JP6978175B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの検査装置に関する。
車両の一部品であるバルブボディの製造工程では、バルブボディ成形後に、バルボディ内部に設けられた油路にバリや傷等がないかを確認するための検査工程が設けられる。
この検査工程では、作業者が油路内に撮像機構を挿入してバルブボディ内部を撮像することにより、その内部を視認して検査する方法が従来から採用されていた(例えば、特許文献1)。
特開平7−333159号公報
バルブボディ内に設けられる油路は、途中で通路が狭くなったり、湾曲したりする等、その経路が複雑であり、油路の奥部までスコープ等の撮像機構を挿入する動作は困難であった。このため、従来は、スコープによって撮影された映像を見ながら作業者が挿入方向を細かく変更し、スコープを油路の奥側まで挿入していた。しかし、この挿入動作には作業者の熟練度を要し、作業負担も大きかった。また、挿入動作時に撮像機構がバルブボディ内の壁部に接触し、撮像機構が破損してしまうという問題もあった。
このような事情から、本発明では、ワークの孔部に対する挿入部材の挿入動作を容易化することができるガイド冶具を備えた検査装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、ワークの孔部に挿入して、前記ワークを検査する挿入部材と、前記挿入部材の挿入動作をガイドするガイド冶具とを備え、前記挿入部材の挿入経路が異なる複数の孔部が設けられたワークを検査する検査装置であって、前記ガイド冶具は、前記孔部の挿入経路に対応した夫々の経路を有するガイド部を複数備え、前記ガイド部に沿って移動することにより、前記挿入部材を前記孔部への挿入方向へ移動させる被ガイド部をさらに備え、前記被ガイド部が前記ガイド部に沿って移動する複数の前記経路、および、当該ガイド部間の移動経路が連通することを特徴とする。
上記検査装置によれば、ガイド部によって挿入部材を所定の方向へガイドすることにより、各孔部の経路に対応した方向へ挿入部材を挿入することができる。従って、挿入部材をワークに接触させることなく、挿入部材を容易に孔部へ挿入することができる。
上記の検査装置として、ガイド部に沿って移動することにより、挿入部材を孔部への挿入方向へ移動させる被ガイド部をさらに備え、被ガイド部がガイド部に沿って移動する経路、および、ガイド部間の移動経路は、連通した単一の移動経路によって構成されたものとすることができる。これにより、被ガイド部を単一の移動経路上を移動させる動作だけで、挿入部材を複数の孔部へ自動的に挿入させ、各孔部の検査を行うことができる。
上記の検査装置として、 ガイド冶具は、被ガイド部の移動経路上であって、一方のガイド部と他方のガイド部との間に設けられた壁部と、被ガイド部がガイド部に沿って移動する経路上に設けられ、壁部を被ガイド部の移動経路上から退避させる操作部とをさらに備え、壁部は、ガイド部とともに、被ガイド部を沿わせて所定の方向へ移動させることで、挿入部材を所定の方向へガイドし、被ガイド部をガイド部に沿って移動させる動作により、操作部を操作して壁部を被ガイド部の移動経路上から退避させることができる構成とすることができる。上記の壁部により、被ガイド部を一方のガイド部に沿って移動させるまでは、つまり、このガイド部に対応する孔部に挿入部材を挿入して、その検査を終了するまでは、被ガイド部が一方のガイド部から他方のガイド部の側へ移動できない構成とすることができる。従って、特定の孔部への挿入動作を忘れて次の孔部への挿入動作へ移行すること防止できる。またこの壁部が、挿入部材のガイド部分の機能も果たすことができる。
本発明によれば、ガイド部によって挿入部材を所定の方向へガイドすることにより、各孔部の経路に対応した方向へ挿入部材を挿入することができる。従って、挿入部材の孔部への挿入動作を容易化することができる。
バルブボディに撮像部材を挿入する様子を示す図である。 油路内にスコープを挿入する様子を示す図である。 本実施形態の検査装置を示す平面図である。 油路内にスコープを挿入する様子を示す図である。 ガイド機構を底面側から見た斜視図である。 バルブボディを図3の矢印A方向から見た正面図である。 (a)図は図6のB1−B1線断面図で、(b)図は図6のB2−B2線断面図である。 台の回転およびスライド移動動作を示す図である。 検査装置を示す平面図である。 検査装置の側面図である。 各連結部材および回転部材の構成を示す図である。 回転部材を示す正面図である。
