JP6991001B2 - 信号中継器 - Google Patents

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Description

本発明は、信号中継器に関する。
一般に、照明制御システム等を構成する信号伝送システムでは、第1の機器としての親機(例えば照明コントローラー)から第2の機器としての子機(例えば照明器具及び壁スイッチ等の端末機器)へ調光率及びアドレス設定等の制御データを送信し、子機の設定状態及び照明負荷の状況等を示すデータを自己アドレスとともに子機から親機へ送信することにより、負荷の制御及び監視が行われる(例えば、特許文献1参照)。
このような信号伝送システムでは、親機から子機への制御データの送信は、例えば±24Vの電圧モード(電圧モード制御)で行われ、子機から親機への応答データの送信は、電流モード(電流モード制御)で行われる。この場合、親機から送信される制御データは、親機において±24Vの電圧の極性を予め定められた時間で反転させることにより生成したパルス幅で符号化され、子機においてそのパルス幅が計測され、復号化される。子機から送信される応答データは、子機において親機から送信された同期信号に同期して、予め定められたパルス幅となるように、一定時間、2線通信線を抵抗により短絡することで送信される。親機は、同期信号を出力した後、予め定められたパルス幅を持つ電流信号を検出することにより、応答データを受信する。信号中継器は、親機から子機側へ電圧モードで送信された電圧信号及び子機から親機側へ電流モードで送信された電流信号を中継する。
特開平3-285429号公報
長距離通信を行うために信号中継器を備えた信号伝送システムでは、第2の機器としての子機から出力された電流信号が信号中継器で中継される度に電流信号のパルス幅が冗長となり、第1の機器としての親機がその電流信号を検出できないという課題がある。また、電圧の極性が反転する際に生じる電流ノイズも、信号中継器で中継される度にパルス幅が冗長となるため、親機が電流ノイズを電流信号として誤検出するという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、第2の機器側から電流ノイズが信号中継器に入力された場合でも、電流ノイズによる第1の機器側での誤検出を防ぎ、安定した長距離通信を行うための信号中継器を提供することを目的とする。
本発明の信号中継器は、第1の機器と第2の機器との間で伝達される信号を中継する信号中継器であって、前記第2の機器側から入力された電流信号を出力する電流信号入力部と、前記電流信号入力部に接続された第1の入力端子、第2の入力端子、及び出力端子を有し、前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子に信号が入力されている期間だけ前記出力端子から信号を出力するANDゲートと、前記第1の機器側から入力された電圧信号を監視する第1の入力ポートと、前記ANDゲートの前記第2の入力端子へ信号を出力する出力ポートとを有する制御部と、前記第1の機器側から入力された電圧信号を前記制御部の前記第1の入力ポートに向けて出力する電圧信号入力部と、前記ANDゲートから入力された電流信号を前記第1の機器に向けて出力する電流信号出力部とを備え、前記制御部は、前記第1の機器が電流信号の検出を開始する時点で、前記ANDゲートの前記第2の入力端子への信号出力をオンにし、予め定められた時間の経過後に前記ANDゲートの前記第2の入力端子への前記信号出力をオフにすることを特徴とする。
本発明によれば、第2の機器側から電流ノイズが信号中継器に入力された場合でも、電流ノイズによる第1の機器側での誤検出を防ぎ、安定した長距離通信を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る信号伝送システムの構成を概略的に示す図である。 信号中継器の構成を概略的に示す図である。 (a)は、制御部の入力ポートに入力される信号の波形を示す波形図であり、(b)は、制御部の出力ポートから出力される信号の波形を示す波形図であり、(c)は、電流信号入力部から出力される信号の波形を示す波形図であり、(d)は、ANDゲートから出力される信号の波形を示す波形図である。 (a)から(c)は、比較例に係る信号伝送システムにおける構成要素の動作を示す波形図である。 信号中継器の構成を概略的に示す図である。 (a)は、制御部の入力ポートに入力される信号の波形を示す波形図であり、(b)は、制御部の出力ポートから出力される信号の波形を示す波形図であり、(c)は、制御部の他の入力ポートに入力される信号の波形を示す波形図であり、(d)は、ANDゲートから出力される信号の波形を示す波形図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、各実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る信号伝送システム1の構成を概略的に示す図である。
信号伝送システム1は、2線通信線100(単に「通信線」ともいう)と、第1の機器としての親機200と、1つ又は複数の第2の機器としての子機300と、1つ又は複数の信号中継器400とを有する。
2線通信線100は、親機200と少なくとも1つの子機300とを接続する。
親機200は、例えば、±24Vの電圧の極性を予め定められた時間で反転させることにより、制御データを電圧モード制御(以下、「電圧モード」という)で子機300に送信する。
子機300は、2線通信線100を、抵抗により予め定められた時間において短絡する。これにより子機300は、親機200から電圧モードで出力される同期信号に同期して、予め定められたパルス幅(例えば100μsec)となるように、応答データを電流モード制御(以下、「電流モード」という)で親機200に送信する。
信号中継器400は、親機200と子機300との間に2線通信線100で直列に接続されている。信号中継器400は、親機200と子機300との間で伝達される信号を中継する。具体的には、信号中継器400は、親機200から子機300側へ電圧モードで伝送される電圧信号及び子機300から親機200側へ電流モードで伝送される電流信号を中継する。
親機200から出力される電圧信号の電圧値は、例えば、±24Vである。ただし、電圧モードの信号であれば電圧値は±24Vに限られない。
子機300から出力される電流信号のパルス幅は、例えば、100μsecである。ただし、電流信号のパルス幅は、予め定められていればよく、100μsecに限られない。
図2は、信号中継器400の構成を概略的に示す図である。
信号中継器400は、信号伝達部410と、制御部420と、電圧信号入力部430と、電圧信号出力部440と、電流信号入力部450と、ANDゲート460と、電流信号出力部470と、一次側電源生成部480と、二次側電源生成部490とを有する。
信号中継器400において、通信回路40aは電源Vcc1で駆動する部分である。言い換えると、通信回路40aは、2線通信線100を介して親機200から給電される電源で駆動する。
信号中継器400において、通信回路40bは、電源Vcc1以外の電源(例えば、電源Vcc2a又はVcc2b)で駆動する部分である。言い換えると、通信回路40bは、商用AC電源を用いて生成された直流電源で駆動する。
信号伝達部410は、互いに異なる電源に接続された通信回路40aと通信回路40bとの間で信号の伝達を行う。信号伝達部410は、異なる電源系統で駆動する回路間で信号を伝達できる回路又は素子である。信号伝達部410は、例えば、フォトカプラ及び抵抗で構成された絶縁回路であるが、このような絶縁回路に限られない。
制御部420は、親機200側から入力ポート420aに入力された電圧信号を監視し検出する第1の入力ポートとしての入力ポート420aと、ANDゲート460の第2の入力端子としての入力端子460bへ信号を出力する出力ポート420bとを有する。制御部420は、入力ポート420aにおける信号入力及び出力ポート420bにおける信号出力を制御する。制御部420は、例えば、マイクロコンピュータである。入力ポート420aの数は1つに限られず、出力ポート420bの数も1つに限られない。
電圧信号入力部430は、親機200側から入力された±24Vの電圧信号を直流電圧に変換し、その変換された電圧信号を制御部420の入力ポート420aに向けて出力する。電圧信号入力部430は、親機200側から入力された電圧信号を制御部420に向けて出力する回路又は素子である。例えば、電圧信号入力部430は、ツェナーダイオード及び抵抗で構成された受信回路であるが、このような受信回路に限られない。
