JP6984271B2 - 粉体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体を搬送する粉体搬送装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、トナー搬送装置が示されている。トナー搬送装置は、像担持体上に残留したトナーを回収する感光体クリーニング装置から回収したトナーを画像形成装置本体に設けた廃トナータンクへ搬送する。トナー搬送装置は、各感光体クリーニング装置と廃トナータンクとに連通する搬送路と、搬送路内に回転自在に設けられ駆動源によって回転駆動される搬送部材を有している。搬送部材は、搬送路に沿って延びる軸と、軸がその中心を軸線方向に貫通する螺旋状部材を有し、螺旋状部材は、その両端部と、同両端部の間に位置する少なくとも一箇所以上の部位が、軸に固定されている。
特開2015−225173号公報
このように、金属製のコイルオーガーの撓みによる金属パイプとの接触を抑制するために、コイルオーガーの中心に軸を通し、中途部を軸に固定することが考えられる。
本発明は、コイルオーガーの中途部を軸に固定する場合と比較して、製造コストを抑えた粉体搬送装置を提供することを目的とする。
第1態様は、金属パイプと樹脂パイプとが一直線状に接続されて構成された、粉体の搬送路と、該搬送路内で回転して粉体を搬送する螺旋状に形成され、前記搬送路の内周面との隙間が、前記搬送路の延びる方向における第1の領域より大きい第2の領域を前記金属パイプ内に形成する一続きのコイルオーガーと、を備えた粉体搬送装置である。
第2態様は、前記搬送路を形成する前記金属パイプの内径を前記搬送路の他の部位より大きくして前記第2の領域を形成した第1態様に記載の粉体搬送装置である。
第3態様は、前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に、他の部位より外径が小さい小径部を設けて前記第2の領域を形成した第1態様に記載の粉体搬送装置である。
第4態様は、前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の全域が前記小径部とされている第3態様に記載の粉体搬送装置である。
第5態様は、前記搬送路は、前記金属パイプを複数有し、それぞれの金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の総てに前記小径部が設けられている第3態様又は第4態様に記載の粉体搬送装置である。
第6態様は、前記金属パイプの両端部に前記樹脂パイプが設けられ、前記金属パイプの両側の樹脂パイプの中に配置された前記コイルオーガーの部位が前記小径部より大径とされている第3態様から第5態様のいずれか1つに記載の粉体搬送装置である。
第7態様は、前記金属パイプの両側の樹脂パイプのうち一方の樹脂パイプは、側面に粉体の出口が設けられ、少なくとも前記出口に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている第6態様に記載の粉体搬送装置である。
第8態様は、前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの少なくとも一部が前記小径部とされている第3態様に記載の粉体搬送装置である。
第9態様は、前記搬送路は、前記金属パイプを複数有し、一部の金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部が設けられている第8態様に記載の粉体搬送装置である。
第10態様は、複数の金属パイプのうち粉体の搬送方向の長さが最も長い金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部が設定されている第9態様に記載の粉体搬送装置である。
第11態様は、前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部と該小径部より大径の部分が設けられている第8態様から第10態様のいずれか1つに記載の粉体搬送装置である。
第12態様は、前記小径部は、前記金属パイプの長さ方向の中央部に設けられている第11態様に記載の粉体搬送装置である。
第13態様は、該樹脂パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の少なくとも一部が前記小径部より大径とされている第3態様から第12態様のいずれか1つに記載の粉体搬送装置である。
第14態様は、前記樹脂パイプの少なくとも一部は、他からの粉体を受け入れて合流させる合流部を側面に有し、該合流部に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている第13態様に記載の粉体搬送装置である。
第15態様は、前記小径部は前記コイルオーガーの端まで形成され、外径の変更箇所が一箇所とされている第3態様から第5態様のいずれか一項に記載の粉体搬送装置である。
第16態様は、前記変更箇所は、前記金属パイプと前記樹脂パイプとの境界に配置されている第15態様に記載の粉体搬送装置である。
第17態様は、前記樹脂パイプには、他と合流する合流部が設けられ、該合流部に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている第15態様又は第16態様に記載の粉体搬送装置である。
第18態様は、粉体が供給される供給口が開口した樹脂製の供給パイプを備え、前記コイルオーガーの回転に伴って前記供給口に対応する前記コイルオーガーの部位を前記供給口へ向けて振動させる振動発生部を備えた第1態様から第17態様のいずれか1つに記載の粉体搬送装置である。
第19態様は、前記振動発生部は、前記コイルオーガーより側方へ突出したコイル側突起で構成されている第18態様に記載の粉体搬送装置である。
第20態様は、前記振動発生部は、前記搬送路の内周面から前記コイルオーガーへ向けて突出し、該コイルオーガーを構成する螺旋状に巻かれた線状部材の間に配置される搬送路側突起で構成されている第18態様又は第19態様に記載の粉体搬送装置である。