図1に示すように、ワークとしてのバルブボディ1は、その内部に複数の油路(孔部)11を有する。バルブボディ1成型後の検査工程では、各油路11に撮像機構を挿入して油路11内を撮像し、バリや傷がないかを確認する。なお、図1では、バルブボディ1の油路の一部(撮像機構を挿入させて検査する部分のみ)を示している。
撮像部材(挿入部材)2は、スコープ(撮像機構)21と、スコープ21を保持する保持部22からなる。スコープ21を油路11内に挿入することで、油路11内を撮影し、検査することができる。
油路11は、バルブボディ1内でわずかに縮径したり湾曲したりする等、その経路が複雑である。このため、図2に示すように、スコープ21をバルブボディ1内に挿入する過程で、スコープ21がバルブボディ1の内壁に接触してしまい、スコープ21が破損してしまう場合がある。なお、図2では、油路11を実際よりも誇張して湾曲させて記載している。
本実施形態のガイド冶具を用いることにより、以上のようなスコープ21の油路11内への挿入動作を容易にすることができる。以下、このガイド冶具、および、それを備えたバルブボディの検査装置について説明する。
図3に示すように、検査装置9は、撮像部材2と、ガイド冶具3とを有する。ガイド冶具3は、スライド部4と、ガイド機構5と、レール6とを主に備える。
検査装置9に対向してバルブボディ1が配置される。バルブボディ1は、複数の位置決めピン71によって、台7の上方に位置決めされている。位置決めピン71は、バルブボディ1の側面に当接し、その位置決めをするものと、バルブボディ1の下面側からバルブボディ1に挿入されることで、バルブボディ1を支持し、位置決めするものとが存在する。また、台7の左下隅には、レバー72が設けられる。
台7と後述するガイド板50は、その下部で共通の固定板によって固定される等、両者の位置関係が固定されている。これにより、ガイド板50のバルブボディ1に対する位置が固定されている。
ガイド機構5は、ガイド板50と、ガイド板50に設けられた複数のガイド孔(ガイド部)51と、壁部52と、操作部53とを有する。ガイド孔51は、検査する油路11の数だけ設けられ、本実施形態では7つ設けられる。各ガイド孔51はその一方側でつながっており、各ガイド孔51同士の間には壁部52が設けられる。そして、各ガイド孔51の他端側には操作部53が設けられる。
スライド部4は、撮像部材2を保持して所定の方向にガイドする部分である。スライド部4は、取付板41と、被ガイド部としての第一スライド部42と、第二スライド部43と、保持部44とを有する。
取付板41には、垂直方向(図の紙面奥から手前方向)に延在する直方体状の保持部44が設けられる。保持部44に撮像部材2を貫通させることで、撮像部材2をスライド部4に対して固定することができる。
第一スライド部42は、取付板41の下面に設けられた突起部である。図3の拡大図に示すように、第一スライド部42は、ガイド孔51内、および、各ガイド孔51間を移動可能なように、ガイド孔51に係合している。言い換えると、各ガイド孔51、および各ガイド孔51間の経路が、第一スライド部42の移動可能な、連通した単一の移動経路である。第一スライド部42がこの移動経路上を移動することにより、スライド部4およびスライド部4に保持される撮像部材2を、一体的にガイド板50に対して移動させることができる。
また、第二スライド部43は、レール6上を移動可能なように、レール6に係合している。第一スライド部42が一方のガイド孔51から他方のガイド孔51へ移動する際には、第二スライド部43がレール上を水平移動することにより、スライド部4および撮像部材2が、一体的に図の上下方向へスライド移動することができる。
各ガイド孔51は、対応する油路11の挿入経路に対応した経路で設けられる。例えば図4に示すように、油路11の湾曲方向に沿って、ガイド孔51も湾曲して設けられている。なお、油路11およびガイド孔51は、実際よりも誇張して湾曲させて記載している。また、各油路11の挿入方向の深さに対応するように、各ガイド孔51の長さがそれぞれ設けられている。
図4の油路11およびガイド孔51は一例であり、その他、油路11が挿入方向の奥側に向かうに従って縮径する場合には、対応するガイド孔51を同じく徐々に縮径させる、あるいは、ガイド孔51の形状を、縮径した油路11の経路に沿って設けることもできる。
