JP6967420B2 - 止水弁及び止水弁を備えた水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、止水弁及び止水弁を備えた水栓に関する。
特許文献1には、円筒型開閉弁を備えた水栓について記載されている。図12に示すように、円筒型開閉弁60は、第1開口61Aを有する円筒形状の弁ガイド61と、弁ガイド61内に回転可能に設けられて、第2開口を有する円筒形状の弁体62とを有している。弁ガイド61の第1開口61Aには、弁ガイド61と弁体62の間を水密状態に保持するシール部材63が埋設されている。また、弁ガイド61は、軸方向における第1開口61Aの両側に溝部61Bを有し、この溝部61Bに、シール部材63の裏面の凸部63Aを係合させることによってシール部材63を取付けている。
特開2003−28316号公報
ところで、図12に示す弁ガイド61では、軸方向における第1開口61Aの両側にしか溝部61Bが設けられていないため、周方向における第1開口61Aの両側において、弁ガイド61とシール部材63の接合力が相対的に弱くなっている。また、弁ガイド61の溝部61Bとシール部材63の凸部63Aとが係合した箇所は、隙間が形成されやすいため、水密性が低下しやすいという課題を有している。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シール部材の接合力と水密性が向上した止水弁を提供することにある。
上記課題を解決するための止水弁は、周面に開口部を有する外側固定筒と、該外側固定筒内に回転可能に設けられて、周面に流路穴を有する内側回転筒とを備え、前記内側回転筒の回転に基づいて前記開口部と前記流路穴との位置関係が変化することにより吐止水を切り換える止水弁において、前記外側固定筒と前記内側回転筒との間を水密状態にシールするシール部材を備え、前記シール部材は、前記開口部内に配置されて前記内側回転筒の外周面に接する環状の本体部と、前記本体部から延設されて、前記外側固定筒の外周面における前記開口部を囲む領域に配置される矩形状の延設部とを有し、前記外側固定筒の外周面及び前記シール部材の延設部には、凹凸の関係により互いに係合する係合部と、平坦な関係により互いに面接触する面接触部とが並設されており、前記係合部は、少なくとも前記延設部の4隅に設けられ、隣り合う前記係合部の間に前記面接触部が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、係合部は、少なくとも延設部の4隅に設けられ、隣り合う係合部の間に面接触部が設けられていることにより、外側固定筒の周方向側と軸方向側の両方において、シール部材の接合力を向上させることができる。また、外側固定筒の周方向側と軸方向側の両方において、外側固定筒の外周面とシール部材の延設部との水密性を向上させることができる。
上記止水弁について、前記係合部は、前記延設部の外周縁より内側に設けられていることが好ましい。この構成によれば、係合部が延設部の外周縁より内側に設けられていることにより、係合部の周囲に面接触部を形成することができる。これにより、係合部の凹凸部分に隙間が形成された場合であっても、隙間を通じて水密性が低下することを抑制することができる。
上記止水弁について、前記係合部は、前記外側固定筒の外周面に設けられた凸部と、前記シール部材の延設部に設けられた凹部とにより構成されることが好ましい。この構成によれば、外側固定筒の外周面を効率良く利用して、係合部を形成することができる。また、シール部材の係合部が凹部であることにより、シール部材に係合部を形成することが容易になる。
上記止水弁を備えた水栓であることが好ましい。この構成によれば、上記止水弁の機能を奏する水栓とすることができる。
本発明の止水弁によれば、シール部材の接合力と水密性を向上させることができる。
