JP6973136B2 - 板材接合方法 - Google Patents

板材接合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6973136B2
JP6973136B2 JP2018018449A JP2018018449A JP6973136B2 JP 6973136 B2 JP6973136 B2 JP 6973136B2 JP 2018018449 A JP2018018449 A JP 2018018449A JP 2018018449 A JP2018018449 A JP 2018018449A JP 6973136 B2 JP6973136 B2 JP 6973136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapping
plate
hole
fastening member
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018018449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019135405A (ja
Inventor
吉宏 岩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018018449A priority Critical patent/JP6973136B2/ja
Publication of JP2019135405A publication Critical patent/JP2019135405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6973136B2 publication Critical patent/JP6973136B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、板材接合方法に関する。
下記特許文献1の図8には、重ね合わせられた二枚のコンポーネント(板材)に事前に穴を形成しておくことなく、二枚のコンポーネントをドームによって接合する方法が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、一方のコンポーネントは金属素材で形成され、他方のコンポーネントは繊維複合素材で形成されており、ドームは、充填材入りプラスチックで形成されている。そして、ドームを回転又は振動させることで、ドームが二枚のコンポーネントを貫通すると共にコンポーネントを部分領域で溶融させ、溶融した領域が硬化することで、ドームとコンポーネントとが結合される。
特表2017−511760号公報
しかしながら、上記先行技術では、例えばコンポーネントの厚みが厚い場合には、ドームがコンポーネントを貫通する際に必要となる熱量が大きくなるので、ドームがコンポーネントを貫通する前に溶けてしまうことが懸念される。
本発明は、上記事実を考慮して、重ねられた板材の板厚が厚い場合でも、板材に貫通孔を形成して当該板材の貫通孔の内面とその内側に配置される樹脂材とを溶着させることができる板材接合方法を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の板材接合方法は、先鋭な先端部を備えると共に外周面に螺旋状のネジ山が形成された金属製のタッピング部と、前記タッピング部の基端部から前記タッピング部の先端部側とは反対側に延出されて前記タッピング部に対して同軸的に配置された熱可塑性樹脂製の軸部と、を有する締結用部材を用い、複数の板材をその板厚方向に重ね、重ねられた前記複数の板材に対し、前記締結用部材をその軸周りに回転させながら前記タッピング部の先端側を押込先端側として前記板厚方向に押し込んで、前記タッピング部で前記複数の板材に貫通孔を形成すると共に、前記軸部を前記貫通孔の内面との摩擦熱で溶融軟化させてその溶融軟化部分を前記貫通孔の内面に密着させる第一工程と、前記第一工程の後、前記締結用部材の回転及び押し込みを停止し、前記溶融軟化部分を冷却により硬化させることで前記軸部を前記貫通孔に溶着させる第二工程と、を有する。
上記構成によれば、第一工程では、複数の板材をその板厚方向に重ね、重ねられた複数の板材に対し、締結用部材をその軸周りに回転させながら金属製のタッピング部の先端側を押込先端側として板厚方向に押し込んで、タッピング部で複数の板材に貫通孔を形成すると共に、熱可塑性樹脂製の軸部を貫通孔の内面との摩擦熱で溶融軟化させてその溶融軟化部分を貫通孔の内面に密着させる。第一工程の後の第二工程では、締結用部材の回転及び押し込みを停止し、溶融軟化部分を冷却により硬化させることで軸部を貫通孔に溶着させる。このように、金属製のタッピング部で板材に貫通孔を形成することで、熱可塑性樹脂製の軸部が貫通孔形成前に溶けてしまうのを防ぐことができ、貫通孔の全域に亘って軸部を溶着させることが容易にできる。
請求項2に記載する本発明の板材接合方法は、請求項1記載の構成において、前記第二工程の後に前記タッピング部を切除して取り外す第三工程を有する。
