェントハウスを提供することにある。
本発明のインテリジェントハウスは、花粉の屋内への侵入を防止するインテリジェントハウスであって、エアシャワー装置(20)および吸込装置(22)を備えたクリーンルーム(CR)が前記インテリジェントハウスの玄関ドア(D1)の外側に隣接して設置されており、前記エアシャワー装置の噴出口(21)が前記クリーンルームの天井および両側の壁に取り付けられており、前記吸込装置が前記クリーンルームの床側に取り付けられており、前記エアシャワー装置の停止後の前記クリーンルーム内の花粉量を測定するための花粉センサ(23)が該クリーンルーム内の上部および下部に設置されており、屋外花粉観測装置(31)が前記インテリジェントハウスの屋外に設置されており、屋内花粉センサ(32)が前記インテリジェントハウス内に設置されており、インターネットを介して当該地域の花粉情報を受信するための花粉情報受信装置(33)が前記インテリジェントハウス内に設置されており、タッチ・開閉センサ(41)が前記インテリジェントハウスの各窓(W1〜W4)に設置されており、警報装置(42)が前記玄関ドアおよび前記各窓の近傍に設置されており、前記花粉センサによって測定された花粉量に基づいて前記玄関ドアのドアロック(43)の解除を制御するドアロック制御機能と、前記屋外花粉観測装置、前記屋内花粉センサおよび前記花粉情報受信装置から屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報をそれぞれ取得する花粉量取得機能と、窓の開放動作に伴い花粉に関する警報を該窓の近傍に設置された前記警報装置に発する窓開放警報機能と、屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じて前記エアシャワー装置の運転時間を制御する運転時間制御機能とを備えた集中制御装置(10)が、前記インテリジェントハウス内に設置されていることを特徴とする。
ここで、前記集中制御装置が、前記クリーンルーム内の上部に設置された花粉センサによって測定された花粉量および前記クリーンルーム内の下部に設置された花粉センサによって測定された花粉量のうち値が大きい方を前記クリーンルーム花粉量とし、前記クリーンルーム花粉量が基準値以下であるか否かを調べ、前記クリーンルーム花粉量が前記基準値以下であると、前記玄関ドアの前記ドアロックを解除し、前記クリーンルーム花粉量が前記基準値よりも大きいと、前記玄関ドアの前記ドアロックを手動で解除できるようにするとともに、該ドアロックが手動で解除されない限り、前記クリーンルーム花粉量が前記基準値以下になるまで前記玄関ドアの前記ドアロックを解除しなくてもよい。
前記集中制御装置が、前記屋外花粉観測装置、前記屋内花粉センサおよび前記花粉情報受信装置からそれぞれ取得した屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報を前記玄関ドアおよび前記各窓の近傍に設置され前記警報装置に表示し、前記屋内花粉センサから取得した屋内の花粉量が屋内基準値よりも大きいと、前記インテリジェントハウス内に設置された空気洗浄機(34)を起動させてもよい。
前記集中制御装置が、前記花粉センサによって測定された花粉量と前記屋外花粉観測装置および前記花粉情報受信装置からそれぞれ取得した屋外の花粉量および当該地域の花粉情報とを比較し、前記花粉センサによって測定された花粉量が前記屋外の花粉量および前記当該地域の花粉情報と掛け離れた値であると、前記花粉センサが故障していると判定してもよい。
前記集中制御装置が、前記タッチ・開閉センサの出力信号(VT1〜VT4)に基づいて前記各窓のうち少なくとも一つの窓が開放のために触れられたことを検出すると、前記屋外花粉観測装置および前記花粉情報受信装置からそれぞれ取得した屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を音声および画面で示す警報信号(VA1〜VA4)を該少なくとも一つの窓の近傍に設置された前記警報装置に出力してもよい。
本発明のインテリジェントハウスは、以下に示す効果を奏する。
(1)花粉センサによって測定された花粉量に基づいて玄関ドアのドアロックの解除を制御するドアロック制御機能を集中制御装置が備えることにより、花粉が未だ付着したまま居住者が屋内に入ってしまうことを防止することができる。
(2)窓の開放動作に伴い花粉に関する警報を警報装置に発する窓開放警報機能を集中制御装置が備えることにより、花粉が多い日に窓を不用意に開けて花粉を屋内に侵入させてしまうことを防止することができる。
(3)屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じてエアシャワー装置の運転時間を制御する運転時間制御機能を集中制御装置が備えることにより、外気の状況によってエアシャワー装置の運転時間を変えることができるため、外気の状況に応じて居住者の衣服や身体などに付着した花粉をエアシャワー装置によって効率的に除去することができる。
本発明の一実施例によるインテリジェントハウスの構成を説明するための図である。 図1に示したクリーンルームCRの構成を説明するための図である。 図1に示した集中制御装置10の構成を示すブロック図である。 図3に示したドアロック制御部11の動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示した窓開放警報部13の動作を説明するためのフローチャートである。
