JP6989666B2 - レシートサーバー、そのプログラム及びレシートデータ処理方法 - Google Patents

レシートサーバー、そのプログラム及びレシートデータ処理方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、レシートサーバーそのプログラム及びレシートデータ処理方法に関する。
サービスの会員が携帯端末等で、電子化されたレシートを見られるようにする電子レシートサービスが知られている。
このような電子レシートサービスでは大量のデータを取り扱う必要があることから、電子レシートサービスを提供するに当たっては少なからぬ設備投資が必要となる。このため、企業等の提供者が独自に電子レシートサービスを提供することは難しい場合がある。
このような事情から、複数の提供者のそれぞれが少ない設備投資により独自サービスとしての電子レシートサービスを提供できることが望まれていた。
特開2014−194736号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、複数の提供者のそれぞれが少ない設備投資により独自サービスとしての電子レシートサービスを提供可能とするレシートサーバー及びそのプログラムを提供することである。
実施形態のレシートサーバーは、記憶手段、受信手段、特定手段、判定手段、抽出手段及び送信手段を備える。記憶手段は、企業又は店舗が会員と行った商取引の内容を示す電子レシートデータを、会員ごとに割り当てられた第1のIDと企業又は店舗ごとに割り当てられた第2のIDとに関連付けて記憶部に記憶する。受信手段は、情報端末に記憶された、企業により提供されるアプリケーションソフトウェアの操作を介して送信されたリクエスト情報を受信する。特定手段は、リクエスト情報に基づいて企業又は店舗の第2のIDを特定する。判定手段は、情報端末操作する会員の第1のIDを判定する。抽出手段は、第1のIDと第2のIDとに関連付けられた電子レシートデータを抽出し、リクエスト情報に基づいて第2のIDを特定できない場合、判定手段により判定された第1のIDに関して前回に抽出した電子レシートデータを抽出する。送信手段は、抽出手段により抽出された電子レシートデータの一覧を表した一覧情報を、前記情報端末に送信する。
実施形態に係る電子レシートシステムの要部回路構成を示すブロック図。 図1中の情報端末のCPUによる制御処理のフローチャート。 図1中の情報端末のCPUによる制御処理のフローチャート。 図1中の企業サーバーのCPUによる制御処理のフローチャート。 図1中のレシートサーバーのCPUによる制御処理のフローチャート。
以下、実施形態に係る電子レシートシステムについて、図面を用いて説明する。
図1は、実施形態に係る電子レシートシステム1の要部回路構成を示すブロック図である。電子レシートシステム1は、販売データ処理装置10、レシートサーバー20、企業サーバー30及び情報端末40がネットワーク50と接続されている。
販売データ処理装置10は、決済対象となる商品の決済などの業務のためにスーパーマーケットなどの店舗に設置される。なお、図1では、販売データ処理装置10は1台のみ示すが、実際には複数の販売データ処理装置10が電子レシートシステム1に含まれる。そしてそれらの販売データ処理装置10は、複数の店舗にそれぞれ設置される。販売データ処理装置10は、例えばPOS(point of sales)端末又は電子キャッシュレジスターなどである。なお、販売データ処理装置10は、典型的には店員により操作される対面方式である。しかしながら、販売データ処理装置10は、買物客が操作するセルフ方式を用いることもできる。また、登録処理を行う登録部と決済処理を行う決済部とを分離し、登録部については店員が操作し、決済部については買物客が操作するセミセルフ方式を用いることもできる。販売データ処理装置10は、決済時に、電子レシートサービスの会員ごとに個別に割り当てられる会員ID(identifier)が記録されたバーコードを販売データ処理装置10に接続されたスキャナにより読取るなどして、決済者が電子レシートサービスの会員であることを判定する。販売データ処理装置10は、決済者が電子レシートサービスの会員である場合、電子レシートを発行するために、決済された取引の内容を含む商取引データをレシートサーバー20に送信する。商取引データは、会員ID及び店舗を運営する企業ごとに個別に割り当てられた企業IDも含む。なお、企業IDは、販売データ処理装置10に予め記憶しておくことで、商取引データに含めることができる。
レシートサーバー20は、複数の企業が運営する複数の店舗に設置されたそれぞれの販売データ処理装置10から送信された商取引データに基づく電子レシートデータを記憶する。また、レシートサーバー20は、記憶する電子レシートデータに個別のレシートIDを割り当て、当該レシートIDと電子レシートデータとを関連付けて管理する。したがって、電子レシートシステム1では、複数の企業のそれぞれと電子レシートサービスの会員との商取引の内容を表した電子レシートデータがレシートサーバー20により記憶及び管理されることとなる。
レシートサーバー20は、CPU(central processing unit)21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、ネットワークI/F(interface)24及びバス25を含む。
CPU21は、コンピューターの中枢部分に相当する。CPU21は、メインメモリ22に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、レシートサーバー20の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
