JP6969411B2 - Cu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法 - Google Patents

Cu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法 Download PDF

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Description

本発明は、Cu−Zn−Si系合金の鋳塊を連続的に製造するCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法に関するものである。
従来、各種部品の素材として、被削性に優れた銅合金である快削黄銅が広く用いられて
いる。この快削黄銅は、Cu−Zn合金にPbを添加することで被削性を向上させたもの
である。しかし、近年では、環境問題等の観点から、Pbの使用が規制されており、その
用途が大幅に制限されている。
そこで、Pbの含有量を大幅に低減しても優れた被削性を有する銅合金として、例えば
特許文献1に示すCu−Zn−Si系合金が提供されている。このCu−Zn−Si系合
金は、Pbを含有していないことから、例えば、飲料水等と接触する上水道用配管の水栓
金具、給排水金具、バルブ、水道メータ金具等の各種部品に用いられている。
このような部品を製造する場合においては、各種断面を有する棒材や線材が加工用素材として用いられることがある。
棒材や線材を製造する場合、通常、大型の鋳塊を熱間で押出加工又は圧延加工することにより棒材とし、この棒材に対して、抽伸加工等の塑性加工を行うことによって製造されている。しかし、押出加工又は圧延加工を行って棒材を製造する場合には、大型の鋳塊を製造する鋳造工程と、鋳塊を加熱する加熱工程と、加熱した鋳塊を押し出す押出工程又は圧延工程と、多くの工程を行う必要があり、多大な製造コスト及び製造時間を要するものであった。
そこで、金属の棒材又は線材を低コストで効率良く製造する方法として、例えば特許文献2−5に開示されているように、金属の溶湯が貯留された鋳造炉に鋳型を設置し、棒状の鋳塊を連続的に鋳造する連続鋳造法が提供されている。なお、上述の鋳型においては、通常、グラファイトのように自己潤滑性を有するモールドが用いられている。
ところで、棒状の鋳塊を連続的に鋳造する場合には、特許文献2−4に示すように、鋳塊を一定の速度で連続的に引き抜くことなく、引抜工程と押戻し工程とを繰り返し行う間欠引抜サイクルを繰り返すことが一般的である。このように間欠引抜サイクルを実施した場合には、引抜時に凝固した固相(凝固シェル)を移動させ、移動後の空間に液相が流れ込み、新たに固相が形成される。このように凝固シェルが断続的に形成されるために、鋳塊の表面には、間欠引抜サイクルの周期に同調したオシレーションマークと呼ばれる模様が形成される。
このオシレーションマークは、鋳型内で断続的に形成される凝固シェルの湯境に相当することになるが、製造条件によっては、オシレーションマークの部分にクラックが生じたり、深い凹凸が生じたりして、表面欠陥を伴うことがある。
ここで、特許文献2−4においては、上述のオシレーションマークにおける欠陥発生を抑制するために、間欠引抜サイクルのパターンを規定している。
ところで、特許文献1に開示されたCu−Zn−Si系合金においては、Znが鋳型の内壁に付着することにより、グラファイトモールドの自己潤滑性が阻害され、凝固シェルの焼き付きが発生しやすい傾向にある。このため、間欠引抜サイクルのパターンが適正でない場合には、凝固シェルの焼き付きが発生し、オシレーションマークの部分に深いクラックが生じるおそれがあった。また、凝固シェルの破断が発生するおそれがあった。
また、Cu−Zn−Si系合金は、固相と液相とが混在する温度幅が広いため、モールド内において固液共存域が幅広く存在し、凝固シェルの強度が不足する傾向にある。このため、間欠引き出し時に凝固シェルが破断しやすく、上述のオシレーションマーク深さが深くなってしまうといった問題があった。
そこで、特許文献5においては、Cu−Zn−Si系合金に適した間欠引抜サイクルのパターンが提案されており、オシレーションマーク深さを十分に低減でき、表面品質に優れた鋳塊を製造することが可能とされている。
なお、この特許文献5においては、断面積10000mm以下の鋳塊を対象としていた。
特開2000−119775号公報 特開平05−169197号公報 特開平08−168852号公報 特開平05−031561号公報 特開2014−091147号公報
ところで、最近では、さらなるニアネットシェイプの要求により、引抜方向に直交する断面の断面積が500mm以下といったさらに小さな断面積を有する鋳塊が求められている。
