JP2013031537A - ブラシ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブラシ装置の取付け部に着脱自在に取付けられるブラシの製造方法において、樹脂製の複数の毛材11からなる毛束の基端部に毛材11を溶かして一体に融着した融着部12を形成してブラシ体10を製作するブラシ体製作工程と、ブラシ装置の取付け部に係合する樹脂製の係合体20を製作する係合体製作工程と、ブラシ体10の融着部12と係合体20とを融着させる接合工程と、を有する。
【選択図】図3
Description
上記接合工程では、好ましくは、上記ブラシ体の融着部を、径方向からクランプして該ブラシ体の軸線方向の移動を拘束し、上記ブラシ体の融着部と上記係合体とを重ね合わせた後、該ブラシ体の融着部及び/又は係合体を溶融して接合する。
本発明のブラシ製造方法において、上記ブラシ体製作工程で製作されるブラシ体の融着部、及び/又は上記係合体製作工程で製作される樹脂製の係合体には、好ましくは、対向する面に突起が形成されている。例えば、上記突起は、上記係合体の一端面に備えられブラシ体の融着部と接触する樹脂製のリブであり、該リブは、上記一端面に形成された基部と、該基部から一方へ向けて先細りに形成されたテーパ部と、を備えており、上記接合工程において、リブのテーパ部が溶融してブラシ体の融着部と係合体とを接合させる。
本発明のブラシにおいて、好ましくは、上記ブラシ体と上記係合体とを切断分離するためのカットオフ部が、上記ブラシ体の固着面を境に形成されている。
本発明のブラシにおいて、上記係合体は、好ましくは、一端面に上記ブラシ体の融着部と接触する樹脂製のリブを備え、上記リブは、上記一端面に形成された基部と、該基部から一方へ向けて先細りに形成されたテーパ部と、を備え、上記リブのテーパ部が溶融して上記ブラシ体の融着部と上記係合体とが接合される。
さらに、従来のブラシ50ではキャップ52に収まる部分の毛材51を使用できず無駄な部分が生じていたが、本発明によればキャップ52を廃止し、毛材を基端付近まで無駄なく使用することができる。よって、ブラシの交換頻度を低減させ、長期に亘って使用することができる。また、ブラシ装置への着脱が簡単に行なえ、ブラシの交換が容易になる。
図1は本発明の実施形態に係るブラシ1の使用例を示す図である。本実施形態に係るブラシ1は、ブラシ装置のブラシヘッド100に着脱自在に取付けられて使用に供される。
各毛材11は、例えばポリブチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエステルなどの樹脂で構成されている。上記融着部12は、次のようにして形成される。すなわち、図4(A)に示すように複数の毛材11を束ねて、図4(B)に示すように毛材をプレート150に押し当てる。このとき、プレート150は毛材を構成する樹脂が溶融する温度に加熱されている。すると、各毛材11の基端部分が融けて、それらを冷却して固化させることで融着部12(図3)が形成される。これにより、毛材の基端部は互いに溶着されることで融着部12を形成する。
支持部21の断面は、ブラシ体10の融着部12の固着面13と同じ円形に形成されている。
なお、ナット23と支持部21とは、例えば型内にナット23を入れたモールド成形によって一体的に形成される。
先ず図8(A)に示すように、コレットチャック240を拡開した状態で振動体211の振動面211Aに係合体20を載置する。このとき、係合体20のリブ22を有する上面21Aをコレットチャック240側に向けて配置する。
さらに、従来のブラシ50ではキャップ52に収容した基端部分の毛材51を使用することができなかったが、本実施形態ではキャップ52を廃止し、毛材11を根元付近まで無駄なく使用することができるので、交換頻度を低減化でき、従来のブラシ50より長期に亘って使用することができる。本発明では、キャップ52を廃止したことに伴い、図示しない針金等で毛材51を束ねてキャップに収容する作業を省略することができることに加えて、使用限度となったブラシ50の廃棄物の発生が削減される。
例えば、ブラシの用途はワークの研磨用に限定されるものではなく、洗浄、清掃、表面処理等に用いるものでもよい。また、ワークは金属製に限らず、非鉄金属板、樹脂板、あるいはフィルム状樹脂組成物等でもよい。
