JP6990330B1 - プログラム、方法、情報処理装置、及びシステム - Google Patents

プログラム、方法、情報処理装置、及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】負担を軽減し、かつ、精度を向上させた、多方面からの人事評価を実施するプログラム、方法、情報処理装置及びシステムを提供する。【解決手段】複数の端末装置とサーバが、有線又は無線の通信規格を用い、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されているシステムにおいて、サーバのプログラムは、プロセッサに、複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての評価スコアを受け付けるステップと、評価スコアそれぞれの信頼性と、複数の第1ユーザそれぞれの公平さと、複数の第2ユーザの良さとを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力し、関数を計算することで算出される第2ユーザの良さを、当該第2ユーザの評価とするステップと、を実行させる。【選択図】図11

Description

本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、及びシステムに関する。
従来の360度(多面)評価は、評価の信頼性担保を目的に、正確な回答が可能だと判断される評価範囲、評価者を予め選定した状態で評価する。例えば、評価者は、自身のステータス、例えば、対象者に対する、上司、同僚、部下かが把握されて対象者を評価する(特許文献1参照)。また、特許文献1では、評価者やその評価内容等を評価管理者等に秘匿するようにしている。そのため、特許文献1では、人事部や上司に批判されるような事態になることを恐れることなく、評価者が率直な評価をすることが可能である。
特開2010-55327号公報
従来の360度評価では、評価者を選定しなければならないため、実施するために労力がかかっていた。また、評価者やその評価内容等を評価管理者等に秘匿しようとする場合、信頼度の低い回答を行う評価者が存在する恐れがあり、評価結果の正当性を損なう要因となっていた。
本開示の目的は、負担を軽減し、かつ、精度を向上させた、多方面からの人事評価を実施することである。
上記課題を解決するため、本開示のプログラムは、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムである。プログラムは、プロセッサに、複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての評価スコアを受け付けるステップと、評価スコアそれぞれの信頼性と、複数の第1ユーザそれぞれの公平さと、複数の第2ユーザの良さとを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力し、関数を計算することで算出される第2ユーザの良さを、当該第2ユーザの評価とするステップとを実行させる。
本開示によれば、負担を軽減し、かつ、精度を向上させた、多方面からの人事評価を実施できる。
本実施形態のシステムの全体構成を示す図である。 本実施形態のシステムに含まれる端末装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態のシステムに含まれるサーバの機能的な構成を示すブロック図である。 算出部による処理を説明するための図である。 評価項目DBのデータ構造を示す図である。 第1評価結果DBのデータ構造を示す図である。 第2評価結果DBのデータ構造を示す図である。 人事評価の初期設定を行う際のサーバの動作を示すフローチャートである。 端末装置のディスプレイに表示される第1設問を表す図である。 サーバによる初期設定を説明するための図である。 評価者からの評価情報を取得し、被評価者の結果値を算出する際のサーバの動作を示すフローチャートである。 端末装置のディスプレイに表示される第1設問乃至第3設問を表す図である。 第2設問における項目を決定する際のサーバの動作を示すフローチャートである。 入れ替え対象となる項目を決定する際のサーバの動作を説明する図である。 入れ替え候補となる項目の抽出を説明する図である。 入れ替え候補となる項目の抽出を説明する図である。 パラメータを更新する際のサーバの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、実施の形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。
<概要>
本実施形態に係るシステム1は、被評価者についての多方面からの人事評価を実施するシステムである。システム1は、任意の複数の評価者から匿名で、被評価者に対する評価を受け付ける。システム1は、被評価者への評価の質のばらつき、又は/及び、被評価者に対する被評価数のばらつき等の、評価の信頼性に影響する要素を加味し、受け付けた評価スコアから、被評価者に対する真の評価を算出する。評価の質のばらつきは、例えば、好き又は嫌い等の感情、又は、厳しい又は甘い等の態度等に基づくものである。これにより、システム1は、評価者を匿名とする場合であっても、信頼度の低い回答により、被評価者の評価に影響が発生することを抑えることが可能となる。
また、システム1は、評価者に対し、総合評価に関する1つの第1設問と、人材個別の能力評価に関する少数の項目を含む第2設問との回答を依頼する。総合評価は、例えば、評判、口コミ等と換言してもよい。第2設問に含まれる少数の設問は、第1設問についての過去の回答結果と、第2設問についての過去の回答結果とに基づいて多数の項目の中から選定される。これにより、システム1は、評価者の回答負荷を軽減することが可能となると共に、評価結果を効率的に活用させることが可能となる。
<1 全体構成>
図1は、本実施形態のシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、システム1は、端末装置10と、サーバ20とを備えている。端末装置10と、サーバ20とは、有線又は無線の通信規格を用い、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、例えば、インターネット、及び/又は通信事業者が提供する通信網等により実現される。図示の例では、複数の端末装置10がシステム1に含まれている。
なお、図1では、サーバ20が1台のコンピュータである場合を示しているが、サーバ20は、複数台のコンピュータが組み合わされて実現されてもよい。
端末装置10は、多方面からの人事評価の被評価者となるユーザ、又は評価者となるユーザが使用する端末である。
端末装置10は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC、ヘッドマウントディスプレイ等により実現される。また、端末装置10は、スマートフォン、又はタブレット端末等の携行性を備えたコンピュータであってもよい。
図1に示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。通信IF12、入力装置13、出力装置14、メモリ15、ストレージ16、及びプロセッサ19は、例えば、バスを介して互いに通信可能に接続されている。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を送受信するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザ(従業員)からの入力操作を受け付けるための入力装置である。入力装置13は、例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等を含む。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ、スピーカ等を含む。
メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリにより実現される。ストレージ16は、データを保存するための記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性のメモリにより実現される。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
サーバ20は、人事評価に関する情報を管理する装置である。人事評価に関する情報には、例えば、人事評価の際に回答が依頼される設問に関する情報、評価結果に関する情報が含まれる。サーバ20は、例えば、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。
図1に示すように、サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。通信IF22、入出力IF23、メモリ25、ストレージ26、及びプロセッサ29は、例えば、バスを介して互いに通信可能に接続されている。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を送受信するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリにより実現される。
ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD等の不揮発性のメモリにより実現される。ストレージ26は、必ずしも単独の回路により実現されなくてもよい。ストレージ26は、例えば、複数の記憶回路により実現されてもよい。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
<1.1 端末装置の構成>
図2は、本実施形態のシステム1に含まれる端末装置10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、通信部121と、入力装置13と、出力装置14と、記憶部170と、制御部180とを備える。
通信部121は、端末装置10が他の装置と通信するための処理を行う。通信部121は、制御部180で生成された信号に送信処理を施し、外部(例えば、サーバ20)へ送信する。通信部121は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部180へ出力する。
入力装置13は、端末装置10を所有するユーザが指示を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、マウス131、キーボード132、及び、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチ・センシティブ・デバイス133等により実現される。入力装置13は、ユーザから入力される指示を電気信号へ変換し、電気信号を制御部180へ出力する。なお、入力装置13は、マウス131、及びキーボード132等の物理的な操作デバイスに限定されない。入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
出力装置14は、端末装置10を所有するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
記憶部170は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。
制御部180は、プロセッサ19が記憶部170に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部180は、端末装置10の動作を制御する。具体的には、例えば、制御部180は、操作受付部181、送受信部182、表示制御部183としての機能を発揮する。
操作受付部181は、入力装置13から入力されるユーザの操作を受け付けるための処理を行う。送受信部182は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。表示制御部183は、ユーザに対して種々の情報を提示するため、出力装置14を制御する。
<1.2 サーバの機能的構成>
図3は、本実施形態のシステム1に含まれるサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201、記憶部202、及び制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。例えば、記憶部202は、評価項目データベース(DB)281、第1評価結果データベース(DB)282、第2評価結果データベース(DB)283を記憶する。
評価項目DB281は、被評価者に対して設定されている第2設問を記憶するためのデータベースである。
第1評価結果DB282は、評価者が回答した評価結果を管理するためのデータベースである。
第2評価結果DB283は、被評価者についての評価結果を管理するためのデータベースである。
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、サーバ20の動作を制御する。具体的には、例えば、制御部203は、操作受付部2031、送受信部2032、記憶制御部2033、提示部2034、算出部2035、決定部2036、パラメータ設定部2037としての機能を発揮する。
操作受付部2031は、ユーザからの操作を受け付ける。操作受付部2031は、例えば、評価者から、人事評価の被評価者の指定の入力等を受け付ける。
送受信部2032は、サーバ20が、端末装置10等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信する処理を制御する。例えば、送受信部2032は、評価者が有する端末装置10へ、被評価者についての人事評価に関する設問を送信する。本実施形態において、評価者の範囲を制限することはしていない。評価者自身に評価件数、及び被評価者を選択する裁量が与えられている。
また、本実施形態において、端末装置10へ送信される設問は、例えば、総合評価に関する1つの第1設問と、人材個別の能力評価に関する少数の項目を含む第2設問と、被評価者に対するメッセージに関する第3設問とを含む。より具体的には、第1設問は、例えば、被評価者の総合評価をスコアで回答することを要求する設問である。第2設問は、被評価者毎に設定される少数の項目を、スコアで回答することを要求する設問である。第3設問は、被評価者に対するメッセージをテキスト形式で回答することを要求する設問である。
また、送受信部2032は、評価者が端末装置10を操作して入力した回答を受信する。具体的には、送受信部2032は、第1設問についての回答、第2設問についての回答、第3設問についての回答を受信する。第1設問乃至第3設問の回答と共に、送受信部2032は、人事評価において評価者を識別可能な情報を受信する。なお、このとき受信する情報は、評価者を特定可能な情報ではない。つまり、評価者は匿名で回答を送信することとなる。
記憶制御部2033は、記憶部202への情報の記憶を制御する。具体的には、例えば、記憶制御部2033は、第1設問乃至第3設問を評価者へ送信する際、被評価者について第2設問として設定されている項目を評価項目DB281から読み出す。また、記憶制御部2033は、設問に対する評価者からの回答を第1評価結果DB282に記憶する。具体的には、記憶制御部2033は、第1設問に対して評価者から回答されたスコアを第1評価結果DB282に記憶する。また、記憶制御部2033は、第2設問に対して評価者から回答されたスコアを第1評価結果DB282に記憶する。また、記憶制御部2033は、第3設問に対して評価者から回答されたテキスト形式のメッセージを第1評価結果DB282に記憶する。
また、記憶制御部2033は、例えば、評価者からの回答に基づき、被評価者についての真の評価が算出されると、算出された評価結果を第2評価結果DB283に記憶する。また、記憶制御部2033は、例えば、第1設問の評価スコアに基づき、次回の評価で用いられる第2設問に含まれる項目が設定されると、設定された項目を評価項目DB281に記憶する。
