JP6981948B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出するセンサ素子を備えたガスセンサに関する。
自動車等の排気ガス中の酸素やNOxの濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いた板状のセンサ素子を有するものが知られている。
この種のガスセンサとして、板状のセンサ素子の後端側外表面に複数の電極パッドを設け、この電極パッドのそれぞれに端子金具を電気的に接触させてセンサ素子からのセンサ出力信号を外部に取り出したり、センサ素子に積層されたヒータに給電するものが広く用いられている(特許文献1)。
図18に示すように、端子金具300は、例えば金属板を切り起こした短冊状をなし、その先端側がセンサ素子の電極パッド402に向かって折り返されて電極パッド402に押圧力Dで弾性的に接続する素子当接部310を備えている。
特開2018−9958号公報(図2、図3)
ところで、図19に示すように、電極パッド402に対して素子当接部310の幅W1が狭すぎると、接点を安定して確保できなかったり、ガスセンサの組付け時や走行振動等により素子当接部310が幅方向にズレ、センサ素子400の端部から脱落するおそれがある。
一方、図20に示すように、電極パッド402に対して素子当接部310の幅W2を広くすると、素子当接部310が幅方向にズレてもセンサ素子400の端部に引っ掛かるので、センサ素子400からの脱落を抑制できる。
しかしながら、電極パッド402に対して素子当接部310が傾くようにズレた場合に、素子当接部310の幅方向端部310eが電極パッド402に隣接するセンサ素子400の表面に当接して素子当接部310が電極パッド402から浮き上がり、接点300Pが確保できなくなるおそれがある。又、見かけ上接点300Pが確保されても、端部310eがセンサ素子400の表面に押され、押圧力Dが減少して接点圧力が低下し、接点300Pの接続信頼性が低下する。
そこで、本発明は、センサ素子の電極パッドに対して端子金具がズレても両者の電気的接続を確保することができるガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延びる板状をなし、後端側の外表面に電極パッドを有するセンサ素子と、前記軸線方向に延び、前記電極パッドに電気的に接続される端子金具と、を備えたガスセンサであって、前記端子金具は、本体部と、該本体部から前記電極パッドに向かって折り返されて弾性的に撓み、自身の一部が前記電極パッドと当接する素子当接部とを有し、前記素子当接部は、前記センサ素子に対向する平坦な主面と、前記端子金具の幅方向の端部のうち、少なくとも一方の端部に、前記主面に繋がりつつ前記素子当接部の厚み方向反対側に向かって広がる斜面とを備えることを特徴とする。
ガスセンサの組付け時や、ガスセンサを搭載した車両の走行時の振動等により、電極パッドに対して素子当接部が傾くようにズレることがある。この場合、素子当接部が斜面を備えないと仮定すると、その角部が電極パッドに隣接するセンサ素子の表面に当接し、素子当接部が電極パッドから浮き上がり、接点が確保できなくなる。
そこで、このガスセンサによれば、斜面を設けることで、素子当接部が傾いてもセンサ素子の表面に当接しずらく、素子当接部が電極パッドから浮き上がって接点が確保できなくなることを抑制できる。又、素子当接部が傾いてもセンサ素子の表面に当接しずらくなることから、その分だけ素子当接部を幅広にできるので、素子当接部が幅方向にズレても、センサ素子の端部から脱落することを抑制できる。
これらの作用により、電極パッドに対して端子金具がズレても(傾く方向のズレや、幅方向のズレ)両者の電気的接続を確保することができる。
本発明のガスセンサにおいて、前記素子当接部は、前記斜面が形成された前記端部において、前記斜面に繋がり前記幅方向の外側を向く側面を有してもよい。
側面を有する場合には、斜面と電極パッドとの接点は、端子金具の本体部から最も遠い場合でも斜面の終端(斜面と側面との境界)となる。一方、側面が無いと、斜面が素子当接部の厚み方向反対側まで形成されるので、斜面と電極パッドとの接点は、端子金具の本体部から最も遠い場合に素子当接部の厚み方向反対側に達する。つまり、側面が無いと、本体部からの素子当接部の撓み量が大きくなって本体部から素子当接部がより伸びてしまい、素子当接部のバネ力が減じられて接点圧力が低下する傾向にある。
従って、このガスセンサによれば、素子当接部が側面を備えることで、素子当接部のバネ力及び接点圧力の減少を抑制し、接続信頼性が向上する。
本発明のガスセンサにおいて、前記素子当接部の厚み方向に見たとき、前記斜面の厚みt1、前記側面の厚みt2が、t1<t2を満たしてもよい。
このガスセンサによれば、t1<t2を満たすことで、素子当接部のバネ力及び接点圧力の減少をさらに抑制できる。
