JP6986141B2 - 樹脂成形品の静電塗装装置および樹脂成形品の静電塗装方法 - Google Patents

樹脂成形品の静電塗装装置および樹脂成形品の静電塗装方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂成形品の静電塗装装置および樹脂成形品の静電塗装方法に関する。
従来、樹脂成形品に静電塗装を施す際には、樹脂成形品は導電性が低くアースされた治具に掛けられても樹脂成形品と治具との間が通電されにくいので、静電塗装を施す前処理工程において、界面活性剤に溶解した導電剤をスプレーでもって樹脂成形品に向けて塗布していた。このように、樹脂成形品に導電剤を塗布して治具への通電性を確保して静電塗装を良好に行うことが、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−14852号公報
樹脂成形品に塗布する導電剤が高価なために、このような技術では、製造ラインに沿って移動する治具に保持された樹脂成形品に追従するようにスプレーを移動させて、樹脂成形品に向けて導電剤を噴射することで、導電剤の使用量の抑制を狙っている。しかし、導電剤の大きな粒子を樹脂成形品に付着させて表面粗さをだすため、導電剤の使用量を削減することが困難であった。さらに、導電剤を樹脂成形品に塗布するスプレーを、移動する治具に掛けられた樹脂成形品に追従させるための装置が必要となり設備費用がかかっていた。
そこで本発明は、樹脂成形品およびこれを保持する治具に塗布する導電剤の使用量を削減するとともに、静電塗装装置の設備費用の低減を図ることを目的とする。
前記課題に鑑み、本発明は、アースに接続され、樹脂成形品を接触して保持する搬送治具と、
前記樹脂成形品を洗浄する洗浄装置と、
界面活性剤に溶解または分散した導電剤を、前記洗浄装置により洗浄された後の前記樹脂成形品の表面に塗布する導電剤塗布装置と、
前記導電剤塗布装置により導電剤が塗布された前記樹脂成形品の表面に、塗料を塗布する上塗り装置と、
前記搬送治具および前記樹脂成形品を、塗装のための各処理のラインに沿って移動させる搬送装置と、を備え、
前記導電剤塗布装置は、前記導電剤をミストとして噴霧し所定位置に設置される複数のノズルと、
複数の前記ノズルを囲って、噴霧された前記導電剤のミスト空間とする囲い壁とを備え、
前記搬送装置は、前記樹脂成形品を接触して保持した状態の前記搬送治具を、前記ミスト空間内に移動し、
前記導電剤塗布装置は、前記ミスト空間内において、前記樹脂成形品および前記搬送治具に前記導電剤を塗布することを特徴とする樹脂成形品の静電塗装装置である。
前記構成によれば、導電剤を粒子の細かいミストにして噴霧するノズルを固定して設け、複数のノズルを囲い壁により囲うので、導電剤のミストを安定したミスト空間とすることが可能となり、樹脂成形品および樹脂成形品に接触する搬送治具の先端にも導電剤を良好に塗布することができる。また、導電剤を微細なミストとしてミスト空間とするので、樹脂成形品および搬送治具に噴霧する導電剤の使用量を低減させることができる。さらに、搬送装置が導電剤のミスト空間内において、搬送治具および樹脂成形品を移動させるので、移動する搬送治具や樹脂成形品に追従して導電剤を噴霧する必要がないので、静電塗装装置の設備のコストを下げることができる。
前記構成において、複数の前記ノズルを、前記搬送装置により前記搬送治具が移動されるラインに対して、一側方と他側方に配置してもよい。
前記構成によれば、搬送治具が移動するラインを遮ることなく、樹脂成形品の表面および裏面に導電剤のミストを塗布することができる。
前記構成において、前記搬送装置は、前記ミスト空間において、前記搬送治具を前記ラインに沿うような並進運動のみさせるようにすることもできる。
