JP6969173B2 - 描画装置 - Google Patents

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Description

本発明は、描画装置に関するものである。
従来、指の爪等にネイルデザインを描画する描画装置が知られている。
こうした描画装置では、描画を行う指以外の指(すなわち、未描画の指及び既に描画処理が完了した既描画の指)を描画に影響を及ぼさない位置に退避させておく必要がある。
退避する場所としては、例えば描画を行う指(当該指の爪)が載置される指載置部の下方に退避スペースを設けることも考えられる。
しかし、この場合、指載置部の裏面等に爪が接触するおそれがあり、特に退避している指に既描画の指が含まれている場合には、描画済みのネイルデザインが装置内部で擦れて剥がれたり汚れたりする可能性がある。
また、描画する指によっては、描画を行う指以外の指を指載置部の下方に退避させると、指載置部上の指のバランスが悪くなり、描画中に動いたりずれたりしやすくなる可能性もある。
そこで、描画を行う指以外の指も指載置部の上に描画を行う指と並べて平置きした状態で描画対象となる指の爪に描画を行うことも考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−534083号公報
しかしながら、描画を行う際には描画ヘッドは描画対象である爪の上方のみでなく、その前後左右の領域の上方にも移動するため、描画対象でない指を指載置部上に平置きした場合、これらの指の上を描画ヘッドが移動する可能性がある。
描画対象である指及びその爪については、描画中その位置がずれないように何らかの手法で固定されるが、描画対象でない指については特に固定されないのが一般である。
描画を行う描画ヘッドと爪との間隔はごくわずかであるため、ユーザが意識的・無意識的に描画対象でない指を動かすと、描画ヘッドやこれを移動させる機構等に接触して指を怪我するおそれがある他、描画動作が中止されてネイルプリントをやり直さなければならない事態も生じ得る。
そこで、指浮きを感知するセンサ等を装置内に設けて、センサが指浮きを感知すると警告やエラーメッセージを出してユーザに注意喚起を行ったり、描画ヘッドの駆動を緊急停止させることも考えられる。
しかし、指の大きさや形状は様々であり、センサ等によって万人の指形状に対応して確実に指の浮きを感知することは難しい。
また、描画ヘッドの移動スピードに追従して指浮きを感知し指浮きがあった場合には即座に対応させる必要があること、描画ヘッドのインク吐出面と爪との極僅かな隙間において指の浮きをセンサで感知するためには微妙な調整等も必要であること等を考慮すると、センサ等により指浮きを感知して対応するとの手法は量産が難しく、装置コストも上昇してしまうとの問題があった。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易かつ安価な構成で描画中の指の浮きを抑制して、安全に爪に描画を施すことのできる描画装置を提供することを利点とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る第1の態様の描画装置は、爪に描画を施す描画部本体を備える描画部と、前記描画部による描画対象となる爪を有する指である印刷指と、前記印刷指以外の指である非印刷指のうちの少なくとも一部と、が載置される指載置部と、前記指載置部に載置された前記非印刷指のうちの少なくとも一部が前記載置部から浮いてしまうことを抑制するための指浮き抑制部と、前記指が前記指載置部に載置されるとき又は載置された指が前記指載置部から離間するときには、前記指浮き抑制部を前記指に干渉しない第1の位置まで上昇させ、少なくとも前記描画部による描画時には、前記指浮き抑制部を、前記指載置部に載置されている前記非印刷指のうち少なくとも一部の指に当接する第2の位置まで下降させるように前記指浮き抑制部を上下動させる昇降機構と、を備え、前記指載置部には前記印刷指が固定される指固定部が設けられており、前記指浮き抑制部は、前記指載置部における指の付け根側のうち、前記指固定部が設けられている箇所以外の部分に配置されていることを特徴としている。
また、本発明に係る第2の態様の描画装置は、爪に描画を施す描画部本体を備える描画部と、前記描画部による描画対象となる爪を有する指である印刷指と、前記印刷指以外の指である非印刷指のうちの少なくとも一部と、が載置される指載置部と、前記指載置部に載置された前記非印刷指のうちの少なくとも一部が前記載置部から浮いてしまうことを抑制するための指浮き抑制部と、前記指が前記指載置部に載置されるとき又は載置された指が前記指載置部から離間するときには、前記指浮き抑制部を前記指に干渉しない第1の位置まで上昇させ、少なくとも前記描画部による描画時には、前記指浮き抑制部を、前記指載置部に載置されている前記非印刷指のうち少なくとも一部の指に当接する第2の位置まで下降させるように前記指浮き抑制部を上下動させる昇降機構と、を備え、前記描画部は、前記描画部本体を、少なくとも前記指載置部に載置された前記指の延在方向の成分を含む移動方向に移動させることが可能な移動機構を含んでおり、前記移動機構が、前記指浮き抑制部を動作させる前記昇降機構を兼ねることを特徴とすることを特徴としている。
本発明によれば、簡易かつ安価な構成で描画中の指の浮きを抑制して、安全に爪に描画を施すことができる。
本実施形態におけるネイルプリント装置の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態におけるネイルプリント装置の内部構成の要部を示す斜視図である。 ネイルプリント装置から筐体を取り外して内部構成を示した要部斜視図であり、指浮き抑制部が上昇している状態を示している。 ネイルプリント装置の側断面図であり、指浮き抑制部が上昇している状態を示している。 枠体と係止部との位置関係を示す要部平面図である。 ネイルプリント装置から筐体を取り外して内部構成を示した要部斜視図であり、指浮き抑制部が下降している状態を示している。 ネイルプリント装置の側断面図であり、指浮き抑制部が下降して実際に指を押さえている状態を示している。 ネイルプリント装置から筐体を取り外して内部構成を示した要部斜視図であり、指浮き抑制部が下降して実際に指を押さえている状態を示している。 図7における指浮き抑制機構とその周辺を示した要部断面図である。 本実施形態におけるネイルプリント装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 ネイルプリント装置の一変形例の側断面図であり、指浮き抑制部が上昇している状態を示している。 ネイルプリント装置の一変形例の側断面図であり、指浮き抑制部が下降して実際に指を押さえている状態を示している。 (a)〜(c)は、係止部の変形例を示した要部断面図である。 (a)及び(b)は、枠体のフック穴部の変形例を示した要部平面図である。