本発明のガスセンサにおいて、前記センサ素子は、幅方向における角部に面取り部を有し、前記斜面は、前記面取り部に隣接する前記電極パッドのうち、当該面取り部と反対側に対応する側の前記端部に少なくとも形成され、前記センサ素子の前記面取り部の面取り角θ1としたとき、前記斜面が前記主面となす角θ2が、θ1>θ2の関係を満たすと共に、(1)前記電極パッドの端部は、前記センサ素子の前記外表面と前記面取り部との境界部と接するか、又は、(2)前記電極パッドの前記面取り部側の端部が前記境界部と離間し、かつ前記端部の前記素子当接部側の角部と、前記境界部とを結ぶ仮想線分が前記外表面となす角度をθ3としたときにθ3>θ2の関係を満たし、前記境界部と前記端部との距離L3が、前記斜面の前記外表面に平行な長さL2よりも短くてもよい。
素子当接部がセンサ素子の端部から離れるように幅方向にズレた場合、θ1<θ2とすると、斜面がセンサ素子の端部の面取り部に当接して素子当接部が電極パッドから浮き上がり、電極パッドとの電気的接続が切断される場合がある。
そこで、このガスセンサによれば、θ1>θ2とすることで、斜面と面取り部との間に開き角(θ1−θ2)の分だけ隙間が形成されるので、斜面が面取り部に当接して電極パッドから浮き上がって接点が確保できなくなることを抑制できる。
本発明のガスセンサにおいて、前記素子当接部において、前記主面及び前記斜面の厚み方向の反対面が平坦であってもよい。
このような平坦面は、例えば斜面を板金プレス加工で形成して得られ、プレス加工で斜面を形成する場合に比べ、主面や斜面が厚肉となる。その結果、主面や斜面がスプリングバックすることが抑制され、斜面の形状を精度良く保つことができる。
本発明のガスセンサにおいて、前記斜面の硬度が、前記主面の硬度より高くてもよい。
平坦面が存在するよう、例えば斜面を板金プレス加工で形成した場合、加工硬化により、斜面の硬度が主面の硬度より高くなる。
本発明のガスセンサにおいて、前記端子金具の幅方向の全長L1、前記主面の幅方向の長さF1が、F1/L1≦0.8の関係を満たしてもよい。
このガスセンサによれば、斜面を主面に対して適切な角度で形成することができる。F1/L1>0.8であると、斜面の角度が主面に対して直角に近づき、斜面によってセンサ素子の表面への当接を抑制する効果が少なくなる場合がある。
本発明のガスセンサにおいて、前記センサ素子の少なくとも一方の面において、前記端子金具が幅方向に2個以上離間して並んでもよい。
端子金具が幅方向に2個以上並ぶ場合、素子当接部や電極パッドの幅方向寸法が制限され、電極パッドに対して端子金具がズレやすいので、本発明がより有効である。
この発明によれば、センサ素子の電極パッドに対して端子金具がズレても両者の電気的接続を確保することができるガスセンサが得られる。
本発明の実施形態に係るガスセンサの軸線方向に沿う断面図である。 先端側端子金具の斜視図である。 別の先端側端子金具の斜視図である。 後端側端子金具の斜視図である。 先端側端子金具を先端側セパレータに保持した状態を示す断面図である。 先端側セパレータと後端側セパレータの組み付けを示す工程図である。 幅方向中央の先端側端子金具の素子当接部の断面図である。 幅方向端部の先端側端子金具の素子当接部の断面図である。 図7の素子当接部が傾くようにズレた場合の、電極パッドとの位置関係を表す図である。 図8の素子当接部が幅方向にズレた場合の、センサ素子の端部の電極パッドとの位置関係を表す図である。 図7の素子当接部の斜面が電極パッドと当接した場合の、素子当接部の撓み量を表す図である。 素子当接部の変形例を示す図である。 素子当接部の別の変形例を示す図である。 素子当接部のさらに別の変形例を示す図である。 素子当接部のさらに別の変形例を示す図である。 素子当接部のさらに別の変形例を示す図である。 素子当接部のさらに別の変形例を示す図である。 従来の端子金具の斜視図である。 従来の端子金具が幅方向にズレた場合の、センサ素子の端部の電極パッドとの位置関係を表す図である。 従来の端子金具が傾くようにズレた場合の、電極パッドとの位置関係を表す図である。 電極パッドが面取り部から離れ、素子当接部が電極パッドに届かず、接点を確保できない状態を示す図である。 電極パッドが面取り部に接している場合に、素子当接部が電極パッドに接点を確保した状態を示す図である。 電極パッドが面取り部から離間している場合に、θ3を示す図である。 θ3≦θ2の場合に、素子当接部が電極パッドに届かず、接点を確保できない状態を示す図である。 L3>L2の場合に、素子当接部が電極パッドに届かず、接点を確保できない状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るガスセンサ(NOxセンサ)1の軸線O方向に沿う全体断面図、図2、図3は先端側端子金具20、30の斜視図、図4は後端側端子金具40の斜視図、図5は先端側端子金具20、30を先端側セパレータ90に保持した状態を示す断面図、図6は、先端側セパレータ90の所定の断面と、後端側セパレータ95の所定の断面から見た、先端側セパレータ90と後端側セパレータ95の組み付けを示す工程図である。
