JP6990595B2 - 燃料タンクの成形方法 - Google Patents

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本発明は、熱可塑性樹脂を使用した燃料タンクの成形方法の技術に関する。
熱可塑性樹脂(以下、適宜樹脂と称する)によって構成された自動車用の燃料タンクでは、タンク本体内の燃料が揮発することで、タンク本体が膨張する現象が生じる。このようなタンク本体の膨張を抑えるため、繊維強化樹脂からなるカバーで、タンク本体の周囲を覆うことが行われている。
図11は、従来行われている、ブロー成形による燃料タンクの製造方法を示す図である。
ブロー成形装置1bは、ダイス11、エアピン13、金型12bを有している。
ダイス11は、図示しない押出装置から押し出された融解樹脂(パリソンP)を、例えば筒状にして金型12bのキャビティ内へ吐出する。
ここで、図11に示すように、金型12bの内側には、予め成形されているカバーCが配置されている。カバーCは、成形されるタンク本体の外形と同じ形状を有している(タンク本体と嵌合する形状を有している)。すなわち、カバーCは、金型12bに嵌合した状態となっている。
このようにカバーCが金型12bに嵌合した状態において、エアピン13からパリソンPの内側に圧縮エアが供給されることで、パリソンPが膨張すると、膨張したパリソンPがカバーCに押し当てられる。これによって、樹脂製のタンク本体が成形される(ブロー成形)。
このとき、高温のパリソンPがカバーCに押し当てられることで、パリソンPと接しているカバーCの部分(すなわち、カバーCの内側表面)が融解する。この結果、パリソンPと、カバーCとが融着する。
その後、パリソンP及びカバーCが冷却した後、パリソンP(すなわち、タンク本体)及びカバーCが融着した状態で金型12bから取り出される。
この結果、カバーCとタンク本体とが融着し、カバーCとタンク本体との間の剛性を向上させることができる。
ここで、タンク本体がブロー成形された後、金型12b内で冷却する際に、カバーCが金型12bのキャビティ内に固定されず、図12に示すように、金型12bとカバーCの間に隙間Gが生じてしまうことがある。このような隙間Gが生じると、この隙間Gに空気層が形成される。この空気層が断熱材の役割をしてしまうため、冷却時において、カバーCの熱が金型12bに逃げないという現象が生じる。これにより、パリソンP(タンク本体)が充分に冷却されないという現象が生じる。
このように、パリソンP(タンク本体)の冷却が不十分だと、カバーCは硬化しているが、パリソンP(タンク本体)は柔らかい状態となっている。このような状態で、カバーC及びタンク本体を取り出すと、取り出した後にタンク本体を構成する樹脂が急激に冷却される。その結果、タンク本体を構成する樹脂が急激に硬化し、凝固収縮を起こす。そして、カバーCと、タンク本体との収縮差が生じ、カバーCと、タンク本体との密着面に剥がれが生じる。
さらに、パリソンP(タンク本体)の冷却にむらが生じていると、カバーCに融着している部分と、融着していない部分が生じるため、タンク本体を取り出した際に、タンク本体にゆがみが生じる。この結果、タンク本体の変形が生じてしまう。
また、カバーCの内側表面は、パリソンPの熱で融解するが、この部分の冷却が不十分だと、カバーCの内側表面に剥がれが生じる原因ともなる。
そして、金型12b内で冷却を十分に行うためには金型12bへの熱引きの十分な時間が必要となり、 サイクルタイムが長くなる。
このような課題を解決するため、特許文献1には、外側金型に要素が導入された後、要素が真空等の手段によって固定された後、プレフォーム(パリソン)による成形が行われることが記載されている。
特許5608287号明細書
前記したように、パリソン(燃料タンク)の冷却が不十分であると、カバーと、燃料タンクとの密着面に剥がれが生じる。しかし、特許文献1には、冷却に関する記載はない。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、燃料タンクの成形における効率を向上させることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、金型内に成形済みのカバーを配置する配置工
程と、前記金型内に、前記カバーと対向するように、前記カバーと融着可能な外表面を有する熱可塑性樹脂を導入する導入工程と、前記熱可塑性樹脂の内部にエアが吹き込まれることで、前記熱可塑性樹脂を前記カバーに融着させる成形工程と、前記金型内で前記カバー及び前記熱可塑性樹脂を冷却硬化させる冷却工程と、を有し、前記冷却工程において、固定機構によって、前記カバーが前記金型へ密着固定され、前記固定機構は、金型に設けられた複数の孔から金型内のエアを吸引することで、前記カバーを固定するものであり、前記固定機構による固定は、前記複数の孔を介して前記金型と、前記カバーとの間に存在するエアを吸引することで行われ、前記密着固定は、前記孔毎に吸引力が調整されることで行われることを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中に適宜記載する。
