JP6976157B2 - 研磨パッド用研磨剤保持材、樹脂組成物、及び研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法 - Google Patents

研磨パッド用研磨剤保持材、樹脂組成物、及び研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、研磨パッド用研磨剤保持材、樹脂組成物、及び研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法に関するものである。
研磨パッド用研磨剤保持材の1種である研磨シートは、合成繊維及び合成ゴム等から製造された不織布や編織布、又はポリエステルフィルム等を基材とし、その上面にポリウレタン系溶液を塗布し、湿式凝固法により連続気孔を有する多孔層を形成し、必要に応じてその表皮層を研削、及び除去することにより(以下表面が研削された研磨シートをスエードと表現する)製造されている。このような研磨シートは、既に液晶ガラス、ガラスディスク、フォトマスクシリコンウエハ、CCD、及びカバーグラス等の電子部品の表面精密研磨のための粗研磨から仕上げ研磨で用いられる研磨パッドにおいて広く使用されている。近年、精密研磨面の測定機器の発達とあいまって、ユーザーからの要求品質が高くなり、ますます精度の高い精密研磨ができる研磨パッドが求められている。
従来、磁気ディスク基板、光学レンズ、及び半導体ウエハ等の精密部品の平坦化処理には、化学的機械的研磨(CMP)法が採用されている。CMP法では、通常、砥粒(研磨粒子)をアルカリ溶液又は酸溶液に分散させたスラリ(研磨液)を被研磨物の加工面と研磨パッドとの間に供給する。研磨中、被研磨物は、スラリ中の砥粒による機械的研磨作用と、アルカリ溶液又は酸溶液による化学的研磨作用とによって平坦化される。
このようなCMP法において、特に仕上げ研磨に使用される研磨パッドとしては、耐摩耗性にすぐれた多孔質の軟質ポリウレタン発泡体を研磨層に使用したものが知られている。しかし、このタイプの研磨パッドでは、研磨層の柔軟性が高く圧縮変形しやすいため、研磨層が研磨中に被研磨物の端部の形状に追従し、被研磨物の端部が中央部より大きく研磨される「端部ダレ」という過研磨現象が発生する。また、研磨層の表面に存在する微細孔が研磨の過程で摩擦により一部閉塞して被研磨面に研磨傷が発生する、研磨レートが経時的に低下するといった問題が生じる。
端部ダレを防ぐための技術として、研磨パッドの研磨層の硬度を高くすることが検討されている。例えば特許文献1では、ポリエステル繊維に熱融着糸を混綿することにより交絡点を形成することで、不織布を高モジュラスとすることが検討されている。特許文献2では、発泡ポリウレタン中の気泡の構造を特定のものとすることにより、研磨層の硬度を一定の範囲に抑えて研磨傷の発生を抑制しつつ端部ダレを防ぐことが検討されている。
特開2006−35322号公報 特開2012−714号公報
研磨シート内の気孔の大きさや分布が研磨精度に大きく影響することが判明しており、これらを制御する技術の開発は重要である。
しかし、特許文献1では、気孔の大きさや分布の制御については着目されておらず、研磨制度は低かった。
また、特許文献2におけるポリウレタン樹脂の発泡による気泡の構造の制御は限定的なものであり、実用的な技術とはいえなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、不飽和ポリエステル表面に精密に制御されたサイズ分布の気孔を有する研磨パッド用研磨剤保持材を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、不飽和ポリエステル樹脂と、エチレン性不飽和化合物と、無機充填材と、中空体とを含む樹脂組成物を用いることにより、研磨パッド用研磨剤保持材表面の開口径を精密に制御することができることを見出し、本発明に想倒した。
すなわち、本発明は以下の態様を有する。
[1](A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含む樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする研磨パッド用研磨剤保持材。
[2]前記樹脂組成物が、無機繊維を含まないことを特徴とする[1]に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[3]前記樹脂組成物が、前記(A)不飽和ポリエステル樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、及び(C)無機充填材の合計100質量部に対して、前記(D)中空体を10〜50質量部含むことを特徴とする[1]又は[2]に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[4]前記樹脂組成物が、前記(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