JP6975896B2 - 撮像装置の制御方法及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、異なる2つの撮像モードを切り替え可能な撮像装置、及びその制御方法に関する。
セキュリティカメラ、及び安全運転支援の車載カメラ等の用途では、可視光に加えて、それよりも波長の長い近赤外又は赤外域の光にも感度を有する撮像装置が求められている。一方で、従来のセンサでは、可視画像への近赤外光による混色を抑制するため、赤外線カットフィルター(IRカットフィルター)を配置して近赤外光を除去している。しかし、可視光に加えて近赤外光でも撮像を行う撮像装置では、IRカットフィルターを用いると近赤外光での撮像ができなくなるため、IRカットフィルターを用いることができない。このため、可視光と近赤外光を1つのセンサで取得するためには、それぞれの感度を制御できるセンサが望まれる。
このようなセンサを実現させる方法として、例えば下記の特許文献1及び特許文献2には、波長感度が異なる光電変換材料を積層させることで、電圧によって感度を制御するセンサが開示されている。特許文献3には印加電圧によって、フォトダイオードの分光感度を変更する撮像素子が開示されている。
国際公開第2014/024581号 特開2008−227092号公報 特開2009−005061号公報
本開示の一態様は、容易に撮像波長帯域を切り替え可能な撮像装置の撮像方法を提供する。
本開示の一態様に係る撮像装置の制御方法は、動作モードとして、第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、前記第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとを切り替え可能な撮像装置の制御方法であって、前記動作モードが前記第1モードである場合に、前記第1モードで得られた情報と前記第2モードで得られた情報とを比較することにより、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には前記第1モードを継続し、環境光に近赤外光が含まれない場合には前記動作モードを前記第2モードに切り替え、前記動作モードが前記第2モードである場合に、前記第1モードで得られた情報と前記第2モードで得られた情報とを比較することにより、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には前記動作モードを前記第1モードに切り替え、環境光に近赤外光が含まれない場合には前記第2モードを継続する。
また、本開示の包括的または具体的な態様は、素子、デバイス、装置、システム、集積回路、方法またはコンピュータプログラムで実現されてもよい。また、包括的または具体的な態様は、素子、デバイス、装置、システム、集積回路、方法およびコンピュータプログラムの任意の組み合わせによって実現されてもよい。
また、開示された実施形態の追加的な効果および利点は、明細書および図面から明らかになる。効果および/または利点は、明細書および図面に開示の様々な実施形態または特徴によって個々に提供され、これらの1つ以上を得るために全てを必要とはしない。
本開示は、容易に撮像波長帯域を切り替え可能な撮像装置の撮像方法、又は撮像装置を提供できる。
図1は、実施形態に係る撮像素子の例示的な回路構成を示す模式図である。 図2は、実施形態に係る撮像素子の例示的なデバイス構造を示す模式的な断面図である。 図3は、実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る画素構成、及び各モードにおいて得られる信号を模式的に示す図である。 図5は、実施形態に係る撮像手法の例示的なアルゴリズムを示す図である。 図6は、実施の形態に係る撮像装置の例示的な動作を示す図である。 図7は、実施の形態に係る撮像装置の例示的な動作の流れを示すフローチャート図である。 図8は、実施の形態に係る撮像装置の例示的な動作を示す図である。 図9は、実施の形態に係る各モードにおける感度特性を示すグラフである。 図10は、実施の形態に係る判定結果と選択される動作モードとを示す図表である。
特許文献1及び特許文献2には、撮像波長帯域及び撮像感度を切り替える撮像方法に関しては記載されていない。また、特許文献3には、別途設けられた輝度計の出力に応じて自動的に切り替えることが開示されているが、この場合、輝度計が必要となるという課題がある。そこで本開示は、容易に撮像波長帯域を切り替え可能な撮像装置の撮像方法、又は撮像装置を提供すべく、鋭意研究した。
本開示の一態様に係る撮像装置の制御方法は、動作モードとして、第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、前記第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとを切り替え可能な撮像装置の制御方法であって、前記動作モードが前記第1モードである場合に、前記第1モード及び前記第2モードで得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には前記第1モードを継続し、環境光に近赤外光が含まれない場合には前記動作モードを前記第2モードに切り替え、前記動作モードが前記第2モードである場合に、前記第1モード及び前記第2モードで得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には前記動作モードを前記第1モードに切り替え、環境光に近赤外光が含まれない場合には前記第2モードを継続する。
これによれば、当該制御方法は、第1モード及び第2モードで得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、その判定結果に応じて、動作モードを切り替えることができる。このように、当該制御方法は、容易に撮像波長帯域を切り替え可能な撮像装置の制御方法を実現できる。
例えば、前記第1撮像波長帯域は可視光領域であり、前記第2撮像波長帯域は可視光領域及び近赤外領域であってもよい。