電圧信号出力部440は、親機200側から受信した電圧信号を子機300側に±24Vで出力する。電圧信号出力部440は、例えば、複数の論理回路を組み合わせて構成されたドライブ回路と、トランジスタ及び抵抗で構成されたフルブリッジ回路とを含む送信回路であるが、このような送信回路に限られない。フルブリッジ回路は、ドライブ回路によって駆動され、ドライブ回路の出力信号に応じて±24Vの出力電圧を切り替える。
電流信号入力部450は、子機300側から入力された電流信号(すなわち、電流入力)を電圧出力(具体的には、方形波(矩形波ともいう))に変換し、その変換された電流信号を出力する。電流信号入力部450は、子機300側から入力された電流信号を親機200側(具体的には、ANDゲート460)に向けて出力する回路又は素子である。電流信号入力部450は、例えば、コンパレーター(比較器)及び抵抗で構成された受信回路であるが、このような受信回路に限られない。
ANDゲート460は、出力端子及び2つの入力端子(具体的には、第1の入力端子としての入力端子460a及び第2の入力端子としての460b)を有する。ANDゲート460では、入力端子の一方(具体的には、入力端子460a)が電流信号入力部450に接続されており、他方の入力端子(具体的には、入力端子460b)が制御部420の出力ポート420bに接続されている。これにより、ANDゲート460は、電流信号入力部450の出力信号と制御部420の出力ポート420bの出力信号とを比較し、両方の入力端子(すなわち、入力端子460a及び460b)に信号が入力されている期間だけ出力端子から信号を出力する。すなわち、ANDゲート460は、電流信号入力部450の出力信号がそのまま電流信号出力部470の入力信号とならないよう、制御部420の出力信号により制御される。
ANDゲート460は、例えば、入力端子460a及び460bに入力される信号を比較し、AND論理に従って信号を出力する論理回路であるが、このような論理回路に限られない。例えば、ANDゲート460は、AND論理以外の論理、例えば、NAND論理に従って信号を出力する回路で構成されていてもよく、電流信号出力部470の出力に対して負論理で駆動する回路で構成されていてもよい。ANDゲート460の入力端子460aは、電流信号入力部450に直接接続されていなくてもよい。この場合、入力端子460aと電流信号入力部450との間に抵抗又はコンデンサなどの素子が備えられていてもよい。ANDゲート460の入力端子460bは、制御部420に直接接続されていなくてもよい。この場合、入力端子460bと制御部420との間に抵抗又はコンデンサなどの素子が備えられていてもよい。
電流信号出力部470は、信号伝達部410を介してANDゲート460から入力された電流信号を親機200に向けて出力する。具体的には、電流信号出力部470は、子機300側から入力された信号のパルス幅に応じて親機200側に電流信号を出力する。電流信号出力部470は、2線通信線100を抵抗により短絡し、親機200側に電流信号を出力する回路又は素子である。電流信号出力部470は、例えば、トランジスタ及び抵抗で構成された送信回路であるが、このような送信回路に限られない。
一次側電源生成部480は、2線通信線100を介して親機200側から供給される電力を用いて、通信回路40aを駆動させるための電源Vcc1を生成する回路又は素子である。一次側電源生成部480は、例えば、トランジスタ、ツェナーダイオード、及び抵抗で構成された電源生成回路であるが、このような電源生成回路に限られない。
二次側電源生成部490は、商用AC電源から供給される電力を用いて通信回路40bを駆動させる電源Vcc2a及び電源Vcc2bを生成する。
次に、信号中継器400の動作について説明する。
図3(a)は、制御部420の入力ポート420aに入力される信号の波形を示す波形図である。図3(b)は、制御部420の出力ポート420bから出力される信号の波形を示す波形図である。図3(c)は、電流信号入力部450から出力される信号の波形を示す波形図である。図3(d)は、ANDゲート460から出力される信号の波形を示す波形図である。