本実施形態の水栓の斜視図。 水栓の分解斜視図。 水栓の分解断面図。 止水弁の斜視図。 止水弁の分解斜視図。 止水弁の断面図。 外側固定筒の平面図。 変更例の外側固定筒の平面図。 別の変更例の外側固定筒の平面図。 さらに別の変更例の外側固定筒の平面図。 さらに別の変更例の外側固定筒の平面図。 従来技術の止水弁の断面図。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1〜3に示すように、水栓10は、壁面11から突出するように設置される筒状の水栓本体20と、水栓本体20の内部に相対回転しない状態で収容されて、吐止水を切り換える弁機構を有する止水弁50とを備える。また、水栓10は、止水弁50を水栓本体20の内部に固定するナット部材30と、止水弁50に取付けられて、止水弁50を操作するハンドル部材40とを備える。水栓本体20は、壁面11から水平方向に延びるように設置されている。水栓本体20は、周面に吐水口24を有し、吐水口24は、水栓本体20が壁面11に設置された状態で鉛直方向に吐水するように設けられている。吐水口24には、ホース等に接続される接続管25が取付けられている。
次に、止水弁50の構成について説明する。
図4、5に示すように、止水弁50は、周面に開口部51Aを有する外側固定筒51と、外側固定筒51内に回転可能に設けられて、周面に流路穴52Aを有する内側回転筒52とを備える。また、止水弁50は、外側固定筒51と内側回転筒52との間を水密状態にシールするシール部材53を備える。止水弁50は、内側回転筒52の回転に基づいて開口部51Aと流路穴52Aとの位置関係が変化することにより吐止水を切り換えるように構成されている。
図5に示すように、外側固定筒51の外周面には、開口部51Aを囲む領域に矩形状の窪んだ領域51Bが形成されている。矩形状の窪んだ領域51Bの深さは、後述するシール部材53の延設部53Bの厚さよりも若干浅く構成されている。図7に示すように、この矩形状の窪んだ領域51Bの4隅に、円柱状の凸部51Cが設けられている。ここで、「矩形状の窪んだ領域」とは、外側固定筒51の外周面を平面とみなした場合に、窪んだ領域51Bの外形が矩形状であることを意味するものとする。
内側回転筒52の流路穴52Aは、周方向に延びる分離壁52Bによって軸方向に2つに分割されており、分割されたそれぞれは、対角に位置する2つの角部が周方向に沿った6角形の形状を有している。流路穴52Aの内側回転筒52の軸方向と周方向の両方における寸法は、外側固定筒51の開口部51Aの寸法より小さく構成されている。すなわち、内側回転筒52が外側固定筒51内に配置された際、径方向から見て流路穴52Aの周囲を囲むように開口部51Aを配置することができるように構成されている。内側回転筒52の一端側には、柱状の軸部材54が一体回転可能に接続されている。外側固定筒51の内部に内側回転筒52が取り付けられた状態で、軸部材54の一端側が外側固定筒51の一端側から突出した状態となる。そして、軸部材54における外側固定筒51から突出した部分は、ハンドル部材40が取り付けられる取付部54Aとして機能する。
図5に示すように、シール部材53は、外側固定筒51の開口部51A内に配置されて内側回転筒52の外周面に接する環状の本体部53Aと、本体部53Aから延設されて、外側固定筒51の外周面における開口部51Aを囲む領域に配置される矩形状の延設部53Bとを有する。
図6に示すように、シール部材53の環状の本体部53Aは、延設部53Bよりも厚く構成されている。そして、シール部材53の矩形状の延設部53Bは、外側固定筒51の周面に沿うように湾曲した形状となっている。ここで、「矩形状の延設部」とは、シール部材53を平板状とみなした場合に、延設部53Bの外形が矩形状であることを意味するものとする。そして、矩形状の延設部53Bは、外側固定筒51の外周面における矩形状の窪んだ領域51Bと略同じ形状を有するように構成されている。
図5に示すように、シール部材53の矩形状の延設部53Bの4隅には、凹部としての断面円形状の貫通孔53Cが設けられている。この貫通孔53Cは、矩形状の延設部53Bの外周縁よりも内側に設けられており、外側固定筒51の凸部51Cが嵌合することができる程度の大きさで構成されている。
シール部材53の材質は特に限定されないが、例えば、ゴムなどの弾性を有する材料で構成されていることが好ましい。
次に、止水弁の組み付け手順について説明する。
