JP3208494U

JP3208494U - キャップ装置

Info

Publication number: JP3208494U
Application number: JP2016005325U
Authority: JP
Inventors: 聖▲畭▼ 劉
Original assignee: 飛▲緑▼股▲フン▼有限公司
Priority date: 2016-01-06
Filing date: 2016-11-04
Publication date: 2017-01-12
Anticipated expiration: 2026-11-04
Also published as: KR102260988B1; TWM524319U; EP3190060B1; EP3190060A1; US20170190479A1; KR20170083952A; US10005595B2

Abstract

【課題】容器の開口を密封できると共に、省力的に取付け／取り外すことができるキャップ装置を提供する。【解決手段】第１の蓋体３１と、第１の蓋体３１から離れる離間位置と、第１の蓋体３１に接近する接近位置との間に往復動可能に取り付けられている第２の蓋体４１と、変形可能な材料により作成され、両端がそれぞれ第１の蓋体３１の外周縁と、第２の蓋体４１の外周縁とに取付けられていると共に、第２の蓋体４１が接近位置にある際、変形して第２の蓋体４１の外側へ張り出すことができるように構成されているシールリング４２と、いずれも両端が第１の蓋体３１と第２の蓋体４１とに当接し、且つ第１の蓋体３１の中心点Ｃ１及び第２の蓋体４１の中心点を通過する所定の軸線を中心として対称となるように取付けられている一対の第１の弾性手段５１と、を備えている。【選択図】図３

Description

本考案は、環状の開口を有する缶等の容器に取り付けられて前記開口を密封することができるキャップ装置に関し、特に、前記開口を密封すると共に省力的に取付け／取り外すことができるキャップ装置に関する。

特許文献１には、例えば図１及び図２に示されているキャップ装置が開示されている。

該従来のキャップ装置は、容器の環状開口の開口縁１０に該環状開口を遮蔽することができるように取り付けられる第１の蓋体１１と、第１の蓋体１１の下側に配置され、第１の蓋体１１から離れる離間位置と、第１の蓋体１１に接近する接近位置との間に往復動可能に取り付けられており、且つ、第１の蓋体１１が開口縁１０に取り付けられると、先端面が常に環状開口の口内に露出するようになっている第２の蓋体１２１と、柔軟性材料によりリング状に形成されており、且つ、一端が第２の蓋体１２１に固定され、該一端の反対側にある他端が第１の蓋体１１に固定されているシールリング１２２と、第１の蓋体１１と第２の蓋体１２１との間に介在している圧縮コイルばね１３と、第１の蓋体１１を挿通してから第２の蓋体１２１に固定されている制御柱１４１と、制御柱１４１を挟むように第１の蓋体１１の上側において互いに向かい合い、且つ第２の蓋体１２１の第１の蓋体１１に対する移動方向と平行に延伸している一対の長孔１１１と、制御柱１４１を貫通して制御柱１４１に枢支されていると共に、両端が一対の長孔１１１にそれぞれ挿し込まれている制御軸１４３と、揺動可能に制御軸１４３に枢支されているハンドル１４２と、を備える構成になっている。

この構成により、該従来のキャップ装置は、ハンドル１４２の揺動と、圧縮コイルばね１３による付勢力で第２の蓋体１２１の第１の蓋体１１に対する接近／離間を制御することにより、第２の蓋体１２１が第１の蓋体１１に接近する位置において、シールリング１２２の一端と他端との間の中間部が変形して第２の蓋体１２１と容器の環状開口の内周面との間にある隙間を封止することができる構成になっている。

実用新案登録第３１５５９６６号明細書

上記のように、該従来のキャップ装置は、ハンドル１４２の揺動と、圧縮コイルばね１３による付勢力で第２の蓋体１２１の第１の蓋体１１に対する接近／離間を制御する構成になっているが、ハンドル１４２と連結している制御柱１４１及び圧縮コイルリングばね１３はいずれも一つのみであり、制御柱１４１や圧縮コイルリングばね１３の形成位置に誤差があると、操作中の力のかかり具合のバランスが取れなくて確実に作動することができなくなる欠点がある。