制御部420は、親機200側から入力ポート420aに入力される電圧信号を監視する。制御部420は、親機200から出力された同期信号Sg1(すなわち、入力ポート420aに入力された同期信号Sg1)を検出すると(S101)、親機200が電流信号の検出を開始する時点(開始時点S1)を検出することができる。具体的には、制御部420は、電圧信号入力部430の出力信号に基づいて親機200が電流信号の検出を開始する時点(すなわち、開始時点S1)を検出する。制御部420は、親機検出区間P1の開始時点S1でANDゲート460の入力端子460bへの信号出力(すなわち、出力ポート420bの信号出力)をオンにし、ANDゲート460の入力端子460bへ信号を出力する(S102)。
親機検出区間(図3における区間P1又はP2)とは、親機200が電流信号の検出を行う区間であり、図3(a)に示されるS1からE1までの区間及びS2からE2までの区間である。親機200が電流信号の検出を終了する時点はE1及びE2で示されている。すなわち、親機200は、図3(a)に示されるS1で電流信号の検出を開始し、E1で電流信号の検出を終了する。同様に、親機200は、図3(a)に示されるS2で再び電流信号の検出を開始し、E2で電流信号の検出を終了する。
親機200は、この親機検出区間P1及びP2において予め定められたパルス幅を持つ電流信号を検出することにより、子機300から出力された電流信号を検出することができる。一方、電流信号のパルス幅がこの親機検出区間P1及びP2内に収まらない場合、親機200は、子機300から出力された電流信号を検出することができない。
本実施の形態では、制御部420が出力ポート420bの出力をオンにする時点は、親機200が電流信号の検出を開始する時点(すなわち、開始時点S1)と同一である。ただし、電流ノイズの遅延がANDゲート460の出力に影響しない範囲であれば、制御部420が出力ポート420bの出力をオンにする時点は、開始時点S1よりも前の時点であってもよい。
続いて、子機300側から電流信号が電流信号入力部450に入力されると、電流信号入力部450は、ANDゲート460の入力端子460aへ電流信号を出力する(S103)。なお、子機300側で発生した電流ノイズ(例えば、2線通信線100で遅延した電流ノイズ)が電流信号入力部450に入力された場合も、電流信号入力部450は、随時ANDゲート460の入力端子460aへ電流信号を出力する。
続いて、ANDゲート460は、入力端子460aにおける入力と入力端子460bにおける入力とを比較し、両方の入力端子(すなわち、入力端子460a及び460b)に信号が入力されている期間、出力端子から親機200側に、整形パルスである電流信号Sg2を出力する(S104)。
続いて、制御部420は、親機検出区間P1の開始時点S1から予め定められた時間t1の経過後に、出力ポート420bからANDゲート460(具体的には、入力端子460b)への信号出力をオフにする(S105)。なお、本実施の形態では、この予め定められた時間t1は、子機300が出力する電流信号のパルス幅(本実施の形態では、100μsec)と同一である。ただし、2線通信線100における信号の遅延等を考慮して、親機200が親機検出区間P1で電流信号の検出ができれば、時間t1は、子機300が出力する電流信号のパルス幅と同一でなくてもよい。例えば、上述の時間t1は、90μsec等でもよい。
親機200が電流信号の検出を終了した後(具体的には、少なくとも終了時点E1の後)、制御部420は、入力ポート420aに入力される親機200からの電圧信号を監視し、親機200が再び電流信号の検出を開始するまで(すなわち、次の親機検出区間P2の開始時点S2まで)の間、出力ポート420bからANDゲート460の入力端子460bへの信号出力(すなわち、出力ポート420bの信号出力)をオフにする(S106)。
図3(a)から(d)において、上述のS101からS106における信号中継器400の動作は、ANDゲート460からの信号出力を時系列で示すため段階的に示されている。ただし、制御部420が行う電圧信号の監視(すなわち、入力ポート420aに入力される信号の検出)及びANDゲート460が行う入力端子における入力の比較は、図3に示される動作に関わらず常時行っていてもよい。
