JP6985675B2 - 成形体、及び、成形体の製造方法 - Google Patents

成形体、及び、成形体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、成形体、及び、成形体の製造方法に関する。
従来より、アルミナ粒子の層を形成すること、及び、当該アルミナ粒子の層の一部をバインダーで結合すること、を繰り返して、アルミナ粒子の成形体を製造する方法が知られている。この成形体を焼結すると、所望の形状のアルミナ焼結体が得られる。
特表2003−515465号公報
しかしながら、従来の方法では、アルミナ成形体を焼結して焼結体を得る過程で、見かけの体積(外形形状)が大きく収縮してしまったり、焼結体の強度が十分でない場合があった。
本発明は、上記の事情を背景としてなされたものであり、焼結による見かけ体積の収縮を低減でき、かつ、焼結体の強度を十分高くすることのできる、アルミナ粉末の成形体を提供することを目的とする。
本発明に係る成形体は、アルミナ粒子と、有機結合剤と、を備える。そして、前記アルミナ粒子は、10〜100μmの間に頂点を持つ1又は複数の第1ピークと、0.1〜10μmの間に頂点を持つ1又は複数の第2ピークと、を有する粒度分布を有する。
ここで、成形体は、前記第2ピークを少なくとも2つ有し、一方の第2ピークが1〜10μmの間に頂点を有し、他方の第2ピークが0.1〜1μmの間に頂点を有することができる。
また、前記1又は複数の第1ピークは、10〜30μmの間に頂点を持ち、前記1又は複数の第1ピークを構成する部分は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子を80質量%以上含むことが好ましい。
また、前記単結晶のα−アルミナ粒子の六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比が0.5以上3.0以下であることができる。
また、前記単結晶のα−アルミナ粒子は、NaOに換算して0.05重量%未満のナトリウム含有量を有し、及び、99.90重量%以上のアルミナ純度を有することができる。
また、前記アルミナ粒子の内の前記1又は複数の第2ピークを構成する部分は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子を80質量%以上含むことができるし、さらに、前記単結晶のαアルミナ粒子は、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比が0.5以上3.0以下を満たすことができる。
本発明に係る成形体の製造方法は、アルミナ粒子と、有機結合剤とを備える成形体を成形する工程を備える。そして、前記アルミナ粒子は、10〜100μmの間に頂点を持つ1又は複数の第1ピークと、0.1〜10μmの間に頂点を持つ1又は複数の第2ピークと、を有する粒度分布を有する。
ここで、前記工程では、前記アルミナ粒子の層を形成すること、及び、前記アルミナ粒子の層の少なくとも一部に有機結合剤を含む液体を供給すること、を繰り返す、または、前記有機結合剤を含む液体、及び、前記アルミナ粒子を含有するインクを基材上の所望の場所に供給することができる。
本発明に係るアルミナ焼結体の製造方法は、上記のいずれかに記載の成形体を焼成する工程を備える。
本発明によれば、焼結による見かけ体積の収縮を低減でき、かつ、焼結体の強度を十分高くすることのできる、アルミナ粉末の成形体が提供される。
(成形体)
成形体は、アルミナ粒子、及び、有機結合剤を含む。
アルミナ粒子は、10〜100μmの間に頂点を持つ1又は複数の第1ピークと、0.1〜10μmの間に頂点を持つ1又は複数の第2ピークと、を有する粒度分布を備える。ここで、粒度分布とは、レーザ回折法による体積基準の粒度分布のことである。
(第1ピーク)
1又は複数の第1ピークの頂点は10〜100μmの範囲に存在する。1又は複数の第1ピークの頂点の好ましい範囲は10〜30μm、より好ましい範囲は15〜25μmである。シャープなピークであることが好ましい観点から、第1ピークのそれぞれにおけるD90/D10は、3以下であることが好適であり、2以下であることもできる。なお、D90とは体積基準で表した上記粒度分布における小さい方から累積90%の粒径、D10とは上記粒度分布における小さい方から累積10%の粒径である。
アルミナ粒子の内の第1ピーク(第1ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子を80質量%以上含むことが好ましい。当該部分は、実質的に破砕面を有さない単結晶のαアルミナ粒子を、90質量%以上含むことがより好ましく、95質量%以上含むことがさらに好ましく、99質量%以上含むことが特に好ましい。