図1から図10を参照しつつ、本発明に係る描画装置の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、描画装置が手の指の爪を描画対象としてこれに描画するネイルプリント装置を例に説明するが、本発明における描画装置の描画対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪等を描画対象としてもよい。
[ネイルプリント装置の構成]
図1に示すように、本実施形態におけるネイルプリント装置1は、ほぼ箱形に形成された筐体11を有している。
筐体11の上面(天板)には操作部12が設置されている。
操作部12は、ユーザが各種入力を行う入力部である。
操作部12には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに描画するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、描画開始を指示する描画開始釦等、各種の入力を行うための操作釦が配置されている。
また、筐体11の上面(天板)には表示部13が設置されている。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。
本実施形態において、この表示部13には、例えば、各種の指示等や、印刷指U1を撮影して得た爪画像(爪Tの画像を含む指画像)、この爪画像中に含まれる爪Tの輪郭線等の画像、爪Tに描画すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等が適宜表示される。
なお、表示部13の表面に各種の入力を行うためのタッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、タッチパネルが操作部12として機能する。
さらに、筐体11の前面側(図1において手前側)には、ネイルプリント装置1による描画時に指を挿入する開口部である指挿入口15が形成されている。
本実施形態では、後述するように、描画部40による描画対象となる爪Tに対応する指である印刷指U1(図7及び図8等参照)と、未描画の待機中の指や既に描画が施された既描画の指等、描画対象ではない爪Tに対応する指(すなわち印刷指U1以外の指)である非印刷指U2(図7及び図8等参照)のうちの少なくとも一部が装置内の指載置部30に平置きされるようになっており、指挿入口15は、こうした複数の指を横に並べた状態で挿入可能な程度の大きさ(幅及び高さ)に形成されている。
また、筐体11の前面内側であって、指挿入口15の上方には、後述する指浮き抑制部61の側部をガイドする図示しない溝等が形成されたガイド部16が指浮き抑制部61の両側部に対応する位置にそれぞれ設けられている。指浮き抑制部61の側部をガイドするガイド部16を設けることで、指浮き抑制部61を円滑に昇降させることができる。
なお、ガイド部16を設けることは必須ではなく、これを備えない構成としてもよい。また、指浮き抑制部61が装置の幅方向のほぼ全域に設けられるような場合には、ガイド部を筐体11の前面内側ではなく、筐体11の側面内側に設けてもよい。
図2は、図1に示すネイルプリント装置の内部構成を示す斜視図であり、図3は、ネイルプリント装置から筐体を外した状態を示した要部斜視図であり、図4は、図1に示すネイルプリント装置の側断面図である。
図2から図4に示すように、筐体11の内部には、印刷指U1等が載置される指載置部30と、印刷指U1の爪Tに描画を施す描画部40と、指浮き抑制部61を備える指浮き抑制機構6等が配置されている。また、本実施形態では、印刷指U1及びその爪Tを撮影する撮影部50も筐体11の内部に設けられている。
指載置部30は、描画部40による描画対象となる爪Tを有する指である印刷指U1と、この印刷指U1以外の指である非印刷指U2のうちの少なくとも一部と、が載置されるものである。
本実施形態では、指載置部30は、図2から図4等に示すように、描画ヘッド41のインク吐出部に対向するXY平面を構成する上面板31と、上面板31を所定の高さ位置に支持する支持部32とを備えている。
上面板31における、装置幅方向(すなわち図2等におけるX方向)のほぼ中央部には、印刷指U1を固定する印刷指固定部33が設けられている。
本実施形態において印刷指固定部33は、図4等に示すように、ほぼ箱形に形成された上ケースであるカバー部材331と、同様にほぼ箱形に形成された下ケース332とで形成される空間内部に、印刷指U1を載置する印刷指載置部333とこれをカバー部材331側(すなわち上側)に向かって付勢する付勢部材334とが配設されている。
カバー部材331と下ケース332とは、例えばねじ止めや接着、貼着、溶着等の手法により固定されている
カバー部材331は、印刷指挿入方向手前側が開口している。
また、カバー部材331の上面であって印刷指挿入方向の奥側は、印刷指固定部33内に固定された印刷指U1の爪Tを露出させるための窓部335となっており、カバー部材331の上面であって印刷指挿入方向の手前側は、印刷指U1の高さが上がり過ぎるのを防ぐ指押え部336となっている。
指押え部336の内側面には、例えばシリコーン等の柔軟性のある軟質の樹脂等で形成された図示しない緩衝部材が配置されていてもよい。
指押え部336における印刷指U1の上側が当接する部分(すなわち、カバー部材331の上面である指押え部336の内側の面)に緩衝部材を設けることにより、印刷指U1が押し上げられ指押え部336に突き当てられたときに衝撃や痛みを感じにくくなり、好ましい。
付勢部材334は、印刷指載置部333の裏面側(すなわち指載置面とは逆側の面、図4等において下側の面)にその一端側が係止されており、他端側は例えば下ケース332の内部底面等に係止されている。
本実施形態において、付勢部材334はコイルバネである。
付勢部材63は、印刷指載置部333を上方に押し上げる方向に付勢している。
なお、付勢部材63はコイルバネに限定されず、弾性変形可能で復元力のあるものであれば適用することができる。
印刷指固定部33の内部であって印刷指挿入方向の奥側には、印刷指U1の爪Tを載置する爪載置部337が設けられている。本実施形態では、爪載置部337は、下ケース332内に一体的に形成されている。なお、爪載置部337は爪Tの先を位置することができるものであればよく、その形状や配置等は図示例に限定されない。例えば爪載置部337は、印刷指載置部333の上面奥側等に設けられていてもよい。
本実施形態では、ユーザが印刷指U1で印刷指載置部333を押し下げながら印刷指固定部33の内部に印刷指U1を挿入し、爪Tが爪載置部337に載置された状態となるように印刷指固定部33にセットすることで、描画部40の描画ヘッド41による描画を適切に行うことができるXY平面上の位置に爪Tが配置される。
また、爪Tがこの爪載置部337に載置されることで、爪Tの高さ方向の位置も描画に適した所定の高さ位置に位置決めされる。
このため、印刷指U1を印刷指固定部33に固定して爪Tを爪載置部337に載置するだけで、爪TのXY方向及び高さ方向の位置が描画に適した位置となり、簡易かつ適切に爪Tの位置決めを行うことができる。
なお、カバー部材331や下ケース332には、印刷指載置部333の上下方向の移動をガイドするガイド部や印刷指載置部333を所定位置(例えば描画に適した高さ位置と指の着脱を円滑に行うことのできる下端位置等)に係止させる係止部材(ストッパー)等が設けられていてもよい。