第21態様は、前記搬送路側突起は、前記コイルオーガーの長さ方向に複数設けられ、隣接する搬送路側突起の間隔は、螺旋状に巻かれた前記線状部材の巻ピッチの非整数倍の寸法とされている第20態様に記載の粉体搬送装置である。
第22態様は、粉体の搬送経路の一部が金属パイプで構成された搬送路と、該搬送路内で回転して粉体を搬送する螺旋状に形成され、前記金属パイプの内周面との隙間が、当該搬送路の延びる方向の端部で小さく中央部で大きいコイルオーガーと、を備えた粉体搬送装置である。
第23態様は、トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記トナーを粉体として搬送する第1態様から第22態様のいずれか1つに記載の粉体搬送装置と、を備える画像形成装置である。
第1態様によれば、コイルオーガーの中途部を軸に固定する場合と比して、製造コストを抑えた粉体搬送装置を得ることができる。
第2態様によれば、コイルオーガーの一部を小径とする場合と比して、コイルオーガーの製造が容易となる。
第3態様によれば、金属パイプを樹脂パイプよりも大径とする場合と比して、金属パイプの端部との接続部分に生じ得る段差が抑制される。
第4態様によれば、金属パイプ内の一部を小径部とする場合と比して、コイルオーガーの金属パイプへの干渉が抑制される。
第5態様によれば、総ての金属パイプにおいて、コイルオーガーに小径部がない場合と比して、コイルオーガーと金属パイプとの干渉が抑制される。
第6態様によれば、樹脂パイプ内に配置されたコイルオーガーの部位が小径部とされる場合と比して、コイルオーガーの中心線を搬送路の中心線に近づけることができる。
第7態様によれば、出口に対応するコイルオーガーの部位が小径部とされる場合と比して、出口付近での粉体の詰まりが抑制される。
第8態様によれば、金属パイプ内に配置されたコイルオーガーの全域を小径部とする場合と比して、搬送能力を高めることができる。
第9態様によれば、金属パイプ内に配置されたコイルオーガーの総ての部位を小径部とする場合と比して、コイルオーガーの形状を簡素化することができる。
第10態様によれば、相対的に短い金属パイプ内に配置されたコイルオーガーの部位にのみ小径部が設定される場合と比して、コイルオーガーの弛みに起因した金属パイプへの干渉抑制効果が高まる。
第11態様によれば、金属パイプ内が小径部のみで構成された場合と比して、粉体の搬送能力を高めることができる。
第12態様によれば、金属パイプの長さ方向の中央部が大径部とされる場合と比して、弛みに起因した中央部の金属パイプへの干渉を抑制することができる。
第13態様によれば、樹脂パイプ内に配置されたコイルオーガーの部位が小径部とされる場合と比して、コイルオーガーの中心線を搬送路の中心線に近づけることができる。
第14態様によれば、合流部に対応するコイルオーガーの部位が小径部とされた場合と比して、合流部での粉体の詰まりを抑制することができる。
第15態様によれば、外径が変更される変更箇所が複数設定された場合と比して、コイルオーガーの製造が容易となる。
第16態様によれば、外径が変更される変更箇所が金属パイプと樹脂パイプとの境界に配置されていない場合と比して、コイルオーガーの金属パイプへの干渉が抑制される。
第17態様によれば、合流部に対応するコイルオーガーの部位が小径部とされた場合と比して、合流部での粉体の詰まりを抑制することができる。
第18態様によれば、コイルオーガーを振動させる振動発生部を備えない場合と比して、供給口近傍での粉体の詰まりを抑制することができる。
第19態様によれば、供給パイプを加工する場合と比して、供給パイプの成形コストを抑えることができる。
第20態様によれば、コイルオーガーを加工する場合と比して、コイルオーガーの加工が容易となる。
第21態様によれば、搬送路側突起の間隔が巻ピッチと同じ場合と比して、隣接した搬送路側突起間でコイルオーガーを伸縮させることができる。
第22態様によれば、コイルオーガーの中途部を軸に固定する場合と比較して、製造コストを抑えた粉体搬送装置を得ることができる。
第23態様によれば、コイルオーガーの中途部が軸に固定された搬送装置を用いる場合と比較して、製造コストを抑えた画像形成装置を得ることができる。
第一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 第一実施形態の粉体搬送装置を示す側面図である。 第一実施形態の粉体搬送装置の合流部分を示す拡大図である。 第一実施形態の粉体搬送装置の要部を示す断面図である。 第二実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す断面図である。 第三実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す断面図である。 第四実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す断面図である。 第五実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す断面図である。 第六実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す断面図である。 第六実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す横断面図である。 第七実施形態に係る粉体搬送装置の要部を示す横断面図である。る。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態を図面に従って説明する。まず、図1を用いて本実施形態に係る画像形成装置10の全体構成及び動作を説明する。次いで、図2を用いて粉体搬送装置100について説明する。図面に記された矢印Hは、装置高さ方向を示し、矢印Wは、装置幅方向を示す。また、矢印Dは、装置高さ方向H及び装置幅方向Wのそれぞれに直交する装置奥行方向を示す。
≪画像形成装置の全体構成≫
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部8と制御装置24とを含んで構成されている。
[画像形成部]