また、記憶制御部2033は、被評価者についての真の評価を算出するのに用いる関数の初期設定が完了すると、当該関数のパラメータ値を記憶部202に記憶する。
提示部2034は、被評価者についての設問を、評価者に提示する。また、提示部2034は、第2評価結果DB283に記憶されている情報を、被評価者が望む態様で提示する。具体的には、提示部2034は、被評価者が評価される要因が認識可能なように、評価結果を被評価者に提示する。また、提示部2034は、被評価者が習得するべきスキルを認識可能なように、評価結果を被評価者に提示する。
算出部2035は、評価者から入力された第1設問のスコアに基づき、被評価者の真の評価を算出する。本実施形態では、被評価者の真の評価を結果値と称する。具体的には、算出部2035は、例えば、第1設問のスコアから算出される被評価者のGoodness(良さ)を、Goodness、評価者のFairness(公平さ)、評価者の1票のReliability(信頼性)を用いて補正することで、被評価者の結果値を算出する。
より具体的には、算出部2035は、例えば、第1設問のスコアを、評価者のFairnessを算出するための第1関数、評価者の1票のReliabilityを算出するための第2関数、被評価者のGoodnessを算出するための第3関数に入力し、Fairness、Reliability、Goodnessを算出する。第1関数、第2関数、第3関数は、互いに依存関係にある。算出部2035は、算出したFairness、Reliability、Goodnessを、第1関数、第2関数、第3関数に再度入力し、Fairness、Reliability、Goodnessを算出する。算出部2035は、第1関数、第2関数、第3関数による計算を繰り返し、Goodnessが集束した値を被評価者の結果値とする。
Fairness:F(u)、Reliability:R(u,p)、Goodness:G(u)は、例えば、以下の式のように表される。なお、この式は一例であり、同様の計算が可能であればこの式に限定されることはない。
Figure 0006990330000002
(1)式において、uは評価者を表し、pは被評価者を表し、αは評価者のFairnessの不確実性を補正するパラメータを表し、μは事前信念を表し、αは評価者の正常性(異常性)を反映させるパラメータであり、Π(u)は評価者の正常値(Normality score)を表し、Out(u)は評価者から与えられる評価のセットを表す。
(2)式において、γは評価者のFairnessの影響を反映させるパラメータを表し、γは評価スコアとGoodnessとの差の影響を反映させるパラメータを表し、score(u,p)は評価スコアを表し、γは評価の正常性(異常性)を反映させるパラメータであり、Π(u,p)は評価の正常値を表す。
(3)式において、βは被評価者のGoodnessの不確実性を補正するパラメータを表し、μは事前信念を表し、βは被評価者の正常性(異常性)を反映させるパラメータであり、Π(p)は被評価者の正常値を表し、In(p)は被評価者が受ける評価のセットを表す。
(1)式、(3)式において、α・μ、α、β・μ、β、はコールドスタート問題を解決するパートであり、α・Π(u)、α、γ・Π(u,p)、γ、β・Π(p)、βは行動特性を取り込むためのパートである。
図4は、算出部2035による処理を説明するための図である。算出部2035は、(1)式~(3)式の計算を、Goodnessが集束するまで繰り返し、被評価者の結果値を算出する。
決定部2036は、第1設問の評価スコアと、第2設問の評価結果とに基づき、次回の評価で用いられる第2設問に含める項目を決定する。具体的には、例えば、記憶部202には、第2設問に含まれ得る項目が21個記憶されている。なお、記憶されている項目の数は21個に限定されない。21個以上であっても、以下であってもよい。決定部2036は、人事評価における評価の方針に従い、被評価者を評価するのに適した項目を、第1設問の評価スコアと、第2設問の評価スコアとに基づいて決定する。決定部2036は、例えば、第2設問の評価結果に対して協調フィルタリングを利用し、第2設問の評価結果と共起する項目を、被評価者に適した項目として決定する。
また、決定部2036は、第3設問の回答にも基づき、次回の評価で用いられる第2設問に含める項目を決定する。具体的には、例えば、決定部2036は、第3設問の回答を、自然言語処理を利用して解析する。決定部2036は、解析した内容に対して協調フィルタリングを利用し、第3設問の回答と共起する項目を、被評価者に適した項目として決定する。第2設問の評価結果と共起する項目と、第3設問の回答と共起する項目とが複数ある場合、決定部2036は、共起される程度の高い項目を、被評価者に適した項目として決定する。
パラメータ設定部2037は、被評価者の結果値を算出するための関数におけるパラメータを、導入する組織に併せて設定する。具体的には、例えば、パラメータ設定部2037は、信頼される評価がなされている被評価者についての評価スコアを正解値として設定する。
本実施形態において信頼される評価がなされている被評価者とは、例えば、評価スコアの変動係数が小さい被評価者を表す。なお、信頼される評価がなされていることを表す統計指標は、変動係数に限らず、いかなる指標が用いられてもよい。例えば、評価数の多さに基づき、信頼される評価がなされていると判断してもよい。また、複数の信頼性評価のアルゴリズムを組み合わせて利用し、アルゴリズムを切り替えた時の差異の少なさに基づき、信頼される評価がなされていると判断してもよい。
パラメータ設定部2037は、回答数を減らした評価ネットワークにおいて、(1)式乃至(3)式により算出される結果値と、設定した正解値との誤差が小さくなるよう関数のパラメータを最適化する。
<2 データ構造>
図5乃至図7は、記憶部202に記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。なお、図5乃至図7は一例であり、記載されていない情報を除外するものではない。
図5は、評価項目DB281のデータ構造の例を示す図である。図5に示すように、評価項目DB281のレコードは、項目「被評価者ID」と、項目「評価回数」と、項目「実施期間」と、項目「項目」等とを含む。
項目「被評価者ID」は、被評価者を識別する情報を表す。項目「被評価者ID」には、例えば、社員ID等が用いられる。
項目「評価回数」は、人事評価が実施された回数を表す。
項目「実施期間」は、人事評価が実施された期間を表す。
項目「項目」は、人事評価において、第2設問に含まれる項目を表す。図5に示す例では、項目は番号で表されている。項目は、番号で表されることに限定されず、アルファベットで表されてもよいし、項目名で表されてもよい。図5に示す例では、第2設問に項目が6つ含まれることが表されている。
図6は、第1評価結果DB282のデータ構造の例を示す図である。図6に示すように、第1評価結果DB282のレコードは、項目「管理ID」と、項目「評価日時」と、項目「被評価者ID」と、項目「評価結果」等とを含む。
項目「管理ID」は、評価者による評価結果を区別するための情報を表す。本実施形態において、評価者は匿名で被評価者を評価することが可能である。そのため、管理IDは、社員ID等、評価者を識別可能な情報ではない。一方、評価者のFairnessを算出するため、評価者と評価結果とを紐づけておく必要がある。管理IDは、評価者と評価結果とを紐づけて管理するためのIDである。
項目「評価日時」は、評価者が被評価者を評価した日時を表す。
項目「被評価者ID」は、被評価者を識別する情報を表す。
項目「評価結果」は、人事評価において、評価者から入力される評価を表す。図6に示す例では、項目「評価結果」は、サブ項目「Q1」、サブ項目「Q2」、サブ項目「Q3」を含む。
サブ項目「Q1」は、第1設問についての評価者からの評価を表す。サブ項目「Q2」は、第2設問についての評価者からの評価を表す。図6に示す例では、第2設問に含まれる項目が6つである場合を示している。サブ項目「Q3」は、第3設問についての評価者からの回答を表す。