図5に示すように、シール部材53の本体部53Aが、外側固定筒51の開口部51A内に配置されるようにして、シール部材53を外側固定筒51に取付ける。この際、シール部材53の延設部53Bを、外側固定筒51の周面に形成された矩形状の窪んだ領域51Bに収容する。そして、外側固定筒51の周面に設けられた凸部51Cに、シール部材53の延設部53Bの貫通孔53Cを係合させる。すなわち、外側固定筒51の凸部51Cと、シール部材53の貫通孔53Cは、凹凸の関係により互いに係合する係合部として機能する。また、シール部材53が取り付けられた状態において、シール部材53の延設部53Bにおける貫通孔53C以外の領域は、外側固定筒51の矩形状の窪んだ領域51Bにおける凸部51C以外の領域と互いの平坦な面で面接触した状態となる。すなわち、シール部材53の延設部53Bにおける貫通孔53C以外の領域、及び、外側固定筒51の矩形状の窪んだ領域51Bにおける凸部51C以外の領域は、平坦な関係により互いに面接触する面接触部として機能する。
次に、シール部材53の環状の本体部53Aの内側に、枠部材55を配置する。枠部材55の外形は、シール部材53の環状の本体部53Aの内径よりも若干大きく構成され、環状の本体部53Aの内側に取付けられるように構成されている。また、枠部材55は、内側回転筒52の流路穴52Aと同様の流路穴55Aを有している。図6に示すように、枠部材55は、全周に亘って凹溝55Bが形成され、この凹溝55Bが、シール部材53の環状の本体部53Aの内側の曲面に嵌合した状態で枠部材55は取り付けられる。凹溝55Bが形成されていることによって、枠部材55は、シール部材53の環状の本体部53Aの内側に安定した状態で取り付けられる。
図5に示すように、内側回転筒52に接合した軸部材54の外周にオーリング56を嵌め、この軸部材54と内側回転筒52とを外側固定筒51の他端側から挿入する。軸部材54の外周にオーリング56が嵌められていることにより、軸部材54と外側固定筒51の間が水密状態となる。そして、外側固定筒51の一端側から突出する軸部材54にE形止め輪57を取り付けて、軸部材54を抜け止めする。さらに、外側固定筒51の一端側の外周にオーリング58を嵌める。このオーリング58により、後述する止水弁50と水栓本体20との間が水密状態となる。上記の止水弁50の組み付け手順は、適宜変更して行うことができる。
次に、水栓本体20の組み付け手順について説明する。
図2に示すように、水栓本体20の一端側の開口部20Aに、止水弁50を他端側から挿入する。水栓本体20の一端側には、外周にネジ溝20Bが形成されているとともに、切欠き部21が形成されている。切欠き部21は、水栓本体20の一端側から形成される第1切欠き部21Aと、第1切欠き部21Aから水栓本体の他端側に延びる第2切欠き部21Bとで構成されている。第2切欠き部21Bは、第1切欠き部21Aよりも幅方向の寸法が小さく構成されている。
また、切欠き部21は、水栓本体20の径方向における対向する2箇所に設けられており、第1切欠き部21Aの切欠き幅が相対的に大きい幅広切欠き部22と、第1切欠き部21Aの切欠き幅が相対的に小さい幅狭切欠き部23とを有している。
止水弁50の外側固定筒51の一端側の端部には、径方向の対向する2箇所に、径方向外側に突出する突出部50Aが形成されている。突出部50Aは、外側固定筒51の周方向における幅が相対的に大きい幅広突出部50A1と、外側固定筒51の周方向における幅が相対的に小さい幅狭突出部50A2とを有している。そして、幅広突出部50A1が、幅広切欠き部22の第1切欠き部21Aに嵌合するとともに、幅狭突出部50A2が、幅狭切欠き部23の第1切欠き部21Aに嵌合した状態で、止水弁50は水栓本体20に取り付けられる。突出部50Aを切欠き部21に嵌合させることにより、止水弁50の周方向の位置を特定した状態で、止水弁50を水栓本体20に取り付けることができる。止水弁50が水栓本体20に取り付けられた状態において、水栓本体20の一端側の端面20Dと、止水弁50の突出部50Aにおける一端側の端面50Bとが略同一面上に位置する状態となる。
また、突出部50Aが切欠き部21に嵌合した状態において、突出部50Aと切欠き部21との間には、第2切欠き部21Bが隙間として存在する。この第2切欠き部21Bは、水栓本体20から止水弁50を取り外す際に、取り外し用の工具の差し込み口として用いることができる。