画像形成部8は、媒体収容部12と、トナー像形成部14と、搬送部16と、定着装置18と、排出部20とを備える。画像形成部8は、記録媒体Pに画像を形成する。制御装置24は、画像形成装置10の各部の動作を制御する。
〔トナー像形成部〕
トナー像形成部14は、画像形成ユニット40Y、40M、40C、40Kと、転写ユニット50とを備えている。ここで、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)は、粉体を構成するトナー色の一例である。転写ユニット50は、転写装置の一例である。
画像形成ユニット40Y、40M、40C、40Kにおいて用いられるトナー以外はほぼ同様の構成である。図1において、画像形成ユニット40M、40C、40Kを構成する各部の符号は省略している。また、以下の説明で、画像形成ユニット40Y、40M、40C、40K及びこれらを構成する各部材について、色毎の区別が不要な場合は添字を省略する。
〈画像形成ユニット〉
画像形成ユニット40Yは、感光体42Yと、帯電装置44Yと、露光装置60Yと、現像装置46Yとを備えている。図中符号は省略するが、画像形成ユニット40M、40C、40Kは、各色に対応するように、感光体42M、42C、42Kと、帯電装置44M、44C、44Kと、露光装置60M、60C、60Kと、現像装置46M、46C、46Kとを備えている。
(感光体)
感光体42は、自軸周りに回転しながら、現像装置46によって現像されたトナー像を保持する機能を有する。感光体42には、ブレード47が接しており、感光体42に残存した廃トナーを掻き取って回収する。
(帯電装置)
帯電装置44は、感光体42を帯電させる機能を有する。
(露光装置)
露光装置60は、帯電された感光体42に潜像を形成する機能を有する。
(現像装置)
現像装置46は、感光体42に形成された潜像をトナー像として現像する機能を有する。
〈転写ユニット〉
転写ユニット50は、各感光体42に現像された各色のトナー像が一次転写された後、当該トナー像を記録媒体Pに二次転写させる機能を有する。転写ユニット50は、転写ベルト52と、複数の一次転写ロール54と、駆動ロール56と、二次転写ロール58と、を備えている。
転写ベルト52には、ブレード59が接しており、転写ベルト52に残存した廃トナーを掻き取って回収する。
〔搬送部及び排出部〕
搬送部16は、媒体収容部12に収容された記録媒体Pを、搬送路16Cを搬送させて排出部20に排出させる機能を有する。搬送部16は、送出ロール16Aと、複数の搬送ロール対16Bとを備えている。
〔定着装置〕
定着装置18は、記録媒体Pに2次転写されたトナー像を、加熱しながら加圧して、記録媒体Pに定着させる機能を有する。
<画像形成装置の動作>
次に、画像形成装置10における動作について、図1を参照しつつ説明する。
外部装置(一例としてPC)から送信された画像信号は、制御装置24により各色の画像データに変換されて、各露光装置60に出力される。
続いて、各露光装置60から出射された露光光は、各帯電装置44により帯電された各感光体42に入射されて潜像が形成される。続いて、各潜像は、各現像装置46により各色のトナー像として現像される。続いて、各色のトナー像は、各一次転写ロール54により転写ベルト52に一次転写される。
一方、記録媒体Pは、転写ベルト52におけるトナー像が一次転写された部位がニップ部Tに到達するタイミングに合わせて搬送され、二次転写される。
続いて、トナー像が二次転写された記録媒体Pは、定着装置18に向かって搬送され、トナー像は記録媒体Pに定着される。
そして、トナー像が定着された記録媒体Pは排出部20に排出され、画像形成動作が終了する。
〔粉体搬送装置〕
図2は、粉体搬送装置を示す図であり、ブレード47、59によって感光体42や転写ベルト52から回収された廃トナーは、粉体搬送装置100に集められ当該粉体搬送装置100によって回収ボトル102へ送られる。
粉体搬送装置100は、粉体としてのトナーを搬送する装置であり、T字状の固定ブラケット104を備えている。この粉体搬送装置100は、搬送経路が長い主搬送路106と、主搬送路106に対して斜めに接続され、搬送経路の短い副搬送路108とを備えており、主搬送路106と副搬送路108とには、それぞれ螺旋状に形成された、中空のコイルオーガー110、112が収容されている。コイルオーガー110、112は、線材を螺旋状に曲げ形成され、回転軸中心に軸部を有しない中空構造とされている。
主搬送路106は、後述する複数の円筒状の金属パイプと複数の円筒状の樹脂パイプとが一直線状に接続されて構成されており、各金属パイプ及び各樹脂パイプの内径寸法は、互いに略同寸法とされている。主搬送路106内には、第一コイルオーガー110が収容されており、第一コイルオーガー110が回転することで、主搬送路106内のトナーを上流側から下流側へ送る。
副搬送路108は、後述する一対の円筒状の樹脂パイプによって構成されており、両樹脂パイプの内径寸法は、略同寸法とされている。副搬送路108には、図3に示すように、回転運動によってトナーを主搬送路106側へ送る第二コイルオーガー112が収容されており、第二コイルオーガー112は、第一コイルオーガー110より短い。
後述する各金属パイプを構成する金属の下位概念としては、アルミニウムが挙げられ、金属パイプは、汎用部品であるアルミパイプで構成されている。これにより、調達コストが抑えられている。また、後述する樹脂パイプは、合成樹脂で形成されている。
各コイルオーガー110、112は、螺旋コイル状に曲げ加工された金属製の線状部材110A、112Aで構成されており、線状部材110A、112Aを構成する金属の下位概念としては、ステンレスが挙げられる。
(主搬送路)
主搬送路106について詳説する。主搬送路106は、図2に示したように、斜めに傾斜しており、搬送方向の下流側である前端部が第一樹脂パイプ114で構成されている。第一樹脂パイプ114の前端部及び後端部からは、固定片114Aが側方へ延び出しており、固定片114Aがネジ等によって筐体に固定される。