なお、「実質的に破砕面を有さない」とは、各粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したときに粒子が多面体形状であり、粒子はr面等の結晶構造学的に特定できる面のみから構成されていることを示している。面指数を特定できない不定形状の破砕面は、例えば、必要な粒子径を得るために粉砕等の加工を行うことにより生成する。実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子とは、具体的には粒子100個をSEM観察し、破砕面を有する粒子が特定数(例えば20個)以下である単結晶のα−アルミナ粒子を言う。
なお、1又は複数の第1ピークを構成する部分とは、上記粒度分布曲線における、第1ピーク(第1ピークが複数ある場合は、そのうちの最小粒径のピーク)と後述する第2ピーク(第2ピークが複数ある場合は、そのうちの最大粒径のピーク)との間の最小値以上の部分である。第1ピークよりも大粒径側に別のピークがある場合には、第1ピーク(第1ピークが複数ある場合は、そのうちの最大粒径のピーク)と当該別のピーク(当該別のピークが複数ある場合は、そのうちの最小粒径のピーク)との間の最小値までである。
この実質的に破砕面を有さない単結晶のαアルミナ粒子は、均質で内部に結晶種を有さないことができ、また、8面以上の多面体形状を有することができる。また、このアルミナ粒子は、六方最密格子であるα−アルミナの六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比が0.5以上3.0以下であることができる。さらに、このα−アルミナ粒子は、ナトリウム含有量がNaOに換算して0.05重量%未満であり、アルミナ純度が99.90重量%以上であることができる。
(第2ピーク)
1又は複数の第2ピークの頂点は、0.1〜10μmの間に存在する。1又は複数の第2ピークの頂点の位置の好ましい範囲は0.2〜5μmであり、より好ましい範囲は0.3〜4μmである。
第2ピークは複数あってもよい。例えば、第2ピークの一方の頂点が1〜10μmの間にあり、第2ピークの他方の頂点が0.1〜1μmの間にあることができる。この場合、特に、焼結体の引張強度を高めることができる。
第2ピーク(第2ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分は、単結晶のアルミナ粒子でもよいし、多結晶のアルミナ粒子でもよいし、非晶質のアルミナ粒子でもよいし、αアルミナ、γアルミナ、δアルミナ、θアルミナ等のいずれでもよい。
第2ピーク(第2ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分は、80質量%以上(より好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上、特に好ましくは99質量%以上)の実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子を含むことが好適である。この場合、この実質的に破砕面を有さない単結晶のαアルミナ粒子は、均質で内部に結晶種を有さないことができ、また、8面以上の多面体形状を有することができる。また、この実質的に破砕面を有さない単結晶のαアルミナ粒子は、六方最密格子であるα−アルミナの六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比が0.5以上3.0以下であることができる。さらに、このα−アルミナ粒子は、ナトリウム含有量がNaOに換算して0.05重量%未満であり、アルミナ純度が99.90重量%以上であることができる。
ここで、1又は複数の第2ピークを構成する部分とは、上記粒度分布曲線における、第1ピーク(第1ピークが複数ある場合には、そのうちの最小粒径のピーク)と第2ピーク(第2ピークが複数ある場合は、そのうちの最大粒径のピーク)との間の最小値より下の部分である。第2ピークよりも小粒径側に別のピークがある場合には、第2ピーク(第2ピークが複数ある場合は、そのうちの最小粒径のピーク)と当該別のピーク(当該別のピークが複数ある場合には、そのうちの最大粒径のピーク)との間の最小値までである。
各第2ピークはブロードであってもよいが、シャープなピークであることもできる。ピークがシャープな場合には、各第2ピークにおけるD90/D10は、5以下であることができる。
1又は複数の第1ピーク(第1ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分の質量を100質量部としたときに、1又は複数の第2のピーク(第2ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分の質量は20〜500質量部とすることができる。
