JP6975035B2 - カテーテル先端部加工装置およびカテーテル先端部加工方法 - Google Patents
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Description
前記構成によれば、第3工程において、先端部材の先端部を検出する先端部検出部が先端部材の先端部を検出してから先端部材の先端部がキャビティに向かって移動し止まるまでの移動量は、制御される。このため、先端部材の先端部が金型のキャビティに押圧される押圧量は、正確に制御される。そのため、カテーテルの先端部材の先端部を所望形状に安定して形成することができる。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本発明の実施形態に係るカテーテル先端部加工装置を説明する前に、カテーテル先端部加工装置により加工されるワークの一例であるバルーンカテーテル3の構成例を説明する。なお、カテーテル先端部加工装置により加工されるワークは、バルーンを有するカテーテル(バルーンカテーテル)には限定されず、バルーンを有していないカテーテルであってもよい。ワークは、血管、胆管、食道、気管、尿道、消化管その他の臓器などの生体管腔内に挿入されて、生体管腔内に生じた狭窄部を拡張したり、生体管腔を確保したりするものであればよい。
図2は、図1に表したバルーンカテーテルのバルーンの近傍を表す断面図である。
なお、図2は、バルーンカテーテルの軸方向(X方向)に関する断面図(縦断面図)である。また、説明の便宜上、図1に示すバルーンカテーテル3において、右側を「基端」あるいは「基端部」といい、左側を「先端」あるいは「先端部」という。
外管312の長さは、例えば100〜2500mm、より好ましくは、250〜2000mmである。外管312の外径は、例えば0.5〜1.5mm、より好ましくは、0.7〜1.1mmである。外管312の肉厚は、例えば25〜200μm、より好ましくは、50〜100μmである。外管312のこれらの寸法は一例であり、特に限定されない。
拡張用流体は、気体でも液体でもよい。拡張用流体としては、例えば、ヘリウムガス、CO2ガス、O2ガス等の気体や、生理食塩水、造影剤等の液体が挙げられる。
次に、本発明の実施形態に係るカテーテル先端部加工装置100の構成例を説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るカテーテル先端部加工装置の構成例を示す正面図である。
図4は、本実施形態に係るカテーテル先端部加工装置の構成例を示す斜視図である。
図3および図4に示すように、カテーテル先端部加工装置100は、金型110と、先端部検出センサ120と、押圧操作部130と、を有している。
図3に示すように、金型110は、先端チップ50の先端部51の所望形状に対応する形状を有するキャビティ111を有する。キャビティ111には、貫通孔112が設けられている。金型110は、図示しない金型保持部に保持されている。キャビティ111は、例えば好ましくは半球状の凹面111Rを有している。金型110の貫通孔112は、金型110を用いて先端チップ50の先端部51に、例えば半球状のR加工部分を形成する際に、芯金300が金型110に当たらないように、芯金300を通して逃がすための逃げ孔である。
図3および図4に示す先端部検出センサ120は、先端部検出部の一例であり、金型110の付近に配置されている。本実施形態の先端部検出センサ120は、本発明の「先端部検出部」に相当する。図4に示すように、先端部検出センサ120は、例えばレーザ外形測定器等の光を用いた非接触型の検出装置である。先端部検出センサ120は、レーザ光Lを発生する発光部121と、発光部121に対向して配置されている受光部122と、を有する。なお、先端部検出センサ120は、レーザ光Lを発光するセンサには限定されず、画像センサなどであってもよい。
図3および図4に示すように、押圧操作部130は、移動テーブル131と、ガイド部140と、内管保持部150と、を有する。図4に示すように、ガイド部140および内管保持部150は、移動テーブル131の上に搭載され固定されている。言い換えれば、移動テーブル131は、内管保持部150およびガイド140を保持している。内管保持部150は、内管掴み部ともいう。移動テーブル131が押し付け方向であるX1方向と退避方向(後退方向)であるX2方向とに移動すると、ガイド部140および内管保持部150は、移動テーブル131とともに一体的にX1方向とX2方向とに移動する。
次に、上述したカテーテル先端部加工装置100が、カテーテル先端部加工方法を行う例を、図5および図6を参照して説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るカテーテル先端部加工方法を説明する断面図である。
図6は、本実施形態に係るカテーテル先端部加工方法の手順を示すフローチャートである。
なお、図5(a)は、カテーテル先端部加工装置100が、先端チップ50の先端部51を加工する前の状態を示す。図5(b)は、カテーテル先端部加工装置100が、先端チップ50の先端部51を、X1方向に押し当てて、加温しながら、R加工の形状に加工している状態を示す。図5(c)は、加工後に先端チップ50の先端部51を、X2方向に退避(後退)させた状態を示す。
図7は、本発明者が実施した検討結果の一例を例示する表である。
Claims (5)
- カテーテルの先端側に配置された先端部材の先端部を所望形状に形成するカテーテル先端部加工装置であって、
前記所望形状に対応する形状を有するキャビティを有する金型と、
前記金型を加熱する加熱源と、
前記カテーテルを保持しながら移動させることで、前記先端部を前記キャビティに対して押圧する押圧操作部と、
前記加熱源を制御することにより前記金型の温度を前記先端部材の融点よりも低い温度に設定する制御部と、
を備え、
前記先端部材の形成材料は、熱可塑性樹脂として融点が170℃のナイロンエラストマーであり、
前記制御部は、前記加熱源を制御し、前記金型の温度を前記先端部材の前記融点に対して20℃以上30℃以下低い温度に設定することを特徴とするカテーテル先端部加工装置。 - 前記カテーテルは、内管と、前記内管を通す外管と、を有し、
前記先端部材は、前記内管の先端側に固定されており、
前記押圧操作部は、
前記内管を着脱可能に保持する内管保持部と、
前記カテーテルを案内するガイド部と、
前記内管保持部および前記ガイド部を保持し、前記内管保持部および前記ガイド部を移動させることにより前記先端部を前記キャビティに向かって移動させる移動テーブルと、
を有することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル先端部加工装置。 - 前記押圧操作部により前記先端部材が移動する際に、前記先端部を検出する先端部検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記押圧操作部を制御することにより前記先端部検出部が前記先端部を検出してから前記先端部が前記キャビティに向かって移動し止まるまでの移動量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル先端部加工装置。 - カテーテルの先端側に配置された先端部材の先端部を所望形状に形成するカテーテル先端部加工方法であって、
前記所望形状に対応する形状を有するキャビティを有する金型を加熱源により加熱し、前記金型の温度を前記先端部材の融点よりも低い温度に設定する第1工程と、
押圧操作部により前記カテーテルを保持しながら移動させる第2工程と、
前記先端部を前記キャビティに対して押圧する第3工程と、
前記先端部を前記キャビティに対して押圧した状態を所定時間にわたって保持する第4工程と、
前記所定時間が経過した後に前記先端部を前記キャビティに対して後退させる第5工程と、
を備え、
前記先端部材の形成材料は、熱可塑性樹脂として融点が170℃のナイロンエラストマーであり、
前記第1工程において、前記加熱源を制御し、前記金型の温度を前記先端部材の前記融点に対して20℃以上30℃以下低い温度に設定することを特徴とするカテーテル先端部加工方法。 - 前記第3工程において、前記先端部を検出する先端部検出部が前記先端部を検出してから前記先端部が前記キャビティに向かって移動し止まるまでの移動量を制御することを特徴とする請求項4に記載のカテーテル先端部加工方法。
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