JP6991971B2 - スルホン酸モノマーを含むポリマーおよびピリジンジカルボン酸誘導体を含む組成物、ならびに美容トリートメント方法 - Google Patents

スルホン酸モノマーを含むポリマーおよびピリジンジカルボン酸誘導体を含む組成物、ならびに美容トリートメント方法 Download PDF

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Description

本発明は、組成物、特に特定の増粘ポリマーと組み合わせたピリジンジカルボン酸誘導体を含む化粧料組成物、およびさらには、前記組成物を使用した、特にヘアケアの分野における美容トリートメント方法に関する。
毛髪の成長およびその再生は、主として、その毛包の活動と、それらのマトリックス環境とによって定まる。それらの活動は周期的であって、本質的には、3つの相すなわち、発育相、退行相、および休止相が含まれる。頭髪は、永続的に再生されて、頭髪を作る約150,000本の個々の毛髪の内の約10%が休止状態にあり、その後数ヶ月の内に生え替わる。毛髪の自然な脱毛は、推定することが可能で、正常な生理状態では、平均して1日あたり数百本の毛髪である。この永続的な物理的再生プロセスは、加齢とともに自然に変化して、毛髪がより薄くなり、そしてそのサイクルが短くなってくる。さらには、ある種の因子、たとえばホルモンのアンバランス、生理的なストレス、または栄養失調がこの現象を加速する可能性があることは、公知である。さらには、毛髪の脱毛または損傷は、季節的な現象に関連することもあり得る。
したがって、(特許文献1)では特に、ピリジンジカルボン酸誘導体を使用して、ヒトケラチン繊維、たとえば毛髪または睫毛の成長を誘導したりおよび/または刺激したりするか、および/またはそれらの脱毛を遅らせるか、および/またはそれらの密度を増大させることが提案された。
これらの誘導体は、一般的には、頭皮に適用するための水性-アルコール性のローションの形態で配合されて、提供されている。
しかしながら、増粘された組成物、特に水性-アルコール性のローションを必要とする事態が生じてきた。
具体的には、これらの誘導体を増粘された組成物の中に配合することによって、特に乾いた毛髪の上での滑りが特によくなり、そのことによって、頭皮のマッサージが容易となり、そのために、頭皮の上および毛髪の長さ方向全体での、その活性薬剤の分布を良くし、有効率を向上させることが可能となる。
組成物を増粘させる、またはさらにはゲル化させたという事実によって、増粘されていない水性-アルコール性ローションを用いた場合よりも、より大きなヌルヌル感を与えることが可能となった。
その組成物を増粘させることによって、液切れが容易となるために、それの量り取りが容易となり、指の間から漏れることも少なく、究極的には損失も少なくなる。それに加えて、毛髪や頭皮の上により容易に適用し、拡げることが可能となり、顔面や首筋に垂れることもない。
その作動が容易となるので、具体的には、たとえば、ピペット方式や1回使い切り方式の容器ではなく、一般的には美容液(serum)を目的としたポンプ作動式の容器を使用することが可能となる。
最後になるが、その増粘された組成物によって、スタイリングの際に、頭髪に対して、コンディショニング、ボリューム、および密度を与えることが可能となる。その毛髪は、滑らかで、つややかである。
それに加えて、その組成物は、温度、pH、または経時的いずれに関しても、安定性が向上する。
欧州特許第1,352,629号明細書
したがって、本発明の目的は、有利なことには、ローション、特に毛髪用ローションの形態にあり、増粘されており、そしてピリジンジカルボン酸誘導体を含んでいながらも安定性の高い、組成物を提供することである。
本発明の主題は、以下のものを含む組成物であり:
- (i)一般式(I)
Figure 0006991971000001
の少なくとも1種の化合物またはそれらの塩:
[式中、RおよびRは、互いに独立して、水素原子、飽和もしくは不飽和の、直鎖状もしくは分岐状のC~C18脂肪族炭化水素ラジカル、またはC~C18アラルキルラジカルを表すが、前記ラジカルは、場合によっては、OH、NH、-OR、-OCOR、および-NHR(ここで、RはC~C18アルキル基を表す)から選択される1個または複数の基によって置換されていてもよく、R基およびR基の少なくとも1つは、水素原子以外のものである];および、
- (ii)スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含む少なくとも1種のポリマー;
その組成物は、その組成物の全重量を規準にして、20重量%~80重量%、さらには30重量%~50重量%の範囲の量で水を含む。
本発明のまた別な主題は、ケラチン物質、特に毛髪および/または皮膚(頭皮も含む)を美容トリートメントするための方法であるが、そこでは、先に定義したような化粧料組成物を前記ケラチン物質に適用し、そして前記ケラチン物質を、場合によっては、濯ぐ。
本発明による組成物の結果、スタイリングの際に、頭髪に対して密度およびボリュームを実質的に与え、さらには毛髪に張りを与え、毛髪がより強く、より抵抗性が強くなる。頭髪を意のままに揃えて、整えやすくなる。さらに、使用感が改良される。
本発明による増粘された組成物はさらに、特に貯蔵時および/または温度変動に対する安定性が高い。
本発明の記述において、「少なくとも1種の(at least one)」という表現は、「1種または複数の(one or more)」という表現と等価であって、そのために置きかえて使用することが可能であり、そして「の間(between A and B)」という表現は、「の範囲(ranging from A to B)」という表現と等価であって、そのために置きかえて使用することが可能である。これら2つの表現においては、その両端も含まれる。
1/ピリジンジカルボン酸エステル
本発明による組成物には、したがって、少なくとも1種のピリジンジカルボン酸エステルが含まれる。そのエステルは、モノエステルでもジエステルでもよいが、好ましくはジエステルである。それは、そのようなエステルの塩であってもよい。
前記化合物は、一般式(I):