メインメモリ22は、上記コンピューターの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、オペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。メインメモリ22が記憶するプログラムは、レシートサーバー20を制御する制御プログラムを含む。またメインメモリ22は、CPU21が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにメインメモリ22は、CPU21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス23は、上記コンピューターの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disc drive)又はSSD(solid state drive)などである。補助記憶デバイス23は、CPU21が各種の処理を行う上で使用するデータ又はCPU21での処理によって生成されたデータなどを保存する。補助記憶デバイス23は、上記のオペレーティングシステム又はアプリケーションなどのプログラムを記憶する場合もある。補助記憶デバイス23は、電子レシートデータを、会員ID及び企業IDと関連付けて記憶する。
メインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶されるプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例としてレシートサーバー20は、制御プログラムがメインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶された状態で、利用者へと譲渡される。しかしながらレシートサーバー20は、制御プログラムがメインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶されない状態で利用者に譲渡されても良い。そして、別途に利用者へと譲渡された制御プログラムが、利用者又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ22又は補助記憶デバイス23へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
ネットワークI/F24は、レシートサーバー20がネットワーク50を介して通信するためにインターフェースする。つまり、ネットワークI/F24は、通信装置の一例である。
バス25は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、レシートサーバー20の各部で授受される信号を伝送する。
企業サーバー30は、店舗を運営する企業が提供するウェブページ又はアプリケーションなどのコンテンツを、ネットワーク50を介して配信する。なお、図1では、企業サーバー30は1台のみ示すが、1台に限定されるものではない。例えば、複数の企業サーバー30を電子レシートシステム1に含み、これらの企業サーバー30が複数の企業により提供されるコンテンツをそれぞれ配信しても良い。
企業サーバー30は、CPU31、メインメモリ32、補助記憶デバイス33、ネットワークI/F34及びバス35を含む。
CPU31は、コンピューターの中枢部分に相当する。CPU31は、メインメモリ32に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、企業サーバー30の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
メインメモリ32は、上記コンピューターの主記憶部分に相当する。メインメモリ32は、オペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。メインメモリ32が記憶するプログラムは、企業サーバー30を制御する制御プログラムを含む。またメインメモリ32は、CPU31が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにメインメモリ32は、CPU31が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス33は、上記コンピューターの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス33は、例えばEEPROM、HDD又はSSDなどである。補助記憶デバイス33は、CPU31が各種の処理を行う上で使用するデータ又はCPU31での処理によって生成されたデータなどを保存する。補助記憶デバイス33は、上記のオペレーティングシステム又はアプリケーションなどのプログラムを記憶する場合もある。
メインメモリ32又は補助記憶デバイス33に記憶されるプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例として企業サーバー30は、制御プログラムがメインメモリ32又は補助記憶デバイス33に記憶された状態で、利用者へと譲渡される。しかしながら企業サーバー30は、制御プログラムがメインメモリ32又は補助記憶デバイス33に記憶されない状態で利用者に譲渡されても良い。そして、別途に利用者へと譲渡された制御プログラムが、利用者又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ32又は補助記憶デバイス33へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
ネットワークI/F34は、企業サーバー30がネットワーク50を介して通信するためにインターフェースする。
バス35は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、企業サーバー30の各部で授受される信号を伝送する。
情報端末40は、通信機能を備えた情報処理装置であり、例えばスマートフォン、携帯電話又はタブレットPC(personal computer)などの携帯情報端末である。情報端末40は、デスクトップPC等の据え置き型コンピューター又はノートPCなどであっても良い。
電子レシートサービスの会員は、情報端末40を用いることで、レシートサーバー20から電子レシートデータを取得して電子化されたレシートを見ることができる。
情報端末40は、CPU41、メインメモリ42、補助記憶デバイス43、タッチパネル44、ネットワークI/F45及びバス46を含む。
