JP6990373B1 - 密閉容器 - Google Patents
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Abstract
Description
上端部に方形の容器開口を有する容器本体と、容器開口に着脱自在に装着可能な蓋体とからなり、
蓋体は、
容器開口に下部を挿脱自在な方形の上蓋部材及び全体を挿脱自在な下蓋部材と、
上蓋部材の下部外周と下蓋部材の外周の間に着脱自在に装着された無端ベルト状のシール部材と、
上蓋部材と下蓋部材の間に介装された圧縮コイルバネと、
下蓋部材の上面側の中央部に係脱自在に係合し、下蓋部材と一緒に昇降自在な昇降部材と、
上蓋部材の中央に形成されて、昇降部材が嵌挿された開口と、
上蓋部材の上面側に備えられて、昇降部材の上端部に形成した軸部に下端部が起倒方向に回動自在に軸支された開閉操作レバーと、
開閉操作レバーの下端部に形成されて、上蓋部材の上面の開口周辺に当接するカム部と、
を含み、
上蓋部材の下面側と下蓋部材の上面側が係脱自在に係合可能であり、
下蓋部材の前方に上蓋部材の前方を合わせて係合した状態とし、下蓋部材の前方に昇降部材の前方を合わせて係合した状態とし、開閉操作レバーを圧縮コイルバネに抗して起立状態から昇降部材の前方方向へ回動すると、カム部により上蓋部材の上面と軸部の軸心との間の距離が離れ、上蓋部材と下蓋部材の間隔が狭くなり、シール部材が圧縮により拡径し、容器本体の内側壁に圧接し、反対に、開閉操作レバーを倒置状態から起立状態へ回動すると、カム部により上蓋部材の上面と軸部の軸心との間の距離が短くなり、上蓋部材と下蓋部材の間隔が開き、シール部材の圧縮が解放されて縮径し、容器本体の内側壁への圧接が解放されるようになっており、
更に、
上蓋部材の下面に第1係合部、下蓋部材の上面に第1係合部と係脱自在な第2係合部を設け、
下蓋部材の前方を第1基準方向とし、上蓋部材の前方を下蓋部材の第1基準方向から反時計方向または時計方向へ角度αずれた第2基準方向に向けた状態で上下方向に上蓋部材を下蓋部材に近づけ、
下蓋部材に対し上蓋部材の前方を相対回転して第1基準方向に合わせると、第1係合部と第2係合部の係合が完了し、この係合完了状態から下蓋部材に対し上蓋部材を時計方向または反時計方向へ角度α相対回転し、上蓋部材の前方を第2基準方向へ向けると係合が解除し、上下に分離可能となり、
昇降部材の下部に第3係合部、下蓋部材の上面に第3係合部と係脱自在な第4係合部を設け、
昇降部材の前方を下蓋部材の第1基準方向から反時計方向または時計方向へ角度βずれた第3基準方向に向けた状態で上下方向に昇降部材を下蓋部材に近づけ、
下蓋部材に対し昇降部材の前方を相対回転して第1基準方向に合わせると、第3係合部と第4係合部の係合が完了し、この係合完了状態から下蓋部材に対し昇降部材を時計方向または反時計方向へ角度β相対回転し、昇降部材の前方を第3基準方向に向けると、係合が解除し、上下に分離可能となるようにしたこと、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
上蓋部材の前方が下蓋部材の第1基準方向と第2基準方向の範囲を超える上蓋部材の相対回転を制限する上蓋部材回転範囲制限手段を設けたこと、
を特徴としている。
請求項3記載の発明では、
昇降部材の前方が下蓋部材の第1基準方向と第3基準方向の範囲を超える昇降部材の相対回転を制限する昇降部材回転範囲制限手段を設けたこと、
を特徴としている。
請求項4記載の発明では、
起立した開閉操作レバーに当接することにより、昇降部材の前方が上蓋部材の前方から時計方向または反時計方向へ角度βを超える開閉操作レバー付の昇降部材の相対回転を制限する開閉操作レバー回転範囲制限手段を設けたこと、