第2ピークが2つ以上ある場合であって、かつ、第2ピークの一方(第2ピーク大)の頂点が1〜10μmの間にあり、第2ピークの他方(第2ピーク小)の頂点が0.1〜1μmの間にある場合、粒度分布曲線における「1又は複数の第2のピーク(第2ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分」はさらに、第2ピーク大を構成する部分と、第2ピーク小を構成する部分とに分けることができる。ここで、第2ピーク大を構成する部分と第2ピーク小を構成する部分とは、これらのピーク間の最小値で互いに分離される。1又は複数の第1ピーク(第1ピークが複数ある場合はその全部)を構成する部分の質量を100質量部としたときに、第2ピーク大を構成する部分の質量を10〜100質量部(好ましくは15〜80質量部)とすることができ、第2ピーク小を構成する部分の質量を10〜130質量部(好ましくは15〜110質量部、より好ましくは40〜100質量部)とすることができる。また、第2ピーク小を構成する部分の質量を100質量部としたときに、第2ピーク大を構成する部分の質量を90質量部以下(好ましくは80質量部以下、より好ましくは60質量部以下}とすることで、焼結体の引張強度を特に高めることができる。
また、アルミナの粒度分布は、100μm超の部分及び/又は0.1μm未満の部分に追加のピークを有さないことができるし、有することもできる。追加のピークを構成する部分の質量は、アルミナ粒子の全質量を100質量部としたときに、それぞれ、5質量部以下であることが可能である。
このようなアルミナ粒子は、粒度分布のピークの頂点が10〜100μmにあるアルミナ粒子と、粒度分布のピークの頂点が0.1〜10μmにあるアルミナ粒子とを混合することにより容易に得ることができる。各ピークを構成するアルミナ粒子は、例えば、特開平6−191836号公報、及び、特開平7−206430号公報に記載の方法により製造することができ、また、住友化学株式会社からアドバンストアルミナとして市販されている。例えば、第1ピークを構成する粒子の例として、住友化学 アドバンストアルミナAA−18がある。また、第2ピークを構成する粒子の例として、住友化学 アドバンストアルミナ AA−3、AA−03がある。なお、AA−18の粒度分布のピークの頂点は20μm、AA−3の粒度分布のピークの頂点は4μm、AA−03の粒度分布のピークの頂点は0.5μmである。
有機結合剤は、アルミナ粒子同士を結合する。有機結合剤は特に限定されない。有機結合剤は水溶性のカチオン性高分子、もしくは、水溶性のカチオン性高分子と水溶性のアニオン性高分子両方を含むものであることが好ましい。
水溶性のカチオン性高分子として、例えば、ポリアリルアミン、ポリジアリルアミン及びその塩等が挙げられる。ポリアリルアミン及びその塩の例は、(1)式で示されるポリアリルアミン、(2)式で示されるポリアリルアミン塩酸塩、(3)式で示されるポリアリルアミンアミド硫酸塩等である。ポリジアリルアミン及びその塩の例は、(4)式で示されるポリジアリルアミン、(5)式で示されるアリルアミン酢酸塩-ジアリルアミン酢酸塩共重合体、(6)式で示されるジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体等である。式中のnは繰り返しの数であり、重量平均分子量は、5000〜30000であることができる。
水溶性のアニオン性高分子としては、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルアルコール乳化系エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション(PVAエマルション)、ヒドロキシエチルセルロース乳化系エチレン酢酸ビニル共重合体エマルション(HECエマルション)、アクリルエマルション、スチレンブタジエン共重合体ラテックス(SBR)等である。
有機結合剤のうち、カチオン性高分子にポリアリルアミンを用いた場合や、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体のような水溶性カチオン性高分子と一緒に、水溶性アニオン性高分子を用いた場合であれば、取り扱いの容易な水溶性の有機結合剤でありながら、得られる成形体の強度が高くなる。
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カチオン性高分子やアニオン性高分子以外の有機結合剤の例は、デキストラン;アルギン酸;でんぷん等の植物由来有機結合剤や、スチレンブタジエン共重合体やシアノアクリレート等の合成有機結合剤;水溶性ポリアミドアミンエピクロロヒドリン等の熱硬化型有機結合剤;ウレタンアクリル系ポリマー等の紫外硬化型有機結合剤等が挙げられる。