止水弁50が水栓本体20に取り付けられた状態で、止水弁50の外側固定筒51の開口部51Aは、水栓本体20の吐水口24と重なる位置に配置される。そして、シール部材53が水栓本体20の内周に当接することにより、止水弁50の外側固定筒51の開口部51Aと、水栓本体20の吐水口24の間が水密状態となる。また、外側固定筒51の一端側の外周に嵌められたオーリング58によって、止水弁50の一端側の外周と水栓本体20の一端側の内周との間も水密状態となる。
次に、水栓本体20の一端側から、ナット部材30を取付ける。ナット部材30は内周にネジ溝30Cが形成された本体部30Aと、本体部30Aの一端側に設けられて、本体部30Aよりも径が小さい小径部30Bとを有する。本体部30Aのネジ溝30Cが、水栓本体20の一端側のネジ溝20Bに螺合した状態で、ナット部材30は水栓本体20に取付けられる。この際、ナット部材30の一端側から、止水弁50の軸部材54の一端側が突出した状態となる。ナット部材30の内周には、全周に亘って、本体部30Aと小径部30Bとの境界部分に段部30Dが形成されている。水栓本体20にナット部材30を取り付けると、ナット部材30の段部30Dにおける軸方向他端側の面30Eが、水栓本体20の一端側の端面20Dと、止水弁50の突出部50Aにおける一端側の端面50Bとに当接した状態となる。これにより、止水弁50は、水栓本体20の内部に固定された状態となる。
図2に示すように、軸部材54の一端側には、軸方向に沿って軸部材54の一部が切り欠かれた状態で平面部54Bが形成されている。また、ハンドル部材40は、一端側に底壁を有する筒状の本体部40Aと、本体部40Aの周面から突出するレバー40Bとを有している。そして、本体部40Aの内部には、止水弁50の軸部材54が嵌合する嵌合穴40Cが形成されている。この嵌合穴40Cには、軸部材54の平面部54Bと当接する平面状の当接部40Dが形成されている。軸部材54の平面部54Bが、本体部40Aの当接部40Dに当接した状態でハンドル部材40が取り付けられることにより、ハンドル部材40と軸部材54の相対回転が抑制される。これにより、ハンドル部材40を操作して、止水弁50を操作することが可能となる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)貫通孔53Cが、シール部材53の延設部53Bの4隅に設けられ、この貫通孔53Cに、外側固定筒51の外周面に設けられた凸部51Cが係合する。したがって、外側固定筒51の周方向側と軸方向側の両方において、シール部材53の接合力を向上させることができる。また、隣り合う凸部51Cの間、及び、隣り合う貫通孔53Cの間に平坦な面が設けられていることにより、外側固定筒51の矩形状の窪んだ領域51Bとシール部材53の延設部53Bとが面接触した面接触部が形成される。したがって、外側固定筒51の周方向側と軸方向側の両方において、外側固定筒51の矩形状の窪んだ領域51Bとシール部材53の延設部53Bとの間に隙間が形成されることを抑制して、水密性を向上させることができる。
(2)貫通孔53Cが、シール部材53の延設部53Bの外周縁より内側に設けられていることにより、貫通孔53C及び凸部51Cの周囲に、シール部材53の延設部53Bと外側固定筒51の矩形状の窪んだ領域51Bとが面接触した面接触部を形成することができる。したがって、シール部材53の貫通孔53Cと、外側固定筒51の凸部51Cとの係合箇所に隙間が形成された場合であっても、水密性が低下することを抑制することができる。
(3)係合部は、外側固定筒51の外周面に設けられた凸部51Cと、シール部材53の延設部53Bに設けられた貫通孔53Cとにより構成されることにより、外側固定筒51の外周面を効率良く利用して、凸部51Cを形成することができる。また、シール部材53に貫通孔53Cを形成することによって、係合部を効率良く形成することができる。さらに、凸部51Cに貫通孔53Cを係合させることにより、シール部材53を外側固定筒51に簡単に組み付けることができるとともに、シール部材53を確実に保持することができる。
本実施形態は、次のように変更して実施することも可能である。また、上記実施形態の構成や以下の変更例に示す構成を適宜組み合わせて実施することも可能である。