を特徴としている。
請求項5記載の発明では、
第1の係合部は、上蓋部材の下面の外周端より内側の周方向に沿って複数個設けられた第1組の係合突起部を含み、
第2の係合部は、第1組の係合突起部に対応して下蓋部材の上面の外周端より内側の周方向に複数箇所設けられて第1組の係合突起部と個別に係合する第2組の係合受け部と、隣接する第2組の係合受け部の間に設けられて、上蓋部材の前方が第2基準方向に向いているときに第1組の係合突起部を上下方向へ外部と第2組の係合受け部に係合可能な高さ位置との間で挿通自在とする挿通部とを含み、挿通部に挿通された第1組の係合突起部は、上蓋部材の前方を下蓋部材の第1基準方向へ相対回転すると、第2組の係合受け部の下面側に入って係合可能となるようにしたこと、
を特徴としている。
請求項6記載の発明では、
上蓋部材と下蓋部材の間に、第1係合部と第2係合部の係合が完了する直前にクリック感を生じさせるクリック感発生部を設けたこと、
を特徴としている。
請求項7記載の発明では、
第3の係合部は、昇降部材の下部に周方向に沿って複数個設けられた第3組の係合突起部からなり、
第4の係合部は、第3組の係合突起部に対応して下蓋部材の上面の第2の係合部より内側の周方向に複数箇所設けられて、第3組の係合突起部と個別に係合する第4組の係合受け部と、隣接する第4組の係合受け部の間に設けられて、昇降部材の前方が第3基準方向に向いているときに第3組の係合突起部を上下方向へ外部と第4組の係合受け部に係合可能な高さ位置との間で挿通自在とする挿通部とを含み、挿通部に挿通された第3組の係合突起部は、昇降部材の前方を下蓋部材の第1基準方向へ相対回転すると、第4組の係合受け部の下面側に入って係合可能となるようにしたこと、
を特徴としている。
請求項8記載の発明では、
昇降部材と下蓋部材の間に、第3係合部と第4係合部の係合が完了する直前にクリック感を生じさせるクリック感発生部を設けたこと、
を特徴としている。
図1乃至図17において、1は食品の保存等に用いる密閉容器であり、透明で四角柱の箱型の容器本体2と、容器本体2の上端部の方形の容器開口3に密閉した状態で着脱自在に装着可能な略四角柱状の蓋体4から成る。
下蓋部材6が上蓋部材5に対し一番下がった状態で、シール部材8を拡径し、下蓋部材6の溝22にシール部材8の嵌め込み部14を嵌合させると、立ち上がり部15の上部内面が上側シール着座部17の下部外面に弾性力で密着する。この状態では立ち上がり部15の上端外形は容器開口3の内側に丁度嵌る大きさになり、上蓋部材5のフランジ部16より下側を容器開口3内に丁度、挿脱自在である(図31参照)。
上蓋部材5に対し下蓋部材6が上に変位すると、立ち上がり部15の上端が上側シール着座部17のテーパに沿って上方へ移動しようとする。容器開口3の外側にあるとき、立ち上がり部15の上端が一番上まで上がると、この立ち上がり部15の上端外形は容器開口3の内側より少しだけ大きくなり、この状態で容器開口3に嵌めることはできない。
蓋体4が容器開口3に嵌められた状態で、立ち上がり部15の上端が上側シール着座部17のテーパに沿って上方へ移動しようとすると、立ち上がり部15の上端部が容器開口3の内側壁に当接して上昇が阻止されるため、下蓋部材5が一番上まで上がったとき立ち上がり部15は上下に圧縮されて外側面が少し拡径し、容器開口3の内側壁に強く圧接して密着するようになっている( 図28参照) 。