例えば左手の人差指の爪Tに描画を施す場合には、人差指を印刷指U1として印刷指固定部33に固定し、それ以外の小指、薬指、中指、親指を非印刷指U2として、指載置部30における上面板31の上であって印刷指固定部33の側部に載置する(例えば図7参照)。
描画部40は、描画部本体である描画ヘッド41、描画ヘッド41を支持するユニット支持部材42、描画ヘッド41をX方向(図1等におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)に移動させるためのX方向移動ステージ45、X方向移動モータ46、描画ヘッド41をY方向(図1等におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動させるためのY方向移動ステージ47、Y方向移動モータ48等を備えて構成されている。本実施形態では、X方向移動モータ46とY方向移動モータ48等により、描画ヘッド41を移動させるヘッド移動部49(図10参照)が構成されている。
本実施形態の描画ヘッド41は、インクジェット方式で描画を行うインクジェットヘッドである。
描画ヘッド41は、例えば、イエロー(Y;YELLOW)、マゼンタ(M;MAGENTA)、シアン(C;CYAN)のインクに対応する図示しないインクカートリッジと各インクカートリッジにおける描画対象(爪Tの表面)に対向する面(本実施形態では、図1及び図2における下面)に設けられた図示しないインク吐出部とが一体に形成されたインクカートリッジ一体型のヘッドである。インク吐出部は、それぞれの色のインクを噴射する複数のノズルからなるノズルアレイを備えており、描画ヘッド41は、インクを微滴化し、インク吐出部から描画対象(爪T)の被描画面に対して直接にインクを吹き付けて描画を行う。なお、描画ヘッド41は、上記3色のインクを吐出させるものに限定されない。その他のインクを貯留するインクカートリッジ及びインク吐出部を備えていてもよい。
また、ユニット支持部材42は、鉛直方向に延在する本体の上端側が印刷指挿入方向(図2等におけるY方向)の手前側にほぼ水平に延出する天面部421となったほぼL字状の部材である。
本実施形態では、天面部421の下側(図2等において下側)の面に、描画ヘッド41と撮影部50が支持されている。
また、天面部421の上側(図2等において上側)の面には、指浮き抑制機構6(本実施形態では、指浮き抑制部61に連結される指浮き抑制機構6の枠体62)が係止される係止部422が2つ設けられている。後述するように、係止部422は、枠体62内に位置し、この枠体62に係止可能に構成されている。
ユニット支持部材42における鉛直部分は、X方向移動ステージ45に取り付けられたX方向移動部451に固定されている。X方向移動部451は、X方向移動モータ46の駆動によりX方向移動ステージ45上を図示しないガイドに沿ってX方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材42に取り付けられている描画ヘッド41が、X方向(図2におけるX方向、ネイルプリント装置1の左右方向)に移動するようになっている。
また、X方向移動ステージ45は、Y方向移動ステージ47のY方向移動部471に固定されている。Y方向移動部471は、Y方向移動モータ48の駆動によりY方向移動ステージ47上を図示しないガイドに沿ってY方向に移動するようになっており、これにより、ユニット支持部材42に取り付けられている描画ヘッド41が、Y方向(図2等におけるY方向、ネイルプリント装置1の前後方向)に移動するようになっている。
なお、本実施形態において、X方向移動ステージ45及びY方向移動ステージ47は、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48と、図示しないボールネジ及びガイドとを組み合わせることで構成されている。
描画部40における描画ヘッド41、X方向移動モータ46、Y方向移動モータ48は、後述する制御装置70の描画制御部714(図10参照)に接続され、該描画制御部714によって制御される。
また、撮影部50は、撮像装置51と、照明装置52とを備えている。
この撮影部50は、印刷指固定部33内に挿入されて窓部335から見える印刷指U1の爪Tを照明装置52によって照明する。そして、撮像装置51によってその印刷指U1を撮影して、印刷指U1の爪Tの画像である爪画像(爪画像を含む指の画像)を得るものである。
本実施形態では、撮像装置51及び照明装置52は、描画部40のユニット支持部材42の天面部421における下側の面であって描画ヘッド41の側方(図2において描画ヘッド41の右側)に固定配置されている。なお、撮像装置51及び照明装置52の位置は図示例に限定されない。
撮像装置51は、例えば、200万画素程度以上の画素を有する固体撮像素子とレンズ等を備えて構成された小型カメラである。
撮像装置51は、爪Tを撮影して爪画像(印刷指U1を含む爪Tの画像)を取得し、この爪画像に基づいて、後述する爪情報検出部712が、爪Tの輪郭(爪Tの形状)や爪Tの湾曲形状(爪Tの曲率)、爪Tの垂直位置等の爪情報を検出する。
なお、本実施形態では、撮像装置51をヘッド移動部49によって印刷指固定部33に固定されている印刷指U1の爪Tの上方まで移動させて撮影することができるため、撮像装置51の撮影可能範囲は爪T1つ分をカバーすることができればよい。
照明装置52は、例えば白色LED等の照明灯である。
本実施形態では、撮像装置51の手前側と奥側とに撮像装置51を挟むように2つの照明装置52が配置されている。照明装置52は、下方に向けて光を照射して、撮像装置51の下方の撮影範囲を照明する。なお、照明装置52を設ける数や、その配置等は図示例に限定されない。
この撮影部50は、後述する制御装置70の撮影制御部711(図10参照)に接続され、該撮影制御部711によって制御されるようになっている。
なお、撮影部50によって撮影された画像の画像データは、後述する記憶部72の爪画像記憶領域721に記憶される。
指浮き抑制機構6は、指浮き抑制部61やこれを昇降させる昇降機構(本実施形態では後述する描画部のヘッド移動部49)等で構成されている。
指浮き抑制部61は、指載置部30の上面板31における指側(本実施形態では指の付け根側)に配置され、指に干渉しない第1の位置と、指載置部30(本実施形態では指載置部30の上面板31)に載置されている指のうち少なくとも一部の指側(本実施形態では指の付け根側)に当接する第2の位置との間で昇降可能に構成されたものである。
指浮き抑制部61は、昇降機構によって、指の出入時(すなわち、指が指載置部30に載置されるとき又は載置された指が指載置部30から離間するとき)には第1の位置まで上昇し、少なくとも描画部40による描画時には第2の位置まで下降するように上下動可能となっている。
本実施形態では、指浮き抑制部61は、図3等に示すように、指載置部30の上面板31のXY平面に対してほぼ鉛直に配置される板状の部材であり、指載置部30に対向する下側であって印刷指固定部33に対応する部分に切欠き部611が形成されている。
