JP6972024B2 - ヒストンデメチラーゼ阻害剤としてのイミダゾール - Google Patents

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Description

本発明は、イミダゾール誘導体、かかる化合物を含有する薬学的組成物、および治療へのそれらの使用に関する。
ヒストン成分の翻訳後修飾によって主に決定される、クロマチンの構造的状態および機能的状態の変更は、種々の疾患の病因に関与する。ヌクレオソーム上でのこれらの翻訳後修飾を左右する酵素プロセスは、いわゆるエピジェネティック療法の潜在的な標的となってきている(Portela,A.et al.Nat.Biotechnol.2010,28,1057−1068)。
数の増加したヒストンリシンデメチラーゼの発見によって、真核ゲノムおよび遺伝子調節に関与する重要なクロマチン修飾である、ヒストンメチル化を調節する動的性質が注目されている。ヒストンリシンデメチラーゼの発現および/または活性は、がんにおいて多くの場合誤って調節されるため、それらはエピジェネティック薬剤にとって魅力的な標的の代表的なものである(Varier,R.A.et al.Biochim.Biophys.Acta.2011,1815,75−89)。リシンを、モノ−、ジ−、およびトリ−メチル化することができ、各々の修飾は、同じアミノ酸にさえ、異なる生物学的効果を有することができる。
ヒストンリシンデメチラーゼは、2つの異なるタイプのメカニズムを介してそれらの活性を発揮する(Anand,R.et al.J.Biol.Chem.2007,282,35425−35429、Metzger,E.et al.Nat.Struct.Mol.Biol.2007,14,252−254)。十文字(Jumonji)ドメイン含有ヒストンデメチラーゼは、鉄および2−オキソグルタレート依存性酸素添加酵素であり、モノ−、ジ−、およびトリメチル化リシンに作用する一方で、フラビン依存性(FAD)ヒストンデメチラーゼは、モノおよびジメチル化リシン残基の開裂を触媒する。現在、2つのFAD依存性デメチラーゼは、KDM1Aとしても知られているLSD1、ならびにKDM1Bとしても知られているLSD2が特定されている。(Culhane,J.C.et al.Curr.Opin.Chem.Biol.2007,11,561−568、Ciccone,D.N.et al.Nature 2009,461,415−418)。
KDM1Aは、いくつかのクロマチン再構成複合体における構成成分であり、多くの場合、共抑制タンパク質CoRESTと関連する。KDM1Aは、非常に特徴的な遺伝子活性化の目印である、ヒストンH3のモノ−およびジ−メチルLys4からメチル基を特異的に除去する。KDM1Aは、固形腫瘍および血液腫瘍でのその過剰発現のため、エピジェネティック薬剤にとって興味深い標的の代表的なものである(Schulte,J.H.et al.Cancer Res.2009,69,2065−2071、Lim,S.et al.Carcinogenesis 2010,31,512−520、Hayami,S.et al.Int.J.Cancer 2011,128,574−586、Schildhaus,H.U.et al.Hum.Pathol.2011,42,1667−1675、Bennani−Baiti,I.M.et al.Hum.Pathol.2012,43,1300−1307)。その過剰発現は、前立腺がんにおける腫瘍再発に相関し(Kahl,P.et al.Cancer Res.2006,66,11341−11347)、KDM1Aは、脂肪生成(Musri,M.M.et al.J.Biol.Chem.2010,285,30034−30041)、骨格筋分化(Choi,J.et al.Biochem.Biophys.Res.Commun.2010,401,327−332)、および造血(Hu,X.et al.Proc.Natl.Acad.Sci.USA 2009,106,10141−10146、Li,Y.et al.Oncogene.2012,31,5007−5018)などの様々な分化プロセスで役割を有する。KDM1Aは、細胞のエネルギー消費の調節(Hino S.et al.Nat Commun.2012,doi:10.1038/ncomms1755)、脂肪組織における熱産生および酸化代謝の調節(Duteil et al.Nat Commun.2014 Jun 10;5:4093.doi:10.1038/ncomms5093.)、増殖感染および不顕性感染におけるウイルス遺伝子発現のチェックポイントの制御(Roizman,B.J.Virol.2011,85,7474−7482)、ならびに、より具体的にはヘルペスウイルス感染の制御(Gu,H.J.Virol.2009,83,4376−4385)およびHIV転写の制御(Sakane,N.et al.PLoS Pathog.2011,7(8):e1002184)にさらに関与している。神経幹細胞増殖の調節(Sun, G.et al.Mol.Cell Biol.2010,30,1997−2005)、および神経炎形態形成の制御(Zibetti,C.et al.J.Neurosci.2010,30,2521−2532)におけるKDM1Aの役割は、神経変性疾患への関与の可能性を示唆する。
さらに、KDM1Aは、DNAメチル化(Wang,J.et al.Nat.Genet.2009,41(1):125−129)、細胞増殖(Scoumanne,A.et al.J.Biol.Chem.2007,282,15471−15475、Cho,H.S.et al.Cancer Res.2011,71,655−660)、上皮間葉転換(Lin,T.et al.Oncogene.2010,29,4896−4904)および染色体分離(Lv,S.et al.Eur.J.Cell Biol.2010,89,557−563)などの他の重要な細胞プロセスの制御との関係が見出されている。さらに、KDM1A阻害剤は、発現を抑制されている腫瘍抑制遺伝子を再活性化すること(Huang,Y.et al.Proc.Natl.Acad.Sci.USA.2007,104,8023−8028、Huang,Y.et al.Clin.Cancer Res.2009,15,7217−7228)、多能性幹細胞特性を有するがん細胞を選択的に標的化すること(Wang,J.et al.Cancer Res.2011,71,7238−7249)、ならびに急性骨髄性白血病において全てのトランス−レチノイン酸分化経路を再活性化すること(Schenk,T.et al.Nat Med.2012,18,605−611)が可能であった。さらに、KDM1Aは、白血病幹細胞(Harris et al.Cancer Cell,21(2012),473−487)ならびにヒト膠芽腫の幹細胞様腫瘍増殖細胞(Suva et al.Cell 2014,157,580−594)における、MLL−AF9転座の腫瘍形成の潜在性の持続において、明白な役割を有する。
より最近発見されたデメチラーゼKDM1B(LSD2)は、KDM1Aと同様にヒストンH3のモノ−およびジ−メチル化Lys4への特異性を示す。KDM1Aとは異なり、KDM1Bは、CoRESTに結合せず、KDM1A含有タンパク質複合体のいずれにも現在まで見出されていない(Karytinos,A.et al.J.Biol.Chem.2009,284,17775−17782)。対称的に、KDM1Bは、真正染色質ヒストンメチルトランスフェラーゼG9aおよびNSD3と、だけでなく転写伸長に関与する細胞因子とも、活性複合体を形成する。KDM1Bは、KDM1Aに提唱されている転写抑制因子としての役割ではなく、転写伸長の調節因子としての役割を有することが報告されている(Fang,R.et al.Mol.Cell 2010,39,222−233)。
KDM1AおよびKDM1Bの両方は、これらの全てがKDM1ファミリーメンバーの酵素活性に不可欠な、FAD補酵素結合モチーフ、SWIRMドメインおよびアミンオキシダーゼドメインを共有する、フラボ(flavo)アミノオキシダーゼ依存性タンパク質である。さらに、KDM1AおよびKDM1Bの両方は、モノアミンオキシダーゼMAO−AおよびMAO−Bとの構造的類似性を示す。実際、抗鬱剤として使用される、MAO阻害剤であるトラニルシプロミンは、KDM1Aを阻害することもできることが見出された。化合物は、FAD補因子と共有結合付加体を形成する、不可逆的阻害剤として作用する。(Lee,M.G.et al.Chem.Biol.2006,13,563、Schmidt,D.M.Z.et al.Biochemistry 2007,46,4408)。トラニルシプロミン類似体およびそれらのKDM1A阻害活性は、Bioorg.Med.Chem.Lett.2008,18,3047−3051,in Bioorg.Med.Chem.2011,19,3709−3716、およびJ.Am.Chem.Soc 2011,132,6827−6833に記載されている。さらに、KDM1A、MAO−Aおよび/またはMAO−B酵素阻害剤としてのアリールシクロプロピルアミンおよびヘテロアリールシクロプロピルアミン誘導体は、米国特許公開第2010/324147号、国際特許出願公開第2012/045883号、同第2013/022047号、および同第2011/131576号に開示されている。
可逆的なKDM1A阻害剤は、さほど一般的ではなく、それらの臨床データは現在のところ入手可能ではない。可逆的阻害剤の例としては、Med.Chem.Commun.2013,4,1513−1522に記載のアミノチアゾール、N’−(1−フェニルエチリデン)−ベンゾヒドラジド系列(J.Med.Chem.2013,56,9496−9508、国際特許公開第2013/025805号)、またはチエノピロール誘導体(国際特許出願公開第2016/034946号)が挙げられる。したがって、有用な抗腫瘍特性、適切な選択性および作用の安定性を有し、その特定のサブクラスに対してより高い活性を示す可能性を有する、さらなる可逆的阻害剤がなお必要とされている。
本発明は、KDM1A酵素の高度に強力な阻害活性、およびモノアミンオキシダーゼ酵素(MAO)を上回る選択性を有し、ヒストンデメチラーゼの活性に関連する疾患および病態の予防または治療に有用な、置換イミダゾール誘導体に関する。
本発明によると、一般式(I)の化合物であって、
Figure 0006972024
式中、
Figure 0006972024
Rは、水素またはL−Rであり、
、Rは、独立して、水素、C〜C−アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(CHCFであるか、あるいはRおよびRが、これらに結合している炭素原子と一緒になって、イミダゾールと共に縮合ヘテロ環または縮合ヘテロアリールを形成し、
zは、0〜6の整数であり、
、Rは、水素またはC〜C−アルキルであり、
は、−(CH−Y−、または−CH−であり、
jは、2〜6の整数であり、
Yは、結合部、酸素、またはCHであり、
は、C〜C−アルキルまたはアリールであり、アリールは、ハロゲン、C〜C−アルキルまたはL−Rによって任意選択的に置換され、
は、−(CH−、−(CH−W−(CH−であり、
は、ヘテロシクリルであり、ヘテロシクリルは、C〜C−アルキルによって任意選択的に置換され、
m、n、p は、独立して、0または1〜6の整数であり、
W は、酸素、硫黄、NH、またはCHである化合物、
またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩が提供される。
一実施形態では、RおよびRは独立して、水素、C〜C−アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリールヘテロアリールであるか、あるいはRおよびRが、これらに結合している炭素原子と一緒になって、イミダゾールと共に縮合ヘテロ環または縮合ヘテロアリールを形成する。
好ましくはまたはRは、メチルまたはエチルである。
より好ましい実施形態では、
Rは、水素またはL−Rであり、
、Rは、独立して、水素、C〜C−アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、フェニル、ピリジルであるか、あるいはRおよびRは、これらに結合している炭素原子と一緒になって、イミダゾールと共に縮合ヘテロ環または縮合ヘテロアリールを形成し、
、Rは、メチルまたはエチルであり、
は、−(CH−Y−または−CH−であり、
Yは、結合部、酸素、またはCHであり、
は、L−Rによって任意選択的に置換されたメチルまたはフェニルであり、
は、−W−(CH−であり、
は、ヘテロシクリルであり、ヘテロシクリルは、C〜C−アルキルによって任意選択的に置換され、
pは、0または1〜6の整数であり、
Wは、酸素であり、
またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩である。
一般式(I)の特に好ましい化合物としては、
4−メチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(4−イソプロピル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(4−シクロプロピル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−(4−プロピル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(4−シクロブチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−(5−メチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(5−エチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(5−イソプロピル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−エチル−5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(4−シクロブチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−エチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−(4−フェニル−5−プロピル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール、
5−(5−エチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール、
4−メチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール;
5−[5−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール;
5−[4−エチル−1−[2−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−4−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−4−フェニル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−5−フェニル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[3−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[3−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール、
4−メチル−5−[5−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[4−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール;
5−[4−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−4−フェニル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−5−フェニル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−イソプロピル−5−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[4−フェニル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
5−[1−[3−[3,4−ビス(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール;