上記の目的を、クリーンルーム内に設置された花粉センサによって測定された花粉量に基づいて玄関ドアのドアロックの解除を制御するドアロック制御機能と、屋外花粉観測装置、屋内花粉センサおよび花粉情報受信装置から屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報をそれぞれ取得する花粉量取得機能と、窓の開放動作に伴い花粉に関する警報を窓の近傍に設置された警報装置に発する窓開放警報機能と、屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じてエアシャワー装置の運転時間を制御する運転時間制御機能とを備えた集中制御装置をインテリジェントハウス内に設置することにより実現した。
以下、本発明のインテリジェントハウスの実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例によるインテリジェントハウスでは、図1に示すように、エアシャワー装置20および吸込装置22(図2参照)を備えたクリーンルームCRが玄関ドアD1の外側に隣接して設置されており、屋外花粉観測装置31が屋外に設置されており、集中制御装置10と屋内花粉センサ32と花粉情報受信装置33と空気洗浄機34と4個のタッチ・開閉センサ41と6個の警報装置42とが屋内に設置されている。
ここで、4個のタッチ・開閉センサ41は、4つの窓W1〜W4にそれぞれ設置されており、居住者が窓W1〜W4に触れたことを検出するとともに、居住者が窓W1〜W4を開けたか否かを検出するためのものである。
6個の警報装置42(たとえば、小型デジタルサイネージ)は、玄関ドアD1、裏口ドアD2および4つの窓W1〜W4の近傍にそれぞれ設置されており、スピーカおよびディスプレイを備えている。
クリーンルームCRには、図2に示すように、エアシャワー装置20の噴出口21が、天井に1個取り付けられているとともに、両側の壁に2個ずつ取り付けられている。これにより、帰宅した居住者がクリーンルームCR内に取り付けられたスイッチ20aを押すと、スイッチオン信号VSWがエアシャワー装置20に出力されてエアシャワー装置20が動作し、この居住者の頭上および両側からエアシャワーを浴びせて、この居住者の衣服や身体などに付着した花粉を吹き飛ばすようにしている。なお、エアシャワー装置20の運転時間は、集中制御装置10からエアシャワー装置20に入力される運転時間制御信号VCRによって設定される。
また、クリーンルームCRの両側の壁の床側には、2個の吸込装置22がそれぞれ取り付けられている。これにより、エアシャワー装置20によって吹き飛ばされた花粉を2個の吸込装置22で吸い込んで外に排出するようにしている。
クリーンルームCRの図2図示左側の壁の上部および同図図示右側の壁の下部には、エアシャワー装置20の停止後のクリーンルームCR内の花粉量を測定するための花粉センサ23が設置されている。
花粉センサ23は、1平方センチメートル当りの花粉の個数を測定することにより、クリーンルームCR内の上部および下部の花粉量をそれぞれ測定する。
なお、エアシャワー装置20によって吹き飛ばされた花粉はクリーンルームCRの下部に集まるため、花粉センサ23はクリーンルームCR内の下部にのみ設置してもよいが、本実施例では、エアシャワー装置20によって吹き飛ばされた花粉の一部はクリーンルームCRの壁を伝わって舞い上がるものもあるため、クリーンルームCR内の上部にも花粉センサ23を設置して、2個の花粉センサ23で測定した花粉量のうち値が大きい方をクリーンルームCR内の花粉量(以下、「クリーンルーム花粉量」と称する。)とする。
2個の花粉センサ23の出力信号VS1,VS2は集中制御装置10に出力される。
クリーンルームCR内には、湿度調節器24も設置されている。これにより、クリーンルームCR内の湿度を50〜60%程度に自動的に調節して、エアシャワー装置20によって吹き飛ばされた花粉が空気の乾燥により舞い上がらないようにしている。
屋外花粉観測装置31は、1平方センチメートル当りの花粉の個数を日単位で測定することにより、屋外の花粉量を観測するためのものである。
屋内花粉センサ32は、1平方センチメートル当りの花粉の個数を測定することにより、屋内の花粉量を測定するためのものである。
花粉情報受信装置33は、インターネットを介して環境省の花粉観測システムによる当該地域(このインテリジェントハウスが建てられている地域)の花粉情報を取得するためのものである。なお、この花粉情報の取得は、たとえば、花粉情報をRSS(RDF Site Summary)として提供しているサイトを利用する。
集中制御装置10は、図3に示すように、ドアロック制御部11と、花粉量取得部12と、窓開放警報部13と、運転時間制御部14と、表示部15とを備える。
ここで、ドアロック制御部11は、花粉センサ23によって測定された花粉量に基づいて玄関ドアD1のドアロック43の解除を制御するドアロック制御機能を行うためのものである。