成形体における有機結合剤の量に特に制限はないが、アルミナ粒子100質量部に対して0.01〜10質量部であることができる。また、アニオン性高分子を含む有機結合剤を用いる場合に添加するカチオン性高分子の量に、特に制限はないが、アルミナ粒子100質量部に対して、0.01〜10質量部であることができる。
成形体は、アルミナ粒子及び有機結合剤以外に種々の添加剤を含むことができる。例えば、成形体は、結合剤が水溶性である場合には、エチレンジアミン等の塩基を含むことができる。エチレンジアミンは、塩基性を示すので、pH調整剤として機能する。アルミナの等電点はpH=5〜8である。したがって、水中でアルミナは水のpHが等電点よりも高い場合にはマイナスに、水のpHが等電点よりも低い場合にはプラスに帯電している。ポリアリルアミンのアミン基は塩基性を有して陽イオンとなりやすく、pHが高い方がアルミナ粒子と強く結合する。したがって、成形性の強度を高める観点から、エチレンジアミンのような塩基を添加してpHを高くすることが好適である。エチレンジアミンの添加量は、成形時にアルミナ粒子に供給する有機結合剤水溶液のpHを9程度とするように適宜調製される。また、サーマル式インクジェット方式で有機結合剤水溶液を吐出する場合に必要な、グリセリンやジエチレングリコール等の潤滑剤や、オルフィン等の消泡剤等の添加剤も含むことができる。
成形体は任意の形状を取ることが出来る。例えば、板状、柱状、ハニカム状等である。
続いて、上述の成形体の製造方法について説明する。
(第1の方法)
まず、下地上に、上記のアルミナ粒子の層を形成する。層の厚みに制限はないが、例えば、30〜200μmとすることができる。層の形成法は特に限定されず、スキージ法などが適用できる。通常、このアルミナ粒子の層は、液体も有機結合剤も含まない。
つぎに、有機結合剤を含む液体を用意する。通常、有機結合剤を含む液体を得るためには、有機結合剤を溶解/分散可能な溶媒と、有機結合剤とを混合する。溶媒の例は、アルコール等の有機溶媒及び水である。溶媒の量は特に限定はないが、液体の粘度が1×10−3〜1×10−1Pa・sとなる程度に溶媒を含有することができる。
つぎに、アルミナ粒子の層の所望の領域に、上記の液体を供給する。供給方法に特に限定はないが、インクジェット法などの公知の方法が適用できる。これにより、アルミナ粒子の層の特定の部分のみに有機結合剤を供給することができる。
続いて、液体が供給されたアルミナ粒子の層上に、上記のアルミナ粒子の層の形成、及び、液体の供給を順次繰り返す。
なお、アルミナ層に供給された液体中の溶媒の乾燥工程を適宜追加できる。例えば、アルミナ粒子の層の特定の部分に液体を供給し、そのアルミナ粒子の層の上に次のアルミナ粒子の層を積層する前に乾燥を行ってもよいし、最後のアルミナ粒子の層を形成し、最後のアルミナ粒子の層に液体を供給した後に、まとめて1回乾燥を行ってもよい。
これにより、多数のアルミナ粒子層からなるアルミナ粒子堆積物内の特定の部分においてのみ、アルミナ粒子が有機結合剤で結合されることとなる。すなわち、アルミナ粒子堆積物において、液体が供給された領域ではアルミナ粒子が有機結合剤により結合されている一方、液体が供給されない領域ではアルミナ粒子が有機結合剤により結合されない。したがって、アルミナ粒子堆積物から、結合していないアルミナ粒子を除去することにより、アルミナ粒子が有機結合剤で結合された3次元形状を有する成形体が得られる。
(第2の方法)
まず、上述の有機結合剤を含む液体、及び、上記のアルミナ粒子を含むインクを用意する。つぎに、インクを基材の上の所望の部分に供給してインクの層を形成する。その後、インクを乾燥させて固化する。続いて、再び、固化したインク上に、インクを供給し、乾燥させることを繰り返す。これにより、基材上に、所望の部分のみに乾燥したインクを配置することができ、アルミナ粒子が有機結合剤で結合された3次元形状を有する成形体が得られる。
(成形体の焼成方法)
得られた成形体を焼成する。焼成条件は特に限定されないが、大気雰囲気などの酸素含有雰囲気で、1300〜1800℃で1〜100時間程度焼成することが好ましい。これにより、アルミナ粒子が焼結して、3次元形状を有するアルミナ焼結体が得られる。
本実施形態に係る成形体によれば、上記のアルミナ粒子を用いているので、焼成による見かけの体積(外形形状)の収縮の抑制と、焼成体の高い引張強度の両立が可能となる。この理由は十分には解析できていないが、粒度分布の10〜100μmの間に頂点を持つアルミナ粒子は焼成時にアルミナ粒子同士の接点がネッキング成長する一方、粒成長が進展せず、結果として成形体の微細構造を保ったままで焼結することが一因と考えられる。一方、粒度分布の0.1〜10μmの間に頂点を持つアルミナ粒子の存在により、大粒子の粒成長が抑制されつつも、ネッキング部にアルミナを供給する役割を果たすため大粒子同士の焼結が促進されて、焼結体の強度が向上する。
(実施例1)
