JP6978665B2 - 生体画像処理装置、生体画像処理方法及び生体画像処理プログラム - Google Patents

生体画像処理装置、生体画像処理方法及び生体画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、生体画像処理装置、生体画像処理方法及び生体画像処理プログラムに関する。
指を透過した光を撮影する撮像部と、撮像部によって撮像された画像を処理する画像処理部とを備える個人認証装置が知られている(特許文献1参照)。画像処理部は、画像から指紋情報と、血管情報とを抽出し、血管情報を、指紋情報に基づいて補正し、補正された血管情報を用いて個人の認証を実行する。画像処理部は、指紋情報に基づいて、血管情報の回転角又は拡大率の少なくとも一方を補正する。
また、指が傾いて指紋センサ上をスイープしたときに、指紋センサで得られた部分指紋画像データを合成した指紋画像の傾きを補正する画像補正装置が知られている(特許文献2参照)。画像補正装置は、部分指紋画像データを順次記録して蓄積し、指紋画像を形成する合成メモリと、指のスイープ時の傾き角度に応じて、合成メモリに形成された指紋画像の傾きを補正する画像傾き補正手段とを有する。
また、1次元又は準1次元のイメージセンサと、指走行ガイドと、画像処理手段とを有する生体特徴入力装置が知られている(特許文献3参照)。指走行ガイドは、指とイメージセンサとが互いにスライドする相対運動中に指とイメージセンサの有効画素部とが接触せずにほぼ一定の距離が保たれるようにする。画像処理手段は、指の内部で散乱して指の皮膚表面から放射される放射光による画像を相対運動中にイメージセンサによって撮像して得た1次元又は準1次元の部分画像をつなぎ合わせていく。
特開2013−225324号公報 特開2009−64262号公報 特開2006−158952号公報 特開2005−25414号公報
指紋画像を取得するセンサには、面型センサとスライド型センサの2種類がある。面型センサでは、指紋取得領域に指を押し当てることにより、画像取得領域に触れた領域がそのまま画像として取得される。一方、スライド型センサでは、指紋の長さよりも短い矩形の画像取得領域に指を当てながらスライドすることにより、複数の部分画像を取得され、部分画像を結合することで1枚の指紋画像が取得される。
スライド型センサでは、指をスライドする速度に応じて指紋画像がスライド方向に伸縮する。そのため、登録指紋画像を面型センサによって取得し、照合画像をスライド型センサで取得した場合、照合指紋画像のみ変形が発生するために、本人拒否が発生しやすくなる。そのため、スライド型センサで取得した指紋画像から伸縮を補正する技術が望まれている。
伸縮を補正する手法として、登録画像や照合データに変形のバリエーションを用意することが考えられる(特許文献4)。しかし、登録データにバリエーションを持たせると、多くのテンプレートを保持するためにハードウェアコストが増大し、照合データにバリエーションを持たせると、照合のたびに変形の処理が含まれて計算コストが増大する。
1つの側面では、本発明の目的は、指紋センサにより生成された指紋画像の補正を簡素化できる生体画像処理装置、生体画像処理方法及び生体画像処理プログラムを提供することである。
生体画像処理装置は、第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得する指紋画像取得部と、前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成する伸縮画像生成部と、記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出する適正伸縮率算出部と、前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合する照合部とを有し、前記伸縮画像生成部は、前記第1の指紋画像と前記第1の指紋画像をずらした指紋画像との変化度を算出し、前記変化度に応じた適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成する。
1つの側面では、第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像の補正を簡素化できる。
図1(A)は第1の実施形態による生体画像処理システムの構成例を示す図であり、図1(B)は第1の実施形態による生体画像処理システムの機能構成例を示す図である。 図2は、生体画像処理装置の登録処理方法を示すフローチャートである。 図3は、生体画像処理装置の照合処理方法を示すフローチャートである。 図4(A)〜(C)は、スライド型指紋センサにより生成される指紋画像の種類を示す図である。 図5(A)〜(E)は、スライド型指紋センサにより生成される渦型指紋の指紋画像を説明するための図である。 図6(A)〜(E)は、スライド型指紋センサにより生成される波型指紋の指紋画像を説明するための図である。 図7(A)〜(C)は、伸縮画像群の例を示す図である。 図8は、最小二乗法によって類似度を二次の多項式に当てはめる例を示す図である。 図9は、第2の実施形態による生体画像処理装置が使用する伸縮パラメータのテーブルの例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1(A)は、第1の実施形態による生体画像処理システムの構成例を示す図である。生体画像処理システムは、生体画像処理装置101と、入力装置102と、入力装置103とを有する。生体画像処理装置101は、コンピュータであり、バス111と、中央処理ユニット(CPU)112と、リードオンリーメモリ(ROM)113と、ランダムアクセスメモリ(RAM)114と、外部記憶装置115と、入力装置116と、出力装置117と、インターフェース118と、インターフェース119とを有する。
