以下、本発明における照明装置1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。さらに、以下の説明において、上、下といった方向あるいは位置が示されている場合、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る光源取付部材220を備えた照明装置1の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る光源取付部材220を備えた照明装置1の底面図である。まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る光源取付部材220を備えた照明装置1の全体構成を説明する。なお、以下の説明において、長手方向を長手方向X、長手方向Xに対する短手方向を短手方向Yとし、長手方向X及び短手方向Yのそれぞれに直交する方向を上下方向Zとする。また、照明装置1が取り付けられる天井などの被取付面側を上方向Z1とし、上方向Z1と反対側であり照明装置1が照射する側を下方向Z2とする。
照明装置1は、長尺状の装置本体100と、装置本体100に着脱自在に取り付けられる長尺状の光源ユニット200とを備えている。
図3は、図2の照明装置1のA−A線断面図である。図4は、図1の照明装置1の分解斜視図である。図5は、図4の照明装置1の装置本体100の斜視図である。図3〜図5を参照して照明装置1の各部の構成を説明する。
[装置本体100]
装置本体100は、図3に示すように、ボルト115などの固定具を用いて天井Cなどの被取付部に取り付けられる。装置本体100は、図4に示すように、光源ユニット200の一部が挿入されて取り付けられる取付部110と、取付部110の長手端部を覆う側板120とを備える。また、装置本体100は、装置本体100の外部から引き込まれた図示しない電源線が挿し込まれる端子台130と、光源ユニット200を保持する為のバネ140とを備えている。
(取付部)
取付部110は、図3及び図4に示すように、長手方向Xに沿って凹部として構成された収容凹部111と、短手方向Yにおいて収容凹部111の両側に設けられる鍔部112と、傾斜部113とを備えている。
収容凹部111は、図3及び図5に示すように、長手方向Xに沿って長尺且つ矩形平板状に形成された底部111aと、底部111aの長手側辺のそれぞれから下側(Z2側)へ延出する一対の側部111bとを有する。収容凹部111は、底部111aと側部111bとを有することで凹形状をなし、光源ユニット200の一部を収納する。収容凹部111は、上下方向(Z軸方向)において、側部111bの一端側に底部11aが位置しており、側部111bの他端側に光源ユニット200が挿入される開口111cが形成されている。
底部111aには、図5に示すように、商用電源と接続する電源線を引き込むための電源引込孔111aaと、ボルトなどの固定具により装置本体100を天井などの被取付部へ固定するための固定孔111abとが形成されている。
鍔部112は、図3に示すように、一対の側部111bの、長手側辺のそれぞれから互いに離れるように形成されている。
傾斜部113は、図3に示すように、短手方向Yにおいて収容凹部111の両側に設けられており、鍔部112の長手側辺のそれぞれから、上側(Z1側)へ且つ収容凹部111から離れるように形成されている。
(側板)
側板120は、図4に示すように、長手方向Xにおける取付部110の両端に配設されており、収容凹部111及び傾斜部113の両端部と当接している。また、側板120は、図5に示すように、収容凹部111及び傾斜部113の長手方向Xの端部を覆う側板本体部121と、側板本体部121の下側(Z2側)の側辺から側板本体部121に対して略垂直になるように突出した側板鍔部122とを有している。
(端子台)
端子台130は、図5に示すように、収容凹部111の底部111aに固定されており、電源引込孔111aaから引き込まれた図示しない電源線と接続し、商用電源から供給される電力を光源ユニット200に供給する。端子台130は、矩形箱状に形成された端子台本体部131と、光源ユニット200に電気的に接続する為の端子台接続部132とを備えている。なお、図5に示す端子台本体部131の形状は一例であり、例えば、円柱状、多角柱状等他の形状で形成されていてもよい。端子台接続部132は、端子台電線132aと、端子台電線132aの先端に設けられた端子台コネクタ132bとを備えている。
(バネ)
バネ140は、図4及び図5に示すように、長手方向Xに沿って対になるように、収容凹部111の底部111aに2つ配設されている。バネ140は、光源ユニット200を装置本体100に取り付けるための取付機構の1つであり、図4に記載の光源ユニット200に設けられた連結金具260と係合するものである。バネ140は、ステンレス材料や、バネ鋼材などの弾性材料で形成される。
図6は、図4の装置本体100に配設されるバネ140の斜視図である。バネ140は、図6に示すように、バネ140の一端に設けられたバネ固定部141と、バネ140の他端に設けられたバネ先端部143と、バネ固定部141とバネ先端部143との間に設けられたバネ円弧部142と、を有する。バネ固定部141には、貫通孔部141aが形成されている。バネ固定部141は、例えば図5に示すように、貫通孔部141aにネジが挿入され、装置本体100の底部111aに、ネジ止めされて固定される。バネ円弧部142は、底部111aから離れるように円弧形状に形成されている。バネ先端部143は、円弧形状に形成されたバネ円弧部142の内壁側に曲折して形成されており、図4に示す連結金具260が引っ掛けられる。また、対になるバネ140は、バネ先端部143が互いに反対方向を向くように底部111aに配設されている。なお、バネ140は、板材の弾性材料を曲げて形成しても良く、線材の弾性材料を曲げて形成してもよい。
[光源ユニット]
図7は、図4の照明装置1の光源ユニット200の部分斜視図である。次に、図3〜図7を参照して、光源ユニット200の全体構成を説明する。
光源ユニット200は、光源ユニット200の長手方向Xの端部に配設される図4及び図7に示す蓋体240と、図3に示す発光体210に所定の点灯電力を供給する電源装置250と、バネ140と係合する図4に示す連結金具260とを備えている。また、光源ユニット200は、図3に示すように、発光体210と、この発光体210が取り付けられる光源取付部材220と、発光体210を覆うようにして光源取付部材220に取り付けられるカバー部材230とを備えている。
(蓋体)
蓋体240は、光源ユニット200の長手方向Xにおける端部に設けられ、カバー部材230の長手方向Xの開口を塞ぐとともに、発光体210が照射する光を長手方向Xへ配光するものである。蓋体240は、アクリル樹脂など透過性、拡散性を有する材料により形成されており、カバー部材230と接着剤、熱溶着などの接合手段により接合されている。なお、蓋体240は、カバー部材230の長手方向Xの開口を塞ぐものであればよく、光を透過しない材料で構成されてもよい。
(電源装置)
電源装置250は、図3及び図4に示すように、後述する光源取付部材220の発光体210が配置された底部221の下面部221aとは反対側の、底部221の上面部221bに固定される。電源装置250は、図5に示す端子台130を介して商用電源からの電力を発光体210に供給し、発光体210を点灯させるものである。
(連結金具)
図8は、図4の光源ユニット200に配設される連結金具260の斜視図である。連結金具260は、光源ユニット200を装置本体100に取り付ける取付機構の1つであり、バネ140と係合するものである。連結金具260は、略L字形状をしており、金具固定部261と、バネ連結部262とを備えている。金具固定部261は、底部221にネジなどで固定される部分である。バネ連結部262には、バネ140のバネ先端部143が引っ掛けられる貫通孔である連結開口部262aが形成されている。光源ユニット200は、連結開口部262aとバネ140のバネ先端部143とが係合し、装置本体100に固定される。