これにより、本実施形態では、指浮き抑制部61は、指載置部30における指の付け根側のうち、印刷指固定部33が設けられている箇所以外の部分に配置される(すなわち、印刷指固定部33及びこれに固定される印刷指U1には指浮き抑制部61が当接しない)ようになっている。
また、指浮き抑制部61の上側ほぼ中央部には切欠き部612が形成されている。なお、切欠き部611,612の形状や大きさ、配置等は図示例に限定されず、適宜変更可能である。
指浮き抑制部61の下端部であって切欠き部611以外の部分は、ネイルプリント装置1の内部側にほぼ直角に折り曲げられた下部曲折部613となっている。
下部曲折部613の下側面には、緩衝部材614が設けられている。緩衝部材614は、例えばエラストマー材等で形成されており、例えば接着や貼着、又はねじ止め等の機械固定等により下部曲折部613の下側面に固定されている。
緩衝部材614は、指浮き抑制部61の下端部が指載置部30の上面板31に載置された指に当接した際にユーザが衝撃や痛みを感じないようにするものである。本実施形態では描画対象とならない爪Tの指(非印刷指U2)の背側を押さえるようになっている。
なお、図示例では、緩衝部材614における指に接する側の面が、指の背側の形状に沿うように、連続する円弧形状(アーチ形状)に形成されているが、緩衝部材614の形状はこれに限定されない。指に当接した際にある程度変形して指の形状になじむものであれば、特にアーチ形状等が形成されている必要はない。
また、指浮き抑制部61の上端部であって切欠き部612以外の部分は、ネイルプリント装置1の内部側にほぼ直角に折り曲げられた上部曲折部615となっている。
上部曲折部615の上側面には、付勢部材としてのコイルばね616の一端側が固定されている。
コイルばね616の他端側は、ネイルプリント装置1の筐体11の天面下側面等に固定されており(図4等参照)、コイルばね616は、指浮き抑制部61を指載置部30(指載置部30の上面板31)に向かう方向(すなわち本実施形態では下方向)に付勢している。
なお、付勢部材は、コイルばねに限定されず、復元力のある各種の弾性部材を適用することができる。
また、付勢部材は、指浮き抑制部61を指載置部30(指載置部30の上面板31)に向かう方向に付勢するものであればよく、例えば指浮き抑制部61の下側に、指浮き抑制部61を下側に引っ張るばね等を付勢部材として設けてもよい。
なお、付勢部材を設けることは必須ではなく、これを備えない構成とすることも可能である。例えば、指浮き抑制部61を指載置部30(指載置部30の上面板31)に向かう方向に付勢しなくても引き上げない限り自重により下に下がった状態となり、指に対する十分な押えとなるような場合には、特に付勢部材を設けなくてもよい。
前述のように、描画部40は、描画部本体である描画ヘッド41を指載置部30に載置された指の延在方向(すなわち、図2等においてY方向)の成分を含む移動方向に移動させることが可能な移動機構として、ヘッド移動部49(より詳細にはヘッド移動部49のY方向移動モータ48)を備えている。
本実施形態では、このヘッド移動部49が、指浮き抑制部61を動作させる昇降機構を兼ねるようになっている。
ここで、本実施形態において指浮き抑制部61を上下動させる構成について詳細に説明する。
指浮き抑制部61の上部には、移動機構であるヘッド移動部49における指の延在方向の成分を含む移動方向への移動を指浮き抑制部61に伝達する連結部620の一端側が連結されており、連結部620の他端側は描画部40に係止可能となっている。
本実施形態では、連結部620は、前記他端側(すなわち描画部40側)に配置される枠体62と枠体62に固定されたベルト部63とを有している。
枠体62は、例えば薄い金属板等で形成されており、本実施形態では、枠体62におけるネイルプリント装置1の幅方向(図2等においてX方向)に2つのフック穴部621が並んで形成されている。
枠体62は、そのフック穴部621が描画部40のユニット支持部材42の天面部421の上側面に設けられている係止部422に係止されるようになっている。
図5は、天面部421に設けられた係止部422と、指浮き抑制機構6の枠体62との関係を示した要部平面図である。
図5に示すように、枠体62は、そのフック穴部621内に1つずつ係止部422が位置するように配置される。
なお、本実施形態では、枠体62に2つのフック穴部621が設けられ、係止部422も2つ設けられている場合を例示したが、枠体62に設けられるフック穴部621の数は2つに限定されない。指浮き抑制部61を安定して上下動させるために、装置のX方向に延在して2つ以上設けられることが好ましいが、フック穴部621が3つ以上設けられていてもよい。この場合、係止部422も各フック穴部621に対応して設けられる。
本実施形態において、指浮き抑制機構6(本実施形態では、指浮き抑制機構6の指浮き抑制部61)を昇降させる機構として、描画部40のヘッド移動部49を用いている。このため、描画動作中は、描画ヘッド41の移動に応じてユニット支持部材42及びこの天面部421に設けられている係止部422もXY方向に移動する。
このとき、係止部422がフック穴部621の内側面に引っかかると、連結部620、ひいてはこれに連結されている指浮き抑制部61を引きずることとなり、描画中に非印刷指U2の背側が指浮き抑制部61によって擦られてしまうとともに、描画ヘッド41の移動にも負荷がかかってしまうおそれがある。
このため、本実施形態では、枠体62は、昇降機構である描画部40のヘッド移動部49による描画ヘッド(描画部本体)41の描画可能範囲内において係止部422が自由移動可能に構成されている。
具体的には、描画動作において描画ヘッド41が移動する最大移動幅がX方向に「mx」、Y方向に「my」であるとした場合、図5に示すように、フック穴部621のX方向の幅を「mx+α」、Y方向の幅を「my+α」とする。これにより、描画部40による描画動作中に係止部422がフック穴部621の内側面に引っかからずにフック穴部621内を自由に移動することができ、枠体62が描画ヘッド41の動きを阻害しないようになっている。
なお「+α」をどの程度とするかは、装置精度等に応じて適宜設定可能な事項である。
ベルト部63は、その一端が枠体62における装置手前側(Y方向の手前側)に固定されており、他端側が指浮き抑制部61の上側(本実施形態では切欠き部612内)に固定されている。
ベルト部63は柔軟性を有する可曲部であり、例えば柔軟性を有する樹脂シート材又は強靭性を有する布材等で形成されている。
ベルト部63を枠体62や指浮き抑制部61に固定する手法は特に限定されず、例えば接着や溶着、又はねじ止め等の機械固定等によることができる。
ネイルプリント装置1内には、この可曲部であるベルト部63に当接し、移動機構である描画部40のヘッド移動部49における指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向への移動を指浮き抑制部61における昇降運動に変換する変換係止部17が設けられている。