して、前記(B)エチレン性不飽和化合物を80〜100質量部含むことを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[5]前記(A)不飽和ポリエステル樹脂の重量平均分子量が6,000〜35,000であることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[6]前記(D)中空体が、ガラスバルーン、シリカバルーン、アルミナバルーン、セラミックバルーン、及びシラスバルーンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[7]前記(D)中空体が、ガラスバルーンであることを特徴とする[6]に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[8]前記(C)無機充填材が、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、及び酸化カルシウムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[1]〜[7]のいずれかに記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
[9](A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含み、無機繊維を含まず、前記(A)不飽和ポリエステル樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、及び(C)無機充填材の合計100質量部に対して、前記(D)中空体を10〜50質量部含む樹脂組成物。
[10](A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含む樹脂組成物を成形して硬化させること、及び硬化した樹脂組成物の表面を削って面出しすることを含む研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法。
本発明によれば、不飽和ポリエステル表面に精密に制御されたサイズ分布の気孔を有する研磨パッド用研磨剤保持材を提供することができる。
以下、本発明の研磨パッド用研磨剤保持材、樹脂組成物、及び研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法について詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態のみに限定されるものではない。
(樹脂組成物)
本発明の一実施形態は、(A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含む樹脂組成物である。
[(A)不飽和ポリエステル樹脂]
(A)不飽和ポリエステル樹脂は、多価アルコールと不飽和多塩基酸及び任意の飽和多塩基酸とを重縮合させて得られるものであり、その種類は特に限定されない。不飽和多塩基酸とは、エチレン性不飽和基を有する多塩基酸であり、飽和多塩基酸とは、エチレン性不飽和基を有さない多塩基酸である。(A)不飽和ポリエステル樹脂は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。(A)不飽和ポリエステル樹脂は、公知の合成方法により合成できる。
(A)不飽和ポリエステル樹脂の原料として用いられる多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンタンジオール、水素化ビスフェノールA、ビスフェノールA、グリセリン等が挙げられる。中でも好ましくはプロピレングリコール及び水素化ビスフェノールAである。多価アルコールは、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(A)不飽和ポリエステル樹脂の原料として用いられる不飽和多塩基酸としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸等が挙げられる。不飽和多塩基酸は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、無水マレイン酸及びフマル酸が好ましい。
飽和多塩基酸としては、例えば、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘット酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、テトラクロロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。中でも好ましくはフタル酸である。飽和多塩基酸は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(A)不飽和ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、6,000〜35,000が好ましく、より好ましくは6,000〜20,000であり、さらに好ましくは8,000〜15,000である。重量平均分子量が6,000〜35,000であれば、成形性がより一層良好となる。重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定した値である。測定方法は実施例に示す。