以上説明したように、本発明の板材接合方法によれば、重ねられた板材の板厚が厚い場合でも、板材に貫通孔を形成して当該板材の貫通孔の内面とその内側に配置される樹脂材とを溶着させることができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る板材接合方法に用いられる締結用部材を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る板材接合方法の工程を示す図である。
本発明の一実施形態に係る板材接合方法について図1及び図2を用いて説明する。図1には、本実施形態に係る板材接合方法に用いられる締結用部材10が正面図で示されている。まず、この締結用部材10について説明する。
図1に示されるように、締結用部材10は、金属製のタッピング部12と、熱可塑性樹脂製の軸部14と、を有する。タッピング部12は、本実施形態では基端側が短円柱状に形成されると共に基端側を除く大部分が円錐状に形成され、先鋭な先端部12Aを備えている。タッピング部12の先端部12Aには、キリ状、ネジ状及びドリル状のいずれかの形状を適用することができる。また、タッピング部12の外周面12Pには螺旋状のネジ山12Sが形成されている。
軸部14を形成する熱可塑性樹脂には、一例として炭素繊維が含まれている。軸部14は、全体として円柱状に形成され、タッピング部12の基端部12Bからタッピング部12の先端部12A側とは反対側に延出されてタッピング部12に対して同軸的に配置されている。軸部14の外周面14Pは、一例として環状曲面とされている。軸部14においてタッピング部12の側とは反対側の端部には、回転工具16(図2(A)参照)の挿し込み用とされた凹部14Aが形成されている。回転工具16(図2(A)参照)は、締結用部材10をその軸周りに回転させることが可能な工具である。
タッピング部12は、軸部14と一体成形されており、タッピング部12と一体の図示しない金属延出部(インサート部)が軸部14に埋設されている。なお、タッピング部12は、軸部14に対して脱着可能に軸部14と一体化されてもよい。
次に、締結用部材10を用いた板材接合方法について図2を参照しながら説明する。図2には、本実施形態に係る板材接合方法の工程が示されている。なお、図2に示される板材20、22は、一例として熱硬化性樹脂製とするが、熱可塑性樹脂製とされてもよいし、金属製(例えば、アルミニウム合金製等)とされてもよい。また、板材20と板材22とは、同種材とされてもよいし、異種材とされてもよい。
図2(A)に示されるように、まず、第一工程では、複数の板材20、22をその板厚方向Tに重ね、重ねられた複数の板材20、22に対し、回転工具16を用いて締結用部材10をその軸周りに高速度で回転させながらタッピング部12の先端側を押込先端側として板材20、22の板厚方向Tに押し込んでいく。これにより、金属製のタッピング部12で板材20の側から孔開けがされていく。そして、図2(B)に示されるように、タッピング部12で複数の板材20、22に貫通孔20H、22Hを形成すると共に、熱可塑性樹脂製の軸部14を貫通孔20H、22Hの内面との摩擦熱で溶融軟化させてその溶融軟化部分を貫通孔20H、22Hの内面に密着させる。このとき、タッピング部12によって貫通孔20H、22Hの内面に形成された螺旋状のネジ溝(図示省略)に、軸部14の外周部の溶融軟化部分が流れ込む。
第一工程の後の第二工程では、締結用部材10の回転及び押し込みを停止し、軸部14の溶融軟化部分を冷却により硬化させることで軸部14を貫通孔20H、22Hに溶着させる。このように、貫通孔20H、22Hの内面に形成された螺旋状のネジ溝(図示省略)に流れ込んだ軸部14の溶融軟化部分が硬化することで、溶着による接合強度に加えて機械締結による接合強度が得られる。なお、この状態で、軸部14の外周部は、螺旋状にネジ山が形成されたような形状となるが、図2(B)及び図2(C)ではその形状の図示を省略する。
前述のように、図2(B)に示される金属製のタッピング部12で板材20、22に貫通孔20H、22Hを形成することで、熱可塑性樹脂製の軸部14を溶融軟化させるための総熱量を低減させることができるので、板材20、22の厚みが多少厚くても、熱可塑性樹脂製の軸部14が貫通孔形成前に溶けてしまうのを防ぐことができる。したがって、貫通孔20H、22Hの全域に亘って軸部14を溶着させることが容易にできる。
そして、図2(B)に示される状態から、回転工具16を取り外し、本実施形態では、一例として、タッピング部12を切除して取り外し、図2(C)に示される状態にする。なお、図2(B)に示されるタッピング部12は、邪魔にならなければ取り外さなくてもよく、その場合は、取り外さないタッピング部12をネジとして使用しても(例えばタッピング部12に図示しないナットを螺合させても)よい。
以上説明したように、本実施形態の板材接合方法によれば、重ねられた板材20、22の板厚が厚い場合でも、板材20、22に貫通孔20H、22Hを形成して当該板材20、22の貫通孔20H、22Hの内面とその内側に配置される熱可塑性樹脂製の軸部14とを溶着させることができる。
また、本実施形態では、軸部14を形成する熱可塑性樹脂に炭素繊維が含まれているので、この炭素繊維が貫通孔20H、22Hの内面のネジ山に絡まることで、接合強度を高めることができる。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 締結用部材
12 タッピング部
12A 先端部
12B 基端部
12P 外周面
12S ネジ山
14 軸部
20、22 板材
20H、22H 貫通孔
T 板厚方向