この問題点に鑑みて、本考案は、バランスよく操作でき、確実に封止作動ができるキャップ装置の提供を目的とする。

上記目的に達成すべく、本考案は、環状開口を有する容器の開口縁に、該環状開口を遮蔽することができるように取り付けられるキャップ装置であって、所定の第１の中心点を有し、前記開口縁に取付けられることができる第１の蓋体と、所定の第２の中心点を有し、前記第１の蓋体の一側において前記第１の中心点と前記第２の中心点とを通過する所定の軸線に沿って、前記第１の蓋体に接近する接近位置と、前記第１の蓋体から離れる離間位置と、の間に往復動可能に前記第１の蓋体に取り付けられていると共に、前記第１の蓋体が前記開口縁に取付けられる際、前記環状開口の内側に位置する第２の蓋体と、変形可能な材料により作成され、両端がそれぞれ前記第１の蓋体の外周縁と、前記第２の蓋体の外周縁とに取付けられていると共に、前記第２の蓋体が前記接近位置にある際、変形して前記第２の蓋体と前記環状開口の内周面との間の隙間を封止することができるように構成されているシールリングと、いずれも両端が前記第１の蓋体と前記第２の蓋体とに当接し、且つ前記軸線を中心として対称となるように、前記第１の蓋体と前記第２の蓋体との間に取付けられている一対の第１の弾性手段と、前記第２の蓋体の前記軸線を中心として対称となる２つの設置位置から、前記第１の蓋体側へ延伸して該第１の蓋体を挿通する２つの連動ブロックと、前記第１の蓋体の前記一側の反対側において、前記２つの連動ブロックの前記第１の蓋体を挿通した先端にそれぞれ枢接している２つの枢接部を有していると共に、前記２つの枢接部の前記２つの連動ブロックに対する揺動により、前記第２の蓋体の前記往復動を駆動する操作手段と、を備えていることを特徴とするキャップ装置を提供する。

上記構成により、本考案のキャップ装置は、軸線を中心として対称となるように、第１の蓋体と第２の蓋体との間に取付けられている一対の第１の弾性手段を備えているので、操作手段で第２の蓋体を往復動させてシールリングの変形を操作する際、第２の蓋体は安定に軸線に沿って移動するようになる。

従来のキャップ装置の一例が示されている分解斜視図である。同従来のキャップ装置の断面図である。本考案のキャップ装置の一例が示されている分解斜視図である。本考案のキャップ装置における第１の弾性手段及び第１の弾性手段の配置位置が示されている説明図である。本考案のキャップ装置における第２の蓋体が離間位置にある状態の断面図である。本考案のキャップ装置における第２の蓋体が接近位置にある状態の断面図である。