5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[3−[3,4−ビス(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−4−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−5−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[4−プロピル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[5−プロピル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−[3−(3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシメチル)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシメチル)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[5−エチル−1−(2−フェノキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−エチル−1−(2−フェノキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(1−ベンジル−5−エチル−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[4−(4−ピリジル)−1H−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
5−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]ベンズイミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール
5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール
5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[4−シクロブチル−1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[5−シクロブチル−1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[4−シクロブチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[5−シクロブチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[4−メチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[5−メチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩が挙げられる。
一実施形態では、一般式(I)の化合物は、可逆的KDM1A(LSD1)阻害剤である。
別の実施形態では、本発明は、医薬品としての使用のための一般式(I)の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、がん、感染性疾患または例えば肥満などの細胞のエネルギー代謝異常を特徴とする疾患の治療および/または予防に使用するための、一般式(I)の化合物を提供する。好ましくは、一般式(I)の化合物は、白血病、非小細胞肺がん、肝細胞がん、または膠芽腫の治療および/または予防に使用するためのものである。なお好ましくは、膠芽腫は、巨細胞膠芽腫または膠肉腫である。
別の実施形態では、本発明は、白血病、非小細胞肺がん、肝細胞がんもしくは膠芽腫などのがん、感染性疾患、または肥満などの細胞のエネルギー代謝異常を特徴とする疾患を治療または予防するための方法を提供し、方法は、被験体に有効量の一般式(I)の化合物を投与するステップを含む。
さらなる実施形態では、本発明は、白血病、非小細胞肺がん、肝細胞がんもしくは膠芽腫などのがん、感染性疾患、または肥満などの細胞のエネルギー代謝異常を特徴とする疾患を治療または予防するための医薬品の製造のための一般式(I)の化合物の使用を提供する。
本発明のさらなる実施形態は、薬学的に許容可能な賦形剤および/または希釈剤と一緒に、一般式(I)の化合物を含む薬学的組成物である。薬学的組成物は、好ましくは、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、レチノイド受容体調節剤、抗増殖/抗腫瘍剤、細胞静止剤、がん細胞の浸潤を阻害する薬剤、増殖因子機能の阻害剤、抗血管新生剤、細胞周期阻害剤、タンパク質分解酵素阻害剤、HSP90阻害剤、選択的COX−2阻害剤、または化学療法剤からなる群から選択される、少なくとも1つのさらなる治療薬をさらに含み得る。
本発明では、「アリール」は、それぞれ6個、9個、または10個の原子の単環式または二環式芳香環系を表し、かかるアリールの例は、フェニル、インデニル、インダニル、ならびにナフチルおよびテトラヒドロナフタレニルなどである。置換アリールとは、本明細書で上に定義されるように、独立して各炭素原子上の水素原子が、置換基によって独立して置き換えられ得ることを意味する。
「ヘテロアリール」は、窒素、酸素、または硫黄から選択される1つ、2つ、3つまたは4つのヘテロ原子、および1〜9個の炭素原子を含有する、それぞれ5〜10員の単環式または二環式ヘテロ芳香環系を表す。前記ヘテロアリールの例としては、これらに限定されないが、ピロリル、フリル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,3,4−チアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チエニル、ベンゾピラニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、プリニル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、およびキノキサリニルが挙げられる。
「ヘテロシクリル」は、窒素、酸素、および硫黄から選択される1つ、2つ、または3つのヘテロ原子、および3〜11個の炭素原子を含有する、それぞれ4〜12員の単環式、二環式またはスピロ環式の飽和または部分飽和非芳香環系を表す。かかるヘテロ環の例としては、これらに限定されないが、ピロリジル、ピロリジニル、ピペリジル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノキサリニル(tetrahydroquinoxalinyl)、ベンゾジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾジオキシニル、ベンゾオキサゾリル、アゼチジル、アゼピニル、およびジアザピニルが挙げられる。二環式系の例としては、これらに限定されないが、2−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルまたは8−アザビシクロ[3.2.1]オクタニルが挙げられる。スピロ環系の例としては、これらに限定されないが、3,8−ジアザスピロ[4.5]デカンが挙げられる。置換ヘテロシクリルとは、本明細書で上に定義されるように、独立して各炭素原子上のまたはヘテロ原子上の、1つまたは2つの水素原子が、置換基によって独立して置き換えられてもよいことを意味する。
「縮合ヘテロ環」は、それぞれ、8〜12員の二環式の部分飽和非芳香環系を表す。かかるヘテロ環の例としては、これらに限定されないが、テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール、テトラヒドロベンズイミダゾールまたはヘキサヒドロシクロヘプタ[d]イミダゾールが挙げられる。
「縮合ヘテロアリール」は、二環式芳香環系を表す。本発明によれば、縮合ヘテロアリールのうちの1つの環は、式Iの化合物のイミダゾール環から形成される。かかるヘテロアリールの例としては、ベンズイミダゾールが挙げられるが、これに限定されない。
用語「C〜Cアルキル」とは、1〜6個の炭素原子を有する、炭素および水素原子のみからなる直鎖または分枝状炭化水素鎖ラジカルを指す。「C〜Cアルキル」基は、好ましくは線状または分枝状C〜Cアルキル基、より好ましくはC〜Cアルキル基である。C〜Cアルキルの好適な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、およびヘキシルが挙げられる。用語「C〜Cアルキル」とは、1〜4個の炭素原子を有する、炭素および水素原子のみからなる直鎖または分枝状炭化水素鎖ラジカルを指す。
用語「C3〜7シクロアルキル」とは、3〜7個の炭素原子を有する、飽和単環式炭化水素環系を指す。C3〜6−シクロアルキル基の好適な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが挙げられる。
用語「ハロゲン」とは、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨードを指す。「ハロゲン類」は、好ましくは、フッ素、塩素または臭素であり、特にフッ素または塩素である。
「脱離基」とは、ハロゲン、好ましくは塩化物、臭化物、またはヨウ化物を指す。
「可逆的阻害剤」は、非共有結合相互作用によって酵素と相互作用する阻害分子成分であり、酵素に会合/解離することができる。
薬学的に許容可能な塩は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、またはリン酸)を用いた、または有機酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、安息香酸、スルファニル酸、2−アセトキシ−安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、サリチル酸、グリコール酸、乳酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、またはナフタレンスルホン酸)を用いた、式(I)の化合物の塩化によって得られた従来の非毒性塩を含む。好適な薬学的な塩に関する概説については、Berge S.M.et al.,J.Pharm.Sci.1977,66,1−19、Gould P.L.Int.J.Pharm 1986,33,201−217、およびBighleyet al.,Encyclopedia of Pharmaceutical Technology,Marcel Dekker Inc,New York 1996,Volume 13,page 453−497を参照されたい。薬学的に許容可能ではない他の塩、例えばトリフルオロアセテート塩は、本発明の化合物の調製において有用であり得、これらは、本発明のさらなる態様を形成する。本発明は、その範囲内に、式(I)の化合物の塩の全ての可能な化学量論的形態および非化学量論的形態を含む。
加えて、式(I)の化合物は、水、EtOHなどの薬学的に許容可能な溶媒との非溶媒和形態、ならびに溶媒和形態で存在し得る。
ある特定の式(I)の化合物は、立体異性体の形態(例えば、それらは、1つ以上の非対称炭素原子を含有し得る)で存在し得る。個々の立体異性体(光学異性体およびジアステレオマー)およびこれらの混合物は、本発明の範囲内に含まれる。本発明はまた、1つ以上のキラル中心が逆転しているその異性体との混合物として、式(I)によって表される化合物の個々の異性体も網羅する。
本発明はまた、本発明の化合物の全ての好適な同位体変形形態も含む。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例としては、それぞれ、H、H、13C、14C、15N、17O、18O、31P、32P、35S、18Fおよび36CIなどの同位体が挙げられる。例えば、Hまたは14Cなどの放射性同位体が組み込まれた本発明のある特定の同位体変形形態は、薬剤および/または基質組織分布研究において有用である。さらに、重水素Hなどの同位体での置換は、より高い代謝安定性をもたらすある特定の治療的利点を可能にし得る。本発明の化合物の同位体変形形態は、一般に、例示的な方法によって、または好適な試薬の適切な同位体変形形態を使用して後述の実施例に記載の調製によってなど、従来の手順によって調製することができる。
Rが水素である式(I)のイミダゾールは、式A2のα−ハロゲノケトンとの縮合によって式A1のアミジンから合成することができ、これらは、市販のものか、または当業者には周知の従来方法に従って、または国際特許出願公開第2012/049277号に記載の手順に従って、および好適な溶媒(例えば、THFもしくはTHF/水混合物)中で、式中Xが塩素、臭素またはヨウ素である場合に(Li,B.et al.,Org.Process Res.Dev.2002,6,682−683)、室温から還流の範囲で、以下のスキームA−Iで表されるような手順に従って、調製することができる。
Figure 0006972024
スキームA−I
式中、A、R、およびRは、上に定義される通りであり、Xは、塩素、臭素、またはヨウ素である。
RがL−Rであり、LおよびRが上に定義される通りである式(I)のイミダゾールは、以下のスキームA2で表されるように、Rが水素である式(I)の化合物の、LGが脱離基(例えば、臭素)である式A3の誘導体との、好適な溶媒(例えば、ジメチルアセトアミド)中で、かつ塩基の存在下での反応によって得ることができる。
Figure 0006972024
スキームA−II
式中、A、R、およびRは、上に定義される通りであり、Rは、L−Rであり(LおよびRは上に定義される通りである)、かつLGは脱離基である。
式A1のアミジンは、以下のスキームBに記載の式B1およびB2の化合物から出発して調製することができる。
Figure 0006972024
スキームB
式中、R、RおよびAは、上に定義される通りである。
エチル4H−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキシレート(化合物B1、Fluorochem、カタログ番号067104)およびエチル6H−チエノ[2,3−b]ピロール−5カルボキシレート(化合物B2、Sigma Aldrich、カタログ番号PH011284)が市販されている。化合物B1またはB2(式中、RおよびRは、上で定義される通りであり、LGは、脱離基(例えば、臭素またはヨウ素)である)は、NaHなどの好適な塩基の存在下で、DMFなどの好適な溶媒中で、約0℃〜約50℃の範囲の温度で、好適なハロゲン化アルキルR−LGまたはR−LGでアルキル化することができる。
式B3またはB4の化合物のエチルエステル基は、既知の方法に従って(例えば、好適な溶媒中、例えばエタノール中で、THFまたはエタノール/水混合物中で、LiOHまたはNaOHなどの塩基を用いる処理によって)、式B5のカルボン酸へと加水分解することができる。エチルエステルの加水分解は、0℃〜溶媒の沸点の範囲の温度で実行することができる。
式B5のカルボン酸は、当業者に周知の従来方法に従って、式B6の第一級アミドに変換される。例えば、式B5のカルボン酸は、塩化アシルなどの好適なアシル化剤に変換され、次いで水などの好適な溶媒中で0℃でNHで処理される。
式B6の化合物は、五酸化リン、SOCl、DBU/エチルジクロロホスフェートなどの脱水剤を用いて、好適な溶媒(例えば、CHCl、トルエン、アセトニトリルなど)中で、約0℃〜還流の範囲で、式B7のニトリルへ転換することができる。
式A1のアミジンは、イミデートのアミド化(ピナー反応)、N−シリル化アリールアミジンの加水分解(A.R.Sanger,Inorg.Nucl.Chem.Lett.1973,9,351)、ニトリルへのアルミニウムアミドの添加(Tetrahedron Letters 1995,48,8761−8764)によって、または式B9のアシル化アミドキシムの還元によって、式B7の化合物から調製することができ、これは式B7のニトリルのヒドロキシルアミンとの反応によって、続いて無水酢酸との反応によって得することができる。式B9の化合物の還元は、例えばH(Ismail,M.A.et al.J.Med.Chem.2003,46,4761−4769、Lange,U.E.W et al.Bioorg.Med.Chem.Lett.2003,13,2029−2033)、カリウムもしくはアンモニウムホルミエート(Nadrah,K. et al.Synlett,2007,1257−125、Jnaneshwara,G.K.et al.J.Chem.Research 1998,160−161)、トリエチルシラン(Mahajan,U.S.et al.Synthetic Communications 2011,41,2195−2199)、または酢酸中のZn(Goswami,R.et al.Bioorg.Med.Chem.2014,22,3187−3203)などの還元剤を使用して、パラジウム活性炭を用いた触媒水素化によって実行することができる。
式A3の化合物は、既知の方法によって調製することができる。例えば、式C5の化合物(式中、LGおよびRは上に定義されるものであり、YおよびLは酸素である)は、式C1のジオール誘導体の式C2のアルコールとの反応によって得ることができ、これは式C3の化合物を得るための光延反応の標準的条件下で、例えば約0℃〜80℃の温度範囲で、テトラヒドロフランまたはトルエンなどの好適な溶媒中で、約30分〜最大72時間の様々な時間の間、トリフェニルホスフィンおよびジエチルアゾジカルボキシレートとの反応によって実行される。光延反応の標準的な条件下での式C3の化合物の、式C4のアルコールとの反応により、以下のスキームCで表される中間体C5が得られる。
Figure 0006972024
スキームC
式中、p、RおよびLGは、上で定義される通りである。
式C1、C2、およびC4の化合物は、既知の化合物であるか、または既知の方法によって調製することができる。
あるいは、光延反応の標準的な条件下での式D1の化合物の、式D2のアルコールとの反応により、以下のスキームDで表される中間体D3が得られる。
Figure 0006972024
スキームD
式中、p、RおよびLGは、上で定義される通りである。
式D1およびD2の化合物は、既知の化合物であるか、または既知の方法によって調製することができる。