花粉量取得部12は、屋外花粉観測装置31、屋内花粉センサ32および花粉情報受信装置33から屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報を取得する花粉情報取得機能を行うためのものである。
窓開放警報部13は、窓W1〜W4の開放動作に伴い花粉に関する警報を窓W1〜W4の近傍に設置された警報装置42に発する窓開放警報機能を行うためのものである。
運転時間制御部14は、屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じてエアシャワー装置20の運転時間を制御する運転時間制御機能を行うためのものである。
次に、ドアロック制御部11のドアロック制御機能を行うときの動作の詳細について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
ドアロック制御部11は、エアシャワー装置20のスイッチ20aからスイッチオン信号VSWが入力されると、クリーンルームCR内に設置された2個の花粉センサ23の出力信号VS1,VS2に基づいてクリーンルーム花粉量を検出する(ステップS11,S12)。
このとき、ドアロック制御部11は、2個の花粉センサ23で測定した花粉量のうち値が大きい方をクリーンルーム花粉量とする。
続いて、ドアロック制御部11は、クリーンルーム花粉量(CR花粉量)が基準値以下であるか否かを判定する(ステップS13)。
その結果、クリーンルーム花粉量が基準値以下であると、ドアロック制御部11は、ドアロック43を自動で解除するためのドアロック制御信号VLを玄関ドアD1のドアロック43に出力するとともに、玄関ドアD1のドアロック43が解除された旨を示す警報信号VA5を玄関ドアD1の近傍に設置された警報装置42に出力する(ステップS14)。
これにより、玄関ドアD1のドアロック43が解除されるとともに、警報装置42のスピーカから「玄関ドアD1のドアロック43が解除された」旨の音声が出力されるため、クリーンルームCR内の居住者は玄関ドアD1から屋内に入ることができるが、この居住者の衣服や身体などに付着した花粉はほとんどエアシャワー装置20によって吹き飛ばされてしまっているため、花粉を屋内に持ち込むことはない。
一方、クリーンルーム花粉量が基準値よりも大きいと、ドアロック制御部11は、ドアロック43を手動で解除可能とするためのドアロック制御信号VLを玄関ドアD1のドアロック43に出力するとともに、花粉は未だ付着しているが玄関ドアD1のドアロック43は解除可能である旨を示す警報信号VA5を玄関ドアD1の近傍に設置された警報装置42に出力する(ステップS15)。
これにより、玄関ドアD1のドアロック43が手動で解除可能にされるとともに、警報装置42のスピーカから「花粉は未だ付着しているが玄関ドアD1のドアロック43は解除可能である」旨の音声が出力されるため、クリーンルームCR内の居住者は玄関ドアD1から屋内に入るか入らないかを選択することができ、付着している花粉を更に取り除きたいときには、スイッチ20aを再度押してエアシャワー装置20を動作させることができる。
ドアロック制御部11は、スイッチ20aが再度押されてスイッチオン信号VSWがスイッチ20aから入力されると、上述したステップS12からの動作を繰り返す(ステップS16)。
次に、花粉情報取得部12の花粉情報取得機能を行うときの動作の詳細について説明する。
花粉情報取得部12は、屋外花粉観測装置31の出力信号VS3、屋内花粉センサ32の出力信号VS4および花粉情報受信装置33の出力信号VS5に基づいて、屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報を取得して、取得した屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報を玄関ドアD1および裏口ドアD2の近傍に設置された警報装置42に表示するための警報信号VA5,VA6をこの警報装置42に出力する。
これにより、玄関ドアD1および裏口ドアD2の近傍に設置された警報装置42のディスプレイに屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報が表示されるため、居住者は花粉の量を確認して玄関ドアD1または裏口ドアD2から外に出ることができる。
このとき、花粉情報取得部12は、居住者が玄関ドアD1および裏口ドアD2の近傍に設置された警報装置42に備えられたボタンを押すと、屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に基づいて花粉の多寡を判定し、花粉が多いと判定したときには、「花粉が多くなっていますので、外出する際は帽子を被るなど花粉対策を行ってください」という音声および文字テロップを示す警報信号VA5,VA6をこの警報装置42に出力して、外出しようとしている居住者に注意喚起するようにしてもよい。
また、花粉情報取得部12は、屋内の花粉量が屋内基準値よりも大きい場合には、空気洗浄機34を起動させるための空気洗浄機制御信号VCを空気洗浄機34に出力する。
これにより、空気洗浄機34が動作して、屋内の花粉を外に排出することができる。
