JP6986427B2 - 印刷用樹脂フィルムの表面処理剤 - Google Patents
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Description
〔1〕 窒素原子及び酸素原子の少なくともいずれかを含む極性基と、ポリプロピレン鎖とを有し、25℃で固体のポリマーXを含む、印刷用樹脂フィルムの表面処理剤、
〔2〕 前記〔1〕記載のポリマーXを、印刷用樹脂フィルムの表面処理剤として使用する方法、
〔3〕 前記〔1〕記載の表面処理剤により、樹脂フィルムの印刷面が被覆された、印刷用樹脂フィルム、
〔4〕 結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子及び絶縁性液体を含有する液体現像剤を用いて樹脂フィルムに画像を印刷する方法であって、前記〔1〕記載の表面処理剤により印刷面が被覆された樹脂フィルムを用いる、画像の印刷方法、
〔5〕 結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子及び絶縁性液体を含有する液体現像剤と、前記〔1〕記載の表面処理剤により、印刷面が被覆された樹脂フィルムとを含む、印刷用キット、並びに
〔6〕 樹脂フィルム上に、前記〔1〕記載の表面処理剤の層と画像の層とがこの順に積層された印刷物
に関する。
樹脂フィルムの表面はほとんど凹凸がないため、紙のようにインキの染み込みが起こらず物理的接着が期待できない。また、樹脂フィルムの中でもポリプロピレンフィルムは接着に関与できる官能基がフィルム表面に存在せず、化学的接着も期待できない。そのため、フィルム印刷の際はコロナ処理や表面処理剤を用いてあらかじめフィルムを処理する必要があることが知られている。
一方、本発明におけるポリマーXは、分子内に窒素原子及び酸素原子の少なくともいずれかを含む極性基とポリプロピレン鎖を有する。一般的に、SP値が近い材同士は接着しやすいことが知られていることから、ポリマーXが有するポリプロピレン基は非極性であるポリプロピレンフィルムとの接着に有効であると考えられる。さらに、ポリマーXは極性基も有しているため、極性物質との接着にも有効であると推察される。
さらに、本発明におけるポリマーXは、室温(25℃)で固体であることから、ポリマーXにより形成される表面処理層もまた室温で固体であり、表面処理層内で破壊が起きない程度の強度を有したことで界面接着性が十分に発現されると推察される。なお、本発明において、25℃で固体であるとは、軟化点又は融点が30℃以上を示すことと同義である。
また、樹脂フィルムの表面処理剤として、従来水溶性高分子の使用が一般的であるのに対し、本願の表面処理剤は、分子内に疎水基であるポリプロピレン鎖を有することから、油溶性の高分子化合物であるため、液体現像剤、インクジェットインク等の油溶性の現像剤を用いた印刷でも、画像の劣化を抑制することができる。
従って、本発明の表面処理剤を予め塗布した樹脂フィルムに画像を形成することにより、剥がれにくく、また劣化しにくい画像を得ることができる。
で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。炭素数2以上20以下の脂肪族ジオールとして、具体的には、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール等が挙げられる。
(B) 結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子及び絶縁性液体を含有する液体現像剤を用いて、樹脂フィルムに画像を印刷する方法であって、本発明の表面処理剤により印刷面が被覆された樹脂フィルムを用いることを特徴とする、画像の印刷方法
(C) 結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子及び絶縁性液体を含有する液体現像剤と、本発明の表面処理剤により印刷面が被覆された樹脂フィルムとを含む、印刷用キット
(D) 樹脂フィルムと本発明の表面処理剤の層と画像の層とがこの順に積層された印刷物
フローテスター「CFT-500D」((株)島津製作所製)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/minで加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出す。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱計「Q20」(TA instruments社製)を用いて、試料0.03〜0.04gをアルミパンに計量し、室温から降温速度10℃/minで0℃まで冷却する。次に、試料を0℃から200℃まで昇温速度10℃/minで昇温し、その温度から降温速度50℃/minで-10℃まで冷却する。最後に試料を200℃まで昇温速度10℃/minで昇温し、吸熱ピークを測定する。吸熱ピークトップを融点とする。