例えば、前記撮像装置は、互いに対向する画素電極及び対向電極と、前記画素電極と前記対向電極とに挟まれた光電変換層とを備える光電変換部と、前記画素電極と前記対向電極との間に第1電圧と、前記第1電圧とは異なる第2電圧とを選択的に印加する電圧供給回路とを備え、前記電圧供給回路が、前記画素電極と前記対向電極との間に前記第1電圧を印加することにより前記動作モードが前記第1モードに切り替えられ、前記電圧供給回路が、前記画素電極と前記対向電極との間に前記第2電圧を印加することにより前記動作モードが前記第2モードに切り替えられてもよい。
例えば、前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、太陽光下であるか否かの判定であってもよい。
例えば、前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、複数フレームに1回実施されてもよい。
例えば、前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、前記第1モードで得られた信号と前記第2モードで得られた信号との比と、予め定められた閾値との比較により行われてもよい。
例えば、前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、前記第1モードで得られた画像に含まれる複数の画素値の平均値と、前記第2モードで得られた画像に含まれる複数の画素値の平均値との比と、予め定められた閾値との比較により行われてもよい。
例えば、前記閾値は、前記第1モードの感度と、前記第2モードの感度との比であってもよい。
また、本開示の一態様に係る撮像装置は、動作モードとして、第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、前記第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとに切り替え可能な撮像装置であって、前記第1モード及び前記第2モードで得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定する判定回路と、前記判定回路により、環境光に近赤外光が含まれると判定された場合には前記動作モードを前記第1モードに切り替え、環境光に近赤外光が含まれないと判定された場合には前記動作モードを前記第2モードに切り替えるモード切替回路とを備える。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも包括的または具体的な例を示す。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。本明細書において説明される種々の態様は、矛盾が生じない限り互いに組み合わせることが可能である。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。
(撮像素子)
まず、本実施形態で用いられる撮像素子100について説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る撮像素子100の例示的な回路構成を示す。図1に示す撮像素子100は、2次元に配列された複数の単位画素セル10を含む画素アレイPAを有する。図1は、単位画素セル10が2行2列のマトリクス状に配置された例を模式的に示している。言うまでもないが、撮像素子100における単位画素セル10の数および配置は、図1に示す例に限定されない。
各単位画素セル10は、光電変換部13および信号検出回路14を有する。後に図面を参照して説明するように、光電変換部13は、互いに対向する2つの電極の間に挟まれた光電変換層を有し、入射した光を受けて信号電荷を生成する。光電変換部13は、その全体が、単位画素セル10毎に独立した素子である必要はなく、光電変換部13の例えば一部分または全部が複数の単位画素セル10にまたがっていてもよい。本実施の形態の場合は、光の入射側の電極も一部分または全部の単位画素セル10にまたがっている。
信号検出回路14は、光電変換部13によって生成された信号を検出する回路である。この例では、信号検出回路14は、信号検出トランジスタ24およびアドレストランジスタ26を含んでいる。信号検出トランジスタ24およびアドレストランジスタ26は、典型的には電界効果トランジスタ(FET)であり、ここでは、信号検出トランジスタ24およびアドレストランジスタ26としてNチャンネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)を例示する。
図1において模式的に示すように、信号検出トランジスタ24の制御端子(ここではゲート)は、光電変換部13との電気的な接続を有する。光電変換部13によって生成される信号電荷(正孔または電子)は、信号検出トランジスタ24のゲートと光電変換部13との間の電荷蓄積ノード(「フローティングディフュージョンノード」または電荷蓄積領域とも呼ばれる。)41に蓄積される。光電変換部13の構造の詳細は、後述する。
各単位画素セル10の光電変換部13は、さらに、感度制御線42との接続を有している。図1に例示する構成において、感度制御線42は、電圧供給回路32(以下、単に「電圧供給回路32」と呼ぶ。)に接続されている。この電圧供給回路32は、少なくとも第一電圧、第二電圧、および、第三電圧の3種類の電圧を光電変換部13に供給可能に構成された回路である。電圧供給回路32は、撮像素子100の動作時、感度制御線42を介して光電変換部13に所定の電圧を供給する。電圧供給回路32は、特定の電源回路に限定されず、所定の電圧を生成する回路であってもよいし、他の電源から供給された電圧を所定の電圧に変換する回路であってもよい。後に詳しく説明するように、電圧供給回路32から光電変換部13に供給される電圧が、互いに異なる複数の電圧の間で切り替えられることにより、光電変換部13からの電荷蓄積ノード41への信号電荷の蓄積の開始および終了が制御される。換言すれば、本開示の実施形態では、電圧供給回路32から光電変換部13に供給される電圧を第三電圧と他の電圧との間で切り替えることによって、電子シャッタ動作が実行される。撮像素子100の動作の例は、後述する。