なお、ドアロック制御部11は、花粉情報取得部12から屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を受け取って、花粉センサ23によって測定された花粉量と受け取った屋外の花粉量および当該地域の花粉情報とを比較して、花粉センサ23によって測定された花粉量が屋外の花粉量および当該地域の花粉情報と掛け離れた値である場合には、花粉センサ23が故障していると判定して、その旨を表示部15に表示する。
これにより、クリーンルームCR内の花粉センサ23が故障したことを居住者に容易に気付かせることができる。
次に、窓開放警報部13の窓開放警報機能を行うときの動作の詳細について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
窓開放警報部13は、4個のタッチ・開閉センサ41の出力信号VT1〜VT4に基づいて、たとえば居住者が窓W1を開放するために窓W1に触れたことを検出すると、花粉情報取得部12から屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を受け取って、受け取った屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を音声および画面で示す警報信号VA1を窓W1の近傍に設置された警報装置42に出力する(ステップS21,S22)。
これにより、居住者は、開放しようとしている窓W1の近傍に設置された警報装置42のスピーカから発せられる屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を知らせる音声およびこの警報装置42のディスプレイに表示された屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じて、窓W1を開けるか否かを判断することができる。
また、窓開放警報部13は、たとえば窓W1に取り付けられたタッチ・開閉センサ41の出力信号VT1に基づいて窓W1が開けられたことを検出すると、屋内の花粉量が屋内基準値以上であるか否かを判定する(ステップS23,S24)。
その結果、屋内の花粉量が屋内基準値以上であると、窓開放警報部13は、「花粉が多くなっていますので、空気洗浄機を起動します」という音声および文字テロップを示す警報信号VA1を窓W1の近傍に設置された警報装置42に出力するとともに、空気清浄機34を起動させるための空気洗浄機制御信号VCを空気洗浄機34に出力する(ステップS25)。
その後、窓開放警報部13は、花粉情報取得部12から屋内の花粉量を受け取って、受け取った屋内の花粉量が基準値未満になると、空気清浄機34を停止させるための空気洗浄機制御信号VCを空気洗浄機34に出力する(ステップS26,S27)。
次に、運転時間制御部14の運転時間制御機能を行うときの動作の詳細について説明する。
運転時間制御部14は、エアシャワー装置20のスイッチ20aからスイッチオン信号VSWが入力されると、花粉量取得部12から屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を受け取って、受け取った屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じてエアシャワー装置20の運転時間を決定し、決定した運転時間を示す運転時間制御信号VCRをエアシャワー装置20に出力する。
これにより、外気の状況によってエアシャワー装置20の運転時間を変えることができるため、外気の状況に応じて居住者の衣服や身体などに付着した花粉をエアシャワー装置20によって効率的に除去することができる。
なお、屋外の花粉量の多寡の判定は、たとえば以下に示すレベル1〜4に基づいて行う。また、花粉量のCR基準値および屋内基準値は、たとえば以下に示すレベル1〜4のうちレベル1に相当する値とする。
(1)レベル4(非常に多い):1平方センチメートル当り50個/日以上
(2)レベル3(多い):1平方センチメートル当り30個/日以上で50個/日未満
(3)レベル2(やや少ない):1平方センチメートル当り10個/日以上で30個/日未満
(4)レベル1(少ない):1平方センチメートル当り0個/日から10個/日未満
10 集中制御装置
11 ドアロック制御部
12 花粉量取得部
13 窓開放警報部
14 運転時間制御部
15 表示部
20 エアシャワー装置
20aスイッチ
21 噴出口
22 吸込装置
23 花粉センサ
24 湿度調節機
31 屋外花粉観測装置
32 屋内花粉センサ
33 花粉情報受信装置
34 空気洗浄機
41 タッチ・開閉センサ
42 警報装置
43 ドアロック
CR クリーンルーム
D1 玄関ドア
D2 裏口ドア
W1〜W4 窓
C 空気洗浄機制御信号
CR 運転時間制御信号
SW スイッチオン信号
S1〜VS5,VT1〜VT4 出力信号
L ドアロック制御信号
A1〜VA6 警報信号
S11〜S16,S21〜S27 ステップ

Claims (5)

  1. 花粉の屋内への侵入を防止するインテリジェントハウスであって、
    エアシャワー装置(20)および吸込装置(22)を備えたクリーンルーム(CR)が前記インテリジェントハウスの玄関ドア(D1)の外側に隣接して設置されており、
    前記エアシャワー装置の噴出口(21)が前記クリーンルームの天井および両側の壁に取り付けられており、