本発明の化合物の化学基および/またはそれらの中間体を保護する必要がある場合、前述の反応のうちの1つを実行する前に、前記化学基を、既知の方法に従って保護および脱保護することができる。保護/脱保護ステップについての徹底的な考察は、例えば、GreeneおよびWuts(Greene,T.W.;Wuts,P.G.M.“Protective Groups in Organic Synthesis”,John Wiley&Sons Inc.,2006)、またはKocienski(Kocienski,P.J.“Protecting Groups”,George Thieme Verlag,2005)に提供されている。
式(I)の化合物の塩化、および式(I)の化合物の塩を含まないものの調製は、既知の従来方法によって実行することができる。
作用の上述のメカニズムを考慮すると、本発明の化合物は、これらに限定されないが、急性および慢性骨髄性白血病、急性および慢性リンパ芽球性白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、皮膚および末梢性T細胞リンパ腫、成人T細胞白血病、大細胞型B細胞リンパ腫;乳がん;肺腫瘍および胸膜中皮腫、腺がん、非小肺がん(non−small lung cancer)、小細胞肺がん;基底細胞がん(基底細胞腫)、黒色腫、扁平上皮細胞がん、カポジ肉腫、ケラトカントーマス(keratocanthomas)を含む皮膚腫瘍、骨肉腫、繊維肉腫、横紋筋肉腫、神経芽細胞腫、膠芽腫、脳腫瘍、頭頸部がん、精巣および卵巣腫瘍、子宮頸がん、子宮内膜および前立腺腫瘍(例えば、進行性前立腺がん)、甲状腺がん(例えば甲状腺濾胞がん)、結腸がん(例えば、結腸腺がん、結腸腺腫)、胃腫瘍および胃腸腺がん、肝細胞がん、膵臓がん(例えば、外分泌膵がん)、腎腫瘍、奇形がん、ならびに胚性がんを含む、腫瘍タイプの疾患の予防または治療に有用である。
本発明の化合物はまた、これらに限定されないが、原生動物、菌類、植物毒素の薬剤、例えばHIVまたはヘルペスウイルス感染症などのウイルスおよび寄生虫によって引き起こされる感染症の予防または治療においても有用である。
さらに、本発明の化合物はまた、肥満の予防または治療においても有用である。
式(I)の化合物はまた、追加の薬剤、特に、抗腫瘍剤および分化誘導剤と組み合わせて、別個の投与によって、または同じ薬学的製剤中の2つの活性成分を含むことによって、使用することができる。好適な追加の薬剤の非限定的な例としては、
a)ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(例えば、これらに限定されないが、SAHA、PXD101、JNJ−26481585、SB939、ITF−2357、LBH589、PCI−24781、バルプロ酸、酪酸、MS−275、MGCD0103およびFK−228)、
b)13−シス−レチノイン酸、9−シス−レチノイン酸、ベキサロテン、アリトレチノイン、またはトレチノインなどのレチノイド受容体調節剤;ビタミンD、
c)アルキル化剤(例えば、シス−プラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、ロバプラチン、サトラプラチン、ネダプラチン、ヘプタプラチン(heptaplatin)のようなプラチン誘導体;クロラムブシル、メルファラン、クロルメチン、シクロホスファミド、イホスファミド、トロホスファミド、ウラムスチン、ベンダムスチン、エストラムスチンなどのナイトロジェンマスタード;ブスルファン、テモゾロミドまたはニトロソウレア);代謝拮抗物質(例えば、アミノプテリン、メトトレキサート、ペメトレキセド、ラルチトレキセドなどの抗葉酸剤);クラドリビン、クロファラビン、フルダラビン、メルカプトプリン、ペントスタチン、チオグアニンなどのプリン;カペシタビン、シタラビン、フルオロウラシル、フロクスウリジン、ゲムシタビンのようなピリミジン;アザシチジン、デシタビン;シトシンアラビノシドもしくはヒドロキシウレア;抗腫瘍抗生物質(例えば、アクラルビシン、アムルビシン、ダウノマイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダラビシン(idarabicin)、バルルビシン、ゾルビシンのようなアントラサイクリン;ミトキサントロン;またはアクチノマイシン、ブレオマイシン、マイトマイシン、もしくはプリカマイシンのようなストレプトミセスからの抗生物質);抗有糸分裂剤(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビンのようなビンカアルカロイド;ドセタキセル、パクリタキセルまたはテセタキセル(tesetaxel)のようなタキソイド;イクサベピロンのようなエポチロン)、ならびにトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシドおよびテニポシドのようなエピポドフィロトキシン;アムサクリン、カンプトテシン、イリノテカン、ルビテカン、およびトポテカン)などの腫瘍内科に使用される、抗増殖/抗腫瘍薬およびそれらの組み合わせ、
d)抗エストロゲン剤(例えば、これらに限定されないが、タモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、およびイドキシフェン)、エストロゲン受容体ダウンレギュレータ(例えば、これに限定されないがフルベストラント)、抗アンドロゲン剤(例えば、これらに限定されないが、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド、リアロゾールまたは酢酸シプロテロン)、LHRH拮抗物質またはLHRH作用物質(例えば、これらに限定されないが、ゴセレリン、リュープロレリンまたはブセレリン)、黄体ホルモン物質(例えばこれに限定されないが、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、これらに限定されないが、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール(vorazole)およびエキセメスタン)、およびフィナステリドなどの5−アルファ−還元酵素の阻害剤などの細胞静止薬、
e)がん細胞の浸潤を阻害する薬剤(例えば、メタロプロテイナーゼ阻害剤およびウロキナーゼ型プラスミノゲンアクチベータ受容体機能の阻害剤)、
f)増殖因子機能の阻害剤、例えば、増殖因子抗体、増殖因子受容体抗体(例えば、これらに限定されないが、抗−erbb2抗体トラスツズマブ、抗−erbbl抗体セツキシマブおよびパニツムマブ、抗IGF1R抗体フィギツムマブ)、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、MEK阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤およびセリン/スレオニンキナーゼ阻害剤、例えば、エンザスタウリン、ダサチニブ、エロルチニブ、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、ソラフェニブ、サニチニブ、エベロリムス、シロリムスまたはテムシロリムス、
g)血管内皮増殖因子の効果を阻害するものなどの抗血管新生剤、例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体ベバシズマブ、レナリドミドまたはサリドマイド抗血管新生剤、
h)例えばCDK阻害剤(例えば、これらに限定されないがフラボピリドール、ロスコビチン)、ならびに他の細胞周期チェックポイントの阻害剤を含む細胞周期阻害剤;有糸分裂および細胞質分裂調節に関与するオーロラキナーゼおよび他のキナーゼの阻害剤、
I)プロテアソーム阻害剤(例えば、ラクタシスチン、ボルテゾミブ、エポキソミシン)、
j)HSP90阻害剤(例えば、これらに限定されないが、AT−13387、KOS−953、KOS−1022、CNF−1010、CNF−2024、SNX5422、STA−9090、NVP−HSP990、NVP−AUY922、PU−H17およびXL−888)
k)選択的COX−2阻害剤(例えば、これに限定されないが、セレコキシブ)、または非選択的NSAID(例えば、これらに限定されないが、ジクロフェナク、フルルビプロフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、またはナプロキセン)、が挙げられる。
別の態様では、一般式(I)の化合物は、放射線療法と組み合わせて使用することができる。さらに別の態様では、一般式(I)の化合物は、これらに制限されないが、CMF(シクロホスファミド、メトトレキサートおよび5−フルオロウラシル)、CAF(シクロホスファミド、ドキソルビシンおよび5−フルオロウラシル)、AC(ドキソルビシンおよびシクロホスファミド)、FEC(5−フルオロウラシル、エピルビシン、およびシクロホスファミド)、ACTもしくはATC(ドキソルビシン、シクロホスファミド、およびパクリタキセル)、またはCMFP(シクロホスファミド、メトトレキサート、5−フルオロウラシルおよびプレドニゾン)などの標準的な化学療法併用と組み合わせて投与され得る。
本発明はまた、1つ以上の式(I)の化合物、ならびに1つ以上の薬学的に許容可能な賦形剤および/または希釈剤を含む、薬学的組成物を提供する。薬学的組成物は、治療要件に基づいて選ぶことができる。かかる組成物は、ブレンドすることによって調製され、経口または非経口投与に好適に適合され、したがって、錠剤、カプセル、経口調製物、粉末、顆粒、丸剤、注射可能または注入可能な液体、溶液、懸濁液、乳濁液、坐薬、軟膏、クリーム、ローション、ゲル、ペースト、経皮送達デバイスの形態で投与することができる。
経口投与用錠剤およびカプセルは、通常、単位用量形態で提示され、結合剤、充填剤(セルロース、マンニトール、ラクトースを含む)、希釈剤、錠剤化剤、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウムを含む)、洗剤、崩壊剤(例えば、ポリビニルピロリドンおよびグリコール酸ナトリウムデンプンなどのデンプン誘導体)、着色剤、香味剤、および湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)などの従来の賦形剤を含有する。
経口固体組成物は、ブレンド、充填または錠剤化の従来方法によって調製することができる。ブレンド作業は、大量の充填剤を含有する組成物全体に、活性成分を分配するために繰り返される可能性がある。かかる作業は従来的なものである。
経口液体調製物は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、乳濁液、シロップまたはエリキシル剤の形態をとることができ、または使用前に水または好適なビヒクルで復元する乾燥製品として提示することができる。かかる液体調製物は、懸濁化剤、例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、または水素化された食用脂;レシチン、ソルビタンモノオレエート、またはアカシアなどの乳化剤;アーモンド油、分留ココナッツ油などの非水性ビヒクル(食用油を含むことができる)、グリセリン、プロピレングリコール、またはエチルアルコールのエステルなどの油性エステル;メチルもしくはプロピルp−ヒドロキシベンゾエートまたはソルビン酸などの防腐剤、および所望する場合は従来の香味剤または着色剤などの従来の添加剤を含有することができる。経口製剤はまた、腸溶性コーティング錠剤または顆粒などの従来の徐放性製剤も含む。
吸入による投与のための薬学的調製物は、吸入器またはネブライザー加圧パックから送達することができる。
非経口投与では、化合物および無菌ビヒクルを含有する流体単位用量を調製することができる。化合物は、ビヒクルおよび濃度に応じて、懸濁または溶解することができる。非経口溶液は、通常、化合物をビヒクルに溶解し、濾過によって滅菌し、好適なバイアル瓶に充填し、封止することによって調製される。有利にも、局所麻酔、防腐剤、および緩衝剤などの補助剤も、ビヒクルに溶解することができる。安定性を増加させるために、組成物を、バイアル瓶に充填し、真空下で水を除去した後に凍結することができる。非経口懸濁液は、化合物をビヒクルに溶解する代わりに懸濁することができ、無菌ビヒクル中に懸濁する前にエチレンオキシドに曝露することによって滅菌することを除いて、実質的に同じ方式で調製される。有利にも、本発明の化合物の均一な分布を容易にするために、界面活性剤または湿潤剤を組成物中に含むことができる。
口腔投与または舌下投与では、組成物は、錠剤、トローチ、香錠、またはゲルであってもよい。
化合物は、例えば、直腸投与用にココアバター、ポリエチレングリコール、または他のグリセリドなどの従来の坐薬基剤を含有する坐薬または停留浣腸として薬学的に製剤することができる。
本発明の化合物を投与する別の手段は、局所治療に関連する。局所製剤は、例えば、軟膏、クリーム、ローション、ゲル、溶液、ペーストを含有することができ、ならびに/またはリポソーム、ミセル、および/もしくは微小球を含有することができる。軟膏の例としては、植物油、動物性油脂、半固体炭化水素などの油脂性の軟膏、例えばヒドロキシステアリンサルフェート、無水ラノリン、親水性ペトロラタム、セチルアルコール、グリセロールモノステアレート、ステアリン酸などの乳状軟膏、様々な分子量のポリエチレングリコールを含有する水溶性軟膏が挙げられる。製剤専門家には既知であるように、クリームは、粘稠液体または半固体乳濁液であり、油相、乳化剤および水相を含有する。油相は一般に、ペトロラタム、およびセチルアルコールまたはステアリンアルコールなどのアルコールを含有する。眼への局所投与のために好適な製剤としてはまた、活性成分が好適な担体、特に活性成分用の水性溶媒中に溶解または懸濁された目薬も挙げられる。
本発明の化合物を投与するためのさらなる方法は、経皮送達に関連する。典型的な経皮製剤は、クリーム、油、ローションまたはペーストなどの従来の水性および非水性ベクターを含むか、または膜もしくは薬用パッチの形態をとることができる。
製剤の参考文献は、Remingtonによる著書、(“Remington:Science and Practice of Pharmacy”,Lippincott Williams&Wilkins,2000)である。
本発明の化合物は、単独療法として単独で、または上述の条件の治療用の他の治療剤と組み合わせて用いられ得る。組み合わせは、治療の個々の成分の別個の組成物として(同時に、逐次的に)、または両方の薬剤を含有する単一の剤形として投与することができる。本発明の化合物が他の活性成分と組み合わせられる場合、活性成分は、上述の形態のうちの1つの単一成分調製物に別個に配合され、次いで同時にまたは異なる時に提供される組み合わせられた製剤として提供されてもよく、または2つ以上の成分調製物へと一緒に製剤されてもよい。
一般式(I)の化合物は、1日分の合計用量、例えば、1日分0.001〜1000mg/体重kgで、患者に投与され得る。用量単位の組成物は、1日分の用量を構成する、それらのかかる約量を含有し得る。特定の患者のための最適な用量の決定は、当業者には周知である。
一般的な慣行であるように、組成物は通常、該当する治療に使用するために書面によるまたは印刷された説明書を添付されている。
以下の実施例および生物学的データは、本発明をさらに説明するために提示される。
1.化学合成
別段の指示がない限り、市販の試薬および溶媒(HPLCグレード)を、さらに精製せずに使用した。具体的には、以下の略語が、実験方法の記述において使用される場合がある。
Figure 0006972024
Figure 0006972024
別段の指示がない限り、全ての温度は、℃(摂氏温度)またはK(ケルビン)で表される。
H−NMRスペクトルを、Varian500MHz機器で取得した。化学シフトは、百万分率(ppm、δ単位)で表される。結合定数は、ヘルツ(Hz)で表され、分裂パターンは、s(一重線)、bs(幅広線信号)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、quint(五重線)、m(多重線)と記載される。
LC−MS分析は、Acquity UPLC BEH C18(50×2.1mm、1.7μm)またはAcquity UPLC HSS T3(50×2.1mm、1.8μm)カラムを使用して、SQD Single四重極検出器(Waters)に連結されたWaters Acquity UPLCまたはWaters Acquity UPLC H−Classで実行した。相Aは、Milli−Q水/CHCN95/5+0.07%ギ酸、またはMilli−Q水+0.07%ギ酸のいずれか、相Bは、CHCN+0.05%ギ酸で、流速0.6mL/分、UV検出(ダイオードアレイ)210〜400nm、100〜2000m/zの範囲のESI+検出で構成された。別段の記述がない場合、生成物が100%純粋であると仮定して、収率を計算した。
中間体1:4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸
4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキシレートを、欧州特許出願第14183755.9号に記載されるように調製した。
中間体2:4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸
4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキシレートを、欧州特許出願第14183755.9号に記載のように調製した。
中間体3:4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド
Figure 0006972024