ROM113は、起動プログラムを記憶する。CPU112がROM113に記憶されている起動プログラムを実行することにより、生体画像処理装置101が起動する。外部記憶装置115は、例えばハードディスクドライブ装置であり、生体画像処理プログラムを記憶する。CPU112は、外部記憶装置115に記憶されている生体画像処理プログラムをRAM114に展開して実行することにより、後述の図2及び図3の生体画像処理を行う。入力装置116は、例えばキーボード及びマウス等であり、各種指定又は入力等を行うことができる。出力装置117は、ディスプレイ及びプリンタ等である。インターフェース118は、入力装置102に接続される。インターフェース119は、入力装置103に接続される。
入力装置102は、識別子(ID)入力装置121と、指紋センサ122とを有する。入力装置103は、識別子入力装置131と、指紋センサ132とを有する。識別子入力装置121及び131は、キーボード又はカード読み取り装置により、識別子を入力する。指紋センサ122及び132は、生体の指の指紋をイメージセンサにより撮像することにより、指紋画像を生成する。
図1(B)は、本実施形態による生体画像処理システムの機能構成例を示す図である。生体画像処理システムは、生体画像処理装置101と、入力装置102と、入力装置103とを有する。生体画像処理装置101は、プログラムモジュール140と、外部記憶装置115とを有する。プログラムモジュール140は、CPU112が実行する生体画像処理プログラムのモジュールである。プログラムモジュール140は、登録指紋画像取得部141と、登録特徴情報抽出部142と、照合指紋画像取得部143と、センサ判定部144と、伸縮パラメータ算出部145と、伸縮画像群生成部146と、適正伸縮率算出部147と、適正伸縮画像生成部148と、照合部149とを有する。外部記憶装置115は、登録特徴情報150を記憶する。
入力装置102及び103は、相互に異なる場所に配置される。例えば、入力装置102は、生体画像処理装置101に対して近い場所に配置され、入力装置103は、生体画像処理装置101に対して遠い場所に配置される。
指紋センサ122及び132は、相互に異なる種類の指紋センサである。指紋センサ122は、イメージセンサを指紋に対してスライドさせないで指紋画像を生成する面型指紋センサである。面型指紋センサ122は、2次元イメージセンサを有し、指紋取得領域に指を押し当てると、2次元イメージセンサが指の指紋の2次元画像を撮像し、2次元指紋画像を生成する。
指紋センサ132は、イメージセンサを指紋に対して相対的にスライドさせながら指紋画像を生成するスライド型指紋センサである。スライド型指紋センサ132は、一又は複数の1次元イメージセンサを有し、指の指紋の長さよりも短い矩形の1次元イメージセンサ面に対して指を当てながらスライドすることで、連続的に複数の部分画像を撮像し、その複数の部分画像を結合することにより、1枚の2次元指紋画像を生成する。
生体画像処理装置101は、指紋センサ122により生成された指紋画像と、指紋センサ132により生成された指紋画像との照合を行うことにより、指紋認証を行う。スライド型指紋センサ132は、面型指紋センサ122に比べ、小型であるというメリットがあるものの、指を動かす速さや押し当てる強さによって、生成される指紋画像がスライド方向に伸縮する。このため、生体画像処理装置101は、指紋認証精度が低下してしまう課題がある。面型指紋センサ122により生成された指紋画像は伸縮しないが、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像は伸縮する。そのため、生体画像処理装置101は、面型指紋センサ122により生成された指紋画像の情報と、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像の情報とを照合すると、同一人であっても指紋認証失敗が発生しやすくなる。その結果、面型指紋センサ122とスライド型指紋センサ132の互換性が保たれず、利用者は用途によって指紋センサを使い分けることができず、使い勝手が低下する。そこで、生体画像処理装置101は、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像の伸縮を補正し、指紋センサの互換性を維持する。