前記構成によれば、搬送治具は回転運動や上下方向の移動を伴わないため、空間内のミストを安定させることができ、効果的に導電剤を樹脂性成形品および搬送治具に塗布することができる。
前記構成において、前記導電剤塗布装置は、前記ノズルより上方に配置され導電剤を貯留するリザーブタンクを備え、前記ノズルへの前記導電剤の供給を、前記導電剤の自重により行うようにしてもよい。
前記構成によれば、ノズルへ供給する導電剤の脈動を抑えて、導電剤を安定してノズルに供給することができる。
前記構成において、前記導電剤塗布装置が、前記ノズルまたは前記リザーブタンクを支持するステーと、前記ステーが上下方向に移動可能に取り付けられるポール部材を備えるようにしてもよい。
前記構成によれば、所望する位置に導電剤を噴霧するようにノズルの位置を調整することが容易であるとともに、リザーブタンクからノズルへ自重により導電剤を供給するにあたって、リザーブタンクやノズルの位置調整作業を容易にすることができる。
本発明は、アースに接続された搬送治具と、前記搬送治具に接触した状態で保持された樹脂成形品が、塗装のための各工程を順に処理される樹脂成形品の静電塗装方法であって、
前記樹脂成形品を洗浄する洗浄工程と、
前記洗浄工程の後、界面活性剤に溶解または分散した導電剤を、前記樹脂成形品の表面に塗布する導電剤塗布工程と、
前記導電剤塗布工程の後、前記樹脂成形品の表面に塗料を塗布する上塗り工程と、を備えた静電塗装方法において、
前記導電剤塗布工程は、複数のノズルが所定位置に設置されて前記ノズルを囲う空間内に、前記導電剤が前記ノズルからミストとして噴霧され、前記空間がミスト空間とされ、
前記樹脂成形品が接触されて保持された状態の前記搬送治具が、前記ミスト空間内に移動され、
前記樹脂成形品および前記搬送治具に前記導電剤が塗布されることを特徴とした樹脂成形品の静電塗装方法である。
前記構成によれば、導電剤をミストにして噴霧するノズルを固定しつつ、複数のノズルを囲い壁により囲ってミスト空間とすることで、導電剤のミストを安定させつつ、搬送装置により搬送治具および樹脂成形品がミスト空間内を移動されることで、樹脂成形品および樹脂成形品を接触して保持した搬送治具の先端にも導電剤を塗布することができるので、樹脂成形品および搬送治具に噴霧する導電剤の使用量を低減させることができるとともに、搬送装置により移動される搬送治具や樹脂成形品を追従して導電剤を噴霧する必要がないので、静電塗装装置の設備コストを下げることができる。
本発明によれば、樹脂成形品およびこれを保持する搬送治具への塗布方法を噴霧式にすることにより導電剤の使用量を削減するとともに、樹脂成形品の静電塗装装置の設備費用の低減を図ることができる。
本発明の一実施の形態の樹脂成形品の静電塗装装置を示した概略図である。 ライン方向に対して直角に切断した導電剤塗布装置の縦断面図である。 図2をIII-IIIで切断した導電剤塗布装置の横断面図である。 ノズルおよびタンクを支持する支持柱の斜視図である。 支持柱のノズル支持ステーの分解斜視図である。 導電剤塗布装置の導電剤噴霧システムの模式図である。 本発明の一実施の形態の樹脂成形品の静電塗装方法の工程を示した図である。
本発明の一実施の形態に係る樹脂成形品の静電塗装装置および樹脂成形品の静電塗装方法について、図1ないし図7に基づいて説明する。
本実施の形態に係る樹脂成形品の静電塗装装置および樹脂成形品の静電塗装方法は、一例として車両用の部品等を目的として成型された樹脂成形品に用いられる。図1に本発明の一実施の形態の樹脂成形品の静電塗装装置の概略図を、図7に本発明の一実施の形態の樹脂成形品の静電塗装方法の工程を示している。
静電塗装装置1は、図1に示されるように、樹脂成形品2を静電塗装装置1の塗装工程のラインLに沿って移動させる搬送装置10を備えている(図2参照)。さらに、静電塗装装置1は、樹脂成形品2の表面を水等により洗浄する洗浄装置20と、洗浄された樹脂成形品2にドライヤー等で風を当てて樹脂成形品2の表面の水等を切る水切炉21と、水切りされた樹脂成形品2に導電剤を塗布する導電剤塗布装置30と、樹脂成形品2に下塗りする下塗り装置22、樹脂成形品2に塗料を上塗りする上塗り装置23と、塗装された樹脂成形品2にドライヤー等で風を当て乾燥させる仕上炉24とを備えている。