(A)不飽和ポリエステル樹脂の不飽和度は50〜100モル%であることが好ましく、より好ましくは60〜100モル%であり、さらに好ましくは70〜100モル%である。不飽和度が上記範囲であると、成形性がより良好である。不飽和ポリエステル樹脂の不飽和度は、原料として用いた不飽和多塩基酸及び飽和多塩基酸のモル数を用いて、以下の式により算出可能である。
不飽和度(モル%)={(不飽和多塩基酸のモル数)/(不飽和多塩基酸のモル数+飽和多塩基酸のモル数)}×100
(A)不飽和ポリエステル樹脂の配合量は、樹脂組成物全体に対して、好ましくは10.0〜20.0質量%、より好ましくは10.0〜18.0質量%、さらに好ましくは10.0〜17.0質量%である。(A)不飽和ポリエステル樹脂の配合量が10.0質量%以上であれば機械的強度がより良好であり、20.0質量%以下であれば取り扱いに適した粘度となる。
[(B)エチレン性不飽和化合物]
(B)エチレン性不飽和化合物は、エチレン性不飽和基を有する化合物である。(B)エチレン性不飽和化合物としては、(A)不飽和ポリエステル樹脂と共重合可能な二重結合を有するものであれば、特に制限されることなく使用できる。
(B)エチレン性不飽和化合物としては、例えば、スチレン、ビニルトルエン、ビニルベンゼンなどの芳香族系モノマー、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリアルキレンオキサイドのジアクリレート誘導体、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、メタクリル酸メチルなどのアクリル系モノマー、及び上記モノマーが複数個結合したオリゴマー等が挙げられる。中でも、(A)不飽和ポリエステル樹脂との反応性の観点から、スチレン及びメタクリル酸メチルが好ましく、特にスチレンが好ましい。(B)エチレン性不飽和化合物は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(B)エチレン性不飽和化合物の含有量は、(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して80〜100質量部であることが好ましく、より好ましくは83〜98質量部であり、さらに好ましくは85〜95質量部である。(B)エチレン性不飽和化合物の含有量が、(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して80質量部以上であれば取り扱いに適した粘度となる。また、(B)エチレン性不飽和化合物の含有量が(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して100質量部以下であれば、より一層良好な機械的強度を有する樹脂組成物の硬化物が得られる。
(A)不飽和ポリエステル樹脂及び(B)エチレン性不飽和化合物の混合物の硬化物の荷重たわみ温度は、100℃〜140℃であることが好ましい。荷重たわみ温度が100℃以上であれば、研磨時の摩擦熱による摩耗の影響を受けにくく、研磨傷の発生をより抑制することができる。不飽和ポリエステル樹脂及び(B)エチレン性不飽和化合物の混合物の硬化物の荷重たわみ温度は、140℃を超えてもよい。荷重たわみ温度は、JIS K6911 5.35に準拠して測定される。
[(C)無機充填材]
(C)無機充填材は、例えば樹脂組成物の粘度を取り扱いに適した粘度に調整する機能、及び樹脂組成物の成形性を向上させる機能等を有する。
(C)無機充填材としては、当該技術分野において公知の無機充填材を用いることができ、例えば、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム等が挙げられる。これらの中でもコストメリットがある炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム及びタルクが好ましく、より好ましくは炭酸カルシウム又は水酸化アルミニウムである。(C)無機充填材は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。なお、後述の(D)中空体が無機物である場合は、(C)無機充填材ではなく(D)中空体に分類する。
(C)無機充填材の平均粒子径は、樹脂組成物の硬化物を形成する際における樹脂組成物の粘度の観点から、1〜100μmであることが好ましく、1〜60μmであることがより好ましく、1〜50μmであることがさらに好ましい。(C)無機充填材の平均粒子径が1μm以上であれば、無機充填材の凝集をより抑制でき、無機充填材の平均粒子径が100μm以下であれば、成形性がより良好である。