図2は、生体画像処理装置101の生体画像処理方法(登録処理方法)を示すフローチャートである。利用者は、指紋登録のため、入力装置102により、識別子と指の指紋を入力する。識別子入力装置121は、キーボード又はカード読み取り装置により、利用者の識別子を入力する。識別子は、識別番号又は識別符号である。面型指紋センサ122は、イメージセンサを指紋に対してスライドさせないで指紋画像を生成する。登録指紋画像取得部141及び登録特徴情報抽出部142は、登録部である。
ステップS201において、CPU112は、登録指紋画像取得部141により、識別子入力装置121により入力された識別子と、指紋センサ122により生成された指紋画像(登録指紋画像)と、指紋センサ122の種類(型番)を取得する。指紋センサの種類は、面型指紋センサとスライド型指紋センサのいずれであるのかを示す。次に、ステップS202において、CPU112は、登録特徴情報抽出部142により、上記の取得した指紋画像から特徴情報を取得する。特徴情報は、例えば、指紋画像の周波数情報などの画像特徴又はマニューシャ(指紋特徴点)のリレーション情報などであり、実数の特徴ベクトルで表される。次に、ステップS203において、CPU112は、登録特徴情報抽出部142により、その特徴情報を登録特徴情報150として、上記の取得した識別子と指紋センサ122の種類(型番)に対応付けて、外部記憶装置115に登録する。
なお、利用者が指紋センサ122に対して指紋を複数回入力してもよい。その場合、ステップS201において、CPU112は、登録指紋画像取得部141により、複数の指紋画像を取得する。次に、ステップS202において、CPU112は、登録特徴情報抽出部142により、複数の指紋画像から特徴情報をそれぞれ抽出し、複数の特徴情報を合成した特徴情報を生成する。次に、ステップS203において、CPU112は、登録特徴情報抽出部142により、合成した特徴情報を登録特徴情報150として外部記憶装置115に登録する。
図3は、生体画像処理装置101の生体画像処理方法(照合処理方法)を示すフローチャートである。利用者は、指紋照合(指紋認証)のため、入力装置103により、識別子と指の指紋を入力する。識別子入力装置131は、キーボード又はカード読み取り装置により、利用者の識別子を入力する。識別子は、識別番号又は識別符号である。スライド型指紋センサ132は、イメージセンサを指紋に対して相対的にスライドさせながら指紋画像を生成する。具体的には、スライド型指紋センサ132は、連続的に撮像した複数の部分画像を結合して1枚の指紋画像を生成する。
面型指紋センサ122により生成された指紋画像は、指の指紋と縦横比が等しくなる。しかし、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像は、上下方向の伸縮が発生し、指の指紋と縦横比が異なる。これにより、面型指紋センサ122とスライド型指紋センサ132の指紋画像から抽出される特徴情報の差異が増大し、生体画像処理装置101は、正しく指紋認証できないおそれがある。そこで、生体画像処理装置101は、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像の上下方向の伸縮を補正し、面型指紋センサ122により生成された指紋画像と縦横比を一致させる。CPU112は、適正伸縮率算出部147により、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像の上下方向の適正伸縮率を推定する。
ステップS301において、CPU112は、照合指紋画像取得部143により、識別子入力装置131により入力された識別子と、指紋センサ132により生成された指紋画像(照合指紋画像)と、指紋センサ132の種類(型番)を取得する。指紋センサの種類は、面型指紋センサとスライド型指紋センサのいずれであるのかを示す。
次に、ステップS302において、CPU112は、センサ判定部144により、ステップS301で取得した識別子に対応する外部記憶装置115に登録されている指紋センサ122の種類と、ステップS301で取得した指紋センサ132の種類とが同じであるか否かを判定する。
CPU112は、センサ判定部144により、指紋センサ122及び132の種類が同じであると判定した場合には、指紋センサ122の指紋画像と指紋センサ132の指紋画像との上下方向の伸縮の差異はない又は小さいと判断し、ステップS308に処理を進める。具体的には、CPU112は、センサ判定部144により、指紋センサ122及び132が共に面型指紋センサであると判定した場合、又は指紋センサ122及び132が共にスライド型指紋センサであると判定した場合には、ステップS308に処理を進める。その場合、ステップS308において、CPU112は、照合部149により、ステップS301で取得した指紋画像から特徴情報を抽出し、その抽出した特徴情報と、ステップS301で取得した識別子に対応する外部記憶装置115に登録されている登録特徴情報150とを照合し、照合スコアを算出する。照合スコアは、例えば類似度である。CPU112は、照合部149により、照合スコアが閾値以上である場合には、指紋認証成功と判定し、指紋認証成功の表示及び処理を行い、照合スコアが閾値未満である場合には、指紋認証失敗と判定し、指紋認証失敗の表示及び処理を行う。