このガスセンサ1は、自動車や各種内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を検出するNOxセンサである。
図1において、ガスセンサ1は、排気管に固定されるためのねじ部139が外表面に形成された筒状の主体金具138と、軸線O方向(ガスセンサ1の長手方向:図中上下方向)に延びる板状形状をなすセンサ素子10と、センサ素子10の径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ106と、自身の先端側の内部空間に、センサ素子10の後端部の周囲を取り囲む状態で配置されるセラミック製筒状の先端側セパレータ90と、先端側セパレータ90を軸線O方向に貫通する挿通孔90hに挿通されて保持される6個の先端側端子金具20、30(図1では、4個のみを図示)と、セラミック製筒状の後端側セパレータ95と、後端側セパレータ95に保持される6個の後端側端子金具40(図1では、2個のみを図示)と、を備えている。
又、後述するように、後端側セパレータ95は、先端側セパレータ90の後端側に接して配置され、互いに接続されている。
先端側端子金具20、30と、後端側端子金具40とはそれぞれ先端側と後端側に配置されて互いに接続されている。先端側端子金具20、30が「特許請求の範囲の「端子金具」に相当する。
なお、図5に示すように、先端側セパレータ90の挿通孔90hに保持された各先端側端子金具20、30がセンサ素子10の後端側の外表面に対向し、この外表面に形成された電極パッド11aに電気的に接続される。
また、電極パッド11aは、センサ素子10の後端側の両面にそれぞれ幅方向に3つ並んでいる。各電極パッド11aは、例えばPtを主体とする焼結体として形成することができる。
一方、センサ素子10の先端のガス検出部11は、アルミナ等の多孔質保護層14で覆われている。
主体金具138は、ステンレスから構成され、軸線方向に貫通する貫通孔154を有し、貫通孔154の径方向内側に突出する棚部152を有する略筒状形状に構成されている。この貫通孔154には、センサ素子10の先端部を自身の先端よりも突出させるように当該センサ素子10が配置されている。さらに、棚部152は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
なお、主体金具138の貫通孔154の内部には、センサ素子10の径方向周囲を取り囲む状態で略環状形状のアルミナ製のセラミックホルダ151、粉末充填層153(以下、滑石リング153ともいう)、および上述のセラミックスリーブ106がこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。
また、セラミックスリーブ106と主体金具138の後端部140との間には、加締めパッキン157が配置されている。なお、主体金具138の後端部140は、加締めパッキン157を介してセラミックスリーブ106を先端側に押し付けるように、加締められている。
一方、図1に示すように、主体金具138の先端側(図1における下方)外周には、センサ素子10の突出部分を覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(例えば、ステンレスなど)二重のプロテクタである、外部プロテクタ142および内部プロテクタ143が溶接等によって取り付けられている。
主体金具138の後端側外周には、外筒144が固定されている。また、後端側端子金具40の後端側にはそれぞれリード線146が接続され、リード線146は後端側セパレータ95の後端側へ引き出されている。
そして、外筒144の後端側(図1における上方)の開口部には、後端側セパレータ95から引き出された6本のリード線146(図1では2本のみを表示)が挿通されるリード線挿通孔170hが形成された、ゴム製のグロメット170が配置されている。
また、主体金具138の後端部140より突出されたセンサ素子10の後端側(図1における上方)には、先端側セパレータ90が配置され、外表面から径方向外側に突出する鍔部90pが備えられている。先端側セパレータ90は、鍔部90pが保持部材169を介して外筒144に当接することで、外筒144の内部に保持される。
又、グロメット170と先端側セパレータ90の間に後端側セパレータ95が配置され、グロメット170の弾性力により後端側セパレータ95が先端側セパレータ90を先端側へ押圧する。これにより、鍔部90pが保持部材169側へ押し付けられ、先端側セパレータ90及び後端側セパレータ95は、外筒144の内部に互いに接続された状態で(つまり、軸線O方向に分離せずに)保持されている。
