JP6967988B2 - コンクリートポンプ車 - Google Patents

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本発明は、建築物等に生コンクリートを打設する際に用いる車両であるコンクリートポンプ車に関するものである。
コンクリートポンプ車は、生コンクリートを送るために車体から離れた場所へと伸縮可能に設けられたブームを備えている。このブームはサブフレーム等のフレーム上に設けられた架台により支持される。ブームを延長した際(例えばブームを水平に張り出した場合等)に架台に荷重がかかって架台が倒れないように、ブームを延長する方向とは逆方向において、サブフレームと架台とを連結するテンションバーを備えている。特許文献1には、コンクリートポンプ車ではないが同種のテンションバーを備えたコンクリート打設装置が記載されている。この装置の架台周りを図7に示す。
このような装置において、テンションバー101の取り付け位置を調節するため、例えばフレーム102(車両の場合にはサブフレーム)の上面1021に対して溶接された、フレーム102とは別体のブラケット103に対し、テンションバー101を連結するよう構成することができる。
実公昭63−38264号公報
しかし、この構成では、フレーム102(サブフレーム)の上面1021に対し、テンションバー101の長手方向は図示のように傾斜している。このため、ブーム104によってテンションバー101にかかる引張力101Tが図7に示した方向にかかるので、当該引張力の一成分がブラケット103に対して、ブラケット103をフレーム102の上面1021から引き剥がす方向にかかってしまう。このため、フレーム102とブラケット103との溶接部分に溶接割れが生じてしまうという問題があった。これは、ブームを備えたコンクリートポンプ車にも当てはまる問題である。
そこで本発明は、テンションバーを溶接割れが生じにくいように支持したコンクリートポンプ車を提供することを課題とする。
本発明は、車体フレームと、前記車体フレームに設けられたサブフレームと、前記サブフレームに、生コンクリートを送るために車体から離れた場所へと伸縮可能に設けられたブームと、前記サブフレームに設けられており、前記ブームを支持する架台と、前記ブームを延長した際に前記架台にかかる荷重による引張力を受けるように、前記サブフレームと前記架台とを連結するテンションバーと、前記テンションバーを、連結対象物としての前記サブフレーム及び前記架台に対して連結する連結構造と、を備え、前記連結構造は、前記連結対象物と前記テンションバーとに亘って設けられた穴部であって、前記テンションバーの長手方向に交わる方向に形成された穴部と、前記穴部を貫通するピンと、貫通穴を有しており、前記穴部における空間を、当該貫通穴に前記ピンが貫通した状態で覆うことにより、前記穴部に対して前記ピンを位置決めするピン固定部と、を備え、前記穴部のうち、前記連結対象物または前記テンションバーのうち少なくとも一方に形成された部分は、前記ピンの径寸法よりも大きく、かつ、前記位置決めの前において前記ピンが移動可能な大きさに形成されており、前記ピン固定部は、前記テンションバーの長手方向に対して平行な領域を有しており、当該領域が、前記ピンが移動可能な大きさとされた前記穴部を有している前記連結対象物または前記テンションバー前記連結対象物の表面に溶接固定されるコンクリートポンプ車である。
前記構成によれば、ピン固定部とピンが移動可能とされた穴部との組み合わせにより、ピンの位置調整を可能としながら、ピン固定部において連結対象物またはテンションバーに対して溶接固定された部分にはテンションバーにかかる引張力の方向と平行に力がかかる。このため、ピン固定部と連結対象物またはテンションバーとの間での溶接割れを抑制できる。
また更に、前記ピンが移動可能な大きさとされた前記穴部が前記連結対象物に形成された場合、当該穴部が車両前後方向に長い長穴とされ、前記ピンが移動可能な大きさとされた前記穴部が前記テンションバーに形成された場合、当該穴部が前記テンションバーの長手方向に長い長穴とされており、前記ピン固定部が板状であり、前記貫通穴は板厚方向に貫通しており、前記テンションバーの長手方向に沿って細長い形状とされているものとできる。
この構成によれば、溶接固定部分の向きを引張力の方向に沿わせられるので、テンションバーと連結対象物との間の引張力の伝達が円滑にできる。