Figure 0006991971000002
[式中、RおよびRは、互いに独立して、水素原子、飽和もしくは不飽和、直鎖状もしくは分岐状のC~C18脂肪族炭化水素ラジカル、特にアルキルラジカル、またはC~C18アリールラジカルを表すが、前記脂肪族またはアリール炭化水素ラジカルは、場合によっては、OH、NH、-OR、-OCOR、および-NHR(ここで、RはC~C18アルキル基を表す)から選択される1個または複数の基によって、置換されていてもよいが;
基およびR基の少なくとも1つは、水素原子以外のものであると理解されたい]またはそれらの塩に相当する。
好ましくは、COORおよびCOOR置換基がそれぞれ、ピリジン環の2位および3位、または2位および4位にあるのが好ましい。それらが、2位および4位にあるのが好ましい。
その化合物が、式(Ia):
Figure 0006991971000003
[式中、RおよびRは、互いに独立して、水素原子、飽和もしくは不飽和、直鎖状もしくは分岐状のC~C18脂肪族炭化水素ラジカル、特にアルキルラジカル、またはC~C18アリールラジカルを表すが、前記脂肪族またはアリール炭化水素ラジカルは、場合によっては、OH、NH、-OR、-OCOR、および-NHR(ここで、RはC~C18アルキル基を表す)から選択される1個または複数の基によって置換されていてもよく、R基およびR基の少なくとも1つは、水素原子以外のものである]またはそれらの塩に相当するのが好ましい。
式(I)および(Ia)において、そのC~C18脂肪族炭化水素ラジカル、特にアルキルラジカルが、C~C10、特にC~Cの脂肪族炭化水素ラジカル、特にアルキルラジカル、たとえばメチル、エチル、tert-ブチル、イソプロピル、またはヘキシルであるのが好ましい。前記脂肪族炭化水素ラジカルにはさらに、少なくとも1個の炭素-炭素二重結合または三重結合、たとえば、-CH=CH、-CH-CH=CH-CH、および-CH-C≡CHが含まれていてもよい。
アリールラジカルは、フェニルまたはナフチルラジカルを表すことができる。
特に、式(I)および(Ia)においては、RおよびRが、互いに独立して、水素原子、または飽和で、直鎖状もしくは分岐状の、C~C18、好ましくはC~C10、さらにより好ましくはC~Cの脂肪族炭化水素ラジカル、特にアルキルラジカルを表すが、それは、場合によっては、アルコキシまたはアシルオキシ基(OR、またはOCORで、RがC~C18アルキルラジカルを表している)によって置換されていてもよく、R基およびR基の少なくとも1つは、水素原子以外のものである。
とRとが同一であるのが好ましい。
好ましくは、RとRとが同一であって、飽和で直鎖状のC~C18、好ましくはC~C10、さらにより好ましくはC~Cアルキルラジカル、極めて特にはエチルラジカルである。
式(I)の化合物として特に以下のものが挙げられる:
- 2,4-ピリジンジカルボン酸ジメチル、
- 2,3-ピリジンジカルボン酸ジメチル、
- 2,4-ピリジンジカルボン酸ジエチル、
- 2,3-ピリジンジカルボン酸ジエチル、
- 2,5-ピリジンジカルボン酸ジエチル、
- 2,5-ピリジンジカルボン酸ジメチル、
- 2,4-ピリジンジカルボン酸ジイソプロピル、
- ピリジン-2,4-ジカルボン酸ジ(アセチルオキシメチル)(RおよびRが-CH-O-COCHを表す式(I)の誘導体)。
その組成物が、式(I)または(Ia)の化合物として、ピリジン-2,4-ジカルボン酸ジエチルを含んでいるのが好ましい。
「式(I)の化合物の塩」とは、本発明においては、式(I)の化合物の有機もしくは無機の塩を意味していると理解されたいが、これらの塩は、生理学的に受容可能である。無機塩としては以下のものを挙げることができる:ナトリウムもしくはカリウム塩、およびさらには亜鉛(Zn2+)、カルシウム(Ca2+)、銅(Cu2+)、鉄(Fe2+)、ストロンチウム(Sr2+)、マグネシウム(Mg2+)、またはマンガン(Mn2+)塩;それらの水酸化物、炭酸塩、および塩化物。有機塩としては以下のものを挙げることができる:トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ヘキサデシルアミン、N,N,N’,N’-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、およびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンの塩。
式(I)の化合物は自体公知であり、具体的には、欧州特許第1,352,629号明細書に、それらの製法とともに記載されている。
好ましくは、本発明による組成物には、式(I)の化合物を、その組成物の全重量を規準にして、0.5重量%以上、特に0.5重量%~20重量%の間、特には3重量%~15重量%の範囲、さらにより好ましくは4重量%~10重量%の範囲の量で含んでいる。
2/スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含むポリマー
本発明による組成物にはさらに、スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含む1種または複数のポリマーが含まれる。
そのスルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含むポリマーが、水溶性であるかまたは水分散性であるのが好ましい。それらはホモポリマーであっても、あるいはコポリマーであってもよく、スルホン酸基(遊離の形態であっても、あるいは部分的もしくは全面的に中和された形態であってもよい)を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマーから得ることが可能である。これらのポリマーは、場合によっては、少なくとも1つの疎水性の基を含んでいて、両親媒性のポリマー(または疎水性の変性ポリマー)を構成していてもよい。