1.7g(14mmol、1mL)のSOClおよび3滴の乾燥DMFを、15mLの乾燥CHCl/THF(3:1(v:v))中に溶解した2.12g(11.7mmol)の4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(中間体1)の溶液に室温で添加した。混合物を2時間還流で撹拌し、次いで室温まで冷却し、8.2mL(58.5mmol)の28%水酸化アンモニウム水溶液に0℃で滴加した。5分後、反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機相を、NaSO上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固して、2.1gの4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(99%)を、褐色の固体として得た。H NMR(DMSO)δ(ppm):7.70−7.65(bs,1H),7.44(d,J=5.4Hz,1H),7.18(d,J=5.4Hz,1H),6.87−6.84(bs,1H),7.09(s,1H),3.97(s,3H);MS(ESI):m/z:181[M+H]
中間体4:4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド
Figure 0006972024
中間体3の手順に従って、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸(中間体2)から出発して、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミドを調製し、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(99%)を褐色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.31(d,J=5.4Hz,1H),6.98(d,J=5.4Hz,1H),6.85(s,1H),5.57(bs,2H),4.59(q,J=6.8Hz,2H),1.44(t,J=6.8Hz,3H);MS(ESI):m/z:195[M+H]
中間体5:4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル
Figure 0006972024
0.62g(3.84mmol、0.39mL)のエチルジクロロホスフェートおよび0.93g(5.76mmol、0.58mL)のDBUを、0.35g(1.92mmol)の4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(中間体3)の乾燥CHCl(10mL)中の溶液に0℃で添加した。室温で12時間撹拌後、さらに0.62g(3.84mmol)のエチルジクロロホスフェートおよび0.93g(5.76mmol、0.58mL)のDBUを添加し、反応をさらに2時間実行した。次いで、混合物を水で希釈し、2M HClで酸性pHにし、水相をCHClで抽出し、組み合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固した。粗生成物を、シリカゲル(ヘキサン/EtOAc、EtOAc1%〜EtOAc10%)のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、0.234gの4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル(75%)を淡黄色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.41(d,J=5.4Hz,1H),7.02(s,1H),6.97(d,J=5.4Hz,1H),3.90(s,3H)。
中間体6:4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル
Figure 0006972024
中間体5の手順に従って、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミド(中間体4)から出発して、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリルを調製し、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル中間体(73%)を淡黄色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.43(d,J=5.4Hz,1H),7.01(s,1H),6.95(d,J=5.4Hz,1H),4.28(q,J=7.3Hz,2H),1.51(t,J=7.3Hz,3H)。
中間体7:N’−ヒドロキシ−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン
Figure 0006972024
0.58g(8.3mmol)のヒドロキシルアミンヒドロクロリドおよび1.07g(8.34mmol、1.45mL)のDIPEAを、1.23g(7.58mmol)の4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル(中間体5)の16mLの乾燥EtOH中の溶液に添加した。混合物を、55℃で2時間加熱し、次いで0.2g(2mmol)のヒドロキシルアミンヒドロクロリドおよび0.3g(2mmol、0.4mL)のDIPEAをさらに添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。溶液を濃縮し、残留物をCHCl/水に分配した。水層をCHClで抽出し、組み合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固して、1.47gのN’−ヒドロキシ−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン(99%)を淡黄色の固体として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):9.62(s,1H),7.28(d,J=5.4Hz,1H),7.13(d,J=5.4Hz,1H),6.71(s,1H),5.72(bs,2H),3.86(s,3H);MS(ESI):m/z:196[M+H]
中間体8:4−エチル−N’−ヒドロキシ−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン
Figure 0006972024
中間体7の手順に従って、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル中間体6)から出発して、4−エチル−N’−ヒドロキシ−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンを調製して、4−エチル−N’−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン(99%)を淡黄色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.19(d,J=5.4Hz,1H),6.95(d,J=45.4Hz,1H),6.65(s,1H),4.86(bs,2H),4.39(q,J=7.3Hz,2H),1.38(t,J=7.3Hz,3H);MS(ESI):m/z:210[M+H]
中間体9:アミノ−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)メチレン]アミノ]アセテート
Figure 0006972024
0.95g(9.3mmol、0.88mL)の無水酢酸を、1.52g(7.79mmol)のN’−ヒドロキシ−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン(中間体7)の20mLのAcoH中の溶液に室温で添加し、混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、混合物を水/CHClで希釈し、NaHCOの飽和溶液で中和した。水相をCHClで抽出し、有機層をNaSO上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固した。得られた暗色の固体を、シリカゲル(EtOAc/ヘキサン、1:10(v:v)〜8:2(v:v))のカラムクロマトグラフィーによって精製して、1.57gのアミノ−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)メチレン]アミノ]アセテート(85%)を暗色の固体として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):7.39(d,J=5.4Hz,1H),7.17(d,J=5.4Hz,1H),6.89(s,1H),6.70(s,2H),3.92(s,3H),2.15(s,3H);MS(ESI):m/z:497[2M+Na]
中間体10:アミノ−(4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)メチレン]アミノ]アセテート
Figure 0006972024
中間体9の手順に従って、4−エチル−N’−ヒドロキシ−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン(中間体8)から出発して、暗色の固体として、アミノ−(4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)メチレン]アミノ]アセテートを得た(80%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.23(d,J=5.4Hz,1H),6.96(d,J=5.4Hz,1H),6.75(s,1H),5.00(bs,2H),4.50(q,J=7.2Hz,2H),2.28(s,3H),1.42(t,J=7.2Hz,3H);MS(ESI):m/z:274[M+Na]
中間体11:4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート
Figure 0006972024
1.56g(6.57mmol)のアミノ−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)メチレン]アミノ]アセテート(中間体9)を、250mLのEtOHに溶解し、3mLのAcOHに添加した。混合物を、10%Pd/Cカートリッジを35℃および0.5mL/分の流量で、大気圧で使用して、Hキューブ器具中で水素化した。次いで、溶液を濃縮し、残留物をEtOで沈殿させた。固体を濾過し、乾燥して、1.07gの4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート(70%)を灰色の粉末として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):10.99−8.34(bs,4H),7.52(d,J=5.4Hz,1H),7.24(d,J=5.4Hz,1H),7.00(s,1H),3.91(s,3H),1.74(s,3H);MS(ESI):m/z:180[M+H]
あるいは中間体11は、4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボニトリル中間体5から直接得ることができる。2.09g(12.88mmol)の中間体5を、乾燥THF(7mL)中に溶解し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(14.17mmol、14.17mL)の1M溶液に添加した。室温で4.5時間の撹拌後、反応混合物をHClのエーテル(57.96mmol、30mL)中の2N溶液で0℃でクエンチし、0℃で15分間撹拌した。
混合物を冷蔵庫に一晩保存した後、混合物を濾過し、固体をエーテルで洗浄し、乾燥して、4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンヒドロクロリド中間体11(96%)を、ベージュ色の粉末として得た。
中間体12:4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート
Figure 0006972024
0.097g(0.83mmol、0.13mL)のトリエチルシランを10%のPd/Cと0.07g(0.28mmol)のアミノ−(4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)メチレン]アミノ]アセテート(中間体10)の0.5mLの乾燥MeOH中の懸濁液に0℃で0.06g(0.06mmol)滴加した。混合物を1時間以内に室温に到達させ、室温でさらに30分間撹拌した。混合物をセライト床で濾過し、濃縮し、残留物をCHCl/EtOを用いて粉砕して、49mgの4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート(69%)を、灰色の粉末として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):10.60−8.43(bs,4H),7.48(d,J=5.4Hz,1H),7.25(d,J=45.4Hz,1H),6.96(s,1H),4.45(q,J=7.1Hz,2H),1.74(s,3H),1.22(t,J=7.1Hz,3H);MS(ESI):m/z:194[M+H]
中間体13:6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミジンヒドロクロリド
Figure 0006972024
6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸
6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸を、欧州特許出願第14183755.9号に記載されるように調製した。
6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミド
中間体3の手順に従って、6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボン酸から出発して、6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミドを調製し、6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミド(99%)を、淡黄色の固体として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):7.65(bs,1H),7.11(d,J=4.9Hz,1H),7.06(s,1H),7.05−7.02(m,2H),7.05(3.94(s,3H).MS(ESI):M/z:181[M+H]
6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボニトリル
中間体5の手順に従って、6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミドから出発して、6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボニトリルを調製し、6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボニトリル(64%)を、淡黄色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.03−7.02(d,J=5.4Hz,1H),7.00(s,1H),6.99(d,J=5.4Hz,1H),3.87(s,3H)。
6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミジンヒドロクロリド
0.391g(2.41mmol)の6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボニトリルを、2.5mLの乾燥THFに溶解し、3.1mL(3.1mmol)のリチウムヘキサメチルジシラジドのTHF中の1M溶液(3.1mmol)に室温で滴加した。混合物を室温で一晩撹拌した。次いで、0.2mL(0.2mmol)のリチウムヘキサメチルジシラジドの1M溶液をさらに添加した。室温でさらに3時間撹拌後、1.2mL(2.4mmol)のHClのEtO中の2M溶液を0℃で滴加し、混合物を15分間で室温に到達させた。いくらかの沈殿物が観察され、混合物をEtOで希釈し、濾過し、残留物をEtOで洗浄して、0.444gの6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミジンヒドロクロリド(86%)をベージュ色の粉末として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):8.61(bs,4H),7.23(d,J=4.9Hz,1H),7.10(d,J=4.9Hz,1H),7.04(s,1H),3.88(s,3H).MS(ESI):M/z:180[M+H]
実施例1:4−メチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール
Figure 0006972024