第一スライド部42は、ガイド孔51を形成するガイド板50の縁部にガイドされることで、ガイド孔51の方向に沿って移動する。そして、第一スライド部42をガイド孔51に沿って移動させることにより、スライド部4に固定された撮像部材2、つまり、撮像部材2の先端に設けられたスコープ21をガイド孔51に沿った方向へ移動させることができる。これにより、スコープ21を油路11に沿って移動させることができ、バルブボディ1の内壁に接触させることなく、スコープ21の挿入動作が可能になる。従って、作業者の技術を要することなく、挿入動作を適切に行うことができるため、スコープ21の破損を防止し、作業者の負担を減らすことができる。このように、ガイド孔51は、スコープ21を所望の方向へガイドし、油路11内へ挿入するためのガイド機能を有している。なお、スコープ21の移動方向が、油路11内への挿入方向になるように、バルブボディ1とガイド冶具3の位置関係、および、第一スライド部42とガイド孔51の位置や、撮像部材2の保持位置等が設定されていることはもちろんである。
また、図3に示すように、ガイド孔51は、油路11と同じ数だけ設けられ、各ガイド孔51が、それぞれの油路11に沿った形状で、各油路11に対応した位置に設けられている。例えば、ガイド孔51bは油路11bに、ガイド孔51cは油路11cにそれぞれ対応した位置に設けられている。従って、第一スライド部42をガイド孔51bに沿って移動させることで、スコープ21を油路11bに挿入することができる。また、第一スライド部42をガイド孔51bからガイド孔51cへ移動させることにより、スコープ21を油路11bから退避させ、油路11cへ挿入することができる。また、各ガイド孔51の長さは、各油路11に対応して、油路11の奥側まで撮像部材2を挿入できるだけの長さにそれぞれ設定されている。
各ガイド孔51間の第一スライド部42の移動経路上には壁部52が設けられており、第一スライド部42の、一方のガイド孔51から他方のガイド孔51への移動を妨げている。それぞれの壁部52は、対応する操作部53を図の左側へ押圧することによって、第一スライド部42の移動経路上から退避させることができる。つまり、第一スライド部42をガイド孔51の奥側へ移動させる動作により、ガイド孔51に設けられた操作部53を左側へ押圧し、壁部52を退避させることができる。
図5は、ガイド機構5をその底面側から見た斜視図である。
図5に示すように、壁部52と操作部53は、底面側で連続した一つの部材であり、壁部52と操作部53の部分が、ガイド孔51の部分から上面側に露出し、その他の部分はガイド板50に覆われている。
操作部53を図の左側へ押圧することにより、壁部52を同じ量だけ左側へ移動させることができる。これにより、図3に示すように、壁部52を第一スライド部42の移動経路上から退避させることができ、第一スライド部42が、一方のガイド孔51の側から他方のガイド孔51へ移行することができるようになる。つまり、本実施形態の構成では、第一スライド部42を各ガイド孔51に順番に挿入していかないと、次のガイド孔51へ移行できない構成となっており、特定のガイド孔51への挿入を忘れて次のガイド孔51へ移行してしまうことを防止できる。言い換えると、特定の油路11の検査を忘れて次の油路11の検査へ移行してしまうことを防止でき、全ての油路11を確実に検査することができる。また、この壁部52は、ガイド孔51間の第一スライド部42の移動を妨げる壁部分として機能するとともに、ガイド孔51を形成するガイド板50の縁部と連続して、第一スライド部42のガイド部分を形成している。
以上のように、第一スライド部42を、ガイド孔51a、51b、51cと順番に挿入していくことで、対応する油路11a、11b、11cにスコープ21を挿入させ、各油路の検査を行うことができる。これにより、4つ目の油路11dまでの検査を完了することができる。つまり、バルブボディ1の一方側の面1aから延在する4つの油路11a〜11dの検査を完了することができる。
そして、バルブボディ1には、他方側の面1bから延在する油路11e〜11gが設けられる。このように、バルブボディ1の複数の面から油路11が延在する場合には、検査の途中でバルブボディ1を移動させて、バルブボディ1のガイド冶具3に対向する面を変更する必要がある。以下、バルブボディ1を回転させることにより、ガイド冶具3に対向する面を一方側の面1aから他方側の面1bに変更する方法について説明する。
図6は、台7に載置されたバルブボディ1について、図3の矢印A方向から見た図である。
図6に示すように、バルブボディ1は、位置決めピン71の一部によってその下面側から支持され、台7の上空に配置されている。台7の中央には、孔73が設けられる。ピニオン74から延在する複数の支持ピン74aが、孔73を貫通して設けられる。
図7(a)は、図6のB1−B1線断面図、図7(b)は図6のB2−B2線断面図である。