図7は、第2評価結果DB283のデータ構造の例を示す図である。図7に示すように、第2評価結果DB283のレコードは、項目「被評価者ID」と、項目「実施期間」と、項目「項目」と、項目「評価結果」等とを含む。
項目「被評価者ID」は、被評価者を識別する情報を表す。
項目「実施期間」は、人事評価が実施された期間を表す。
項目「項目」は、人事評価において、被評価者に対して設定されている第2設問の項目を表す。
項目「評価結果」は、人事評価において、評価者からの評価に基づいて算出された評価を表す。図7に示す例では、項目「評価結果」は、サブ項目「結果値」、サブ項目「能力評価値」を含む。
サブ項目「結果値」は、第1設問について、評価者からの評価に基づいて算出される被評価者の真の評価値を表す。サブ項目「能力評価値」は、第2設問について、評価者からの評価スコアに基づいて算出される値を表す。能力評価値は、評価者からの評価スコアの平均値であってもよいし、(1)式乃至(3)式を利用して真の値を算出してもよい。
<3 動作>
人事評価が実施される際のサーバ20の動作について説明する。
<3.1 初期設定>
まず、サーバ20は、パラメータ設定部2037により、人事評価の初期設定を行う。
図8は、人事評価の初期設定を行う際のサーバ20の動作の例を示すフローチャートである。本実施形態に係る人事評価の導入者は、人事評価を導入する組織のメンバーに対し、第1設問の回答を依頼する。サーバ20は、組織のメンバーが所有する端末装置10へ、第1設問に関する情報を送信する(ステップS11)。
図9は、端末装置10のディスプレイ141に表示される、所定の被評価者に対する総合評価についての第1設問の例を表す図である。図9に示す例では、「あなたはこの人を社内外のビジネスパーソンにどの程度お勧めしたいと思いますか?」の質問が与えられている。回答として、0を最低、10を最高とする評価スコアの入力が受け付けられている。
組織のメンバーは、例えば、メンバーそれぞれについて、第1設問を受信する。なお、第1設問の被評価者となるのは、メンバー全員でもよいし、メンバーの一部であってもよい。また、評価者となるのは、メンバー全員でもよいし、メンバーの一部であってもよい。組織のメンバーは、端末装置10を操作し、評価者として被評価者についての第1設問に回答する。
サーバ20は、回答を端末装置10から受信する(ステップS12)。
端末装置10からの回答を受信すると、サーバ20は、信頼される評価がなされている被評価者についての評価スコアを正解値として設定する(ステップS13)。具体的には、サーバ20は、例えば、全ての被評価者について統計指標を算出し、算出した統計指標に基づき、信頼される評価がなされている被評価者を抽出する。サーバ20は、抽出した被評価者に対する評価スコアの平均値又は中間値等を算出する。サーバ20は、算出した値を正解値として設定する。
図10は、サーバ20による初期設定を説明するための図である。図10に示す例おいて、サーバ20は、被評価者のうち、信頼される評価がなされている被評価者p1を抽出する。サーバ20は、被評価者p1についての評価スコア「8」の平均を取り、正解値「8」を設定する。
サーバ20は、回答数を減らした評価ネットワークを用いて結果値を算出する(ステップS14)。具体的には、サーバ20は、回答数を減らした評価ネットワークを想定する。例えば、サーバ20は、図10の左側の評価ネットワークにおける回答数を減らし、図10の右側の評価ネットワークを想定する。サーバ20は、回答数を減らした評価ネットワークにおける評価者からの評価スコアを(1)式乃至(3)式に入力し、被評価者p1の結果値を算出する。
サーバ20は、(1)式乃至(3)式のパラメータ、例えば、α、β、γを所定回数変更したか否かを判断する(ステップS15)。パラメータを所定回数変更していないと判断すると(ステップS15のNo)、サーバ20は、(1)式乃至(3)式のパラメータを変更し(ステップS16)、ステップS14において、被評価者p1の結果値の算出を繰り返す。
パラメータを所定回数変更したと判断すると(ステップS15のYes)、サーバ20は、算出した結果値と正解値とを比較し、結果値と正解値との差が最も近いときのパラメータの値を、この組織に適したパラメータの値として設定する(ステップS17)。なお、本説明例においては、α、β、γが0であるとしている。また、μは、全評価者のFairnessの平均値であり、μは、全被評価者のGoodnessの平均値としている。また、初回の計算において、(1)式及び(3)式におけるR(u,p)には、評価の正常値が入力され、(2)式におけるF(u)には、評価者の正常値が入力され、(2)式におけるG(u)には、被評価者の正常値が入力される。
また、ステップS15の判断は、結果値と正解値とが漸近したことを判断し、処理をステップS16又はステップS17へ遷移させてもよい。
<3.2 結果値の算出>
続いて、被評価者の結果値の算出について説明する。
図11は、評価者からの評価情報を取得し、被評価者の結果値を算出する際のサーバ20の動作の例を示すフローチャートである。
まず、サーバ20は、所定の者を被評価者とする人事評価を、提出期限を設定して実施する。サーバ20は、組織に属する所定の人数のメンバーを評価者としてランダムに選択する。なお、サーバ20は、組織に属するメンバー全員を評価者としてもよい。
評価者としての組織のメンバーは、端末装置10により、被評価者の一覧を確認し、評価したい被評価者を選択する。評価者が被評価者を選択すると、端末装置10は、選択された被評価者についての設問をサーバ20に要求する。
サーバ20は、端末装置10から設問の要求を受ける(ステップS21)。サーバ20は、端末装置10から設問の要求を受けると、要求のあった被評価者についての第2設問の項目を評価項目DB281から読み出す。サーバ20は、要求元の端末装置10へ、第1設問、第2設問、第3設問に関する情報を送信する(ステップS22)。
サーバ20は、これが初めての人事評価である場合、予め設定された項目を評価項目DB281から読み出し、要求のあった被評価者の第2設問とする。また、2回目以降の人事評価である場合、サーバ20は、1回前の評価結果に基づいて被評価者に対して決定された項目を評価項目DB281から読み出し、第2設問とする。
端末装置10は、第1設問、第2設問、第3設問に関する情報をサーバ20から受信すると、第1設問、第2設問、第3設問についての画像をディスプレイ141に表示する。
図12は、端末装置10のディスプレイ141に表示される第1設問乃至第3設問の例を表す図である。図12に示す例では、第1設問は、図9に示す第1設問と同じ内容となっている。
第2設問では、「Q1の質問に回答するにあたって以下の項目がどの程度ポジティブ/ネガティブに影響しましたか?」の質問が与えられている。質問の項目として、6項目が設定されている。なお、図12では、「組織改革の主体性」、「目標達成意識」の2項目が表示されている。6項目の質問の回答として、「非常にネガティブ」、「ややネガティブ」、「普通」、「ややポジティブ」、「非常にポジティブ」の評価の入力が受け付けられている。「非常にネガティブ」、「ややネガティブ」、「普通」、「ややポジティブ」、「非常にポジティブ」についての評価スコアは、例えば、それぞれ1、2、3、4、5が割り当てられている。
第3設問では、「「AAAA」さんへ「あたたかいメッセージ」と「今後の期待やお願い」をご記入ください」のお題が与えられている。回答として、テキスト形式でのメッセージの入力が受け付けられている。
評価者は、端末装置10のディスプレイ141に表示される第1設問乃至第3設問に回答し、回答が完了すると、ディスプレイ141に表示される送信ボタン(図示せず)を押下する。評価者により送信ボタンが押下されると、端末装置10は、評価情報をサーバ20へ送信する。
サーバ20は、評価情報を端末装置10から受信する(ステップS23)。サーバ20は、評価情報を受信すると、受信した情報を第1評価結果DB282に記憶する(ステップS24)。