0.018g(0.092mmol)の2−ブロモ−1−フェニル−エタノン(Sigma−Aldrich、カタログ番号115835)のTHF(0.05mL)中の溶液を、0.55mLのTHF/水(4:1(v:v))中に懸濁している0.016g(0.092mmol)の4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート(中間体11)に滴加した。混合物を30分間還流まで加熱した。次いで、溶液を濃縮し、残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わせた有機層を、NaSO上で乾燥し、濾過および濃縮した。得られた粗生成物を、シリカゲル(ヘキサン/EtOAc、97:3(v:v)〜7:3(v:v))のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、次いで、EtOを用いて粉砕して、0.013gのN’−ヒドロキシ−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジン(51%)を、白色の粉末として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.83−7.73(m,2H),7.46−7.38(m,2H),7.34(s,1H),7.32−7.28(m,1H),7.17(d,J=5.4Hz,1H),6.96(d,J=5.4Hz,1H),6.73(s,1H),4.18(s,3H);MS(ESI):m/z:280[M+H]
以下の化合物(表1を参照)を、実施例1について記載の手順に従って、4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート(中間体11:実施例2〜10、13および16〜17)、4−エチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート(中間体12:実施例11〜12)または6−メチルチエノ[2,3−b]ピロール−5−カルボキサミジンヒドロクロリド(中間体13:実施例14〜15)、および適切なα−ブロモケトンまたはα−クロロケトンから出発して調製した。
Figure 0006972024
Figure 0006972024
Figure 0006972024
Figure 0006972024
Figure 0006972024
Figure 0006972024
中間体14:tert−ブチル4−[3−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル4−(3−ヒドロキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
0.64g(3.0mmol、0.62mL)のDIAD(Sigma−Aldrich、カタログ番号225541)を、0.33g(3.0mmol)のレゾルシノール(Sigma−Aldrich、カタログ番号398047)と、0.42g(2.0mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(Apollo、カタログ番号OR5404)と、0.80g(3.0mmol)のPPh(Sigma−Aldrich、カタログ番号T84409)との、20mLの乾燥THF中の溶液に、0℃で滴加した。反応混合物を室温に到達させ、一晩撹拌した。次いで、溶媒を除去し、粗混合物をシリカゲル(ヘキサン/アセトン、0%〜15%のアセトン)のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、0.217gのtert−ブチル4−(3−ヒドロキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(37%)を白色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.16−7.11(m,1H),6.52−6.48(m,1H),6.46−6.41(m,2H),4.96(bs,1H),4.50−4.38(m,1H),3.75−3.65(m,2H),3.39−3.29(m,2H),1.97−1.86(m,2H),1.81−1.69(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:238[M−56+H]
tert−ブチル4−[3−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
0.16g(0.76mmol、0.158mL)のDIAD(Sigma−Aldrich、カタログ番号225541)を、0.150g(0.51mmol)のtert−ブチル4−(3−ヒドロキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート、0.100g(0.76mmol、0.057mL)の2−ブロモエタノール(Sigma−Aldrich、カタログ番号B65586)、および0.203g(0.76mmol)のPPh(Sigma−Aldrich、カタログ番号T84409)とを、5mLの乾燥THF中に含む溶液に0℃で滴加した。溶液を室温に到達させ、一晩撹拌した。次いで、0.028mLの2−ブロモエタノール、0.101mgのPPhおよび0.079mLのDIADを0℃まで冷却された反応混合物にさらに添加し、混合物を室温でさらに24時間撹拌した。溶媒を除去し、粗生成物をシリカゲル(ヘキサン/アセトン、0%〜5%のアセトン)のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、0.105gのtert−ブチル4−[3−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(51%)を、無色の油として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.23−7.15(m,1H),6.58−6.47(m,3H),4.50−4.43(m,1H),4.28(t,J=6.4Hz,2H),3.75−3.67(m,2H),3.64(t,J=6.4Hz,2H),3.38−3.28(m,2H),1.96−1.86(m,2H),1.81−1.69(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:344[M−56+H]
中間体15:tert−ブチル3−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル3−[(4−ヒドロキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.23g(2.1mmol)のヒドロキノン(Sigma−Aldrich、カタログ番号H9003)および0.22g(1.0mmol)のtert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(Fluorochem、カタログ番号048620)から出発して、0.37gのtert−ブチル3−[(4−ヒドロキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:24%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.82−6.73(m,4H),4.59(s,1H),3.94−3.80(m,2H),3.63−3.55(m,1H),3.53−3.44(m,1H),3.42−3.32(m,1H),3.24−3.14(m,1H),2.70−2.60(m,1H),2.12−2.00(m,1H),1.87−1.73(m,1H),1.47(s,9H);MS(ESI):m/z:238[M−56+H]
tert−ブチル3−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ2の手順に従って、0.070g(0.25mmol)のtert−ブチル3−[(4−ヒドロキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートおよび2−ブロモエタノールから出発して、0.053gのtert−ブチル3−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:54%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.92−6.79(m,4H),4.25(t,J=6.4Hz,2H),3.97−3.81(m,2H),3.62(t,J=6.1Hz,2H),3.60−3.56(m,1H),3.51−3.44(m,1H),3.41−3.32(m,1H),3.23−3.16(m,1H),2.70−2.61(m,1H),2.11−2.02(m,1H),1.85−1.74(m,1H),1.47(s,9H);MS(ESI):m/z:344[M−56+H]
中間体16:tert−ブチル4−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル4−[(4−ヒドロキシフェノキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.50g(4.5mmol)のヒドロキノン(Sigma−Aldrich、カタログ番号H9003)および0.65g(3.0mmol)のtert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(Sigma−Aldrich、カタログ番号556017)から出発して、0.28gのtert−ブチル4−[(4−ヒドロキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:31%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.83−6.70(m,4H),4.58(bs,1H),4.22−4.10(m,2H),3.75(d,J=6.4Hz,2H),2.81−2.69(m,2H),2.00−1.88(m,1H),1.86−1.77(m,2H),1.48(s,9H),1.31−1.23(m,2H);MS(ESI):m/z:252[M−56+H]
tert−ブチル4−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ2の手順に従って、0.28g(0.90mmol)のtert−ブチル4−[(4−ヒドロキシフェノキシ)メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートおよび2−ブロモエタノールから出発して、0.11gのtert−ブチル4−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:29%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.89−6.79(m,4H),4.25(t,J=6.4Hz,2H),4.20−4.11(m,2H),3.76(d,J=6.4Hz,2H),3.62(t,J=6.4Hz,2H),2.81−2.70(m,2H),2.00−1.88(m,1H),1.87−1.77(m,2H),1.47(s,9H),1.32−1.23(m,2H);MS(ESI):m/z:358[M−56+H]
中間体17:tert−ブチル4−[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.60g(3.0mmol)の4−ベンジルオキシフェノール(Sigma−Aldrich、カタログ番号158348)および0.93g(4.5mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(Apollo、カタログ番号OR5404)から出発して、0.8gのtert−ブチル4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:70%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.46−7.42(m,2H),7.42−7.37(m,2H),7.36−7.31(m,1H),6.93−6.84(m,4H),5.03(s,2H),4.38−4.28(m,1H),3.76−3.68(m,2H),3.35−3.24(m,2H),1.95−1.84(m,2H),1.78−1.67(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:328[M−56+H]
tert−ブチル4−(4−ヒドロキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
47mLの乾燥EtOHに溶解した0.454g(1.18mmol)のtert−ブチル4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートを、25℃で大気圧にて、また0.5mL/分の流量で10%Pd/Cカートリッジを5時間使用して、H−キューブ器具中で水素化した。次いで、溶液を濃縮して、0.340gのtert−ブチル4−(4−ヒドロキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(98%)を、白色の固体として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.87−6.71(m,4H),4.58(bs,1H),4.36−4.27(m,1H),3.76−3.67(m,2H),3.37−3.24(m,2H),1.95−1.82(m,2H),1.78−1.66(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:238[M−56+H]
tert−ブチル4−[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ2の手順に従って、0.340g(1.16)のtert−ブチル4−(4−ヒドロキシフェノキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートおよび2−ブロモエタノールから出発して、0.31gのtert−ブチル4−[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレートを得た(収率:66%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.92−6.80(m,4H),4.37−4.31(m,1H),4.25(t,J=6.1Hz,2H),3.76−3.67(m,2H),3.63(t,J=6.4Hz,2H),3.35−3.26(m,2H),1.95−1.85(m,2H),1.77−1.67(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:344[M−56+H]
中間体18:tert−ブチル4−[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.60g(3.0mmol)の4−ベンジルオキシフェノールおよび0.97g(4.5mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボキシレート(Sigma−Aldrich、カタログ番号CDS009029)から出発して、0.74gのtert−ブチル4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレートを調製した(収率:62%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.46−7.42(m,2H),7.42−7.37(m,2H),7.36−7.31(m,1H),6.92−6.80(m,4H),5.02(s,2H),4.37−4.26(m,1H),3.65−3.23(m,4H),2.09−1.84(m,5H),1.70−1.59(m,1H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:342[M−56+H]
tert−ブチル4−(4−ヒドロキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレート
中間体17、ステップ2の手順に従って、0.71g(1.8mmol)のtert−ブチル4−(4−ベンジルオキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレートから出発して、0.51gのtert−ブチル4−(4−ヒドロキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレートを調製した(収率:92%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.82−6.72(m,4H),4.58(bs,1H),4.36−4.25(m,1H),3.65−3.22(m,4H),2.12−1.83(m,5H),1.70−1.59(m,1H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:252[M−56+H]