本実施形態において変換係止部17は、ベルト部63の裏面(図4等における下側面)に当接する従動ローラである。変換係止部17は、両端部を筐体11等に支持部材171(図9参照)に支持され、ベルト部63の幅方向に延在して設けられている。
ベルト部63は枠体62と指浮き抑制部61との間で変換係止部17に係止され、枠体62のY方向への移動を上下方向の移動に変換して指浮き抑制部61に伝達する。これにより、枠体62が描画部40のヘッド移動部49により指の延在方向(Y方向)に沿って移動すると、ベルト部63を介して枠体62に連結されている指浮き抑制部61が昇降する。
なお、変換係止部17は、従動ローラである場合に限定されない。例えばギアや単なる軸部材等であってもよい。
具体的には、指浮き抑制部61は、ヘッド移動部49により描画ヘッド41が描画可能領域外まで指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に移動したとき(すなわち装置奥側に移動したとき)に、指の出入を邪魔しない(指に干渉しない)第1の位置まで上昇し、少なくとも描画部40による描画時、すなわちヘッド移動部49により描画ヘッド41が描画可能領域内に移動したときには、指のうち少なくとも一部(本実施形態では、非印刷指U2全て)の指の付け根側に当接して指の浮き上がりを抑えることのできる第2の位置まで下降するように上下動可能となっている。
なお、本実施形態では、前述のように描画ヘッド41の描画可能範囲内では係止部422がフック穴部621内においてフリーになるように構成されている。このため、描画ヘッド41が描画可能領域内に位置する間は、ヘッド移動部49により描画ヘッド41が指の延在方向(Y方向)に沿って移動しても指浮き抑制部61はこれに追従しないようになっている。
図3及び図4は、描画ヘッド41が描画可能領域外まで指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に移動(すなわち装置奥側に移動)して、指浮き抑制部61が第1の位置まで上昇している状態を示している。
この状態では、ユーザは指(印刷指U1及び非印刷指U2)を自由に装置内に出し入れすることができる。ユーザは描画開始前、この状態において指をセットし、また描画完了後はこの状態で指を装置内から取り出す。
また、図6は、描画ヘッド41が描画可能領域内まで指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に移動(すなわち装置手前側に移動)して、指浮き抑制部61が第2の位置まで下降している状態を示している。
さらに、図7及び図8は、実際に指載置部30に指(印刷指U1及び非印刷指U2)がセットされた状態において描画ヘッド41が描画可能領域内まで指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に移動(すなわち装置手前側に移動)して、指浮き抑制部61が第2の位置まで下降している状態を示しており、図9は、図8における指浮き抑制機構6の周辺を拡大した要部断面図である。
図6から図9に示すように、この状態では、非印刷指U2の背側に指浮き抑制部61が当接し、ユーザは印刷指固定部33に固定されている印刷指U1のみならず、非印刷指U2についても指を上方向に動かすことが規制され、指の浮き上がりが抑えられる。
制御装置70は、例えば筐体11天面の下面側等に配置された図示しない基板等に設置されている。
図10は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置70は、図10に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)により構成される制御部71と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)で構成される記憶部72とを備えるコンピュータである。
記憶部72には、ネイルプリント装置1を動作させるための各種プログラムや各種データ等が格納されている。
具体的には、記憶部72のROMには、爪画像から爪Tの形状や爪Tの輪郭、爪の幅、爪の面積等の各種の爪情報を検出するための爪情報検出プログラム、描画用データを生成するための描画データ生成プログラム、描画処理を行うための描画プログラム等の各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置70によって実行されることによって、ネイルプリント装置1の各部が統括制御されるようになっている。
また、本実施形態において記憶部72には、撮影部50によって取得されたユーザの印刷指U1の爪Tの爪画像を記憶する爪画像記憶領域721、爪情報検出部712によって検出された爪情報(爪Tの輪郭や爪Tの傾斜角度等)が記憶される爪情報記憶領域722、及び爪Tに描画されるネイルデザインの画像データを記憶するネイルデザイン記憶領域723等が設けられている。
制御部71は、機能的に見た場合、撮影制御部711、爪情報検出部712、描画データ生成部713、描画制御部714、表示制御部715等を備えている。これら撮影制御部711、爪情報検出部712、描画データ生成部713、描画制御部714、表示制御部715等としての機能は、制御部71のCPUと記憶部72のROMに記憶されたプログラムとの共働によって実現される。
撮影制御部711は、撮影部50の撮像装置51及び照明装置52を制御して撮像装置51により、印刷指固定部33に固定された印刷指U1の爪Tの画像を含む指の画像(以下「爪画像」という。)を撮影させるものである。
撮影部50により取得された爪画像の画像データは、記憶部72の爪画像記憶領域721に記憶される。
爪情報検出部712は、撮像装置51によって撮影された印刷指固定部33に固定された印刷指U1の爪Tの画像に基づいて、印刷指U1の爪Tについての爪情報を検出するものである。
ここで、爪情報とは、例えば、爪Tの輪郭(爪形状、爪Tの水平位置のXY座標等)、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置、以下「爪Tの垂直位置」又は単に「爪Tの位置」ともいう。)、爪Tの表面の、XY平面に対する傾斜角度(爪Tの傾斜角度、爪曲率)等である。
描画データ生成部713は、爪情報検出部712により検出された爪情報に基づいて、描画ヘッド43により印刷指U1の爪Tに施される描画用のデータを生成する。
具体的には、描画データ生成部713は、爪情報検出部712により検出された爪Tの形状等に基づいてネイルデザインの画像データを拡大、縮小、切出し等することにより爪Tの形状に合わせ込む合せ込み処理を行う。
また、描画データ生成部713は、爪情報検出部712により検出された爪情報に応じて、適宜曲面補正等を行う。
これにより、描画ヘッド41によって描画されるネイルデザインの描画用データが生成される。
描画制御部714は、描画データ生成部713によって生成された描画用データに基づいて描画部40に制御信号を出力し、爪Tに対してこの描画用データにしたがった描画を施すように描画部40のX方向移動モータ46、Y方向移動モータ48、描画ヘッド41等を制御する制御部である。