実施の形態1の効果について以下に説明する。
図4(a)から(c)は、比較例に係る信号伝送システムにおける構成要素の動作を示す波形図である。具体的には、図4(a)は、比較例に係る信号伝送システムにおける親機から信号中継器に向けて出力される信号(具体的には、電圧信号)の波形を示す波形図である。比較例に係る信号伝送システムにおける親機は、本実施の形態における親機200に対応する。図4(b)は、比較例に係る信号伝送システムにおける子機から信号中継器に向けて出力される信号(具体的には、電流信号)の波形を示す波形図である。比較例に係る信号伝送システムにおける子機は、本実施の形態における子機300に対応する。図4(c)は、比較例に係る信号伝送システムにおける信号中継器から親機に向けて出力される信号(具体的には、電流信号)の波形を示す波形図である。比較例に係る信号伝送システムにおける信号中継器は、本実施の形態における信号中継器400に対応する。
比較例及び本実施の形態のように、信号中継器を用いた信号伝送システムでは、通信線(例えば、2線通信線)が長くなるほど信号の遅延が生じる。特に、子機から親機側へ伝送される電流信号は、通信線のインピーダンスによる影響を受けやすいため、図4(b)に示されるように、信号の立ち下りが著しく遅延して電流信号のパルス幅が冗長になる。例えば、図4(b)に示されるように、予め定められたパルス幅W1を持つ電流信号の立ち下りの遅延D1によって電流信号のパルス幅が冗長になる。さらに、親機から電圧信号が出力される度に±24Vの電圧の極性が反転される場合、極性の反転によって子機側で生じる電流ノイズ(例えば、突入電流)も、図4(b)に示されるように通信線のインピーダンスにより立ち下りが著しく遅延する。
比較例及び本実施の形態における信号伝送システムでは、子機側から信号中継器に電流信号が入力されると、信号中継器は、電流信号の波形を整形し、整形された電流信号を電流モードで親機側へ出力する。しかしながら、子機から出力された電流信号のパルス幅が冗長である場合(図4(b))、図4(c)に示されるように、信号中継器から親機側へ出力される電流信号のパルス幅W2も冗長になり、信号中継器から出力された電流信号のパルス幅W2が親機検出区間P1及びP2内に収まらず、親機は電流信号を検出することができない。
これに対し、実施の形態1に係る信号伝送システム1によれば、立ち下りが遅延した電流信号(具体的には、電流信号入力部450の出力信号)が子機300側からANDゲート460に入力された場合であっても、信号中継器400(具体的には、ANDゲート460)は、予め定められたパルス幅を持つように整形された整形パルスである電流信号Sg2を親機200側に出力できる。これにより、立ち下りが遅延した電流信号が子機300側から信号中継器400(具体的には、ANDゲート460)に入力された場合であっても、信号中継器400(具体的には、ANDゲート460)から出力された電流信号Sg2のパルス幅(図3(d))が親機検出区間P1及びP2内に収まるので、親機200での電流信号の検出失敗を防ぐことができる。その結果、安定した長距離通信を行うことができる。
さらに、制御部420は、電圧信号入力部430の出力信号を監視し、次に親機検出区間P2の開始時点S2が訪れるまでの間、ANDゲート460の入力端子460bへの信号出力をオフにする。これにより、子機300側から電流ノイズが信号中継器400に入力された場合でも、次に親機検出区間P2の開始時点S2が訪れるまでの間、親機200側に電流ノイズを出力しないようにできるため、電流ノイズによる親機200側での誤検出を防ぎ、安定した長距離通信を行うことができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る信号伝送システムは、2線通信線100(単に「通信線」ともいう)と、第1の機器としての親機200と、1つ又は複数の第2の機器としての子機300と、1つ又は複数の信号中継器400aとを有する。すなわち、実施の形態2に係る信号伝送システムは、図1に示される信号伝送システム1の構成と基本的に同じであるが、信号中継器400の代わりに信号中継器400aが用いられる。