このような断面積の小さな鋳塊を連続鋳造する場合には、オシレーションマークによる影響がさらに大きく、オシレーションマーク深さをさらに浅くする必要があった。また、変質層や内部欠陥の発生も抑制する必要があった。
本発明は、以上のような事情を背景としてなされたものであって、Cu−Zn−Si系合金からなる断面積500mm以下の鋳塊を連続して鋳造した場合であっても、オシレーションマーク深さを十分に低減できるとともに変質層や内部欠陥の発生を抑制でき、品質に優れた鋳塊を製造することが可能なCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法を提供することを目的としている。
この課題を解決するために、本発明のCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法は、Cuの含有量が69mass%以上79mass%以下の範囲内、Siの含有量が2.0mass%以上4.0mass%未満の範囲内とされたCu−Zn−Si系合金からなり、引抜方向に直交する断面の断面積が15mm以上500mm以下とされた鋳塊を間欠的に引き抜いて連続鋳造するCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法であって、前記Cu−Zn−Si系合金の溶湯が貯留される鋳造炉と、この鋳造炉に連結された鋳型と、を有する連続鋳造機を用いて、引抜工程と押戻し工程とからなる間欠引出サイクルにより、前記鋳塊の引き抜きを行う構成とされ、前記引抜工程における引抜距離L(mm)、引抜時間T(秒)、引抜時の加速時間Ta(秒)、引抜時の減速時間Td(秒)と、前記押戻し工程における押戻し距離l(mm)、押戻し時間t(秒)、押戻し時の加速時間ta(秒)、押戻し時の減速時間td(秒)と、前記鋳塊の引抜方向に対して直交する断面の断面積S(mm)と引抜距離L(mm)及び押戻し距離l(mm)から算出される移動体積ΔV=S×(L−l)とが、
(1)式:7×S<ΔV<18×S−(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)
(2)式:10<(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)<100を満足し、
前記引抜距離L(mm)が、10≦L≦18、
前記引抜時間T(秒)が、0.01≦T≦0.08、
引抜時の加速時間Ta(秒)が、0.14≦Ta≦0.3、
引抜時の減速時間Td(秒)が、0≦Td≦0.2、
引抜後の停止時間Ts(秒)が、0≦Ts≦1.0、
前記押戻し距離l(mm)が、0.5≦l≦3.0、
前記鋳造炉内の銅合金溶湯の温度が970℃以上、
であることを特徴としている。
この構成のCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法においては、移動体積ΔV=S×(L−l)の上限が、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)に応じて規定されているので、移動体積ΔVを大きくして1サイクルで必要な溶湯供給量が大きくなる場合には、押戻し量lを大きくしたり、(T+Ta+Td+t+ta+td)を長くしたりすることにより、鋳型内への溶湯供給量を確保することができ、湯回り不良の発生を抑制することができる。
一方、移動体積ΔV=S×(L−l)が、7×Sより大きくされているので、凝固シェルの焼き付きを抑制することができる。
また、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)を10よりも大きくしているので、引抜途中で溶湯の固相率が高くなって流動性が低下してしまうことを抑制できる。
さらに、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)を100よりも小さくしているので、湯回り不良の発生を抑制できる。また、引抜時の鋳型と凝固シェルとの摩擦力が大きくなることを抑制でき、引抜時の凝固シェルの破断を抑制することができる。
よって、オシレーションマーク深さを浅くすることができるとともに、変質層が厚く形成されることを抑制できる。また、内部欠陥の発生を抑制することができる。
引抜距離L(mm)が10≦L≦18の範囲内とされているので、凝固シェルの焼き付きをさらに抑制できるとともに、引抜時に十分に溶湯が供給されることにより湯回り不良の発生をさらに抑制することができる。