各単位画素セル10は、電源電圧VDDを供給する電源線40との接続を有する。図示するように、電源線40には、信号検出トランジスタ24の入力端子(典型的にはドレイン)が接続されている。電源線40がソースフォロア電源として機能することにより、信号検出トランジスタ24は、光電変換部13によって生成された信号電荷に応じた電圧を増幅して信号電圧として出力する。
信号検出トランジスタ24の出力端子(ここではソース)には、アドレストランジスタ26の入力端子(ここではドレイン)が接続されている。アドレストランジスタ26の出力端子(ここではソース)は、画素アレイPAの列ごとに配置された複数の垂直信号線47のうちの1つに接続されている。アドレストランジスタ26の制御端子(ここではゲート)は、アドレス制御線46に接続されており、アドレス制御線46の電位を制御することにより、信号検出トランジスタ24の出力を、対応する垂直信号線47に選択的に読み出すことができる。
図示する例では、アドレス制御線46は、垂直走査回路(「行走査回路」とも呼ばれる)36に接続されている。垂直走査回路36は、アドレス制御線46に所定の電圧を印加することにより、各行に配置された複数の単位画素セル10を行単位で選択する。これにより、選択された単位画素セル10の信号の読み出しが実行される。
垂直信号線47は、画素アレイPAからの画素信号を周辺回路へ伝達する主信号線である。垂直信号線47には、カラム信号処理回路(「行信号蓄積回路」とも呼ばれる)37が接続される。カラム信号処理回路37は、相関二重サンプリングに代表される雑音抑圧信号処理およびアナログ−デジタル変換(AD変換)などを行う。図示するように、カラム信号処理回路37は、画素アレイPAにおける単位画素セル10の各列に対応して設けられる。これらのカラム信号処理回路37には、水平信号読み出し回路(「列走査回路」とも呼ばれる)38が接続される。水平信号読み出し回路38は、複数のカラム信号処理回路37から水平共通信号線49に信号を順次読み出す。
図1に例示する構成において、単位画素セル10は、リセットトランジスタ28を有する。リセットトランジスタ28は、例えば、信号検出トランジスタ24およびアドレストランジスタ26と同様に、電界効果トランジスタである。以下では、特に断りの無い限り、リセットトランジスタ28としてNチャンネルMOSを適用した例を説明する。図示するように、このリセットトランジスタ28は、リセット電圧Vrを供給するリセット電圧線44と、電荷蓄積ノード41との間に接続される。リセットトランジスタ28の制御端子(ここではゲート)は、リセット制御線48に接続されており、リセット制御線48の電位を制御することによって、電荷蓄積ノード41の電位をリセット電圧Vrにリセットすることができる。この例では、リセット制御線48が、垂直走査回路36に接続されている。したがって、垂直走査回路36がリセット制御線48に所定の電圧を印加することにより、各行に配置された複数の単位画素セル10を行単位でリセットすることが可能である。
この例では、リセットトランジスタ28にリセット電圧Vrを供給するリセット電圧線44が、リセット電圧供給回路34(以下、「リセット電圧源34」と呼ぶ。)に接続されている。リセット電圧源34は、撮像素子100の動作時にリセット電圧線44に所定のリセット電圧Vrを供給可能な構成を有していればよく、上述の電圧供給回路32と同様に、特定の電源回路に限定されない。電圧供給回路32およびリセット電圧源34の各々は、単一の電圧供給回路の一部分であってもよいし、独立した別個の電圧供給回路であってもよい。なお、電圧供給回路32およびリセット電圧源34の一方または両方が、垂直走査回路36の一部分であってもよい。あるいは、電圧供給回路32からの感度制御電圧および/またはリセット電圧源34からのリセット電圧Vrが、垂直走査回路36を介して各単位画素セル10に供給されてもよい。
リセット電圧Vrとして、信号検出回路14の電源電圧VDDを用いることも可能である。この場合、各単位画素セル10に電源電圧を供給する電圧供給回路(図1において不図示)と、リセット電圧源34とを共通化し得る。また、電源線40と、リセット電圧線44を共通化できるので、画素アレイPAにおける配線を単純化し得る。ただし、リセット電圧Vrと、信号検出回路14の電源電圧VDDとに互いに異なる電圧を用いることは、撮像素子100のより柔軟な制御を可能にする。
図2は、本実施形態に係る撮像素子100に含まれる隣接する2つの単位画素セル10における例示的な構成の概略を示す図である。図2に示す撮像素子100は、光電変換部13と、光電変換部13に接続された電圧供給回路32A及び32B、電荷蓄積領域41、及び信号検出回路14(図2では省略)とを有する。光電変換部13は、画素電極11と、対向電極12と、これらの間に配置された光電変換層15を有する。光電変換層15は、少なくとも2層の光電変換膜15a及び15bを含む。光電変換膜15a及び15bは、互いに分光感度特性が異なる材料で構成されている。なお、光電変換部13は、さらに、光電変換層と画素電極11の間にドーピング層を、又は光電変換層と対向電極12の間に電荷ブロッキング層備えてもよい。
なお、図2は、撮像素子100を構成する各部の配置を模式的に示しており、図2に示す各部の寸法は、必ずしも現実のデバイスにおける寸法を厳密に反映しない。このことは、本開示の他の図面においても同様である。
対向電極12は、透明な導電性材料で構成され、例えばITOなどで構成される。また、対向電極12は、全ての画素に対して共通の電極でもよく、行ごとに分離されていてもよい。
画素電極11は、遮光性が高く、安定に存在できる導電性材料で構成され、例えばTiN又はTaNなどで構成される。また、画素電極11は画素ごとに分離されている。