(C)無機充填材の平均粒子径は、電子顕微鏡あるいは光学顕微鏡を用いてN=100で無機充填材の粒子径を測定し、その平均を算出することで決定できる。
(C)無機充填材の形状は、球状でもよいし、扁平状などでもよく、好ましくは球状である。(C)無機充填材が球状の粒子であると、比表面積が小さいため、樹脂組成物の硬化物を形成する際における樹脂組成物の粘度を効果的に下げることができ、未充填部分が生じることを効果的に防止できる。
(C)無機充填材の含有量は、(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して250〜450質量部であり、より好ましくは270〜400質量部であり、さらに好ましくは300〜350質量部である。(C)無機充填材の含有量が(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して250質量部以上であれば、取り扱いに適した粘度となり、成形性がより良好となる。一方で、(C)無機充填材の含有量が(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して450質量部以下であれば、硬化物の機械的強度がより良好となる。
[(D)中空体]
研磨層の表面に存在する(D)中空体由来の気孔は、砥粒(研磨粒子)である研磨剤を保持する役割を果たす。(D)中空体を適宜選択することで、研磨層の表面に存在する(D)中空体由来の気孔のサイズ分布及び単位面積当たりの数を精密かつ容易に制御することができる。被研磨物に応じた所望のサイズ分布及び単位面積当たりの数の気孔を有する研磨パッド用研磨剤保持材は、より良好な精密研磨性を提供することができる。例えば、サイズ分布の小さい(D)中空体を用いることにより、より均一な気孔を研磨層の表面に有する研磨剤保持材を得ることができる。このような研磨剤保持材は、被研磨物表面への負荷を均一にできるため、より精密な研磨面を提供することができる。
(D)中空体の素材は、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。例えば、ガラスバルーン、シリカバルーン、アルミナバルーン、セラミックバルーン、シラスバルーン等が挙げられ、その中でもガラスバルーンが好ましい。
(D)中空体は、樹脂成分((A)不飽和ポリエステル樹脂)との密着性を高める観点から、その大きさを制御することが好ましい。中空体は、一般に表面が平滑な真球状であるため、粒子径が大きすぎると、樹脂成分と中空体との接触面積が小さくなり、樹脂成分と中空体との間の密着性が低下する場合がある。密着性の低下は、樹脂組成物から得られる成形品の機械的強度等の特性の低下をもたらす場合がある。そのため、110〜130μmの粒子径を有する(D)中空体の含有比率を、(D)中空体全体に対して、80体積%以上とすることが好ましく、より好ましくは84体積%以上、さらに好ましくは90体積%以上とする。さらに、(D)中空体の含有比率を上記のように制御することにより、研磨剤保持材を、被研磨物表面への負荷にばらつきを生じさせる等の問題を生じさせる場合のあるマクロ気孔を実質的に含まず、研磨層表面に、平均孔径が110〜130μmの均一な気孔を有するものとすることができる。110〜130μmの粒子径を有する(D)中空体の比率を制御する方法としては、特に限定されず、例えば、当該比率が得られるように市販の中空体をブレンドすればよい。本明細書における「110〜130μmの粒子径を有する(D)中空体の比率」はレーザ回折・散乱法によって求めた体積基準の粒径分布から算出することができる。110〜130μmの粒子径を有する(D)中空体の比率が80体積%以上であれば、より良好な精密研磨性が得られる。なお、110〜130μmの粒子径を有する(D)中空体の比率の上限に特に制限はなく、(D)中空体のすべてが、110〜130μmの粒子径を有するものであってもよい。
より均一な気孔を与える観点から、(D)中空体の粒子径の標準偏差は3.0〜10.0μmが好ましく、3.0〜8.0μmがより好ましく、3.0〜6.0μmがさらに好ましい。
(D)中空体の耐圧強度は、特に限定されないが、好ましくは18MPa以上である。耐圧強度が18MPa以上であれば、(D)中空体の機械的強度がより優れるため、不飽和ポリエステル樹脂組成物の製造時及び成形時の(D)中空体の破壊を低減することができる。さらに、ポリウレタン発泡体等の樹脂発泡体では、研磨層の表面に存在する気孔が研磨中に摩擦により閉塞し、研磨レートが経時的に低下するのに対し、耐圧強度が18MPa以上である(D)中空体を含む研磨剤保持材では、研磨中の研磨層表面に存在する気孔の閉塞がより抑制され、研磨レートの経時的低下をより低減することができる。加えて、耐圧強度が18MPa以上である(D)中空体を含む研磨剤保持材は、ポリウレタン発泡体等の樹脂発泡体と比べて圧縮強度に優れるため、研磨時に加わる力による変形が小さく、端部ダレを抑制することができる。本明細書における「(D)中空体の耐圧強度」とは、ASTM D−3102に準拠して(D)中空体に圧力を加えた際に、(D)中空体の90体積%が破壊されずに残存する圧力のことを意味する。
