JP6965814B2 - 充放電装置 - Google Patents
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Description
本願は充放電装置に関する。
二次電池製造時において、二次電池を充放電することにより電池性能の確認を行うことが一般的である。この際、二次電池と充放電装置とを接続するために、充放電プローブを2次電池の電極端子に強く挟み込む、或いは、強く押し付け、電極端子の表面の酸化被膜(絶縁体)を除去する必要がある。これにより、適切に二次電池の充放電を行うことが可能となる。
このように酸化被膜の除去を行う装置として、特許文献1には半導体基板等の検査装置に使用するコンタクトプローブが開示されており、プローブの先端部が被測定面に押し当てられたときに、弾性変形により先端部が当接したまま被測定面上を変位して当該被測定面上の酸化被膜を除去することが記載されている。特許文献2には電池の電極との接触部分にエッジ部を形成した電池端子を備え、電池と電池端子との間に相対的な回転運動を生じさせることで、電極の酸化被膜を除去する電池ケースが開示されている。
しかしながら、特許文献1、2に記載の装置では、電極端子の酸化被膜を除去するために特別な構造を装置に設けているため、装置構成が複雑になり易い。また、これらの特別な構造は1つの電池に対して1つ必要であり、製造コストも増加する虞がある。
そこで、本願では簡易な構造であり、かつ、複数の二次電池に適用可能な充放電装置を開示する。
本発明者らが鋭意検討した結果、複数の電極端子と複数の充放電プローブとを一括で摺動させる摺動機構を設けることにより、簡易な構造であり、かつ、複数の二次電池に適用可能な充放電装置を提供できることを知見した。
すなわち、本願は上記課題を解決するための1つの手段として、複数の二次電池のための充放電装置であって、複数の二次電池を固定可能な固定治具と、複数の二次電池が有する複数の電極端子に接続可能な複数の充放電プローブと、複数の電極端子に複数の充放電プローブをそれぞれ当接可能な当接機構と、当接機構により複数の電極端子に複数の充放電プローブをそれぞれ当接させた状態で、複数の電極端子と複数の充放電プローブとを一括で摺動可能な摺動機構と、を備える、充放電装置を開示する。
本願が開示する充放電装置によれば、簡易な構造で複数の電極端子の酸化被膜を一括して除去することが可能である。よって、充放電装置の製造コストも抑えることが可能となる。
本願は複数の二次電池20のための充放電装置10である。充放電装置10は固定治具30と、複数の充放電プローブ40と、当接機構と、摺動機構と、を備えている。
図1(a)〜(c)に複数の二次電池を充放電装置10に接続する様子(正面図)を示した。なお、図1(a)〜(c)では、1つの二次電池20に着目しているが、二次電池20は紙面奥手前方向に複数並んで配置されており、同様に充放電プローブ40も紙面奥手前方向に複数並んで配置されている。
図1(a)〜(c)に複数の二次電池を充放電装置10に接続する様子(正面図)を示した。なお、図1(a)〜(c)では、1つの二次電池20に着目しているが、二次電池20は紙面奥手前方向に複数並んで配置されており、同様に充放電プローブ40も紙面奥手前方向に複数並んで配置されている。
1.二次電池20
二次電池20は電極端子21(正極端子21a及び負極端子21b)をそれぞれ備えている。二次電池の種類は特に限定されないが、リチウムイオン二次電池等の公知の二次電池を適用することができる。また、二次電池20の電極端子21の形状は特に限定されないが、図1では充放電プローブ40が当接する電極端子の部位が面状であるものを用いている。後述の図2では電極端子が板状であるものを用いている。
二次電池20は電極端子21(正極端子21a及び負極端子21b)をそれぞれ備えている。二次電池の種類は特に限定されないが、リチウムイオン二次電池等の公知の二次電池を適用することができる。また、二次電池20の電極端子21の形状は特に限定されないが、図1では充放電プローブ40が当接する電極端子の部位が面状であるものを用いている。後述の図2では電極端子が板状であるものを用いている。
2.固定治具30
固定治具30は、複数の二次電池20を固定することが可能である。固定治具30で二次電池20を固定することにより、充放電を行う際の二次電池20の位置が定まる。固定治具30で固定可能な二次電池20の数は特に限定されず、二次電池20の数が1個でもでもよい。固定治具30の材料は特に限定されないが、電池の漏電の観点から樹脂製またはある部分で充放電装置本体と絶縁であることが好ましい。また、固定治具30の形状は特に限定されないが、図1の固定治具30は紙面奥手前方向に延びる2つのL字型の部材30a、30bからなっている形態を採用している。後述の摺動機構を機能させるためである。