第一樹脂パイプ114の前端は、前端側回転部材116で閉鎖されており、前端側回転部材116には、第一コイルオーガー110の前端部が嵌合した状態で固定されている。前端側回転部材116から延び出した軸部116Aには、図示しない回転機構で回転される回転ギア116Bが固定されている。回転機構で前端側回転部材116を回転して第一コイルオーガー110を主搬送路106内で回転することで、主搬送路106内のトナーを上流側から下流側へ搬送する。
この前端側回転部材116より後端側に位置した第一樹脂パイプ114の周面(側面)の部位には、設置状態で下方へ向けて開口した出口118が設けられており、出口118は、回収ボトル102に接続されている。
第一樹脂パイプ114の後端部には、一般部より大径の大径部114Bが形成されており、大径部114B内には、第一金属パイプ120の前端部が嵌合した状態で固定されている。この第一金属パイプ120は、後端部が第二樹脂パイプ122に接続されている。
第二樹脂パイプ122の前端部及び後端部には、図3に示したように、大径部122Aが形成されており、第一金属パイプ120の後端部は前端側の大径部122A内に嵌合した状態で固定されている。各大径部122Aからは、固定片122Bが側方へ延び出しており、固定片122Bがネジ124によって固定ブラケット104に固定されている。
第二樹脂パイプ122の周面には、設置状態で上方へ向けて開口した下流側合流口122Cが設けられており、下流側合流口122Cからは、何れかのブレード47、59で回収された廃トナーが供給される。第二樹脂パイプ122の後端側の大径部122A内には、第三樹脂パイプ126の前端部が嵌合された状態で固定されている。
第三樹脂パイプ126の後端部には、大径部126Aが形成されており、第三樹脂パイプ126には、側面及び大径部126Aから側方へ延び出した固定片126Bが形成されている。側面から延び出した固定片126Bは、ネジ124によって固定ブラケット104に固定されており、大径部126Aより延出した固定片126Bは、固定ブラケット104に設けられたピン104Aで位置決めされている。
第三樹脂パイプ126の周面には、設置状態で上方へ向けて開口した上流側合流口126Cが設けられており、上流側合流口126Cは、副搬送路108からのトナーを主搬送路106に合流させる合流部128を構成する。第三樹脂パイプ126の大径部126A内には、第二金属パイプ130の前端部が嵌合した状態で固定されている。
これにより、主搬送路106は、第一金属パイプ120と第二金属パイプ130とを含んで構成されており、第一金属パイプ120の長さ寸法は、第二金属パイプ130より長い。この第二金属パイプ130の後端部は、図2に示しように、第四樹脂パイプ132の前端側に形成された大径部132A内に嵌合した状態で固定されている。
第四樹脂パイプ132には、後端部の側面及び大径部132Aから固定片132Bが側方へ延び出しており、固定片132Bは、ネジ124によって固定ブラケット104に固定されている。第四樹脂パイプ132の周面には、設置状態で上方へ向けて開口した入口132Cが設けられており、入口132Cからは、何れかのブレード47、59で回収された廃トナー又はキャリアが供給される。
第四樹脂パイプ132の後端は、回転自在に収容された後端側回転部材134で閉鎖されており、この後端側回転部材134には、第一コイルオーガー110の後端部が嵌合した状態で固定されている。これにより、前端側回転部材116と後端側回転部材134との間には、一続きの第一コイルオーガー110が設けられている。
(副搬送路)
副搬送路108は、図3に示したように、主搬送路106に対して斜めに傾斜しており、副搬送路108は、トナーが搬送される下流側へ向かうに従って主搬送路106の上流側へ向けて傾斜している。
副搬送路108は、上流側である後端側が樹脂パイプからなる供給パイプ136で構成されている。供給パイプ136の後端は、回転自在に収容された回転部材138で閉鎖されている。回転部材138には、第二コイルオーガー112の後端部が嵌合した状態で固定されており、第二コイルオーガー112の前端は、自由端とされている。
回転部材138は、図示しないベベルギアを介して回転ギア140に接続されている。図示しない回転機構で回転ギア140を回転して第二コイルオーガー112を副搬送路108内で回転することで、副搬送路108内のトナーを上流側から下流側へ搬送し主搬送路106へ送る。
供給パイプ136からは、固定片136Aが側方へ延び出しており、固定片136Aがネジ124によって固定ブラケット104に固定されている。供給パイプ136の周面には、供給口142が設けられており、供給口142からは、何れかのブレード47、59で回収された廃トナーが供給される。
この供給パイプ136には、第二コイルオーガー112の回転に伴って、供給口142に対応する第二コイルオーガー112の部位を供給口142へ向けて振動させる振動発生部144が設けられている。この振動発生部144は、副搬送路108を構成する供給パイプ136の内周面136Bから第二コイルオーガー112へ向けて突出した搬送路側突起146で構成されている。
搬送路側突起146は、三角板状に形成されており、先端を構成する頂部が第二コイルオーガー112を構成する螺旋状に巻かれた線状部材112Aの間に配置される高さを有している。この搬送路側突起146は、供給口142に対向する内周面136Bの箇所に形成されている。これにより、回転時に第二コイルオーガー112を構成する螺旋状の線状部材112Aが搬送路側突起146に当たって搬送路側突起146を乗り越える。このとき、搬送路側突起146と干渉した第二コイルオーガー112の部位が供給口142へ向けて弾性変形して振動する。
この供給パイプ136の前端部は、中継パイプ148の大径部148A内に嵌合した状態で固定されており、中継パイプ148は、樹脂パイプで構成されている。
中継パイプ148からは、固定片148Bが側方へ延び出しており、固定片148Bがネジ124によって固定ブラケット104に固定されている。中継パイプ148前端の開口部は、第三樹脂パイプ126の上流側合流口126Cと通じており、副搬送路108からのトナーが主搬送路106に合流される。
(第一コイルオーガー)