なお、本実施形態における「透明」は、検出しようとする波長範囲の光の少なくとも一部を透過することを意味し、可視光の波長範囲全体にわたって光を透過することは必須ではない。本実施形態に係る光センサによって検出される光は、可視光の波長範囲(例えば、380nm以上780nm以下)内の光に限定されない。本実施形態では、赤外線及び紫外線を含めた電磁波全般を、便宜上「光」と表現する。
光電変換層15を構成する材料としては、典型的には、半導体材料が用いられる。光電変換層15は、光の照射を受けて内部に電子−正孔対(励起子)を生成する。生成した励起子は光電変換層15に掛かる電界によって電子と正孔とに分離される。この電子と正孔は、それぞれ電界に従って電極側にドリフトされる。ここでは、光電変換層15を構成する材料として有機半導体材料を用いる例を説明するが、例えば水素化アモルファスシリコン或いはCdSeなどに代表される化合物半導体材料、又は、ZnOなどの金属酸化物半導体材料が用いられてもよい。なお、有機半導体材料を用いる場合、光電変換層15はドナー材料とアクセプター材料との積層膜(ヘテロ接合)でもよいし、混合膜(バルクヘテロ接合)であってもよい。また、ドナー材料かアクセプター材料のいずれか、もしくはその両方が光を吸収してもよい。
電荷ブロッキング層は、電圧を印加することで、光電変換層15で発生した電荷のうち一方の極性の電荷を対向電極12側へ輸送させるとともに、逆極性の電荷輸送を阻害する機能を有する。従って、電荷ブロッキング層の材料は必ずしも絶縁性の材料ではない。この選択的な電荷輸送は、その経路において、隣接する半導体材料、又は電極材料との界面におけるエネルギー障壁の大きさによって決まる。
例として、LUMO(Lowest−Unoccupied−Molecular−Orbital)のエネルギー準位が4.0eVの有機光電変換層から、フェルミ準位が5.1eVの電極材料への電子輸送を行う場合、電荷ブロッキング層は電子を輸送し、正孔輸送を阻害する機能を有する。このとき、電荷ブロッキング層のLUMOのエネルギー準位が4.0eVと同等かそれよりも深いほどエネルギー障壁は小さくなるため、電子の輸送効率が上がる。また、電荷ブロッキング層のHOMOのエネルギー準位が5.1eVよりも深いほどエネルギー障壁は大きくなるため、正孔の阻害能力が向上する。
例えば、フラーレンはLUMOのエネルギー準位が4.0eVであり、HOMOのエネルギー準位が6.4eVであるため、電荷ブロッキング層の材料に用いることができる。有機材料のHOMOのエネルギー準位は、例えば光電子分光法、又は光電子収量分光法などで求めることができる。また、LUMOのエネルギー準位は、逆光電子分光法、又はHOMOのエネルギー準位から吸収スペクトル末端のエネルギーを差し引くことで求めることができる。
電圧供給回路32A及び32Bは、対向電極12に所定の電圧を印加できるように構成されている。電圧供給回路32A及び32Bは、撮像素子100の動作中に固定の電圧を常に供給してもよい。また、露光期間に、電圧供給回路32A及び32Bは、対向電極12に第1電圧を供給し、読み出し動作期間に第1電圧とは異なる第2電圧を供給するなど、可変の電圧供給源であってもよい。電圧供給回路32A及び32Bは、特定の電源回路に限定されず、所定の電圧を生成する回路であってもよいし、他の電源から供給された電圧を所定の電圧に変換する回路であってもよい。第1電圧及び/又は第2電圧は、パルスとして印加されてもよいし、周期的又は準周期的に印加が繰り返されてもよい。
電荷蓄積領域41は、光電変換された信号電荷を蓄積し、電圧に変換する。電荷蓄積領域41には、基板上に形成される接合容量(FD)、SiO2、Al、SiN、HfO、又はZrOなどの絶縁性材料を絶縁層に用いたMIM(Metal−Insulator−Metal)などを用いることができる。さらに、FDは、複数の容量素子及び寄生容量の並列又は直列接続による合成容量であってもよい。
信号検出回路14は、電荷蓄積領域41で変換された電圧を読み出すソースフォロワ型トランジスタを含む構成で実現される。このとき、電荷蓄積領域41とソースフォロワ型トランジスタは、光電変換部13の対向電極12と電気的に接続されている。ソースフォロワ型トランジスタのゲート側に蓄積容量が接続されるようにすることで、信号電荷を非破壊で読み出すことができる。
光電変換層15に光が入射して光電変換されることで発生した励起子は、上述したように、光電変換層15に印加される電界によって効率よく電荷分離され、電子と正孔に分離される。これらの電子と正孔は電界に従って膜内を移動して電極側に引き抜かれるが、一般的に、多くの光電変換材料では電荷分離及び膜内の電荷移動のために、ある程度の電界を必要とする。この電界を閾値電界ETHとして定義すれば、光電変換部13を流れる電流Iは、光電変換された電荷に起因する光電流IPHを用いて、以下の(式1)のように書くことができる。
Figure 0006975896
ここで、IDARKは、光電変換材料で熱励起などにより発生する電荷、及び電極から注入される電荷などを要因とする、暗時でも流れる電流である。IDARKは、光電変換部13に印加される電界が大きいほど増大するが、光電流IPHに比べて十分に小さいため、説明の便宜上電界によらず、ほぼ同じ値であると仮定する。
光電変換部13が、第1波長域に感度を有する第1光電変換材料を含む光電変換膜15aと、第2波長域に感度を有する光電変換材料2を含む光電変換膜15bとを積層した構造を有する場合を説明する。このとき、光電変換膜15aの膜厚をD1、光電変換膜15aのインピーダンスをZ1、光電変換膜15bの膜厚をD2、光電変換膜15bのインピーダンスをZ2とし、光電変換部13に印加される電圧をVとすると、各層に掛かる電界E1及びE2は以下の(式2)で示される。
Figure 0006975896
膜厚D1と膜厚D2とがほぼ同じ厚さのとき、例えばZ1<<Z2であれば、(式2)より、光電変換膜15aにかかる電界E1は、相対的に小さい値となり、低電圧を印加したときに(式1)で示した閾値電界を下回り得る。従って、光電変換膜15aと光電変換膜15bの積層構造を有する撮像素子100では、低電圧では光電変換膜15bで光電変換された電荷のみを検出し、高電圧では光電変換膜15aと光電変換膜15bの両方で光電変換された電荷を重畳して検出することができる。なお、この高電圧とは、上述した低電圧に比べて高い電圧という意味であり、10Vより小さい電圧であってもよい。