また更に、前記ピン固定部のうち、前記貫通穴を基準として、前記テンションバーでの長手方向中央側に向かって延びる部分よりも、前記テンションバーでの長手方向中央と反対側に向かって延びる部分の方が長いものとできる。
この構成によれば、ピン固定部において、テンションバーでの長手方向中央と反対側に向かって延びる部分に溶接固定された部分を確保できる。このため、前記溶接固定された部分がテンションバーにかかる力に対して十分に対抗できる。
本発明によると、ピン固定部と、ピンが移動可能とされた穴部の設けられた連結対象物またはテンションバーとの間での溶接割れを抑制できる。このため、テンションバーを溶接割れが生じにくいように支持したコンクリートポンプ車を提供できる。
本発明の一実施形態に係るコンクリートポンプ車を示す側面図である。 前記実施形態に係るコンクリートポンプ車の架台周りを示す側面図である。 前記実施形態に係るコンクリートポンプ車の架台周りのうち、車幅方向の一方側について示す平面図である。 (A)は図2におけるI−I断面図、(B)は図2におけるII−II断面図である。 前記実施形態に係るコンクリートポンプ車の架台を示す、車幅方向中央における縦断面図である。 前記実施形態に係るコンクリートポンプ車のサブフレームを示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。 従来のコンクリート打設装置の架台周りを概略的に示す側面図である。
次に、本発明の一実施形態を取り上げて説明する。コンクリートポンプ車Bの構成は公知であるため概略を説明する。本実施形態のコンクリートポンプ車Bは、図1に示すように(車両本体を二点鎖線で示す)、車両前後方向に延びる車体フレームFと、車体フレームFの上方に設けられたサブフレーム1(図2参照)と、サブフレーム1に、架台3を介して車体から離れた場所へと伸縮可能に設けられたブーム2と、車両後部に設けられて上方が開口したホッパ6にコンクリートミキサー車等から投入された生コンクリートを、ブーム2に沿わせるようにして圧送するコンクリートポンプとを備える。本実施形態のブーム2は、複数本のビーム21〜21が屈曲可能に連結されており、油圧シリンダによりブーム2を伸長させて車体から離れた場所(高所または水平方向に離れた場所)に生コンクリートを打設することができる。最も基端側(車両本体側)のビーム21は、車両本体(具体的には架台3)に対して水平方向において回動可能である。図1は、複数本のビーム21〜21が折り畳まれたブーム閉じ状態とされ、コンクリートポンプ車Bが公道を走行可能な状態を示している。ブーム2の側方にはコンクリート圧送配管22が設けられている(一部はブーム2を幅方向に貫通する)。コンクリートミキサー車から供給された生コンクリートは車両後方に位置するホッパ6に供給され、ホッパ6の内部に位置する生コンクリートは、コンクリートポンプによりコンクリート圧送配管22に送られる。そして、打設箇所に配置されたコンクリート圧送配管22の先端開口から生コンクリートを吐出できる。
サブフレーム1には、ブーム2を水平方向で回動可能に支持する架台3が、サブフレーム1から上方に立ち上げるように設けられている。また、サブフレーム1には、図6(A)(B)に示すように、上方に延びる延長部11が一体に形成されている。この延長部11は平板状であって、後述する連結構造5における穴部51の一部であるサブフレーム貫通穴12が設けられており、このサブフレーム貫通穴12に後方側ピン52Bが貫通した状態で保持されている。なお、本実施形態における延長部11は、サブフレーム1の上面部を切り欠いた上、この切り欠いた部分を上方に立ち上げることで形成されている。サブフレーム1の上面部において切り欠かれた部分には穴が生じるが、この穴は別の板状体が溶接されることで埋められている(図示しない)。また、図5に示すように、架台3の車両後部において後方に突出した部分には架台貫通穴31が形成されている。
そして、ブーム2を延長した際に架台3にかかる荷重による引張力Tを受けるように、サブフレーム1と架台3とを連結するテンションバー4が設けられている。本実施形態のテンションバー4は、車幅方向に平行に2本(図3にはそのうち1本が示されている)、ブーム2が車両前方に延長した際に生じる引張力Tに対抗できるよう設けられている。引張力Tの方向はブーム2へ向かう方向、つまり、図2における左上に向かう方向である。
本実施形態のテンションバー4は直棒状であって、図2及び図3に示すように、丸パイプからなるパイプ部41と、パイプ部41の長手方向両端に設けられた板状部42とを一体に備える。