主搬送路106には、図4に示すように、その内周面106Aと第一コイルオーガー110の最外周部分との隙間SMが小さい第1の領域150と、第1の領域150より隙間SMが大きい第2の領域152とが形成されている。第1の領域150と第2の領域152とは、主搬送路106が延びる方向である長さ方向NHで交互に形成されている(図2参照)。
主搬送路106を構成する各金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の総ての部位は、他の部位より外径寸法Gが小さい小径部110Bとされている。これにより、第一コイルオーガー110には、小径部110Bと小径部110Bより大径の大径部110Cとが形成され、内径が一定の主搬送路106に第1の領域150と第2の領域152とが形成されている。
第一金属パイプ120及び第二金属パイプ130内に配置された第一コイルオーガー110の部位は、全域が小径部110Bとされている。また、第一コイルオーガー110の外径寸法Gの変更箇所154は、各金属パイプ120、130と各樹脂パイプ114、122、126、132との境界KKと一致する。ここで、境界KKとは、金属パイプ120、130又は樹脂パイプ114、122、126、132の内径が接続部にて変化する場合、内径寸法が半変化する領域を境界KKとする。
これにより、各金属パイプ120、130両側の各樹脂パイプ114、122、126、132の中に配置された第一コイルオーガー110の部位は、小径部110Bより大径の大径部110Cとされている。
そして、第一金属パイプ120の両側の樹脂パイプ114、122のうち一方を構成する第一樹脂パイプ114には、図2に示したように、側面に粉体であるトナーの出口118が設けられている。また、この出口118に対応する第一コイルオーガー110の部位は、小径部110Bより大径の大径部110Cとされている。
(作用・効果)
以上の構成に係る本実施形態の作用を説明する。
主搬送路106の内周面106Aと第一コイルオーガー110との隙間SMは、各金属パイプ120、130内に配置された第2の領域152において、第1の領域150より大きい。これにより、撓みによる金属製の第一コイルオーガー110と金属パイプ120、130との干渉が抑制され、異音の発生が抑制される。
このため、金属製のコイルオーガーの撓みによる金属パイプとの接触を抑制するために、コイルオーガーの中心に軸を通し、中途部を軸に固定する場合と比して、製造コストを抑えることができる。
このとき、第一コイルオーガー110によるトナーの搬送能力は、螺旋状に形成された線状部材110Aが形成する山形状の長さ方向NHへの移動速度による依存度が大きい。また、主搬送路106内には、第一コイルオーガー110を支持する軸などが存在しない。このため、螺旋状に形成された線状部材110Aの内側及び外側の経路を用いてトナーを搬送できるので、トナーの搬送能力を大きく落とすことなく異音を防止することができる。
また、金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の部位に、他の部位より外径寸法Gが小さい小径部110Bを設けて第2の領域152を形成した。
このため、金属パイプ120、130を大径として第2の領域152を形成する場合と比して、金属パイプ120、130の端部との接続部分に生じ得る段差を抑制することができる。
また、小径部110Bの形成は、加工時の調整により可能である。このため、コストアップせずに異音対策が可能となる。
さらに、金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の部位の全域が小径部110Bとされている。
このため、金属パイプ120、130内の一部を小径部110Bとする場合と比して、第一コイルオーガー110の金属パイプ120、130への干渉が抑制される。
この主搬送路106は、金属パイプ120、130を複数有し、それぞれの金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の部位の総てに小径部110Bが設けられている。
これにより、総ての金属パイプ120、130において、第一コイルオーガー110と金属パイプ120、130との干渉が抑制される。
そして、各樹脂パイプ114、122、126、132内に配置された第一コイルオーガー110の部位の少なくとも一部が小径部110Bより大径の大径部110Cとされている。
このため、樹脂パイプ114、122、126、132内に配置された第一コイルオーガー110の部位総てが小径部110Bとされる場合と比して、第一コイルオーガー110の中心線を主搬送路106の中心線に近づけることができる。
このとき、金属パイプ120、130の両側の樹脂パイプ114、122、126、132の中に配置された第一コイルオーガー110の部位が小径部110Bより大径とされている。
このため、樹脂パイプ114、122、126、132内に配置された第一コイルオーガー110の部位が小径部110Bとされる場合と比して、第一コイルオーガー110の中心線を主搬送路106の中心線に近づけることができる。これにより、この樹脂パイプ114、122、126、132に隣接した金属パイプ120、130への第一コイルオーガー110の干渉を抑制することができる。
第一金属パイプ120の両側の樹脂パイプ114、122のうち一方側である第一樹脂パイプ114は、側面に粉体であるトナーの出口118が設けられ、少なくとも出口118に対応する第一コイルオーガー110の部位が小径部110Bより大径とされている。
このため、出口118に対応する第一コイルオーガー110の部位が小径部110Bとされる場合と比して、出口118付近での粉体であるトナーの詰まりが抑制される。
また、第三樹脂パイプ126は、副搬送路108からの粉体であるトナーを受け入れて合流させる合流部128が側面に形成されており、合流部128に対応する第一コイルオーガー110の部位は、小径部110Bより大径の大径部110Cで構成されている。
このため、合流部128に対応する第一コイルオーガー110の部位が小径部110Bとされた場合と比して、合流部128での粉体の詰まりを抑制することができる。