本実施形態において、描画制御部714は、描画部40による描画動作を行っていないときには、描画ヘッド41が指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向における描画可能領域外まで装置奥側に下がるようにヘッド移動部49を制御する。これにより、指浮き抑制部61が指に干渉しない第1の位置まで上昇し、ユーザが指(印刷指U1及び非印刷指U2)を自由に装置内に出し入れすることができる状態となる。
表示制御部715は、表示部13を制御して表示部13に各種の表示画面を表示させるものである。本実施形態では、表示制御部715は、例えばネイルデザインの選択画面やデザイン確認用のサムネイル画像、印刷指U1を撮影して取得した爪画像、各種の指示画面、操作画面等を表示部13に表示させるようになっている。
[ネイルプリント装置の作用]
次に、本実施形態におけるネイルプリント装置1の作用について説明する。
本実施形態では、ネイルプリント装置1で爪Tへの描画を行う場合、描画制御部714がヘッド移動部49を制御することにより、描画ヘッド41を指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に描画可能領域外まで移動した状態とする。これにより、付勢部材であるコイルばね616の付勢力に抗して係止部422が指浮き抑制機構6の連結部620の枠体62をY方向の装置奥側に引っ張る。
このY方向への動きは、枠体62と接続されたベルト部63及びこれに当接する変換係止部17によって上下方向の移動に変換されて指浮き抑制部61に伝達される。
これにより、指浮き抑制部61が第1の位置まで上昇した状態となり、ユーザは、指挿入口15から印刷指U1と非印刷指U2とを装置内に挿入し、それぞれ指載置部30にセットする。なお、描画ヘッド41が描画可能領域外までY方向に移動した状態をデフォルトとし、描画開始の指示が入力されるまでは、指浮き抑制部61が第1の位置まで上昇した状態が維持されるようにしてもよい。
指のセットが完了し、操作部12等から描画開始の指示が入力されると、描画制御部714がヘッド移動部49を制御することにより、描画ヘッド41を指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に描画可能領域内まで移動した状態とする。これにより、係止部422が枠体62のフック穴部621内でフリーに移動できる状態となり、付勢部材であるコイルばね616の反力によって指浮き抑制部61が第2の位置まで下降し、指の浮き上がりが抑制された状態となる。
描画が開始されても、描画ヘッド41の描画可能領域内では係止部422が枠体62のフック穴部621内でフリーに移動可能な状態が維持されるため、描画動作を阻害せずに指の浮き上がりが抑制された状態は維持される。
また、描画動作が完了すると、描画制御部714がヘッド移動部49を制御することにより、再度描画ヘッド41を指の延在方向(Y方向)の成分を含む移動方向に描画可能領域外まで移動した状態とする。これにより、付勢部材であるコイルばね616の付勢力に抗して係止部422が指浮き抑制機構6の連結部620の枠体62をY方向の装置奥側に引っ張る。
このY方向への動きは、枠体62と接続されたベルト部63及びこれに当接する変換係止部17によって上下方向の移動に変換されて指浮き抑制部61に伝達される。
これにより、指浮き抑制部61が第1の位置まで上昇した状態となり、ユーザは、指挿入口15から印刷指U1と非印刷指U2とを装置外に取り出すことができる。
[ネイルプリント装置の効果]
以上のように、本実施形態によれば、印刷指U1と非印刷指U2とをともに指載置部30に載置して印刷指U1の爪Tにネイルプリントを行う場合に、昇降機構によって、指の出入時には指に干渉しない第1の位置に配置され、少なくとも描画部40による描画時には指のうち少なくとも一部の指の付け根側に当接する第2の位置に配置されるように指浮き抑制部61を昇降可能に構成している。
このため、描画時に指の浮き上がりを検出するセンサ等を設けなくても指の浮き上がりを適切に防ぐことができる。これにより、意識的・無意識的な指の浮き上がりによる描画ヘッド41等の破損や描画動作の中断が生じるのを抑制できるとともに、描画ヘッド41等に指が接触することにより怪我等の事故を未然に防ぐことができる。
また、センサ等を別途設ける必要がないため、装置コストを低く抑えることができる。
また、確実に指の浮き上がりを抑制できるため、印刷指U1以外の非印刷指U2を指載置部30に平置きすることが可能となり、ユーザに負担を掛けずに楽な姿勢で描画処理を行うことができる。
また、本実施形態では、指載置部30には印刷指U1を固定する印刷指固定部33が設けられているため、非印刷指U2よりも精度の高い位置固定が必要な印刷指U1については、XY方向及び高さ方向の位置決め、位置固定を精密に行うことができる。
そして、印刷指U1が印刷指固定部33によって固定されている場合にさらに指の付け根部分を押さえると不自然な体勢となりやすかったり、必要以上に拘束感をユーザに与えることになるおそれもある。この点、本実施形態では、指浮き抑制部61は、指載置部30における指の付け根側のうち、印刷指固定部33が設けられている箇所以外の部分に配置されるため、ユーザに必要以上の負担を強いることなく、適切に指の浮き上がりを抑制することができる。
また、本実施形態では、描画部40のヘッド移動部49をもって指浮き抑制部61を動作させる昇降機構を兼ねさせる構成としている。
このため、指浮き抑制部61を昇降させる機構を別途設ける必要がなく、装置構成の複雑化を回避できるとともに、もともとある機構を利用して安価に指の浮き上がり抑制を実現することができる。
また、本実施形態では、ヘッド移動部49をもって指浮き抑制部61を動作させる昇降機構を兼ねさせる構成としている。
ヘッド移動部49による描画ヘッド41の移動はXY方向であり、指浮き抑制部61の移動は上下方向であるが、指浮き抑制部61を指載置部30に向かう方向に付勢する付勢部材と、一端側が指浮き抑制部61の上部に連結され、他端側が描画部40(本実施形態では天面部421)に係止可能となっており、ヘッド移動部49によるXY方向への移動を指浮き抑制部に伝達する連結部620を備えている。
特に、本実施形態の連結部620は、柔軟性を有する可曲部であるベルト部63を有し、装置内(筐体11内)には、このベルト部63に当接し、ヘッド移動部49によるXY方向への移動を指浮き抑制部61における昇降運動に変換する変換係止部として従動ローラが設けられている。これにより、ヘッド移動部49によるXY方向への移動を容易に指浮き抑制部61を上下させる動きに変えて、指浮き抑制部61を昇降させることができる。
また、本実施形態では、指浮き抑制機構6の連結部620と描画部40(描画部40の天面部421)とを完全に連結させるのではなく、フック穴部621を有する枠体62とこのフック穴部621内において自由移動可能に構成された係止部422とを介して係止させている。
このため、描画動作時には、フック穴部621の範囲内では係止部422がフリーとなるため、描画ヘッド41の描画動作が阻害されないとともに、指浮き抑制部61が描画部40の動きに伴って引きずられることがなく、ユーザに負担を掛けずに指の浮きを抑制することができる。