また、引抜時間T(秒)が0.01≦T≦0.08の範囲内、及び、引抜時の加速時間Ta(秒)が0.14≦Ta≦0.3の範囲内とされているので、凝固シェルの破断をさらに抑制できるとともに、湯回り不良の発生をさらに抑制することができる。
さらに、引抜時の減速時間Td(秒)が0≦Td≦0.2の範囲内とされているので、引抜工程全体の時間が必要以上に長くなることを抑制でき、湯回り不良の発生をさらに抑制することができる。
また、引抜後の停止時間Ts(秒)が0≦Ts≦1.0の範囲内とされているので、凝固シェルをさらに十分に成長させることができるとともに、凝固シェルの焼き付きをさらに抑制することができる。
さらに、押戻し距離l(mm)が0.5≦l≦3.0の範囲内とされているので、押戻し距離に必要な凝固収縮分を満たし、押戻しによって、凝固シェルが鋳型に強く拘束されることをさらに抑制できるとともに、1サイクル前に形成された凝固シェルと本サイクルで形成された凝固シェルとを強く溶着することができる。
また、鋳造炉内の銅合金溶湯の温度が970℃以上とされているので、湯回り不良の発生をさらに抑制することができる。
ここで、本発明のCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法においては、前記押戻し工程における押戻し時間t(秒)、押戻し時の加速時間ta(秒)、押戻し時の減速時間td(秒)、押戻し後の停止時間ts(秒)が、
(3)式:0.05<(ta+t+td+ts)<3.0
(4)式:0.4<ts/(ta+t+td)<10
を満足することが好ましい。
Cu−Zn−Si系合金においては、上述のように、揮発したZnが鋳型内壁に付着しやすく、凝固シェルが鋳型へ焼き付いて拘束され、鋳塊の表面品質が低下するおそれがある。ここで、(ta+t+td+ts)を上述の範囲内とすることにより、凝固シェルの焼き付きをさらに抑制することができる。
また、ts/(ta+t+td)を10よりも小さくすることにより、押戻し後の停止時間tsが長くなり過ぎず、凝固シェルの焼き付きの発生をさらに抑制することができる。
一方、ts/(ta+t+td)を0.4よりも大きくすることにより、押戻し後の停止時間tsが確保され、十分な厚さの凝固シェルを成長させることができ、凝固シェルの破断をさらに抑制することができる。
本発明によれば、Cu−Zn−Si系合金からなる断面積500mm以下の鋳塊を連続して鋳造した場合であっても、オシレーションマーク深さを十分に低減できるとともに変質層や内部欠陥の発生を抑制でき、品質に優れた鋳塊を製造することが可能なCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法で用いられる連続鋳造装置の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法における間欠引抜サイクルのパターンを示す説明図である。 本発明の実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法で用いられる他の連続鋳造装置の一例を示す説明図である。 本発明例1の鋳塊の組織観察結果である。(a)がオシレーションマーク、(b)が内部組織、(c)が変質層である。 比較例1の鋳塊の組織観察結果である。(a)がオシレーションマーク、(b)が内部組織、(c)が変質層である。
以下に、本発明の一実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法について説明する。
本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法は、Cuの含有量が69mass%以上79mass%以下の範囲内とされ、Siの含有量が2.0mass%以上4.0mass%未満の範囲内とされたCu−Zn−Si系合金からなる鋳塊1を連続的に鋳造するものである。また、製出される鋳塊1は、引抜方向に直交する断面の断面積が15mm以上500mm以下とされている
ここで、本実施形態では、Cuの含有量が69mass%以上79mass%以下、Siの含有量が2.0mass%以上4.0mass%未満、残部がZnと不可避不純物とからなるCu−Zn−Si合金の鋳塊1としている。
また、本実施形態では、Cu−Zn−Si系合金の鋳塊1は、引抜方向に直交する断面の形状が円形とされ、その外径が4.4mm以上25mm以下の範囲内とされている。すなわち、Cu−Zn−Si合金の鋳塊1の引抜方向に直交する断面の断面積が15.2mm以上490.9mm以下の範囲内とされている。
次に、本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法に用いられる連続鋳造装置10について図1を参照して説明する。