CPU112は、センサ判定部144により、指紋センサ122及び132の種類が同じでないと判定した場合には、指紋センサ122の指紋画像と指紋センサ132の指紋画像との上下方向の伸縮の差異が大きいと判断し、ステップS303に処理を進める。具体的には、CPU112は、センサ判定部144により、指紋センサ122及び132が共に面型指紋センサではなく、かつ指紋センサ122及び132が共にスライド型指紋センサでないと判定した場合には、ステップS303に処理を進める。すなわち、CPU112は、センサ判定部144により、指紋センサ122及び132のうちの一方が面型指紋センサであり他方がスライド型指紋センサであると判定した場合には、ステップS303に処理を進める。
ここで、スライド型指紋センサ132により生成される指紋画像の上下方向の伸縮の発生原理について説明する。スライド型指紋センサ132は、スライドしながら撮像される複数の部分画像を結合して1枚の指紋画像を生成する。このとき、隣接する部分画像同士には重複領域が含まれており、スライド型指紋センサ132の重複領域判定に誤差が生じると、指紋画像の上下方向に伸縮が発生する。すなわち、スライド型指紋センサ132が重複領域を本来よりも大きく誤判定すると、指紋画像は上下方向に収縮し、重複領域を本来よりも小さく誤判定すると、指紋画像は上下方向に伸長する。指紋隆線の上下方向の変化が小さいほど、隣接する部分画像の重複領域判定の誤差は大きくなりやすく、指紋画像は伸縮しやすくなる。
図4(A)〜(C)は、スライド型指紋センサ132により生成される指紋画像の種類を示す図である。スライド型指紋センサ132に対して指をスライドさせる際のスライド方向は、図4(A)〜(C)の上下方向(指先と指の付け根を結ぶ方向)である。生体画像処理装置101は、図4(A)〜(C)の指紋画像の上下方向の伸縮補正を実施する。図4(A)は、渦型指紋を示す。図4(B)は、流れ型指紋を示す。図4(C)は、波型指紋を示す。図4(A)の渦型指紋と図4(B)の流れ型指紋は、指紋隆線の上下方向の変化が小さい指紋であり、隣接する部分画像の重複領域判定の誤差が大きくなりやすく、指紋画像が伸縮しやすくなる。図4(C)の波型指紋は、指紋隆線の上下方向の変化が大きい指紋であり、隣接する部分画像の重複領域判定の誤差が小さく、指紋画像が伸縮しにくい。
図5(A)〜(E)は、スライド型指紋センサ132により生成される渦型指紋の指紋画像を説明するための図である。図5(A)は、指の渦型指紋を示す図である。図5(B)は、スライド型指紋センサ132により生成される複数の部分画像を示す図である。図5(C)〜(E)は、図5(B)の複数の部分画像を結合した指紋画像を示す図である。図5(C)は、図5(A)の指の指紋に対して、上下方向が同じ伸縮率の指紋画像である。図5(D)は、図5(A)の指の指紋に対して、上下方向に伸長した指紋画像である。図5(E)は、図5(A)の指の指紋に対して、上下方向に収縮した指紋画像である。
図6(A)〜(E)は、スライド型指紋センサ132により生成される波型指紋の指紋画像を説明するための図である。図6(A)は、指の波型指紋を示す図である。図6(B)は、スライド型指紋センサ132により生成される複数の部分画像を示す図である。図6(C)〜(E)は、図6(B)の複数の部分画像を結合した指紋画像を示す図である。図6(C)は、図6(A)の指の指紋に対して、上下方向が同じ伸縮率の指紋画像である。図6(D)は、図6(A)の指の指紋に対して、上下方向に伸長した指紋画像である。図6(E)は、図6(A)の指の指紋に対して、上下方向に収縮した指紋画像である。
図5(A)〜(E)の渦型指紋は、隆線の上下方向の変化が小さい。図5(D)の上下方向に伸長した指紋画像と図5(E)の上下方向に収縮した指紋画像の双方とも、隆線が連続しているので、適切な指紋画像であると判定される。この結果、スライド型指紋センサ132は、本来は図5(C)の指紋画像が正しいにもかかわらず、図5(D)及び図5(E)の指紋画像の正しいと誤判定する可能性がある。このため、図5(A)〜(E)の渦型指紋の指紋画像は、上下方向の伸縮が発生しやすい。
図6(A)〜(E)の波型指紋は、隆線の上下方向の変化が大きい。図6(C)の指紋画像は、隆線が連続しているので、適切な指紋画像であると判定される。これに対し、図6(D)の上下方向に伸長した指紋画像と図6(E)の上下方向に収縮した指紋画像は、隆線が不連続なので、スライド型指紋センサ132が不適切な指紋画像であると容易に判定でき、上下方向の伸縮が発生しにくい。