同様に、第二樹脂パイプ122に設けられた下流側合流口122Cでの粉体の詰まりを抑制することができる。
そして、粉体搬送装置100は、粉体であるトナーが供給される供給口142が開口した樹脂製の供給パイプ136を備えている。この供給パイプ136には、第二コイルオーガー112の回転に伴って供給口142に対応する第二コイルオーガー112の部位を供給口142へ向けて振動させる振動発生部144を備えている。
このため、第二コイルオーガー112を振動させる振動発生部144を備えない場合と比して、供給口142近傍での粉体であるトナーの詰まりを振動により抑制することができる。
これにより、供給口142近傍で詰まったトナーを崩すための崩し部材を別途用意する必要が無く、低コスト化を図るとともに、駆動源等の追加が不要となる。また、主搬送路106内を第一コイルオーガー110のみとすることができ、搬送経路の断面積を塞ぐことが無い。そして、この振動発生部144は、樹脂製の供給パイプ136内に設けられており、振動を加えてトナー詰まりを解消する場合と比較して、異音の懸念が少ない。
この振動発生部144は、主搬送路106の内周面106Aから第一コイルオーガー110へ向けて突出し、第一コイルオーガー110を構成する螺旋状に巻かれた線状部材110Aの間に配置される搬送路側突起146で構成されている。
このため、第一コイルオーガー110を加工して突起を形成する場合と比して、第一コイルオーガー110の加工が容易となる。
そして、このような粉体搬送装置100を備えることで、第一コイルオーガー110の中途部が軸に固定された搬送装置を用いる場合と比較して、製造コストを抑えた画像形成装置10を得ることができる。
なお、本実施形態では、第一金属パイプ120及び第二金属パイプ130内に配置された第一コイルオーガー110の部位を全域にわたって小径部110Bとしたが、これに限定されるものではない。例えば、各金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の一部を小径部110Bとしてもよい。
この場合、各金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の全域を小径部110Bとする場合と比して、搬送能力を高めることができる。
また、各金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の総ての部位に小径部110Bを設けたが、これに限定されるものではない。例えば、一部の金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の部位に小径部110Bを設けても良い。
この場合、各金属パイプ120、130内に配置された第一コイルオーガー110の総ての部位を小径部110Bとする場合と比して、第一コイルオーガー110の形状を簡素化することができる。
このとき、主搬送路106を構成する金属パイプ120、130のうち粉体としてのトナーの搬送方向の長さ寸法が最も長い第一金属パイプ120内に配置された第一コイルオーガー110の部位に小径部110Bを設定する。
この場合、短い第二金属パイプ130内に配置された第一コイルオーガー110の部位に小径部110Bが設定される場合と比して、第一コイルオーガー110の弛みに起因した金属パイプ130への干渉抑制効果が高まる。
(第二実施形態)
図5は、第二実施形態に係る主搬送路106を示す図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一コイルオーガー110の形状が異なる。
すなわち、本実施形態に係る第一コイルオーガー110は、第一金属パイプ120内に配置された部位に小径部110Bと、小径部110Bより大径の大径部110Cとが設けられている。
これにより、主搬送路106には、その内周面106Aと第一コイルオーガー110の最外周部分との隙間SMが小さい第1の領域150と、第1の領域150より隙間SMが大きい第2の領域152とが、第一金属パイプ120内に形成される。
また、この小径部110Bは、第一金属パイプ120の長さ方向NHの中央C部に設けられている。
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第一金属パイプ120内が小径部110Bのみで構成された場合と比して、粉体であるトナーの搬送能力を高めることができる。
そして、この小径部110Bは、第一金属パイプ120の長さ方向NHの中央C部に設けられている。このため、第一金属パイプ120の長さ方向NHの中央C部が大径部110Cとされる場合と比して、中央部の弛みに起因した第一コイルオーガー110の第一金属パイプ120への干渉を抑制することができる。
(第三実施形態)
図6は、第三実施形態に係る主搬送路106を示す断面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一コイルオーガー110の形状が異なる。
すなわち、本実施形態に係る第一コイルオーガー110は、第一金属パイプ120内に配置された部位に小径部110Bと、小径部110Bより大径の大径部110Cとが設けられている。第一コイルオーガー110の外径寸法Gの変更箇所154は、第一金属パイプ120の長さ方向NHでの中央Cより後端側とされており、小径部110Bは、第一金属パイプ120の長さ方向NHの中央C部に配置されている。
この小径部110Bは、第一コイルオーガー110の前端まで形成されており、外径寸法Gの変更箇所154が一箇所とされている。
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第一金属パイプ120内が小径部110Bのみで構成された場合と比して、粉体であるトナーの搬送能力を高めることができる。
さらに、小径部110Bは第一コイルオーガー110の前端まで形成され、外径寸法Gの変更箇所154が一箇所とされているので、外径寸法Gが変更される変更箇所154が複数設定された場合と比して、第一コイルオーガー110の製造が容易となる。
(第四実施形態)
