JP6969497B2 - 車両のランプユニット - Google Patents
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Description
また、意匠部材の一部は意匠部材の他の部分と別部材であり、前記意匠部材の一部と前記意匠部材の他の部分との境界位置において、前記意匠部材の一部が前記意匠部材の他の部分に対して後側から連結されている。このため、ランプユニットが車両の前側から衝突荷重を受けたときに、意匠部材の一部が意匠部材の他の部分から後側に変形、あるいは外れ易くなる。
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施形態1に係るランプユニットについて説明する。本実施形態に係るランプユニットは、図1に示すように、車両10のヘッドランプユニット20である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、本実施形態に係るヘッドランプユニット20を備える車両10の前後左右、及び上下に対応している。
ヘッドランプユニット20は、左右一対で使用される同一仕様のランプであり、左右対称に形成されている。このため、図2〜図8では、代表して左側のヘッドランプユニット20について記載している。ヘッドランプユニット20は、図2に示すように、前面側に開口21hが形成されたハウジング21と、前記ハウジング21の開口21hを塞ぐ蓋状のアウタレンズ23とを備えている。そして、アウタレンズ23のレンズ縁部23fがハウジング21の開口縁部21eに対して嵌め合わされることで、アウタレンズ23とハウジング21とが密閉容器状に構成される。なお、前記ハウジング21の後壁部21b(底壁部)には、呼吸穴(図示省略)が設けられている。
意匠部材40は、光照射レンズ33を除く光源装置30、及びハウジング21の内部を外から見えないように隠す装飾用反射板であり、樹脂の射出成形品である。意匠部材40は、図2〜図4に示すように、光源カバー43と、エクステンション45と、エクステンション基材48とを備えている。光源カバー43は、図2に示すように、光源装置30の光照射レンズ33の周囲を覆う装飾用反射カバーであり、光照射レンズ33が挿通されるレンズ用開口部43hを備えている(図3等参照)。ここで、光源カバー43は、光源装置30の光照射レンズ33の周囲を覆えるサイズであれば良いため比較的小型である。このため、樹脂を射出成形する際に肉厚寸法を、例えば、1.5mm程度にまで薄肉化が可能になる。なお、光源カバー43をフィルム材により成形する場合には、肉厚寸法を、例えば、0.5mm程度にまで薄肉化が可能になる。ここで、光源カバー43の材料としては、ポリカーボネイト(PC)等が好適に使用される。
エクステンション45の上辺部45uと右辺部45rとは、図3、図4に示すように、アウタレンズ23のレンズ縁部23fにおける上辺部23uと右辺部23rとに取付けられる。また、エクステンション45の周縁の下辺部45dと左辺部45fとは、上記したように、エクステンション基材48の切欠状の部分の切欠上辺部48uと切欠縦辺部48tとに取付けられる。
例えば、車両10の走行中、図2に示すように、歩行者がヘッドランプユニット20に衝突すると、衝突荷重Fが先ずヘッドランプユニット20のアウタレンズ23の上部に加わり、アウタレンズ23が破断する。そして、衝突荷重Fは、意匠部材40のエクステンション45を介して、光源装置30の光照射レンズ33、及び光源カバー43に加わるようになる。ここで、意匠部材40のエクステンション45、及び光源カバー43は、ポリカーボネイト(PC)等により1.5mm〜0.5mm程度にまで薄肉化されているため、衝突荷重Fを受けて破断、あるいは変形し易くなる。このため、意匠部材40のエクステンション45、及び光源カバー43の部分で衝突荷重Fを吸収できるようになる。また、エクステンション45は、アウタレンズ23、及びエクステンション基材48に対して後方から取付けられるため、衝突荷重Fを受けたときにアウタレンズ23、及びエクステンション基材48から後方に外れ易くなる。
上記したように、意匠部材40のエクステンション45と光源カバー43とが本発明の脆弱に形成した意匠部材の一部に相当し、意匠部材40のエクステンション基材48が本発明の意匠部材の他の部分に相当する。また、エクステンション45が本発明の脆弱カバーに相当する。さらに、光源装置30の光照射レンズ33が本発明の光源装置の光照射部に相当する。
