JP6984271B2 - 粉体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、コイルオーガーの中途部を軸に固定する場合と比較して、製造コストを抑えた粉体搬送装置を提供することを目的とする。
以下、本発明の第一実施形態を図面に従って説明する。まず、図1を用いて本実施形態に係る画像形成装置10の全体構成及び動作を説明する。次いで、図2を用いて粉体搬送装置100について説明する。図面に記された矢印Hは、装置高さ方向を示し、矢印Wは、装置幅方向を示す。また、矢印Dは、装置高さ方向H及び装置幅方向Wのそれぞれに直交する装置奥行方向を示す。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部8と制御装置24とを含んで構成されている。
画像形成部8は、媒体収容部12と、トナー像形成部14と、搬送部16と、定着装置18と、排出部20とを備える。画像形成部8は、記録媒体Pに画像を形成する。制御装置24は、画像形成装置10の各部の動作を制御する。
トナー像形成部14は、画像形成ユニット40Y、40M、40C、40Kと、転写ユニット50とを備えている。ここで、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)は、粉体を構成するトナー色の一例である。転写ユニット50は、転写装置の一例である。
画像形成ユニット40Yは、感光体42Yと、帯電装置44Yと、露光装置60Yと、現像装置46Yとを備えている。図中符号は省略するが、画像形成ユニット40M、40C、40Kは、各色に対応するように、感光体42M、42C、42Kと、帯電装置44M、44C、44Kと、露光装置60M、60C、60Kと、現像装置46M、46C、46Kとを備えている。
感光体42は、自軸周りに回転しながら、現像装置46によって現像されたトナー像を保持する機能を有する。感光体42には、ブレード47が接しており、感光体42に残存した廃トナーを掻き取って回収する。
帯電装置44は、感光体42を帯電させる機能を有する。
露光装置60は、帯電された感光体42に潜像を形成する機能を有する。
現像装置46は、感光体42に形成された潜像をトナー像として現像する機能を有する。
転写ユニット50は、各感光体42に現像された各色のトナー像が一次転写された後、当該トナー像を記録媒体Pに二次転写させる機能を有する。転写ユニット50は、転写ベルト52と、複数の一次転写ロール54と、駆動ロール56と、二次転写ロール58と、を備えている。
搬送部16は、媒体収容部12に収容された記録媒体Pを、搬送路16Cを搬送させて排出部20に排出させる機能を有する。搬送部16は、送出ロール16Aと、複数の搬送ロール対16Bとを備えている。
定着装置18は、記録媒体Pに2次転写されたトナー像を、加熱しながら加圧して、記録媒体Pに定着させる機能を有する。
次に、画像形成装置10における動作について、図1を参照しつつ説明する。
図2は、粉体搬送装置を示す図であり、ブレード47、59によって感光体42や転写ベルト52から回収された廃トナーは、粉体搬送装置100に集められ当該粉体搬送装置100によって回収ボトル102へ送られる。
主搬送路106について詳説する。主搬送路106は、図2に示したように、斜めに傾斜しており、搬送方向の下流側である前端部が第一樹脂パイプ114で構成されている。第一樹脂パイプ114の前端部及び後端部からは、固定片114Aが側方へ延び出しており、固定片114Aがネジ等によって筐体に固定される。
副搬送路108は、図3に示したように、主搬送路106に対して斜めに傾斜しており、副搬送路108は、トナーが搬送される下流側へ向かうに従って主搬送路106の上流側へ向けて傾斜している。
主搬送路106には、図4に示すように、その内周面106Aと第一コイルオーガー110の最外周部分との隙間SMが小さい第1の領域150と、第1の領域150より隙間SMが大きい第2の領域152とが形成されている。第1の領域150と第2の領域152とは、主搬送路106が延びる方向である長さ方向NHで交互に形成されている(図2参照)。
これにより、各金属パイプ120、130両側の各樹脂パイプ114、122、126、132の中に配置された第一コイルオーガー110の部位は、小径部110Bより大径の大径部110Cとされている。
以上の構成に係る本実施形態の作用を説明する。
同様に、第二樹脂パイプ122に設けられた下流側合流口122Cでの粉体の詰まりを抑制することができる。
図5は、第二実施形態に係る主搬送路106を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一コイルオーガー110の形状が異なる。
図6は、第三実施形態に係る主搬送路106を示す断面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一コイルオーガー110の形状が異なる。
図7は、第四実施形態に係る粉体搬送装置100を示す図であり、第一実施形態の図4に対応した図が示されている。本実施形態において、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一コイルオーガー110の形状が異なる。
図8は、第五実施形態に係る主搬送路106の一部を示す断面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一金属パイプ120が異なる。
図9及び図10は、第六実施形態に係る粉体搬送装置100を示す図であり、第一実施形態の図4に対応した図が示されている。本実施形態において、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、供給パイプ136の形状が異なる。
図11は、第七実施形態に係る副搬送路108を示す横断面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第二コイルオーガー112の形状が異なる。