本発明によるポリマーが、たとえば以下のものを用いて部分的もしくは全面的に中和されているのが好ましい:無機塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、もしくはアンモニア水)、または有機塩基たとえば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンもしくはトリエタノールアミン、アミノメチルプロパンジオール、N-メチルグルカミン、塩基性アミノ酸たとえば、アルギニンおよびリシン、ならびにこれらの化合物の混合物。それらは、一般的には、中和されている。本発明においては、「中和」という用語は、全面的もしくは実質的に全面的に中和されている、すなわち、少なくとも90%が中和されているポリマーを意味するために使用されている。
本発明の組成物の中で使用されるポリマーは、一般的には1000~20,000,000g/molの範囲、好ましくは20,000~5,000,000g/molの範囲、さらにより好ましくは100,000~1,500,000g/molの数平均分子量(Mn)を有している。
本発明によるこれらのポリマーは、架橋されていても、架橋されていなくてもよい。
本発明の組成物において使用されるポリマーの、スルホン酸基を含むモノマーは、具体的には、以下のものから選択される:ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、(メタ)アクリルアミド(C~C22)アルキルスルホン酸、N-(C~C22)アルキル(メタ)アクリルアミド(C~C22)アルキルスルホン酸、たとえばウンデシルアクリルアミドメタンスルホン酸、およびさらには、それらの部分的もしくは全面的に中和された形態、ならびにそれらの混合物。
本発明の好ましい実施形態においては、スルホン酸基を含むモノマーが、以下のものから選択される:(メタ)アクリルアミド(C~C22)アルキルスルホン酸、たとえばアクリルアミドメタンスルホン酸、アクリルアミドエタンスルホン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、2-メタクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、2-アクリルアミド-n-ブタンスルホン酸、2-アクリルアミド-2,4,4-トリメチルペンタンスルホン酸、2-メタクリルアミドドデシルスルホン酸、および2-アクリルアミド-2,6-ジメチル-3-ヘプタンスルホン酸、およびさらには、それらの部分的もしくは全面的に中和された形態、ならびにそれらの混合物。
より特には、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸タイプの少なくとも1種のモノマーを含むポリマー、およびさらには、それらの部分的もしくは全面的に中和された形態が使用される。
それらのポリマーを架橋させる場合には、その架橋剤は、ラジカル重合で得られたポリマーを架橋させるのに通常使用される、ポリオレフィン性不飽和化合物から選択することができる。
架橋剤としては以下のものが挙げられる:ジビニルベンゼン、ジアリルエーテル、ジプロピレングリコールジアリルエーテル、ポリグリコールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ヒドロキノンジアリルエーテル、エチレングリコールもしくはテトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、トリアリルアミン、トリアリルシアヌレート、マレイン酸ジアリル、テトラアリルエチレンジアミン、テトラアリルオキシエタン、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、アリル(メタ)アクリレート、糖類のアルコールのアリルエーテル、または多官能アルコールのその他のアリルもしくはビニルエーテル、さらにはホスホン酸および/またはビニルホスホン酸のアリルエステル誘導体、またはこれらの化合物の混合物。
本発明の1つの好ましい実施形態においては、その架橋剤が、メチレンビスアクリルアミド、メタクリル酸アリル、およびトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)から選択される。架橋度は、ポリマーを規準にして、一般的には0.01mol%~10mol%、より特には0.2mol%~2mol%の範囲である。
使用されるポリマーがホモポリマーである場合には、それらには、スルホン酸基を含むモノマーと、それらが架橋されているのなら、1種または複数の架橋剤のみが含まれる。
これらのホモポリマーは、一般的には、架橋され、そして中和されているが、それらは、以下の工程を含む調製プロセスに従って得ることができる:
(a)遊離の形態にあるたとえば2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のようなモノマーを、tert-ブタノール、または水およびtert-ブタノールの溶液の中に、分散または溶解させる工程;
(b)(a)で得られたモノマーの溶液または分散体を、ポリマーのスルホン酸官能基を90%~100%の範囲の中和度を得ることが可能な量の、1種もしくは複数の鉱物質塩基または有機塩基、好ましくはアンモニアNH水溶液を用いて中和する工程;
(c)(b)で得られた溶液または分散体に、架橋性モノマーを添加する工程;
(d)フリーラジカル重合開始剤の存在下、10~150℃の範囲の温度で、標準的なフリーラジカル重合を実施し、ポリマーを、tert-ブタノールベースの溶液または分散体の中で沈降させる工程。
その組成物に、ランダムに分散された、以下のものを含む、少なくとも1種の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ホモポリマーが含まれているのが好ましい:
a)90重量%~99.9重量%の、次の一般式(II):
Figure 0006991971000004
[式中、Xは、プロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、またはアンモニウムイオンを表すが、カチオンXの10mol%以下が、可能であればプロトンHである]の単位;
b)0.01重量%~10重量%の、少なくとも2個のオレフィン性二重結合を含む少なくとも1種のモノマーに由来する、架橋単位(それらの重量比は、ポリマーの全重量を規準に定義されたものである)。