(発光体)
図9は、図3の光源ユニット200の部分拡大図である。図10は、図4の照明装置1の蓋体240を外した光源ユニット200の部分斜視図である。図11は、本発明の実施の形態1に係る光源取付部材220の斜視図である。図12は、本発明の実施の形態1に係る光源取付部材220の裏面の斜視図である。なお、図11に示す点線は、裏面に配置された発光体210の位置を表すものである。図9〜図12を参照して、光源ユニット200の構成を更に説明する。図9及び図10に示すように、光源ユニット200は、光源取付部材220の下方(Z2方向)にカバー部材230が配置され、図11及び図12に示すように、光源取付部材220のカバー部材側の面には発光体210が配設されている。
発光体210は、図12に示すように、長尺且つ矩形平板状に形成された基板211と、基板211の長手方向Xに沿って直線状に実装される複数の発光素子212とを備えている。発光体210の基板211は、図9及び図12に示すように、光源取付部材220を構成する底部221のカバー部材230と対向する下面部221aに配置されている。発光素子212は、基板211の短手方向Yにおいて1つ設けられている。発光体210の長手方向の一端部には、図3に示す電源装置250との間を電気的に接続するための図示しない電線が接続されている。この電線が電源装置250と接続することで、発光体210と電源装置250とが電気的に接続される。なお、発光素子212は、例えば表面実装タイプのLED素子であるが、COB型のLEDモジュールでもよい。また、発光素子212は、固体レーザ素子、半導体レーザ素子、有機EL素子でもよい。なお、発光素子212は、短手方向Yにおいて1つ設けられている例を示したが、発光素子212は、短手方向Yにおいて複数設けられてもよい。また、発光素子212を備えた基板211が、光源取付部材220の短手方向Yにおいて複数設けられてもよい。また、発光素子212を備えた基板211が、光源取付部材220の長手方向Xにおいて複数設けられてもよい。
(光源取付部材)
光源取付部材220は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材220は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材220は、押し出し成形により形成される。光源取付部材220は、図9〜図12に示すように、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材220は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部222を有する。上側壁部222は、板状に形成されている。また、上側壁部222は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、上側壁部222は、上側壁部222の一部に切り欠きが形成されてもよい。
図13は、図2のA−A断面における光源取付部材220の概略図である。光源取付部材220は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rにおいて、上側壁部222が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材220は、上側壁部222が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rから立ち上がるように突出しており、光源取付部材220の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと、上側壁部222の上端部222cとが発光体210を覆うカバー部材230と当接し、光源取付部材220は、カバー部材230を保持する。
図9〜図12に戻り、光源取付部材220は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材220は、上端部222cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材220は、カール部221e及びカール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材220の剛性を確保することができる。
第1端縁部221fのカール部221eは、底部221の端縁部が発光体210が配置されている下面部221a側に折り返される外巻き形状に形成されることが望ましい。また、上側壁部222のカール部222eは、上側壁部222の端縁部が発光体210が配置されている下面部221a側に折り返される外巻き形状に形成されることが望ましい。カール部221e及びカール部222eが内巻き形状で形成されると、光源取付部材220の壁面とカバー部材230の壁面とが面接触することで接触面積が大きくなるので、最大静止摩擦力及び動摩擦力が大きくなる。このため、膨張係数が異なる光源取付部材220の壁面とカバー部材230の壁面とが互いにずれ始める際の膨張収縮音(きしみ音)が生じやすくなる傾向がある。あるいは、光源取付部材220の壁面とカバー部材230の壁面とが擦れる音(摺動音)が生じやすくなる傾向がある。なお、膨張収縮音(きしみ音)とは、膨張係数が異なる光源取付部材220とカバー部材230とが、異なる量で膨張し続け、最大静止摩擦力による接触から解放された瞬間に発生する音である。膨張収縮音(きしみ音)は、例えば、「パチンッ、バチンッ」といったように弾けるように乾いた音として認識される。また、摺動音とは、膨張係数が異なる光源取付部材220とカバー部材230とが、異なる量で膨張し続け、動摩擦力を受けながら光源取付部材220の壁面とカバー部材230の壁面とが、擦れあう時に発生する音である。一方、カール部221e及びカール部222eが外巻き形状で形成されるとカール部222eの円弧部分とカバー部材230の壁面とが点接触することで光源取付部材220とカバー部材230との接触面積が小さくなり膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音が生じにくくなる傾向がある。カール部221e及びカール部222eは、光源取付部材220の長手方向Xに沿って第1端縁部221f及び上側壁部222に連続して形成されてもよく、分断して形成されてもよく、一部に形成されてもよい。なお、光源取付部材220は、カール部221e及びカール部222eが形成されていることが望ましいが、光源取付部材220はカール部221e及びカール部222eが形成されていなくてもよい。また、光源取付部材220はカール部221e及びカール部222eのいずれか一方が形成されていてもよい。
(カバー部材)
カバー部材230は、発光体210を覆うように長尺に形成され、光源取付部材220の側端に取り付けられる。カバー部材230は、乳白色のアクリル樹脂など拡散性を有する材料により形成され、発光体210から照射される光を拡散するものである。カバー部材230は、図9に示すように、短手方向Yにおいて、カバー正面部231と、カバー側面部232と、カバー底部233と、カバー係合部234とを有している。
カバー正面部231は、円弧形状であり、発光体210を覆っている。カバー正面部231は、短手方向Yの断面が円弧形状であるが、他の形状であってもよい。例えば、カバー正面部231は、短手方向Yの断面が、平板形状、三角形状、四角形状、その他の多角形状であってもよい。あるいは、カバー正面部231は、単数又は複数の平面から形成される平面形状又は多面体形状であっても良く、単数又は複数の曲面から形成される形状であってもよい。カバー側面部232は、カバー正面部231の長手方向を構成する側端の各端部より底部221側、すなわち上側(Z1側)に立ち上がるように設けられている。カバー底部233は、それぞれのカバー側面部232の上端部から互いに近づくように形成されている。カバー部材230は、カバー正面部231、カバー側面部232、カバー底部233が長手方向Xへ連続するように形成されている。