本発明によれば、燃料タンクの成形における効率を向上させることができる。
第1実施形態で用いられる燃料タンク成形システム100の構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態で用いられる燃料タンク成形システム100(図1参照)によって、成形される燃料タンクFの例を示す図である。 タンク本体T(図2参照)の樹脂層の例を示す図である。 カバー配置工程を示す図である。 導入工程及びブロー成形工程を示す図である。 挟み込み工程が完了したブロー成形工程を示す図である。 冷却工程を示す図である。 取出工程を示す図である。 第2実施形態で用いられる燃料タンク成形システム100aの構成を示す機能ブロック図である。 第2実施形態における冷却工程を示す図である。 従来行われている、ブロー成形による燃料タンクの製造方法を示す図である。 金型12bとカバーCのずれを示す模式図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1~図8を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
(システム)
図1は、第1実施形態で用いられる燃料タンク成形システム100の構成を示す機能ブロック図である。
燃料タンク成形システム100は、ブロー成形装置1及びエア吸引装置2を有している。
ブロー成形装置1は、ブロー成形によってタンク本体T(図2参照)を成形する。
エア吸引装置2は、金型12(図4~図8)に設けられている吸引孔(固定機構)14(図4~図8)からエアを吸引する。
(燃料タンクF)
図2は、第1実施形態で用いられる燃料タンク成形システム100(図1参照)によって、成形される燃料タンクFの例を示す斜視図である。
燃料タンクFは、タンク本体Tと、カバーCとから構成される。カバーCは、繊維強化プラスチック等といった、タンク本体Tの外側表皮層31(図3参照)に融着可能な繊維強化樹脂によって構成されている。タンク本体Tの構造については後記する。
前記したように、カバーCは、タンク本体T内の燃料の蒸発に伴うタンク本体Tの膨張を抑えるために設けられる。なお、図2では、タンク本体Tと、カバーCとが分離しているが、実際には、タンク本体Tと、カバーCとは融着している。前記したように、タンク本体Tと、カバーCとが融着することによって、剛性を上げることができる。なお、カバーCは、アッパーカバーCa及びロアーカバーCbを有している。
図3は、タンク本体T(図2参照)の樹脂層の例を示す図である。
前記したように、タンク本体Tは熱可塑性樹脂によって構成されている。タンク本体Tは、外側から順に、外側表皮層31、外側ベース層32、外側接着剤層33、バリヤ層34、内側接着剤層35、内側ベース層36を有している。なお、外側表皮層31、外側ベース層32は衝撃耐性を有し、内側ベース層36は燃料油に対する耐久性を有する。
具体的には(一例として)、外側表皮層31及び外側ベース層32は、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂等で構成される。また、外側接着剤層33は、変性ポリオレフィン樹脂等で構成される。そして、バリヤ層34は、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂等で構成される。また、内側接着剤層35は、変性ポリオフィレン樹脂等で構成される。そして、内側ベース層36はポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等で構成される。
なお、外側表皮層31と、カバーCとは同一の部材によって構成されるのが好ましい。
(燃料タンクFの成形手順)
次に、図4~図8を参照して、第1実施形態で行われる燃料タンクF(図2参照)の成形手順を説明する。
図4~図8において、ブロー成形装置1は、ダイス11、金型12、エアピン13を有している。
ダイス11は、図示しない押出装置から押し出されたパリソンP(熱可塑性樹脂;図5参照)を、例えば筒状にして金型12のキャビティ内へ吐出する。なお、パリソンPは、図3に示す構成で吐出される。パリソンPの温度は、160℃~190℃、好ましくは、180℃~190℃である。
図示しないエア供給装置は、エアピン13を介して、パリソンPの内側に圧縮エアを供給する。この結果、パリソンPが膨張する。膨張したパリソンPが金型12に押し当てられることで、樹脂製のタンク本体Tが成形される(ブロー成形)。また、金型12には、複数の吸引孔14が設けられている。
なお、図4~図8では、タンク本体T(図2参照)及びカバーCが、縦方向に配置されている。
<カバー配置工程>
図4は、カバー配置工程を示す図である。
まず、カバーCの配置に先立ち、エア吸引装置2は、吸引孔14からエアを吸引することを開始する(破線矢印)。