tert−ブチル4−[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ2の手順に従って、0.36g(1.2mmol)のtert−ブチル4−(4−ヒドロキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレートおよび2−ブロモエタノールから出発して、0.22gのtert−ブチル4−[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレートを調製した(収率:47%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.92−6.76(m,4H),4.38−4.29(m,1H),4.25(t,J=6.4Hz,2H),3.67−3.22(m,6H),2.11−1.84(m,5H),1.70−1.59(m,1H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:358[M−56+H]
中間体19:tert−ブチル4−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.22g(1.0mmol)の4−(3−ブロモプロピル)フェノール(US5204018)および0.30g(1.5mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(Apollo、カタログ番号OR5404)から出発して、0.33gのtert−ブチル4−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:82%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.17−7.08(m,2H),6.89−6.81(m,2H),4.49−4.38(m,1H),3.78−3.65(m,2H),3.40(t,J=6.6Hz,2H),3.37−3.30(m,2H),2.73(t,J=7.3Hz,2H),2.18−2.10(m,2H),1.95−1.87(m,2H),1.80−1.69(m,2H),1.47(s,9H);MS(ESI):m/z:342[M−56+H]
中間体19A:tert−ブチル4−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.28g(1.3mmol)の3−(3−ブロモプロピル)フェノール(Murphy,W.et al.J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1:Org.Bio−Org.Chem.1980,7,1567−1577)および0.40g(1.95mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(Apollo、カタログ番号OR5404)から出発して、0.41gのtert−ブチル4−[3−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:79%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.25−7.18(m,1H),6.83−6.74(m,3H),4.51−4.42(m,1H),3.76−3.67(m,2H),3.41(t,J=6.4Hz,2H),3.38−3.31(m,2H),2.75(t,J=7.3Hz,2H),2.21−2.13(m,2H),1.97−1.87(m,2H),1.81−1.69(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:342[M−56+H]
中間体20:tert−ブチル3−[[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
中間体15、ステップ1の手順に従って、0.39g(1.8mmol)の4−(3−ブロモプロピル)フェノール(US5204018)および0.57g(2.7mmol)のtert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(Fluorochem、カタログ番号048620)から出発して、0.37gのtert−ブチル3−[[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:52%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.16−7.07(m,2H),6.87−6.78(m,2H),3.95−3.85(m,2H),PartABofABXSystem:VA=3.6,VB=3.21,JAB=10.9Hz,JAX=7.6Hz,JBX=6.8Hz,3.52−3.44(m,1H),3.42−3.33(m,3H),2.76−2.62(m,3H),2.17−2.03(m,3H),1.85−1.75(m,1H),1.47(s,9H);MS(ESI):m/z:342[M−56+H]
中間体21:tert−ブチル4−[3−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル4−(3−ヒドロキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.50g(4.5mmol)のレゾルシノール(Sigma−Aldrich、カタログ番号398047)および0.65g(3.0mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボキシレート(Sigma−Aldrich、カタログ番号CDS009029)から出発して、0.43gのtert−ブチル4−(3−ヒドロキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレートを調製した(収率:46%)。H NMR(CDCl+DO)δ(ppm):7.19−7.05(m,1H),6.52−6.33(m,3H),4.48−4.32(m,1H),3.68−3.15(m,4H),2.16−1.81(m,5H),1.72−1.61(m,1H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:252[M−56+H]
tert−ブチル4−[3−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレート
中間体14、ステップ2の手順に従って、0.19g(0.61mmol)のtert−ブチル4−(3−ヒドロキシフェノキシ)アゼパン−1−カルボキシレートおよび2−ブロモエタノールから出発して、0.13gのtert−ブチル3−[[4−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]メチル]ピロリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:51%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.23−7.14(m,1H),6.55−6.48(m,2H),6.48−6.44(m,1H),4.48−4.38(m,1H),4.28(t,J=6.4Hz,2H),3.64(t,J=6.1Hz,2H),3.60−3.20(m,4H),2.13−1.86(m,5H),1.71−1.60(m,1H),1.49(s,9H);MS(ESI):m/z:358[M−56+H]
中間体22:tert−ブチル4−[[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.20g(0.91mmol)の4−(3−ブロモプロピル)フェノール(US5204018)および0.29g(1.4mmol)のtert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(Sigma−Aldrich、カタログ番号556017)から出発して、0.28gのtert−ブチル4−[[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:76%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.17−7.07(m,2H),6.87−6.76(m,2H),4.21−4.11(m,2H),3.79(d,J=6.4Hz,2H),3.39(t,J=6.6Hz,2H),2.83−2.69(m,4H),2.19−2.09(m,2H),2.01−1.90(m,1H),1.88−1.76(m,2H),1.47(s,9H),1.34−1.19(m,2H);MS(ESI):m/z:356[M−56+H]
中間体23:tert−ブチル4−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.20g(0.91mmol)の4−(3−ブロモプロピル)フェノール(US5204018)および0.29g(1.4mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボキシレート(中間体18、ステップ2)から出発して、0.28gのtert−ブチル4−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]アゼパン−1−カルボキシレートを調製した(収率:76%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.14−7.07(m,2H),6.85−6.77(m,2H),4.45−4.38(m,1H),3.65−3.24(m,6H),2.72(t,J=7.3Hz,2H),2.18−2.10(m,2H),2.10−2.02(m,1H),1.99−1.85(m,4H),1.70−1.59(m,1H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:356[M−56+H]
中間体24:tert−ブチル4−[[4−(3−ブロモプロピル)−2−[(1−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジル)メトキシ]フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
tert−ブチル4−[[2−[(1−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジル)メトキシ]−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
0.079g(0.47mmol)の4−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゼン−1,2−ジオール(Yang,J.et al.Biorg.Med.Chem Lett.2014,24,2680−2684)、0.03g(0.2mmol)のNaIおよび0.61g(1.9mmol)のCsCOを、窒素雰囲気下で1.5mLの乾燥DMF中に懸濁した。0.8mLの乾燥DMF中の0.46g(1.6mmol)のtert−ブチル4−(ブロモメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(Sigma−Aldrich、カタログ番号796719)を添加し、懸濁液を80℃で7時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、NaI(0.014g、0.09mmol)、CsCO(0.23g、0.72mmol)およびtert−ブチル4−(ブロモメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.2g、0.72mmol)の追加部分を添加した。得られた混合物を80℃で一晩加熱し、次いで室温まで冷却し、生成物をEtOAcで抽出し、NaSO上で乾燥し、シリカゲル(溶出物:ヘキサン/アセトン、0%〜18%のアセトン)のカラムクロマトグラフィーによって精製し、148mg(56%)のtert−ブチル4−[[2−[(1−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジル)メトキシ]−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレートを、淡黄色の油として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.85−6.69(m,3H),4.22−4.08(m,4H),3.86−3.78(m,4H),3.69(t,J=7.3Hz,2H),2.82−2.71(m,4H),2.65(t,J=7.3Hz,2H),2.06−1.94(m,2H),1.92−1.78(m,6H),1.48(s,9H),1.47(s,9H),1.33−1.19(m,4H);MS(ESI):m/z:585[M+Na]
tert−ブチル4−[[4−(3−ブロモプロピル)−2−[(1−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジル)メトキシ]フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
0.10g(0.31mmol)のCBrの0.75mLのCHCl中の溶液を、0.144g(0.256mmol)のtert−ブチル4−[[2−[(1−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジル)メトキシ]−4−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレートおよび0.081g(0.31mmol)のPPhの1.75mLのCHCl中の溶液に−18℃で滴加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。次いで、溶液を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(溶出物:ヘキサン/アセトン、0%〜7%のアセトン)によって精製して、118mg(74%)のtert−ブチル4−[[4−(3−ブロモプロピル)−2−[(1−tert−ブトキシカルボニル−4−ピペリジル)メトキシ]フェノキシ]メチル]ピペリジン−1−カルボキシレートを淡黄色の油として得た。H NMR(CDCl)δ(ppm):6.85−6.67(m,3H),4.24−4.05(m,4H),3.87−3.75(m,4H),3.39(t,J=6.6Hz,2H),2.83−2.63(m,6H),2.19−2.10(m,2H),2.05−1.93(m,2H),1.88−1.79(m,4H),1.48(s,9H),1.47(s,9H),1.32−1.18(m,4H);MS(ESI):m/z:647[M+Na]
中間体25:tert−ブチル4−[4−(2−ブロモエチル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
中間体14、ステップ1の手順に従って、0.40g(2.0mmol)の4−(2−ブロモエチル)フェノール(Fluorochem、カタログ番号233801)および0.61g(3.0mmol)のtert−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(Apollo、カタログ番号OR5404)から出発して、0.56gのtert−ブチル4−[4−(2−ブロモエチル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した(収率:73%)。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.18−7.08(m,2H),6.91−6.81(m,2H),4.50−4.37(m,1H),3.76−3.65(m,2H),3.54(t,J=7.6Hz,2H),3.39−3.28(m,2H),3.11(t,J=7.6Hz,2H),1.99−1.85(m,2H),1.80−1.68(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:328[M−56+H]
中間体26:tert−ブチル4−[3−[2−[4−エチル−2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)イミダゾール−1−イル]エトキシ]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
0.03g(0.13mmol)の5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール(実施例2)を、0.0060g(0.16mmol)のNaH(鉱物油中60%懸濁)の乾燥DMA(0.2mL)中の懸濁液に添加して、−15℃まで冷却した。混合物を−15℃〜0℃の範囲の温度で1時間撹拌し、次いで、0.065gのtert−ブチル4−[3−(2−ブロモエトキシ)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体14)の0.5mLの乾燥DMA中の溶液を、0℃で添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。水を添加することによって反応を停止し、生成物をEtOAcで抽出した。組み合わせた有機層をNaSO上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固した。粗生成物をシリカゲル(ヘキサン/アセトン、94:6%→60:40(v:v))のフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、0.043gのtert−ブチル4−[3−[2−[4−エチル−2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)イミダゾール−1−イル]エトキシ]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体26、収率:60%)を、白色の泡沫として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):7.32(d,J=5.4Hz,1H),7.18(d,J=5.4Hz,1H),7.16−7.07(m,2H),6.67(s,1H),6.57−6.39(m,3H),4.54−4.45(m,1H),4.37−4.20(m,4H),3.76(s,3H),3.68−3.55(m,2H),3.21−3.09(m,2H),2.51(q,J=7.3Hz,2H),1.91−1.78(m,2H),1.52−1.42(m,2H),1.39(s,9H),1.18(t,J=7.3Hz,3H);MS(ESI):m/z:551[M+H]