以下は図３〜図６を参照しながら、本考案の好ましい実施形態について詳しく説明する。

本考案のキャップ装置は、環状開口２１を有する容器２（図５、図６参照）の開口縁に、該環状開口２１を遮蔽することができるように取り付けられるキャップ装置である。

図３に示されているように、本考案のキャップ装置は、所定の第１の中心点Ｃ１を有し、容器２の開口縁に取付けられることができる第１の蓋体３１と、所定の第２の中心点Ｃ２を有し、第１の蓋体３１の一側（図中の下側）において第１の中心点Ｃ１と第２の中心点Ｃ２とを通過する所定の軸線Ｌに沿って、第１の蓋体３１に接近する接近位置（図５参照）と、第１の蓋体３１から離れる離間位置（図６参照）との間で往復動可能に第１の蓋体３１に取り付けられていると共に、第１の蓋体３１が前記開口縁に取付けられる際、環状開口２１の内側に位置する第２の蓋体４１と、変形可能な材料により作成され、両端がそれぞれ第１の蓋体３１の外周縁と、第２の蓋体４１の外周縁とに取付けられていると共に、第２の蓋体４１が前記接近位置にある際、変形して第２の蓋体４１と環状開口２１の内周面との間の隙間を封止することができるように構成されているシールリング４２と、いずれも両端が第１の蓋体３１と第２の蓋体４１とに当接し、且つ軸線Ｌを中心として対称となるように、第１の蓋体３１と第２の蓋体４１との間に取付けられている一対の第１の弾性手段５１と、第２の蓋体４１における軸線Ｌを中心として対称となる２つの設置位置から、第１の蓋体３１側へ延伸して該第１の蓋体３１を挿通する２つの連動ブロック６２と、第１の蓋体３１の前記一側の反対側（図中の上側）において、２つの連動ブロック６２の第１の蓋体３１を挿通した先端にそれぞれ枢接している２つの枢接部６１１を有していると共に、２つの枢接部６１１の２つの連動ブロック６２に対する揺動により、第２の蓋体４１の前記往復動を駆動する操作手段６１と、を備えている。なお、この実施形態において、２つの枢接部６１１それぞれの連動ブロック６２と枢接している端部には、連動ブロック６２と枢接するため連動ブロック６２を受け入れる凹部６１３が形成されている。また、この実施形態において、第１の弾性手段５１としては圧縮コイルばねを用いている。

この構成により、本考案のキャップ装置は、軸線Ｌを中心として対称となるように、第１の蓋体３１と第２の蓋体４１との間に取付けられている一対の第１の弾性手段５１としての圧縮コイルばねを備えているので、操作手段６１で第２の蓋体４１を往復動させてシールリング４２の変形を操作する際、第２の蓋体４１は安定に軸線Ｌに沿って移動するようになる。

更に、この実施形態において、第１の蓋体３１には２つの連動ブロック６２により挿通される２つの通過孔３１３が形成されており、第２の蓋体４１の各前記設置位置には、各連動ブロック６２がそれぞれ取付けられている第１の取付け座４１７が形成されている。そして一対の第１の弾性手段５１は、各第１の取付け座４１７にそれぞれ取付けられ、各連動ブロック６２は一対の第１の弾性手段５１それぞれの内側に配置されている。なお、第２の蓋体４１の外周縁には、第１の蓋体３１側へ突出する複数の内案内壁４１３と、シールリング４２が取付けられる取付け溝４１４とが形成されている。

また、図５に示されているように、各第１の取付け座４１７にはそれぞれ２つの係止孔４１９が形成されており、各連動ブロック６２には、対応の第１の取付け座４１７に形成された係止孔４１９に、軸線Ｌに沿って嵌入し第１の取付け座４１７を係止する係止フック６２２が形成されている。この実施形態において、係止フック６２２は可撓性を有するように形成された弾性タブ６２１の先端に形成されている。

更に、図３及び図４に示されているように、この実施形態のキャップ装置は、いずれも両端が第１の蓋体３１と第２の蓋体４１とに当接し、且つ第１の弾性手段５１と異なる位置において軸線Ｌを中心として対称となるように、第１の蓋体３１と第２の蓋体４１との間に取付けられている一対の第２の弾性手段５２を更に備えている。該一対の第２の弾性手段５２は第１の弾性手段５１と同じく圧縮コイルばねであり、第２の蓋体４１には、一対の第２の弾性手段５２がそれぞれ取付けられている２つの第２の取付け座４１８が形成されている。そして第１の取付け座４１７と第２の取付け座４１８との位置関係は、図４に示されているように、一対の第１の弾性手段５１を結んで軸線Ｌを通過する第１の仮想線４３と、一対の第２の弾性手段５２を結んで軸線Ｌを通過する第２の仮想線４４とが直交するようになる位置に配置されている。