インピーダンス差を大きくするような光電変換材料の組み合わせとしては、例えば、光電変換膜15aにSnNcとC70を1:1の割合で共蒸着した膜厚60nmの光電変換膜を用い、光電変換膜15bにDTDCTBとC70を1:1の割合で共蒸着した膜厚60nmの光電変換膜を用いることで実現できる。この場合、バイアス電圧が−8V、周波数1Hzの条件で、光電変換膜15aのインピーダンスは4.2×10Ωであり、光電変換膜15bのインピーダンスは7.5×10Ωである。
このような構成で、光電変換膜15aに含まれるSnNcの光電変換材料がもつ分光感度を、光電変換部13に印加する電圧で制御可能になる。本実施形態に係る撮像素子100は、このような光電変換部13を有しており、かつ、ある露光期間において複数の画素領域のうち一部の画素領域にVAの電圧を印加し、残りの画素に対してVAの電圧よりも高い電圧VBを印加する。例えば、図2に示す電圧供給回路32A及び32Bにより、2つの画素領域に異なる電圧を印加できる。このとき、電圧VAに対して以下の条件が成立する。
Figure 0006975896
すなわち、電圧VAは、光電変換膜15aで光電変換された電荷を光電変換膜15aより外部へ取り出すことができない電圧であり、この範囲において可能な限り大きい値であることが望ましい。このようにすることで、電圧VAが印加される画素領域では光電変換膜15bで光電変換された電荷を信号として出力し、電圧VBが印加される画素領域では光電変換膜15aと光電変換膜15bとで光電変換された電荷両方を併せて信号として出力する。これらの信号は、全く同じタイミングと期間で露光された情報であり、時間同時性を有する。
従って、光電変換膜15aと光電変換膜15bとで光電変換された電荷に基づく信号から、光電変換膜15bで光電変換された電荷に基づく信号を減算処理することで、光電変換膜15aで光電変換された信号を抽出可能となる。なお、この場合、異なる電圧を印加する画素同士は互いに隣接する画素であることが望ましい。また、1つのマイクロレンズに対応する画素領域を2つに分割し、分割した2つのサブ画素を、上述した異なる電圧が印加される画素としてもよい。さらに、光電変換膜15aと光電変換膜15bとで光電変換された電荷に基づく信号、及び光電変換膜15bで光電変換された電荷に基づく信号に対してゲインを乗算して信号を増倍してから減算処理を行ってもよい。この場合、上述した2つの信号にかけるゲインは必ずしも一致する必要はないが、予め画素ごとに決められたゲインを乗算するものとする。
互いに異なる画素領域において、同一の露光期間で異なる電圧を光電変換部13に印加することは、例えば対向電極12を行ごとに分離しておくことで容易に実現できる。導電性材料である対向電極12のパターニングには、例えばフォトリソグラフィを用いることで実現される。分離された対向電極12に対しては、奇数行と偶数行で異なる電圧が印加されるように、それぞれが互いに異なる電圧供給源に接続されていてもよい。
あるいは、対向電極12はパターニングせずに全ての画素に対して同等の電圧が印加されるようにし、画素電極11に印加される電圧を画素ごとに異なる値としてもよい。例えば、電荷蓄積領域41の電位を基準電圧にリセットする際に、2種類の基準電圧を用いて、画素ごとに異なる基準電圧に設定してもよい。
(撮像装置)
次に、上記撮像素子100を含む本実施形態に係る撮像装置110について説明する。図3は、撮像装置110の構成を示す図である。図3に示すように撮像装置110は、撮像素子100と、集光レンズ等を含む光学系101と、判定回路102と、モード切替回路103とを含む。
上述したように、撮像素子100は、動作モードとして、第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとを電気的に切り替え可能である。ここで、第1撮像波長帯域は可視光領域であり、第2撮像波長帯域は可視光領域及び近赤外領域である。以下では、第1モードを「RGBモード」、第2モードを「RGB+IRモード」と記述する。
具体的には、撮像素子100は、光電変換部13と、電圧供給回路32(又は32A及び32B)とを備える。光電変換部13は、互いに対向する画素電極11及び対向電極12と、画素電極11と対向電極12とに挟まれた光電変換層15とを備える。
電圧供給回路32は、画素電極11と対向電極12との間に第1電圧と、第1電圧とは異なる第2電圧とを選択的に印加する。
電圧供給回路32が、画素電極11と対向電極12との間に第1電圧を印加することにより動作モードが第1モード(RGBモード)に切り替えられ、電圧供給回路32が、画素電極11と対向電極12との間に第2電圧を印加することにより動作モードが第2モード(RGB+IRモード)に切り替えられる。
判定回路102は、第1モード(RGBモード)及び第2モード(RGB+IRモード)で得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定する。
モード切替回路103は、判定回路102により、環境光に近赤外光が含まれると判定された場合には動作モードを第1モード(RGBモード)に切り替え、環境光に近赤外光が含まれないと判定された場合には動作モードを第2モード(RGB+IRモード)に切り替える。
図4(a)、(b)は、本実施の形態に係る画素の構成、及び各モードにおいて得られる信号を模式的に示す図である。図4(a)、(b)に示すように、各画素は、例えば、1つのR画素、2つのG画素、及び1つのB画素を含む所謂ベイヤ配列を有する。RGB+IRモードにおいては、R画素では赤色及び赤外(R+IR)に対応する信号が得られ、G画素では緑色+赤外(G+IR)に対応する信号が得られ、B画素では青色+赤外(B+IR)に対応する信号が得られる。また、RGBモードにおいては、R画素では赤色(R)に対応する信号が得られ、G画素では緑色(G)に対応する信号が得られ、B画素では青色(B)に対応する信号が得られる。