CPU41は、コンピューターの中枢部分に相当する。CPU41は、メインメモリ42に記憶されたオペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、情報端末40の各種の機能を実現するべく各部を制御する。
メインメモリ42は、上記コンピューターの主記憶部分に相当する。メインメモリ42は、オペレーティングシステム及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する。メインメモリ42が記憶するプログラムは、情報端末40を制御する制御プログラムを含む。またメインメモリ42は、CPU41が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにメインメモリ42は、CPU41が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶デバイス43は、上記コンピューターの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス43は、例えばEEPROM、HDD又はSSDなどである。補助記憶デバイス43は、CPU41が各種の処理を行う上で使用するデータ又はCPU41での処理によって生成されたデータなどを保存する。補助記憶デバイス43は、上記のオペレーティングシステム又はアプリケーションソフトウェアなどのプログラムを記憶する場合もある。また、補助記憶デバイス43は、レシートサーバー20用のcookieを記憶している。情報端末40が電子レシートサービスにログインしている状態では、当該cookieに、電子レシートサービスにログインするための会員ID及びパスワードが含まれる。
メインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶されるプログラムには、店舗を運営する各企業が提供するアプリケーションソフトウェア(以下「企業アプリ」という。)、及びウェブブラウザーを含む。一例として情報端末40は、企業アプリがメインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶されない状態で、利用者へと譲渡される。そして、別途に利用者へと譲渡された企業アプリが、利用者又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ42又は補助記憶デバイス43へと書き込まれても良い。しかしながら情報端末40は、企業アプリがメインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶された状態で利用者に譲渡されても良い。また、一例として情報端末40は、ウェブブラウザーがメインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶された状態で、利用者へと譲渡される。しかしながら情報端末40は、ウェブブラウザーがメインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶されない状態で利用者に譲渡されても良い。そして、別途に利用者へと譲渡されたウェブブラウザーが、利用者又はサービスマンなどによる操作の下にメインメモリ42又は補助記憶デバイス43へと書き込まれても良い。上述の企業アプリ又はウェブブラウザーの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
タッチパネル44は、情報端末40の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル44は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
ネットワークI/F45は、情報端末40がネットワーク50を介して通信するためにインターフェースする。
バス46は、アドレスバス及びデータバスなどを含み、情報端末40の各部で授受される信号を伝送する。
ネットワーク50は、インターネットを含む通信網である。ネットワーク50は、さらに、3G(3rd generation)若しくはLTE(long term evolution)等の携帯電話回線網、LAN(local area network)、専用線又はその他の通信回線などを含んでも良い。なお、電子レシートシステム1では、一例として、レシートサーバー20又は企業サーバー30と情報端末40との間の、ネットワーク50を介した通信には、通信プロトコルとしてHTTP(Hypertext Transfer Protocol)が用いられる。したがって、以下の動作説明で説明するリクエストはHTTPリクエストであり、レスポンスはHTTPレスポンスである。また、HTTPリクエストに含まれるリクエストラインには、アクセス先のURL(uniform resource locator)などが記述される。
以下、レシートサーバー20、企業サーバー30及び情報端末40の動作を図2乃至図5に基づいて説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
図2及び図3は、CPU41による制御処理のフローチャートである。CPU41は、メインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶された企業アプリに基づいて図2の制御処理を実行する。CPU41は、メインメモリ42又は補助記憶デバイス43に記憶されたウェブブラウザーに基づいて図3の制御処理を実行する。図4は、CPU31による制御処理のフローチャートである。CPU31は、メインメモリ32又は補助記憶デバイス33に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。図5は、CPU21による制御処理のフローチャートである。CPU21は、メインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。