図2、図3はそれぞれ先端側端子金具20、30の斜視図を示す。本実施形態では2つの種類の先端側端子金具20、30が用いられる。
なお、図5に示すように、4本の先端側端子金具30はいずれも先端側セパレータ90内で隣接する先端側端子金具30同士が線対称の形状であるため、このうち、1本の先端側端子金具30(図5の左上の位置I)を用いて説明する。
ここで、図5の位置IIの左下の先端側端子金具30は、センサ素子10の面方向に沿った線を軸として位置Iの先端側端子金具30に対して線対称である。図5の右下の位置IIIの先端側端子金具30は、センサ素子10の面方向に垂直な線を軸として位置IIの先端側端子金具30に対して線対称である。図5の右上の位置IVの先端側端子金具30は、センサ素子10の面方向に垂直な線を軸として位置Iの先端側端子金具30に対して線対称である。
又、2本の先端側端子金具20はいずれも先端側セパレータ90内で対向する先端側端子金具20同士が線対称の形状であるため、このうち、1本の先端側端子金具20(図5の上の位置)を用いて説明する。
ここで、図5の下側の先端側端子金具20は、センサ素子10の面方向に沿った線を軸として上側の先端側端子金具20に対して線対称である。なお、先端側端子金具20は、センサ素子10の幅方向に沿って2本の先端側端子金具30の間に位置する。
図2に示すように、先端側端子金具20は全体として軸線O方向に延び、後端側端子金具40に接続される接続部23と、接続部23の先端側に繋がる略板状の本体部21と、本体部21の先端側でセンサ素子10に向かって折り返される素子当接部22と、を一体に備えている。
先端側端子金具20は、例えば1枚の金属板(インコネル(登録商標)等)を打ち抜いた後、所定形状に折り曲げて製造することができるが、これに限定されない。
接続部23は断面C字の円筒状をなし、この筒内に、先端が断面C字の円筒状の後端側端子金具40が嵌挿されて接続されている。この場合、先端側端子金具20は後端側端子金具40を介してリード線146に間接的に接続されることとなる。
本体部21の軸線O方向中央の幅方向両側の外側が、センサ素子10側へ90度折り返されて断面コの字の保持部27を形成している。そして、本体部21の後端側に接続部23が一体に接続されている。本体部21は、先端側端子金具20のベース部として先端側端子金具20の強度を確保している。
一方、本体部21の軸線O方向後端側の幅方向両側からそれぞれ外側に向かい、本体部21と面一の1対の矩形片状の後端側保持部25、25が延びている。同様に、本体部21の軸線O方向先端側の幅方向両側からそれぞれ外側に向かい、本体部21と面一の1対の矩形片状の先端側保持部29、29が延びている。
素子当接部22は、本体部21の先端からセンサ素子10に向かって後端側へ折り返され、電極パッド11a(図1、図5参照)に接点P1にて弾性的に接続する。なお、素子当接部22は、本体部21に対して径方向に弾性的に撓み、押圧力Dを生じるようになっている。
さらに、詳しくは後述するが、素子当接部22は、接点P1を含みセンサ素子10に対向して電極パッド11aと当接する平坦な主面22mと、先端側端子金具20の幅方向の端部のうち、少なくとも一方の端部に、主面22mに繋がりつつ素子当接部22の厚み方向反対側に向かって広がる斜面22sとを備える。
なお、図2では、斜面22sは先端側端子金具20の幅方向の両端部に形成されている。
又、図3に示すように、先端側端子金具30は全体として軸線O方向に延び、後端側端子金具40に接続される接続部33と、接続部23の先端側に繋がる略板状の本体部31と、本体部31の先端側でセンサ素子10に向かって折り返される素子当接部32と、を一体に備えている。
先端側端子金具30は、例えば1枚の金属板(インコネル(登録商標)等)を打ち抜いた後、所定形状に折り曲げて製造することができるが、これに限定されない。
接続部33は、接続部23と同様な円筒状をなし、接続部23と同様、自身の筒内に後端側端子金具40が嵌挿されて接続されている。
本体部31は断面L字状になっていて、本体部31の一方の幅方向の外側が、センサ素子10側へ90度折り返されて位置保持部35を形成している。そして、本体部31の後端側に接続部33が一体に接続されている。本体部31は、先端側端子金具30のベース部として先端側端子金具30の強度を確保している。
素子当接部32は、本体部31の先端からセンサ素子10に向かって後端側へ折り返され、電極パッド11a(図1、図5参照)に接点P2にて弾性的に接続する。なお、素子当接部32は、本体部31に対して径方向に弾性的に撓み、押圧力Dを生じるようになっている。