より特に好ましい本発明によるホモポリマーには、98重量%~99.5重量%の式(II)の単位および0.2重量%~2重量%の架橋単位が含まれる。
このタイプのポリマーを特に挙げれば、Clariantから、Hostacerin AMPSの商品名で販売されている、架橋され、そして中和された2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ホモポリマーである(CTFA名称:アンモニウムポリアクリルジメチルタウルアミド)。
そのポリマーが、たとえば国際公開第00/31154号パンフレットに記載されているような、C~C22n-モノアルキルアミンまたはジ-n-アルキルアミンとの反応によって変性された、ランダムな両親媒性の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマー(これは、グラフトされたホモポリマーである)から選択される、両親媒性のホモポリマー(すなわち、疎水性変性ホモポリマー)であってもよい。
使用されるポリマーがコポリマーである場合には、それらは、スルホン酸基を含むエチレン性不飽和モノマーと、追加のエチレン性不飽和モノマー、すなわち、スルホン酸基を含まないエチレン性不飽和モノマーとを使用して、重合させることによって得ることができる。
それらのスルホン酸基を含むエチレン性不飽和モノマーは、先に記載したものから選択する。
スルホン酸基を含まないエチレン性不飽和モノマーは、エチレン性不飽和親水性モノマー、エチレン性不飽和疎水性モノマー、およびそれらの混合物から選択することができる。
エチレン性不飽和親水性モノマーは、たとえば以下のものから選択することができる:(メタ)アクリル酸、それらのβ-置換されたアルキル誘導体、またはモノアルコールまたはモノアルキレンもしくはポリアルキレングリコールを用いて得られるそれらのエステル、(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、ビニルホルムアミド、無水マレイン酸、イタコン酸、マレイン酸、またはこれらの化合物の混合物。
本発明による、スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含むポリマーがコポリマーである場合には、それは、スルホン酸基を含むエチレン性不飽和モノマーとエチレン性不飽和親水性モノマーとから得ることができるが、前記ポリマーは以下のものから選択すればよい:
- (1)アクリルアミドまたはメタクリルアミドと2-アクリルアミド-2-メチル-プロパンスルホン酸との架橋されたアニオン性コポリマー、特にW/Oエマルションの形態にあるもの、たとえば、SEPPICによりSepigel 305の名称で販売されているもの(INCI名称:ポリアクリルアミド/C13-14 イソパラフィン/Laureth-7)、SEPPICによりSimulgel 600の名称で販売されているもの(INCI名称:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー/イソヘキサデカン/Polysorbate 80);
- (2)(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリレートおよび2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のコポリマー、特にW/Oエマルションの形態にあるもの、たとえば、SEPPICによりSimulgel NSの名称で販売されているもの(Polysorbate 60およびスクアラン中40%逆相エマルションとしてのアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ナトリウム/アクリル酸ヒドロキシエチルのコポリマー)(INCI名称:アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー/スクアラン/Polysorbate 60)、またはSEPPICによりSimulgel EGの名称で販売されているもの(イソヘキサデカン/水中45%逆相エマルションとしての、ナトリウム塩の形態にある、アクリル酸/アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のコポリマー)(INCI名称:アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー/イソヘキサデカン/Polysorbate 80)、またはそうでなければ、SEPPICによりSepinov EMT 10の名称で販売されているもの(INCI名称:アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー);ならびに
- (3)2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸と、ビニルピロリドンまたはビニルホルムアミドとのコポリマー、たとえば、ClariantによりAristoflex AVCの名称で販売されている製品。
スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含む前記ポリマーが、上記の(1)~(3)の系統から選択されるのが好ましい。
スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含む前記ポリマーが、非会合性ポリマーから選択されるのが好ましい。
本発明による、スルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含むポリマーが、スルホン酸基を含むエチレン性不飽和モノマーとエチレン性不飽和疎水性モノマーとから得ることが可能なコポリマーである場合、すなわちC~C50脂肪族鎖を含んでいる場合には、前記ポリマーが、両親媒性である、すなわち、それには、親水性の部分と疎水性の部分との両方が含まれる。そのようなポリマーは、疎水性変性ポリマー(hydrophobic modified polymer)と呼ばれることもある。