本実施の形態の静電塗装装置1は上記した各種装置を備えているが、導電剤塗布装置30、上塗り装置23および仕上炉24以外の装置は、実施の態様により適宜変更や省略することもできる。
図2は、ラインL方向に対して直角に切断した搬送装置10および導電剤塗布装置30の縦断面図であり、図3は、図2をIII-III矢視で切断した搬送装置10および導電剤塗布装置30の横断面図である。搬送装置10は、樹脂成形品2をラインLに沿って移動させる搬送レール11を備えており、搬送レール11には樹脂成形品2を吊り掛けるための搬送治具12が掛けられている。搬送治具12は、図3に示されるように、ラインLに沿って搬送装置10により搬送され、搬送治具12に吊り掛けられた樹脂成形品2は、各種の塗装工程が施される。
搬送治具12は、図2に示されるように、ポール状のメイン治具12aと、メイン治具12aに枝状に固定されている複数のサブ治具12bを備えている。メイン治具12aおよびサブ治具12bは、鉄等の導電性のある金属等を用いて作られている。サブ治具12bの先端は、樹脂成形品2を吊り掛けるようになっている。メイン治具12aはアース90に接続されており、メイン治具12aおよびサブ治具12bに帯電された電気はアース90へ放電される。
導電剤塗布装置30は、導電剤を噴霧するノズル77および導電剤を貯留するリザーブタンク75を支持する支持柱31を備えている(図4参照)。支持柱31に取り付けられたノズル77に、後述する導電剤噴霧システム70から導電剤および圧縮された空気が送られて、導電剤がミスト状に噴霧されるようになっている。
図2および図3に示されるように、支持柱31は、ラインLに対し所定距離をもって左右に1つずつ設置されている。本実施の形態では、左右に1つずつ設置されているが、左右それぞれに複数設けてもよいし、左右が同じ数でなくともよい。
図4に支持柱31の斜視図を示す。支持柱31は、柱状のポール部材32、ノズル77を支持するノズル支持ステー33、およびノズル77に送る導電剤を貯留するリザーブタンク75を支持するリザーブタンク支持ステー50を備えている。
ポール部材32は、円柱状のポール部32aと、該ポール部32aを支持し床に固定する脚部32bからなる。ポール部材32には、上下方向に昇降可能にノズル支持ステー33およびリザーブタンク支持ステー50が取り付けられている。
図5にノズル支持ステー33の分解斜視図を示す。ノズル支持ステー33は、ノズル77が固定されるL字状のアーム部材34、アーム部材34を支持しつつポール部材32に昇降自在に取り付ける固定部材35、ノズル77をアーム部材34に支持させるノズル支持部材40、チェック弁76をアーム部材34に取り付けるチェック弁固定部材45を備えている。
アーム部材34は、円柱状のメイン部34aに、メイン部34aより直径の小さいサブ部34bが、メイン部34aに対して直角に固定されている。ノズル77は、ナット41を介してノズル支持部材40に固定されている。ノズル支持部材40の挿通孔35aにサブ部34bの端部が挿通され、ねじ42によりサブ部34bの所定位置にノズル支持部材40を固定するので、ノズル77を所望する位置になるよう調整してサブ部34bに固定することができる。
ノズル支持ステー33の固定部材35は、アーム固定部材36、共通固定部材37およびポール固定部材38から構成されている。アーム固定部材36および共通固定部材37には、アーム部材34のメイン部34aの表面の形状に沿うように、それぞれ凹部36a,第1凹部37aが形成されている。凹部36aと第1凹部37aに、アーム部材34のメイン部34aの表面を当接して、アーム固定部材36と共通固定部材37でメイン部34aを挟み込み、ボルト39を締結してアーム部材34をアーム固定部材36および共通固定部材37で挟持する。