中間体27:tert−ブチル4−[3−[2−[5−エチル−2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)イミダゾール−1−イル]エトキシ]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
Figure 0006972024
フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/アセトン、94:6%〜60:40(v:v))による粗中間体26の精製によって、0.0092gのtert−ブチル4−[3−[2−[5−エチル−2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)イミダゾール−1−イル]エトキシ]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体27、収率:13%)もまた、淡黄色の泡沫として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):7.32(d,J=5.4Hz,1H),7.19(d,J=5.4Hz,1H),6.86(s,1H),6.72(s,1H),6.55−6.30(m,3H),4.52−4.43(m,1H),4.39−4.33(m,2H),4.12−4.07(m,2H),3.69(s,3H),3.64−3.56(m,2H),3.21−3.05(m,2H),2.75−2.67(m,2H),1.87−1.77(m,2H),1.52−1.43(m,2H),1.39(s,9H),1.30−1.24(m,3H);MS(ESI):m/z:551[M+H]
中間体26および27の手順に従って、適切な一置換または二置換5(1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール(中間体28〜46および48〜85の実施例1、2、6、7、9、10、13)から、または5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール(中間体47の実施例14)および適切なアルキル−ブロミド(中間体14〜24)から出発して、以下の中間体(表2を参照)を調製した。
Figure 0006972024
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実施例18:5−[4−エチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロールヒドロクロリド
Figure 0006972024
0.042g(0.076mmol)のtert−ブチル4−[3−[2−[4−エチル−2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)イミダゾール−1−イル]エトキシ]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体26)を、0.5mLの、ジオキサン中の4MのHClに0℃で溶解させた。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで溶媒を除去し、残留物をEtOで粉砕し、乾燥して、0.036gの5−[4−エチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロールヒドロクロリド(98%)を、白色の粉末として得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):8.87−8.71(m,2H),7.76(s,1H),7.55(d,J=5.4Hz,1H),7.28(d,J=5.4Hz,1H),7.20−7.11(m,1H),7.04(s,1H),6.63−6.45(m,3H),4.65−4.56(m,1H),4.52−4.44(m,2H),4.39−4.28(m,2H),3.77(s,3H),3.25−3.14(m,2H),3.15−2.99(m,2H),2.71(q,J=7.6Hz,2H),2.14−1.70(m,4H),1.26(t,J=7.6Hz,3H);MS(ESI):m/z:451[M+H]
実施例18について記載の手順に従って、対応するBoc−中間体から出発して、以下の化合物を得た。
実施例19、21、24、26、31〜33、37〜39の場合、化合物を分取HPLCによって精製し、トリフルオロアセテート塩(実施例24および26)として、または重炭酸塩SPEカートリッジ(200mg)で濾過し、MeOHで溶出(実施例19、21、31、32、33、39)後、遊離塩基として生成物を得た。実施例37および38の場合、化合物を重炭酸塩SPEカートリッジ(200mg)で濾過し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。化合物41、43、48、49、58および60を、シリカゲル(CHCl/MeOH/NH)のカラムクロマトグラフィーによって精製した。
Figure 0006972024
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中間体26について記載されている手順に従って、化合物2および1−ブロモ−2−メトキシ−エタン(Sigma−Aldrich、カタログ番号238155)から出発して、化合物101および102を得、シリカゲル(ヘキサン/アセトン、95:5→60:40(v:v))のカラムクロマトグラフィーによって分離した。中間体26について記載されている手順に従って、化合物2および2−ブロモエトキシベンゼン(Sigma−Aldrich、カタログ番号B75506−25G)から出発して化合物103および104を、ならびに化合物2およびベンジルブロミド(Sigma−Aldrich、カタログ番号B17905)から出発して化合物105を得た。
Figure 0006972024
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実施例106:4−メチル−5−[4−(4−ピリジル)−1H−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
Figure 0006972024
実施例1について記載されている手順に従って、4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルボキサミジンアセテート(中間体11)および2−ブロモ−1−(4−ピリジル)エタノン(Fluorochem、カタログ番号017122)から出発して、4−メチル−5−[4−(4−ピリジル)−1H−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロールを調製し、シリカゲル(CHCl/MeOH/NH、97:3:0.5(v:v:v))のフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。H NMR(MeOH−d)δ(ppm):8.53−8.46(m,2H),7.88−7.79(m,3H),7.25(d,J=5.4Hz,1H),7.09(d,J=5.4Hz,1H),6.83(s,1H),4.14(s,3H);MS(ESI):m/z:281[M+H]
実施例107:5−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
Figure 0006972024
0.050g(0.30mmol)の4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−カルバルデヒド(Aldrich、カタログ番号CDS015804)、0.033g(0.30mmol)のo−フェニレンジアミン(Aldrich、カタログ番号P23938−5G)およびヨードベンゼンジアセテート(Aldrich、カタログ番号178721−25G)を−15℃で、溶媒不含条件下で撹拌した。次いで、混合物を室温まで加温すると、粘着性の茶色い油になった。室温で1.5時間撹拌後、0.018g(0.18mmol)のo−フェニレンジアミンの追加部分を添加した。得られた暗色の油を、シリカゲル(EtOAc/ヘキサン3:97(v:v)〜30:70(v:v))のカラムクロマトグラフィーによって精製して、0.025gの5−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール(33%)を得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):12.74−12.57(bs,1H),7.68−7.46(m,2H),7.44−7.39(m,1H),7.28−7.22(m,1H),7.21−7.14(m,3H),4.26(s,3H);MS(ESI):m/z:254[M+H]
実施例108:4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]ベンズイミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロールヒドロクロリド
Figure 0006972024
tert−ブチル4−[4−[3−[2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)ベンズイミダゾール−1−イル]プロピル]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート
中間体26の手順に従って、5−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール(実施例107)およびtert−ブチル4−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレート(中間体19)から出発して、tert−ブチル4−[4−[3−[2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)ベンズイミダゾール−1−イル]プロピル]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレートを調製した。H NMR(CDCl)δ(ppm):7.95−7.74(m,1H),7.39−7.29(m,3H),7.26(d,J=5.4Hz,1H),7.06−6.99(m,3H),6.85−6.80(m,2H),6.59(s,1H),4.48−4.39(m,1H),4.38−4.31(t,J=7.1Hz,2H),4.02(s,3H),3.76−3.66(m,2H),3.38−3.26(m,2H),2.64(t,J=7.1Hz,2H),2.25−2.15(m,2H),1.97−1.85(m,2H),1.80−1.69(m,2H),1.48(s,9H);MS(ESI):m/z:571[M+H]
4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]ベンズイミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロールヒドロクロリド
実施例18について記載されている手順に従って、tert−ブチル4−[4−[3−[2−(4−メチルチエノ[3,2−b]ピロール−5−イル)ベンズイミダゾール−1−イル]プロピル]フェノキシ]ピペリジン−1−カルボキシレートから出発して、4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]ベンズイミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロールヒドロクロリドを得た。H NMR(DMSO−d)δ(ppm):8.80−8.57(m,2H),7.86−7.75(m,2H),7.54(d,J=5.4Hz,1H),7.49−7.38(m,2H),7.29(d,J=5.4Hz,1H),7.12−7.05(m,2H),6.89−6.81(m,3H),4.59−4.52(m,1H),4.40(t,J=7.3Hz,2H),3.94(s,3H),3.27−3.14(m,2H),3.10−3.00(m,2H),,2.58(t,J=7.3Hz,2H),2.16−1.99(m,4H),1.83−1.71(m,2H);MS(ESI):m/z:471[M+H]
2.生物学的試験
2.1 KDM1A(LSD1)の酵素阻害のアッセイ
ユーロピウムキレートドナー染料(TRF0404,Perkin Elmer,Waltham,MA,USA)を、ULight(商標)(TR0102,Perkin Elmer,Waltham,MA,USA)、赤方偏移蛍光発光性を有する低分子量染料受容体、および基質としてのビオチン化21アミノ酸ヒストンH3−誘導モノメチル化ペプチド(H3K4me)[Lys(Me1)4]−ヒストンH3(1−21)−GGK(biotin)、(64355,Anaspec,Fremont,CA,USA)と一緒に含む、TR−FRETアッセイ(時間分解蛍光共鳴エネルギー移動、Lance(登録商標)Ultra Demethylase technology(Perkin Elmer,Waltham,MA,USA))を使用して、KDM1A阻害活性を決定した。発光の強度は、ビオチン化反応生成物のレベルに比例する。ヒト組換えKDM1A/CoRESTタンパク質の複合体が、別個のタンパク質として大腸菌中に生成され、前述のように共精製した(Forneris,F.et al.Trends Biochem,Sci,2008,33,181−189)(Forneris,F.et al.J.Biol.Chem.2007,282,20070−20074)。
デメチラーゼアッセイ条件:0.25nM KDM1A/CoRESTタンパク質および100%DMSO中の化合物を、96ウェルハーフエリア平底白色プレート(3693 Costar,Sigma−Aldrich,St. Louis,M,USA)の各ウェルの、最終体積48μLのアッセイ緩衝液(トリスHCl 50mM、pH8.8、NaCl 50mM、DTT 1mM、Tween−20 0.01%)に添加した。
50nMのモノメチル化されたヒストンH3K4を添加することによって、デメチラーゼ反応を開始した。室温で20分後、300μMのトラニルシプロミン(P8511−1G、Sigma−Aldrich、St.Louis,MO 63103)を添加して、反応を停止させた。
検出ステップ条件:10μLのアッセイ混合物を元のプレートから、384ウェル白色プレート(6007290 OptiPlate(商標),Perkin Elmer,Waltham,MA,USA)、ならびに1X Lance検出緩衝液(TRF0404、TR0102、CR97100、Perkin Elmer,Waltham,MA,USA)中の2nMのEu−抗体および10nMのUライト−ストレプトアビジンを含有する10μLの検出混合物に移した。生じた混合物を、暗所で1時間、室温で培養した。次いで、フルオリメータ(fluorimeter)(Infinite(登録商標)F200、Tecan,Mannedorf,Swirzerland)(励起320nm、発光665nmおよび620nm、遅延時間50μs、ウィンドウ時間100μs)によって、TR−FRET信号を読み取った。
IC50決定:阻害剤濃度は、0.025〜500μM(一連の1:3希釈)の範囲であった。GraphPadソフトウェアを使用してIC50を計算した。
化合物2、4〜8、11、13、15、16および70は、10μM未満のIC50値を呈し、実施例9、10および12は、1μM未満のIC50値を呈し、実施例18〜54および57〜62は、0.1μM未満のIC50値を呈した。
2.2 細胞成長
CellTiter−Flor(登録商標)(Promega)は、実験操作後の培養集団における生存細胞の相対数を測定する非溶解性の単一試薬を添加した蛍光アッセイである。CellTiter−Fluor(商標)細胞生存率アッセイは、生細胞内の保存された構成的プロテアーゼ活性を測定し、したがって、細胞生存率のマーカーとして機能する。
指数成長しているヒト白血病MV4−11細胞(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturenから入手、ACC102)またはNB4細胞(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturenから入手)を、異なる濃度の阻害剤で48時間培養した。48時間後、細胞培養培地の体積の5分の1に等しい体積のCellTiter−Fluor(登録商標)試薬を添加した。内容物を混合し、37℃で少なくとも90分間培養し、安定した信号を得た。360nmの励起波長および535nmの発光を使用して、蛍光を記録した。GraphPadソフトウェアを使用してIC50を計算した。
化合物18〜33は、ヒト白血病MV4−11細胞に対して10μM未満のIC50の値、およびヒト白血病NB4細胞に対して20μM未満のIC50値を呈し、化合物39〜50および57は、ヒト白血病NB4細胞に対して10μM未満のIC50値を呈した。