これらの疎水性変性ポリマーは、スルホン酸基の脂肪族鎖いずれも含まない1種または複数のモノマーをさらに含んでいてもよく、そのようなものとしては(メタ)アクリル酸、それのβ-置換されたアルキル誘導体または、モノアルコールまたはモノアルキレンもしくはポリアルキレングリコールとで得られるそれのエステル、(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、ビニルホルムアミド、無水マレイン酸、イタコン酸、またはマレイン酸、またはそれらの化合物の混合物などが挙げられる。
本発明によるスルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含むポリマーとしては、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸と、6~50個の炭素原子、好ましくは6~22個の炭素原子、さらにより好ましくは8~18個の炭素原子、より特には12~18個の炭素原子を含む少なくとも1つの基を含む、少なくとも1種のエチレン性不飽和疎水性モノマーとから得ることが可能なものの使用が挙げられる。
そのエチレン性不飽和疎水性モノマーは、次の式(III):
Figure 0006991971000005
[式中、RおよびRは、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、または直鎖状もしくは分岐状のC~Cアルキルラジカル、好ましくはメチルを表し;Yは、OまたはNHを表し;Rは、6~50個の炭素原子、好ましくは6~22個の炭素原子、より好ましくは6~18個の炭素原子、より特には12~18個の炭素原子を含む炭化水素ラジカルを表し;そしてxは、0~100の間で変動する]のものから選択することができる。
ラジカルは、好ましくは、以下のものから選択される:直鎖状のC~C18アルキルラジカル(たとえば、n-ヘキシル、n-オクチル、n-デシル、n-ヘキサデシル、n-ドデシルもしくはラウリル、またはn-オクタデシルもしくはステアリルラジカル);分岐状もしくは環状のC~C18アルキルラジカル(たとえばシクロドデカン(C12)またはアダマンタン(C10)ラジカル);C~C18アルキルペルフルオロラジカル(たとえば、式-(CH-(CF-CFの基);コレステリル(C27)ラジカルまたはコレステロールエステル残基、たとえばオキシヘキサン酸コレステリル基;または多環式芳香族基たとえば、ナフタレンもしくはピレン。これらのラジカルの中でも、より特に好ましいものは、実質的に直鎖状のアルキルラジカル、より特にはn-ドデシル、n-ヘキサデシル、またはn-オクタデシルラジカル、およびそれらの混合物である。
本発明の特に好ましい形態の1つにおいては、その式(III)のモノマーには、ポリオキシアルキレン鎖を形成させるための、少なくとも1個のアルキレンオキシド単位(x≧1)および好ましくは数個のアルキレンオキシド単位(x>1)が含まれる。そのポリオキシアルキレン鎖が、エチレンオキシド単位および/またはプロピレンオキシド単位で構成されているのが好ましく、エチレンオキシド単位(R=H)で構成されていれば、さらにより特に好ましい。オキシアルキレン単位の数(すなわち、アルキレンオキシドのモル数)は、一般的には3~100、より好ましくは3~50、さらにより好ましくは7~25の範囲である。
これらのポリマーの中でも、以下のものを挙げることができる:
- コポリマーであって、架橋されていても、されていなくてもよく、そして中和されていても、されていなくてもよく、ポリマーを規準にして、15重量%~60重量%の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸単位と、40重量%~85重量%の(C~C16)アルキル(メタ)アクリルアミド単位または(C~C16)アルキル(メタ)アクリレート単位とを含むコポリマーで、たとえば欧州特許出願公開第A-750,899号明細書に記載されているようなもの;
- ターポリマーであって、ポリマーを規準にして、10mol%~90mol%のアクリルアミド単位と、0.1mol%~10mol%の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸単位と、5mol%~80mol%のn-(C~C18)アルキルアクリルアミド単位とを含むターポリマー、たとえば、米国特許第A-5,089,578号明細書に記載されているようなもの;
- 非架橋のコポリマーであって、部分的もしくは全面的に中和された2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸と、n-ドデシル、n-ヘキサデシルもしくはn-オクタデシルメタクリレートとのコポリマー;
- 架橋もしくは非架橋のコポリマーであって、部分的もしくは全面的に中和された2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸とn-ドデシルメタクリルアミドとの、コポリマー。
より特には、(i)上に挙げた式(II)の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸単位で、Xがプロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、またはアンモニウムイオンであるもの、および(ii)下記の式(IV):
Figure 0006991971000006
[式中、xは、3~100、好ましくは3~50、そして好ましくは7~25の範囲の整数を表し;Rは、先に式(III)で示したのと同じ意味合いを有し;そしてRは、6~22個の炭素原子、好ましくは10~22個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状のアルキルラジカルを表す]の単位で構成された、コポリマーを挙げることができる。
特に好ましいこのタイプのポリマーは、x=25であり、Rがメチルを表し、そしてRが、n-ドデシルを表すものか;または、x=8または25であり、Rがメチルを表し、そしてRが、n-ヘキサデシル(C16)、n-オクタデシル(C18)、もしくはn-ドデシル(C12)、またはそれらの混合物を表すものである。Xがナトリウムまたはアンモニウムを表しているポリマーが、より特に好ましい。