Claims (2)

  1. 先鋭な先端部を備えると共に外周面に螺旋状のネジ山が形成された金属製のタッピング部と、前記タッピング部の基端部から前記タッピング部の先端部側とは反対側に延出されて前記タッピング部に対して同軸的に配置された熱可塑性樹脂製の軸部と、を有する締結用部材を用い、
    複数の板材をその板厚方向に重ね、重ねられた前記複数の板材に対し、前記締結用部材をその軸周りに回転させながら前記タッピング部の先端側を押込先端側として前記板厚方向に押し込んで、前記タッピング部で前記複数の板材に貫通孔を形成すると共に、前記軸部を前記貫通孔の内面との摩擦熱で溶融軟化させてその溶融軟化部分を前記貫通孔の内面に密着させる第一工程と、
    前記第一工程の後、前記締結用部材の回転及び押し込みを停止し、前記溶融軟化部分を冷却により硬化させることで前記軸部を前記貫通孔に溶着させる第二工程と、
    を有する板材接合方法。
  2. 前記第二工程の後に前記タッピング部を切除して取り外す第三工程を有する請求項1記載の板材接合方法。
JP2018018449A 2018-02-05 2018-02-05 板材接合方法 Active JP6973136B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018018449A JP6973136B2 (ja) 2018-02-05 2018-02-05 板材接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018018449A JP6973136B2 (ja) 2018-02-05 2018-02-05 板材接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019135405A JP2019135405A (ja) 2019-08-15
JP6973136B2 true JP6973136B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=67623667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018018449A Active JP6973136B2 (ja) 2018-02-05 2018-02-05 板材接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6973136B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112020003525T5 (de) 2019-07-23 2022-04-14 Denso Corporation Wärmetauscher
JP7437005B2 (ja) * 2019-09-02 2024-02-22 太陽工業株式会社 板状部材の接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019135405A (ja) 2019-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10662992B2 (en) Bonding objects together
JP6973136B2 (ja) 板材接合方法
EP2329905B1 (en) Method for joining metal and plastic workpieces
JP5847321B2 (ja) 被加工層の接合方法及び接続要素並びに接合装置
KR102388985B1 (ko) 물체의 상호 접합
JP5129476B2 (ja) プラスチックワークピースを別のワークピースに連結する方法及び装置
JP2010509072A (ja) 2つの二次元部品の摩擦溶接接合
JP4080492B2 (ja) 接合体および接合方法
JPS62233230A (ja) スピン溶接方法
JP6984361B2 (ja) 熱可塑性樹脂製リベットによる接合構造
US11852180B2 (en) Joining element
WO2020213492A1 (ja) 接合構造
CN106335183B (zh) 用于塑料和复合接头强度改进的接头设计
JP2015093456A (ja) 樹脂部材の溶着方法
JP6785369B2 (ja) 熱かしめ装置
JPS6153943B2 (ja)
JP6815647B2 (ja) 金属樹脂接合体の製造方法
JP6684548B2 (ja) チップ接合方法
JP6662210B2 (ja) 接合方法
JP2019209340A (ja) 回転摩擦溶接における溶融金属閉じ込めリングによる溶融金属の閉じ込め方法
EP3672785A1 (de) Alternatives fügeverfahren
JP4842168B2 (ja) プラスチック段ボールの溶着方法及びこの溶着方法に用いられるヒートチップ
US20230241844A1 (en) Connector element and method of bonding such connector element to a substrate
JP2013031537A (ja) ブラシ及びその製造方法
KR102518090B1 (ko) 이종 소재의 접합 유닛

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211018

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6973136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151