図7(a)に示すように、孔73は円形状をしている。各支持ピン74aは、孔73の縁部に当接して設けられており、支持ピン74aが台7を支持している。また、図7(b)に示すように、支持ピン74aの下部に設けられたピニオン74の歯部は、ラック75と噛み合っている。ピニオン74は、ラック75上を移動することにより、回転しながら図の上下方向に移動可能である。
ピニオン74が、ラック75に噛み合った状態で、回転しながら図の上方向に移動することにより、図8に示すように、支持ピン74aによって支持される台7が、回転しながら図の上方向へ移動する。この台7の回転動作は、レバー72を把持して時計回りに回転させることにより行われる。
ラック75の両端には当接部76a、76bが設けられる。ピニオン74の下部に設けられた図示しない当接部が、当接部76aあるいは当接部76bに当接することにより、ピニオン74がラック75の両端側で位置決めされる。本実施形態では、当接部76a、76bの側に磁石を設け、磁力によってピニオン74と、当接部76aあるいは当接部76bとを位置決めしている。
ピニオン74の当接部を、当接部76aに当接した位置で位置決めすることで、図8に示すように、台7は、一方側の面7aを図8の右側に向けた位置に配置することができる。つまり、台7を、一方側の面7aをガイド冶具3の側に向けた図3の位置に配置することができ、油路11a〜11dを検査可能な状態になる。一方、図7(b)に示すように、ピニオン74を回転させて当接部76bの側に移動させ、ピニオン74の当接部が当接部76bに当接した位置で位置決めすることで、図8に示すように、台7が、他方側の面7bを図8の右側に向けた位置に配置することができる。つまり、台7を、他方側の面7bをガイド冶具3の側に向けた図9の位置に配置することができ、油路1
油路11e〜11gを検査可能な状態になる。
このように、ピニオン74をラック75上で移動させることにより、台7を回転およびスライド移動させ、バルブボディ1を、それぞれの油路を検査可能な位置に配置することができる。
ところで、本実施形態では、バルブボディ1に設けられた各油路11の高さがわずかに異なっている。具体的には、図3に示すように、油路11aが最も高さが高く、油路11a、11b、11c、11d、11e、11f、11gと向かうにしたがって、その高さが低くなる。従って、スコープ21を各油路11に挿入するために、スコープ21を徐々に下降させ、その高さ合わせをすることが必要である。
そこで、図10に示すように、レール6は、一方側から他方側へ向けてわずかに傾斜して設けられている。つまり、レール6に沿って第二スライド部43が図の左側から右側へ移動することにより、撮像部材2を保持するスライド部4が徐々に下降する。これにより、ガイド板50の他方側へ進むほど(つまり、後の油路11の検査段階へ進むほど)、撮像部材2、を下降させることができる。言い換えると、スコープ21を各油路11の高さに合わせて下降させることができる。なお、第一スライド部42は、ガイド板50に対して多少の上下移動が可能なように係合しており、スライド部4の下降に合わせて、ガイド板50に保持された状態で下降することができる。なお、本実施形態では、一方側から他方側に向けて油路11の高さが徐々に低くなる場合を示したが、油路11の高さが途中で高くなったり低くなったりする場合でもよく、その高さの変化に合わせて、レール6の高さを変更すればよい。
図11に示すように、全ての油路11の検査を終了した後に、次のバルブボディ1の検査のために、第一スライド部42をガイド孔51gの側からガイド孔51aの側へ再び移動させる。
ところで、全ての油路11の検査を終えた状態では、各ガイド孔51間に設けられた壁部52は、第一スライド部42の移動経路上から退避した状態にある。しかし、次のバルブボディ1の検査を開始する段階では、壁部52を再びガイド孔51間に配置し、壁部52がガイド部分および壁部分として機能することが求められる。そこで、本実施形態では、第一スライド部42を、最後のガイド孔51gの側から最初のガイド孔51aの側へ移動させる動作により、それぞれの壁部52を再び各ガイド孔51間に復帰させる構成としている。この全ての壁部52を元の位置に復帰させる動作について、図5、図11、および、図12を用いて説明する。
図11は、ガイド板50の下面側に設けられた、壁部52を移動させるための機構について説明する図である。
図11に示すように、ガイド孔51aの一方側で、第一スライド部42の移動経路上には、第一連結部材55が設けられる。第一連結部材55は、その一端に設けられた支点55aを中心に回転可能に設けられており、他端側が第二連結部材56に連結されている。第二連結部材56は、第一連結部材55と連結される側と反対側の端部が、回転部材57に連結されている。図12に示すように、回転部材57は、回転軸57aを中心に回転可能に設けられる。