図5は、撮像装置110の動作を示すシーケンス図である。
図5に示すように、撮像装置110は、動作モードが第1モード(RGBモード)である場合に、第1モード(RGBモード)及び第2モード(RGB+IRモード)で得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定する。そして、環境光に近赤外光が含まれる場合には第1モード(RGBモード)を継続し、環境光に近赤外光が含まれない場合には動作モードを第2モード(RGB+IRモード)に切り替える。
また、撮像装置110は、動作モードが第2モード(RGB+IRモード)である場合に、第1モード(RGBモード)及び第2モード(RGB+IRモード)で得られた情報に基づき、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には動作モードを第1モード(RGBモード)に切り替え、環境光に近赤外光が含まれない場合には第2モード(RGB+IRモード)を継続する。
図6は、撮像装置110の動作の流れを示す図である。図6に示すように、RGBモードとRGB+IRモードとのいずれかを選択するために、環境光に近赤外光が含まれるかを判定する処理が定期的に行われる。その後、当該判定結果に従うRGBモード又はRGB+IRモードで、通常の撮影が行われる。このように、環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、例えば、複数フレームに1回実施される。
なお、上記判定処理の頻度は任意でよい。また、撮像された画像の平均照度またはコントラストの変化に基づいて、上述した判定処理を行ってもよい。RGBモード動作時に、平均照度またはコントラストが小さくなった場合は、視界悪化を示唆するためである。例えば、光電変換部13の出力に基づいて、撮像された画像のコントラストを検知するコントラスト度検知部(図示せず)を設け、コントラスト検知部が検知するコントラストに基づいて、上述した判定処理をするとしてもよい。また各撮像モードでピント位置あるいは収差が異なるなどにより、モード切替えがピントに影響を与える場合には、モード切替え時にピント補正を実施してもよい。
また、判定処理が行われる頻度はフレーム数で規定されるのではなく、時間で規定されてもよい。また、定期的に判定処理が行われるのではなく、何らかのトリガに基づくタイミングに基づいて判定処理が行われてもよい。
図7は、撮像装置110の動作例を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、撮像装置110は、RGB+IRモードでの撮影及びRGBモードでの撮影を行う(S101)。なお、この2つのモードでの撮影は、上述したように、画素毎に異なる電圧を印加することで、単一のフレームにおいて同時に行われてもよいし、図8に示すように、時系列に連続して行われてもよい。なお、図8では、RGB+IRモードでの撮影の後にRGBモードでの撮影が行われているが、撮影の順序は逆でもよい。
次に、判定回路102は、RGB+IRモードで撮影された画像及びRGBモードで得られた画像を用いて、環境光に近赤外光が含まれるかを判定する(S102)。なお、環境光に近赤外光が含まれるとは、近赤外光が予め定められた閾値より多く存在することを意味し、環境光に近赤外光が含まれないとは、近赤外光が予め定められた閾値未満であることを意味する。また、この処理の詳細については後述する。
環境光に近赤外光が含まれる場合(S103でYes)、モード切替回路103は、動作モードをRGBモードに設定する(S104)。一方、環境光に近赤外光が含まれない場合(S103でNo)、モード切替回路103は、動作モードをRGB+IRモードに設定する(S105)。
そして、撮像装置110は、設定された動作モードで予め定められた数の複数フレームを撮影し(S106)、撮影を終了しない場合(S107でNo)には、再度ステップS101以降の処理を行う。予め定められた数の複数フレーム撮影した場合(S107でYes)、撮像装置110は処理を終了する。
また、撮影の終了は、例えば、撮像装置110の外部からの指示に基づき行われる。なお、撮影終了の判定処理(S107)が行われるタイミングは任意でよく、図7に示すタイミングに限定されない。
以下、環境光に近赤外光が含まれるかの判定処理(S102)の詳細について説明する。判定回路102は、RGBモードで得られた信号とRGB+IRモードで得られた信号との比と、予め定められた閾値との比較により上記判定を行う。具体的には、判定回路102は、RGBモードで得られた画像に含まれる複数の画素値の平均値と、RGB+IRモードで得られた画像に含まれる複数の画素値の平均値との比と、予め定められた閾値との比較により、上記判定を行う。つまり、判定回路102は、下記(式4)に示されるαを算出する。
α=Ave(RGB+IR)/Ave(RGB) ・・・(式4)
Ave(RGB+IR)は、RGB+IRモードで得られた画像に含まれる全画素の画素値の平均であり、Ave(RGB)は、RGBモードで得られた画像に含まれる全画素の画素値の平均である。
次に、判定回路102は、算出されたαと、予め定められた閾値βとを比較し、αがβより大きい場合には、環境光に赤外光が含まれると判定する。これにより、RGBモードが選択される。また、判定回路102は、αがβより小さい場合には、環境光に赤外光が含まれないと判定する。これにより、RGB+IRモードが選択される。
なお、ここでは全画素の平均値を用いる例を述べたが、全画素の加算値又は中央値等であってもよい。また、演算の対象とする画素は全画素ではなく、一部の画素であってもよい。
また、閾値βは、下記(式5)のように、RGBモードの感度と、RGB+IRモードの感度との比で規定される。
β=η(RGB+IR)/η(RGB) ・・・(式5)
図9は、実施の形態に係る各モードにおける感度特性を示すグラフである。図9に示すように、η(RGB+IR)は、RGB+IRモード(電圧V1印加時)における可視光の感度を示し、η(RGB)は、RGBモード(電圧V2印加時)における可視光の感度を示す。