図7は、第四実施形態に係る粉体搬送装置100を示す図であり、第一実施形態の図4に対応した図が示されている。本実施形態において、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一コイルオーガー110の形状が異なる。
すなわち、本実施形態に係る第一コイルオーガー110は、外径寸法Gの変更箇所154が第一金属パイプ120と第二樹脂パイプ122との境界KKと一致する。
この小径部110Bは、第一コイルオーガー110の前端まで形成されており、外径寸法Gの変更箇所154が一箇所とされている。これにより、第三樹脂パイプ126の合流部128に対応する第一コイルオーガー110の部位は、小径部110Bより大径の大径部110Cとされている。
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、外径寸法Gが変更される変更箇所154が第一金属パイプ120と第二樹脂パイプ122との境界KKと一致しない場合と比して、第一コイルオーガー110の第一金属パイプ120への干渉が抑制される。
さらに、第三樹脂パイプ126の合流部128に対応する第一コイルオーガー110の部位は、小径部110Bより大径の大径部110Cとされている。このため、合流部128に対応する第一コイルオーガー110の部位が小径部110Bとされた場合と比して、合流部128での粉体であるトナーの詰まりを抑制することができる。
(第五実施形態)
図8は、第五実施形態に係る主搬送路106の一部を示す断面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第一金属パイプ120が異なる。
すなわち、本実施形態に係る第一金属パイプ120は、内径寸法I1が主搬送路106の他の部位を構成する各樹脂パイプ114、122、126、132の内径寸法I2より大きい。これにより、主搬送路106の内周面106Aと第一コイルオーガー110の最外周部分との隙間SMが第1の領域150より大きい第2の領域152が形成されている。
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、第一コイルオーガー110の一部を小径とする場合と比して、第一コイルオーガー110の製造が容易となる。
(第六実施形態)
図9及び図10は、第六実施形態に係る粉体搬送装置100を示す図であり、第一実施形態の図4に対応した図が示されている。本実施形態において、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、供給パイプ136の形状が異なる。
すなわち、供給パイプ136に設けられた振動発生部144は、第二コイルオーガー112の長さ方向NHに離間して設けられた第一搬送路側突起146Aと第二搬送路側突起146Bとによって構成されている。第一搬送路側突起146Aと第二搬送路側突起146Bとの長さ方向NHでの間隔K2は、螺旋状に巻かれた線状部材112Aの巻ピッチMPの非整数倍の寸法とされている。
また、第一搬送路側突起146Aと第二搬送路側突起146Bとは、図10に示すように、供給パイプ136の内周面136Bにおいて、周方向Sにずれた位置に設けられている。これにより、供給パイプ136の前端側から挿入される金型と、後端側から挿入される金型とによって長さ方向NHで異なる位置に設けられた第一搬送路側突起146Aと第二搬送路側突起146Bとを形成することができる。
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第一搬送路側突起146Aと第二搬送路側突起146Bとの長さ方向NHでの間隔K2は、螺旋状に巻かれた線状部材112Aの巻ピッチMPの非整数倍の寸法とされている。これにより、第二コイルオーガー112回転時において、螺旋状の線状部材112Aが第一搬送路側突起146Aを乗り越えるタイミングと、第二搬送路側突起146Bを乗り越えるタイミングとをずらすことができる。
これにより、回転に伴って、隣接した搬送路側突起146A、146B間で第二コイルオーガー112を伸縮させることができる。これにより、第二コイルオーガー112を長さ方向NHに振動させることができる。
(第七実施形態)
図11は、第七実施形態に係る副搬送路108を示す横断面図であり、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明は割愛するとともに、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態は、第一実施形態と比較して、第二コイルオーガー112の形状が異なる。
すなわち、第二コイルオーガー112には、供給口142に対応する位置にコイル側突起160が設けられており、コイル側突起160は、第二コイルオーガー112より側方(径方向外側)へ突出する。このコイル側突起160によって、第二コイルオーガー112には、振動発生部144が形成されている。
以上の構成に係る本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、供給パイプ136内の第二コイルオーガー112が、図11(A)に示したように、自重によって内周面136Bの下寄りに配置された状態であっても、回転時にコイル側突起160が下側に位置した際に、当該第二コイルオーガー112を供給口142側へ押し上げて振動させることができる。これにより、供給口142付近に詰まったトナーを第二コイルオーガー112で崩すことができる。
したがって、供給パイプ136を加工して振動発生部144を形成する場合と比して、供給パイプ136の成形コストを抑えることができる。
なお、各実施形態では、主搬送路106の一部が金属パイプ120、130で構成された場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、主搬送路106の全域が金属パイプで構成されてもよい。この場合、第一コイルオーガー110と金属パイプの内周面との隙間が、主搬送路106の延びる方向の端部で小さく中央部で大きくなるように構成し、弛みに起因した金属パイプへの干渉による異音を抑える。これにより、第一コイルオーガー110の中途部を軸に固定する場合と比較して、製造コストを抑えた粉体搬送装置100を得ることができる。