サーバ20は、所定の要件が満たされたか否かを判断する(ステップS25)。サーバ20は、例えば、提出期限に達すると、所定の要件が満たされたと判断し(ステップS25のYes)、処理をステップS26へ移行させる。一方、提出期限が満たされていない場合、所定の要件が満たされていないと判断し(ステップS25のNo)、サーバ20は、処理をステップS21から繰り返す。なお、サーバ20は、人事評価の担当者から、結果値を算出する旨の指示が入力されると、所定の要件が満たされたと判断してもよい。
サーバ20は、第1評価結果DB282に記憶される第1設問についての評価スコアに基づき、各被評価者についての結果値を算出する(ステップS26)。
具体的には、サーバ20は、例えば、各評価者が各被評価者に対して評価した評価スコアと、各被評価者が各評価者から評価された評価スコアとを(1)式乃至(3)式に入力することで、各評価者のFairness、各評価のReliability、各被評価者のGoodnessを算出する。サーバ20は、(1)式乃至(3)式に、評価スコア、算出したFairness、Reliability、Goodnessを入力し、次の回のFairness、Reliability、Goodnessを算出する。サーバ20は、例えば、前の計算で算出した全ての被評価者についてのGoodnessと、今回の計算で算出した全ての被評価者についてのGoodnessとのそれぞれの差分を取り、全ての差分が所定値未満であれば、計算を終了し、今回の計算で算出したGoodnessを、被評価者についての結果値とする。サーバ20は、算出した結果値を第2評価結果DB283に記憶する。なお、サーバ20は、例えば、前の計算で算出したFairness、Reliability、Goodnessと、今回の計算で算出したFairness、Reliability、Goodnessとの差分を取り、全ての差分が所定値未満であれば、計算を終了し、今回の計算で算出したGoodnessを、被評価者についての結果値としてもよい。
サーバ20は、差が所定値未満となるまで、(1)式乃至(3)式に、評価スコア、算出したFairness、Reliability、Goodnessを入力し、Fairness、Reliability、Goodnessを算出する計算を繰り返す。
サーバ20は、全ての被評価者について結果値を算出すると、処理を終了させる。サーバ20は、算出した結果値を被評価者へ提示する。なお、サーバ20は、結果値と共に、能力評価の評価スコアも被評価者へ提示してもよい。このとき、サーバ20は、能力評価の評価スコアを、総合評価との関連性を認識可能な態様で被評価者へ提示する。具体的に、例えば、サーバ20は、提示部2034により、総合評価との関連性を横軸とし、能力評価の評価スコアを縦軸とした2軸のテーブルで、第2設問に含まれる項目毎の評価スコアを提示する。
<3.3 項目の決定>
続いて、第2設問における項目の決定について説明する。
図13は、第2設問における項目を決定する際のサーバ20の動作の例を示すフローチャートである。図13に示す例では、一人の被評価者についての項目を決定するフローについて説明する。
まず、サーバ20は、第1設問の評価スコアと、第2設問の評価結果とに基づき、現在設定されている項目のうち、他の項目と入れ替えるべき項目を決定する(ステップS27)。
具体的には、サーバ20は、総合評価の評価スコアと、能力評価に含まれる各項目についての評価スコアとの関連性を算出する。
図14は、入れ替え対象となる項目を決定する際のサーバ20の動作を説明する図である。図14に示す例では、「AAAA」さんについての総合評価の評価スコアと、能力評価の評価スコアとが表示されている。能力評価の項目としては、例えば、コミュニケーションと、目標達成意識とが含まれている。
図14に示す例では、総合評価の評価スコアと、目標達成意識の評価スコアとは、連動して変動する傾向がある。一方、総合評価の評価スコアと、コミュニケーションの評価スコアとは、変動が一致していない。サーバ20は、総合評価と、能力評価に含まれる項目との間の関連性を表す指標を算出する。
サーバ20は、能力評価に含まれる各項目について、総合評価との関連性と、評価スコアとに基づき、入れ替えるべき項目を決定する。
例えば、被評価者が評価されている理由を確認したい場合、サーバ20は、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目を第2設問に含めるべき項目とする。一方、サーバ20は、総合評価と関連性が低い項目、及び、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目については、第2設問に含める項目から外すべきと判断する。図14に示す例では、サーバ20は、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目:「目標達成意識」を第2設問に含めるべき項目とし、総合評価と関連性が低い項目:「コミュニケーション」を第2設問から外すべき項目と判断する。
また、例えば、被評価者が改善するべき特徴を把握したい場合、サーバ20は、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目を第2設問に含めるべき項目とする。一方、サーバ20は、総合評価と関連性が低い項目、及び、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目については、第2設問に含める項目から外すべきと判断する。
サーバ20は、外すべきと判断した項目と入れ替える項目を、記憶部202から抽出する(ステップS28)。
具体的には、サーバ20は、例えば、第2設問に含めるべきと判断した項目に対して協調フィルタリングを利用し、当該項目と共起する項目を、記憶部202から抽出する。
図15は、入れ替え候補となる項目の抽出を説明する図である。図15に示す例では、サーバ20は、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目:「目標達成意識」に対して協調フィルタリングを利用し、項目:「目標達成意識」と共起する項目を記憶部202から抽出する。図15に示す例では、サーバ20は、項目:「目標達成意識」と共起する項目として項目:「プロジェクトの推進」、項目:「チームの先導」を抽出する。
また、サーバ20は、例えば、第3設問で複数の評価者から回答されたメッセージに対して自然言語処理を実施することで、各メッセージの内容を解析する。サーバ20は、解析した内容に対して協調フィルタリングを利用し、解析した内容と共起する項目を、記憶部202から抽出する。
図16は、入れ替え候補となる項目の抽出を説明する図である。図16に示す例では、サーバ20は、第3設問の回答として評価者から入力された複数のメッセージに対し、自然言語処理、協調フィルタリングを利用し、入れ替え候補となる項目を抽出する。図16に示す例では、サーバ20は、例えば、共起された回数の多い項目:「プロジェクトの推進」、項目:「育成支援」、項目:「チームビルディング」を抽出する。
サーバ20は、抽出した項目に基づき、第2設問に含める項目を決定する(ステップS29)。
具体的には、例えば、サーバ20は、外すべきと判断した項目と、抽出した項目とを入れ替え、第2設問に含める項目を決定する。なお、抽出した項目から、第2設問に含める項目を選定する手法はいかなる手法であってもよい。
サーバ20は、決定した項目を評価項目DB281へ記憶し、処理を終了させる。
<パラメータの更新>
人事評価は、例えば、半期に1回程度の頻度で実施される。そのため、人事評価が複数回実施されると、年単位の期間が経過し得る。年単位の期間が経過すると、組織自体が様変わりしていることがある。サーバ20は、自動的に(1)式乃至(3)式のパラメータを更新することで、(1)式乃至(3)式を組織の変化に合わせて修正する。
図17は、パラメータを更新する際のサーバ20の動作の例を示すフローチャートである。
まず、サーバ20は、図11で示すステップS25で所定の要件が満たされると、図8のステップS13~ステップS17を実施し、(1)式乃至(3)式のパラメータを算出する(ステップS31)。