このように一対の第２の弾性手段５２を更に備えることにより、この実施形態のキャップ装置は、操作手段６１で第２の蓋体４１を往復動させてシールリング４２の変形を操作する際において、第２の蓋体４１はより安定にバランスよく軸線Ｌに沿って移動することができる。

また、第２の蓋体４１には、一対の第１の弾性手段５１及び一対の第２の弾性手段５２の内側において第１の蓋体３１側へ延伸する案内突起４１１が形成されており、第１の蓋体３１は、容器２の開口縁に取付けられることができる環状の取付け部３１２と、環状の取付け部３１２の内側にある板状の蓋本体３１１と、蓋本体３１１に形成されていて接近位置と離間位置とのいずれにおいても案内突起４１１により挿通されて案内突起４１１及び第２の蓋体４１の第１の蓋体３１に対する往復動を案内する案内孔３３と、を有するように形成されている。

第１の蓋体３１が有する取付け部３１２は、蓋本体３１１の周縁から反対側（図中の上側）へ突出するように形成されており、更に、取付け部３１２と蓋本体３１１とにより操作手段６１が揺動できる揺動空間３４が画成されている。

操作手段６１は、２つの枢接部６１１を繋ぐハンドル部６１２を更に有していると共に、２つの枢接部６１１とそれぞれ対応している連動ブロック６２とは、それらを貫通する枢接ピン６３によって枢接されている。枢接部６１１の連動ブロック６２と枢接している端部には、第１のレバー端縁６１４と、延伸方向が第１のレバー端縁６１４の延伸方向と直交している第２のレバー端縁６１５と、を有しており、更に、枢接ピン６３の枢接部６１１を貫通する位置は、該貫通位置と第１のレバー端縁６１４との最短距離Ｈ１が、該貫通位置と第２のレバー端縁６１５との最短距離Ｈ２より長くなる位置に配置されている。

上記構成により、本考案のキャップ装置は、省力的な操作で第２の蓋体４１を第１の蓋体３１に接近させることができると共に、軸線Ｌを中心として対称となるように、第１の蓋体３１と第２の蓋体４１との間に取付けられている一対の第１の弾性手段５１及び第２の弾性手段５２を備えているので、操作手段６１で第２の蓋体４１を往復動させてシールリング４２の変形を操作する際、第２の蓋体４１はより安定に軸線に沿って移動するようになる。

２容器
２１環状開口
３１第１の蓋体
３１１蓋本体
３１２取付け部
３１３通過孔
３３案内孔
３４揺動空間
４１第２の蓋体
４１１案内突起
４１４取付け溝
４１７第１の取付け座
４１８第２の取付け座
４１９係止孔
４２シールリング
５１第１の弾性手段
５２第２の弾性手段
６１操作手段
６１１枢接部
６１３凹部
６１４第１のレバー端縁
６１５第２のレバー端縁
６２連動ブロック
６２１弾性タブ
６２２係止フック
６３枢接ピン
Ｃ１第１の中心点
Ｃ２第２の中心点
Ｌ軸線