[ネイルプリント装置の変形例]
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、描画部40のヘッド移動部49に指浮き抑制部61を動作させる昇降機構を兼ねさせる構成としたが、指浮き抑制機構6の構成はこれに限定されない。
例えば、図11及び図12に示すように、描画部40を構成する機構とは別に指浮き抑制機構9を設けてもよい。
この場合、例えば、ネイルプリント装置1の筐体11の前面部であって、指を挿入する指挿入口15の上に昇降用モータ92によって昇降する板状の指浮き抑制部91を設けてもよい。
この場合、指浮き抑制部91は、筐体11の内面に沿って図示しないレール等にガイドされてスライド移動できるように構成される。
また、本実施形態では、係止部422として、凸状のものを例示したが、係止部422の形状はこれに限定されない。
例えば、係止部422は、自由端側の径がそれ以外の部分の径よりも大きく形成されていてもよい。
具体的には、図13(a)に示すように、枠体62の高さ(厚み)よりも高い位置に配置される係止部422の自由端側に、軸部422aの径(水平方向の断面)よりも大きな径(水平方向の断面)を有する大径部422bを備えていてもよい。
また、大径部の形状は図13(a)に示すものに限定されず、例えば図13(b)に示すようにほぼ半球形状の大径部422cであってもよい。
このように、係止部422の自由端側の径をそれ以外の部分の径よりも大きく形成することで、係止部422が枠体62のフック穴部621から外れにくくすることができる。
さらに、係止部422は、軸部422aの自由端側に、枠体62(少なくとも枠体62のフック穴部621)よりも広い範囲を覆う大きさの大径部422dを備えていてもよい。この場合、係止部422が枠体62のフック穴部621から外れることを確実に抑制することができる。
なお、この場合には、軸部422aが形成された天面部421上に枠体62を設置した後、大径部422dを軸部422aの上端部に嵌め込むか、天面部421上に枠体62を設置した後、フック穴部621内の所定位置に大径部422dと軸部422aとが一体化された係止部422を取り付けることにより形成する。
また、枠体62におけるフック穴部621の形状は、上記に例示したものに限定されない。
例えば図14(a)及び図14(b)に示すように、フック穴部621におけるY方向奥側に、係止部422が係止される凹部623等を設けてもよい。
凹部623を設けた場合には、図14(b)に示すように、凹部623内に係止部422が係止されることにより、より安定して指浮き抑制部61を引き上げることができる。
なお、図14(a)に示すように、描画動作終了後に必ずしも係止部422が凹部623に対応する位置にあるとは限らない。このため、指浮き抑制部61を引き上げる際には、描画制御部714は、まずヘッド移動部49を制御して、係止部422が凹部623に対応する位置にくるようにX方向に移動させてX方向の位置を調整し、その後、ヘッド移動部49により、描画ヘッド41を描画可能範囲外までY方向に移動させるようにすることが好ましい。
また、本実施形態では、図7に示すように、片手(例えば左手)の人差指を印刷指U1として印刷指固定部33に固定し、それ以外の小指、薬指、中指、親指を非印刷指U2として、指載置部30における上面板31の上であって印刷指固定部33の側部に載置する場合を例示したが、指載置部30には、印刷指U1の他、非印刷指U2のうちの少なくとも一部が載置されればよく、片手の指5本ともが載置されなくてもよい。
例えば、人差指が印刷指U1である場合に、非印刷指U2のうち小指、薬指、中指を指載置部30に載置し、親指は指載置部30の上面板31の下方に配置してもよい。印刷する指の種類やユーザの手の形状等によっては、印刷指U1を含むすべての指を指載置部30に載置するとかえって不自然な姿勢を強いることとなる可能性もあるため、上面板31の下方に退避した方が楽な姿勢がとれるような場合には、そのように非印刷指U2を配置してもよい。
この場合、指浮き抑制部61は、指載置部30の上面板31に載置されている指(上記の例では小指、薬指、中指の3本)の浮きを押さえる。
また、本実施形態の図7では、描画ヘッド41が描画可能領域内に移動して指浮き抑制部61が第2の位置まで下降したときは指載置部30に載置されている非印刷指U2すべてに指浮き抑制部61が当接するように図示しているが、指浮き抑制部61が当接するのは、指載置部30に載置されている指のうちの少なくとも一部の指であればよく、指浮き抑制部61が当接していない指が含まれていてもよい。
例えば、指載置部30の上面板31の上に非印刷指U2として小指、薬指、中指、親指が載置されている場合、親指や中指等に比べて細い小指には指浮き抑制部61が当接しない可能性がある。この場合でも、ユーザが小指を親指等太い指と同じ高さ位置まで浮かせた場合には指浮き抑制部61が当接してそれ以上浮き上がらないように高さ方向の位置が規制され、描画に影響を及ぼしたり、指を怪我する等のおそれは回避することができる。
また、図1から図4等に示すように、指載置部30の上面板31の下方には空間が設けられており、この部分に収容可能なトレー等を設けてもよい。
このようなトレーを設けた場合には、ネイルプリント装置1を使用しないときには、このトレー内に爪Tの手入れに用いる各種の道具や小物等を収容し、ネイルプリント装置1とともに収納しておくことができ、スペースを有効利用できるとともに、小物類をまとめておくことができるため便宜である。
また、本実施形態では、ネイルプリント装置(描画装置)1の描画ヘッド41として、インクジェット方式の描画ヘッド41を備える構成としたが、描画ヘッド41の構成はこれに限定されない。
例えば、爪Tの表面にペン先を付けて描画を行う描画用のペンを保持するペンホルダを備え、ペンを用いて描画を行うようにしてもよい。また、本実施形態のようなインクジェット方式の描画ヘッドと描画用のペンを保持するペンホルダとを両方備えて、複数の描画手段を用いて描画を行う構成としてもよい。
また、ネイルプリント装置1に、描画後にインクを乾燥させるためのヒータやファンを備える乾燥部が設けられていてもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
爪に描画を施す描画部本体を備える描画部と、
前記描画部による描画対象となる爪を有する指である印刷指と、前記印刷指以外の指である非印刷指のうちの少なくとも一部と、が載置される指載置部と、
前記指載置部における指側に配置された指浮き抑制部と、
前記指が前記指載置部に載置されるとき又は載置された指が前記指載置部から離間するときには、前記指浮き抑制部を前記指に干渉しない第1の位置まで上昇させ、少なくとも前記描画部による描画時には、前記指浮き抑制部を、前記指載置部に載置されている前記非印刷指のうち少なくとも一部の指側に当接する第2の位置まで下降させるように前記指浮き抑制部を上下動させる昇降機構と、
を備えていることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記指載置部には前記印刷指が固定される指固定部が設けられており、