アルミナ粒子として、住友化学株式会社製アドバンストアルミナ粒子AA−18、およびAA−3を用意した。AA−18、およびAA−3のレーザ回折法による体積基準の粒度分布におけるピークの頂点(以下、平均粒径と呼ぶことがある)は、それぞれ、20μm、および4μmであった。各アルミナ粒子のD90/D10は、2.0、3.2であった。
アルミナ粒子AA−18及びAA−3は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子からなり、その六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比がそれぞれ1.2、1.5であった。また、各アルミナ粒子は、NaOに換算して0.05重量%未満のナトリウム含有量を有し、及び、99.90重量%以上のアルミナ純度を有した。
続いて、アルミナ粒子AA−18とアルミナ粒子AA−3とを、質量比で30:70で混合して、混合アルミナ粉1を得た。
続いて、直径5mm深さ3mmの円柱状の凹みを有するテトラフルオロエチレン製の型を用意し、凹み内に混合アルミナ粉1を充填した後、ガラス板で表面を均し、余分な粉末を除去した。
続いて、ポリアリルアミン塩酸塩(PAA)(重量平均分子量17,500、シグマアルドリッチ社製)を2.0wt%の濃度で水に溶解させ、エチレンジアミンを添加してpHを7.55に調整して、有機結合剤水溶液を用意した。
次に、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に上記の有機結合剤水溶液を30μL供給した。この液量は型の凹み内のアルミナ粉末の間隙容積と同程度であり型の凹み内は粉末と有機結合剤水溶液で完全に満たされた状態となった。
この時の、有機結合剤のアルミナに対する質量部は、0.48質量部であった。
次に、型を室温で放置し、完全に有機結合剤水溶液の水分を除去した後にサンプルを型の凹みから取り出し成形体を得た。その後、成形体の直径と高さをノギスで測定した。その後、大気中1500℃で5時間成形体を焼成し焼結体を得た。焼結体の直径と高さをノギスで測定した後、割裂引張試験により、焼結体の引張強度を測定した。測定には、ステーブルマイクロシステムズ社製テクスチャーアナライザーTA.XTPlusを用いた。割裂引張試験とは、円柱状に成形したサンプルに対して直径方向に圧縮力をかけることで力の印加方向と直交する方向に2つに割り、その際の最大荷重から引張強度を得るものである。
(実施例2)
混合アルミナ粉としてAA−18とAA−3を70:30(重量比)で含む混合アルミナ粉2を用いる以外は、実施例1と同様にした。
(実施例3)
有機結合剤のpHを、3.53に調整した以外は、実施例1と同様にした。
(実施例4)
有機結合剤のpHを、9.36に調整した以外は、実施例1と同様にした。
(実施例5)
有機結合剤のpHを、3.53に調整した以外は、実施例2と同様にした。
(実施例6)
有機結合剤のpHを、9.36に調整した以外は、実施例2と同様にした。
(実施例7)
アルミナ粒子として、住友化学株式会社製アドバンストアルミナ粒子AA−03を用意した。AA−03のレーザ回折法による体積基準の粒度分布におけるピークの頂点(以下、平均粒径と呼ぶことがある)は、0.5μmであった。また、D90/D10は、14.9であった。
また、アルミナ粒子AA−03は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子からなり、その六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比は、1.0であった。
また、アルミナ粒子AA−03は、NaOに換算して0.05重量%未満のナトリウム含有量を有し、及び、99.90重量%以上のアルミナ純度を有した。
混合アルミナ粉として、混合割合がAA−18:AA−03=70:30(重量比)の混合アルミナ粉3を用いて、使用するポリアリルアミン塩酸塩を1.0wt%の濃度で水に溶解させ、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に上記の有機結合剤水溶液を40μL供給し、アルミナに対する有機結合剤を、0.32質量部とし、有機結合剤のpHを、3.53に調整した以外は、実施例1と同様にした。
(実施例8)
有機結合剤のpHを、7.55に調整した以外は、実施例7と同様にした。
(実施例9)
混合アルミナ粉として、混合割合がAA−18:AA−03=30:70(重量比)の混合アルミナ粉4を用いて、有機結合剤のpHを、9.36に調整した以外は、実施例7と同様にした。
(実施例10)
混合アルミナ粉として、AA−18とAA−3とAA−03を混合させ、混合割合が63:27:10(重量比)を含む混合アルミナ粉5を用いた以外は、実施例7と同様にした。