板状部42は平板状であって、テンションバー4の一端側及び他端側における面方向が同一方向となるように設けられている。板状部42はパイプ部41に対して溶接固定されている。板状部42にはテンションバー貫通穴43が形成されている。このテンションバー貫通穴43は後述する連結構造5における穴部51の一部を構成し、サブフレーム1及び架台3への連結状態においてピン52が貫通する。
本実施形態のコンクリートポンプ車は、テンションバー4とサブフレーム1とを連結すると共に、テンションバー4と架台3とを連結する連結構造5を備える。以下、テンションバー4の連結相手を示す場合、サブフレーム1または架台3を、テンションバー4を基準とした「連結対象物」と称して説明することがある。本実施形態における連結構造5は、穴部51、ピン52、ピン固定部(ボスプレート53)、ボス54を備える。
穴部51は、連結対象物1,3とテンションバー4とに亘って設けられ、テンションバー4の長手方向に交わる方向(具体的には直交する方向)に形成されている。ピン52は穴部51を貫通する。
穴部51のうち、連結対象物1,3またはテンションバー4のうち少なくとも一方に形成されたものは、ピン52の径寸法よりも大きく、かつ、ボスプレート53が連結対象物1,3に溶接固定されることによる位置決めの前において、ピン52が移動可能な大きさに形成されている。本実施形態の穴部51のうち架台3に形成された架台貫通穴31は、上下方向寸法に比べて車両前後方向寸法が長い長穴とされている。そして、前記位置決めの前において、ピン52がテンションバー4の長手方向にも移動可能となっている。長穴の長径方向は水平方向に沿っている。なお、本実施形態の穴部51のうちサブフレーム1に形成されたサブフレーム貫通穴12は真円の穴とされている。
ピン固定部としてのボスプレート53は、穴部51における空間を、ピン52が貫通した状態で覆うことにより、穴部51に対してピン52を、車両前後方向において不動に位置決めするものである。前記「覆う」とは、ボスプレート53に対する平面視で、ボスプレート53の外縁全てが穴部51の外縁よりも外側にある状態をいう。ボスプレート53は板状(より具体的には平板状)であって、連結対象物1,3の幅方向の両側に溶接固定されている。この溶接固定の際、ボスプレート53は連結対象物1,3の表面に現れた穴部51を、ピン52が貫通する部分を除いて覆い隠すように配置される。覆われずに空間が露出した部分が残ると、そこの空間を囲む縁部に応力集中が生じて好ましくないためである。なお、図4(B)に示すように、車両後方側に配置されるボスプレート53は、サブフレーム1の延長部11の車幅方向の間隔に合わせるためスペーサ53sを備えている。
本実施形態のボスプレート53の平面視形状は、一端側が大径とされて他端側が小径とされた変形長円形状とされている。大径である側には、穴部51の一部であって、図4(A)(B)に示すようにピン52が板厚方向に貫通するボスプレート貫通穴531が形成されている。このボスプレート53は、テンションバー4の長手方向に沿って細長い形状となるように、連結対象物1,3に対して溶接固定される。
ボスプレート53は連結対象物1,3に対して外縁532が溶接固定される。ここで、ボスプレート53は、テンションバー4の長手方向に対して平行な領域を有している。この領域(より詳しくは当該領域の外縁)の少なくとも一部が連結対象物1,3の表面に溶接固定される。この領域は、本実施形態では溶接固定される前記外縁532に囲まれ、全周にわたって閉じた領域となっている。ただしこれに限られず、溶接固定が部分的にされることによって、溶接固定されない外縁532が除かれた、開いた領域となっていてもよい。すなわち前記「開いた領域」は、例えば、離間した2列の溶接固定される外縁532を有する領域とされたり、「C」字状に溶接固定される外縁532を有する領域とされたりする等、溶接固定されない外縁532を含んでいてもよい。
本実施形態ではボスプレート53が平板状であることから、前記領域内は平面となっている。しかしこれに限定されず、例えばボスプレート53が湾曲した形状である場合には、前記領域内が空間となることもある。