上蓋部材5の下面35の内、上側シール着座部17より内側で円形開口9より外側に円筒状の第1の係合部40が下方へ突設されており、下蓋部材6の上面41の内、シール取り付け部21より内側に、第1の係合部40に対向するようにして円筒状の第2の係合部42が上方へ突設されている。下蓋部材6が上蓋部材5に対し最上位位置に変位したとき、第1の係合部40の下端が下蓋部材6の上面41に当接し、第2の係合部42の上端が上蓋部材5の下面35に当接するようになっている。
この状態で下蓋部材6に対し上蓋部材5を時計方向へ90度相対回転すると、係合突起部44、45、46が係合受け部48、49、50の下面に沿って移動領域63、64、65を周方向へ移動し、最後に係合突起部44、46が制限部57、61に当接し、それ以上の回転が不能となり、上蓋部材5の前方B0が第1基準方向A0に向いて係合が完了した状態となる。この際、上蓋部材5の外形各辺と下蓋部材6の対応する外形各辺は向きが一致する。
なお、係合突起部44、45、46が係合受け部48、49、50の下面側にあるとき、上蓋部材5を下蓋部材6に対し持ち上げても、係合突起部44、45、46と係合受け部48、49、50が係合して分離できない。
開閉操作レバー12が倒れた状態から起立する際、ヒンジ軸73に対する押上力が減少し、昇降部材10が外力で下方へ引っ張られているときは、昇降部材10が上蓋部材5に対し下降し、開閉操作レバー12が垂直に起立した所で最下位位置に来る(図27参照)。
第3の係合部90は、円筒部70の下端部内面に周方向に離して中心方向へ突設した3つの短い第3組の係合突起部92、93、94を有している。3つの係合突起部92、93、94は係合突起部92を頂点とする2等辺3角形を成すように配置されている。
係合受け部96、97は円筒部95の上端部に部分フランジ状に設けられており、98は円筒部95の上端から一段下がった中段に部分ツバ状に設けられている。
なお、下蓋部材6に対し、昇降部材10の前方B0を第3基準方向A2からずれた方向に向けた状態で、上から下蓋部材6に近づけても、係合突起部92、93、94のいずれかが係合受け部97、98、扇状突設部102、103の上面に干渉されるので、係合突起部92、93、94を係合受け部96、97、98の下側高さ位置へ移動させることはできない。
(1)組み立て
まず下蓋部材6と上蓋部材5の間に圧縮コイルバネ7を挿む。そして、下蓋部材6と上蓋部材5の互いの中心を同軸とし、上蓋部材5の前方B0を下蓋部材6の第2基準方向A1に合わせ、圧縮コイルバネ7に抗して上蓋部材5を上から下蓋部材6に接近させて第1係合部40と第2係合部41を対向させ、更に係合突起部44、45、46を挿通部51、52、53に挿通する(図18と図23の矢印D、図19、図24(1)の矢印a 1、a 2、a3 参照)。挿通が完了後、上蓋部材5を下蓋部材6に対し時計方向へ相対回転し、係合突起部44、45、46を係合受け部48、49、50の下面に沿って移動領域63、64、65を移動させ、クリック用突起部を兼ねた係合突起部45が乗り越え部68を乗り越えてクリック感が発生し、係合突起部44、46が制限部57、61に当接するまで約90度回転し、上蓋部材5の前方B0を下蓋部材6の第1基準方向A0に向けて、係合を完了した状態とする(図20の矢印E、図24(1)の矢印b 1、b 2、b3 参照)。
この際、下蓋部材6の各外形辺と上蓋部材5の対応する各外形辺の向きが一致する。また、円形開口9と第4係合部91は同軸となっている。
なお圧縮コイルバネ7に抗して、外力により下蓋部材6を上蓋部材5に押し付けると、第1係合部40の下端と第3係合部90の下端が底板20の上面41に当接する最上位置まで変位させることができる。
なお、シール部材8の装着は、昇降部材10を下蓋部材6に係合させたあと、行っても良い。