さらに、詳しくは後述するが、素子当接部32は、接点P2を含みセンサ素子10に対向して電極パッド11aと当接する平坦な主面32mと、先端側端子金具20の幅方向の端部のうち、少なくとも一方の端部に、主面32mに繋がりつつ素子当接部32の厚み方向反対側に向かって広がる斜面32sとを備える。
なお、図3では、斜面32sは先端側端子金具30の幅方向の一方の端部のみ(図3の右側)に形成されている。
一方、図4に示すように、後端側端子金具40は全体として軸線O方向に延び、リード線146に接続される圧着端子部47と、圧着端子部47の先端側に繋がる略板状の頸部41と、頸部41の先端側に繋がり板を断面C字状に折り曲げた円筒状の径大部45と、径大部45の先端側に繋がり板を断面C字状に折り曲げた円筒状の先端部43と、を一体に備えている。
後端側端子金具40は、例えば1枚の金属板(SUS304等)を打ち抜いた後、所定形状に折り曲げて製造することができるが、これに限定されない。
先端部43は円筒状をなし、先端に向かって尖っている。そして、接続部23、33の筒内に、先端部43が嵌挿され、後端側端子金具40が先端側端子金具20、30と電気的に接続されるようになっている。
径大部45は、圧着端子部47及び先端部43よりも径大であり、径大部45の後端向き面45eが圧着端子部47よりも径方向外側に露出している。
そして、図5に示すようにして、先端側セパレータ90に先端側端子金具20、30を組み付ける。ここで、図6(a)に示すように、挿通孔90hに後端側から先端側端子金具20が挿通されると、先端側端子金具20の先端側保持部29が先端側セパレータ90の後端向き面90sに当接して先端側端子金具20の先端側への抜けを防止し、先端側端子金具20が先端側セパレータ90内に保持される。
同様に、図示しないが、挿通孔90hに後端側から先端側端子金具30が挿通されると、先端側端子金具30の位置保持部35の先端が先端側セパレータ90の所定の後端向き面に当接して先端側端子金具30の先端側への抜けを防止し、先端側端子金具30が先端側セパレータ90内に保持される。
なお、先端側端子金具20、30が先端側セパレータ90内に保持された状態で、接続部23、33が先端側セパレータ90の後端側へ突出している。
一方、図6(a)に示すように、後端側セパレータ95は周方向に並ぶ6個の挿通孔95h(図6では2個のみ表示)を有している。挿通孔95hは先端側が径大で、軸線O方向中央近傍で段状に縮径しており、この段部が先端向き面95sを形成している。
そして、挿通孔95hの先端側に予めリード線146を通し、後端側セパレータ95の先端側でリード線146を後端側端子金具40に接続しておく。次に、挿通孔95hに先端側から後端側端子金具40のリード線146側の一部を挿通してリード線146を後端側へ引き出すと、後端側端子金具40の径大部45の後端向き面45e(図4参照)が先端向き面95sに当接して後端側端子金具40の後端側への抜けを防止し、後端側端子金具40が後端側セパレータ95内に保持される。
このとき、後端側端子金具40の先端部43の先端側(先端部43の軸線O方向中央より先端側)が後端側セパレータ95の先端向き面よりも突出している。
又、径大部45の外径は挿通孔95hの内径よりわずかに小さく、径大部45が挿通孔95hに係合して後端側端子金具40を後端側セパレータ95内に保持する。
そして、先端側セパレータ90の後端向き面には、センサ素子の幅方向に沿って凹部90rが形成されている。又、後端側セパレータ95の先端向き面の外周側には、センサ素子の幅方向に沿って突出する2つの凸部95pが形成されている。
従って、図6(b)に示すように、先端側セパレータ90に先端側端子金具20、30を組み付け、後端側セパレータ95に後端側端子金具40を組み付けた後、凹部90rを凸部95pと係合させることで、先端側セパレータ90と後端側セパレータ95とが互いに接続される。
このとき、先端側セパレータ90の後端側に突出した先端側端子金具20の接続部23に、後端側セパレータ95の先端側に突出した後端側端子金具40の先端部43が嵌挿され、両端子金具が接続される。
なお、図6においては、理解をし易くするために、セパレータ(先端側セパレータ90と後端側セパレータ95)内で対向する端子金具(先端側端子金具20、30及び後端側端子金具40)の一方の図示を省略している。
次に、図7〜図11を参照し、本発明の特徴部分について説明する。
図7は幅方向中央の先端側端子金具20の素子当接部22の断面図、図8は幅方向端部の先端側端子金具30の素子当接部32の断面図、図9は素子当接部22が傾くようにズレた場合の、電極パッド11aとの位置関係を表す図、図10は素子当接部32が幅方向にズレた場合の、センサ素子10の端部の電極パッド11aとの位置関係を表す図、図11は素子当接部22の斜面22sが電極パッド11aと当接した場合の、素子当接部22の撓み量を表す図である。
なお、図7、図8はそれぞれ素子当接部22,32の幅方向に沿う断面図である。