示差走査熱量計「DSC210」(セイコー電子工業(株)製)を用いて、試料0.01〜0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/minで0℃まで冷却する。次に試料を昇温速度10℃/minで昇温し、吸熱ピークを測定する。吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とする。
JIS K0070:1992の方法により測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070:1992の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更する。
以下に示す、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により分子量分布を測定し、数平均分子量を求める。
(1) 試料溶液の調製
濃度が0.2g/100mLになるように、試料を0.15mol/LでNa2SO4を1%酢酸水溶液に溶解させた溶液に溶解させる。次いで、この溶液をポアサイズ0.2μmのフッ素樹脂フィルター「FP-200」(住友電気工業(株)製)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とする。
(2) 分子量測定
下記の測定装置と分析カラムを用い、溶離液として0.15mol/LでNa2SO4を1%酢酸水溶液に溶解させた溶液を、毎分1mLの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μLを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の標準プルラン(昭和電工(株)製のP-5(Mw 5.9×103)、P-50(Mw 4.73×104)、P-200(Mw 2.12×105)、P-800(Mw 7.08×105))を標準試料として作成したものを用いる。括弧内は分子量を示す。
測定装置:HLC-8320GPC(東ソー(株)製)
分析カラム:α+α-M+α-M(東ソー(株)製)
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター(株)製)
アパチャー径:100μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター(株)製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター(株)製)
分散液:電解液にエマルゲン109P(花王(株)製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB(グリフィン):13.6)を溶解して5質量%に調整したもの
分散条件:前記分散液5mLに測定試料10mgを添加し、超音波分散機(機械名:(株)エスエヌディー製US-1、出力:80W)にて1分間分散させる。その後、前記電解液25mLを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させて、試料分散液を調製する。
測定条件:前記電解液100mLに、3万個の粒子の粒径を20秒間で測定できる濃度となるように、前記試料分散液を加え、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
以下の方法により、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により分子量分布を測定し、数平均分子量を求める。
(1) 試料溶液の調製
濃度が0.5g/100mLになるように、分散剤(分散剤溶液から絶縁性液体を留去)をテトラヒドロフランに溶解させた。次いで、この溶液をポアサイズ2μmのフッ素樹脂フィルター「FP-200」(住友電気工業(株)製)を用いて濾過して不溶解成分を除き、試料溶液とした。
(2) 分子量分布測定
下記の測定装置と分析カラムを用い、溶離液としてテトラヒドロフランを、毎分1mLの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定させる。そこに試料溶液100μLを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作成した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の単分散ポリスチレン(東ソー(株)製のA-500(5.0×102)、A-1000(1.01×103)、A-2500(2.63×103)、A-5000(5.97×103)、F-1(1.02×104)、F-2(1.81×104)、F-4(3.97×104)、F-10(9.64×104)、F-20(1.90×105)、F-40(4.27×105)、F-80(7.06×105)、F-128(1.09×106))を標準試料として作成したものを用いる。括弧内は分子量を示す。
測定装置:HLC-8220GPC(東ソー(株)製)
分析カラム:TSKgel GMHXL+TSKgel G3000HXL(東ソー(株)製)