固定治具30は、複数の二次電池20を固定することが可能である。固定治具30で二次電池20を固定することにより、充放電を行う際の二次電池20の位置が定まる。固定治具30で固定可能な二次電池20の数は特に限定されず、二次電池20の数が1個でもでもよい。固定治具30の材料は特に限定されないが、電池の漏電の観点から樹脂製またはある部分で充放電装置本体と絶縁であることが好ましい。また、固定治具30の形状は特に限定されないが、図1の固定治具30は紙面奥手前方向に延びる2つのL字型の部材30a、30bからなっている形態を採用している。後述の摺動機構を機能させるためである。
3.充放電プローブ40
充放電プローブ40は充放電装置10に複数備えられており、二次電池20の電極端子21である正極端子21a及び負極端子21bにそれぞれ接続可能である。ここで「接続」とは、いわゆる電気的な接続を意味し、電極端子と充放電プローブとの間に電流が流れ得る状態であることを言う。充放電プローブ40は図示しない電源に接続されており、これにより充放電装置10は二次電池20の充放電を行うことができる。図1では二次電池20の電極端子21の上側にそれぞれ配置されている。
充放電プローブ40は充放電装置10に複数備えられており、二次電池20の電極端子21である正極端子21a及び負極端子21bにそれぞれ接続可能である。ここで「接続」とは、いわゆる電気的な接続を意味し、電極端子と充放電プローブとの間に電流が流れ得る状態であることを言う。充放電プローブ40は図示しない電源に接続されており、これにより充放電装置10は二次電池20の充放電を行うことができる。図1では二次電池20の電極端子21の上側にそれぞれ配置されている。
充放電プローブ40としては公知の充放電プローブを使用することができ、充放電プローブ40の先端形状は二次電池20の電極端子21の形状に基づいて、適したものを採用する。例えば、図1に示すような電極端子21の場合、充放電プローブ40の先端を電極端子21に押し付けることで接続する形態を採用する。また、後述の図2、3に示すような板状の電極端子の場合、充放電プローブ40の先端を電極端子21に挟み込むことで接続する形態を採用する。
4.当接機構
当接機構は、複数の二次電池20が有する複数の電極端子21に複数の充放電プローブ40をそれぞれ当接させることを可能にする機能を備える装置である。図1では充放電プローブ40を上昇及び下降可能な不図示の当接機構が用いられている。図1に示したように、充放電プローブ40を電極端子21に押し付ける形態である場合、押当て圧力は、摺動機構により固定治具30で二次電池20を少量移動させるときに、電池の形状を大きく変形させない程度の力が望ましい。また充放電プローブ40の先端形状に依存するが、電池表面に充放電プローブ40先端が20μm〜200μm程度食い込む圧力が望ましい。これにより、摺動機構による酸化被膜の除去が容易になる。なお、後述する充放電プローブが電極端子を挟み込む当接機構であっても、挟み込みの圧力は上記圧力の範囲であることが好ましい。
当接機構は、複数の二次電池20が有する複数の電極端子21に複数の充放電プローブ40をそれぞれ当接させることを可能にする機能を備える装置である。図1では充放電プローブ40を上昇及び下降可能な不図示の当接機構が用いられている。図1に示したように、充放電プローブ40を電極端子21に押し付ける形態である場合、押当て圧力は、摺動機構により固定治具30で二次電池20を少量移動させるときに、電池の形状を大きく変形させない程度の力が望ましい。また充放電プローブ40の先端形状に依存するが、電池表面に充放電プローブ40先端が20μm〜200μm程度食い込む圧力が望ましい。これにより、摺動機構による酸化被膜の除去が容易になる。なお、後述する充放電プローブが電極端子を挟み込む当接機構であっても、挟み込みの圧力は上記圧力の範囲であることが好ましい。
5.摺動機構