(実施例11)
有機結合剤のpHを、7.55に調整した以外は、実施例10と同様にした。
(実施例12)
有機結合剤として、PAAに加えて、さらにジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体(ジアリルアミンアクリルアミド:スミレーズレジンR1001)を添加した以外は、実施例11と同様にした。型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体の量を0.2質量部とした。
(実施例13)
有機結合剤として、PAAに代えて、ポリビニルアルコール(PVA)を用いて、有機結合剤のpH調整をしなかったこと以外は、実施例10と同様にした。
(実施例14)
有機結合剤に、PVAに加えて、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体(ジアリルアミンアクリルアミド:スミレーズレジンR1001)を加え、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体を、0.2質量部とした以外は、実施例13と同様にした。
(実施例15)
有機結合剤として、PVAに代えて、ポリビニルアルコール乳化系エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション(PVAエマルション:スミカフレックス400HQ)を用い、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ポリビニルアルコール乳化系エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルションを1.6質量部とした以外は、実施例13と同様にした。
(実施例16)
有機結合剤として、PVAエマルジョンに加えて、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体(ジアリルアミンアクリルアミド:スミレーズレジンR1001)を加え、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体を、0.2質量部とした以外は、実施例15と同様にした。
(実施例17)
有機結合剤に、PVAに代えて、ヒドロキシエチルセルロース乳化系エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルションエマルジョン(HECエマルション:スミカフレックス510HQ)を用い、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、エチレン−酢酸ビニル共重合体ヒドロキシエチルセルロースエマルジョンを、1.6質量部とした以外は、実施例13と同様にした。
(実施例18)
有機結合剤に、HECエマルジョンに加えて、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体(ジアリルアミンアクリルアミド:スミレーズレジンR1001)を加え、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体を、0.2質量部とした以外は、実施例17と同様にした。
(実施例19)
有機結合剤に、PVAに代えて、アクリルエマルション:K6200HNを用いて、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、アクリルエマルションを、1.6質量部とした以外は、実施例13と同様にした。
(実施例20)
有機結合剤に、アクリルエマルジョンに加えて、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体(ポリジアリルアミンアクリルアミド:スミレーズレジンR1001)を加え、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体を、0.2質量部とした以外は、実施例19と同様にした。
(実施例21)
有機結合剤に、PVAに代えて、スチレンブタジエン共重合体ラテックス(SBR:SR−130)を用いて、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、スチレンブタジエン共重合体を、1.6質量部とした以外は、実施例13と同様にした。
(実施例22)
有機結合剤に、SBRに加えて、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体(ジアリルアミンアクリルアミド:スミレーズレジンR1001)を加え、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ジアリルアミン塩酸塩アクリルアミド共重合体を、0.2質量部とした以外は、実施例21と同様にした。