共通固定部材37の第1凹部37aの反対側の面と、ポール固定部材38のポール部材32側の面には、ポール部材32の表面の形状に沿うように、それぞれ第2凹部37b,凹部38aが形成されている。第2凹部37bと凹部38aをポール部材32の表面に当接して、ポール部材32を共通固定部材37およびポール固定部材38で挟み込み、ボルト39を締結して固定部材35をポール部材32に固定する。
このように固定部材35により、アーム部材34が取り付けられポール部材32に取り付けられるので、ボルト39の締結を緩めることで、アーム部材34や固定部材35の位置を容易に変えることができ、ノズル77を所望する位置に調整することが可能となる。
アーム部材34のメイン部34aは、サブ部34bと反対側の端部が突出するように、アーム固定部材36と共通固定部材37により挟持されており、該端部にからなるチェック弁固定部材45が取り付けられる。チェック弁固定部材45は、第1チェック弁固定部材46と第2チェック弁固定部材47とからなり、これらによりメイン部34aの端部を挟み込みボルト54により締め付け、チェック弁76を保持する。
チェック弁76には、導電材用ホース61を介してリザーブタンク75から導電剤が送られる導電剤用管継手60が接続され、リザーブタンク75から導電剤がチェック弁76に送られるようになっている。チェック弁76にはチェック弁側管継手62が取り付けられ、ノズル77にはノズル側管継手64が取り付けられ、これらのチェック弁側管継手62とノズル側管継手64とはチェック弁ノズル接続ホース63により接続され、チェック弁76を通過した導電剤はノズル77に送られる。ノズル77にはエアー用ホース66が接続されたエアー用管継手65が挿入されており、圧縮された空気がノズル77に送られる。
ノズル77に送る導電剤を貯留するリザーブタンク75を支持するリザーブタンク支持ステー50は、第1固定部材51、第2固定部材52、第2固定部材に固定されリザーブタンク75を保持するタンク保持板53を備えている。第1固定部材51および第2固定部材52に設けられた凹部51a,52aをポール部材32に当接してボルト54を締結して、リザーブタンク支持ステー50をポール部材32に固定するので、リザーブタンク支持ステー50に支持されたリザーブタンク75を所望する位置に容易に調整することができる。
図3に示されるように、静電塗装装置1のラインLに沿って、支持柱31に取り付けられた複数のノズル77を囲うように、左右一対の囲い壁68が立設されている。囲い壁68は、ラインL方向に所定長さ設けられている。図2に示されるように、囲い壁68の下部68bは、ラインLから所定距離を持って立設され、囲い壁68の上部68aは、樹脂成形品2や搬送治具12に接触しないが、ラインLに近づくように絞られている。図3に示されるように、囲い壁68の前後の端部68cは、ラインLに向けて突設されている。囲い壁68で囲われた空間Sは、ノズル77から噴霧された導電剤により、導電剤のミスト空間Mとなる。
次に導電剤塗布装置30の導電剤噴霧システム70について、図6を参照して説明する。導電剤噴霧システム70は、界面活性剤に溶解または分散させた導電剤を貯留するメインタンク71を備えている。メインタンク71にはダイアフラムポンプ72が接続されており、ダイアフラムポンプ72により、メインタンク71に貯留された導電剤が導電剤噴霧システム70の各所に圧送される。