摺動機構は、当接機構により複数の電極端子21に複数の充放電プローブ40をそれぞれ当接させた状態において、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とを一括で摺動させることを可能にする機能を有する装置である。これにより、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とが一括で摺動することができ、電極端子21の表面に形成されている酸化被膜が除去され、電極端子21と充放電プローブ40とが適切に接続される。電極端子21と充放電プローブ40との摺動距離は0.5mm以上2.0mm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.5mm以上1.0mm以下である。摺動距離が0.5mm未満である場合、電極端子11の表面に形成されている酸化被膜が適切に除去できない虞がある。一方で、摺動距離が2.0mmを超えたとしても特に問題は生じないが、摺動距離を2.0mmよりも大きくする必要性は少ない。
図1では、固定治具30に摺動機構が備えられ、固定治具30の一方の部材30aを押し込むことにより、二次電池20をスライドさせ、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とを一括で摺動させることを可能にしている。以下、図1(a)〜(c)を用いて、充放電装置10の摺動機構について説明する。
摺動機構は、当接機構により複数の電極端子21に複数の充放電プローブ40をそれぞれ当接させた状態において、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とを一括で摺動させることを可能にする機能を有する装置である。これにより、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とが一括で摺動することができ、電極端子21の表面に形成されている酸化被膜が除去され、電極端子21と充放電プローブ40とが適切に接続される。電極端子21と充放電プローブ40との摺動距離は0.5mm以上2.0mm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.5mm以上1.0mm以下である。摺動距離が0.5mm未満である場合、電極端子11の表面に形成されている酸化被膜が適切に除去できない虞がある。一方で、摺動距離が2.0mmを超えたとしても特に問題は生じないが、摺動距離を2.0mmよりも大きくする必要性は少ない。
図1では、固定治具30に摺動機構が備えられ、固定治具30の一方の部材30aを押し込むことにより、二次電池20をスライドさせ、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とを一括で摺動させることを可能にしている。以下、図1(a)〜(c)を用いて、充放電装置10の摺動機構について説明する。
まず、図1(a)に示したように、固定治具30の2つのL字型の部材30a、30bを対向して配置し、これらの上に複数の二次電池20を紙面奥手前方向に並ぶように配置する。この際、部材30bの端部と二次電池20との間に所定の間隔を空けておく。間隔の大きさは摺動距離と電池を置く時の位置公差に基づいて設定する。次に、図1(b)に示したように、当接機構を用いて充放電プローブ40を下降させ、電極端子21に充放電プローブ40をそれぞれ当接させる。そして、図1(b)、(c)に示したように、これらを当接させた状態において一方の部材30aを他方の部材30bの方向(矢印で示した方向)に押し込むように移動させ、複数の二次電池を紙面右方向に一括でスライドさせる。これにより、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ40とが一括で摺動することができ、電極端子21の表面に形成されている酸化被膜が除去され、電極端子21と充放電プローブ40とが適切に接続される。
6.充放電装置10
充放電装置10は、上記のような摺動機構を設けたことにより、簡易な装置構造であり、かつ、複数の二次電池20(電極21)の酸化被膜を一括で除去することが可能である。よって、充放電装置10によれば、従来の酸化被膜除去機構を有する装置よりも、低コストで製造することができる。
ただし、本願が開示する充放電装置はこれに限定されず、以下の充放電装置100、200も包含する。
充放電装置10は、上記のような摺動機構を設けたことにより、簡易な装置構造であり、かつ、複数の二次電池20(電極21)の酸化被膜を一括で除去することが可能である。よって、充放電装置10によれば、従来の酸化被膜除去機構を有する装置よりも、低コストで製造することができる。
ただし、本願が開示する充放電装置はこれに限定されず、以下の充放電装置100、200も包含する。