この連続鋳造装置10は、鋳造炉11と、鋳造炉11に連結された連続鋳造用鋳型20と、連続鋳造用鋳型20から製出された鋳塊1を引き抜くピンチロール17と、を備えている。
鋳造炉11は、溶解原料を加熱溶解して所定の組成の銅溶湯を製出して保持するものであり、溶解原料及び銅溶湯が保持される坩堝12と、この坩堝12を加熱する加熱手段(図示なし)と、を備えている。
ピンチロール17は、連続鋳造用鋳型20から製出される鋳塊1を挟み込み、引抜方向Fへ引き抜くものである。本実施形態では、鋳塊1を間欠的に引き抜く構成とされている。
連続鋳造用鋳型20は、供給された銅溶湯が注入される筒状のモールド21と、モールド21を冷却する冷却部28と、を備えている。
ここで、本実施形態では、図1に示すように、連続鋳造用鋳型20は、鋳造炉11内の銅溶湯上に耐火断熱材15を介して配置されており、鋳塊1を上方へ引き抜く構成としている。
モールド21は、概略筒状をなしており、一方側から他方側に向けて貫通する鋳造孔24が設けられている。
冷却部28は、図2に示すように、モールド21の外周側に配設された水冷ジャケットとされており、冷却水を循環させることでモールド21を冷却する構成とされている。
次に、上述した連続鋳造装置10を用いた本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法について説明する。
まず、鋳造炉11の原料投入口から坩堝12内に溶解原料を投入する。原料としては、Cu単体、Zn単体およびSi単体やCu−Zn母合金およびCu−Si母合金等を用いることができる。また、ZnおよびSiを含む原料を銅原料とともに溶解してもよい。また、本合金のリサイクル材およびスクラップ材を用いてもよい。
次に、加熱手段によって坩堝12内に装入された溶解原料を加熱して溶解し、上述した成分組成に調製された銅溶湯を製出する。
この銅溶湯は、坩堝12内において所定の温度にまで加熱されて保持される。そして、この銅溶湯が、連続鋳造用鋳型20へと供給される。
連続鋳造用鋳型20内に供給された銅溶湯は、モールド21内で冷却されて凝固して鋳塊1となる。この鋳塊1がピンチロール17で間欠的に引き抜かれることによって、鋳塊1が連続的に製造される。
ここで、本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法においては、鋳塊1の間欠引抜サイクルのパターンに特徴を有している。
本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法においては、図2に示すように、モールド21内で凝固した鋳塊1を引抜方向Fに移動させる引抜工程と、鋳塊1を引抜方向Fとは反対側に向けて移動させる押戻し工程とからなる間欠引抜サイクルを繰り返し実施する構成とされている。
なお、図2に示す間欠引抜サイクルのパターン図は、設定値として記載されたものであり、実際の連続鋳造装置10においては、機械的ロス等によって、部分的に曲線状となる場合がある。
そして、引抜工程における引抜距離L(mm)、引抜時間T(秒)、引抜時の加速時間Ta(秒)、引抜時の減速時間Td(秒)と、押戻し工程における押戻し距離l(mm)、押戻し時間t(秒)、押戻し時の加速時間ta(秒)、押戻し時の減速時間td(秒)と、鋳塊1の引抜方向Fに対して直交する断面の断面積S(mm)と引抜距離L(mm)及び押戻し距離l(mm)から算出される移動体積ΔV=S×(L−l)とが、以下の(1)式及び(2)式を満足している。
(1)式:7×S<ΔV<18×S−(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)(2)式:10<(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)<100
また、押戻し工程における押戻し時間t(秒)、押戻し時の加速時間ta(秒)、押戻し時の減速時間td(秒)、押戻し後の停止時間tsが、以下の(3)式及び(4)式を満足している。
(3)式:0.05<(ta+t+td+ts)<3.0
(4)式:0.4<ts/(ta+t+td)<10
さらに、引抜距離L(mm)が10≦L≦18、引抜時間T(秒)が0.01≦T≦0.08、引抜時の加速時間Ta(秒)が0.14≦Ta≦0.3、引抜時の減速時間Td(秒)が0≦Td≦0.2、引抜時の停止時間Ts(秒)が0≦Ts≦1.0、押戻し距離l(mm)が0.5≦l≦3.0を満足している。
さらに、鋳造炉内の銅合金溶湯の温度が970℃以上とされている。
以下に、本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法において、間欠引抜サイクルのパターン、及び、銅合金溶湯温度を上述のように規定した理由について説明する。
