JP6966845B2 - 温調装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る第1実施形態の温調装置10について説明する。本実施形態の温調装置10は、リソグラフィ装置に用いられる複数の物品を温調する装置である。本実施形態では、リソグラフィ装置としてのインプリント装置で用いられる複数の原版(モールド)を温調装置10によって温調する例について説明するが、本実施形態の温調装置10が温調する対象物は当該原版に限られるものではない。例えば、本実施形態の温調装置10は、インプリント装置でパターンを形成すべき複数の基板を温調するために用いられてもよいし、インプリント装置以外のリソグラフィ装置で用いられる複数の原版や複数の基板を温調するために用いられてもよい。また、本実施形態の温調装置10によって温調される複数の物品には、上述した複数の原版や複数の基板の他に、パターンが形成される前の複数の原版(モールド)なども含みうる。
本発明に係る第2実施形態の温調装置20について説明する。第2実施形態の温調装置20は、第1実施形態の温調装置10と比べ、複数の第1プレート11の各々における下面に保持部11aが設けられているとともに、複数の第1プレート11の各々における下面に原版1を押し付ける押付部21をさらに含む。以下では、押付部21の構成について説明する。
インプリント装置に用いられる原版1を第2実施形態の温調装置20によって温調する場合、図8(a)に示すように、メサ部1aが設けられた面(第1面1b)の反対側の面(第2面1c)を第1プレート11に接触させることが好ましい。これは、原版1のメサ部1aにパーティクルが付着することを防止するためである。しかしながら、原版1のメサ部1aは微細であり、第1面1bと第2面1cとの判別が困難であるため、第1面1bが第1プレート11に接触するように原版1が第1プレート11によって保持されることが起こりうる。このとき、図8(c)に示すように、メサ部1aが第1プレート11に接触してしまうと、メサ部1aにパーティクルが付着したり、メサ部1aが破損したりしうる。
本発明に係る第4実施形態の温調装置40について説明する。本実施形態の温調装置40は、第1実施形態の温調装置10と比べ、複数の原版1(複数の物品)を更に効率よく温調することができるように構成されている。図9および図10は、第4実施形態の温調装置40を示す概略図である。図9は、温調装置40を−Y方向から見た正面図であり、図10は、温調装置40の断面図(図9におけるC−C断面図)である。本実施形態の温調装置40において、以下で説明する構成以外の構成は、第1実施形態の温調装置10と同様である。
本発明に係る第5実施形態の温調装置50について説明する。本実施形態の温調装置50は、第2実施形態の温調装置20と比べ、複数の原版1(複数の物品)を更に効率よく温調することができるように構成されている。図11および図12は、第5実施形態の温調装置50を示す図である。図11は、温調装置50を−Y方向から見た正面図であり、図12は、温調装置50の断面図(図11におけるD−D断面図)である。本実施形態の温調装置50において、以下で説明する構成以外の構成は、第2実施形態の温調装置20と同様である。
本発明に係る第6実施形態の温調装置60について説明する。本実施形態の温調装置60は、第5実施形態の温調装置50と比べ、支持部21bの構成が異なっており、複数の原版1(複数の物体)を更に効率よく温調することができる。図13〜図15は、第6実施形態の温調装置60を示す図である。図13は、温調装置60を−Y方向から見た正面図であり、図14は、温調装置60をZ方向から見た上面図であり、図15は、温調装置60の断面図(図13におけるE−E断面図)である。本実施形態の温調装置60において、以下で説明する構成以外の構成は、第5実施形態の温調装置50と同様である。
本発明に係る第7実施形態の温調装置70について説明する。本実施形態の温調装置70は、第2実施形態の温調装置20と比べ、複数の原版1(複数の物品)を更に効率よく温調することができるように構成されている。図16および図17は、第7実施形態の温調装置70を示す図である。図16は、温調装置70を−Y方向から見た正面図であり、図17は、温調装置70の断面図(図16におけるF−F断面図)である。本実施形態の温調装置70において、以下で説明する構成以外の構成は、第2実施形態の温調装置20と同様である。
基板にパターンを形成する処理を行うリソグラフィ装置において、上述の温調装置を適用する例について説明する。リソグラフィ装置は、例えば、原版(モールド)を用いて基板上のインプリント材にパターンを形成するインプリント装置や、原版(マスク)のパターンを基板に転写する露光装置、荷電粒子線を用いて基板にパターンを形成する描画装置を含みうる。そして、リソグラフィ装置は、リソグラフィ装置に搬入された原版および基板の少なくとも一方を温調装置によって温調し、温調された原版および基板の少なくとも一方を用いて、基板にパターンを形成する処理を行う。以下では、インプリント装置において、原版の温調を行うために上述の温調装置を適用する例について説明する。
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。リソグラフィ装置としてのインプリント装置を用いて成形した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
Claims (18)
- 複数の物品を温調する温調装置であって、