カバー底部233には、光源取付部材220が係合されるカバー係合部234が設けられている。カバー係合部234は、平板部234aと、立設部234b1とを有する。平板部234aは、カバー部材230の短手方向Yの一方の側に位置するカバー底部233から短手方向Yに延びるように形成されている。立設部234b1は、カバー部材230の短手方向Yの他方の側に位置するカバー底部233から上方向(Z1方向)に延びるように形成されている。立設部234b1の上端部には、端部が光源取付部材220側に向くように円弧状に曲がった曲折部234b2が形成されている。また、カバー部材230は、カバー係合部234が、カバー部材230の長手方向Xに沿ってカバー底部233に連続して形成されてもよく、分断されて形成されてもよく、一部に形成されてもよい。
なお、カバー部材230のカバー係合部234は、後述する光源取付部材の実施に係る形態によって、平板部234aと、立設部234b1とを有する代わりに、短手方向Yにおいて平板部234aを対向するように設けてもよい。
平板部234aの下方に光源取付部材220の第1端縁部221fが配置され、曲折部234b2の下方に光源取付部材220の上端部222cが配置されることで、カバー部材230は、光源取付部材220と係合する。なお、図9のように、光源取付部材220にカール部221e及びカール部222eが形成されている場合は、カール部221eが平板部234aと当接し、カール部222eが曲折部234b2と当接する。カール部221eが平板部234aと当接し、カール部222eが曲折部234b2と当接することでカバー部材230は、光源取付部材220と係合する。カバー部材230は、光源取付部材220の長手側端部に係合させることで、光源取付部材220に固定される。カバー部材230が光源取付部材220に固定されると、底部221及びカバー底部233は、光源ユニット200の底壁部を構成する。また、カバー正面部231およびカバー側面部232は、発光素子212からの光を出射する部分となる。
以上のように、光源取付部材220は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材220は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部222を有する。その結果、光源取付部材220は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材220は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材220は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材220は、上側壁部222が、底部221の短手方向Yの他端の第2端縁部221rに配置されており、第1端縁部221fと、上側壁部222の上端部222cとがカバー部材230と当接する。すなわち、光源取付部材220は、上側壁部222が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rから立ち上がるように突出しており、光源取付部材220の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材220は、光源取付部材220の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されているため、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、光源取付部材220は、光源取付部材220の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されているため、作業者による光源取付部材220へのカバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材220は、上側壁部222が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材220は、上側壁部222が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rから立ち上がるように突出しており、光源取付部材220の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。光源取付部材220は、短手方向Yにおいて、上側壁部222を有さない側の底部221の上面部221bが平らに形成されているため、他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材220は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材220は、上端部222cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材220は、カール部221e及びカール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材220の剛性を確保することができる。また、カール部221e及びカール部222eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材220とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材220とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材220を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材220を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材220を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材220を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材220を有しているので、光源取付部材220において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材220を有しているので、光源取付部材220とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
図14は、本発明の実施の形態1に係る光源取付部材220の変形例を示す断面図である。図1〜図13の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。光源取付部材220Aは、底部221Aが、下面部221aが凸となるように膨出すると共に、底部221Aの長手方向に沿って延設された膨出部225を有する。膨出部225は、底部221Aの短手方向Yにおいて、底部221Aの第1端縁部221f側に形成され、第1端縁部221fに沿って形成されていることが望ましい。なお、膨出部225は、底部221Aの長手方向に沿って連なって設けられてもよく、底部221Aの長手方向に沿って分断して設けられてもよく、あるいは、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。
以上のように、光源取付部材220Aは、底部221Aの下面部221aが凸となるように膨出すると共に底部221Aの長手方向に沿って延設された膨出部225を有している。そのため、光源取付部材220A及び照明装置1は、底部221が、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材220Aの剛性を確保することができる。
実施の形態2.