Claims

環状開口を有する容器の開口縁に、該環状開口を遮蔽することができるように取り付けられるキャップ装置であって、
所定の第１の中心点を有し、前記開口縁に取付けられることができる第１の蓋体と、
所定の第２の中心点を有し、前記第１の蓋体の一側において前記第１の中心点と前記第２の中心点とを通過する所定の軸線に沿って、前記第１の蓋体に接近する接近位置と、前記第１の蓋体から離れる離間位置と、の間に往復動可能に前記第１の蓋体に取り付けられていると共に、前記第１の蓋体が前記開口縁に取付けられる際、前記環状開口の内側に位置する第２の蓋体と、
変形可能な材料により作成され、両端がそれぞれ前記第１の蓋体の外周縁と、前記第２の蓋体の外周縁とに取付けられていると共に、前記第２の蓋体が前記接近位置にある際、変形して前記第２の蓋体と前記環状開口の内周面との間の隙間を封止することができるように構成されているシールリングと、
いずれも両端が前記第１の蓋体と前記第２の蓋体とに当接し、且つ前記軸線を中心として対称となるように、前記第１の蓋体と前記第２の蓋体との間に取付けられている一対の第１の弾性手段と、
前記第２の蓋体における前記軸線を中心として対称となる２つの設置位置から、前記第１の蓋体側へ延伸して該第１の蓋体を挿通する２つの連動ブロックと、
前記第１の蓋体の前記一側の反対側において、前記２つの連動ブロックの前記第１の蓋体を挿通した先端にそれぞれ枢接している２つの枢接部を有していると共に、前記２つの枢接部の前記２つの連動ブロックに対する揺動により、前記第２の蓋体の前記往復動を駆動する操作手段と、
を備えていることを特徴とするキャップ装置。
前記第１の蓋体には前記２つの連動ブロックにより挿通される２つの通過孔が形成されており、
前記第２の蓋体の各前記設置位置には、前記連動ブロックがそれぞれ取付けられている第１の取付け座が形成されており、
前記一対の第１の弾性手段は、各前記第１の取付け座にそれぞれ取付けられていて内側に前記連動ブロックがそれぞれ配置されている圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項１に記載のキャップ装置。
各前記第１の取付け座に２つの係止孔が形成されており、
各前記連動ブロックには、対応の前記第１の取付け座に形成された前記係止孔に前記軸線に沿って嵌入し前記第１の取付け座を係止する係止フックが形成されていることを特徴とする請求項２に記載のキャップ装置。
いずれも両端が前記第１の蓋体と前記第２の蓋体とに当接し、且つ前記第１の弾性手段と異なる位置において前記軸線を中心として対称となるように、前記第１の蓋体と前記第２の蓋体との間に取付けられている一対の第２の弾性手段を更に備えていることを特徴とする請求項１に記載のキャップ装置。
前記一対の第２の弾性手段は、いずれも圧縮コイルばねであり、
前記第２の蓋体には、前記一対の第２の弾性手段がそれぞれ取付けられている２つの第２の取付け座が、前記一対の第１の弾性手段を結んで前記軸線を通過する第１の仮想線と、前記一対の第２の弾性手段を結んで前記軸線を通過する第２の仮想線とが直交するように形成されていることを特徴とする請求項４に記載のキャップ装置。
前記第２の蓋体には、前記一対の第１の弾性手段及び前記一対の第２の弾性手段の内側において前記第１の蓋体側へ延伸する案内突起が形成されており、
前記第１の蓋体は、前記開口縁に取付けられることができる環状の取付け部と、前記環状の取付け部の内側にある板状の蓋本体と、前記蓋本体に形成されていて前記接近位置と前記離間位置とのいずれにおいても前記案内突起により挿通される案内孔と、を有するように形成されていることを特徴とする請求項５に記載のキャップ装置。
前記取付け部は、前記蓋本体から前記反対側へ突出するように形成されており、更に、前記取付け部と前記蓋本体とにより前記操作手段が揺動できる揺動空間が画成されていることを特徴とする請求項６に記載のキャップ装置。
前記操作手段は、前記２つの枢接部を繋ぐハンドル部を更に有していると共に、前記２つの枢接部とそれぞれ対応している前記連動ブロックとは、それらを貫通する枢接ピンによって枢接されており、
前記枢接部の前記連動ブロックと枢接している端部には、第１のレバー端縁と、延伸方向が前記第１のレバー端縁の延伸方向と直交している第２のレバー端縁と、とを有しており、
更に、前記枢接ピンの前記枢接部を貫通する位置は、該貫通位置と前記第１のレバー端縁との最短距離が、該貫通位置と前記第２のレバー端縁との最短距離より長くなる位置に配置されていることを特徴とする請求項１のキャップ装置。