<(1)式>
(1)式は、1回の間欠引抜サイクルにおいて引き抜かれる鋳塊の体積である移動体積ΔV=S×(L−l)を規定したものである。
上述の移動体積ΔVが大きくなると、1サイクルで必要な溶湯供給量が多くなり、湯回り不良が発生しやすくなる。ここで、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)は、1サイクルにおける引抜長さ(L−l)を引抜工程と押戻し工程の合計時間で割ったものである。ここで、1サイクルにおける引抜長さ(L−l)を小さくしたり、引抜工程と押戻し工程の合計時間を長くしたりすることで、溶湯供給量が確保されることになり、湯回り不良の発生を抑制することが可能となる。
以上のことから、本実施形態においては、移動体積ΔVの上限を(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)に応じて規定している。すなわち、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)を小さくすることで、移動体積ΔV=S×(L−l)を大きくすることが可能となるのである。なお、移動体積ΔVの上限は、16×S−(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)未満とすることが好ましく、15×S−(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)未満とすることがさらに好ましい。
一方、ΔVが7×S以下の場合、すなわち、1回の間欠引抜サイクルにおいて引き抜かれる鋳塊の長さ(L−l)が7mm以下の場合には、凝固シェルの焼き付きが生じやすくなるおそれがある。
以上のことから、本実施形態においては、移動体積ΔVの下限を、7×Sを超えるように設定している。なお、移動体積ΔVの下限は9×S超えとすることが好ましく、10×S超えとすることがさらに好ましい。
<(2)式>
(2)式は、上述のように、1サイクルにおける引抜長さ(L−l)を引抜工程と押戻し工程の合計時間で割ったものである。
ここで、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)が10以下の場合には、1サイクルにおける引抜長さ(L−l)に対して引抜工程と押戻し工程の合計時間が長くなり、引抜途中において溶湯の固相率が高くなって溶湯の流動性が低下してしまい、湯回り不良が発生するおそれがある。
以上のことから、本実施形態では、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)の下限を10超えとしている。なお、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)の下限は15超えとすることが好ましく、31超えとすることがさらに好ましい。
一方、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)が100以上の場合には、1サイクルにおける引抜長さ(L−l)に対して引抜工程と押戻し工程の合計時間が短く、溶湯供給量が不十分となって、湯回り不良が発生するおそれがある。
以上のことから、本実施形態では、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)の上限を100未満としている。なお、(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)の上限は97未満とすることが好ましく、33未満とすることがさらに好ましい。
<(3)式>
(3)式は、押戻し工程の合計時間(ta+t+td+ts)を規定したものである。
ここで、(ta+t+td+ts)を0.05超えに設定することにより、押戻し工程の合計時間が確保され、凝固シェルが十分に成長し、凝固シェルの破断を抑制することが可能となる。
一方、(ta+t+td+ts)を3.0未満に設定することにより、押戻し工程の合計時間が必要以上に長くならず、凝固シェルの焼き付きを抑制することができ、凝固シェルの破断を抑制することができる。
以上のことから、本実施形態では、押戻し工程の合計時間(ta+t+td+ts)を、0.05<(ta+t+td+ts)<3.0の範囲内に設定している。
なお、(ta+t+td+ts)の下限は0.06超えとすることが好ましく、0.08超えとすることがさらに好ましい。また、(ta+t+td+ts)の上限は2.3未満とすることが好ましく、1.8未満とすることがさらに好ましい。
<(4)式>