図15は、本発明の実施の形態2に係る光源取付部材320の概略断面図である。図1〜図14の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態2に光源取付部材320では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材320は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材320は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材320は、押し出し成形により形成される。光源取付部材320は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材320は、図15に示すように、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部322を有する。上側壁部322は、板状に形成されている。また、上側壁部322は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、上側壁部322は、上側壁部322の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材320は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rの間において、上側壁部322が、第2端縁部221r側の底部221から立ち上がるように突出している。上側壁部322は、第2端縁部221rに配置されておらず、第1端縁部221fと、第2端縁部221rとが、発光体210を覆うカバー部材230と当接することで、光源取付部材320は、カバー部材230を保持する。
光源取付部材320は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材320は、第2端縁部221rが、円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材320は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材320の剛性を確保することができる。カール部221eは、光源取付部材320の長手方向Xに沿って第1端縁部221f及び第2端縁部221rに連続して形成されてもよく、分断して形成されてもよく、一部に形成されてもよい。なお、光源取付部材320は、カール部221eが形成されていることが望ましいが、光源取付部材320はカール部221eが形成されていなくてもよい。
以上のように、光源取付部材320は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材320は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部322を有する。その結果、光源取付部材320は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材320は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材320は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材320は、上側壁部322が、第2端縁部221rに配置されておらず、第1端縁部221fと、第2端縁部221rとが、発光体210を覆うカバー部材230と当接することで、光源取付部材320は、カバー部材230を保持する。その結果、照明装置1は、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、光源取付部材320は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成と比べて、カバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材320は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部322を有する。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材320は、側壁が1つであるため、作業者は、フレームの対向する側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。
また、光源取付部材320は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部322を有する。光源取付部材320は、短手方向Yにおいて、上側壁部322を有さない側の底部221の上面部221bが平らに形成されているため、他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材320は、第1端縁部221f及び第2端縁部221rが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材320は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材320の剛性を確保することができる。また、カール部221eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材320とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材320とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、光源取付部材320において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材320を有しているので、光源取付部材320とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
実施の形態3.
図16は、本発明の実施の形態3に係る光源取付部材420の概略断面図である。図1〜図15の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態3に光源取付部材420では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材420は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材420は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材420は、押し出し成形により形成される。光源取付部材420は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材420は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部422を有する。上側壁部422は、板状に形成されている。また、上側壁部422は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、上側壁部422は、上側壁部422の一部に切り欠きが形成されてもよい。光源取付部材420は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rにおいて、上側壁部422が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材420は、上側壁部422が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rから立ち上がるように突出している。底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと、上側壁部422の上端部422cとが発光体210を覆うカバー部材230と当接し、光源取付部材420は、カバー部材230を保持する。
光源取付部材420は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部423を有する。下側壁部423は、板状に形成されている。下側壁部423は、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。また、下側壁部423は、底部221を介して上側壁部422と連続して配置されている。また、下側壁部423は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、下側壁部423は、下側壁部423の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材420は、上面部221bと上側壁部422の上端部422cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部423の下端部423cとの間の距離DLよりも長い。下側壁部423は、発光体210の発する光を遮らない位置に設けられることが望ましく、そして、下面部221aと下側壁部423の下端部423cとの間の距離DLは、発光体210の発する光を遮らないように設定することが望ましい。光源取付部材420は、上側壁部422の距離ULが下側壁部423の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材420の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
光源取付部材420は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材420は、上端部422cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材420は、カール部221e及びカール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材420の剛性を確保することができる。また、カール部221e及びカール部222eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材420とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材420とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
以上のように、光源取付部材420は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材420は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部422を有する。その結果、光源取付部材420は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材420は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材420は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材420は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部423を有する。下側壁部423は、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。また、下側壁部423は、底部221を介して上側壁部422と連続して配置されている。光源取付部材420は、下側壁部423を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。また、光源取付部材420は、下側壁部423が上側壁部422と連続して配置されていることで、さらに長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、光源取付部材420は、上側壁部422が、底部221の短手方向Yの他端の第2端縁部221rに配置されており、第1端縁部221fと、上側壁部422の上端部422cとがカバー部材230と当接する。すなわち、光源取付部材420は、上側壁部422と底部221との関係において、光源取付部材420の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材420は、上側壁部422と底部221との関係において、光源取付部材420の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。そのため、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、光源取付部材420は、上側壁部422と底部221との関係において、光源取付部材420の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されているため、作業者による光源取付部材420へのカバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材420は、上側壁部422が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材420は、上側壁部422と底部221との関係において、光源取付部材420の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。光源取付部材420は、短手方向Yにおいて、上側壁部422を有さない側の底部221の上面部221bが平らに形成されているため、他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材420は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材420は、上端部422cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材420は、カール部221e及びカール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材420の剛性を確保することができる。また、カール部221e及びカール部222eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材420とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材420とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、光源取付部材420は、上面部221bと上側壁部422の上端部422cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部423の下端部423cとの間の距離DLよりも長い。光源取付部材420は、上側壁部422の距離ULが下側壁部423の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材420の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材420を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材420を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材420を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材420を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材420を有しているので、光源取付部材420において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材420を有しているので、光源取付部材420とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
実施の形態4.