ステップS303において、CPU112は、伸縮パラメータ算出部145により、適正伸縮率を推定するために、指紋隆線の水平線成分の大きさを示す上下方向変化度を算出する。例えば、CPU112は、ステップS301で取得した指紋画像とその指紋画像を上下方向にn画素ずらした指紋画像の相関係数cを算出し、ステップS301で取得した指紋画像とその指紋画像を上下方向にn画素ずらした指紋画像の上下方向変化度d=1−cを算出する。上下方向変化度dの値域は0≦d≦1である。図6(A)のように、指紋隆線の水平線成分が大きいほど、上下方向変化度dが大きくなる。次に、CPU112は、伸縮パラメータ算出部145により、上下方向変化度dを基に伸縮パラメータpを算出する。CPU112は、上下方向変化度dが小さいほど指紋画像の上下方向の伸縮が発生しやすいので、伸縮パラメータp=B・(1−d)nを算出する。伸縮パラメータpは、上下方向変化度dが小さいほど大きい値になり、最大値がBである。Bは正の実数であり、nは正の整数である。例えば、生体画像処理装置101は、予めスライド型指紋センサ132により生成された指紋画像における上下方向の伸縮度合の最大値を算出しておき、その最大値と伸縮パラメータpの最大値が一致するようにBとnを決定する。ここで、伸縮度合は、指の指紋の上下方向の長さに対する指紋画像の上下方向の長さの比を表す。伸縮率が1.2倍のときの伸縮度合は0.2であり、伸縮率が0.9倍のときの伸縮度合は0.1である。
次に、ステップS304において、CPU112は、伸縮画像群生成部146により、伸縮パラメータpに基づく伸縮率で、ステップS301で取得した指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成し、伸縮画像群を得る。具体的には、CPU112は、伸縮パラメータpに基づく伸縮率で、ステップS301で取得した指紋画像に対して、上下方向に伸長した指紋画像及び/又は収縮した指紋画像を生成する。CPU112は、伸長した指紋画像と収縮した指紋画像の双方を生成してもよいし、何れか一方のみを生成してもよい。例えば、スライド型指紋センサ132により生成される指紋画像が上下方向に収縮することが予め確かめられている場合、CPU112は、収縮した指紋画像のみを生成する。以下の例では、CPU112が伸長した指紋画像と収縮した指紋画像の双方を生成する場合を述べる。CPU112は、ステップS301で取得した1枚の指紋画像と、指紋画像を上下方向に伸長したk枚の伸長指紋画像と、指紋画像を上下方向に収縮したk枚の収縮指紋画像とを含む1+2k枚の伸縮画像群を得る。
例えば、k=1の場合、伸長指紋画像は、指紋画像を上下方向に1+p倍した画像であり、収縮指紋画像は、指紋画像を上下方向に1−p倍した画像である。また、k≧2の場合、伸長指紋画像は、指紋画像を上下方向にそれぞれ1+m・p倍(0<m≦1)した異なるmのk枚の画像であり、収縮指紋画像は、指紋画像を上下方向に1−m・p倍(0<m≦1)した異なるmのk枚の画像である。
図7(A)〜(C)は、k=1の場合の伸縮画像群の例を示す図である。伸縮画像群は、図7(A)の指紋画像と、図7(B)の伸長指紋画像と、図7(C)の収縮指紋画像を含む。図7(A)は、ステップS301で取得した指紋画像である。図7(B)は、図7(A)の指紋画像を上下方向に1.1倍した伸長指紋画像である。図7(C)は、図7(A)の指紋画像を上下方向に0.9倍した収縮指紋画像である。
次に、ステップS305において、CPU112は、適正伸縮率算出部147により、1+2k枚の伸縮画像群の特徴情報をそれぞれ抽出する。そして、CPU112は、適正伸縮率算出部147により、ステップS301で取得した識別子に対応する外部記憶装置115に登録されている登録特徴情報150に対する、1+2k枚の伸縮画像群のそれぞれの特徴情報の類似度Sim(sc)を算出する。scは、指紋画像の伸縮率である。図7(A)の指紋画像は、伸縮率scが1である。図7(B)の伸長指紋画像は、伸縮率scが1.1(=1+m・p)である。図7(C)の収縮指紋画像は、伸縮率scが0.9(=1−m・p)である。類似度Sim(sc)は、例えば、特徴情報が特徴ベクトルで表されている場合には、特徴ベクトル同士の距離の逆数である。CPU112は、1+2k個の類似度Sim(sc)を得る。
次に、ステップS306において、CPU112は、適正伸縮率算出部147により、1+2k個の伸縮率scと類似度Sim(sc)の組みを基に、最大の類似度Sim(sc_max)となる伸縮率sc_maxを適正伸縮率として算出する。具体的には、CPU112は、図7(A)の指紋画像の伸縮率sc(=1)及び類似度Sim(sc)と、図7(B)の伸長指紋画像の伸縮率sc(=1.1)及び類似度Sim(sc)と、図7(C)の収縮指紋画像の伸縮率sc(=0.9)及び類似度Sim(sc)とを基に、最大の類似度Sim(sc_max)となる伸縮率sc_maxを適正伸縮率として算出する。例えば、CPU112は、類似度Sim(sc)を極大値を持つ関数へ当てはめ、極大値Sim(sc_max)を与える伸縮率sc_maxを推定する。極大値を持つ関数の例として、2次以上の多項式関数やガウス関数などである。当てはめの例として、最小二乗法やスプライン補間などである。
図8は、図7(A)〜(C)の伸縮画像群を用いて、最小二乗法によって、類似度Sim(sc)を二次の多項式に当てはめる例を示す図である。3個の黒丸は、伸縮率が0.9、1.0、1.1のときの類似度を示す。CPU112は、最小二乗法によって、これらの3個の黒丸を通る尤もらしい二次曲線を推定し、その二次曲線の類似度の極大値Sim(sc_max)を与える伸縮率sc_maxを適正伸縮率として算出する。