ダイアフラムポンプ72の下流にはメインバルブ74が設けられており、ダイアフラムポンプ72とメインバルブ74の間には、ストックタンク73が接続されている。導電剤は、メインバルブ74からそれぞれの支持柱31に固定され最上に位置した上部リザーブタンク75aに送られ、上部リザーブタンク75aから、上部リザーブタンク75aより下方に設けられた下部リザーブタンク75bに順次導電剤の自重により送られるようになっている。上部リザーブタンク75aおよび下部リザーブタンク75bに貯留された導電剤は、ノズル77の方向のみに送るチェック弁76を介してノズル77に送られる。下部リザーブタンク75bで余した導電剤は、メインタンク71に戻される。
導電剤噴霧システム70は、空気圧縮器80を備えており、空気圧縮器80で高圧にされた空気は、圧力調整弁82と圧力計83を備えた空気調節器81を介して、ノズル77に送られる。
本実施の形態の導電剤噴霧システム70では、霧化エアー圧を応用したサイフォン供給方式が採用されている。すなわち前述したように、液状の導電剤は自重によりリザーブタンク75よりノズル77に送られ、このように加圧していない状態でノズル77に送られた導電剤が、圧縮してノズル77に送られた空気により、ノズル77からミストとして噴霧されるものである。このようなサイフォン供給方式を採用することで、導電剤を加圧するポンプが不要となり、装置全体を安価にすることができるとともに、脈打ちが発生しないので安定してミストを噴霧することができる。
導電剤の噴霧において、本実施の形態ではサイフォン方式が採用されているが、導電剤をポンプにより加圧する強制圧力方式を採用してもよい。強制圧力方式を採用することにより、導電剤および空気の圧力の微調整が可能となる。
本実施の形態にかかる樹脂成形品の静電塗装方法の工程を図7に示す。樹脂成形品の静電塗装方法は、(a)吊り掛け工程、(b)前処理工程、(c)エアブロー工程、(d)水切工程、(e)エアブロー工程、(f)導電剤塗布工程、(g)下塗工程、(h)補正工程、(i)上塗り工程、(j)補正工程、(k)仕上炉工程、(l)吊り降ろし工程、(m)検査工程、(n)磨き工程、(o)ストライプ工程の各工程を含んでいる。搬送装置10は、搬送治具12を塗装のラインLに沿って各工程を行う各装置に搬送する。本実施の形態の静電塗装方法は、前記したような各工程を含んでいるが、実施の態様により適宜工程の省略・変更をすることもできる。本実施の形態の樹脂成形品の静電塗装方法の各工程を以下説明する。
(a)吊り掛け工程は、図2に示されるように、搬送装置10の搬送レール11に掛けられた搬送治具12のサブ治具12bに、静電塗装を施す樹脂成形品2の表側を、搬送治具12のメイン治具12aに対して外側になるように吊り掛ける。
(b)前処理工程は、搬送治具12に吊り掛けられた樹脂成形品2は、搬送装置10により搬送されて洗浄装置20に送られる。洗浄装置20では、樹脂成形品2の表面に付着している塵や油を水等により洗浄する。
(c)エアブロー工程は、洗浄装置20で洗浄された樹脂成形品2は、エアガン等で樹脂成形品2の表面に付着した水や洗浄剤を吹き飛ばすエアブロー処理が施される。
(d)水切工程は、エアブロー処理が施された樹脂成形品2は水切炉21に搬送されて、ドライヤー等により風があてられて表面に付着した水や洗浄剤が乾燥される。
(e)エアブロー工程は、水切り処理が済んだ樹脂成形品2の表面にエアブロー処理が施され、表面に付着した塵埃等取り払われる。
(f)導電剤塗布工程では、搬送治具12および樹脂成形品2は、搬送装置10により導電剤塗布装置30に搬送される。導電剤塗布装置30のノズル77は、図示されない制御装置により導電剤噴霧のタイミングが制御されており、図3に示されるように、囲い壁68で囲われた空間S内に搬送治具12が送られると、ノズル77から導電剤が噴霧され、囲い壁68で囲われた空間Sはミスト空間Mとなる。本実施の形態の導電剤塗布装置30では、搬送治具12が囲い壁68で囲われた空間S内に進入するとノズル77から導電剤が噴霧されるようになっているが、適宜必要とされるタイミングに噴霧するように制御することもできる。