図17は、本発明の実施の形態4に係る光源取付部材520の概略断面図である。図1〜図16の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態4に光源取付部材520では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材520は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材520は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材520は、押し出し成形により形成される。光源取付部材520は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材520は、図17に示すように、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部522を有する。上側壁部522は、板状に形成されている。また、上側壁部522は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、上側壁部522は、上側壁部522の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材520は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rの間において、上側壁部522が、第2端縁部221r側の底部221から立ち上がるように突出している。上側壁部522は、第2端縁部221rに配置されておらず、第1端縁部221fと、第2端縁部221rとが、発光体210を覆うカバー部材230と当接することで、光源取付部材520は、カバー部材230を保持する。
光源取付部材520は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部523を有する。下側壁部523は、板状に形成されている。下側壁部523は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rの間において、第2端縁部221r側の底部221に配置されている。また、下側壁部523は、底部221を介して上側壁部522と連続して配置されている。そのため、光源取付部材520は、上側壁部522と、底部221と、下側壁部523との接続部が十字状に形成されている。また、下側壁部523は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、下側壁部523は、下側壁部523の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材520は、上面部221bと上側壁部522の上端部522cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部523の下端部523cとの間の距離DLよりも長い。下側壁部523は、発光体210の発する光を遮らない位置に設けられることが望ましく、そして、下面部221aと下側壁部523の下端部523cとの間の距離DLは、発光体210の発する光を遮らないように設定することが望ましい。光源取付部材520は、上側壁部522の距離ULが下側壁部523の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材520の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
光源取付部材520は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材520は、第2端縁部221rが、円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材520は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材520の剛性を確保することができる。カール部221eは、光源取付部材520の長手方向Xに沿って第1端縁部221f及び第2端縁部221rに連続して形成されてもよく、分断して形成されてもよく、一部に形成されてもよい。なお、光源取付部材520は、カール部221eが形成されていることが望ましいが、光源取付部材520はカール部221eが形成されていなくてもよい。
以上のように、光源取付部材520は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材520は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部522を有する。その結果、光源取付部材520は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材520は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材520は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材520は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部523を有する。光源取付部材520は、下側壁部523を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。また、下側壁部523は、底部221を介して上側壁部522と連続して配置されている。そのため、光源取付部材520は、上側壁部522と、底部221と、下側壁部523との接続部が十字状に形成されている。その結果、光源取付部材520は、さらに長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、光源取付部材520は、上側壁部522が、第2端縁部221rに配置されておらず、第1端縁部221fと、第2端縁部221rとが、発光体210を覆うカバー部材230と当接することで、光源取付部材520は、カバー部材230を保持する。その結果、照明装置1は、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、光源取付部材520は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成と比べて、カバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材520は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部522を有する。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材520は、側壁が1つであるため、作業者は、フレームの対向する側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。
また、光源取付部材520は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部522を有する。光源取付部材520は、短手方向Yにおいて、上側壁部522を有さない側の底部221の上面部221bが平らに形成されているため、他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材520は、第1端縁部221f及び第2端縁部221rが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材520は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材520の剛性を確保することができる。また、カール部221eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材520とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材520とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、光源取付部材520は、上面部221bと上側壁部522の上端部522cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部523の下端部523cとの間の距離DLよりも長い。光源取付部材520は、上側壁部522の距離ULが下側壁部523の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材520の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材520を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材520を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材520を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材520を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材520を有しているので、光源取付部材520において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材520を有しているので、光源取付部材520とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
実施の形態5.