次に、ステップS307において、CPU112は、適正伸縮画像生成部148により、ステップS301で取得した指紋画像を上下方向に適正伸縮率sc_maxで伸縮した適正伸縮画像を生成する。
次に、ステップS308において、CPU112は、照合部149により、適正伸縮画像から特徴情報を抽出する。そして、CPU112は、照合部149により、適正伸縮画像の特徴情報と、ステップS301で取得した識別子に対応する外部記憶装置115に登録されている登録特徴情報150とを照合し、照合スコアを算出する。照合スコアは、例えば、ステップS306で使用した類似度である。CPU112は、照合部149により、照合スコアが閾値以上である場合には、指紋認証成功と判定し、指紋認証成功の表示及び処理を行い、照合スコアが閾値未満である場合には、指紋認証失敗と判定し、指紋認証失敗の表示及び処理を行う。
以上のように、生体画像処理装置101は、スライド型指紋センサ132により生成された指紋画像を適切伸縮率で伸縮し、伸縮後の指紋画像の特徴情報と、面型指紋センサ122により生成された指紋画像の特徴情報とを照合することにより、認証精度を向上できる。
なお、上記では、指紋センサ122が面型指紋センサであり、指紋センサ132がスライド型指紋センサである例を説明したが、これに限定されない。指紋センサ122がスライド型指紋センサであり、指紋センサ132が面型指紋センサでもよい。その場合、生体画像処理装置101は、スライド型指紋センサ122により生成された指紋画像に対して、図2の登録処理を行い、面型指紋センサ132により生成された指紋画像に対して、図3の照合処理を行う。生体画像処理装置101は、面型指紋センサ132により生成された指紋画像を適切伸縮率で伸縮し、伸縮後の指紋画像の特徴情報と、スライド型指紋センサ122により生成された指紋画像の特徴情報とを照合することにより、認証精度を向上できる。
ここで、生体画像処理装置101は、指紋センサ122により生成された指紋画像を伸縮した複数の指紋画像の特徴情報を外部記憶装置115に登録する方法が考えられる。しかし、外部記憶装置115に登録される特徴情報の容量が大きくなり、CPU112は、1個の識別子に対して、照合する対象の特徴情報が増えるため、照合時間が長くなる課題が生じる。本実施形態によれば、外部記憶装置115に登録される登録特徴情報の容量を削減し、CPU112による照合時間を短縮することができる。
また、生体画像処理装置101は、ステップS304で多数の伸縮画像群を生成し、ステップS306で適正伸縮率を算出せず、その多数の伸縮画像群の特徴情報と登録特徴情報150とを照合する方法が考えられる。しかし、伸縮画像群が多数であるため、CPU112による照合時間が長くなる課題がある。本実施形態によれば、生体画像処理装置101は、図8に示すように、少数の伸縮画像群の類似度Sim(sc)を基に、最大の類似度Sim(sc)になる適正伸縮率を推定し、指紋画像を適正伸縮率で伸縮し、伸縮後の指紋画像の特徴情報と登録特徴情報150とを照合する。伸縮画像群が少数であるので、CPU112による照合時間を短縮することができる。
また、生体画像処理装置101は、異なる指紋センサ間の互換性を維持することができる。その結果、利用者は、用途によって、様々な指紋センサを使い分けることができ、利便性が向上する。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態による生体画像処理装置101が使用する伸縮パラメータpのテーブルの例を示す図である。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。指紋の種類は、図4(A)の渦型指紋と、図4(B)の流れ型指紋と、図4(C)の波型指紋のいずれかに分類される。生体画像処理装置101は、図9のように、指紋の種類と伸縮パラメータpの関係を示すテーブルを生成する。例えば、生体画像処理装置101は、予め用意した各指紋の種類に属する複数の指紋画像の伸縮パラメータpを、第1の実施形態の方法でそれぞれ算出し、指紋の種類毎に算出された伸縮パラメータpの平均値を求めることにより、図9のテーブルを生成し、外部記憶装置115に格納する。
図3のステップS303において、CPU112は、ステップS301で取得した指紋画像の指紋の種類を判別し、図9のテーブルを参照し、指紋の種類に応じて伸縮パラメータpを決定する。指紋の種類は、例えば、図4(A)の渦型指紋、図4(B)の流れ型指紋及び図4(C)の波型指紋である。CPU112は、例えば、予め用意した各指紋の種類の指紋画像に対して、ステップS301で取得した指紋画像の相関係数が最も大きい指紋の種類を検索したり、又はステップS301で取得した指紋画像の隆線の方向ベクトルの分布が最も近い指紋の種類を検索することにより、指紋の種類を判別する。その後、生体画像処理装置101は、第1の実施形態と同様の処理を行う。
本実施形態によれば、生体画像処理装置101は、典型的な指紋の種類と伸縮パラメータpを対応付けた図9のテーブルを用いることにより、大まかな指紋の種類を判定するだけで、伸縮パラメータpを得ることができる。この結果、指紋画像の品質が悪く、隆線やマニューシャの一部があいまいな場合でも、生体画像処理装置101は、低コストで伸縮パラメータpを算出し、指紋画像を適正伸縮率で上下方向に伸縮することができる。