(A)不飽和ポリエステル樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、及び(C)無機充填材の合計100質量部に対する(D)中空体の配合量は10〜50質量部であることが好ましく、20〜40質量部であることがより好ましい。(D)中空体の配合量が10質量部以上であれば、研磨時に十分な量の研磨剤を保持できるため、良好な研磨レートを与えることができる。一方、(D)中空体の配合量が50質量部以下であれば、研磨剤保持材の機械的強度が良好である。
[添加剤]
樹脂組成物は、上記(A)、(B)、(C)及び(D)の各成分に加えて、硬化剤、低収縮剤、離型剤、増粘剤、着色剤、重合禁止剤等の添加剤を必要に応じて含有してもよい。これらの添加剤は、それぞれの目的に応じて本発明の効果を妨げない範囲で含有できる。
硬化剤としては、例えばt−ブチルパーオキシオクトエート、ベンゾイルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の過酸化物が挙げられる。これらの硬化剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。硬化剤は、(A)不飽和ポリエステル樹脂、及び(B)エチレン性不飽和化合物の合計100質量部に対して、0.5〜2.0質量部の範囲で添加することが好ましく、0.6質量部〜1.5質量部がより好ましい。
低収縮剤としては、公知の熱可塑性樹脂を使用することができ、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、飽和ポリエステル、ポリカプロラクトン等が挙げられる。低収縮剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。低収縮剤は、(A)不飽和ポリエステル樹脂、及び(B)エチレン性不飽和化合物の合計100質量部に対して、10〜20質量部の範囲で添加することが好ましい。
離型剤としては、例えば、ステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、シリコーンオイル、合成ワックス等が挙げられる。離型剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。離型剤は、(A)不飽和ポリエステル樹脂、及び(B)エチレン性不飽和化合物の合計100質量部に対して、3.0〜8.0質量部の範囲で添加することが好ましく、3.5〜7.0質量部がより好ましい。
増粘剤としては、(C)無機充填材以外の増粘効果を示す化合物であり、イソシアネート化合物が例示される。増粘剤は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
着色剤は、成形品を着色する必要のある場合等に用いるものであり、各種の無機顔料や有機顔料を使用することができる。着色剤は、所望の成形品の着色度合いによって適宜その使用量を調整できる。
重合禁止剤としては、ハイドロキノン、トリメチルハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ナフトキノン、t−ブチルハイドロキノン、カテコール、p−t−ブチルカテコール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールなど従来公知のものを使用できる。
[無機繊維]
樹脂組成物は、好ましくは無機繊維を含まない。無機繊維としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等が挙げられる。樹脂組成物中に無機繊維が含まれていると、樹脂組成物の硬化物を研磨パッド用研磨剤保持材として使用した場合、被研磨物に研磨傷がつくおそれがある。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において「無機繊維を含まず」とは、樹脂組成物又はその硬化物中の無機繊維の含有量が0.1質量%以下であることを意味し、不純物等の他の成分と共に混入するものまでを排除するものではない。
(樹脂組成物の製造方法)
樹脂組成物は、例えば、上記(A)、(B)、(C)、(D)の各成分と必要に応じて含有される添加剤とを混練する方法より製造できる。混練方法としては特に制限はなく、例えば、双腕式ニーダー、加圧式ニーダー、プラネタリーミキサー等を用いることができる。混練温度は20℃〜50℃が好ましく、より好ましくは30〜50℃である。混練温度が20℃以上であれば、混練性がより向上する。混練温度が50℃以下であれば、樹脂組成物の重合反応をより抑制できる。混練時間は各成分及びその比率に応じて適宜選択することができる。
樹脂組成物を製造する際の各成分を混練する順番については特に制限はない。例えば、(A)不飽和ポリエステル樹脂と(B)エチレン性不飽和化合物の一部又は全部を混合してから他の成分を混合すると、均一に混合された樹脂組成物が得られやすいため好ましい。