2.3 モノアミンオキシダーゼの生物発光結合アッセイ(MAO−Gloアッセイ)
Promega(カタログ番号V1402、Promega、Madison、WI))からのMAO Gloアッセイを使用して、MAO AおよびMAO B活性に対する阻害剤の効果を測定した。ヒト組換えMAO AおよびMAO Bを、ピキアパストリス中に発現させ、出版されている(Binda C.et al.Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2003,9750−9755)ように精製した。アッセイを、室温で、96ウェルハーフエリア白色プレート(カタログ番号3693,Corning,Corning,NY)中の50μL(25μL反応溶液+25μL検出試薬)で実施した。20分の暗所培養後、マイクロプレートリーダー(Infinite F200,Tecan Group,Switzerland)を使用して、ウェル当たり0.25秒の積分時間で、発光を測定した。50nMのMAO Aまたは125nMのMAO Bを、Promega MAO緩衝液またはPromega MAO B緩衝液(MAO Gloアッセイキット、カタログ番号V1402、Promega,Madison,WI)中にて室温で15分間5つの異なる阻害剤濃度(0.004μM〜100μM)で培養した。30分の培養後、反応物をPromega検出試薬で停止させた。全ての化合物を2回試験し、GraphPad Prismバージョン4.0(GraphPad Software,San Diego,CA)を使用して、IC50値を計算した。
化合物7、10、19〜20、および23〜26は、MAO AおよびMAO Bの両方と比較して、KDM1A(LSD1)化合物に対して少なくとも10倍より活性であった。

Claims (14)

  1. 式(I)の化合物であって、
    Figure 0006972024
    式中、
    Figure 0006972024
    Rは、水素またはL−Rであり、
    、Rは、独立して、水素、C〜C−アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−(CHCFであるか、あるいはRおよびRが、これらに結合している炭素原子と一緒になって、イミダゾールと共に縮合ヘテロ環または縮合ヘテロアリールを形成し、
    zは、0〜6の整数であり、
    、Rは、水素またはC〜C−アルキルであり、
    は、−(CH −Y−または−CH −であり、
    jは、2〜6の整数であり、
    Yは、結合部、酸素、またはCHであり、
    は、C〜C−アルキルまたはアリールであり、前記アリールが、ハロゲン、C〜C−アルキルまたはL−Rによって任意選択的に置換され、
    は、−(CH−、−(CH−W−(CH−であり、
    は、ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、C〜C−アルキルによって任意選択的に置換され、
    m、n、p は、独立して、0または1〜6の整数であり、
    W は、酸素、硫黄、NH、またはCHである化合物、
    またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩。
  2. およびRが独立して、水素、C〜C−アルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールであるか、あるいはRおよびRが、これらに結合している炭素原子と一緒になって、前記イミダゾールと共に縮合ヘテロ環または縮合ヘテロアリールを形成する、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. またはR が、メチルまたはエチルである、請求項1または請求項2に記載の式(I)の化合物。
  4. Rが、水素またはL−Rであり、
    、Rが独立して、水素、C〜C−アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、フェニル、ピリジルであるか、あるいはRおよびRが、これらに結合している炭素原子と一緒になって、前記イミダゾールと共に縮合ヘテロ環または縮合ヘテロアリールを形成し、
    、Rが、メチルまたはエチルであり、
    が、−(CH−Y−または−CH−であり、
    Yが、結合部、酸素、またはCH であり、
    が、チルまたはフェニルであり、前記フェニルが、L −R によって任意選択的に置換され、
    が、−W−(CH−であり、
    が、ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルが、C〜C−アルキルによって任意選択的に置換され、
    pが、0または1〜6の整数であり、
    Wが、酸素である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、
    またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩。
  5. 4−メチル−5−(4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(4−イソプロピル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(4−シクロプロピル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−(4−プロピル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(4−シクロブチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−(5−メチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(5−エチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(5−イソプロピル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−エチル−5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(4−シクロブチル−1H−イミダゾール−2−イル)−4−エチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−(4−フェニル−5−プロピル−1H−イミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(4−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール、
    5−(5−エチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−2−イル)−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール、
    4−メチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[2−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−4−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−4−フェニル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−5−フェニル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[3−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[3−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール、
    4−メチル−5−[5−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[4−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−4−フェニル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−5−フェニル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−イソプロピル−5−フェニル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[4−フェニル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[3,4−ビス(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−4−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[3,4−ビス(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−5−エチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−4−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[3−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェニル]プロピル]−5−シクロブチル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[4−プロピル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[5−プロピル−1−[3−[4−(ピロリジン−3−イルメトキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−[3−(3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[2−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシメチル)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシメチル)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−(2−メトキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[5−エチル−1−(2−フェノキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−エチル−1−(2−フェノキシエチル)イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(1−ベンジル−5−エチル−イミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[4−(4−ピリジル)−1H−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール、
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]ベンズイミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール、
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−6−メチル−チエノ[2,3−b]ピロール
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3R)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[4−[[(3S)−ピロリジン−3−イル]メトキシ]フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[4−シクロブチル−1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[5−シクロブチル−1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[4−シクロブチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[5−シクロブチル−1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[4−メチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[5−メチル−1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[4−シクロブチル−1−[2−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]エチル]イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[3−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[2−[3−(4−ピペリジルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルメトキシ)フェニル]プロピル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−4−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    5−[1−[2−[4−(アゼパン−4−イルオキシ)フェノキシ]エチル]−5−プロピル−イミダゾール−2−イル]−4−メチル−チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1H−イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    4−メチル−5−[1−[3−[4−(4−ピペリジルオキシ)フェニル]プロピル]−4−(3,3,3−トリフルオロプロピル)イミダゾール−2−イル]チエノ[3,2−b]ピロール
    から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容可能な塩。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
  7. ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、レチノイド受容体調節剤、抗増殖/抗腫瘍剤、細胞静止剤、がん細胞の浸潤を阻害する薬剤、増殖因子機能の阻害剤、抗血管新生剤、細胞周期阻害剤、タンパク質分解酵素阻害剤、HSP90阻害剤、選択的COX−2阻害剤、または化学療法剤からなる群から選択される、少なくとも1つの治療剤をさらに含む、請求項6に記載の薬学的組成物。
  8. 錠剤、カプセル、経口調製物、粉末、顆粒、丸剤、注射可能または注入可能な液体、溶液、懸濁液、乳濁液、坐薬、軟膏、クリーム、ローション、ゲル、ペースト、経皮送達デバイスの形態の、請求項6または7に記載の薬学的組成物。
  9. 医薬品としての使用のための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  10. がん、感染性疾患、または肥満などの細胞のエネルギー代謝異常を特徴とする疾患の治療および/または予防に使用するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 白血病、非小細胞肺がん、肝細胞がん、または膠芽腫の治療および/または予防に使用するための、請求項10に記載の化合物。
  12. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を得るためのプロセスであって、式中、Rは水素であり、前記プロセスが、式A1の化合物を、以下のスキームA−Iで表されるように、式A2の好適なα−ハロゲノケトンと反応させることによって、式(I)の化合物を調製することを含み、
    Figure 0006972024
    スキームA−I
    式中、A、R、およびRが、請求項1に定義されるものであり、Xが、塩素、臭素、またはヨウ素である、プロセス。
  13. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を得るためのプロセスであって、式中、RはL−Rであり、前記プロセスが、以下のスキームA−IIで表されるように、塩基の存在下での、Rが水素である請求項1に記載の化合物(I)と式A3の誘導体との反応を含み、
    Figure 0006972024
    スキームA−II
    式中、A、R、およびRは、請求項1に定義されるものであり、Rは、L−Rであり、LおよびRは、請求項1に定義されるものであり、LGは、脱離基である、プロセス。
  14. 前記式(I)の化合物が、可逆的KDM1A(LSD1)阻害剤である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
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