電子レシートサービスの会員は、企業アプリを通じてレシートを見たい場合、情報端末40を操作して企業アプリの実行を情報端末40に対して指示する。CPU41は、この指示に応じて、企業アプリに基づいて図2に示す制御処理を開始する。
図2のAct1においてCPU41は、企業リクエストを生成して、この企業リクエストをネットワークI/F45を介してネットワーク50へと送出する。企業リクエストは、企業アプリに基づく制御処理により最初に表示するべき企業画面を表した企業画面データの送信を企業サーバー30に対して要求するための情報である。このため、CPU41は、企業リクエストのリクエストラインには、企業サーバー30のドメイン名と、企業画面データを企業サーバー30で識別するためのパスとを表した企業URLを含める。
企業リクエストは、企業URLに示されたドメイン名に従って、ネットワーク50によって企業サーバー30へと伝送される。そうすると企業サーバー30では、ネットワークI/F34が企業リクエストを受信する。
一方、企業サーバー30においてCPU31は、図4に示す制御処理を実行している。
Act31においてCPU31は、企業リクエストがネットワークI/F34によって受信されるのを待ち受けている。CPU31は、上述のように企業リクエストが受信されたならば、Act31においてYesと判定してAct32へと進む。
Act32においてCPU31は、企業レスポンスを生成して、この企業レスポンスをネットワークI/F34から情報端末40に宛ててネットワーク50へと送出する。企業レスポンスは、企業リクエストへの応答として、企業画面データを情報端末40へと与えるための情報である。そこでCPU31は、企業レスポンスには、企業リクエストに含まれていた企業URLで特定される企業画面データを含める。企業画面データは企業アプリにより表示可能なデータ形式であり、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)形式のデータである。
企業画面は、複数のボタンを含む。これらのボタンの1つ又は複数は、一例として、企業サーバー30が提供するコンテンツにアクセスするためのリンクが設定される。複数のボタンのうちの1つは、レシートサーバー20が提供する電子レシートサービスにアクセスするためのリンクとしてホームURLが設定されたレシートボタンである。レシートボタンに設定されたホームURLには、レシートサーバー20をネットワーク50上で識別するためのドメイン名が含まれる。またホームURLの末尾には、企業IDを示すパラメーターとしてクエリ文字列が付加されている。次に示すURLは、レシートボタンに設定されたホームURLの一例である。
http://www.example.com/index.html?co=A0001
このうち、「?」以降がクエリ文字列である。ここでは、一例として変数名をco、値をA0001としている。A0001は、企業IDの一例である。なお、企業アプリが、複数の企業からなる企業グループにより提供されるものである場合などにおいては、企業IDを複数含めたい場合がある。このような場合には、例えば、co=A0001,A0002のように企業IDをカンマで区切って記述することで、複数の企業IDを含めることができる。
企業サーバー30は、このようなホームURLが設定されたレシートボタンが含まれる企業画面データを予め補助記憶デバイス33に記憶しておく。
一方、情報端末40のCPU41は、図2のAct1にて企業リクエストを送出し終えた後、Act2へと進む。
Act2においてCPU41は、企業レスポンスが受信されるのを待ち受ける。CPU41は、企業サーバー30から送出され、ネットワーク50により伝送された企業レスポンスがネットワークI/F45によって受信されたならば、Act2においてYesと判定してAct3へと進む。
Act3においてCPU41は、企業レスポンスに含まれた企業画面データに基づいて、企業画面に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル44に指示する。会員は、企業画面に含まれた複数のボタンのいずれかにタッチする。会員は、電子レシートを見たいのならば、複数のボタンのうちのレシートボタンにタッチする。
Act4においてCPU41は、企業画面に含まれたボタンのいずれかがタッチされるのを待ち受ける。CPU41は、企業画面に含まれたボタンのいずれかがタッチされたならば、Act4においてYesと判定してAct5へと進む。
Act5においてCPU41は、タッチされたボタンがレシートボタンであるか否かを確認する。CPU41は、タッチされたボタンがレシートボタンであるならば、Act5においてYesと判定してAct6へと進む。なお、CPU41は、タッチされたボタンがその他のボタンであるならば、Act5においてNoと判定して、タッチされたボタンに応じたその他の処理を行う。
Act6においてCPU41は、ウェブブラウザーへホームURLを受け渡す。
この処理に応じてCPU41は、ウェブブラウザーに基づいて図3に示す制御処理を開始する。CPU41は、この制御処理においては、企業アプリに基づく制御処理から受け渡されたホームURLを引数の一つとして使用する。CPU41は、図2及び図3に示す2つの制御処理を別タスクにより並列的に実行する。なお、CPU41は、図2のAct6の処理の後、Act4へと戻り、企業アプリをバックグラウンドで動作させる。ただしCPU41は、図3に示す制御処理の開始に伴い、図2に示す制御処理を終了しても良い。
図3のAct11においてCPU41は、ホームリクエストを生成して、このホームリクエストをネットワークI/F45を介してネットワーク50へと送出する。ホームリクエストは、電子レシートサービスにおいて最初に表示されるべきホーム画面を表したホーム画面データの送信をレシートサーバー20に対して要求するための情報である。このため、CPU41は、ホームリクエストのリクエストラインには、引数であるホームURLを含める。また、CPU41は、ホームリクエストには、補助記憶デバイス43に記憶しているレシートサーバー20用のcookieを含める。なお、本実施形態では、情報端末40は電子レシートサービスへログイン済みの状態であるとして説明する。つまり、当該cookieには会員ID及びパスワードが含まれる。また、CPU41は、レシートサーバー20をアクセス先とする以下に説明するその他のHTTPリクエストについても、同様にレシートサーバー20用のcookieを含める。