図7に示すように、素子当接部22は、上記した主面22mと、2つの斜面22sとを備えている。又、本実施形態では、素子当接部22は、斜面22sに繋がり幅方向の外側を向く側面22aを有すると共に、主面22m及び斜面22sの厚み方向の反対面22bが平坦である。
なお、素子当接部22の反対面22bを平坦とするためには、例えば先端側端子金具20を製造する際に、素子当接部22となる平板から斜面22sを板金プレス加工で形成すればよい。
又、この場合、加工硬化により、斜面22sの硬度が主面22mの硬度より高くなる。硬度は、マイクロビッカース硬度計で測定することができ、硬度の単位はHVとするが他の単位でもよい。
なお、ガスセンサ1に組付けられた状態の素子当接部22を見たときに、接点P1を含む部位が先端側端子金具20の幅方向中央の平坦面であれば、主面22mである。又、接点P1を含む部位が幅方向中央の平坦面から厚み方向反対側に向かう端部であれば、斜面22sである。後述する主面32mも同様である。
又、図8に示すように、素子当接部32は、上記した主面32mと、1つの斜面32sとを備えている。又、素子当接部22と同様に、素子当接部32は、斜面32sに繋がり幅方向の外側を向く側面32aを有すると共に、主面32m及び斜面32sの厚み方向の反対面32bが平坦である。
次に、図9を参照し、素子当接部22が斜面22sを備えることによる作用効果を説明する。
まず、通常は素子当接部22の主面22mが電極パッド11aに押圧力で電気的に接続している(図9(a))。
ところが、ガスセンサ1の組付け時や、ガスセンサ1を搭載した車両の走行時の振動等により、電極パッド11aに対して素子当接部22が傾くようにズレることがある(図9(b))。この場合、素子当接部22が斜面を備えないと仮定すると(図9の破線)、その角部V1が電極パッド11aに隣接するセンサ素子10の外表面10sに当接し、素子当接部22が電極パッド11aから浮き上がり、接点が確保できなくなる。
そこで、斜面22sを設けることで、素子当接部22が傾いてもセンサ素子10の外表面10sに当接しずらく、素子当接部22が電極パッド11aから浮き上がって接点が確保できなくなることを抑制し、電極パッド11aに対して先端側端子金具20が傾いても両者の電気的接続を確保することができる。
又、素子当接部22が傾いてもセンサ素子10の表面に当接しづらくなることから、その分だけ素子当接部22を幅広にできるので、素子当接部22が幅方向にズレても、センサ素子10の端部から脱落することを抑制できる。
次に、図10を参照し、素子当接部32が斜面32sを備えることによる作用効果を説明する。
なお、素子当接部32は、センサ素子10の端部(左端)の電極パッド11aに当接するものであり、仮に素子当接部32が左回りに傾いても、センサ素子10の端部より左には当接しうる表面が存在しない。従って、素子当接部32のうち、センサ素子10の端部側(図10の左側)には斜面32sを設けなくてもよい。
まず、通常は素子当接部32の主面32mが電極パッド11aに押圧力で電気的に接続している(図10(a))。
そして、素子当接部32が右回りに傾いた場合に、斜面32sによりセンサ素子10の外表面10sへの当接を抑制して電極パッド11aとの接点を確保できるのは、図9で素子当接部22について説明したのと同様である。
ここで、本実施形態では、センサ素子10は幅方向における角部に面取り部10cを有し、面取り部10cに隣接して電極パッド11aを備えている。面取り部10cの面取り角(電極パッド11aの表面とのなす角)をθ1とする。このとき、斜面32sが主面32mとなす角θ2が、θ1>θ2の関係を満たすことが好ましい。
なお、θ1<90度である。
ガスセンサ1の組付け時や、ガスセンサ1を搭載した車両の走行時の振動等により、素子当接部32がセンサ素子10の端部から離れるように幅方向にズレることがある(図10(b))。この場合、θ1<θ2とすると、斜面32sが電極パッド11aの端部の面取り部10cに当接して素子当接部32が電極パッド11aから浮き上がり、接点が確保できなくなる。
そこで、θ1>θ2とすることで、斜面32sと面取り部10cとの間に開き角(θ1−θ2)の分だけ隙間Gが形成されるので、斜面32sが面取り部10cに当接して電極パッド11aから浮き上がって接点が確保できなくなることを抑制できる。
但し、図21に示すように、電極パッド11aが面取り部10cから離れ過ぎると、θ1>θ2としても素子当接部32が電極パッド11aに届かず、斜面32sが面取り部10cの角部(後述する境界部B)に当接して電極パッド11aから浮き上がってしまう。つまり、電極パッド11aが面取り部10cにある程度近接している必要がある。
そこで、θ1>θ2と規定すると共に、電極パッド11aと面取り部10cとの位置関係についても規定する必要がある。