図18は、本発明の実施の形態5に係る光源取付部材620の概略断面図である。図1〜図17の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態5に光源取付部材620では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材620は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材620は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材620は、押し出し成形により形成される。光源取付部材620は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材620は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部622を有する。上側壁部622は、板状に形成されている。また、上側壁部622は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、上側壁部622は、上側壁部622の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材620は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rにおいて、上側壁部622が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材620は、上側壁部622と底部221との関係において、光源取付部材620の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと、上側壁部622の上端部622cとが発光体210を覆うカバー部材230と当接し、光源取付部材620は、カバー部材230を保持する。
光源取付部材620は、上側壁部622と並列して設けられた1つの内側壁部623を更に有する。内側壁部623は、板状に形成されている。光源取付部材620は、内側壁部623と底部221との関係において、光源取付部材620の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。また、内側壁部623は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、内側壁部623は、内側壁部623の一部に切り欠きが形成されてもよい。内側壁部623と第1端縁部221fとの間の距離DBは、内側壁部623と上側壁部622が形成されている第2端縁部221rとの間の距離DAよりも長い。なお、内側壁部623と第1端縁部221fとの間の距離DBは、電源装置250の短手方向Yの幅よりも長い。
光源取付部材620は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材620は、上端部622cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材620は、カール部221e及びカール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材620の剛性を確保することができる。
以上のように、光源取付部材620は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材620は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部622を有する。その結果、光源取付部材620は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材620は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材620は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材620は、上側壁部622と並設された内側壁部623を有している。光源取付部材620は、内側壁部623と底部221との関係において、光源取付部材620の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材620は、光源取付部材620の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されているため、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、光源取付部材620は、上側壁部622と底部221との関係において、光源取付部材620の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されているため、作業者による光源取付部材620へのカバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材620は、上側壁部622と並設された内側壁部623を有している。そのため、光源取付部材620は、長手方向の撓みを抑制して剛性を更に確保することができる。さらに、光源取付部材620は、上側壁部622と内側壁部623との間に配線部材を収納することができる。そのため、底部221上の配線を整理することができる。また、施工時に取り扱わない配線部材を一時的に収納しておくことができ作業の効率化を図ることができる。
また、光源取付部材620は、内側壁部623と第1端縁部221fとの間の距離DBは、内側壁部623と上側壁部622が形成されている第2端縁部221rとの間の距離DAよりも長い。光源取付部材620は、短手方向Yにおいて、上側壁部622を有さない側の底部221の上面部221bが平らに形成されているため、他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材620は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材620は、上端部622cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材620は、カール部221e及びカール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材620の剛性を確保することができる。また、カール部221e及びカール部222eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材620とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材620とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材620を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材620を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材620を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材620を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材620を有しているので、光源取付部材620において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材620を有しているので、光源取付部材620とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
実施の形6.
図19は、本発明の実施の形態6に係る光源取付部材720の概略断面図である。図1〜図18の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態3に光源取付部材720では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材720は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材720は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材720は、押し出し成形により形成される。光源取付部材720は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材720は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部722を有する。上側壁部722は、板状に形成されている。また、上側壁部722は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、上側壁部722は、上側壁部722の一部に切り欠きが形成されてもよい。光源取付部材720は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rにおいて、上側壁部722が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材720は、上側壁部722が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rから立ち上がるように突出している。底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと、上側壁部722の上端部722cとが発光体210を覆うカバー部材230と当接し、光源取付部材720は、カバー部材230を保持する。
光源取付部材720は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部723を有する。下側壁部723は、板状に形成されている。下側壁部723は、底部221の短手方向Yの第1端縁部221fに配置されている。また、下側壁部723は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、下側壁部723は、下側壁部723の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材720は、上面部221bと上側壁部722の上端部722cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部723の下端部723cとの間の距離DLよりも長い。下側壁部723は、発光体210の発する光を遮らない位置に設けられることが望ましく、そして、下面部221aと下側壁部723の下端部723cとの間の距離DLは、発光体210の発する光を遮らないように設定することが望ましい。光源取付部材720は、上側壁部722の距離ULが下側壁部723の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材720の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
光源取付部材720は、上端部722cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材720は、カール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材720の剛性を確保することができる。また、カール部222eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材720とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材720とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
以上のように、光源取付部材720は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材720は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部722を有する。その結果、光源取付部材720は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材720は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材720は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材720は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部723を有する。下側壁部723は、底部221の短手方向Yの第1端縁部221fに配置されている。光源取付部材720は、下側壁部723を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、光源取付部材720は、上側壁部722が、底部221の短手方向Yの他端の第2端縁部221rに配置されており、第1端縁部221fと、上側壁部722の上端部722cとがカバー部材230と当接する。すなわち、光源取付部材720は、上側壁部722と底部221との関係において、光源取付部材720の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材720は、上側壁部722と底部221との関係において、光源取付部材720の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。そのため、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、光源取付部材720は、上側壁部722と底部221との関係において、光源取付部材720の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されているため、作業者による光源取付部材720へのカバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材720は、上側壁部722が、底部221の短手方向Yの第2端縁部221rに配置されている。すなわち、光源取付部材720は、上側壁部722と底部221との関係において、光源取付部材720の長手方向に対する垂直断面が、略L字形状に形成されている。光源取付部材720は、短手方向Yにおいて、上側壁部722を有さない側の底部221の上面部221bが平らに形成されているため、他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材720は、上端部722cが、円弧状に折り返されて形成されたカール部222eを有してもよい。光源取付部材720は、カール部222eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材720の剛性を確保することができる。また、カール部222eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材720とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材720とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、光源取付部材720は、上面部221bと上側壁部722の上端部722cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部723の下端部723cとの間の距離DLよりも長い。光源取付部材720は、上側壁部722の距離ULが下側壁部723の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材720の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材720を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材720を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材720を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材720を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材720を有しているので、光源取付部材720において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材720を有しているので、光源取付部材720とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
実施の形態7.