8 画像形成部
10 画像形成装置
100 粉体搬送装置
106 主搬送路
106A 内周面
108 副搬送路
110 第一コイルオーガー
110A 線状部材
110B 小径部
110C 大径部
112 第二コイルオーガー
112A 線状部材
114 第一樹脂パイプ
118 出口
120 第一金属パイプ
122 第二樹脂パイプ
122C 下流側合流口
126 第三樹脂パイプ
126C 上流側合流口
128 合流部
130 第二金属パイプ
132 第四樹脂パイプ
132C 入口
136 供給パイプ
142 供給口
144 振動発生部
146 搬送路側突起
146A 搬送路側突起
146A 第一搬送路側突起
146B 第二搬送路側突起
150 第1の領域
152 第2の領域
154 変更箇所
160 コイル側突起
C 中央
G 外径寸法
I1 内径寸法
I2 内径寸法
K2 間隔

Claims (17)

  1. 金属パイプと樹脂パイプとが一直線状に接続されて構成された、粉体の搬送路と、
    該搬送路内で回転して粉体を搬送する螺旋状に形成され、前記搬送路の内周面との隙間が、前記搬送路の延びる方向における第1の領域より大きい第2の領域を前記金属パイプ内に形成する一続きのコイルオーガーと、
    を備え、
    前記コイルオーガーは、回転軸中心に軸部を有さない中空構造であり、
    前記搬送路を形成する前記金属パイプの内径を前記搬送路の他の部位より大きくして前記第2の領域を形成した
    粉体搬送装置。
  2. 金属パイプと樹脂パイプとが一直線状に接続されて構成された、粉体の搬送路と、
    該搬送路内で回転して粉体を搬送する螺旋状に形成され、前記搬送路の内周面との隙間が、前記搬送路の延びる方向における第1の領域より大きい第2の領域を前記金属パイプ内に形成する一続きのコイルオーガーと、
    を備え、
    前記コイルオーガーは、回転軸中心に軸部を有さない中空構造であり、
    前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に、他の部位より外径が小さい小径部を設けて前記第2の領域を形成した
    粉体搬送装置。
  3. 前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の全域が前記小径部とされている請求項2記載の粉体搬送装置。
  4. 前記搬送路は、前記金属パイプを複数有し、それぞれの金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の総てに前記小径部が設けられている請求項2又は請求項3に記載の粉体搬送装置。
  5. 前記金属パイプの両端部に前記樹脂パイプが設けられ、前記金属パイプの両側の樹脂パイプの中に配置された前記コイルオーガーの部位が前記小径部より大径とされている請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
  6. 前記金属パイプの両側の樹脂パイプのうち一方の樹脂パイプは、側面に粉体の出口が設けられ、少なくとも前記出口に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている請求項5に記載の粉体搬送装置。
  7. 前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの少なくとも一部が前記小径部とされている請求項2記載の粉体搬送装置。
  8. 前記搬送路は、前記金属パイプを複数有し、一部の金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部が設けられている請求項7に記載の粉体搬送装置。
  9. 複数の金属パイプのうち粉体の搬送方向の長さが最も長い金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部が設定されている請求項8に記載の粉体搬送装置。
  10. 前記金属パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位に前記小径部と該小径部より大径の部分が設けられている請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
  11. 前記小径部は、前記金属パイプの長さ方向の中央部に設けられている請求項10記載の粉体搬送装置。
  12. 該樹脂パイプ内に配置された前記コイルオーガーの部位の少なくとも一部が前記小径部より大径とされている請求項2から請求項11のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
  13. 前記樹脂パイプの少なくとも一部は、他からの粉体を受け入れて合流させる合流部を側面に有し、該合流部に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている請求項12に記載の粉体搬送装置。
  14. 前記小径部は前記コイルオーガーの端まで形成され、外径の変更箇所が一箇所とされている請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の粉体搬送装置。
  15. 前記変更箇所は、前記金属パイプと前記樹脂パイプとの境界に配置されている請求項14に記載の粉体搬送装置。
  16. 前記樹脂パイプには、他と合流する合流部が設けられ、該合流部に対応する前記コイルオーガーの部位は、前記小径部より大径とされている請求項14または請求項15に記載の粉体搬送装置。
  17. トナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記トナーを粉体として搬送する請求項1から16のいずれか一項に記載の粉体搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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