なお、上記演算は、R、G、Bの各色に対して行われてもよい。つまり、R、G、Bの各々に対応するαR、αG、αBは、下記(式6)〜(式8)で表される。
αR=AveR(RGB+IR)/AveR(RGB) ・・・(式6)
αG=AveG(RGB+IR)/AveG(RGB) ・・・(式7)
αB=AveB(RGB+IR)/AveB(RGB) ・・・(式8)
AveR(RGB+IR)は、RGB+IRモードで得られた画像に含まれるR画素の画素値の平均である。AveG(RGB+IR)は、RGB+IRモードで得られた画像に含まれるG画素の画素値の平均である。AveB(RGB+IR)は、RGB+IRモードで得られた画像に含まれるB画素の画素値の平均である。AveR(RGB)は、RGBモードで得られた画像に含まれるR画素の画素値の平均である。AveG(RGB)は、RGBモードで得られた画像に含まれるG画素の画素値の平均である。AveB(RGB)は、RGBモードで得られた画像に含まれるB画素の画素値の平均である。
つまり、R、G、Bの各々に対応するβR、βG、βBは、下記(式9)〜(式11)で表される。
βR=ηR(RGB+IR)/ηR(RGB) ・・・(式9)
βG=ηG(RGB+IR)/ηG(RGB) ・・・(式10)
βB=ηB(RGB+IR)/ηB(RGB) ・・・(式11)
ηR(RGB+IR)は、RGB+IRモードにおける赤色光の感度を示す。ηG(RGB+IR)は、RGB+IRモードにおける緑色光の感度を示す。ηB(RGB+IR)は、RGB−IRモードにおける青色光の感度を示す。ηR(RGB)は、RGBモードにおける赤色光の感度を示す。ηG(RGB)は、RGBモードにおける緑色光の感度を示す。ηB(RGB)は、RGBモードにおける青色光の感度を示す。
判定回路102は、αRとβRとを比較し、αGとβGとを比較し、αBとβBとを比較する。判定回路102は、これらの比較結果に基づき、環境光に赤外光が含まれるかを判定する。例えば、判定回路102は、αR>βR、αG>βG、αB>βBの3つ全ての条件が満たされる場合に、環境光に赤外光が含まれると判定し、それ以外の場合に、環境光に赤外光が含まれないと判定する。または、判定回路102は、上記3つ条件の少なくとも一つが満たされる場合に、環境光に赤外光が含まれると判定し、それ以外の場合に、環境光に赤外光が含まれないと判定してもよい。また、上記3つ条件の少なくとも2つが満たされる場合に、環境光に赤外光が含まれると判定し、それ以外の場合に、環境光に赤外光が含まれないと判定してもよい。
また、R、G、Bのうち1つ、又は2つの色に対してのみ上記判定を行ってもよい。
上記の判定により判定回路102は、環境光に近赤外光が含まれるかを判定できる。なお、この判定は、太陽光下であるか否かを判定しているともいえる。
図10は、上記の判定結果と、動作モードとの関係を示す図である。図10に示すように、環境光に赤外光が含まれる場合、つまり、太陽光が照射されている環境にある場合には、撮像装置110は、動作モードとしてRGBモードを選択する。ここで、環境光に赤外光が含まれている場合には、その赤外光が画像信号に含まれることになり、人の目で見た状況よりも白っぽい画像が得られてしまう。これにより、色の再現性が低下するという課題がある。本実施の形態のように、太陽光が照射されている環境にある場合に、動作モードとしてRGBモードを選択することで、色の再現性の低下を抑制できる。
また、判定回路102は、α<βを満たす場合には、環境光がノイズレベル以下であり、照度不足と判定する。よって、撮像装置110は、RGB+IRモードを選択するとともに、赤外光を照射する光源を点灯する。これにより、撮像装置110は、暗所においては、赤外光を用いて被写体を撮影することができる。なお、RGB+IRモードにおいて、赤外光を照射する光源が点灯されなくてもよい。
また、室内などの人工照明下では、環境光に赤外光が含まれない場合がある。このような場合には、RGB+IRモードとRGBモードとの両方において、色の再現性の低下は発生しないので、いずれのモードが選択されてもよい。ただし、図9に示すようにRGB+IRモードの感度は、RGBモードの感度よりも高い。よって、室内などの環境光に赤外光は含まれない場合においても、本実施の形態のように、RGB+IRモードを選択することで、感度が高い画像を得ることができる。
なお、上記説明では、RBGモードで得られた信号と、RGB+IRモードで得られた信号との比が閾値と比較される例を述べたが、RBGモードで得られた信号と、RGB+IRモードで得られた信号と差に基づき、判定が行われてもよい。
例えば、判定回路102は、下記(式12)で示されるγを算出し、γが予め定められた閾値より大きい場合に、環境光に赤外光が含まれると判定し、γが当該閾値より小さい場合に、環境光に赤外光が含まれないと判定してもよい。また、下記(式12)におけるβは例えば、(式5)で示される。
γ=Ave(RGB+IR)−β×Ave(RGB) ・・・(式12)
なお、(式12)では、RGBモードで得られた信号にβを乗算しているが、RGB+IRモードで得られた信号と、RGBモードで得られた信号との比率を変更できればよい。つまり、RGB+IRモードで得られた信号にβの逆数を乗算してもよい。また、RGB+IRモードで得られた信号と、RGBモードで得られた信号との両方に、異なるゲインを乗算してもよい。
また、この場合においても、R、G、Bの各色に対して上記演算が行われてもよい。
以上、本実施の形態に係る撮像装置について説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態に係る撮像装置に含まれる各処理部は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る撮像装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示に係る撮像装置は、イメージセンサなどに適用可能であり、特に高速で動く対象物の撮影に有用である。例えば、生産工場における生産物の状態判断、不良検出、及び分類などを画像認識で行うマシンビジョンカメラや、車両が安全に走行するための、制御装置に対する入力装置としての車載搭載用カメラなどに有用である。