実施の形態2では、信号中継器400aの構成及び動作が、実施の形態1における信号中継器400の構成及び動作と異なる。具体的には、信号中継器400aの制御部421の構成及び動作が、実施の形態1における信号中継器400の制御部420の構成及び動作と異なる。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成及び動作について説明する。
図5は、信号中継器400aの構成を概略的に示す図である。信号中継器400aにおいて、制御部421は、親機200側から入力ポート420aに入力された電圧信号を監視し検出する第1の入力ポートとしての入力ポート420aと、ANDゲート460の第2の入力端子としての入力端子460bへ信号を出力する出力ポート420bと、子機300側(具体的には、電流信号入力部450)から入力された電流信号(すなわち、電流信号入力部450の出力信号)を監視し検出する第2の入力ポートとしての入力ポート420cとを有する。信号中継器400aにおいて、制御部421以外の構成は、実施の形態1における信号中継器400と同じである。制御部421は、例えば、マイクロコンピュータである。
次に、信号中継器400aにおいて実施の形態1と異なる動作について説明する。
図6(a)は、制御部421の入力ポート420aに入力される信号の波形を示す波形図である。図6(b)は、制御部421の出力ポート420bから出力される信号の波形を示す波形図である。図6(c)は、制御部421の入力ポート420cに入力される信号の波形を示す波形図である。図6(d)は、ANDゲート460から出力される信号の波形を示す波形図である。
子機300側から電流信号が電流信号入力部450に入力されると、電流信号入力部450は、ANDゲート460の入力端子460a及び制御部421の入力ポート420cへ電流信号を出力する(S203)。なお、子機300側で発生した電流ノイズ(例えば、2線通信線100で遅延した電流ノイズ)が電流信号入力部450に入力された場合も、電流信号入力部450は、随時ANDゲート460の入力端子460aへ電流信号を出力する。
続いて、制御部421が、親機検出区間P1内に入力ポート420cに入力された電流信号(すなわち、電流信号入力部450の出力信号)を検出すると(S203)、制御部421は、入力ポート420cに入力された電流信号を検出した時点から予め定められた時間t2の経過後に、出力ポート420bからANDゲート460(具体的には、入力端子460b)への信号出力をオフにする(S205)。
制御部421が行う電圧信号の監視(すなわち、入力ポート420aに入力される信号の検出)及びANDゲート460が行う入力端子における入力の比較は、図6(a)から(d)に示される動作に関わらず常時行っていてもよい。
信号中継器400aにおいて、上述の動作以外は、実施の形態1における信号中継器400の動作と同じである。
実施の形態1における信号中継器400では、制御部420は、電圧信号入力部430の出力信号に基づいて親機200が電流信号の検出を開始する時点(すなわち、開始時点S1)を検出し、制御部420は、開始時点S1から予め定められた時間t1の経過後に、出力ポート420bからANDゲート460(具体的には、入力端子460b)への信号出力をオフにする(S105)。すなわち、実施の形態1では、制御部420は、電圧信号入力部430の出力信号のみに基づいてANDゲート460への信号出力の期間を決定する。この場合、信号中継器400(具体的には、ANDゲート460)に入力される電流信号の立ち上がりが遅延すると、信号中継器400(具体的には、ANDゲート460)から親機200側に出力される電流信号のパルス幅が短くなり、親機200が電流信号を検出できないことがある。
これに対し、実施の形態2では、制御部421の入力ポート420aに入力された電流信号入力部450の出力信号を検出することにより親機検出区間P1及びP2を検出し、制御部421が、親機検出区間P1内に入力ポート420cに入力された電流信号を検出すると(S203)、制御部421は、入力ポート420cに入力された電流信号を検出した時点から予め定められた時間t2の経過後に、ANDゲート460(具体的には、入力端子460b)への信号出力をオフにする(S205)。これにより、立ち上り及び立ち下りが遅延した電流信号が、子機300側から信号中継器400a(具体的には、ANDゲート460)に入力された場合であっても、信号中継器400a(具体的には、ANDゲート460)は、親機検出区間P1及びP2内に収まるように整形されたパルス幅を持つ電流信号を親機200側に出力することができる。その結果、親機200での電流信号の検出失敗を防ぐことができ、安定した長距離通信を行うことができる。