7.充放電装置100
充放電装置100は、図2に示したように板状の電極端子121(正極端子121a及び負極端子121b)を有する二次電池120に適した形態である。充放電装置100では、板状の電極端子121を充放電プローブ140で挟み込む当接機構が採用されている。また、摺動機構も充放電装置10とは異なり、充放電プローブ140が板状の電極端子121を挟み込んだ状態において、充放電プローブ140を上昇させる摺動機構を採用している。
充放電装置100は、図2に示したように板状の電極端子121(正極端子121a及び負極端子121b)を有する二次電池120に適した形態である。充放電装置100では、板状の電極端子121を充放電プローブ140で挟み込む当接機構が採用されている。また、摺動機構も充放電装置10とは異なり、充放電プローブ140が板状の電極端子121を挟み込んだ状態において、充放電プローブ140を上昇させる摺動機構を採用している。
図3(a)〜(d)に複数の二次電池を充放電装置100に接続する様子(正面図及び側面図)を示した。以下、図3(a)〜(d)について説明する。なお、充放電装置100において、充放電装置10と重複する構成については、同じ符号を付して説明する。また、図3(a)〜(d)も図1(a)〜(c)と同様に、1つの二次電池120に着目しているが、二次電池120は正面図において紙面奥手前方向に複数並んで配置されており、同様に充放電プローブ140も紙面奥手前方向に複数並んで配置されている。側面図では固定治具30を省略している。
まず、図3(a)に示したように、固定治具30の2つのL字型の部材30a、30bを対向して配置し、これらの上に複数の二次電池120を紙面奥手前方向に並ぶように配置する。このとき、図1(a)とは異なり、部材30a、30bの端部と二次電池120とは間隔を空けず、これらの部材30a、30bで二次電池120を固定し、二次電池120の位置を定める。次に、図3(b)、(c)に示したように、不図示の当接機構により、充放電プローブ140を下降させ、かつ、電極端子121を充放電プローブ140でそれぞれ挟み込む。そして、図3(d)に示したように、充放電プローブ140が電極端子121を挟み込んだ状態において、不図示の摺動機構により充放電プローブ140を矢印の方向に上昇させる。これにより、複数の電極端子121と複数の充放電プローブ140とが一括で摺動することができ、電極端子121の表面に形成されている酸化被膜が除去され、電極端子121と充放電プローブ140とが適切に接続される。
以上、充放電装置100の当接機構及び摺動機構を説明した。ただし、充放電装置100の摺動機構はこれに限定されず、図3(d)の状態において充放電プローブを紙面下方向又は紙面左右方向のいずれかに移動させる形態であってもよく、或いは、図3(d)の状態において固定治具30全体を紙面上下左右方向のいずれかに移動させる形態であってもよい。
8.充放電装置200
充放電装置200は摺動部材250及び摺動部材ガイド260を組み合わせた摺動機構を有していることを特徴としている。摺動部材250及び摺動部材ガイド260は先端が斜めに切り欠かれた形状となっており、当該切り欠きの面同士が接触した状態において、摺動部材250を上記切り欠き面に沿ってスライドさせる摺動機構を採用している。また、摺動部材ガイド260にさらに内部切り欠き260aを設け、切り欠き面に段差を設けることにより、さらに摺動させることができる。
充放電装置200は摺動部材250及び摺動部材ガイド260を組み合わせた摺動機構を有していることを特徴としている。摺動部材250及び摺動部材ガイド260は先端が斜めに切り欠かれた形状となっており、当該切り欠きの面同士が接触した状態において、摺動部材250を上記切り欠き面に沿ってスライドさせる摺動機構を採用している。また、摺動部材ガイド260にさらに内部切り欠き260aを設け、切り欠き面に段差を設けることにより、さらに摺動させることができる。
図4(a)〜(c)に複数の二次電池を充放電装置200に接続する様子(側面図)の前半を説明する図を示した。また、図5(a)、(b)に複数の二次電池20を充放電装置200に接続する様子(側面図)の後半を説明する図を示した。図5(c)は図5(a)のCで表した部分において、摺動部材250と摺動部材ガイド260とに注目した部分拡大図である。以下、図4(a)〜(c)、図5(a)〜(c)について説明する。なお、充放電装置200において、充放電装置10と重複する構成については、同じ符号を付して説明する。