本実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び上記のプログラム等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 生体画像処理装置
102,103 入力装置
111 バス
112 CPU
113 ROM
114 RAM
115 外部記憶装置
116 入力装置
117 出力装置
118,119 インターフェース
121,131 識別子入力装置
122,132 指紋センサ
141 登録指紋画像取得部
142 登録特徴情報抽出部
143 照合指紋画像取得部
144 センサ判定部
145 伸縮パラメータ算出部
146 伸縮画像群生成部
147 適正伸縮率算出部
148 適正伸縮画像群生成部
149 照合部
150 登録特徴情報

Claims (12)

  1. 第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得する指紋画像取得部と、
    前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成する伸縮画像生成部と、
    記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出する適正伸縮率算出部と、
    前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合する照合部とを有し、
    前記伸縮画像生成部は、前記第1の指紋画像と前記第1の指紋画像をずらした指紋画像との変化度を算出し、前記変化度に応じた適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成することを特徴とする生体画像処理装置。
  2. 第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得する指紋画像取得部と、
    前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成する伸縮画像生成部と、
    記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出する適正伸縮率算出部と、
    前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合する照合部とを有し、
    前記伸縮画像生成部は、前記第1の指紋画像の指紋の種類を判別し、前記指紋の種類に応じた適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成することを特徴とする生体画像処理装置。
  3. 前記適正伸縮率算出部は、前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、類似度が最大になる適正伸縮率を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の生体画像処理装置。
  4. 前記適正伸縮率算出部は、前記記憶部に登録されている指紋画像の特徴情報に対する前記第1の指紋画像の特徴情報の類似度と前記伸縮指紋画像の特徴情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出し、
    前記照合部は、前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の特徴情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の特徴情報とを照合することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の生体画像処理装置。
  5. 前記伸縮画像生成部は、前記第1の指紋画像を伸長した伸長指紋画像と前記第1の指紋画像を収縮した収縮指紋画像を生成し、
    前記適正伸縮率算出部は、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸長指紋画像の情報の類似度と前記収縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の生体画像処理装置。
  6. さらに、第2の指紋センサにより生成された第2の指紋画像の情報を前記記憶部に登録する登録部を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の生体画像処理装置。
  7. 第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得する指紋画像取得部と、
    前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成する伸縮画像生成部と、
    記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出する適正伸縮率算出部と、