前記指浮き抑制部は、前記指載置部における指の付け根側のうち、前記指固定部が設けられている箇所以外の部分に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記描画部は、前記描画部本体を、少なくとも前記指載置部に載置された前記指の延在方向の成分を含む移動方向に移動させることが可能な移動機構を含んでおり、
前記移動機構が、前記指浮き抑制部を動作させる前記昇降機構を兼ねることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の描画装置。
<請求項4>
前記指浮き抑制部を前記指載置部に向かう方向に付勢する付勢部材と、
一端側が前記指浮き抑制部の上部に連結され、他端側が前記描画部に係止可能となっており、前記移動機構における前記指の延在方向の成分を含む移動方向への移動を前記指浮き抑制部に伝達する連結部と、を備え、
前記指浮き抑制部は、前記移動機構により前記描画部本体が描画可能領域外まで前記指の延在方向の成分を含む移動方向に移動したときに前記第1の位置に配置され、前記移動機構により前記描画部本体が描画可能領域内に移動したときに前記第2の位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載の描画装置。
<請求項5>
前記連結部は、前記他端側に枠体を有し、
前記描画部には、前記枠体内に位置し前記枠体に係止可能である係止部が設けられており、
前記枠体は、前記移動機構による描画部本体の描画可能範囲内において前記係止部が自由移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
<請求項6>
前記係止部は、自由端側の径がそれ以外の部分の径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項5に記載の描画装置。
<請求項7>
前記連結部は、柔軟性を有する可曲部を有し、
装置内には、前記可曲部に当接し、前記移動機構における前記指の延在方向の成分を含む移動方向への移動を前記指浮き抑制部における昇降運動に変換する変換係止部が設けられていることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の描画装置。
1 ネイルプリント装置
6 指浮き抑制機構
16 ガイド部
17 変換係止部
40 描画部
41 描画ヘッド
30 指載置部
31 上面板
33 印刷指固定部
49 ヘッド移動部
50 撮影部
61 指浮き抑制部
62 枠体
63 ベルト部
71 制御部
72 記憶部
422 係止部
620 連結部
621 フック穴部
T 爪
U1 印刷指
U2 非印刷指

Claims (7)

  1. 爪に描画を施す描画部本体を備える描画部と、
    前記描画部による描画対象となる爪を有する指である印刷指と、前記印刷指以外の指である非印刷指のうちの少なくとも一部と、が載置される指載置部と、
    前記指載置部に載置された前記非印刷指のうちの少なくとも一部が前記指載置部から浮いてしまうことを抑制するための指浮き抑制部と、
    前記指が前記指載置部に載置されるとき又は載置された指が前記指載置部から離間するときには、前記指浮き抑制部を前記指に干渉しない第1の位置まで上昇させ、少なくとも前記描画部による描画時には、前記指浮き抑制部を、前記指載置部に載置されている前記非印刷指のうち少なくとも一部の指に当接する第2の位置まで下降させるように前記指浮き抑制部を上下動させる昇降機構と、
    を備え
    前記指載置部には前記印刷指が固定される指固定部が設けられており、
    前記指浮き抑制部は、前記指載置部における指の付け根側のうち、前記指固定部が設けられている箇所以外の部分に配置されていることを特徴とする描画装置。
  2. 前記描画部は、前記描画部本体を、少なくとも前記指載置部に載置された前記指の延在方向の成分を含む移動方向に移動させることが可能な移動機構を含んでおり、
    前記移動機構が、前記指浮き抑制部を動作させる前記昇降機構を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 爪に描画を施す描画部本体を備える描画部と、
    前記描画部による描画対象となる爪を有する指である印刷指と、前記印刷指以外の指である非印刷指のうちの少なくとも一部と、が載置される指載置部と、
    前記指載置部に載置された前記非印刷指のうちの少なくとも一部が前記指載置部から浮いてしまうことを抑制するための指浮き抑制部と、
    前記指が前記指載置部に載置されるとき又は載置された指が前記指載置部から離間するときには、前記指浮き抑制部を前記指に干渉しない第1の位置まで上昇させ、少なくとも前記描画部による描画時には、前記指浮き抑制部を、前記指載置部に載置されている前記非印刷指のうち少なくとも一部の指に当接する第2の位置まで下降させるように前記指浮き抑制部を上下動させる昇降機構と、
    を備え、
    前記描画部は、前記描画部本体を、少なくとも前記指載置部に載置された前記指の延在方向の成分を含む移動方向に移動させることが可能な移動機構を含んでおり、
    前記移動機構が、前記指浮き抑制部を動作させる前記昇降機構を兼ねることを特徴とする描画装置。
  4. 前記指浮き抑制部を前記指載置部に向かう方向に付勢する付勢部材と、
    一端側が前記指浮き抑制部の上部に連結され、他端側が前記描画部に係止可能となっており、前記移動機構における前記指の延在方向の成分を含む移動方向への移動を前記指浮き抑制部に伝達する連結部と、を備え、
    前記指浮き抑制部は、前記移動機構により前記描画部本体が描画可能領域外まで前記指の延在方向の成分を含む移動方向に移動したときに前記第1の位置に配置され、前記移動機構により前記描画部本体が描画可能領域内に移動したときに前記第2の位置に配置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の描画装置。
  5. 前記連結部は、前記他端側に枠体を有し、
    前記描画部には、前記枠体内に位置し前記枠体に係止可能である係止部が設けられており、
    前記枠体は、前記移動機構による描画部本体の描画可能範囲内において前記係止部が自由移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  6. 前記係止部は、自由端側の径がそれ以外の部分の径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項5に記載の描画装置。
  7. 前記連結部は、柔軟性を有する可曲部を有し、
    装置内には、前記可曲部に当接し、前記移動機構における前記指の延在方向の成分を含む移動方向への移動を前記指浮き抑制部における昇降運動に変換する変換係止部が設けられていることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の描画装置。
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