搬送治具12がミスト空間M内を通過する際には、搬送装置10は、搬送治具12に回転運動を行なわせず並進運動のみ行うように搬送する。搬送治具12が回転運動をすると、搬送治具12に吊り掛けられた樹脂成形品2に風圧が発生して、導電剤のミストが付着しにくくなるためである。搬送治具12が並進運動のみ行うようにすることで、樹脂成形品2および搬送治具12に導電剤を良好に付着させることができる。
搬送治具12がミスト空間Mを通過することにより、ミスト空間M内の導電剤のミストが、搬送治具12の表面および裏面や搬送治具12のメイン治具12aおよびサブ治具12bの表面の全体にまんべんなく付着し、これらに導電剤を良好に塗布する。
静電塗装が施される前の電荷が帯電した樹脂成形品2は、樹脂成形品2の表面および裏面から樹脂成形品が吊り掛けられたサブ治具12bへ、サブ治具12bから取り付けられたメイン治具12aへ、メイン治具12aから接続されたアース90へと通電され、樹脂成形品2の帯電が放出される。
(g)下塗工程は、導電剤が塗布された樹脂成形品2は下塗り装置22に搬送され、図示されない静電塗装機により帯電され霧化された塗料が、アース状態にされた樹脂成形品2に付着し、静電塗装による下塗りが施される。
(h)補正工程は、下塗りがされた樹脂成形品2の不良個所を補正する。
(i)上塗り工程は、下塗りが施された樹脂成形品2は、上塗り装置23に搬送され、下塗工程と同様に静電塗装により樹脂成形品2に上塗りをする。
(j)補正工程は、上塗りが施された樹脂成形品2の不良個所を補正する。
(k)仕上炉工程は、上塗りされ補正された樹脂成形品2は、所定温度に加熱された仕上炉24に搬送され、所定時間乾燥される。
(l)吊り降ろし工程は、搬送治具12に吊り下げられた樹脂成形品2は、作業員等により搬送治具から釣り降ろされる。
(m)検査工程は、静電塗装が施された樹脂成形品2の検査を行う。
(n)磨き工程は、検査が終了した樹脂成形品2の表面に磨きを施す。
(o)ストライプ工程を施す。
本実施の形態の静電塗装方法では、樹脂成形品2に前記した各工程を施して静電塗装がされる。本実施の形態の静電塗装方法は、前記したよう各種工程を含んでいるが、実施の態様により適宜工程を省略または変更をすることもできる。
本実施の形態の樹脂成形品の製造装置および製造方法は前記したように構成されているので、以下の効果を奏する。
樹脂成形品の静電塗装装置1は、アース90に接続され、樹脂成形品2を接触して保持する搬送治具12と、樹脂成形品2を洗浄する洗浄装置20と、界面活性剤に溶解または分散した導電剤を洗浄装置20により洗浄された後の樹脂成形品2の表面に塗布する導電剤塗布装置30と、導電剤塗布装置30により導電剤が塗布された樹脂成形品2の表面に、塗料を塗布する上塗り装置23と、搬送治具12および樹脂成形品2を、塗装のための各処理のラインLに沿って移動させる搬送装置10と、を備え、導電剤塗布装置30は、前記導電剤をミストとして噴霧し所定位置に設置される複数のノズル77と、複数のノズル77を囲って、噴霧された前記導電剤のミスト空間Mとする囲い壁68とを備え、搬送装置10は、樹脂成形品2を接触して保持した状態の搬送治具12を、前記ミスト空間M内に移動し、導電剤塗布装置30は、ミスト空間M内において、樹脂成形品2および搬送治具12に前記導電剤を塗布する。
このように樹脂成形品の静電塗装装置1が構成されているので、導電剤を粒子の細かいミストにして噴霧するノズル77を固定して設け、複数のノズル77を囲い壁68により囲うので、導電剤のミストを安定したミスト空間Mとすることが可能となり、樹脂成形品2および樹脂成形品2に接触する搬送治具12の先端にも導電剤を塗布することができるので、樹脂成形品2に帯電した電荷をアース90に放電して、樹脂成形品2の静電塗装を良好に施すことができる。