溶接固定される領域(本実施形態の場合、連結対象物1,3においてボスプレート53に対向する面と、ボスプレート53において連結対象物1,3に対向する面の両方に相当する領域)がテンションバー4の長手方向に対して平行であることにより、ボスプレート53により穴部51とピン52との、溶接前におけるテンションバー4の長手方向での位置調整を可能としながら、ボスプレート53において連結対象物1,3に対して溶接固定された部分にはテンションバー4にかかる引張力Tの方向と平行に力がかかる。よって従来の、サブフレームの上面に対してブラケットを溶接固定した構成のように、テンションバーにかかる引張力の一成分がブラケットに対して、当該ブラケットをサブフレームの上面から引き剥がす方向にかかってしまうことがないため、ボスプレート53と連結対象物1,3との間での溶接割れを抑制できる。また、力がかかる方向が平行であるので、ボスプレート53及び連結対象物1,3に対し、両者の当接面基準での法線方向成分の力(ボスプレート53における厚さ方向の力)がかかりにくい。特にボスプレート53に関しては、面方向寸法に比べて厚さ方向寸法が小さく、厚さ方向の力を受けると変形(曲げ変形)しやすいため、この変形に伴って溶接割れが生じることを防止できている。
そして、ボスプレート53が板状であり、テンションバー4の長手方向に沿って細長い形状とされていることにより、溶接固定部分の向きを引張力Tの方向に沿わせられるので、テンションバー4と連結対象物1,3との間の引張力Tの伝達が円滑にできる。
また、車両後方側(テンションバー4にかかる引張力Tの方向(図2に示した左上に向かう方向)を基準とした元側)のボスプレート53におけるボスプレート貫通穴531よりも車両後方側、つまり、テンションバー4の長手方向中央と反対に向かって延びる部分の長さは、ボスプレート貫通穴531よりも車両前方側(テンションバー4にかかる引張力Tの方向を基準とした先側、または、テンションバー4の長手方向中央に向かって延びる部分)の長さよりも長い。更に、車両前方側(テンションバー4にかかる引張力Tの反力の方向(図2に示した右下に向かう方向)を基準とした元側)のボスプレート53におけるボスプレート貫通穴531よりも車両前方側、つまり、テンションバー4の長手方向中央と反対に向かって延びる部分の長さは、ボスプレート貫通穴531よりも車両後方側(テンションバー4にかかる引張力Tの反力の方向を基準とした先側、または、テンションバー4の長手方向中央に向かって延びる部分)の長さよりも長い。
この構成によると、各ボスプレート53におけるボスプレート貫通穴531を基準とした、車両後方側(テンションバー4にかかる引張力Tの方向を基準とした元側)、または、車両前方側(テンションバー4にかかる引張力Tの反力の方向を基準とした元側)において、溶接固定された部分を十分に確保できる。ここで、ピン52を介して各ボスプレート53にかかる力(引張力Tまたは引張力Tの反力)は、ボスプレート貫通穴531を基準としてテンションバー4の長手方向中央に近い側では圧縮力として働き、テンションバー4の長手方向端部に近い側(テンションバー4の長手方向中央から遠い側)では引張力として働く。溶接固定された部分は圧縮力に対しては強い。しかし引張力に対しては弱いため、溶接割れにつながる可能性がある。ボスプレート53のうち前記引張力が働くような部分において、溶接固定された部分を十分な長さで確保することにより、テンションバー4にかかる力(引張力Tまたは引張力Tの反力)に対して十分に対抗でき、溶接割れが生じることを効果的に防止できるメリットを得られる。
ボス54は、図3及び図4(A)(B)に示すように、連結対象物1,3における車幅方向での内面と、テンションバー4(特に板状部42)との間に設けられる筒状体である。このボス54により、テンションバー4が車幅方向にずれないようにできる。
以上、本発明につき一実施形態を取り上げて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されない。
例えば、本実施形態のブーム2を構成する複数本のビーム21〜21は屈曲可能に構成されていた。しかしこれに限定されず、例えば複数のビームが直線方向に移動するように構成することもできる。
また、連結構造5は、連結対象物1,3のうち少なくとも一方に関して、前記実施形態のような形態であればよく、他方については前記実施形態とは異なる形態であってもよい。