本実施形態に係るヘッドランプユニット20によると、エクステンション45と光源カバー43(意匠部材の一部)は、エクステンション基材48(意匠部材の他の部分)よりも脆弱に形成されている。このため、ヘッドランプユニット20のアウタレンズ23に対して衝突荷重Fが加わってアウタレンズ23が破断し、その衝突荷重Fがエクステンション45等に加わったときに、エクステンション45等が破断、あるいは変形し易くなる。これにより、衝突荷重Fの吸収性能が向上する。また、意匠部材40において衝突荷重Fを受け易い部分が脆弱に形成されているため、衝突荷重Fを効率的に吸収し易くなる。さらに、ヘッドランプユニット20が車両の前側から衝突荷重Fを受けたときに、エクステンション基材48がエクステンション基材48等から後側に変形、あるいは外れ易くなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、意匠部材40のエクステンション45をエクステンション基材48に対して爪係合、及びネジ49により取付ける例を示した。しかし、エクステンション45をエクステンション基材48に対して接着等により取付けることも可能である。また、本実施形態ではエクステンション45の肉厚寸法をエクステンション基材48の肉厚寸法よりも十分小さくすることで、脆弱にする例を示した。しかし、エクステンション45(脆弱部)とエクステンション基材48との材質を変えることで、エクステンション45に相当する部分をエクステンション基材48に対して十分に脆弱に形成することも可能である。
20・・・・ヘッドランプユニット(ランプユニット)
21・・・・ハウジング
21h・・・開口
23・・・・アウタレンズ
30・・・・光源装置
33・・・・光照射レンズ(光照射部)
40・・・・意匠部材
43・・・・光源カバー(意匠部材の一部)
45・・・・エクステンション(意匠部材の一部、脆弱カバー)
48・・・・エクステンション基材(意匠部材の他の部分)
F・・・・・衝突荷重
Claims (3)
- 前面側に開口が形成されたハウジングと、前記ハウジングの開口を塞ぐアウタレンズと、前記アウタレンズと前記ハウジングとにより形成される空間内に収納される光源装置と、前記空間内で前記光源装置の光照射部の周囲に設けられた意匠部材とを備える車両のランプユニットであって、
前記意匠部材の一部は、前記意匠部材の他の部分よりも脆弱に形成されており、
前記意匠部材の一部は前記意匠部材の他の部分と別部材であり、
前記意匠部材の一部と前記意匠部材の他の部分との境界位置において、前記意匠部材の一部が前記意匠部材の他の部分に対して後側から連結されており、
前記意匠部材の一部は、前記光源装置の位置で前記光照射部の周囲に設けられた光源カバーと、前記光源カバーの前方で前記光照射部の周囲に設けられ、前記意匠部材の他の部分に連結される脆弱カバーとを備えている車両のランプユニット。 - 請求項1に記載された車両のランプユニットであって、
前記意匠部材において前記アウタレンズと対向する部分の一部が脆弱に形成されている車両のランプユニット。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両のランプユニットであって、
前記意匠部材の一部は、前記意匠部材の他の部分よりも肉厚寸法が小さく設定されて、ほぼ均一な肉厚寸法で形成されている車両のランプユニット。
Priority Applications (1)
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JP2018097846A JP6969497B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 車両のランプユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018097846A JP6969497B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 車両のランプユニット |
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JP2019204630A JP2019204630A (ja) | 2019-11-28 |
JP6969497B2 true JP6969497B2 (ja) | 2021-11-24 |
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ID=68727185
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JP2018097846A Active JP6969497B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 車両のランプユニット |
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JP7479135B2 (ja) | 2019-11-12 | 2024-05-08 | デンカ株式会社 | 抗rsウイルスを認識する抗体、並びに該抗体を用いた免疫測定方法及び免疫測定器具 |
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JP2019204630A (ja) | 2019-11-28 |
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