このようにして蓋体4を組み立てた後、食材等を入れた容器本体2に対し、開閉操作レバー12は起立した状態で、蓋体4を上から容器開口3に挿入すると、下蓋部材6、シール部材8、上側シール着座部17までが内部に入り、上蓋部材5のフランジ部16の下面19が容器本体2の上端に当接して閉塞する。このとき、シール部材8の立ち上がり部15の上端外形は、容器本体2の内側壁と非接触か軽く接する程度である(図27参照)。
下蓋部材6の上昇に従い、シール部材8の嵌め込み部14が上昇する。一方、立ち上がり部15の上端は上側シール着座部17の傾斜により容器本体2の内側壁に押接されて上昇を阻まれ、立ち上がり部15が縦に圧縮されてシール部材8が拡径し、立ち上がり部15の外側面が面で容器本体2の内側壁に圧接されることにより、密閉状態となる(図28参照)。
反対に蓋体4を外したい場合、水平開口31から見えている開閉操作レバー12の先端79に指を掛け、上方へ回動させると(図22の矢印H’参照)、圧縮コイルバネ7により上方へ押圧されている上蓋部材5の上面78への当接箇所が角部82、83から延設部71、72の先端面76、77に移り、カム作用で上蓋部材5の上面78に対するヒンジ軸13の高さがL2からL1まで徐々に低くなり、ヒンジ軸73を介して昇降部材10が下降する。これに連動して下蓋部材6が下降し、最終的に最低位置まで変位し、開閉操作レバー12は垂直に起立する。
上蓋部材5に対する下蓋部材6の下降に従い、シール部材8の嵌め込み部14が下降し、立ち上がり部15の圧縮が解除されてシール部材8は縮径し、容器本体2の内側壁への圧接が解除される。この結果、蓋体4を持ち上げることで、容易に蓋体4を容器開口3から上方へ取り外すことができる(図27参照)。
内部の洗浄のため、蓋体4を分解したい場合、組み立て時と逆の手順で行うことができる。
まず、シール部材8を指で引っ張って拡径しながら上蓋部材5の上シール着座部17と下蓋部材6のシール取り付け部21から外す。
次に、起立した開閉操作レバー12と一緒に昇降部材10を、下蓋部材6に対し反時計方向へ相対回転させる(図21の矢印G’、図26の矢印j1、j2、j3参照)。各係合突起部92、93、94は係合受け部96、97、98の下面側の移動領域111、112、113を移動し、最初、クリック用突起部114が乗り越え部117を乗り超えてクリック感が生じる。更に回転をすると、約45度回転し、係合突起部92、93、94が制限部110、106、108に当接したところで回転不能となり(この際、起立した開閉操作レバー12の上面74が丁度、扇形段差32の右側の制限部34に当接する)、このとき係合突起部92、93、94は挿通部99、100、101の真下に来て、第3係合部40と第4係合部42の係合が完全に解除される(図21参照)。開閉操作レバー12と一緒に昇降部材10を持ち上げると、係合突起部92、93、94が挿通部99、100、101を抜け、下蓋部材6から昇降部材10を外すことができる(図20と図25の矢印F’、図26の矢印k1、k2、k3参照)。
開閉操作レバー12が起立し、上蓋部材5の前方B0と昇降部材10の前方C0が下蓋部材6の第1基準方向A0に向き、第1係合部40と第2係合部42が係合を完了し、第3係合部90と第4係合部91が係合を完了した状態から(図29参照)、下蓋部材6に対し上蓋部材5を反時計方向に相対回転する(図30の矢印S参照)。このとき、昇降部材10は上蓋部材5と一緒に相対回転しようとするが、クリック用突起部114が乗り越え部117に干渉されるため、回転できず、昇降部材10の前向きC0は下蓋部材6の第1基準方向A0のままとなる。