本発明による組成物において使用可能なポリマーは、1種または複数の重合開始剤の存在下に、慣用されるフリーラジカル重合プロセスによって得ることが可能であるが、そのような重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、アゾビスジメチルバレロニトリル、2,2-アゾビス[2-アミジノプロパン]ヒドロクロリド(ABAH)、有機ペルオキシドたとえば、ジラウリルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、tert-ブチルヒドロペルオキシド;鉱物質ペルオキシド化合物たとえば、過硫酸カリウムまたは過硫酸アンモニウム、またはH(場合によっては、還元剤の存在下で)が挙げられる。
これらの疎水性変性ポリマーは、特に、tert-ブタノール媒体中でのフリーラジカル重合によって得ることが可能であるが、その媒体の中では、それらが沈殿する。tert-ブタノール中での沈殿重合を使用することによって、粒度分布を有するポリマー粒子を得ることが可能となるが、このことは、その用途においては特に望ましい。
その反応は、0~150℃の間、好ましくは10~100℃の間の温度で、大気圧または減圧下のいずれかで実施することができる。不活性雰囲気、好ましくは窒素下でそれを実施してもよい。
これらの好ましい疎水性変性ポリマーは、特に欧州特許第1,069,142号明細書に記載されているもの、特に2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸またはそのナトリウム塩もしくはアンモニウム塩を(メタ)アクリル酸エステル、および下記のものと重合させることによって得られたものである。
- 8molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC10~C18アルコール(Genapol(登録商標)C-080、Clariant製)、
- 8molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC11オキソアルコール(Genapol(登録商標)UD-080、Clariant製)、
- 7molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC11オキソアルコール(Genapol(登録商標)UD-070、Clariant製)、
- 7molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC12~C14アルコール(Genapol(登録商標)LA-070、Clariant製)、
- 9molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC12~C14アルコール(Genapol(登録商標)LA-090、Clariant製)、
- 11molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC12~C14アルコール(Genapol(登録商標)LA-110、Clariant製)、
- 8molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC16~C18アルコール(Genapol(登録商標)T-080、Clariant製)、
- 15molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC16~C18アルコール(Genapol(登録商標)T-150、Clariant製)、
- 11molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC16~C18アルコール(Genapol(登録商標)T-110、Clariant製)、
- 20molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC16~C18アルコール(Genapol(登録商標)T-200、Clariant製)、
- 25molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC16~C18アルコール(Genapol(登録商標)T-250、Clariant製)、
- 25molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC18~C22アルコール、および/または25molのエチレンオキシドを用いてオキシエチレン化したC16~C18イソアルコール。
本発明によるポリマーにおける式(II)の単位および式(IV)の単位のモルパーセント濃度は、所望される化粧料の用途およびその配合のために必要とされるレオロジー的性質の関数として、変動する。それは、0.1~99.9mol%の間の範囲を取ることができる。
最も疎水性の高いポリマーの場合においては、式(II)または(IV)の単位のモル比は、好ましくは50.1%~99.9%、より特には70%~95%、さらにより特には80%~90%の範囲である。
あまり疎水性が高くないポリマーの場合には、式(II)または(IV)の単位のモル比は、好ましくは0.1%~50%、より特には5%~25%、さらにより特には10%~20%の範囲である。
本発明による組成物には、その組成物の全重量を規準にして、0.01重量%~10重量%、好ましくは0.05重量%~5重量%、さらにより好ましくは0.1重量%~3重量%、好ましくは0.2重量%~2重量%の範囲の量でスルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含む1種または複数のポリマーが含まれる。
3/その他の成分
本発明による組成物は、化粧料用途または医薬品用途とすることができる。本発明による組成物は、化粧料用途に使用するのが好ましい。「化粧料」という用語は、本発明の意味合いの範囲内では、快適な外観、香り、および手触りを有する組成物を意味していると理解されたい。その組成物が、皮膚、およびケラチン繊維、より特には、頭皮、毛髪、および睫毛に局所適用するものであれば好ましい。