図20は、本発明の実施の形態7に係る光源取付部材820の概略断面図である。図21は、図20の光源取付部材820の側面図である。なお、図21は、光源取付部材820の長手方向Xの構成を一部省略している。図1〜図19の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態7に光源取付部材820では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材820は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材820は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材820は、押し出し成形により形成される。光源取付部材820は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材820は、図20に示すように、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部822を有する。上側壁部822は、板状に形成されている。
光源取付部材820は、上側壁部822が、底部221の短手方向Yの中央821cに配置されている。なお、中央821cは、底部221の短手方向Yの厳密な中央部に限定するものではなく、中央付近であればよい。上側壁部822は、図21に示すように、底部221の長手方向に沿って一部に切り欠き部823が形成されている。切り欠き部823が形成されている底部221には、電源装置250が設置される。上側壁部822と電源装置250のケース(図示せず)とを直接固定することにより光源取付部材820の剛性を確保することができる。光源取付部材820は、第1端縁部221fと、第2端縁部221rとが、発光体210を覆うカバー部材230と当接することで、カバー部材230を保持する。
光源取付部材820は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材820は、第2端縁部221rが、円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材820は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材820の剛性を確保することができる。カール部221eは、光源取付部材820の長手方向Xに沿って第1端縁部221f及び第2端縁部221rに連続して形成されてもよく、分断して形成されてもよく、一部に形成されてもよい。なお、光源取付部材820は、カール部221eが形成されていることが望ましいが、光源取付部材820はカール部221eが形成されていなくてもよい。
以上のように、光源取付部材820は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材820は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部822を有する。その結果、光源取付部材820は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材820は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材820は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材820は、底部221の短手方向Yの中央821cに上側壁部822を配置している。そのため、光源取付部材820は、底部221の第2端縁部221r及び第1端縁部221fにカバー部材230を係合することができる。その結果、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、光源取付部材820は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成と比べて、カバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材820は、底部221の短手方向Yの中央821cに上側壁部822を配置している。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材820は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品の取り付けすることができ組立の作業性が向上する。
また、光源取付部材820は、上側壁部822の一部に、切り欠き部823が形成されている。光源取付部材820は、上側壁部822の一部に、切り欠き部823が形成されていることで、底部221の上面部221b上に他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材820は、第1端縁部221f及び第2端縁部221rが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材820は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材820の剛性を確保することができる。また、カール部221eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材820とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材820とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、光源取付部材820において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材820を有しているので、光源取付部材820とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
実施の形態8.
図22は、本発明の実施の形態8に係る光源取付部材920の概略断面図である。図23は、図22の光源取付部材920の側面図である。なお、図23は、光源取付部材920の長手方向Xの構成を一部省略している。図1〜図21の照明装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。本発明の実施の形態8に光源取付部材920では、発明の実施の形態1に係る光源取付部材220と異なる形状部分を主に説明する。
光源取付部材920は、照明装置1において光源となる発光体210が取り付けられ、発光体210を覆うカバー部材230を保持するものである。光源取付部材920は、例えば鋼板で構成され、ロール加工等により曲げられて形成される。あるいは、光源取付部材920は、押し出し成形により形成される。光源取付部材920は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材920は、図20に示すように、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部922を有する。上側壁部922は、板状に形成されている。光源取付部材920は、底部221の短手方向Yにおいて、下側壁部923の両側の下面部221aに発光体210が配置される。
光源取付部材920は、上側壁部922が、底部221の短手方向Yの中央921cに配置されている。なお、中央921cは、底部221の短手方向Yの厳密な中央部に限定するものではなく、中央付近であればよい。上側壁部922は、図21に示すように、底部221の長手方向に沿って一部に切り欠き部924が形成されている。切り欠き部924が形成されている底部221には、電源装置250が設置される。上側壁部922と電源装置250のケース(図示せず)とを直接固定することにより光源取付部材920の剛性を確保することができる。光源取付部材920は、第1端縁部221fと、第2端縁部221rとが、発光体210を覆うカバー部材230と当接することで、カバー部材230を保持する。
光源取付部材920は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部923を有する。下側壁部923は、板状に形成されている。下側壁部923は、底部221の短手方向Yの一端の第1端縁部221fと他端の第2端縁部221rの間において、第2端縁部221r側の底部221に配置されている。また、下側壁部923は、底部221を介して上側壁部922と連続して配置されている。そのため、光源取付部材920は、上側壁部922と、底部221と、下側壁部923との接続部が十字状に形成されている。また、下側壁部923は、底部221の長手方向の全長に連なって設けられてもよく、底部221の長手方向の一部に設けられてもよい。また、下側壁部923は、下側壁部923の一部に切り欠きが形成されてもよい。