10 単位画素セル
11 画素電極
12 対向電極
13 光電変換部
14 信号検出回路
15 光電変換層
15a、15b 光電変換膜
24 信号検出トランジスタ
32、32A、32B 電圧供給回路
41 電荷蓄積領域
PA 画素アレイ
100 撮像素子
101 光学系
102 判定回路
103 モード切替回路
110 撮像装置

Claims (11)

  1. 動作モードとして、第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、前記第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとを切り替え可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記動作モードが前記第1モードである場合に、前記第1モードで得られた情報と前記第2モードで得られた情報とを比較することにより、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には前記第1モードを継続し、環境光に近赤外光が含まれない場合には前記動作モードを前記第2モードに切り替え、
    前記動作モードが前記第2モードである場合に、前記第1モードで得られた情報と前記第2モードで得られた情報とを比較することにより、環境光に近赤外光が含まれるかを判定し、環境光に近赤外光が含まれる場合には前記動作モードを前記第1モードに切り替え、環境光に近赤外光が含まれない場合には前記第2モードを継続する、
    撮像装置の制御方法。
  2. 前記第1撮像波長帯域は可視光領域であり、前記第2撮像波長帯域は可視光領域及び近赤外領域である、
    請求項1に記載の撮像装置の制御方法。
  3. 前記撮像装置は、
    互いに対向する画素電極及び対向電極と、前記画素電極と前記対向電極とに挟まれた光電変換層とを備える光電変換部と、
    前記画素電極と前記対向電極との間に第1電圧と、前記第1電圧とは異なる第2電圧とを選択的に印加する電圧供給回路とを備え、
    前記電圧供給回路が、前記画素電極と前記対向電極との間に前記第1電圧を印加することにより前記動作モードが前記第1モードに切り替えられ、前記電圧供給回路が、前記画素電極と前記対向電極との間に前記第2電圧を印加することにより前記動作モードが前記第2モードに切り替えられる
    請求項1又は2に記載の撮像装置の制御方法。
  4. 前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、太陽光下であるか否かの判定である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法。
  5. 前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、複数フレームに1回実施される
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法。
  6. 前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、前記第1モードで得られた信号と前記第2モードで得られた信号との比と、予め定められた閾値との比較により行われる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法。
  7. 前記環境光に近赤外光が含まれるかの判定は、前記第1モードで得られた画像に含まれる複数の画素値の平均値と、前記第2モードで得られた画像に含まれる複数の画素値の平均値との比と、予め定められた閾値との比較により行われる
    請求項6に記載の撮像装置の制御方法。
  8. 前記閾値は、前記第1モードの感度と、前記第2モードの感度との比である
    請求項6又は7に記載の撮像装置の制御方法。
  9. 第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、前記第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとを少なくとも有し、前記第1モードから前記第2モード、
    または前記第2モードから前記第1モードへの動作モードの切替えを行う撮像装置の制御方法であって、
    前記第1モードの撮像で第1画像情報を取得し、
    前記第2モードの撮像で第2画像情報を取得し、
    前記第1画像情報と前記第2画像情報を比較し、
    前記比較の結果に応じて、前記動作モードの維持、または前記動作モードの前記切替えを選択的に行う、
    撮像装置の制御方法。
  10. 前記撮像装置は、撮像素子を備え、
    前記第1モードでの前記撮像は、前記撮像素子を用いて行われ、
    前記第2モードでの前記撮像は、同一の前記撮像素子を用いて行われる、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置の制御方法。
  11. 動作モードとして、第1撮像波長帯域で撮像する第1モードと、前記第1撮像波長帯域と異なる第2撮像波長帯域で撮像する第2モードとに切り替え可能な撮像装置であって、
    前記第1モードで得られた情報と前記第2モードで得られた情報とを比較することにより、環境光に近赤外光が含まれるかを判定する判定回路と、
    前記判定回路により、環境光に近赤外光が含まれると判定された場合には前記動作モードを前記第1モードに切り替え、環境光に近赤外光が含まれないと判定された場合には前記動作モードを前記第2モードに切り替えるモード切替回路とを備える
    撮像装置。
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