さらに、制御部421は、電圧信号入力部430の出力信号を監視し、次に親機検出区間P2の開始時点S2が訪れるまでの間、ANDゲート460の入力端子460bへの信号出力をオフにする。これにより、子機300側から電流ノイズが信号中継器400aに入力された場合でも、次に親機検出区間P2の開始時点S2が訪れるまでの間、親機200側に電流ノイズを出力しないようにできるため、電流ノイズによる親機200側での誤検出を防ぎ、安定した長距離通信を行うことができる。
本発明は、例えば、子機から親機へ電流信号を伝送するための信号伝送システム、例えば、照明制御システムに用いられるが、照明制御システム以外の信号伝送システムにも用いることができる。
1 信号伝送システム、 40a,40b 通信回路、 100 2線通信線、 200 親機(第1の機器)、 300 子機(第2の機器)、 400,400a 信号中継器、 410 信号伝達部、 420,421 制御部、 430 電圧信号入力部、 440 電圧信号出力部、 450 電流信号入力部、 460 ANDゲート、 470 電流信号出力部、 480 一次側電源生成部、 490 二次側電源生成部。

Claims (5)

  1. 第1の機器と第2の機器との間で伝達される信号を中継する信号中継器であって、
    前記第2の機器側から入力された電流信号を出力する電流信号入力部と、
    前記電流信号入力部に接続された第1の入力端子、第2の入力端子、及び出力端子を有し、前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子に信号が入力されている期間だけ前記出力端子から信号を出力するANDゲートと、
    前記第1の機器側から入力された電圧信号を監視する第1の入力ポートと、前記ANDゲートの前記第2の入力端子へ信号を出力する出力ポートとを有する制御部と、
    前記第1の機器側から入力された電圧信号を前記制御部の前記第1の入力ポートに向けて出力する電圧信号入力部と、
    前記ANDゲートから入力された電流信号を前記第1の機器に向けて出力する電流信号出力部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第1の機器が電流信号の検出を開始する時点で、前記ANDゲートの前記第2の入力端子への信号出力をオンにし、予め定められた時間の経過後に前記ANDゲートの前記第2の入力端子への前記信号出力をオフにする
    ことを特徴とする信号中継器。
  2. 前記制御部は、前記電圧信号入力部の出力信号に基づいて前記第1の機器が電流信号の検出を開始する時点を検出することを特徴とする請求項1に記載の信号中継器。
  3. 前記第1の機器が前記電流信号の検出を終了した後、前記第1の機器が再び電流信号の検出を開始するまでの間、前記制御部は、前記ANDゲートの前記第2の入力端子への前記信号出力をオフにすることを特徴とする請求項1又は2に記載の信号中継器。
  4. 前記制御部は、前記電流信号入力部の出力信号を監視する第2の入力ポートを有し、
    前記第1の機器が前記電流信号の検出を開始した後、前記制御部が前記電流信号入力部の出力信号を検出すると、前記制御部は、前記電流信号入力部の出力信号を検出した時点から予め定められた時間の経過後に前記ANDゲートの前記第2の入力端子への前記信号出力をオフにする
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号中継器。
  5. 前記第1の機器が前記電流信号の検出を終了した後、前記第1の機器が再び電流信号の検出を開始するまでの間、前記制御部は、前記ANDゲートの前記第2の入力端子への前記信号出力をオフにすることを特徴とする請求項4に記載の信号中継器。
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