さらに、搬送装置10が、導電材のミスト空間M内において、搬送治具12および樹脂成形品2を移動させるので、移動する搬送治具12や樹脂成形品2に追従して導電剤を噴霧する必要がなく、設備のコストを下げることができる。また、導電剤を微細なミストとしたミスト空間Mとした中に樹脂成形品2や搬送治具12を移動させるので、樹脂成形品2および搬送治具12に噴霧する導電剤の使用量を低減させることができる。
また、複数のノズル77が、搬送装置10により搬送治具12が移動されるラインLに対して、右側と左側の両側方に配置されているので、ノズル77が搬送治具12の移動するラインLを遮ることなく、樹脂成形品2の表面および裏面に導電剤のミストを塗布することができる。
さらに、搬送装置10は、ミスト空間Mにおいて、搬送治具12をラインLに沿うような並進運動のみさせ、回転運動や上下方向の移動を伴わないように移動させるので、空間内のミストが撹拌されたり、樹脂成形品2への風圧が増大することなく、ミストを安定させることができ、効果的に導電剤を樹脂成形品2に塗布することができる。
さらにまた、導電剤塗布装置30は、ノズル77より上方に配置され導電剤を貯留するリザーブタンク75を備え、ノズル77への導電剤の供給を、導電剤の自重により行うようにしているので、ノズル77へ供給する導電剤の脈動を抑えて、導電剤を安定してノズル77に供給することができる。
また、導電剤塗布装置30が、ノズル77を支持するノズル支持ステー33と、リザーブタンク75を支持するリザーブタンク支持ステー50と、ノズル支持ステー33とリザーブタンク支持ステー50が上下方向に移動可能に取り付けられるポール部材32を備えているので、所望する位置に導電剤を噴霧するようノズル77の位置を調整することが容易であるとともに、リザーブタンク75からノズル77へ自重により導電剤を供給するにあたって、リザーブタンク75やノズル77の位置調整作業を容易にすることができる。
さらに、樹脂成形品の静電塗装方法は、アース90に接続された搬送治具12と、搬送治具12に接触した状態で保持された樹脂成形品2が、塗装のための各工程を順に処理される樹脂成形品の静電塗装方法であって、樹脂成形品2を洗浄する洗浄工程と、洗浄工程の後、界面活性剤に溶解または分散した導電剤を、樹脂成形品2の表面に塗布する導電剤塗布工程と、導電剤塗布工程の後、樹脂成形品2の表面に塗料を塗布する上塗り工程と、を備えた静電塗装方法において、導電剤塗布工程は、複数のノズル77が所定位置に設置されてノズル77を囲う空間内に、導電剤がノズル77からミストとして噴霧され、前記空間がミスト空間Mとされ、樹脂成形品2が接触されて保持された状態の30が、ミスト空間M内に移動され、樹脂成形品2および搬送治具12に導電剤が塗布される。
前記構成によれば、導電剤をミストにして噴霧するノズル77を固定しつつ、複数のノズル77を囲い壁68により囲ってミスト空間Mとすることで、導電剤のミストを安定させつつ、搬送装置10により搬送治具12および樹脂成形品2がミスト空間M内を移動されることで、樹脂成形品2および樹脂成形品2を接触して保持した搬送治具12の先端にも導電剤を塗布することができるので、樹脂成形品2および搬送治具12に噴霧する導電剤の使用量を低減させることができるとともに、搬送装置10により移動される搬送治具12や樹脂成形品2を追従して導電剤を噴霧する必要がないので、静電塗装装置1の設備コストを下げることができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変更が可能である。
1…静電塗装装置、2…樹脂成形品、10…搬送装置、12…搬送治具、20…洗浄装置、23…上塗り装置、30…導電剤塗布装置、31…支持柱、32…ポール部材、33…ノズル支持ステー、35…固定部材、50…リザーブタンク支持ステー、68…囲い壁、75…リザーブタンク、77…ノズル、90…アース、