ホームリクエストは、ホームURLに示されたドメイン名に従って、ネットワーク50によってレシートサーバー20へと伝送される。そうするとレシートサーバー20では、ネットワークI/F24がホームリクエストを受信する。
一方、レシートサーバー20においてCPU21は、図5に示す制御処理を実行している。
Act41においてCPU21は、HTTPリクエストがネットワークI/F24によって受信されるのを待ち受けている。CPU21は、何らかのHTTPリクエストが受信されたならば、Act41においてYesと判定してAct42へと進む。なお、CPU21は、何らかのHTTPリクエストを受信したとき、上記のcookieに会員ID及びパスワードが含まれるか否かを確認して、情報端末40が電子レシートサービスにログインしている状態であることを確認している。
Act42においてCPU21は、受信されたリクエストがホームリクエストであるか否かを確認する。CPU21は、上述のようにホームリクエストが受信されたならば、Act42においてYesと判定してAct43へと進む。
Act43においてCPU41は、ホームレスポンスを生成し、このホームレスポンスをネットワークI/F45から情報端末40に宛ててネットワーク50へと送出する。ホームレスポンスは、ホームリクエストへの応答として、ホーム画面データを情報端末40へと与えるための情報である。そこで、CPU21は、ホームレスポンスには、ホームURLで特定される、ホーム画面を表示するためのホーム画面データを含める。ホーム画面データは、ウェブブラウザーにより表示可能なデータ形式であり、例えば、HTML形式のデータである。
ホーム画面は、一例として、リンクが設定された複数のボタンを含む。複数のボタンのうちの1つは、電子レシートデータの一覧を示す一覧画面データにアクセスするためのリンクとして一覧URLが設定された一覧ボタンである。一覧ボタンに設定された一覧URLには、レシートサーバー20をネットワーク50上で識別するためのドメイン名が含まれる。また、一覧URLの末尾には、ホームURLの末尾に付加されたものと同一のクエリ文字列が付加される。その他のボタンは、一例として、電子レシートサービスに関するその他のウェブページにアクセスするためのリンクが設定されたボタンである。
一方、情報端末40のCPU41は、図3のAct11にてホームリクエストを送出した後、Act12へと進む。
Act12においてCPU41は、ホームレスポンスが受信されるのを待ち受ける。CPU41は、企業サーバー30から送出され、ネットワーク50により伝送されたホームレスポンスがネットワークI/F45によって受信されたならば、Act12においてYesと判定してAct13へと進む。
Act13においてCPU41は、ホームレスポンスに含まれたホーム画面データに基づいて、ホーム画面に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル44に指示する。会員は、ホーム画面に含まれた複数のボタンのいずれかにタッチする。会員は、電子レシートデータの一覧を示す一覧画面を見たいのであるならば、一覧ボタンにタッチする。
Act14においてCPU41は、ホーム画面に含まれたボタンのいずれかがタッチされるのを待ち受ける。CPU41は、ホーム画面に含まれたボタンのいずれかがタッチされたならば、Act14においてYesと判定してAct15へと進む。
Act15においてCPU41は、タッチされたボタンが一覧ボタンであるか否かを確認する。CPU41は、タッチされたボタンが一覧ボタンであるならば、Act15においてYesと判定してAct16へと進む。なお、CPU41は、タッチされたボタンがその他のボタンであるならば、Act16においてNoと判定して、タッチされたボタンに応じたその他の処理を行う。
Act16においてCPU41は、一覧リクエストを生成し、この一覧リクエストをネットワークI/F45を介してネットワーク50へと送出する。一覧リクエストは、一覧画面を表した一覧画面データの送信をレシートサーバー20に対して要求するための情報である。このため、CPU41は、一覧リクエストのリクエストラインには、一覧ボタンに設定された一覧URLを含める。
一覧リクエストは、一覧URLに示されたドメイン名に従って、ネットワーク50によってレシートサーバー20へと伝送される。そうするとレシートサーバー20では、ネットワークI/F24が一覧リクエストを受信する。かくしてネットワークI/F24は、情報端末から送信されたリクエスト情報を受信する受信手段として動作する。
一方、レシートサーバー20のCPU21は、図5のAct43にてホームレスポンスを送出した後、Act41へと戻る。そして、CPU21は、上述のように一覧リクエストが受信されたならば、Act41においてYesと判定し、さらにAct42においてNoと判定してAct44へと進む。
Act44においてCPU21は、受信されたリクエストが一覧リクエストであるか否かを確認する。CPU21は、受信されたリクエストが一覧リクエストであるならば、Act44においてYesと判定してAct45へと進む。なお、CPU21は、受信されたリクエストが一覧リクエストでないならば、当該リクエストに応じたその他の処理を行う。
Act45においてCPU21は、一覧リクエストに企業IDが含まれるか否かを確認する。ここまでの説明において一覧リクエストには企業IDが含まれるとしている。したがってここでは、CPU21は、Act45においてYesと判定してAct46へと進む。しかしながら、情報端末40は、ブックマーク機能又はURLの手動入力などを用いる方法により、末尾にクエリが付加されていない一覧URLがリクエストラインに記述された一覧リクエストを送出することが可能である。CPU21は、このような、企業IDが含まれない一覧リクエストを受信した場合には、企業IDが含まれる一覧リクエストを受信した場合と異なる処理を行うためにこの判定を行う。