物品を保持する保持面をそれぞれ有し、かつ互いに離隔して配置された複数の第1部材と、
流体を流すための流路が形成され、前記複数の第1部材の各々に接続された第2部材と、
前記第2部材の流路に流す流体を温調することにより前記複数の第1部材を温調する温調部と、
を含み、
前記複数の第1部材の各々は、真空源に連通した溝を前記保持面に有し、前記真空源により溝から気体が排出されることで前記物品を保持する、ことを特徴とする温調装置。 - 前記複数の第1部材の各々は、前記物品を搬送するための搬送ハンドが挿入される第2の溝を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置。
- 前記保持面は、前記複数の第1部材の各々における上面に設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の温調装置。
- 前記保持面は、前記複数の第1部材の各々における下面に設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置。
- 複数の物品を温調する温調装置であって、
物品を保持する保持面をそれぞれ有し、かつ互いに離隔して配置された複数の第1部材と、
流体を流すための流路が形成され、前記複数の第1部材の各々に接続された第2部材と、
前記第2部材の流路に流す流体を温調することにより前記複数の第1部材を温調する温調部と、
を含み、
前記保持面は、前記複数の第1部材の各々における下面に設けられ、
前記温調装置は、前記複数の第1部材の各々における前記保持面に前記物品を押し付ける押付部をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の温調装置。 - 前記押付部は、前記物品を支持する支持部と、前記物品を第1部材の下面に押し付ける方向に前記支持部を駆動する駆動部とを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の温調装置。
- 前記支持部は、前記温調部により温調された流体を流すための流路を有する、ことを特徴とする請求項6に記載の温調装置。
- 前記複数の第1部材の各々は、前記物品が収まる凹部を有する、ことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の温調装置。
- 前記複数の第1部材にそれぞれ接続された複数の前記第2部材を含み、
複数の前記第2部材の各々における流路は、接続流路を介して互いに連通されている、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の温調装置。 - 前記複数の第1部材の各々は、流体が流れる流路を含まない、ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の温調装置。
- 前記温調部は、前記第2部材に取り付けられた加熱素子を有し、前記加熱素子によって前記第2部材を加熱することにより前記複数の第1部材を温調する、ことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の温調装置。
- 前記第2部材の温度を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づいて前記温調部を制御する制御部と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の温調装置。 - 前記複数の物品は、原版のパターンを基板上に転写する処理に用いられる複数の原版または複数の基板である、ことを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載の温調装置。
- 前記複数の物品は、パターンを有するメサ部が設けられた面をそれぞれ有する複数の原版であり、
前記複数の第1部材はそれぞれ、前記面が前記第1部材に接触した場合に前記メサ部が当該第1部材に接触することを防止するための凹部を有する、ことを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載の温調装置。 - 前記複数の第1部材を挟み込むように配置された2つの前記第2部材を含む、ことを特徴とする請求項1乃至14のうちいずれか1項に記載の温調装置。
- 複数の物品を温調する温調装置であって、
物品を保持する保持面をそれぞれ有し、かつ互いに離隔して配置された複数の第1部材と、
前記複数の第1部材の各々に接続された第2部材と、
前記第2部材に取り付けられた熱電素子を有し、前記熱電素子によって前記第2部材を温調することにより前記複数の第1部材を温調する温調部と、
を含み、
前記複数の第1部材の各々は、真空源に連通した溝を前記保持面に有し、前記真空源により溝から気体が排出されることで前記物品を保持する、ことを特徴とする温調装置。 - 基板上にパターンを形成する処理を行うリソグラフィ装置であって、
原版および基板の少なくとも一方を温調する請求項1乃至16のうちいずれか1項に記載の温調装置と、
前記温調装置で温調された前記少なくとも一方を用いて前記処理を行う処理部と、
を含むことを特徴とするリソグラフィ装置。 - 請求項17に記載のリソグラフィ装置を用いて基板上にパターンを形成する工程と、
前記工程でパターンを形成された前記基板を加工する工程と、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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