まず、図4(a)に示したように、充放電装置200は、複数の二次電池20と、該二次電池20に隣接する位置に摺動部材ガイド260をそれぞれ配置し、これらを固定治具30で固定している。また、二次電池等の上側に棒状の充放電プローブ240を複数配置し、かつ、充放電プローブ240に隣接する位置にそれぞれ摺動部材250及び摺動ガイド280を図4(a)に示したように配置し、これらを端部の摺動部材250と固定部材270とで挟んで固定する。ここで、電極端子21及び充放電プローブ240が当接可能となり、かつ、摺動部材250及び摺動部材ガイド260の切り欠き面同士が当接可能となるように位置を調節する。また、それぞれの充放電プローブ240から見て紙面左側の摺動ガイド280は摺動部材250及び充放電プローブ240に固定され、充放電プローブ240から見て紙面右側の摺動ガイド280は充放電プローブ240のみ固定されている。さらに、摺動部材250は紙面左右方向(二次電池の厚さ方向)にある程度の自由度を有するように、固定部材270と摺動部材250とをゴムやバネ等の弾性部材290で互いに接続する。このとき、摺動部材250は紙面右方向にある程度の引っ張り力で引っ張られていることが好ましい。また、充放電プローブ240も紙面上下方向にある程度の自由度を有するように、バネ等の弾性部材に接続する。
次に、図4(b)に示したように、不図示の当接機構により、充放電プローブ240及び摺動部材250等を下降させる。そして、図4(c)に示したように、複数の電極端子21に複数の充放電プローブ240をそれぞれ当接させるとともに、摺動部材250及び摺動部材ガイド260の切り欠き面同士を当接させる。この状態において、さらに、充放電プローブ240及び摺動部材250を下降させる。そうすると、摺動部材ガイド260は固定されているため、摺動部材250が切り欠き面に沿って移動し、それに伴って充放電プローブ240は紙面左方向に移動(白抜き矢印で示した方向)し、これにより、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ240とが一括で電池端子21と接触できる。このとき、充放電プローブ240の紙面左側に固定されている摺動ガイド280は、摺動部材250に固定されているので、左側に動きながら下降する。一方、充放電プローブ240の紙面右側に固定されている摺動ガイド280は、紙面右側の隣接する摺動部材250との間に隙間ができる。
そして図5(a)に示したように、図4(c)の状態からさらに充放電プローブ240等を下降させる。そうすると、図5(b)に示したように、摺動部材250が摺動部材ガイド260の内部切欠き260aに到達し、紙面右方向(白抜き矢印で示した方向)に移動する。摺動部材ガイド260が内部切り欠き260aを有することにより、摺動部(切り欠き面)に段差が生じるためである。このとき、摺動部材250の移動に伴って充放電プローブ240も紙面右方向(白抜き矢印で示した方向)に移動する。これにより、複数の電極端子21と複数の充放電プローブ240とが一括で摺動することができ、電極端子21の表面に形成されている酸化被膜が除去され、電極端子21と充放電プローブ240とが適切に接続される。
以上、本願が開示する充放電装置によれば、簡易な構造で複数の電極端子の酸化被膜を一括して除去することが可能である。よって、充放電装置の製造コストも抑えることが可能となる。
10、100、200 充放電装置
20、120 二次電池
21、121 電極端子
30 固定治具
40、140、240 充放電プローブ
250 摺動部材
260 摺動部材ガイド
270 固定部材
280 摺動ガイド
20、120 二次電池
21、121 電極端子
30 固定治具
40、140、240 充放電プローブ
250 摺動部材
260 摺動部材ガイド
270 固定部材
280 摺動ガイド
Claims (1)
- 複数の二次電池のための充放電装置であって、
前記複数の二次電池を固定可能な固定治具と、
前記複数の二次電池が有する複数の電極端子に接続可能な複数の充放電プローブと、
前記複数の電極端子に前記複数の充放電プローブをそれぞれ当接可能な当接機構と、
前記当接機構により前記複数の電極端子に前記複数の充放電プローブをそれぞれ当接させた状態で、前記複数の電極端子と前記複数の充放電プローブとを一括で摺動可能な摺動機構と、を備える、
充放電装置。
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