    前記吸込装置が前記クリーンルームの床側に取り付けられており、
    前記エアシャワー装置の停止後の前記クリーンルーム内の花粉量を測定するための花粉センサ(23)が該クリーンルーム内の上部および下部に設置されており、
    屋外花粉観測装置(31)が前記インテリジェントハウスの屋外に設置されており、
    屋内花粉センサ(32)が前記インテリジェントハウス内に設置されており、
    インターネットを介して当該地域の花粉情報を受信するための花粉情報受信装置(33)が前記インテリジェントハウス内に設置されており、
    タッチ・開閉センサ(41)が前記インテリジェントハウスの各窓(W1〜W4)に設置されており、
    警報装置(42)が、前記玄関ドアおよび前記各窓の近傍に設置されており、
    前記花粉センサによって測定された花粉量に基づいて前記玄関ドアのドアロック(43)の解除を制御するドアロック制御機能と、前記屋外花粉観測装置、前記屋内花粉センサおよび前記花粉情報受信装置から屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報をそれぞれ取得する花粉量取得機能と、窓の開放動作に伴い花粉に関する警報を該窓の近傍に設置された前記警報装置に発する窓開放警報機能と、屋外の花粉量および当該地域の花粉情報に応じて前記エアシャワー装置の運転時間を制御する運転時間制御機能とを備えた集中制御装置(10)が、前記インテリジェントハウス内に設置されている、
    ことを特徴とする、インテリジェントハウス。
  2. 前記集中制御装置が、
    前記クリーンルーム内の上部に設置された花粉センサによって測定された花粉量および前記クリーンルーム内の下部に設置された花粉センサによって測定された花粉量のうち値が大きい方を前記クリーンルーム花粉量とし、
    前記クリーンルーム花粉量が基準値以下であるか否かを調べ、
    前記クリーンルーム花粉量が前記基準値以下であると、前記玄関ドアの前記ドアロックを解除し、
    前記クリーンルーム花粉量が前記基準値よりも大きいと、前記玄関ドアの前記ドアロックを手動で解除できるようにするとともに、該ドアロックが手動で解除されない限り、前記クリーンルーム花粉量が前記基準値以下になるまで前記玄関ドアの前記ドアロックを解除しない、
    ことを特徴とする、請求項1記載のインテリジェントハウス。
  3. 前記集中制御装置が、
    前記屋外花粉観測装置、前記屋内花粉センサおよび前記花粉情報受信装置からそれぞれ取得した屋外の花粉量、屋内の花粉量および当該地域の花粉情報を前記玄関ドアおよび前記各窓の近傍に設置され前記警報装置に表示し、
    前記屋内花粉センサから取得した屋内の花粉量が屋内基準値よりも大きいと、前記インテリジェントハウス内に設置された空気洗浄機(34)を起動させる、
    ことを特徴とする、請求項1または2記載のインテリジェントハウス。
  4. 前記集中制御装置が、前記花粉センサによって測定された花粉量と前記屋外花粉観測装置および前記花粉情報受信装置からそれぞれ取得した屋外の花粉量および当該地域の花粉情報とを比較し、前記花粉センサによって測定された花粉量が前記屋外の花粉量および前記当該地域の花粉情報と掛け離れた値であると、前記花粉センサが故障していると判定することを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載のインテリジェントハウス。
  5. 前記集中制御装置が、前記タッチ・開閉センサの出力信号(VT1〜VT4)に基づいて前記各窓のうち少なくとも一つの窓が開放のために触れられたことを検出すると、前記屋外花粉観測装置および前記花粉情報受信装置からそれぞれ取得した屋外の花粉量および当該地域の花粉情報を音声および画面で示す警報信号(VA1〜VA4)を該少なくとも一つの窓の近傍に設置された前記警報装置に出力することを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載のインテリジェントハウス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017069800A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社Lixil 機器制御システム
WO2018025815A1 (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 ナブテスコ株式会社 自動ドアシステム、自動ドアシステムで用いられるプログラム、自動ドアシステムの制御パラメータ変更方法、自動ドアシステムのセンサ装置又は制御装置

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JPWO2018025815A1 (ja) * 2016-08-01 2019-04-11 ナブテスコ株式会社 自動ドアシステム、自動ドアシステムで用いられるプログラム、自動ドアシステムの制御パラメータ変更方法、自動ドアシステムのセンサ装置又は制御装置

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