JP6973145B2 - ワイヤカット用治具 - Google Patents
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Description
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示すワイヤカット用治具1は、図2に示す溶接ワイヤWをカットするための治具である。ワイヤカット用治具1は、ニッパ10に取り付けて使用される。ワイヤカット用治具1は、保持部2と、補助保持部3とを備える。
保持部2は、図2に示す溶接ワイヤWが挿通されたチップTを保持するように構成されている。
枠部21は、チップTの少なくとも先端部が上面21Bから挿入可能に構成されている。具体的には、枠部21は、チップTが挿入可能な内部空間21Aが形成された筒状体である。
規制部22は、図3Aに示すように、枠部21のチップTの挿入方向における端部に配置され、枠部21と連結されている。
窓部23は、チップTの挿入方向と交差する方向(つまり、枠部21の径方向)から規制面22Aが視認されるように構成されている。
スリット24は、枠部21の内部空間21A及び規制部22の挿通孔22Cと、保持部2の外部とを連通する切欠きである。
固定部25は、保持部2をニッパ10に固定するための板状の部位である。固定部25は、図1に示すように、規制部22の下部からニッパ10のグリップ15に向かって延伸している。
補助保持部3は、ニッパ10によって切断された溶接ワイヤWを保持するように構成されている。図1に示すように、補助保持部3は、ニッパ10の刃面14に対し保持部2とは反対側に配置される。
第1プレート31は、図5に示すように、把持部31Aと、取付部31Bと、第1折り曲げ部31Cと、第2折り曲げ部31Dと、貫通孔31Eとを有する。
第2プレート32は、第1プレート31と同様に、把持部32Aと、取付部32Bとを有する。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)ニッパ10に取り付けられた保持部2の枠部21にチップTを挿入し、チップTの先端を規制面22Aに当接させることで、溶接ワイヤWのみが挿通孔22Cを介して規制部22を貫通する。この状態でニッパ10の刃面14によって溶接ワイヤWを切断すれば、予め決めた長さで溶接ワイヤWが切断される。したがって、チップTから延出する溶接ワイヤWの長さL0を容易に調整できる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
6…ボルト、10…ニッパ、11…第1刃部、12…第2刃部、14…刃面、
15…グリップ、16…支点部、21…枠部、21A…内部空間、21B…上面、
22…規制部、22A…規制面、22B…底面、22C…挿通孔、23…窓部、
24…スリット、25…固定部、25A…第1貫通孔、25B…第2貫通孔、
25C…下面、25D…上面、31…第1プレート、31A…把持部、
31B…取付部、31C…第1折り曲げ部、31D…第2折り曲げ部、
31E…貫通孔、32…第2プレート、32A…把持部、32B…取付部、
T…チップ、W…溶接ワイヤ。
Claims (7)
- ニッパに取り付けられるワイヤカット用治具であって、
溶接ワイヤが挿通されたチップを保持するように構成された保持部を備え、
前記保持部は、
前記チップの少なくとも先端部が挿入可能な枠部と、
前記枠部の前記チップの挿入方向における端部に配置された規制部と、
を有し、
前記規制部は、
前記ニッパの刃面から一定距離離間して配置される規制面と、
前記規制面よりも前記刃面に近接して配置される底面と、
前記規制面から前記底面まで貫通した挿通孔と、
を有し、
前記挿通孔の径は、前記チップの外径よりも小さく、かつ前記溶接ワイヤの外径よりも大きい、ワイヤカット用治具。 - 請求項1に記載のワイヤカット用治具であって、
前記保持部は、前記チップの挿入方向と交差する方向から前記規制面が視認されるように構成された窓部をさらに有する、ワイヤカット用治具。 - 請求項2に記載のワイヤカット用治具であって、
前記窓部は、前記保持部のうち、前記ニッパのグリップに近い部分に配置される、ワイヤカット用治具。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤカット用治具であって、
前記保持部は、前記チップの挿入方向に延伸し、前記枠部の内部空間及び前記挿通孔と、保持部の外部とを連通するスリットをさらに有する、ワイヤカット用治具。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤカット用治具であって、
前記保持部は、前記ニッパの2つの刃部のうち、一方の刃部に固定される、ワイヤカット用治具。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤカット用治具であって、
前記枠部は、内部空間に挿入された前記チップの中心軸が前記刃面に対し垂直となるように構成され、
前記挿通孔は、中心軸が前記刃面に対し垂直である、ワイヤカット用治具。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤカット用治具であって、
前記刃面に対し前記保持部とは反対側に配置されると共に、前記ニッパによって切断された溶接ワイヤを保持するように構成された補助保持部をさらに備え、
前記補助保持部は、前記ニッパの2つの刃部の開閉に連動して開閉するように構成された2つの把持部を有する、ワイヤカット用治具。
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JP2018021803A JP6973145B2 (ja) | 2018-02-09 | 2018-02-09 | ワイヤカット用治具 |
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JP2019136279A JP2019136279A (ja) | 2019-08-22 |
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