サーバ20は、現在のパラメータと、算出した過去のパラメータとの差が所定値を超えるか否かを判断する(ステップS32)。差が所定値を超える場合(ステップS32のYes)、サーバ20は、算出したパラメータを新たなパラメータとして設定する(ステップS33)。なお、人事評価の担当者の承諾に応じ、パラメータを更新してもよい。
差が所定値を超えない場合(ステップS32のNo)、サーバ20は、処理を終了させる。
なお、パラメータの差分ではなく、正解値と、回答数を低減させたネットワークから算出される結果値との差分が所定値を超えるか否かに基づいて、パラメータの更新を決めてもよい。
以上のように、本実施形態では、サーバ20は、複数の評価者から、複数の被評価者についての評価スコアを受け付ける。サーバ20は、評価スコアそれぞれの信頼性(Reliability)と、複数の評価者それぞれの公平さ(Fairness)と、複数の被評価者の良さ(Goodness)とを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力する。そして、サーバ20は、関数を計算することで算出される被評価者の良さを、当該被評価者の評価(結果値)とするようにしている。これにより、サーバ20は、信頼性の低い評価スコアに評価結果が引きずられることを抑えることが可能となる。そのため、評価の質を担保するために同部署の評価に限る等制限を加える必要がなくなる。また、サーバ20は、被評価者についての被評価数が少ないことによる評価結果への信頼性の低下を抑えることが可能となる。このため、サーバ20は、被評価者に対して正当な評価を算出することが可能となる。
したがって、本実施形態に係るサーバ20によれば、負担を軽減し、かつ、精度を向上させた、多方面からの人事評価を実施できる。
また、上記実施形態では、算出部2035は、算出した信頼性、公平さ、及び良さを関数へ入力して、信頼性、公平さ、及び良さを算出する処理を繰り返し、集束した良さを、被評価者の評価とするようにしている。これにより、被評価者に対する評価の精度を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態では、パラメータ設定部2037は、被評価者のうちのいずれかについての評価スコアに基づき、当該被評価者についての第1評価値(正解値)を算出する。パラメータ設定部2037は、回答数を減らした評価ネットワークにおける評価スコアを関数へ入力して当該関数を計算することで、被評価者についての第2評価値(結果値)を算出する。そして、パラメータ設定部2037は、第1評価値と、第2評価値との差が小さくなるよう関数のパラメータを設定するようにしている。(1)式乃至(3)式のパラメータ値は、一つの評価ネットワークにおいて独自の値となる。サーバ20は、計算の精度に影響を与えるこれらのパラメータを、評価ネットワークの特性(業態・社風・体制等)に応じ、適切な値に自動的に調整することが可能となる。パラメータ値を最適化することで、評価ネットワーク毎に最適化された評価アルゴリズムを構築可能となり、業態、社風等の特性の異なるネットワークにおいて人事評価の精度を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態では、パラメータ設定部2037は、先にパラメータを設定してから所定の期間が経過した後に、同様のパラメータを再度取得し、取得したパラメータが所定の要件を満たす場合、取得したパラメータを設定するようにしている。これにより、評価ネットワークの特性が変化した場合であっても、その変化に応じ、計算の精度に影響を与えるパラメータを自動的に調整することが可能となる。このため、パラメータを常に適した値に維持することが可能となる。
また、上記実施形態では、サーバ20は、被評価者の総合評価に関する第1設問と、被評価者の能力評価に関する複数項目からなる第2設問とについての評価スコアを受け付ける。そして、決定部2036は、第1設問の評価スコアと、第2設問の評価スコアとに基づき、次回の評価で第2設問に含める項目を決定するようにしている。
従来の人事評価では、評価項目は、全被評価者に対して一律であることが多いため、結果的に多量の評価項目での実施が横行し、また、一部評価項目については被評価者にとって必ずしも当てはまらないものや、適切ではないものが含まれることがある。個々に対して本質的に必要な評価項目が判断できず、回答負荷が要因で、工数増加や回答率低下が懸念され、長期的に客観性の高い評価を継続することは難易度が高い。本実施形態に係るサーバ20よれば、第2設問に含める項目が自動的に決定されるため、評価項目数が抑えられ、回答負荷の低い、効率的な人事評価を実施することが可能となる。また、回答負荷が軽くなるため、評価範囲を制限する必要がなくなるため、回答率低下を防ぐことが可能となる。
また、上記実施形態では、決定部2036は、第2設問に含まれる項目のうち、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目以外の項目を、第2設問に含まれる項目から外される候補とするようにしている。これにより、サーバ20は、被評価者が実質的に評価されている能力を確認可能となる。また、被評価者に対して評価するべき能力がすぐわかり、被評価者が自身の強みとして継続的にトレーニングする能力を検討するのに役立つ情報を取得可能となる。
また、上記実施形態では、決定部2036は、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目と共起する項目を、第2設問に含まれる候補とするようにしている。これにより、サーバ20は、被評価者が実質的に評価されている能力を確認可能となる。
また、上記実施形態では、決定部2036は、第2設問に含まれる項目のうち、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目以外の項目を、第2設問に含まれる項目から外すようにしている。これにより、サーバ20は、被評価者が実質的に足りていない能力を確認可能となる。また、被評価者に対して改善を促すべき能力がすぐわかり、被評価者が自身の苦手の克服としてトレーニングすべき能力を検討するのに役立つ情報を取得可能となる。
また、上記実施形態では、決定部2036は、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目と共起する項目を、第2設問に含まれる候補とするようにしている。サーバ20は、被評価者が実質的に足りていない能力を確認可能となる。
また、上記実施形態では、サーバ20は、第2ユーザへのメッセージに関する第3設問を受け付ける。そして、決定部2036は、メッセージの内容と共起する項目を、第2設問に含まれる候補とするようにしている。これにより、サーバ20は、評価者が被評価者に対して内在的に有するイメージに基づき、第2設問に含める候補を決定することが可能となる。
また、上記実施形態では、決定部2036は、算出部2035による被評価者の結果値の算出の後に第2設問に含める項目を決定するようにしている。これにより、被評価者を評価するのに不要な設問が都度削除され、被評価者に適した設問のみとなるため、評価者の負担が削減され、効率的に人事評価を実施することが可能となる。
また、上記実施形態では、提示部2034は、能力評価の結果を、総合評価との関連性と共に被評価者に提示するようにしている。これにより、抽出した能力要素(評価項目)を集中的に育成・強化することが可能となり、効率的な評価改善が期待できる。
また、上記実施形態では、サーバ20は、複数の評価者から、評価スコアを匿名で受け付けるようにしている。これにより、サーバ20は、評価者から、被評価者に対する正直な回答を引き出すことが可能となる。また、匿名の自由な回答が故に、信頼性の疑わしい回答、被評価数のブレが懸念されるが、(1)式~(3)式を用いた評価アルゴリズムの活用で、信頼性の低い評価に引きずられること、被評価数が少ないことによる信頼性低下が抑えられ、より被評価者の真の評価に近い値が算出可能となる。