(4)式は、押戻し後の停止時間tsと押戻し工程における鋳塊1の移動時間(ta+t+td)との比ts/(ta+t+td)を規定したものである。
ここで、ts/(ta+t+td)を0.4超えに設定することにより、押戻し後の停止時間tsが確保され、凝固シェルが十分に成長し、凝固シェルの破断を抑制することが可能となる。
一方、ts/(ta+t+td)を10未満に設定することにより、押戻し後の停止時間tsが必要以上に長くならず、凝固シェルの焼き付きを抑制することができ、凝固シェルの破断を抑制することができる。
以上のことから、本実施形態では、押戻し後の停止時間tsと押戻し工程における鋳塊1の移動時間(ta+t+td)との比ts/(ta+t+td)を、0.4<ts/(ta+t+td)<10の範囲内としている。
なお、ts/(ta+t+td)の下限は0.41超えとすることが好ましい。また、ts/(ta+t+td)の上限は9.0未満とすることが好ましく、7.0未満とすることがさらに好ましい。
<引抜距離L(mm)>
引抜工程における引抜距離L(mm)を18以下に設定することにより、引抜時における湯回り不良をさらに抑制することができる。
一方、引抜工程における引抜距離L(mm)を10以上に設定することにより、移動体積ΔVを一定以上確保することが可能となる。
なお、引抜工程における引抜距離L(mm)の下限は13以上とすることが好ましい。また、引抜工程における引抜距離L(mm)の上限は17以下とすることが好ましい。
<引抜時間T(秒)>
引抜工程における引抜時間T(秒)を0.01以上に設定することにより、鋳型と凝固シェルとの間の摩擦力が過度に大きくなることを抑制できる。これにより、凝固シェルの破断を抑制することができる。
一方、引抜工程における引抜時間T(秒)を0.08以下に設定することにより、引抜中に溶湯の固相率が上昇することを抑制でき、湯回り不良の発生を抑制することが可能となる。
なお、引抜工程における引抜時間T(秒)の下限は0.02以上とすることが好ましく、0.04以上とすることがさらに好ましい。また、引抜工程における引抜時間T(秒)の上限は0.07以下とすることが好ましく、0.05以下とすることがさらに好ましい。
<引抜時の加速時間Ta(秒)>
引抜時の加速時間Ta(秒)を0.14以上に設定することにより、鋳型と凝固シェルとの間の摩擦力が過度に大きくなることを抑制できる。これにより、凝固シェルの破断を抑制することができる。
一方、引抜時の加速時間Ta(秒)を0.3以下に設定することにより、引抜中に溶湯の固相率が高くなることを抑制でき、湯回り不良の発生を抑制することができる。
なお、引抜時の加速時間Ta(秒)の下限は0.15以上とすることが好ましく、0.2以上とすることがさらに好ましい。また、引抜時の加速時間Ta(秒)の上限は0.28以下とすることが好ましく、0.25以下とすることがさらに好ましい。
<引抜時の減速時間Td(秒)>
引抜時の減速時間Td(秒)を0.2以下に設定することにより、引抜中に溶湯の固相率が上昇することを抑制でき、湯回り不良の発生を抑制することができる。
なお、引抜時の減速時間Td(秒)の下限は0.005以上とすることが好ましく、0.01以上とすることがさらに好ましい。また、引抜時の減速時間Td(秒)の上限は0.19以下とすることが好ましく、0.18以下とすることがさらに好ましい。
<引抜後の停止時間Ts(秒)>
引抜後の停止時間Ts(秒)を1.0以下に設定することにより、凝固シェルの焼き付きを抑制することができ、凝固シェルの破断を抑制することができる。
なお、停止時間Ts(秒)の上限は0.9以下とすることが好ましく、0.8以下とすることがさらに好ましい。
<押戻し距離l(mm)>
押戻し工程における押戻し距離l(mm)を0.5以上3.0以下の範囲内に設定することにより、押戻し距離に必要な凝固収縮分を満たし、押戻しによって、凝固シェルが鋳型に強く拘束されることを抑制できるとともに、1サイクル前に形成された凝固シェルと本サイクルで形成された凝固シェルとを強く溶着することができる。
なお、押戻し工程における押戻し距離l(mm)の上限は2.8以下とすることが好ましく、2.0以下とすることがさらに好ましい。
<鋳造炉内の銅合金溶湯の温度>
銅合金溶湯の温度を970℃以上に設定することにより、溶湯の流動性が確保され、湯回り不良の発生を抑制することができる。
なお、銅合金溶湯の温度の下限は980℃以上とすることが好ましく、1000℃以上とすることがさらに好ましい。また、銅合金溶湯の温度の上限については、凝固シェルの焼き付きを抑制するためには、銅合金の液相線温度+100℃以下とすることが好ましい。
次に、上述のように間欠引抜サイクルをくり返し実施した場合のモールド21内の凝固状況について説明する。