(実施例23)
有機結合剤に、PVAに代えて、ポリジアリルアミン((4)式)を用いて、型の凹みに充填された混合アルミナ粉に対する、ポリジアリルアミンを、0.48質量部とした以外は、実施例13と同様にした。
(実施例24)
混合アルミナ粉として、AA−18とAA−3とAA−03を混合させ、混合割合が42:18:40(重量比)を含む混合アルミナ粉6を用いた以外は、実施例10と同様にした。
(実施例25〜36)
混合アルミナ粉6を用いる以外は、実施例11〜22と同様とした。
(比較例1)
混合アルミナ粉1に代えてAA−18のみを使用する以外は、実施例1と同様とした。
(比較例2)
有機結合剤のpHを、3.53に調整した以外は、比較例1と同様にした。
(比較例3)
有機結合剤のpHを、9.36に調整した以外は、比較例1と同様にした。
(比較例4)
混合アルミナ粉1に代えて、AA−3:AA−03=70:30(重量比)で混合させた混合アルミナ粉7を用いた以外は、比較例1と同様とした。
(比較例5)
混合アルミナ粉1に代えて、AA−3:AA−03=30:70(重量比)で混合させた混合アルミナ粉8を用いた以外は比較例3と同様にした。
条件及び結果を表1及び表2に示す。なお、実施例24における焼結前後の収縮率(平均線収縮率)は5.5%であった。
Figure 0006985675

Figure 0006985675
比較例では、焼結体の引張強度の高さと焼結前後の収縮率の低さを両立できないが、実施例によればこれらを両立できた。例えば、収縮率を8%以下としつつ、引っ張り強度を2MPa以上とすることができる。

Claims (10)

  1. アルミナ粒子と、有機結合剤と、を備え、
    前記アルミナ粒子は、10〜100μmの間に頂点を持つ1又は複数の第1ピークと、0.1〜10μmの間に頂点を持つ1又は複数の第2ピークと、を有する粒度分布を有し、
    前記第1ピークを構成する部分の質量を100質量部としたときに、前記第2ピークを構成する部分の質量は20〜500質量部であり、
    前記有機結合剤は、水溶性のカチオン性高分子を含む、成形体。
  2. 前記第2ピークを少なくとも2つ有し、一方の第2ピークが1〜10μmの間に頂点を有し、他方の第2ピークが0.1〜1μmの間に頂点を有する、請求項1記載の成形体。
  3. 前記1又は複数の第1ピークは、10〜30μmの間に頂点を持ち、
    前記アルミナ粒子の内の前記1又は複数の第1ピークを構成する部分は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子を80質量%以上含む、請求項1又は2に記載の成形体。
  4. 前記単結晶のα−アルミナ粒子の六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比が0.5以上3.0以下である、請求項3に記載の成形体。
  5. 前記単結晶のα−アルミナ粒子は、NaOに換算して0.05重量%未満のナトリウム含有量を有し、及び、99.90重量%以上のアルミナ純度を有する、請求項3又は4に記載の成形体。
  6. 前記アルミナ粒子の内の前記1又は複数の第2ピークを構成する部分は、実質的に破砕面を有さない単結晶のα−アルミナ粒子を80質量%以上含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成形体。
  7. 前記単結晶のαアルミナ粒子は、六方格子面に平行な最大粒子径をD、六方格子面に垂直な粒子径をHとしたとき、D/H比が0.5以上3.0以下を満たす請求項6に記載の成形体。
  8. アルミナ粒子と、有機結合剤とを備える成形体を成形する工程を備え、
    前記アルミナ粒子は、10〜100μmの間に頂点を持つ1又は複数の第1ピークと、0.1〜10μmの間に頂点を持つ1又は複数の第2ピークと、を有する粒度分布を有し、
    前記第1ピークを構成する部分の質量を100質量部としたときに、前記第2ピークを構成する部分の質量は20〜500質量部であり、
    前記有機結合剤は、水溶性のカチオン性高分子を含む、成形体の製造方法。
  9. 前記工程では、前記アルミナ粒子の層を形成すること、及び、前記アルミナ粒子の層の少なくとも一部に有機結合剤を含む液体を供給すること、を繰り返す、または、前記有機結合剤を含む液体、及び、前記アルミナ粒子を含有するインクを基材上の所望の場所に供給することを繰り返す、請求項8記載の方法。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の成形体を焼成する工程を備えた、アルミナ焼結体の製造方法。
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