10 画像形成装置
100 粉体搬送装置
106 主搬送路
106A 内周面
108 副搬送路
110 第一コイルオーガー
110A 線状部材
110B 小径部
110C 大径部
112 第二コイルオーガー
112A 線状部材
114 第一樹脂パイプ
118 出口
120 第一金属パイプ
122 第二樹脂パイプ
122C 下流側合流口
126 第三樹脂パイプ
126C 上流側合流口
128 合流部
130 第二金属パイプ
132 第四樹脂パイプ
132C 入口
136 供給パイプ
142 供給口
144 振動発生部
146 搬送路側突起
146A 搬送路側突起
146A 第一搬送路側突起
146B 第二搬送路側突起
150 第1の領域
152 第2の領域
154 変更箇所
160 コイル側突起
C 中央
G 外径寸法
I1 内径寸法
I2 内径寸法
K2 間隔
Claims (17)
- 金属パイプと樹脂パイプとが一直線状に接続されて構成された、粉体の搬送路と、
該搬送路内で回転して粉体を搬送する螺旋状に形成され、前記搬送路の内周面との隙間が、前記搬送路の延びる方向における第1の領域より大きい第2の領域を前記金属パイプ内に形成する一続きのコイルオーガーと、
を備え、
前記コイルオーガーは、回転軸中心に軸部を有さない中空構造であり、
前記搬送路を形成する前記金属パイプの内径を前記搬送路の他の部位より大きくして前記第2の領域を形成した
粉体搬送装置。 - 金属パイプと樹脂パイプとが一直線状に接続されて構成された、粉体の搬送路と、
該搬送路内で回転して粉体を搬送する螺旋状に形成され、前記搬送路の内周面との隙間が、前記搬送路の延びる方向における第1の領域より大きい第2の領域を前記金属パイプ内に形成する一続きのコイルオーガーと、
を備え、
前記コイルオーガーは、回転軸中心に軸部を有さない中空構造であり、
前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に、他の部位より外径が小さい小径部を設けて前記第2の領域を形成した
粉体搬送装置。 - 前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の全域が前記小径部とされている請求項2記載の粉体搬送装置。
- 前記搬送路は、前記金属パイプを複数有し、それぞれの金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の総てに前記小径部が設けられている請求項2又は請求項3に記載の粉体搬送装置。
- 前記金属パイプの両端部に前記樹脂パイプが設けられ、前記金属パイプの両側の樹脂パイプの中に配置された前記コイルオーガーの部位が前記小径部より大径とされている請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
- 前記金属パイプの両側の樹脂パイプのうち一方の樹脂パイプは、側面に粉体の出口が設けられ、少なくとも前記出口に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている請求項5に記載の粉体搬送装置。
- 前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの少なくとも一部が前記小径部とされている請求項2記載の粉体搬送装置。
- 前記搬送路は、前記金属パイプを複数有し、一部の金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部が設けられている請求項7に記載の粉体搬送装置。
- 複数の金属パイプのうち粉体の搬送方向の長さが最も長い金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部が設定されている請求項8に記載の粉体搬送装置。
- 前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部と該小径部より大径の部分が設けられている請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
- 前記小径部は、前記金属パイプの長さ方向の中央部に設けられている請求項10記載の粉体搬送装置。
- 該樹脂パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の少なくとも一部が前記小径部より大径とされている請求項2から請求項11のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
- 前記樹脂パイプの少なくとも一部は、他からの粉体を受け入れて合流させる合流部を側面に有し、該合流部に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている請求項12に記載の粉体搬送装置。
- 前記小径部は前記コイルオーガーの端まで形成され、外径の変更箇所が一箇所とされている請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
- 前記変更箇所は、前記金属パイプと前記樹脂パイプとの境界に配置されている請求項14に記載の粉体搬送装置。
- 前記樹脂パイプには、他と合流する合流部が設けられ、該合流部に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている請求項14または請求項15に記載の粉体搬送装置。
- トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記トナーを粉体として搬送する請求項1から16のいずれか一項に記載の粉体搬送装置と、
を備える画像形成装置。
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