光源取付部材920は、上面部221bと上側壁部922の上端部922cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部923の下端部923cとの間の距離DLよりも長い。下側壁部923は、発光体210の発する光を遮らない位置に設けられることが望ましく、そして、下面部221aと下側壁部923の下端部923cとの間の距離DLは、発光体210の発する光を遮らないように設定することが望ましい。光源取付部材920は、上側壁部922の距離ULが下側壁部923の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材920の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
光源取付部材920は、第1端縁部221fが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。また、光源取付部材920は、第2端縁部221rが、円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材920は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材920の剛性を確保することができる。カール部221eは、光源取付部材920の長手方向Xに沿って第1端縁部221f及び第2端縁部221rに連続して形成されてもよく、分断して形成されてもよく、一部に形成されてもよい。なお、光源取付部材920は、カール部221eが形成されていることが望ましいが、光源取付部材920はカール部221eが形成されていなくてもよい。
以上のように、光源取付部材920は、長尺且つ矩形平板状に形成され、下面部221aに発光体210が配置されると共に短手方向Yの一端の第1端縁部221fがカバー部材230と当接する底部221を有する。また、光源取付部材920は、発光体210が配置される底部221の下面部221aとは反対側の底部221の上面部221bから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの上側壁部922を有する。その結果、光源取付部材920は、底部221から突出する側壁を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保できると共に、側壁が1つであるために従来技術のように底面部の両側から上下方向に延出する側面部を有する構成よりも軽量化を図る事ができる。また、光源取付部材920は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、光源取付部材920は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。
また、光源取付部材920は、底部221の短手方向Yの中央921cに上側壁部922を配置している。そのため、光源取付部材920は、底部221の第2端縁部221r及び第1端縁部221fにカバー部材230を係合することができる。その結果、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、光源取付部材920は、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成と比べて、カバー部材230の取り付け作業が容易になる。
また、光源取付部材920は、底部221の短手方向Yの中央921cに上側壁部922を配置している。従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成では、対向する側壁に遮られ配線及び部品の取り付け作業が難しくなる。光源取付部材920は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品の取り付けすることができ組立の作業性が向上する。
また、光源取付部材920は、底部221の下面部221aから突出し、底部221の長手方向Xに沿って設けられた1つの下側壁部923を有する。光源取付部材920は、下側壁部923を有することで長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。また、下側壁部923は、底部221を介して上側壁部922と連続して配置されている。そのため、光源取付部材920は、上側壁部922と、底部221と、下側壁部923との接続部が十字状に形成されている。その結果、光源取付部材920は、さらに長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、光源取付部材920は、上側壁部922の一部に、切り欠き部924が形成されている。光源取付部材920は、上側壁部922の一部に、切り欠き部924が形成されていることで、底部221の上面部221b上に他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。
また、光源取付部材920は、第1端縁部221f及び第2端縁部221rが円弧状に折り返されて形成されたカール部221eを有してもよい。光源取付部材920は、カール部221eを設けることで底部221に対して、長手方向の撓みを抑制できるだけの縦弾性係数を確保することができ、光源取付部材920の剛性を確保することができる。また、カール部221eは円弧形状のため、円弧形状の一部がカバー部材230のカバー係合部234と当接する。その結果、光源取付部材920とカバー部材230との接触面積が少なくなり、光源取付部材920とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
また、光源取付部材920は、上面部221bと上側壁部922の上端部922cとの間の距離ULが、下面部221aと下側壁部923の下端部923cとの間の距離DLよりも長い。光源取付部材920は、上側壁部922の距離ULが下側壁部923の距離DLよりも長いため、発光体210の発する光を遮ることなく、光源取付部材920の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、光源取付部材920は、底部221の短手方向Yにおいて、下側壁部923の両側の下面部221aに発光体210が配置される。そのため、発光体210から発する光を遮ることなく下側壁部923により光源取付部材920の長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができる。
また、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、長手方向の撓みを抑制して剛性を確保することができると共に、軽量化を図る事ができる。また、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも材料費を抑制する事ができる。さらに、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、従来技術のように底面部の長手方向側面の両辺に側壁を有する構成よりも、加工工程を少なくできるので加工費及び加工時間を抑制することができる。また、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、カバー部材230のカバー係合部234の構造を対称にすることができ、カバー部材230の成形性を改善することができる。また、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、作業者は、フレームの側壁に遮られることなく配線及び部品を取り付けることができ、組立時の作業性が向上する。また、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、光源取付部材920において他の部品の配置に使用できる空間を確保することができる。また、照明装置1は、光源取付部材920を有しているので、光源取付部材920とカバー部材230との接触部から発生する膨張収縮音(きしみ音)、あるいは摺動音を低減することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態1〜7に限定されず、種々の変更を加えることができる。カール部221e及びカール部222eの折り返しは、上側壁部222の端縁部が電源装置250が配置されている上面部221b側に折り返される内巻き形状に形成されてもよい。カバー部材230は、カバー係合部234において、立設部234b1の代わりに平板部234aを形成してもよい。光源取付部材220は、底部221において光源ユニット200が配置されている側に膨出する膨出部225を有しているが、膨出部225の代わりに長手方向に延設されたリブを下面部221aに設けてもよい。