・外側固定筒51の外周に設けられる係合部としての凸部51Cは、矩形状の窪んだ領域51Bの4隅以外にも設けられていてもよい。例えば、図8に示すように、軸方向における開口部51Aの両側にも凸部51Dが形成されていてもよいし、図9に示すように、周方向における開口部51Aの両側にも凸部51Eが形成されていてもよい。軸方向と周方向の両方において、開口部51Aの両側に凸部が形成されていてもよい。
・シール部材53の矩形状の延設部53Bの四隅に設けられる貫通孔53Cは、断面円形状に限定されず、外側固定筒51の凸部51Cに係合することができる形状を適宜採用することができる。同様に、外側固定筒51の外周に設けられる凸部51Cも、円柱状に限定されず、シール部材53の貫通孔53Cに係合することができる形状を適宜採用することができる。例えば、図10に示すように、凸部51Fが、外側固定筒51の周方向に延びつつ軸方向に曲がる鉤型の形状を有していてもよい。また、シール部材53と外側固定筒51とにおいて、係合部の凹凸関係が逆に構成されていてもよい。すなわち、図11に示すように、外側固定筒51の外周に凹部51Gが形成され、シール部材53の矩形状の延設部53Bの四隅に設けられた凸部に係合するように構成されていてもよい。
・シール部材53の矩形状の延設部53Bの四隅に設けられる係合部は、貫通孔53Cに限定されず、窪みであってもよい。
・シール部材53の矩形状の延設部53Bは、四隅が面取りされていてもよい。同様に、外側固定筒51の外周に設けられる矩形状の窪んだ領域51Bは、四隅が面取りされていてもよい。すなわち、シール部材53の矩形状の延設部53B、及び、外側固定筒51の外周に設けられる矩形状の窪んだ領域51Bは、四隅に曲線を有する形状で構成されていてもよい。
・外側固定筒51が、矩形状の窪んだ領域51Bを有していなくてもよい。すなわち、外側固定筒51の同一周面上にシール部材53が配置された構成であってもよい。
・内側回転筒52の流路穴52Aは分離壁52Bを有していなくてもよい。すなわち、内側回転筒52の流路穴52Aは、1つの流路穴で構成されていてもよい。また、シール部材53の環状の本体部53Aの内側に配置される枠部材55は、省略されていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に記載する。
(イ)係合部は、外側固定筒の外周面に設けられた凹部と、シール部材の延設部に設けられた凸部とにより構成される止水弁。
50…止水弁、51…外側固定筒、51A…開口部、52…内側回転筒、52A…流路穴、53…シール部材、53A…本体部、53B…延設部。

Claims (4)

  1. 周面に開口部を有する外側固定筒と、該外側固定筒内に回転可能に設けられて、周面に流路穴を有する内側回転筒とを備え、前記内側回転筒の回転に基づいて前記開口部と前記流路穴との位置関係が変化することにより吐止水を切り換える止水弁において、
    前記外側固定筒と前記内側回転筒との間を水密状態にシールするシール部材を備え、
    前記シール部材は、
    前記開口部内に配置されて前記内側回転筒の外周面に接する環状の本体部と、
    前記本体部から延設されて、前記外側固定筒の外周面における前記開口部を囲む領域に配置される矩形状の延設部とを有し、
    前記外側固定筒の外周面及び前記シール部材の延設部には、凹凸の関係により互いに係合する係合部と、平坦な関係により互いに面接触する面接触部とが並設されており、
    前記係合部は、少なくとも前記延設部の4隅に設けられ、隣り合う前記係合部の間に前記面接触部が設けられていることを特徴とする止水弁。
  2. 前記係合部は、前記延設部の外周縁より内側に設けられている請求項1に記載の止水弁。
  3. 前記係合部は、前記外側固定筒の外周面に設けられた凸部と、前記シール部材の延設部に設けられた凹部とにより構成される請求項1又は2に記載の止水弁。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載された止水弁を備えた水栓。
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