絶縁性液体25gを40mL容のガラス製サンプル管「スクリューNo.7」((株)マルエム製)に入れ、非水系導電率計「DT-700」(Dispersion Technology社製)を用いて、電極を絶縁性液体に浸し、25℃で20回測定を行って平均値を算出し、導電率を測定する。数値が小さいほど高抵抗であることを示す。
示差走査熱量計「DSC210」(セイコー電子工業(株)製)を用いて、試料6.0〜8.0mgをアルミパンに計量し、昇温速度10℃/minで350℃まで昇温し、吸熱ピークを測定する。最も高温側の吸熱ピークを沸点とする。
10mL容のスクリュー管に測定液を6〜7mL入れ、回転振動式粘度計「ビスコメイトVM-10A-L」((株)セコニック製、検出端子:チタン製、φ8mm)を用い、検出端子の先端部の15mm上に液面が来る位置にスクリュー管を固定し、25℃にて粘度を測定する。
表1に示す原料モノマー、エステル化触媒及びエステル化助触媒を、温度計、ステンレス製攪拌機、脱水管を備えた流下式コンデンサー、及び窒素導入管を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気にてマントルヒーター中235℃で重縮合させ、原料モノマーが均一に溶融したことを確認した後、60torrまで減圧し1時間脱水縮合させて、ポリエステル樹脂[PES]を得た。その後、常圧160℃まで冷却し、片末端無水マレイン酸変性ポリプロピレン[Ma-PP](X-10065,Baker Hughes社製、Mn:1000)を添加し、さらに220℃を保持して1時間付加重合を行った後、220℃、60torrの条件下で2時間重縮合反応を行い、表1に示す物性を有するポリマーを抜き出した。
四つ口セパラブルフラスコに、ポリエチレンイミン1200[PEI1200](純正化学(株)製、Mn:3400)9質量部、無水マレイン酸変性ポリプロピレン[Ma-PP](X-10065,Baker Hughes社製、Mn:1000)59.9質量部、及びキシレン68.9質量部を入れ、窒素気流中で撹拌しながら1.5時間かけて140℃まで昇温し、反応水はディーン・スターク管を用いて溜去した。その後、2時間かけて160℃まで昇温、さらに100Torrまで減圧して、キシレンを完全に溜去した。100℃まで冷却しフラスコから取り出したのち、バット上で固化させた。室温(25℃)で十分固化した反応物をラボミキサーで粉砕し、ポリマーを回収した。得られたポリマーの融点は90℃であった。
冷却管を取り付けた四つ口セパラブルフラスコに、1-ブロモドコサン[C22](東京化成工業社製)150質量部、ポリエチレンイミン1200[PEI1200](純正化学社製)20質量部、脱水アセトニトリル(和光純薬工業社製)40質量部、及び炭酸カリウム(和光純薬工業社製)87質量部を加え、窒素気流中で80℃に昇温し24時間反応を行った。反応終了後、遠心分離装置「3-30KS」(シグマ社製)にて炭酸カリウム残渣を除去し、上清みを減圧留去し、ポリマーを得た。得られたポリマーの融点は63℃であった。
四つ口セパラブルフラスコに、ポリエチレンイミン600[PEI600](純正化学(株)製、分子量:600)11質量部、無水マレイン酸変性分岐ポリプロピレン[分岐Ma-PP](X-10087、Baker Hughes社製)61.6質量部、及びキシレン72.6質量部を入れ、窒素気流中で撹拌しながら1.5時間かけて140℃まで昇温し、反応水はディーン・スターク管を用いて溜去した。その後、2時間かけて160℃まで昇温、さらに100Torrまで減圧して、キシレンを完全に溜去した。80℃まで冷却しフラスコから、ポリマーを取り出した。
冷却管を取り付けた四つ口セパラブルフラスコに、1-ブロモドデカン[C12](東京化成工業社製)80質量部、ポリエチレンイミン1200[PEI1200](純正化学社製)20質量部、脱水アセトニトリル(和光純薬工業社製)40質量部、及び炭酸カリウム(和光純薬工業社製)87質量部を加え、窒素気流中で80℃に昇温し24時間反応を行った。反応終了後、遠心分離装置「3-30KS」(シグマ社製)にて炭酸カリウム残さを除去し、上清みを減圧留去し、ポリマーを得た。
表2に示すアルコール成分、カルボン酸成分、エステル化触媒及び重合禁止剤を、窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れ、230℃に昇温して12時間反応を行い、その後、さらに8.3kPaに減圧して1時間反応させ、ポリエステル樹脂(結着樹脂A)を得た。
四つ口セパラブルフラスコに、ポリエチレンイミン1200(純正化学(株)製)9質量部、ポリプロピレン無水コハク酸(Ma-PP)(Baker Hughes社製)59.9質量部、及びキシレン68.9質量部を入れ、窒素気流中で撹拌しながら1.5時間かけて140℃まで昇温し、反応水はディーン・スターク管を用いて溜去した。その後、2時間かけて160℃まで昇温、さらに100Torrまで減圧して、キシレンを完全に溜去した。100℃まで冷却しフラスコから取り出したのち、バット上で固化させた。室温で十分固化した反応物をラボミキサーで粉砕し、回収した。