Act46においてCPU21は、一覧リクエストに含まれた企業IDを、会員IDと関連付けて補助記憶デバイスに記憶する。なお、既に当該会員IDに関連付けて企業IDが記憶されている場合には、上書きして記憶する。
Act47においてCPU21は、補助記憶デバイス23に記憶された電子レシートデータの中から、企業IDと会員IDとで特定される電子レシートデータを抽出する。なお、企業IDは、一覧URL末尾のクエリ文字列に含まれているものであり、会員IDは、cookieに含まれているものである。Act47の処理において、企業IDにより特定される企業と会員IDにより判定される操作者とで行った商取引に関する電子レシートデータが抽出される。したがって、この処理においてCPU21を中枢とするコンピューターは、一覧リクエストに含まれた企業IDを特定情報として、特定情報に基づいて企業を特定する特定手段として動作する。また、この処理においてCPU21は、cookieに含まれる会員IDにより、情報端末40の操作者を判定する判定手段として動作する。なお、CPU21は、操作者を会員IDにより判定するので、当該会員IDで特定される会員以外が真の操作者であるとしても、当該会員IDで特定される会員が操作者であると見做す。また、Act47の処理においてCPU21を中枢とするコンピューターは、特定手段により特定された企業と判定手段により判定された操作者とで行った商取引に関する電子レシートデータを抽出する抽出手段として動作する。
Act48においてCPU21は、一覧レスポンスを生成して、この一覧レスポンスをネットワークI/F24から情報端末40に宛ててネットワーク50へと送出する。一覧レスポンスは、一覧リクエストへの応答として、一覧画面データを情報端末40へと与えるための情報である。そこで、CPU21は、一覧レスポンスには、抽出された電子レシートデータの一覧を示す一覧画面を表示するための一覧画面データを含める。一覧画面データは、ウェブブラウザーにより表示可能なデータ形式であり、例えば、HTML形式のデータである。一覧レスポンスを送出する処理においてCPU21を中枢とするコンピューターは、ネットワークI/F24を制御する送信制御手段として動作する。また、この処理においてCPU21を中枢とするコンピューター及びネットワークI/F24は、レシートデータの一覧を表した一覧情報を送信する送信手段として動作する。
一覧画面データに基づき表示される一覧画面には、会員IDと企業IDとで特定されるレシートが一覧形式で表示される。一覧画面には、一例として、各電子レシートデータに含まれるレシートID、購入日時及び購入店舗などが表される。
一方、情報端末40のCPU41は、図3のAct16にて一覧リクエストを送出した後、Act17へと進む。
Act17においてCPU41は、一覧レスポンスがネットワークI/F24によって受信されるのを待ち受ける。CPU41は、レシートサーバー20から送出され、ネットワーク50により伝送された一覧レスポンスがネットワークI/F45によって受信されたならば、Act17においてYesと判定してAct18へと進む。
Act18においてCPU41は、一覧レスポンスに含まれた一覧画面データに基づいて、一覧画面に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル44に指示する。
会員は、一覧画面において、見たい電子レシートを指定するための操作をタッチパネル44で行う。具体的には会員は、見たい電子レシートについてのレシートID、購入日時及び購入店舗などが表示された領域をタッチするべくタッチパネル44をタッチ操作する。各領域には、会員が電子化されたレシートを見るためのレシート画面にリンクするレシートURLが設定されている。レシートURLには、レシートサーバー20をネットワーク50上で識別するためのドメイン名が含まれる。
Act19においてCPU41は、上記のようなタッチ操作が行われるのを待ち受ける。CPU41は、該当のタッチ操作が行われたならば、Act19においてYesと判定してAct20へと進む。
Act20においてCPU41は、レシートリクエストを生成して、このレシートリクエストをネットワークI/F45を介してネットワーク50へと送出する。レシートリクエストは、レシート画面を表したレシート画面データの送信をレシートサーバー20に対して要求するための情報である。このため、CPU41は、レシートリクエストのリクエストラインには、一覧画面の各領域に設定されたレシートURLを含める。また、レシートリクエストは、一覧画面においてタッチされた領域に対応する電子レシートデータに割り当てられたレシートIDを含む。レシートIDは、一例として、レシートリクエストのリクエストラインに記述されたURLの末尾にクエリ文字列として付加されることにより、レシートリクエストに含められる。
レシートリクエストは、ホームURLに示されたドメイン名に従って、ネットワーク50によってレシートサーバー20へと伝送される。そうするとレシートサーバー20では、ネットワークI/F24がレシートリクエストを受信する。
一方、レシートサーバー20のCPU21は、図5のAct48にて一覧レスポンスを送出した後、Act49へと進む。
Act49においてCPU21は、レシートリクエストがネットワークI/F24によって受信されるのを待ち受ける。CPU21は、上述のようにレシートリクエストが受信されたならば、Act49においてYesと判定してAct50へと進む。
Act50においてCPU21は、レシートレスポンスを生成して、このレシートレスポンスをネットワークI/F24から情報端末40に宛ててネットワーク50へと送出する。レシートレスポンスは、レシートリクエストへの応答として、レシート画面データを情報端末40へと与えるための情報である。そこで、CPU21は、レシートレスポンスには、レシートリクエストに含まれるレシートIDで特定される電子レシートデータに対応したレシート画面を表示するためのレシート画面データを含める。レシート画面データは、ウェブブラウザーにより表示可能なデータ形式であり、例えば、HTML形式のデータである。CPU21は、Act50の処理の後、Act41へと戻る。