まず、引抜工程によって鋳塊1を引抜方向Fに移動させることにより、鋳造炉11内の銅溶湯がモールド21内に流れこむ。
次に、モールド21内の銅溶湯が冷却されて凝固し、凝固シェルが形成される。
そして、押戻し工程により、凝固シェルとモールド21との焼き付きが防止されるとともに、1サイクル前に形成された凝固シェルと本サイクルで形成された凝固シェルが結合される。
モールド21内において凝固シェルが十分な厚さで形成された後に、再度、引抜工程によって鋳塊1を引抜方向Fに移動させる。
このように間欠引抜サイクルを繰り返し行うことにより、棒状の鋳塊1が連続的に製出される。
以上のような構成とされた本実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法によれば、上述の(1)式及び(2)式を満足するように間欠引抜サイクルのパターンを規定しているので、鋳型内における湯回り不良及び凝固シェルの焼き付き等を抑制でき、オシレーションマーク深さが浅く、変質層や内部欠陥の少ない鋳塊を安定して鋳造することが可能となる。
また、本実施形態においては、上述の(3)式及び(4)式を満足するように、停止工程及び押戻し工程の条件を規定しているので、鋳型内における湯回り不良の発生を抑えながら、凝固シェルを十分に成長させることができ、さらに品質に優れた鋳塊を製造することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、引抜距離L(mm)、引抜時間T(秒)、引抜時の加速時間Ta(秒)、引抜時の減速時間Td(秒)、引抜後の停止時間Ts(秒)、押戻し距離l(mm)、鋳造炉内の銅合金溶湯の温度、をそれぞれ上述の範囲内に規定しているので、鋳造をさらに安定して実施することが可能となる。
以上、本発明の実施形態であるCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、断面円形の鋳塊を製造するものとして説明したが、これに限定されることはなく、断面多角形の鋳塊であってもよいし、断面が管状をなす鋳塊であってもよい。また、断面が凸部及び凹部を有する異形状の鋳塊であってもよい。
また、上述の実施形態では、鋳塊を上方に引き抜く構成として説明したが、これに限定されることはなく、例えば図3に示す連続鋳造装置110のように、連続鋳造用鋳型120を鋳造炉111の坩堝112の側面に配置して鋳塊1をピンチロール117によって水平方向に引き抜く構成としてもよい。
また、上述の本実施形態では、冷却ジャケットを備えた鋳型を使用するものとして説明したが、鋳型の構造に限定はなく、例えばモールド内に二重管からなる水冷プローブを挿入した鋳型であってもよい。
さらに、本実施形態では、モールド21の材質をグラファイトとしたが、グラファイトと同様に自己潤滑性を有する窒化ホウ素としてもよい。
また、本実施形態においては、Cuの含有量が69mass%以上79mass%以下、Siの含有量が2.0mass%以上4.0mass%未満、残部がZnと不可避不純物とからなるCu−Zn−Si合金からなる鋳塊を対象として説明したが、これに限定されることはなく、Cu及びSi以外の添加元素を含んでいても良い。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
まず、Cu:76.10mass%、Si:3.10mass%を含有し、残部がZn及び不可避不純物とされた成分組成となるように、溶解原料を調製した。
調製された溶解原料を、図1に示す鋳造炉11の坩堝内12に500kg装入して、加熱手段で加熱することにより溶解した。
鋳型として、外径6mm(引抜方向に直交する断面の断面積28.26mm)の断面円形の鋳塊を製造するものを準備した。
そして、表1、表2に示す間欠引抜サイクルによって、鋳塊の引き抜きを行って300kgの鋳造を行った。
得られた鋳塊を引抜方向に平行な面で切断して断面観察を光学顕微鏡によって行い、オシレーションマークにおける欠陥深さを測定した。そして、欠陥深さが20μm未満のものを◎、20μm以上100μm未満のものを○、100μm以上のものを×と評価した。また、鋳造時に鋳塊が破断したものを××として評価した。
また、鋳塊の表層に形成された変質層の厚さを測定した。そして、変質層の厚さが190μm未満のものを◎、190μm以上200μm未満のものを○、200μm以上のものを×と評価した。
さらに、内部組織を観察し、内部欠陥の有無を確認した。
評価結果を表2に示す。また、本発明例1の観察結果を図4に、比較例1の観察結果を図5に示す。
Figure 0006969411
Figure 0006969411