    前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合する照合部と、
    第2の指紋センサにより生成された第2の指紋画像の情報を前記記憶部に登録する登録部と、
    前記第1の指紋センサの種類と前記第2の指紋センサの種類が同じであるか否かを判定するセンサ判定部を有し、
    前記照合部は、
    前記第1の指紋センサの種類と前記第2の指紋センサの種類が同じでない場合には、前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合し、
    前記第1の指紋センサの種類と前記第2の指紋センサの種類が同じである場合には、前記第1の指紋画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合することを特徴とする生体画像処理装置。
  8. 前記センサ判定部は、
    前記第1の指紋センサと前記第2の指紋センサが共にイメージセンサを指紋に対して相対的にスライドさせながら指紋画像を生成する指紋センサである場合には、前記第1の指紋センサの種類と前記第2の指紋センサの種類が同じであると判定し、
    前記第1の指紋センサと前記第2の指紋センサが共にイメージセンサを指紋に対してスライドさせないで指紋画像を生成する指紋センサである場合には、前記第1の指紋センサの種類と前記第2の指紋センサの種類が同じであると判定し、
    それ以外の場合には、前記第1の指紋センサの種類と前記第2の指紋センサの種類が同じでないと判定することを特徴とする請求項に記載の生体画像処理装置。
  9. 前記登録部は、前記第2の指紋センサの種類を前記記憶部に登録し、
    前記指紋画像取得部は、前記第1の指紋センサの種類を取得することを特徴とする請求項又はに記載の生体画像処理装置。
  10. 第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得する指紋画像取得部と、
    前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成する伸縮画像生成部と、
    記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出する適正伸縮率算出部と、
    前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合する照合部と、
    第2の指紋センサにより生成された第2の指紋画像の情報を前記記憶部に登録する登録部とを有し、
    前記登録部は、前記第2の指紋センサにより生成された第2の指紋画像と識別子を取得し、前記第2の指紋画像の情報と前記識別子を対応付けて前記記憶部に登録し、
    前記指紋画像取得部は、前記第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像と識別子を取得し、
    前記照合部は、前記適正伸縮率算出部により算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記指紋画像取得部により取得された識別子に対応する前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合することを特徴とする生体画像処理装置。
  11. 指紋画像取得部により、第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得し、
    伸縮画像生成部により、前記第1の指紋画像と前記第1の指紋画像をずらした指紋画像との変化度を算出し、前記変化度に応じた適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成し、
    適正伸縮率算出部により、記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出し、
    照合部により、前記算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合することを特徴とする生体画像処理方法。
  12. 第1の指紋センサにより生成された第1の指紋画像を取得し、
    前記第1の指紋画像と前記第1の指紋画像をずらした指紋画像との変化度を算出し、前記変化度に応じた適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した伸縮指紋画像を生成し、
    記憶部に登録されている指紋画像の情報に対する前記第1の指紋画像の情報の類似度と前記伸縮指紋画像の情報の類似度を基に、適正伸縮率を算出し、
    前記算出された適正伸縮率で前記第1の指紋画像を伸縮した画像の情報と、前記記憶部に登録されている指紋画像の情報とを照合する、
    処理をコンピュータに実行させるための生体画像処理プログラム。
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