一方、情報端末40のCPU41は、図3のAct20にてレシートリクエストを送出した後、Act21へと進む。
Act21においてCPU41は、レシートレスポンスがネットワークI/F24によって受信されるのを待ち受ける。CPU41は、レシートサーバー20から送出され、ネットワーク50により伝送されたレシートレスポンスがネットワークI/F45によって受信されたならば、Act21においてYesと判定してAct22へと進む。
Act22においてCPU41は、レシートレスポンスに含まれたレシート画面データに基づいて、レシート画面に対応した画像を生成し、この画像を表示するようタッチパネル44に指示する。
レシート画面には、一例として、電子レシートデータに基づき生成された電子レシートと、レシート画面の表示を終了する場合に操作者がタッチするための戻るボタンとが表示される。
Act23においてCPU41は、レシート画面の表示の終了を指示する操作が行われるのを待ち受ける。すなわち、CPU41は、タッチパネル44に表示された戻るボタンをタッチするなどの、レシート画面の表示の終了を指示するための予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU41は、レシート画面の表示の終了を指示する操作が行われたならば、Act23においてYesと判定してAct16へと戻る。
前述したように、情報端末40は、企業IDが含まれない一覧リクエストを送出することが可能である。CPU21は、このような一覧リクエストを受信した場合には、Act45においてNoと判定してAct51へと進む。
Act51においてCPU41は、会員IDに関連付けて補助記憶デバイスに記憶された企業IDを読み出す。そして、CPU41は、Act51の処理の後Act47へと進み、以降の処理を、一覧リクエストに含まれた企業IDに代えて、Act51において読み出された企業IDを用いて行う。この企業IDは、当該会員に関して最後に電子レシートデータを抽出した際に用いられた企業IDである。
そしてCPU41は、この後には、Act47以降の処理を前述と同様に実行する。
なお、図示はしていないが、図2及び図3においてCPU41は、企業アプリ又はウェブブラウザーを終了させるよう指示するための予め定められた操作が行われるのを常時待ち受けている。当該操作が行われたならば、CPU41は、企業アプリ又はウェブブラウザーを終了させる。
レシートサーバー20によれば、複数の企業がそれぞれ行った商取引の内容をそれぞれ表した複数の電子レシートデータの中から、特定の企業と情報端末40の操作者とで行った商取引に関する電子レシートデータを抽出して得られる一覧を上記の操作者に情報端末40にて提示することができる。これは、操作者からすれば、特定の企業の独自の電子レシートサービスを受けているのと同等である。つまりレシートサーバー20によれば、複数の企業のそれぞれに関して、各企業の独自の電子レシートサービスであるか如き電子レシートサービスを提供できる。そして、各企業は、個別にレシートサーバー20を運用する必要がないから、電子レシートサービスの提供に関わる設備投資を低く抑えることができる。なお、上記の実施形態のように、各企業が提供するサービス又はコンテンツなどに基づく情報端末40での操作に応じてレシートサーバー20へのリクエストを開始することにより、情報端末40の操作者からは、特定の企業が独自に提供する電子レシートサービスを利用しているように見える。
また、レシートサーバー20によれば、企業IDが一覧リクエストに含まれない場合、当該一覧リクエストに含まれたcookieに含まれる会員IDに関して前回抽出した企業の電子レシートデータを抽出する。したがって、情報端末40において、ブックマーク機能又はURLの手動入力などを用いた一覧リクエストが送出されても、レシートサーバー20は、特定の企業の電子レシートデータを抽出することが可能となる。このため、電子レシートサービスの会員は、前回一覧画面を見たときと同様の一覧画面を見ることができる。
上記の実施形態は、以下のような変形が可能である。
企業IDに代えて、店舗ごとに割り当てられた店舗IDを用いても良い。この場合には、特定の店舗のみの電子レシートデータを抽出することができる。
上記実施形態では、一覧リクエストに企業IDが含まれない場合には、一覧リクエストに含まれる企業IDに代えて、当該会員に関して最後に電子レシートデータを抽出したものと同じ企業IDを用いるとした。しかしながら、一覧リクエストに企業IDが含まれない場合には、一覧画像を、会員IDで識別される全ての電子レシートデータの一覧を示すものとしても良い。
上記実施形態では、企業IDをクエリ文字列として付加することによりレシートサーバー20に送信した。しかしながら、企業IDをその他の方法によりレシートサーバー20に送信しても良い。例えば、HTTPリクエストのヘッダー又はメッセージボディに企業IDを含めてレシートサーバー20に送信する。あるいは、リクエストとは別に企業IDを送信しても良い。
企業サーバー30又は情報端末40とレシートサーバー20との間の通信に、HTTP以外のプロコトルを用いても良い。また、画面データは、HTML以外のデータ形式であってもよい。ただし、画面データのデータ形式は、ウェブブラウザーにより表示可能なデータ形式であることが好ましい。
レシートボタンをタッチした場合に表示される画面は、一覧画面であっても良い。例えば、レシートボタンに一覧URLを設定することで、図3のAct11〜Act15を省略して、ホーム画面の表示を経ずに一覧画面の表示を行うことができる。また、一覧画面へのリンクが設定されている画面は、企業画面及びホーム画面に限らない。そして、情報端末40は、そのような画面を経由して一覧画面を表示しても良い。
上記実施形態では、企業アプリ及びウェブブラウザーの2つのアプリケーションを用いた。しかしながら、いずれか1つのアプリケーションだけで全ての処理を行っても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
情報端末から送信されたリクエスト情報を受信する受信手段と、
前記リクエスト情報に基づいて企業又は店舗を特定する特定手段と、