図11に示すように、回転軸57aは、ガイド孔51aの側からガイド孔51gの側にわたって設けられており、その途中に複数の回転部材57が回転可能に支持されている。
図5に示すように、回転部材57は、第一押圧部57bと第二押圧部57cとを有する。第一押圧部57bおよび第二押圧部57cは、それぞれ異なる被押圧部58に当接している。被押圧部58は、それぞれのガイド孔51に対応して一つずつ設けられておいる。そして、全ての被押圧部58が、複数設けられた回転部材57のうちのいずれかの第一押圧部57bあるいは第二押圧部57cに当接しており、いずれかの押圧部によって押圧可能な状態になっている。
図11に示すように、第一スライド部42がガイド孔51aの側へ戻ってくる動作により、第一スライド部42が第一連結部材55を図の下方へ押圧する。これにより、第一連結部材55は、支点55aを中心に反時計回りに回転し、第二連結部材56が図の右側へ引っ張られる。これにより、図12に示すように、回転部材57が回転軸57aを中心にして時計回りの方向へ回転する。
図5に示すように、回転部材57が時計回りに回転することにより、第一押圧部57bおよび第二押圧部57cが被押圧部58を図の右方向へ押圧する。これにより、各被押圧部58に対応した壁部52および操作部53が図の右方向へ移動し、壁部52は元の位置に復帰する。全ての回転部材57は、回転軸57aを介して連結されており、上記の第二連結部材56による引張力により、全ての回転部材57が同時に時計回りに回転することになる。すなわち、全ての被押圧部58が押圧されることになり、全ての壁部52が元の位置に復帰することになる。
このように、第一スライド部42を元の位置に復帰させる動作により、全ての壁部52を自動的に元の位置に復帰させ、各ガイド孔51を壁部52によって隔離した状態に戻すことができる。
なお、第一連結部材55(図11参照)は、バネ等の付勢部材によって、支点55aを中心に時計回りに回転する方向へ付勢されている。従って、全ての壁部52を元の位置に復帰させた後、第一スライド部42から第一連結部材55への押圧が解除されると、再び図11の実線部の位置に復帰する。この動作に伴って、各回転部材57は図12の反時計回りの方向へ回転し、同じく元の位置に復帰する。これにより、図11に示すように、次のバルブボディ1の検査を終了し、第一スライド部42が再びガイド孔51aの側に戻ってきた際に、第一スライド部42が再び第一連結部材55を押圧し、全ての壁部52を元の位置に復帰させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
以上の実施形態では、検査する全ての油路11a〜11gに対応するガイド孔51a〜51gをそれぞれ設けるものとしたが、その一部であってもよい。また、第一スライド部42の移動経路は、全てのガイド孔51a〜51gおよび各ガイド孔間がすべて連通した単一の移動経路によって構成されるが、例えば、油路11が設けられるバルブボディ1の面1a、1b毎に、不連続の二つの移動経路を有する等、複数の移動経路を備えた構成であってもよい。
1 バルブボディ(ワーク)
11 油路(孔部)
9 検査装置
2 撮像部材(挿入部材)
21 スコープ(撮像機構)
22 保持部
3 ガイド冶具
4 スライド部
41 取付板
42 第一スライド部(被ガイド部)
43 第二スライド部
44 保持部
5 ガイド機構
51 ガイド孔(ガイド部)
52 壁部
53 操作部
6 レール

Claims (2)

  1. ワークの孔部に挿入して、前記ワークを検査する挿入部材と、
    前記挿入部材の挿入動作をガイドするガイド冶具とを備え、
    前記挿入部材の挿入経路が異なる複数の孔部が設けられたワークを検査する検査装置であって、
    前記ガイド冶具は、前記孔部の挿入経路に対応した夫々の経路を有するガイド部を複数備え
    前記ガイド部に沿って移動することにより、前記挿入部材を前記孔部への挿入方向へ移動させる被ガイド部をさらに備え、
    前記被ガイド部が前記ガイド部に沿って移動する複数の前記経路、および、当該ガイド部間の移動経路が連通することを特徴とする検査装置。
  2. 前記被ガイド部が前記ガイド部に沿って移動する全ての経路、および、全ての前記ガイド部間の移動経路は、連通した単一の移動経路によって構成される請求項1記載の検査装置。
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