(1)まず、図22に示すように、電極パッド11aの端部11eが面取り部10cに接する場合は、斜面32sが面取り部10cに当接して電極パッド11aから浮き上がることがそもそもなく、接点を確保できる。
ここで、「電極パッド11aの端部11eが面取り部10cに接する」とは、センサ素子10の外表面10sと、面取り部10cとの境界部(面取り部10cの角部)Bと、電極パッド11aの端部11eとが接することをいう。
又、図22の例では、面取り前のセンサ素子10に電極パッド11aを設けた後、電極パッド11aの端部11eと面取り部10cを同時に切削等して形成しており、電極パッド11aの表面とのなす角が面取り角θ1に等しいが、θ1と異なる角度(例えば90度)であってもよい。
(2)一方、図23に示すように、電極パッド11aの端部11eが面取り部10c(境界部B)から離間している場合は、以下の2つの規定が必要となる。
(2−1)まず、電極パッド11aの端部11eの素子当接部32側の角部11cと、境界部Bとを結ぶ仮想線分Vが、外表面11sとなす角度をθ3とする。このとき、θ3>θ2の関係を満たす必要がある。
これは、図24に示すように、例えば電極パッド11aの厚みを薄くして、θ3<θ2になると、斜面32sが電極パッド11aに当接する前に境界部Bに当接して電極パッド11aから浮き上がってしまい、接点を確保できなくなるからである。
なお、θ3=θ2の場合は、斜面32sが電極パッド11aに当接すると同時に境界部Bに当接するため、接点は得られる。しかしながら、斜面32sが境界部Bに当接していることにより、電極パッド11aへの接圧が低くなり、接続が不確実となってしまう。
(2−2)次に、図25に示す境界部Bと電極パッド11aの端部11eとの距離L3が、斜面32sの外表面10sに平行な長さL2よりも短いことが必要である。
これは、図25に示すように、距離L3>距離L2になると、斜面32sが幅方向に境界部Bよりもズレて面取り部10cに接触しようとしたときに、そもそも素子当接部32(斜面32s)が電極パッド11aの端部11eに届かないため、接点を確保できないからである。
以上のように、θ1〜θ3、L2,L3を規定する。
次に、図11を参照し、素子当接部22が側面22aを備えることによる作用効果を説明する。
図7に示すように、素子当接部22の厚み方向に見たとき、斜面22sの厚みt1、側面22aの厚みt2とする。又、本実施形態ではt1<t2を満たす。
図11(a)に示すように、側面22aを有する場合、斜面22sと電極パッド11aとの接点P1は、先端側端子金具20の本体部21から最も遠い場合でも斜面22sの終端(斜面22sと側面22aとの境界)となる。このとき、素子当接部22の撓み量(本体部21からの距離)はR1となる。
一方、図11(b)に示すように、側面22aが無い場合、斜面22sが素子当接部22の厚み方向反対側まで形成される(t1+t2)。このため、斜面22sと電極パッド11aとの接点P1は、先端側端子金具20の本体部21から最も遠い場合に素子当接部22の厚み方向反対側に達する。このとき、素子当接部22の撓み量はR2となるが、t2の分だけR2>R1となる。
つまり、側面22aが無いと、本体部21からの素子当接部22の撓み量が大きくなって、本体部21から素子当接部22がより伸びてしまい、素子当接部22のバネ力が減じられて接点圧力が低下する傾向にある。
従って、素子当接部22が側面22aを備えることで、素子当接部22のバネ力及び接点圧力の減少を抑制し、接続信頼性が向上する。
特に、t1<t2を満たすと、素子当接部22のバネ力及び接点圧力の減少をさらに抑制できる。
図7に示すように、本実施形態では、それぞれ素子当接部22の反対面22bが平坦である。このような平坦面は、例えば斜面22sを鍛造で形成して得られ、後述する図14、図15のようなプレス加工で斜面を形成する場合に比べ、主面22mや斜面22sが厚肉となる。
その結果、主面22mや斜面22sがスプリングバックすることが抑制され、斜面22sの形状を精度良く保つことができる。
素子当接部32についても同様である。
又、図7に示すように、本実施形態では、先端側端子金具20の幅方向の全長L1、主面22mの幅方向の長さF1が、F1/L1≦0.8の関係を満たす。このようにすると、斜面22sを主面22mに対して適切な角度で形成することができる。
F1/L1>0.8であると、斜面22sの角度が主面22mに対して直角に近づき、斜面32sによってセンサ素子10の外表面10sへの当接を抑制する効果が少なくなる場合がある。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
素子当接部の形状は上記実施形態に限定されない。
例えば、図12に示すように、素子当接部202の幅方向断面が平行四辺形であってもよい。この場合、主面202mの一端にのみ斜面202sが繋がり、全長L1は、素子当接部202の幅方向の最大長さとなる。