また、上記実施形態では、サーバ20は、複数の評価者となるための条件は存在しないようにしている。つまり、サーバ20は、評価者となるために制限は設けないようにしている。これにより、評価数の低下を抑えることが可能となる。
<変形例>
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサ29と、メモリ25とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての評価スコアを受け付けるステップ(ステップS23)と、評価スコアそれぞれの信頼性と、複数の第1ユーザそれぞれの公平さと、複数の第2ユーザの良さとを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力し、関数を計算することで算出される第2ユーザの良さを、当該第2ユーザの評価とするステップ(ステップS26)とを実行させるプログラム。
(付記2)
第2ユーザを評価するステップにおいて、算出した信頼性、公平さ、及び良さを関数へ入力して、信頼性、公平さ、及び良さを算出する処理を繰り返し、値が集束した良さを、第2ユーザの評価とする、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)
第2ユーザのうちのいずれかについての評価スコアに基づき、当該第2ユーザについての第1評価値を算出するステップ(ステップS13)と、回答数を減らした評価ネットワークにおける評価スコアを関数へ入力し、関数を計算することで、第2ユーザについての第2評価値を算出するステップ(ステップS14)と、第1評価値と、第2評価値との差が小さくなるよう関数のパラメータを設定するステップ(ステップS17)とを、プロセッサに実行させる(付記1)又は(付記2)のいずれかに記載のプログラム。
(付記4)
先にパラメータを設定してから所定の期間の経過後にパラメータを取得し、取得したパラメータが所定の要件を満たす場合、取得したパラメータを設定するステップ(ステップS33)を、プロセッサに実行させる(付記3)に記載のプログラム。
(付記5)
評価スコアを受け付けるステップにおいて、第2ユーザの総合評価に関する第1設問と、第2ユーザの能力評価に関する複数項目からなる第2設問とについての評価スコアを受け付け、第1設問の評価スコアと、第2設問の評価スコアとに基づき、次回の評価で第2設問に含める項目を決定するステップ(ステップS29)を、プロセッサに実行させる(付記1)乃至(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)
決定するステップにおいて、第2設問に含まれる項目のうち、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目以外の項目が、第2設問に含まれる項目から外される候補となる(付記5)に記載のプログラム。
(付記7)
決定するステップにおいて、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目と共起する項目が、第2設問に含まれる候補となる(付記5)又は(付記6)に記載のプログラム。
(付記8)
決定するステップにおいて、第2設問に含まれる項目のうち、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目以外の項目が、第2設問に含まれる項目から外される候補となる(付記5)に記載のプログラム。
(付記9)
決定するステップにおいて、総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目と共起する項目が、第2設問に含まれる候補となる(付記5)又は(付記8)に記載のプログラム。
(付記10)
評価スコアを受け付けるステップにおいて、第2ユーザへのメッセージに関する第3設問を受け付け、決定するステップにおいて、メッセージの内容と共起する項目が、第2設問に含まれる候補となる(付記5)乃至(付記9)のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)
第2ユーザの評価を算出するステップの後に、第2設問に含まれる項目を決定するステップをプロセッサに実行させる(付記5)乃至(付記10)のいずれかに記載のプログラム。
(付記12)
能力評価の結果を、総合評価との関連性と共に第2ユーザに提示するステップをプロセッサに実行させる(付記5)乃至(付記11)のいずれかに記載のプログラム。
(付記13)
受け付けるステップにおいて、複数の第1ユーザから、評価スコアを匿名で受け付ける(付記1)乃至(付記12)のいずれかに記載のプログラム。
(付記14)
受け付けるステップにおいて、複数の第1ユーザとなるための条件は存在しない(付記1)乃至(付記13)のいずれかに記載のプログラム。
(付記15)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータが実行する方法であって、複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての評価スコアを受け付けるステップと、評価スコアそれぞれの信頼性と、複数の第1ユーザそれぞれの公平さと、複数の第2ユーザの良さとを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力し、関数を計算することで算出される第2ユーザの良さを、当該第2ユーザの評価とするステップとを実行する方法。
(付記16)
プロセッサと、メモリとを備える情報処理装置であって、プロセッサが、複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての評価スコアを受け付けるステップと、評価スコアそれぞれの信頼性と、複数の第1ユーザそれぞれの公平さと、複数の第2ユーザの良さとを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力し、関数を計算することで算出される第2ユーザの良さを、当該第2ユーザの評価とするステップとを実行する情報処理装置。
(付記17)
複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての評価スコアを受け付ける手段と、評価スコアそれぞれの信頼性と、複数の第1ユーザそれぞれの公平さと、複数の第2ユーザの良さとを互いに依存させて算出する関数に評価スコアを入力し、関数を計算することで算出される第2ユーザの良さを、当該第2ユーザの評価とする手段とを具備するシステム。
1…システム
10…端末装置
121…通信部
13…入力装置
131…マウス
132…キーボード
133…タッチ・センシティブ・デバイス
14…出力装置
141…ディスプレイ
15…メモリ
16…ストレージ
170…記憶部
180…制御部
181…操作受付部
182…送受信部
183…表示制御部
19…プロセッサ
20…サーバ
201…通信部
202…記憶部
203…制御部
2031…操作受付部
2032…送受信部
2033…記憶制御部
2034…提示部
2035…算出部
2036…決定部
2037…パラメータ設定部
25…メモリ
26…ストレージ
29…プロセッサ
80…ネットワーク
281…評価項目DB
282…第1評価結果DB
283…第2評価結果DB

Claims (18)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、
    複数の第1ユーザに設問を提示するステップと、
    複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての、前記設問に対する評価スコアを受け付けるステップと、
    第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第1ユーザの公平さを表す第1値と第2ユーザの良さを表す第2値とを用い、第1ユーザが入力した少なくとも1回の評価に対する信頼性を表す第3値を算出するための第1関数、及び第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第3値を用いて第2値を算出するための第2関数に前記評価スコアを入力し、前記第1関数、及び第2関数を計算することで第2値を算出し算出した第2値を第2ユーザの評価とし、第1値は第3値を用いて算出される、ステップと