(研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法)
研磨パッド用研磨剤保持材は、樹脂組成物の硬化物である。研磨パッド用研磨剤保持材は、樹脂組成物を成形して硬化させ、表面を削って面出しすることにより形成できる。(D)中空体を含む樹脂組成物の硬化物の表面を削ることで、表面に(D)中空体由来の気孔が形成される。
樹脂組成物の成形及び硬化方法としては、特に制限されないが、鋳型内に樹脂組成物を仕込んでプレス成形する方法を用いることが好ましい。プレス成形する場合の条件としては、特に制限はないが、例えば温度130〜160℃、圧力4〜20MPa、及び加圧時間1〜8分間の条件である。
面出しの方法としては、平面研磨機を用いた方法が挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されない。
<不飽和ポリエステル樹脂の重量平均分子量の測定方法>
不飽和ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(昭和電工株式会社製Shodex(登録商標)GPC−101)を用いて下記条件にて測定し、標準ポリスチレン検量線を用いて求める。
カラム:昭和電工製LF−804
カラム温度:40℃
試料:不飽和ポリエステル樹脂の0.2質量%テトラヒドロフラン溶液
流量:1mL/分
溶離液:テトラヒドロフラン
検出器:RI−71S
<不飽和ポリエステル樹脂A1の調製>
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口及び還流冷却器を備えた四口フラスコに、フマル酸(川崎化成工業株式会社製)100モルとプロピレングリコール(旭硝子株式会社製)100モルとを仕込んだ。そして、窒素ガス気流下で加熱撹拌しながら200℃まで昇温してエステル化反応を行ない、不飽和ポリエステル樹脂A1を得た。
得られた不飽和ポリエステル樹脂A1は、不飽和度100モル%、重量平均分子量12,000であった。
<不飽和ポリエステル樹脂A2の調製>
温度計、攪拌機、不活性ガス導入口及び還流冷却器を備えた四口フラスコに、フマル酸100モル(川崎化成工業株式会社製)とプロピレングリコール(旭硝子株式会社製)80モルと、水素化ビスフェノールA20モル(丸善石油化学株式会社製)とを仕込んだ。そして、窒素ガス気流下で加熱撹拌しながら210℃まで昇温してエステル化反応を行ない、不飽和ポリエステル樹脂A2を得た。
得られた不飽和ポリエステル樹脂A2は、不飽和度100モル%、重量平均分子量10,000であった。
<実施例1〜6>
上記の不飽和ポリエステル樹脂A1、A2に、それぞれ重合禁止剤であるハイドロキノン0.015質量部を添加し、(B)エチレン性不飽和化合物であるスチレンに溶解させ、不飽和ポリエステル樹脂A1、A2の固形分がそれぞれ60質量%である、上記A1又はA2とスチレンとを含む混合物を調製した。
その後、双腕式ニーダーを用いて表1に示す組成(比率)となるように、上記A1又はA2とスチレンとを含む混合物と、表1に示す成分(C)、(D)及び添加剤とを30℃の温度条件下で混練し、実施例1〜6の樹脂組成物を得た。
表1に示す(B)エチレン性不飽和化合物、(C)無機充填材、(D)中空体、低収縮剤、硬化剤、及び離型剤としては、以下のものを用いた。
(B)エチレン性不飽和化合物:スチレン(旭化成ケミカルズ製)
(C)無機充填材:水酸化アルミニウム(昭和電工製、平均粒子径7μm)
(D)中空体:アルミノシリケートバルーン(Extendospheres(商標)SG、ポッターズ・バロティーニ製、平均粒子径120μm、粒子径の標準偏差4.3μm、耐圧強度18.6MPa)
低収縮剤:ポリスチレン(スタイロン(商標)679、PSジャパン社製、)
硬化剤:t−ブチルパーオキシベンゾエート(日本油脂製)
離型剤:ステアリン酸カルシウム(淡南化学製)
実施例1〜6の樹脂組成物の硬化物について、それぞれ以下に示す方法により、成形収縮率、線膨張係数、比重、精密研磨性を評価した。評価結果を表1に示す。
(1)成形収縮率
成形温度150℃、射出圧力30MPa、成形時間3分の条件下にて圧縮成形(株式会社テクノマルシチ製圧縮成形機)を行うことによってJIS K6911 5.7に規定される収縮円盤を作製し、JIS K6911 5.7に準拠して成形収縮率を算出する。
(2)線膨張係数
得られた樹脂組成物を用いて、金型温度150℃、硬化時間180秒、プレス圧力7MPa、金型サイズ(80mm×10mm×厚み4mm)にて成形品を作製して、20mm×4mm×厚み4mmの試験片を切り出す。得られた試験片についてTMA8310(株式会社リガク製)を用い、昇温速度3℃/min.の条件で160℃まで昇温し、線膨張係数を測定する。
(3)比重
成形温度150℃、射出圧力7MPa、成形時間3分の条件下にて圧縮成形(株式会社テクノマルシチ製圧縮成形機)を行うことによってJIS K6911 5.7に規定される収縮円盤を作製した後、試験片を切り出し、JIS K6911 5.28に準拠して比重を測定する。