反応溶媒であるメチルエチルケトン50gを、冷却管、窒素導入管、撹拌機及び熱電対を装備した1L容の四つ口フラスコに入れ、窒素ガスで反応容器内を置換した。反応容器内を80℃に加温して、表4に示す原料モノマー、重合開始剤、及びメチルエチルケトン50gの混合物を2時間かけて滴下し、重合反応を行った。滴下終了後、80℃でさらに3時間反応させた。80℃で溶媒を留去し、表4に示す物性を有する共重合体を得た。
表5に示す量の結着樹脂A及び着色剤「ECB-301」(大日精化工業(株)製、フタロシアニンブルー15:3)を、予め20L容のヘンシェルミキサーを使用し、回転数1500r/min(周速度21.6m/sec)で3分間攪拌混合後、以下に示す条件で溶融混練した。
連続式二本オープンロール型混練機「ニーデックス」(日本コークス工業(株)製、ロール外径:14cm、有効ロール長:55cm)を使用した。連続式二本オープンロール型混練機の運転条件は、高回転側ロール(フロントロール)周速度75r/min(32.4m/min)、低回転側ロール(バックロール)周速度35r/min(15.0m/min)、混練物供給口側端部のロール間隙0.1mmであった。ロール内の加熱媒体温度及び冷却媒体温度は、高回転側ロールの原料投入側が130℃及び混練物排出側が100℃であり、低回転側ロールの原料投入側が10℃及び混練物排出側が10℃であった。また、原料混合物の上記混練機への供給速度は10kg/h、上記混練機中の平均滞留時間は約3分間であった。
バーコーター(三井電気精機(株)製の卓上塗工機TC-1)を用いて、ポリプロピレン(PP)フィルム(フタムラ化学(株)製の二軸延伸ポリプロピレンフィルムFOR #25)の未処理面側に、実施例及び比較例で得られた各ポリマーをイソパラフィン(アイソパーL、エクソンモービル社製、25℃における粘度1mPa・s)に溶解させた溶液(溶液濃度2.0質量%)を塗工後、120℃で3分間乾燥させた。ただし、常温でイソパラフィンに溶解し難い場合は、融点以上に加熱するか、もしくはクロロホルムに溶解させた溶液を用いた。乾燥後の表面処理剤層の厚さは0.3μmであった。
表面処理剤層の上に、表面エネルギー値の異なるダインペン(EnerDyneTMpens Variety、Enercon Industries Corporation)で2cmの線を引いた。10秒間経過した後、引いた線に弾きや収縮が起こらず、線が保持されていたダインペンの最大値を、表面処理剤層の表面張力とした。全てのダインペンで、引いた線が保持されなかった場合は、表面処理剤層の表面張力を30mN/m未満とした。結果を表6−1に示す。
表面処理剤層の上に、液体現像剤LT−1を乾燥後の膜厚が3.5μmになるようにバーコーターを用いて塗布し、120℃で3分間乾燥させた。
乾燥後直ちに、塗膜にメンディングテープ「Scotchメンディングテープ810」(スリーエムジャパン(株)製、幅18mm)を貼り、テープの上から190gの重りを5往復させた。続いて、貼ったテープを勢いよく剥がし、最後に測色系(X-rite社製のSpectroeye)を用いて、テープ剥離前後の画像濃度を測定し、以下の式より定着率を算出した。
また、PPフィルムに表面処理剤を塗工しなかった場合についても同様に定着試験を行った。結果を表6−1に示す。
一方、比較例1、3の表面処理剤は、定着画像を接着できず、樹脂フィルムの濡れ性を向上する作用もない。これに対して、比較例2の表面処理剤は、樹脂フィルムに対して濡れ性向上剤として使用することはできるものの、定着画像に対する接着性は有していない。
Claims (7)
- 窒素原子及び酸素原子の少なくともいずれかを含む極性基と、ポリプロピレン鎖とを有し、25℃で固体のポリマーXを含む、印刷用樹脂フィルムの表面処理剤であって、前記ポリマーXが、ポリプロピレン鎖を導入したポリエステル樹脂(ポリマーX1)及び/又はポリプロピレン鎖を導入したポリアルキレンイミン(ポリマーX2)である、印刷用樹脂フィルムの表面処理剤。
- 極性基が、アミノ基、水酸基、カルボキシ基、及びエステル基からなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項1記載の表面処理剤。
- 請求項1又は2記載のポリマーXを、印刷用樹脂フィルムの表面処理剤として使用する方法。
- 請求項1又は2記載の表面処理剤により、樹脂フィルムの印刷面が被覆された、印刷用樹脂フィルム。
- 結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子及び絶縁性液体を含有する液体現像剤を用いて樹脂フィルムに画像を印刷する方法であって、請求項1又は2記載の表面処理剤により印刷面が被覆された樹脂フィルムを用いる、画像の印刷方法。
- 結着樹脂と着色剤を含有するトナー粒子及び絶縁性液体を含有する液体現像剤と、請求項1又は2記載の表面処理剤により、印刷面が被覆された樹脂フィルムとを含む、印刷用キット。
- 樹脂フィルム上に、請求項1又は2記載の表面処理剤の層と画像の層とがこの順に積層された印刷物。
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