昇降部材10を持ち上げると、係合突起部92、93、94が挿通部99、100、101を抜け、下蓋部材6、上蓋部材5から外れる(図26の矢印k1、k2、k3参照)。
。更に、上蓋部材5を持ち上げると、係合突起部44、45、46が挿通部51、52、53を抜け、下蓋部材6から上蓋部材5が外れ(図24(2)の矢印r1、r2、r3参照)、圧縮コイルバネ7も外れる。これにより、蓋体4の分解が完了する(図32の矢印T、U参照)。
また、第1基準方向A0に対し第2基準方向A1を反時計方向にαだけ離れた方向としたが、時計方向にαだけ離れた方向とし、組み立て時は上蓋部材の前方B0を下蓋部材に対しA1方向を起点にして反時計方向にαだけ相対回転してA0に合わせ、分解時は、時計方向にαだけ相対回転してB0をA1に合わせるようにしても良い。
また、第1基準方向A0に対し第3基準方向A3を反時計方向にβだけ離れた方向としたが、時計方向にβだけ離れた方向とし、組み立て時は昇降部材の前方C0を下蓋部材に対しA2方向を起点にして反時計方向にβだけ相対回転してA0に合わせ、分解時は、時計方向にβだけ相対回転してC0をA2に合わせるようにしても良い。
2 容器本体
3 容器開口
4 蓋体
5 上蓋部材
6 下蓋部材
7 圧縮コイルバネ
8 シール部材
Claims (8)
- 上端部に方形の容器開口を有する容器本体と、容器開口に着脱自在に装着可能な蓋体とからなり、
蓋体は、
容器開口に下部を挿脱自在な方形の上蓋部材及び全体を挿脱自在な下蓋部材と、
上蓋部材の下部外周と下蓋部材の外周の間に着脱自在に装着された無端ベルト状のシール部材と、
上蓋部材と下蓋部材の間に介装された圧縮コイルバネと、
下蓋部材の上面側の中央部に係脱自在に係合し、下蓋部材と一緒に昇降自在な昇降部材と、
上蓋部材の中央に形成されて、昇降部材が嵌挿された開口と、
上蓋部材の上面側に備えられて、昇降部材の上端部に形成した軸部に下端部が起倒方向に回動自在に軸支された開閉操作レバーと、
開閉操作レバーの下端部に形成されて、上蓋部材の上面の開口周辺に当接するカム部と、
を含み、
上蓋部材の下面側と下蓋部材の上面側が係脱自在に係合可能であり、
下蓋部材の前方に上蓋部材の前方を合わせて係合した状態とし、下蓋部材の前方に昇降部材の前方を合わせて係合した状態とし、開閉操作レバーを圧縮コイルバネに抗して起立状態から昇降部材の前方方向へ回動すると、カム部により上蓋部材の上面と軸部の軸心との間の距離が離れ、上蓋部材と下蓋部材の間隔が狭くなり、シール部材が圧縮により拡径し、容器本体の内側壁に圧接し、反対に、開閉操作レバーを倒置状態から起立状態へ回動すると、カム部により上蓋部材の上面と軸部の軸心との間の距離が短くなり、上蓋部材と下蓋部材の間隔が開き、シール部材の圧縮が解放されて縮径し、容器本体の内側壁への圧接が解放されるようになっており、
更に、
上蓋部材の下面に第1係合部、下蓋部材の上面に第1係合部と係脱自在な第2係合部を設け、
下蓋部材の前方を第1基準方向とし、上蓋部材の前方を下蓋部材の第1基準方向から反時計方向または時計方向へ角度αずれた第2基準方向に向けた状態で上下方向に上蓋部材を下蓋部材に近づけ、
下蓋部材に対し上蓋部材の前方を相対回転して第1基準方向に合わせると、第1係合部と第2係合部の係合が完了し、この係合完了状態から下蓋部材に対し上蓋部材を時計方向または反時計方向へ角度α相対回転し、上蓋部材の前方を第2基準方向へ向けると係合が解除し、上下に分離可能となり、
昇降部材の下部に第3係合部、下蓋部材の上面に第3係合部と係脱自在な第4係合部を設け、
昇降部材の前方を下蓋部材の第1基準方向から反時計方向または時計方向へ角度βずれた第3基準方向に向けた状態で上下方向に昇降部材を下蓋部材に近づけ、