(1)式の値が本発明の上限を外れた比較例1においては、オシレーションマークにおける欠陥深さが100μm以上、変質層の厚さが200μm以上となり、内部欠陥も認められた。移動体積ΔVが大き過ぎて湯回り不良が発生したためと推測される。
(1)式の値が本発明の下限を外れた比較例2においては、オシレーションマークにおける欠陥深さが100μm以上、変質層の厚さが200μm以上となった。1回の間欠引抜サイクルにおいて引き抜かれる鋳塊の長さが短く、凝固シェルの焼き付きが生じたためと推測される。
(2)式の値が本発明の上限を外れた比較例3においては、オシレーションマークにおける欠陥深さが100μm以上、変質層の厚さが200μm以上となった。1サイクルにおける引抜長さに対して引抜工程と押戻し工程の合計時間が短く、溶湯供給量が不十分となって湯回り不良が発生したためと推測される。
(2)式の値が本発明の下限を外れた比較例4においては、オシレーションマークにおける欠陥深さが100μm以上、変質層の厚さが200μm以上となった。1サイクルにおける引抜長さに対して引抜工程と押戻し工程の合計時間が長くなり、引抜途中において溶湯の固相率が高くなって溶湯の流動性が低下してしまい、湯回り不良が発生したためと推測される。
これに対して、(1)式及び(2)式を満足する本発明例1−6においては、いずれもオシレーションマークにおける欠陥深さが100μm未満となり、変質層の厚さが200μm未満となった。また、内部欠陥についても認められなかった。
さらに、(3)式及び(4)式を満足する本発明例1−3,6においては、変質層の厚さが190μm未満に抑えられていた。
また、本発明例1においては、オシレーションマークにおける欠陥深さが20μm未満、変質層の厚さが190μm未満とされており、非常に高品質な鋳塊を得ることができた。
以上のことから、本発明例によれば、オシレーションマーク深さを十分に低減できるとともに内部欠陥の発生を抑制でき、品質に優れた鋳塊を安定して鋳造可能であることが確認された。
1 鋳塊
10 連続鋳造装置
11 鋳造炉
20 連続鋳造用鋳型(鋳型)
21 モールド

Claims (2)

  1. Cuの含有量が69mass%以上79mass%以下の範囲内、Siの含有量が2.0mass%以上4.0mass%未満の範囲内とされたCu−Zn−Si系合金からなり、引抜方向に直交する断面の断面積が15mm以上500mm以下とされた鋳塊を間欠的に引き抜いて連続鋳造するCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法であって、
    前記Cu−Zn−Si系合金の溶湯が貯留される鋳造炉と、この鋳造炉に連結された鋳型と、を有する連続鋳造機を用いて、引抜工程と押戻し工程とからなる間欠引出サイクルにより、前記鋳塊の引き抜きを行う構成とされ、
    前記引抜工程における引抜距離L(mm)、引抜時間T(秒)、引抜時の加速時間Ta(秒)、引抜時の減速時間Td(秒)と、
    前記押戻し工程における押戻し距離l(mm)、押戻し時間t(秒)、押戻し時の加速時間ta(秒)、押戻し時の減速時間td(秒)と、
    前記鋳塊の引抜方向に対して直交する断面の断面積S(mm)と引抜距離L(mm)及び押戻し距離l(mm)から算出される移動体積ΔV=S×(L−l)とが、(1)式:7×S<ΔV<18×S−(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)(2)式:10<(L−l)/(T+Ta+Td+t+ta+td)<100を満足し、
    前記引抜距離L(mm)が、10≦L≦18、
    前記引抜時間T(秒)が、0.01≦T≦0.08、
    引抜時の加速時間Ta(秒)が、0.14≦Ta≦0.3、
    引抜時の減速時間Td(秒)が、0≦Td≦0.2、
    引抜後の停止時間Ts(秒)が、0≦Ts≦1.0、
    前記押戻し距離l(mm)が、0.5≦l≦3.0、
    前記鋳造炉内の銅合金溶湯の温度が970℃以上、
    であることを特徴とするCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法。
  2. 前記押戻し工程における押戻し時間t(秒)、押戻し時の加速時間ta(秒)、押戻し時の減速時間td(秒)、押戻し後の停止時間ts(秒)が、(3)式:0.05<(ta+t+td+ts)<3.0(4)式:0.4<ts/(ta+t+td)<10
    を満足することを特徴とする請求項1に記載のCu−Zn−Si系合金の連続鋳造方法。
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