その後、図4に示すように、金型12の内側に予め成形済みのカバーCが配置される。カバーCは、成形されるタンク本体T(図2参照)の外形と同じ形状を有している(タンク本体Tと嵌合する形状を有している)。すなわち、カバーCは、金型12に嵌合した状態となっている。カバーCの配置は、図示しないマニピュレータ等で行われてもよいし、手作業で行われてもよい。
<導入工程及びブロー成形工程>
図5及び図6は、導入工程及びブロー成形工程を示す図である。
図5に示すように、融解状態のパリソンPがダイス11から、例えば、筒状に吐出される(導入工程)。また、この導入工程とともに、左右の金型12が吐出されているパリソンPを挟み込む挟み工程が行われる。この挟み込み工程と同時に、エアピン13を介して、パリソンP内部に圧縮エアが供給される(実線矢印)ブロー成形工程が行われる。これにより、パリソンPが膨張し、膨張したパリソンPは金型12(カバーC)に押し付けられる(図6参照)。
このとき、エア吸引装置2(図1参照)により、吸引孔14からエアが吸引されている(破線矢印)。これにより、カバーCが金型12に押し付けられ、カバーCが安定的に固定される。つまり、吸引孔14を介して、金型12と、カバーCとの間に存在するエアが吸引されることで、カバーCが金型12に固定される。
ちなみに、この時点での金型12の温度は常温(およそ26℃)である。
図6は、挟み込み工程が完了したブロー成形工程を示す図である。
図6に示すように、挟み込み工程が完了することによって、パリソンPの上下が閉じられる。図6に示すように、挟み込み完了後も、エアピン13を介して、パリソンPの内部に圧縮エアが所定時間供給される(実線矢印)。
パリソンPと、カバーCとが接すると、パリソンPの熱によって、カバーCのうち、パリソンPに接する部分が融解する。この結果、タンク本体T(パリソンP)と、カバーCとが融着する。なお、カバーCを構成する繊維強化プラスチックの融点は130℃以上である。図6に示すように、挟み込み工程が完了した後でも、エア吸引装置2(図1)により、吸引孔14からエアが吸引されている(破線矢印)。これにより、カバーCが金型12に安定的に固定され続ける。
なお、このブロー成形工程は、次の冷却工程も兼ねている。
<冷却工程>
図7は、冷却工程を示す図である。
ブロー成形工程では、圧縮エアが所定時間供給されたのち、圧縮エアの供給が停止する。そして、エアピン13が下降することにより、エアピン13がパリソンPの外に配置される。なお、エアピン13によるタンク本体Tの穴は、パリソンPが柔らかい状態のため、自然と閉じる。
そして、図7に示すように、この状態がしばらく保たれることにより、パリソンPの冷却が行われる。なお、冷却は、常温で行われてもよいし、吸引孔14とは別に金型12に設けられる、図示しない冷却孔を介して、冷却エアが、カバーC外側に吹きつけられることで行われてもよい。
なお、この冷却工程中においても、エア吸引装置2(図1)により、吸引孔14からエアが吸引されている(破線矢印)。これにより、カバーCが金型12に安定的に固定され続ける。さらに、冷却工程中においても、吸引孔14からエアが吸引され続けることで、金型12と、カバーCとの間の隙間がなくなる。これにより、パリソンP(タンク本体T)及びカバーCの熱が効率よく金型12へ逃げる。従って、パリソンP(タンク本体T)及びカバーCの冷却が促進され、パリソンP(タンク本体T)の硬化にかかる時間を短縮することができる。
なお、ここでは、圧縮エアが所定時間供給されたのち、圧縮エアの供給が停止し、冷却工程が開始されるものとしたが、ブロー成形工程と、冷却工程とが同時に行われてもよい。つまり、パリソンP(タンク本体T)及びカバーCの冷却が完了するまで、圧縮エアが供給され続けてもよい。なお、この場合、エアピン13によって開けられているパリソンPの穴は、パリソンPの冷却後にふさがれる。
<取出工程>
図8は、取出工程を示す図である。
所定時間が経過し、カバーCの表面温度が、およそ70℃以下になると、図8の白抜矢印方向に金型12が開くことにより、燃料タンクF(カバーC+タンク本体T)が取り出される。
第1実施形態では、冷却工程において、吸引孔14からエアが吸引されることにより、冷却時におけるカバーCの固定が実現される。すると、冷却時において、金型12と、カバーCとの間の隙間がなくなる。これにより、パリソンP(タンク本体T)及びカバーCの熱が効率よく金型12へ逃げる。従って、第1実施形態によれば、パリソンP(タンク本体T)及びカバーCの冷却が促進され、パリソンP(タンク本体T)の硬化にかかる時間を短縮することができる。
さらに、吸引されるエアとともに、パリソンPの熱も逃げるため、パリソンP(タンク本体T)の硬化にかかる時間を短縮することができる。
また、ブロー成形完了後からエアの吸引を行うことで良好な冷却を行うことができるが、この場合、エアの吸引開始とともにカバーCの位置が移動するおそれがある。これによって、タンク本体Tにゆがみが生じる。このゆがみによって、タンク本体Tの厚みが変わったり、タンク本体Tと、カバーCとの融着が剥がれたりすることも考えられる。