    を実行させるプログラム。
  2. 前記第2ユーザを評価するステップにおいて、第1ユーザが入力した評価の回数を変数とし、第3値を用いて第1値を算出するための第3関数に、評価の回数を入力し、前記第1関数、第2関数、及び第3関数を計算することで第2値を算出する請求項1記載のプログラム。
  3. 前記第2ユーザを評価するステップにおいて、第1ユーザが入力した評価の回数と前記第1関数により算出される第3値とを前記第3関数に入力することで第1値を算出する処理を繰り返し、前記評価スコアと前記第3関数により算出される第1値と前記第2関数により算出される第2値とを前記第1関数に入力することで第3値を算出する処理を繰り返し、前記評価スコアと前記第1関数により算出される第3値とを前記第2関数に入力することで第2値を算出する処理を繰り返し、集束した第2値を、前記第2ユーザの評価とする、請求項記載のプログラム。
  4. 前記第2ユーザのうちのいずれかについての評価スコアに基づき、第1評価値としての第2値を算出するステップと、
    回答数を減らした評価ネットワークにおける評価スコアを前記第1関数、及び第2関数へ入力し、第1ユーザが入力した評価の回数を前記第3関数へ入力して計算することで、第2評価値としての第2値を算出するステップと、
    前記第1評価値と、前記第2評価値との差が小さくなるよう前記第1関数、第2関数、及び第3関数のパラメータを設定するステップと
    を、前記プロセッサに実行させる請求項又はに記載のプログラム。
  5. 先に前記パラメータを設定してから所定の期間の経過後に前記パラメータを取得し、前記取得したパラメータが所定の要件を満たす場合、前記取得したパラメータを設定するステップを、前記プロセッサに実行させる請求項記載のプログラム。
  6. 前記設問を提示するステップにおいて、前記第2ユーザの総合評価に関する第1設問と、前記第2ユーザの能力評価に関する複数項目からなる第2設問とを提示し、
    前記評価スコアを受け付けるステップにおいて、前記第1設問と、前記第2設問とについての評価スコアを受け付け、
    前記第1設問の評価スコアと、前記第2設問の評価スコアとに基づき、次回の評価で前記第2設問に含める項目を決定するステップを、前記プロセッサに実行させる請求項1乃至のいずれかに記載のプログラム。
  7. 前記決定するステップにおいて、前記第2設問に含まれる項目のうち、前記総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目以外の項目が、前記第2設問に含まれる項目から外される候補となる請求項記載のプログラム。
  8. 前記決定するステップにおいて、前記総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より高い項目と共起する項目が、前記第2設問に含まれる候補となる請求項又はに記載のプログラム。
  9. 前記決定するステップにおいて、前記第2設問に含まれる項目のうち、前記総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目以外の項目が、前記第2設問に含まれる項目から外される候補となる請求項記載のプログラム。
  10. 前記決定するステップにおいて、前記総合評価と関連性が高く、かつ、能力評価が所定値より低い項目と共起する項目が、前記第2設問に含まれる候補となる請求項又はに記載のプログラム。
  11. 前記設問を提示するステップにおいて、前記第2ユーザへのメッセージに関する第3設問を提示し、
    前記評価スコアを受け付けるステップにおいて、前記第3設問に対するメッセージを受け付け、
    前記決定するステップにおいて、前記メッセージの内容と共起する項目が、前記第2設問に含まれる候補となる請求項乃至10のいずれかに記載のプログラム。
  12. 前記第2ユーザの評価を算出するステップの後に、前記第2設問に含まれる項目を決定するステップを前記プロセッサに実行させる請求項乃至1のいずれかに記載のプログラム。
  13. 前記能力評価の結果を、前記総合評価との関連性と共に前記第2ユーザに提示するステップを前記プロセッサに実行させる請求項乃至1のいずれかに記載のプログラム。
  14. 前記受け付けるステップにおいて、前記複数の第1ユーザから、前記評価スコアを匿名で受け付ける請求項1乃至1のいずれかに記載のプログラム。
  15. 前記受け付けるステップにおいて、前記複数の第1ユーザとなるための条件は存在しない請求項1乃至1のいずれかに記載のプログラム。
  16. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータが実行する方法であって、
    複数の第1ユーザに設問を提示するステップと、
    複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての、前記設問に対する評価スコアを受け付けるステップと、
    第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第1ユーザの公平さを表す第1値と第2ユーザの良さを表す第2値とを用い、第1ユーザが入力した少なくとも1回の評価に対する信頼性を表す第3値を算出するための第1関数、及び第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第3値を用いて第2値を算出するための第2関数に前記評価スコアを入力し、前記第1関数、及び第2関数を計算することで第算出し算出した第2値を第2ユーザの評価とし、第1値は第3値を用いて算出されステップと
    を実行する方法。
  17. プロセッサと、メモリとを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサが、
    複数の第1ユーザに設問を提示するステップと、
    複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての、前記設問に対する評価スコアを受け付けるステップと、
    第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第1ユーザの公平さを表す第1値と第2ユーザの良さを表す第2値とを用い、第1ユーザが入力した少なくとも1回の評価に対する信頼性を表す第3値を算出するための第1関数、及び第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第3値を用いて第2値を算出するための第2関数に前記評価スコアを入力し、前記第1関数、及び第2関数を計算することで第算出し算出した第2値を第2ユーザの評価とし、第1値は第3値を用いて算出されるステップと
    を実行する情報処理装置。
  18. 複数の第1ユーザに設問を提示する手段と、
    複数の第1ユーザから、複数の第2ユーザについての、前記設問に対する評価スコアを受け付ける手段と、
    第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第1ユーザの公平さを表す第1値と第2ユーザの良さを表す第2値とを用い、第1ユーザが入力した少なくとも1回の評価に対する信頼性を表す第3値を算出するための第1関数、及び第1ユーザから入力される第2ユーザへの評価スコアを変数とし、第3値を用いて第2値を算出するための第2関数に前記評価スコアを入力し、前記第1関数、及び第2関数を計算することで第算出し算出した第2値を第2ユーザの評価とし、第1値は第3値を用いて算出され手段と
    を具備するシステム。
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