(4)精密研磨性(外観評価)
成形温度150℃、射出圧力5MPa、成形時間1分の条件にて、トランスファー成形(株式会社テクノマルシチ製トランスファー成形機)を行うことによって、トランスファー成形品(円盤状、直径117mm、厚さ3mm(均一))を作製した。この成形品表面を平面研磨機(株式会社マルトー製)により表面から厚さ50μm程度を切削することにより荒らし、研磨剤を保持するポケットを表面に出す。
ダイヤモンドスラリ(株式会社ナノファクター製、平均粒径45μm)をなじませた状態で表面観察し、各ポケット(保持部)にダイヤモンド粒が均一に存在しているか観察する。1mm四方に存在するポケットの穴の個数をマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VH−7000型)で計測する。さらに、ポケットの穴の直径をマイクロスコープ(株式会社キーエンス製VH−7000型)で観察(N=30)し、ポケットの穴の直径の平均及び標準偏差を算出する。
Figure 0006976157
表1に示すように、実施例1〜6の樹脂組成物の硬化物は、樹脂組成物の成形収縮率及び線膨張係数が良好であることが確認できた。また、実施例1〜6の樹脂組成物の硬化物は、ポケットの穴の直径のサイズ分布が均一であった。実施例1〜6の樹脂組成物の硬化物は、ポケットの穴の直径のサイズ分布が均一であり、かつ、ダイヤモンド粒が均一に収容されていた。したがって、実施例1〜6の樹脂組成物の硬化物は精密な研磨が可能である。
特に、(A)不飽和ポリエステル樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、及び(C)無機充填材の合計100質量部に対する(D)中空体の含有量が20〜40質量部である実施例1〜4の樹脂組成物の硬化物は、成形収縮率、線膨張係数、及びポケットの穴の個数のバランスが良好であり、精密研磨に適している。

Claims (10)

  1. (A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含む樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする研磨パッド用研磨剤保持材。
  2. 前記樹脂組成物が、無機繊維を含まないことを特徴とする請求項1に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  3. 前記樹脂組成物が、前記(A)不飽和ポリエステル樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、及び(C)無機充填材の合計100質量部に対して、前記(D)中空体を10〜50質量部含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  4. 前記樹脂組成物が、前記(A)不飽和ポリエステル樹脂100質量部に対して、前記(B)エチレン性不飽和化合物を80〜100質量部含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  5. 前記(A)不飽和ポリエステル樹脂の重量平均分子量が6,000〜35,000であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  6. 前記(D)中空体が、ガラスバルーン、シリカバルーン、アルミナバルーン、セラミックバルーン、及びシラスバルーンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  7. 前記(D)中空体が、ガラスバルーンであることを特徴とする請求項6に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  8. 前記(C)無機充填材が、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、及び酸化カルシウムから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の研磨パッド用研磨剤保持材。
  9. (A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含み、無機繊維を含まず、前記(A)不飽和ポリエステル樹脂、(B)エチレン性不飽和化合物、及び(C)無機充填材の合計100質量部に対して、前記(D)中空体を10〜50質量部含む樹脂組成物。
  10. (A)不飽和ポリエステル樹脂と、(B)エチレン性不飽和化合物と、(C)無機充填材と、(D)中空体とを含む樹脂組成物を成形して硬化させること、及び硬化した樹脂組成物の表面を削って面出しすることを含む研磨パッド用研磨剤保持材の製造方法。
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