下蓋部材に対し昇降部材の前方を相対回転して第1基準方向に合わせると、第3係合部と第4係合部の係合が完了し、この係合完了状態から下蓋部材に対し昇降部材を時計方向または反時計方向へ角度β相対回転し、昇降部材の前方を第3基準方向に向けると、係合が解除し、上下に分離可能となるようにしたこと、
を特徴とする密閉容器。 - 上蓋部材の前方が下蓋部材の第1基準方向と第2基準方向の範囲を超える上蓋部材の相対回転を制限する上蓋部材回転範囲制限手段を設けたこと、
を特徴とする請求項1記載の密閉容器。 - 昇降部材の前方が下蓋部請求材の第1基準方向と第3基準方向の範囲を超える昇降部材の相対回転を制限する昇降部材回転範囲制限手段を設けたこと、
を特徴とする請求項1または2記載の密閉容器。 - 起立した開閉操作レバーに当接することにより、昇降部材の前方が上蓋部材の前方から時計方向または反時計方向へ角度βを超える開閉操作レバー付の昇降部材の相対回転を制限する回転範囲制限手段を設けたこと、
を特徴とする請求項 1乃至3の内のいずれか一項記載の密閉容器。 - 第1の係合部は、上蓋部材の下面の外周端より内側の周方向に沿って複数個設けられた第1組の係合突起部を含み、
第2の係合部は、第1組の係合突起部に対応して下蓋部材の上面の外周端より内側の周方向に複数箇所設けられて第1組の係合突起部と個別に係合する第2組の係合受け部と、隣接する第2組の係合受け部の間に設けられて、上蓋部材の前方が第2基準方向に向いているときに第1組の係合突起部を上下方向へ外部と第2組の係合受け部に係合可能な高さ位置との間で挿通自在とする挿通部とを含み、挿通部に挿通された第1組の係合突起部は、上蓋部材の前方を下蓋部材の第1基準方向へ相対回転すると、第2組の係合受け部の下面側に入って係合可能となるようにしたこと、
を特徴とする請求項1乃至4の内のいずか一項記載の密閉容器。 - 上蓋部材と下蓋部材の間に、第1係合部と第2係合部の係合が完了する直前にクリック感を生じさせるクリック感発生部を設けたこと、
を特徴とする請求項1乃至5の内のいずか一項記載の密閉容器。 - 第3の係合部は、昇降部材の下部に周方向に沿って複数個設けられた第3組の係合突起部からなり、
第4の係合部は、第3組の係合突起部に対応して下蓋部材の上面の第2の係合部より内側の周方向に複数箇所設けられて、第3組の係合突起部と個別に係合する第4組の係合受け部と、隣接する第4組の係合受け部の間に設けられて、昇降部材の前方が第3基準方向に向いているときに第3組の係合突起部を上下方向へ外部と第4組の係合受け部に係合可能な高さ位置との間で挿通自在とする挿通部とを含み、挿通部に挿通された第3組の係合突起部は、昇降部材の前方を下蓋部材の第1基準方向へ相対回転すると、第4組の係合受け部の下面側に入って係合可能となるようにしたこと、
を特徴とする請求項1乃至6の内のいずか一項記載の密閉容器。 - 昇降部材と下蓋部材の間に、第3係合部と第4係合部の係合が完了する直前にクリック感を生じさせるクリック感発生部を設けたこと、
を特徴とする請求項1乃至7の内のいずか一項記載の密閉容器。
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Citations (6)
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- 2021-07-25 JP JP2021121151A patent/JP6990373B1/ja active Active
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