また、テンションバー4の長手方向に直交する断面の形状は、前記実施形態のパイプ部41のような円形に限定されず、例えば多角形であってもよい。また、テンションバー4は直棒状に限定されず、湾曲して形成することもできる。湾曲して形成されている場合、前記「長手方向」は、前方側ピン52Fの中心と後方側ピン52Bの中心とを結ぶ仮想線に沿う方向として評価する。また、前記実施形態では両端に板状部42を備えていたが、例えば両端が丸棒のままでテンションバー貫通穴43(穴部51の一部)が形成されていてもよい。更に、テンションバー4を棒状体ではなく、板状体とすることもできる。
また、前記実施形態の穴部51のうち架台3に形成されたもの(架台貫通穴31)は、上下方向寸法に比べて車両前後方向寸法が長い長穴とされ、サブフレーム1に形成されたもの(サブフレーム貫通穴12)は真円の穴とされていた。しかしこれに限定されず、両方とも長穴とすることもできる。また、前記実施形態の長穴(架台貫通穴31)は、長径方向が水平方向に沿っていたが、例えばテンションバー4の長手方向に略一致させる等、傾斜方向に沿っていてもよい。また、長穴ではなく、ピン52の直径に比べて大径である真円の穴とすることもできる。このように、穴部51は架台3に設けられたピン52とサブフレーム1に設けられたピン52との間の距離を調整可能であればよく、種々の形態とできる。
また、穴部51のうちピン52が移動可能な大きさとされたもの(長穴等)は、サブフレーム1、架台3のいずれか一方にのみ設けることもできるし、両方に設けることもできる。
更に、穴部51に関して、連結対象物1,3ではなくテンションバー4につき、ピン52が移動可能な大きさとされたもの(長穴等)を設けることも可能である。この場合例えば、車幅方向に二股となるように形成した一対の板状部42を連結対象物1,3のうち少なくとも一方の外側面に当接させ、その状態で板状部42に対してボスプレート53を溶接固定することにより、前記実施形態と同様の作用を奏するものとできる。
1 サブフレーム、連結対象物
2 ブーム
3 架台、連結対象物
4 テンションバー
5 連結構造
51 穴部
52 ピン
53 ピン固定部、ボスプレート
B コンクリートポンプ車
F 車体フレーム

Claims (3)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームに設けられたサブフレームと、
    前記サブフレームに、生コンクリートを送るために車体から離れた場所へと伸縮可能に設けられたブームと、
    前記サブフレームに設けられており、前記ブームを支持する架台と、
    前記ブームを延長した際に前記架台にかかる荷重による引張力を受けるように、前記サブフレームと前記架台とを連結するテンションバーと、
    前記テンションバーを、連結対象物としての前記サブフレーム及び前記架台に対して連結する連結構造と、を備え、
    前記連結構造は、前記連結対象物と前記テンションバーとに亘って設けられた穴部であって、前記テンションバーの長手方向に交わる方向に形成された穴部と、
    前記穴部を貫通するピンと、
    貫通穴を有しており、前記穴部における空間を、当該貫通穴に前記ピンが貫通した状態で覆うことにより、前記穴部に対して前記ピンを位置決めするピン固定部と、を備え、
    前記穴部のうち、前記連結対象物または前記テンションバーのうち少なくとも一方に形成された部分は、前記ピンの径寸法よりも大きく、かつ、前記位置決めの前において前記ピンが移動可能な大きさに形成されており、
    前記ピン固定部は、前記テンションバーの長手方向に対して平行な領域を有しており、当該領域が、前記ピンが移動可能な大きさとされた前記穴部を有している前記連結対象物または前記テンションバーの表面に溶接固定されるコンクリートポンプ車。
  2. 前記ピンが移動可能な大きさとされた前記穴部が前記連結対象物に形成された場合、当該穴部が車両前後方向に長い長穴とされ、
    前記ピンが移動可能な大きさとされた前記穴部が前記テンションバーに形成された場合、当該穴部が前記テンションバーの長手方向に長い長穴とされており、
    前記ピン固定部が板状であり、前記貫通穴は板厚方向に貫通しており、前記テンションバーの長手方向に沿って細長い形状とされている、請求項1に記載のコンクリートポンプ車。
  3. 前記ピン固定部のうち、前記貫通穴を基準として、前記テンションバーでの長手方向中央側に向かって延びる部分よりも、前記テンションバーでの長手方向中央と反対側に向かって延びる部分の方が長い、請求項2に記載のコンクリートポンプ車。
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