本発明による組成物は、水性、アルコール性、水性-アルコール性もしくは油性の溶液もしくは懸濁液の形態、エマルションの形態、油脂相を水相の中に分散させるか(O/W型)またはその逆に分散させる(W/O)ことにより得られる液体もしくは半液体の粘稠物の形態、または、水性、アルコール性、水性-アルコール性もしくは油性の(無水)ゲルの形態とすることができる。
本発明による組成物は、水性、アルコール性または水性-アルコール性、好ましくは水性-アルコール性の、一般的には増粘された、溶液またはローションであるのが好ましい。
本発明による組成物は、その組成物の全重量を規準にして20重量%~80重量%、さらには30重量%~50重量%の範囲の量で水を含む。
本発明による組成物が、1種または複数のC~Cモノアルコールたとえば、エタノールおよびイソプロパノールを、その組成物の全重量を規準にして、特には10重量%~90重量%の範囲、特に20重量%~80重量%の範囲、さらには30重量%~70重量%、さらにより好ましくは40重量%~60重量%の範囲の量で含んでいるのが有利である。
本発明による組成物には、C~Cモノアルコール以外に、1種または複数の追加の有機溶媒をさらに含んでいてもよいが、それは、たとえば以下のものから選択される:ポリオール、特に2~6個の炭素原子を含むもの、たとえばグリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、またはジエチレングリコール;ならびにポリオールエーテルたとえば、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、およびジエチレングリコールモノエチルエーテルおよびモノメチルエーテル;ならびにそれらの混合物。
本発明による組成物には、上記のスルホン酸基を含む少なくとも1種のモノマーを含むポリマー以外に、1種または複数の追加の増粘剤をさらに含んでいてもよいが、それは、特に、以下のものから選択される:カルボキシビニルポリマー(カルボマー)、アクリル系コポリマーたとえば、アクリレート/アルキルアクリレートコポリマー、ポリアクリルアミド、多糖類たとえば、ヒドロキシプロピルセルロース、天然ガム、およびクレー(親油性ゲル化剤としての、変性クレーたとえば、ベントン(bentone)を挙げることができる)、脂肪酸の金属塩たとえば、ステアリン酸アルミニウム、疎水化処理したシリカ、エチルセルロース、ならびにそれらの混合物。
本発明による組成物にはさらに、特にノニオン性、アニオン性、カチオン性および両性の界面活性剤、ビタミン、サンスクリーン、充填剤、着色剤、真珠層光沢剤、乳白剤、皮膜形成性ポリマー、コンディショナー、液状もしくは固体状の脂肪性物質、抗酸化剤、芳香剤、ならびに保存剤から選択される1種または複数の標準的な化粧料添加剤が含まれていてもよい。
本発明の1つの有利な実施形態においては、その組成物に、ノニオン性、アニオン性、カチオン性もしくは両性の固定(fixing)ポリマーから、好ましくはアニオン性もしくはカチオン性の固定ポリマーから選択される1種または複数の固定ポリマーが含まれていてもよい。
1つの特定の実施形態においては、本発明による組成物に、少なくとも1種のビタミンBおよび/またはそれらの類似体もしくは誘導体が含まれていてもよい。本発明の文脈において採用することが可能なビタミンBは、以下のものから選択するのが好ましい:ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、およびビタミンB8、またはそれらの類似体もしくは誘導体、特にパントテン酸カルシウム、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、パンテニルエチルエーテルアセテート、およびパンテニルトリアセテート、ならびにそれらの混合物。
この実施形態においては、本発明による組成物には、好ましくは、1種または複数のビタミンB、その類似体および/または誘導体を、その組成物の全重量を規準にして、0.001重量%~5重量%の間、特には0.005重量%~2重量%、さらにより好ましくは0.01重量%~1重量%の間の量で含む。
1つの特定の実施形態においては、その組成物に、本発明によるピリジンジカルボン酸エステル以外に、ヒトケラチン繊維の再成長を促すか、および/またはその脱毛を抑制する活性薬剤が含まれていてもよいが、それらは以下のものから選択することができる:アミネキシル、6-O-[(9Z,12Z)-オクタデカ-9,12-ジエノイル]ヘキサピラノース、ピリミジン誘導体たとえば、2,4-ジアミノ-6-ピペリジノピリミジン 3-オキシド;抗脂漏剤および/またはふけ抑制剤たとえば、オクトピロックスまたはピリチオン亜鉛。
有利には、本発明による組成物は、頭皮および/または毛髪に適用することが可能な毛髪組成物であり、たとえば毎日または週2回適用するためのヘアケアローションの形態、特に週2回または週1回適用するためのシャンプーまたはヘアコンディショナーの形態、毎日適用するための頭皮の洗浄のための液状もしくは固形のセッケンの形態、トリートメントマスクの形態、または毛髪を洗浄するためのクリームもしくは発泡ゲルの形態であってよい。それは、ブラシまたは櫛を用いて適用されるヘアダイまたはマスカラの形態であってもよい。
本発明による組成物、特に化粧料組成物は、頭皮の脱毛領域および/または毛髪に適用してよく、場合によっては数時間接触状態で放置するか、および/または場合によっては濯ぎ洗いしてもよい。
たとえば、本発明による組成物を夜に適用し、後者を一夜接触状態に保っておいて、翌朝、場合によっては、シャンプーをしてもよい。これらの適用方法は、1ヶ月~数ヶ月の間、毎日繰り返すことも可能であるが、それは個人個人による。
本発明のまた別な主題は、ヒトケラチン物質、特に毛髪および/または皮膚(頭皮も含む)を美容トリートメントするための方法であるが、そこでは、先に定義された化粧料組成物を前記ケラチン物質に適用するが、前記適用において、場合によっては、それに続けて、前記ケラチン物質を濯ぐ工程を含むことも可能である。