そこで、第1実施形態では、少なくともブロー成形開始から冷却工程まで連続して吸引孔14からエアが吸引されている。カバーCは成形済みの状態で金型12に配置されるため、圧縮エアの力だけでは、カバーCが金型12に密着しない。少なくともブロー成形工程から冷却工程まで連続してエアが吸引されることで、この期間においてカバーCを金型12に密着させることができる。
これにより、金型12に安定的に固定されたカバーCにパリソンP(タンク本体T)を融着させることができる。つまり、カバーCがずれることなく、パリソンP(タンク本体T)を融着させることができる。これにより、次工程の取出工程において、カバーCや、タンク本体Tを変形させることがなくなる。従って、燃料タンクFの品質を安定させることができる。
また、図4~図8に示すように、金型12には吸引孔14が複数設けられている。このようにすることで、吸引孔14のレイアウトによりエアの吸引力を適宜調整することができる。燃料タンクFの形状は複雑であり、従って、金型12も複雑な形状を有している。このため、部分的にカバーCが浮きやすい箇所が生じることがある。第2実施形態によれば、このようにカバーCが浮きやすい箇所について、大きな吸引力が得られるような吸引孔14のレイアウトとすることで、カバーCを安定的に金型12に固定することができる。つまり、燃料タンクFの形状に合わせて吸引孔14の配置を適宜調整することが可能となり、複雑な形状のカバーCでも金型12へ密着固定することができる。
なお、図4~図7では、左右の金型12に2つずつの吸引孔14が設けられているが、これに限らない。また、左右の金型12に1つずつの吸引孔14が設けられてもよい。
[第2実施形態]
次に、図9を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
(システム)
図9は、第2実施形態で用いられる燃料タンク成形システム100aの構成を示す機能ブロック図である。図9において、図1と同様の構成については、図1と同一の符号を付して説明を省略する。
図9において、図1と異なる点は、エア吸引制御装置3が備えられている点である。
エア吸引制御装置3は、一般的なPC(Personal Computer)や、PLC(Programmable Logic Controller)等である。そして、エア吸引制御装置3は吸引孔14毎にエアの吸引力を調整するものである。
<冷却工程>
図10は、第2実施形態における冷却工程を示す図である。
図10に示されるように、第2実施形態では、エア吸引制御装置3は、複数ある吸引孔14毎に異なる吸引力でエアを吸引するよう、エア吸引装置2を制御している。図10では、大きい吸引力を太い破線矢印で示し、小さい吸引力を細い破線矢印で示している。
なお、ここでは、冷却工程のみを図示したが、ブロー成形工程でも同様に、複数ある吸引孔14毎に異なる吸引力でエアが吸引される。
第2実施形態によれば、吸引孔14毎にエアの吸引力を調整することができる。これにより、前記したように、金型12内でカバーCが浮きやすい箇所があっても、このような箇所について、大きな吸引力が得られるようにすることができる。これにより、カバーCを安定的に金型12に固定することができる。
なお、本実施形態では、吸引孔14からエアが吸引されることで、カバーCが金型12に固定されているが、カバーCを金型12に固定する方法はこれに限らない。
1 ブロー成形装置
2 エア吸引装置
3 エア吸引制御装置
100,100a 燃料タンク成形システム
11 ダイス
12 金型
13 エアピン
14 吸引孔(金型に開けられた孔、固定機構)
C カバー
F 燃料タンク
P パリソン(熱可塑性樹脂)
T タンク本体

Claims (2)

  1. 金型内に成形済みのカバーを配置する配置工程と、
    前記金型内に、前記カバーと対向するように、前記カバーと融着可能な外表面を有する熱可塑性樹脂を導入する導入工程と、
    前記熱可塑性樹脂の内部にエアが吹き込まれることで、前記熱可塑性樹脂を前記カバーに融着させる成形工程と、
    前記金型内で前記カバー及び前記熱可塑性樹脂を冷却硬化させる冷却工程と、
    を有し、
    前記冷却工程において、固定機構によって、前記カバーが前記金型へ密着固定され
    前記固定機構は、金型に設けられた複数の孔から金型内のエアを吸引することで、前記カバーを固定するものであり、
    前記固定機構による固定は、前記複数の孔を介して前記金型と、前記カバーとの間に存在するエアを吸引することで行われ、
    前記密着固定は、前記孔毎に吸引力が調整されることで行われる
    ことを特徴とする燃料タンクの成形方法。
  2. 少なくとも前記成形工程から前記冷却工程まで、前記固定機構によって、前記カバーが前記金型へ密着固定され続ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクの成形方法。
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