L…ライン、M…ミスト空間。

Claims (4)

  1. アース(90)に接続され、樹脂成形品(2)を吊り掛けて保持する搬送治具(12)と、
    前記樹脂成形品(2)を洗浄する洗浄装置(20)と、
    界面活性剤に溶解または分散した導電剤をミストとして、前記洗浄装置(20)により洗浄された後の前記樹脂成形品(2)の表面に塗布する導電剤塗布装置(30)と、
    前記導電剤塗布装置(30)により導電剤が塗布された前記樹脂成形品(2)の表面に、塗料を静電塗装により塗布する上塗り装置(23)と、
    前記搬送治具(12)および前記樹脂成形品(2)を、塗装の各処理を施ために移動させる搬送装置(10)と、を備え、
    前記導電剤塗布装置(30)は、前記導電剤をミストとして噴霧し所定位置に設置される複数のノズル(77)と、
    複数の前記ノズル(77)の周辺を囲って、噴霧された前記導電剤のミスト空間(M)とし、前記樹脂成形品(2)が吊り掛けられた状態の前記搬送治具(12)が通過することのできる開口部を有した囲い壁(68)とを備え、
    複数の前記ノズル(77)は、前記搬送装置(10)により前記搬送治具(12)が移動されるライン(L)に対して、一側方と他側方に配置され、
    前記搬送装置(10)は、前記樹脂成形品(2)を接触して保持した状態の前記搬送治具(12)を、前記ミスト空間(M)内で前記搬送治具(12)を前記ライン(L)に沿うような並進運動のみで移動させることを特徴とする樹脂成形品の静電塗装装置。
  2. 前記導電剤塗布装置(30)は、前記ノズル(77)より上方に配置され導電剤を貯留するリザーブタンク(75)と、前記ノズル(77)に空気を圧送する空気圧縮機(80)と、を備え、
    前記ノズル(77)への前記導電剤の供給は、前記導電剤の自重により行われ、
    前記導電剤塗布装置(30)は、前記導電剤が前記空気圧縮機(80)で圧縮された空気により前記ノズル(77)からミストとして噴霧されるサイフォン供給方式が採用されたことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品の静電塗装装置。
  3. 前記導電剤塗布装置(30)は、前記ノズル(77)または前記リザーブタンク(75)を支持するステー(33,50)と、
    前記ステー(33,50)が上下方向に移動可能に取り付けられるポール部材(32)を備えたことを特徴とする請求項4に記載の樹脂成形品の静電塗装装置。
  4. アース(90)に接続された搬送治具(12)と、前記搬送治具(12)に接触した状態で保持された樹脂成形品(2)が、塗装のための各工程を順に処理される樹脂成形品の静電塗装方法であって、
    前記樹脂成形品(2)を洗浄する洗浄工程と、
    前記洗浄工程の後、界面活性剤に溶解または分散した導電剤を、前記樹脂成形品(2)の表面に塗布する導電剤塗布工程と、
    前記導電剤塗布工程の後、前記樹脂成形品(2)の表面に静電塗装により塗料を塗布する上塗り工程と、を備えた静電塗装方法において、
    前記導電剤塗布工程は、囲い壁(68)内の所定位置に設置された複数のノズル(77)が、前記囲い壁(68)で仕切られた空間内に前記導電剤をミストとして噴霧し、前記空間がミスト空間(M)とされ、
    前記樹脂成形品(2)が吊り掛けられて保持された状態の前記搬送治具(12)が、前記囲い壁(68)の開口部から前記ミスト空間(M)内に搬入され、前記ミスト空間(M)内において搬送装置(10)により前記搬送治具(12)が移動されるライン(L)に沿うような並進運動のみで移動され、
    前記樹脂成形品(2)および前記搬送治具(12)に前記導電剤が塗布されることを特徴とした樹脂成形品の静電塗装方法。
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