前記情報端末の操作者を判定する判定手段と、
複数の企業又は店舗のそれぞれが行った商取引の内容をそれぞれ表した複数の電子レシートデータの中から、前記特定手段により特定された1以上の企業又は店舗と前記判定手段により判定された操作者とで行った商取引に関する電子レシートデータを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記電子レシートデータの一覧を表した一覧情報を、前記情報端末に送信する送信手段と、
を具備するレシートサーバー。
[2]
前記特定手段は、
前記リクエスト情報に前記企業又は店舗を特定するための特定情報が含まれる場合、当該特定情報に基づいて前記企業又は店舗を特定し、
前記リクエスト情報に前記特定情報が含まれない場合、前記判定手段により判定された前記操作者に関して前回に特定した前記企業又は店舗を、前記リクエスト情報に基づいて特定した企業又は店舗とする、
付記[1]に記載のレシートサーバー。
[3]
前記特定手段は、前記リクエスト情報を送信するために前記情報端末で指定されるURLに付加されたパラメーターから前記特定情報を得る、付記[2]に記載のレシートサーバー。
[4]
前記送信手段は、前記情報端末のウェブブラウザーにより前記一覧を表示させることが可能なデータ形式の前記一覧情報を送信する、
付記[1]乃至付記[3]のいずれか1項に記載のレシートサーバー。
[5]
通信装置を備えたレシートサーバーを制御するコンピューターを、
情報端末から送信され、前記通信装置により受信されたリクエスト情報に基づいて企業又は店舗を特定する特定手段と、
前記情報端末の操作者を判定する判定手段と、
複数の企業又は店舗のそれぞれが行った商取引の内容をそれぞれ表した複数の電子レシートデータの中から、前記特定手段により特定された1以上の企業又は店舗と前記判定手段により判定された操作者とで行った商取引に関する電子レシートデータを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記電子レシートデータの一覧を表した一覧情報を、前記情報端末に送信するよう通信装置を制御する送信制御手段と、
して機能させるためのプログラム。
1…電子レシートシステム、10…販売データ処理装置、20…レシートサーバー、21,31,41…CPU、22,32,42…メインメモリ、23,33,43…補助記憶デバイス、24,34,45…ネットワークI/F、25,35,46…バス、30…企業サーバー、40…情報端末、44…タッチパネル。

Claims (4)

  1. 企業又は店舗が会員と行った商取引の内容を示す電子レシートデータを、会員ごとに割り当てられた第1のIDと企業又は店舗ごとに割り当てられた第2のIDとに関連付けて記憶部に記憶する記憶手段と、
    情報端末に記憶された、企業により提供されるアプリケーションソフトウェアの操作を介して送信されたリクエスト情報を受信する受信手段と、
    前記リクエスト情報に基づいて企業又は店舗の前記第2のIDを特定する特定手段と、
    前記情報端末操作する会員の前記第1のIDを判定する判定手段と、
    前記第1のIDと前記第2のIDとに関連付けられた前記電子レシートデータを抽出し、前記リクエスト情報に基づいて前記第2のIDを特定できない場合、前記判定手段により判定された前記第1のIDに関して前回に抽出した前記電子レシートデータを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記電子レシートデータの一覧を表した一覧情報を、前記情報端末に送信する送信手段と、
    を具備するレシートサーバー。
  2. 前記特定手段は、前記リクエスト情報を送信するために前記情報端末で指定されるURLに付加されたパラメーターから前記第2のIDを得る、請求項に記載のレシートサーバー。
  3. 通信装置を備えたレシートサーバーを制御するコンピューターを、
    企業又は店舗が会員と行った商取引の内容を示す電子レシートデータを、会員ごとに割り当てられた第1のIDと企業又は店舗ごとに割り当てられた第2のIDとに関連付けて記憶部に記憶する記憶手段と、
    情報端末に記憶された、企業により提供されるアプリケーションソフトウェアの操作を介して送信され、前記通信装置により受信されたリクエスト情報に基づいて企業又は店舗の前記第2のIDを特定する特定手段と、
    前記情報端末操作する会員の前記第1のIDを判定する判定手段と、
    前記第1のIDと前記第2のIDとに関連付けられた前記電子レシートデータを抽出し、前記リクエスト情報に基づいて前記第2のIDを特定できない場合、前記判定手段により判定された前記第1のIDに関して前回に抽出した前記電子レシートデータを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記電子レシートデータの一覧を表した一覧情報を、前記情報端末に送信するよう前記通信装置を制御する送信制御手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  4. 企業又は店舗が会員と行った商取引の内容を示す電子レシートデータを、会員ごとに割り当てられた第1のIDと企業又は店舗ごとに割り当てられた第2のIDとに関連付けて記憶部に記憶し、
    情報端末に記憶された、企業により提供されるアプリケーションソフトウェアの操作を介して送信されたリクエスト情報を受信し、
    前記リクエスト情報に基づいて企業又は店舗の前記第2のIDを特定し、
    前記情報端末を操作する会員の前記第1のIDを判定し、
    前記第1のIDと前記第2のIDとに関連付けられた前記電子レシートデータを抽出し、前記リクエスト情報に基づいて前記第2のIDを特定できない場合、前記情報端末を操作する前記会員の前記第1のIDに関して前回に抽出した前記電子レシートデータを抽出し、
    抽出した前記電子レシートデータの一覧を表した一覧情報を、前記情報端末に送信する、
    レシートデータ処理方法。
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