より特には、前記方法は、特に毛髪および/または頭皮のケアのための、それらの状態および/またはそれらの外観の改良を目的とした美容トリートメントをするための方法である。この処置方法は、実際のところ、ケラチン物質、特に毛髪において、それらを、より生き生きとさせ、外観を改良し(コンディショニングを与える)、扱い(広がり、配分)およびスタイリングを容易とすることにより、それらの魅力を改良することが可能であるという点において、化粧方法の特徴を示している。
以下の実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1
次の組成物を調製する(重量%、AM=活性物質)。
- 2,4-ピリジンジカルボン酸のジエチルエステル(INCI名称:ジエチルルチジネート):5%
- アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウレート(INCI名称)、Hostacerin AMPS、Clariant製:0.5%AM
- エタノール:56.5%
- 水 : 100%とするに十分な量
このゲル化ローションは濁りがなく、経時的にも安定である(25℃または45℃で少なくとも2ヶ月)。
頭皮に対して1ラインごと(line by line)に適用すると、このローションは、良好な使用品質を示し、頭皮の上への、活性要素の送達および分配を促進する。
それは、さらに、良好な化粧料性能も示す。その毛髪は、絹のようで、軽く、そしてその頭髪は、意のままになり、スタイリングが容易である。
実施例2
次の組成物を調製する(重量%、AM=活性物質)。
- 2,4-ピリジンジカルボン酸のジエチルエステル(INCI名称:ジエチルルチジネート):5%
- アンモニウムポリアクリロイルジメチルタウレート(INCI名称)、Hostacerin AMPS、Clariant製:0.75%AM
- PVM/MAコポリマーのエチルエステル:0.5%
- エタノール:56.5%
- 水:100%とするに十分な量
このゲル化ローションは濁りがなく、経時的にも安定である(25℃または45℃で少なくとも2ヶ月)。
頭皮に対して1ラインごと(line by line)に適用すると、このローションは、良好な使用品質を示し、頭皮の上への、活性要素の送達および分配を促進する。それは、さらに、良好な化粧料性能も示す。それは、頭髪に、保持力(hold)、張り(body)、およびボリュームを与える。

Claims (8)

  1. 化粧料組成物であって、
    - (i)一般式(I):
    Figure 0006991971000007
    [式中、RおよびRは、同一であって、飽和で直鎖状のC~Cアルキル基である]の少なくとも1種の化合物またはその塩;および
    - (ii)ランダムに分散された、
    a)90重量%~99.9重量%の、次の一般式(II):
    Figure 0006991971000008
    [式中、Xは、プロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン、またはアンモニウムイオンを表すが、カチオンXの10mol%以下が、可能であればプロトンHである]の単位;および
    b)0.01重量%~10重量%の、少なくとも2個のオレフィン性二重結合を含む少なくとも1種のモノマーに由来する、架橋単位
    (それらの重量比は、ポリマーの全重量を規準に定義されたものである)、
    を含む、少なくとも1種の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーを含み、かつ、
    化粧料組成物の全重量を基準にして、20重量%~80重量%の範囲の量で水を含む、化粧料組成物。
  2. とRがエチル基を表す、請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. (I)の化合物として、
    - 2,4-ピリジンジカルボン酸ジメチル、
    - 2,3-ピリジンジカルボン酸ジメチル、
    - 2,4-ピリジンジカルボン酸ジエチル、
    - 2,3-ピリジンジカルボン酸ジエチル、
    - 2,5-ピリジンジカルボン酸ジエチル、
    - 2,5-ピリジンジカルボン酸ジメチル、
    - 2,4-ピリジンジカルボン酸ジイソプロピル、
    の化合物の1つを含む、請求項1に記載の化粧料組成物。
  4. 化粧料組成物の全重量を基準にして、0.5重量%~20重量%の間の量で、式(I)の化合物を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  5. 前記化粧料組成物の全重量を基準にして、0.01重量%~10重量%の範囲の量で、前記1種または複数の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のホモポリマー(ii)を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  6. 1種または複数のC~Cモノアルコールを、化粧料組成物の全重量を基準にして、10重量%~90重量%の範囲で含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  7. - 1種または複数の追加の有機溶媒、および/または
    - 1種または複数の追加の増粘剤、および/または
    - 1種または複数の固定ポリマー、および/または
    - 少なくとも1種のビタミンBおよび/またはその類似体もしくは誘導体、および/または
    - ヒトケラチン繊維の再成長を促すか、および/またはその脱毛を抑制する活性薬剤、
    を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
  8. ケラチン物質を美容トリートメントするための方法であって、請求項1~7のいずか1項において定義された化粧料組成物を、前記ケラチン物質に適用し、そして前記ケラチン物質を濯ぐ又は濯がない、方法。
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