又、図13に示すように、素子当接部204が側面を有しなくてもよい。なお、素子当接部204は、主面204mと、主面204mの両端にそれぞれ繋がる2つの斜面204sとを有し、主面204m及び斜面204sの厚み方向の反対面204bが平坦である。
又、図14、図15に示すように、素子当接部206,208が例えばプレス加工で形成され、反対面206b、208bが平坦でなくてもよい。なお、図14の素子当接部206は側面を有さず、図15の素子当接部208は側面208aを有している。
又、図16、図17に示すように、素子当接部210、212において、斜面210s、212sが曲面であってもよい。なお、図16の素子当接部210は鍛造で形成されて反対面210bが平坦であり、図17の素子当接部212はプレス加工で形成され、反対面212bが平坦ではない。
又、端子金具は2分割でなく、先端側と後端側に分離しない一体の構成としてもよい。
又、ガスセンサとしては、NOxセンサの他、酸素センサ、全領域ガスセンサが挙げられる。
1 ガスセンサ
10 センサ素子
10c 面取り部
10s センサ素子の外表面
11a 電極パッド
11e 電極パッドの面取り部側の端部
11c 電極パッドの端部の角部
20、30 端子金具(先端側端子金具)
21、31 本体部
22、32、202、204、206、208、210、212 素子当接部
22b、32b、202b、204b、206b、208b、210b、212b 素子当接部の反対面
22m、32m、202m、204m、206m、208m、210m、212m 主面
22s、32s、202s、204s、206s、208s、210s、212s 斜面
22a、32a、208a 側面
O 軸線
B 境界部
V 仮想線分

Claims (8)

  1. 軸線方向に延びる板状をなし、後端側の外表面に電極パッドを有するセンサ素子と、
    前記軸線方向に延び、前記電極パッドに電気的に接続される端子金具と、
    を備えたガスセンサであって、
    前記端子金具は、本体部と、該本体部から前記電極パッドに向かって折り返されて弾性的に撓み、自身の一部が前記電極パッドと当接する素子当接部とを有し、
    前記素子当接部は、前記センサ素子に対向する平坦な主面と、前記端子金具の幅方向の端部のうち、少なくとも一方の端部に、前記主面に繋がりつつ前記素子当接部の厚み方向反対側に向かって広がる斜面とを備えることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記素子当接部は、前記斜面が形成された前記端部において、前記斜面に繋がり前記幅方向の外側を向く側面を有することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記素子当接部の厚み方向に見たとき、前記斜面の厚みt1、前記側面の厚みt2が、t1<t2を満たすことを特徴とする請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 前記センサ素子は、幅方向における角部に面取り部を有し、
    前記斜面は、前記面取り部に隣接する前記電極パッドのうち、当該面取り部と反対側に対応する側の前記端部に少なくとも形成され、
    前記センサ素子の前記面取り部の面取り角θ1としたとき、
    前記斜面が前記主面となす角θ2が、θ1>θ2の関係を満たすと共に、
    (1)前記電極パッドの端部は、前記センサ素子の前記外表面と前記面取り部との境界部と接するか、又は、
    (2)前記電極パッドの前記面取り部側の端部が前記境界部と離間し、かつ前記端部の前記素子当接部側の角部と、前記境界部とを結ぶ仮想線分が前記外表面となす角度をθ3としたときにθ3>θ2の関係を満たし、前記境界部と前記端部との距離L3が、前記斜面の前記外表面に平行な長さL2よりも短いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  5. 前記素子当接部において、前記主面及び前記斜面の厚み方向の反対面が平坦であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  6. 前記斜面の硬度が、前記主面の硬度より高いことを特徴とする請求項5に記載のガスセンサ。
  7. 前記端子金具の幅方向の全長L1、前記主面の幅方向の長さF1が、F1/L1≦0.8の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  8. 前記センサ素子の少なくとも一方の面において、前記端子金具が幅方向に2個以上離間して並ぶことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のガスセンサ。
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