ブラシを構成する毛材も上記説明例に限定されるものではなく、例えば研磨材を省略して構成されてもよい。
ブラシ体10の固着面にリブ22を形成してもよい。このリブ22やローレット目などの溶融部分をブラシ体10に形成する場合は、ブラシ体10と係合体20との摩擦圧接時に、ブラシ体10を係合体20に押し当てるようにして一体化させて構成してもよい。
ブラシ体と係合体を構成する樹脂材料は、PBT以外のものを使用してもよい。
また、ブラシ体が光透過性樹脂材料或いは光吸収性樹脂材料で構成され、係合体が光吸収性樹脂材料或いは光透過性樹脂材料で構成されている場合、上記の摩擦圧接(超音波溶着)に代えて、レーザー透過溶着法によって、ブラシ体と係合体とを接合することができる。この場合、光吸収性樹脂の部品と光透過性樹脂の部品とを所望の圧力で重ね合わせ、光透過性樹脂の外側から境界面へ向けてレーザービームを照射すると、光吸収性樹脂の部品の境界面付近で発熱し、光吸収性樹脂の境界部分と光透過性樹脂の境界部分とが溶融し、それらを固化することで、ブラシ体と係合体とを接合することができる。
10 ブラシ体
11 毛材
12 融着部
13 固着面
20 係合体
21 支持部
22 リブ
22A 基部
22B テーパ部
23 ナット
100 ブラシヘッド
110 ヘッド本体
120 ガイド
130 軸受部
200 超音波接合装置
210 ホーン
211 振動体
212 ピエゾ素子
220 ベース
230 ガイド
240 コレットチャック
241 スリーブ部
242 チャック部
Claims (8)
- ブラシ装置の取付け部に着脱自在に取付けられるブラシの製造方法において、
樹脂製の複数の毛材からなる毛束の基端部に上記毛材を溶かして一体に融着した融着部を形成したブラシ体を製作するブラシ体製作工程と、
上記ブラシ装置の取付け部に係合する樹脂製の係合体を製作する係合体製作工程と、
上記ブラシ体の融着部と上記係合体とを融着させる接合工程と、を含むことを特徴とするブラシ製造方法。 - 請求項1記載のブラシ製造方法において、
上記接合工程において、
上記ブラシ体の融着部を、径方向からクランプして該ブラシ体の軸線方向の移動を拘束し、
上記ブラシ体の融着部と上記係合体とを重ね合わせた後、該ブラシ体の融着部及び/又は係合体が溶融して接合することを特徴とするブラシ製造方法。 - 請求項1又は2記載のブラシ製造方法において、
上記ブラシ体製作工程で製作されるブラシ体の融着部及び/又は上記係合体の製作工程で製作される樹脂製の係合体には、対向する面に突起が形成されることを特徴とするブラシ製造方法。 - 請求項3記載のブラシ製造方法において、
上記突起は、上記係合体の一端面に備えられ上記ブラシ体の融着部と接触する樹脂製のリブであり、
上記リブは、上記一端面に形成された基部と、該基部から一方へ向けて先細りに形成されたテーパ部と、を備えており、
上記接合工程において、上記リブのテーパ部が溶融して上記ブラシ体の融着部と上記係合体とを接合させることを特徴とするブラシ製造方法。 - ブラシ装置の取付け部に着脱自在に取付けられるブラシにおいて、
樹脂製の複数の毛材からなる毛束の端部に該各毛材が融けて一体に融着した融着部を有するブラシ体と、
上記ブラシ装置の取付け部に係合する樹脂製の係合体と、を備え、
上記ブラシ体の融着部と上記係合体とが融着していることを特徴とするブラシ。 - 請求項5に記載のブラシにおいて、
上記ブラシ体と上記係合体とが切断分離するためのカットオフ部が、上記ブラシ体の固着面を境に形成されていることを特徴とするブラシ。 - 請求項5又は6記載のブラシにおいて、
上記係合体は、一端面に上記ブラシ体の融着部と接触する樹脂製のリブを備え、
上記リブは、上記一端面に形成された基部と、該基部から一方へ向けて先細りに形成されたテーパ部と、を備え、
上記リブのテーパ部が溶融して上記ブラシ体の融着部と上記係合体とが接合されていることを特徴とするブラシ。 - 請求項7記載のブラシにおいて、
上記係合体から摩耗したブラシ体を切断分離するためのカットオフ部を、上記基部に設けたことを特徴とするブラシ。
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