JP6020919B2 - 充放電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の二次電池を一度に充放電するための充放電装置に関する。
近年、携帯電話や携帯パソコンなどのモバイル機器の発達や、電気自動車やハイブリッド自動車などの実用化に伴って、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池の需要が拡大している。そうした二次電池の製造工程では、各構成部品を組み立てた後、充放電等を行うことにより電池を活性化させるなどして各電池を所定の特性に調整することが行われる。電池組み立て後は、複数の二次電池が充放電装置においてスペーサを介して積層されて、それぞれの二次電池の端子に充放電プローブを接触させた状態で一度に充放電が行われる。その際、充放電プローブが備えられる充放電ユニットに倣い歯を設け、この倣い歯をスペーサの間に挿入することにより、積層された二次電池に対して充放電ユニットの位置決めを行う充放電装置の技術が開示されている(例えば、下記特許文献1を参照)。
特開2010−140844号公報
一方、充放電装置にセットされた一部の二次電池において充電中に内部短絡や過充電が生じて発熱した場合には、他の二次電池における電流の印加を停止する必要がある。しかし、前記特許文献に記載の充放電装置によれば、二次電池の発熱時に電流の印加を停止させるための構成は備えておらず、他の二次電池の発熱を充分に防止する構成とはなっていなかった。
本発明は、上記の状況を鑑み、二次電池の発熱時に電流の印加を停止することにより、他の二次電池の発熱を充分に防止することが可能となる、充放電装置を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、複数の二次電池を厚み方向に積層して電池パレットに配置し、それぞれの前記二次電池の正極端子及び負極端子に形成された当接面に、充放電治具に設けられた充放電プローブを当接して、前記二次電池の充放電を行う充放電装置であって、前記複数の二次電池を、一個ずつ積層方向に挟み込んだ状態で保持するスペーサと、前記二次電池の積層方向にスライド可能に、前記充放電治具に戻しバネで連結されて取り付けられる複数の充放電ユニットと、を備え、前記充放電プローブは、前記二次電池に対応して、前記複数の充放電ユニットごとに所定数が備えられ、前記充放電ユニットには、前記スペーサの間に挿入されて前記二次電池に対して位置決めを行う、低難燃性素材で形成された倣い歯が備えられ、前記二次電池の充放電時には、前記倣い歯を前記スペーサの間に挿入するとともに、前記充放電ユニットを前記充放電治具に対して前記積層方向における一方向側に相対的に変位させることにより前記戻しバネを伸長させ、前記戻しバネの前記積層方向への伸びを、前記当接面における前記一方向の逆方向側端部と、前記充放電プローブにおける前記一方向側端部と、の距離よりも大きくするものである。
請求項2においては、前記倣い歯と前記スペーサとのそれぞれの先端部には対向する当接斜面が形成され、前記当接斜面を互いに当接させた状態でスライドさせて、前記倣い歯を前記スペーサの間に挿入することにより、前記充放電ユニットを前記充放電治具に対して前記積層方向における一方向側に相対的に変位させるものである。
請求項3においては、前記倣い歯を前記スペーサの間に挿入した後で前記充放電治具を前記一方向と逆の方向に変位させることにより、前記充放電ユニットを前記充放電治具に対して前記一方向側に相対的に変位させるものである。
本発明によれば、充放電装置において二次電池の発熱時に電流の印加を停止することにより、他の二次電池の発熱を充分に防止することが可能となる。
第一実施形態に係る充放電装置の充電状態を示した側面図。 同じく充放電装置の準備状態を示した側面図。 同じく充放電装置において準備状態の充放電ユニットを示した側面図。 同じく充放電装置において移動状態の充放電ユニットを示した側面図。 同じく充放電装置において充電状態の充放電ユニットを示した側面図。 倣い歯と二次電池との位置関係を示した側面図。 同じく充放電装置において発熱状態の充放電ユニットを示した側面図。 充放電プローブと二次電池における端子との位置関係を示した平面図。 第二実施形態に係る充放電装置の準備状態を示した側面図。 同じく充放電装置の移動状態を示した側面図。 同じく充放電装置の充電状態を示した側面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
図1及び図2を参照して、本発明に係る充放電装置の第一実施形態である充放電装置1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態の充放電装置1を示した充電時の側面図である。この充放電装置1は、25個の二次電池5を厚み方向(図面の左右方向)に積層した状態で一度に充電することが可能なものである。充放電装置1は図2に示す如く、大きく分けて充放電プローブ24を有して上下動する上方の充放電治具2と、二次電池5を厚み方向に重ねて並べる電池用パレット3とで構成されている。充放電治具2には25個の二次電池5に対応して(より詳細には二次電池5における正極・負極を構成する各端子6に対応して)、それぞれに充放電プローブ24(正極側プローブ及び負極側プローブ)が設けられ、充放電プローブ24は電源コード25を介して図示しない電源に接続されている。そして、充放電治具2が図示しない昇降装置によって図1中の矢印Aに示す如く昇降されることによって、それぞれの充放電プローブ24が二次電池5の正極及び負極を構成する端子6の当接面(図3から図6における端子6の上面)に当接及び離間するように構成されている。
充放電治具2には、長手方向(図面左右方向、以下同じ)に長い棒状のベース11が設けられ、その両端には縦板12、13が固定されている。そして、縦板12、13には、長手方向に延びた板状部材である案内ロッド14の両端部が固定されている。また、案内ロッド14が貫いて配置された複数の充放電ユニット20が、その案内ロッド14に沿って図面左右方向に、つまり二次電池5の積層方向にスライド可能となっている。
図3は、充放電ユニット20及び対応する二次電池5等を側面から見た図である。充放電ユニット20は、案内ロッド14に沿って摺動可能なスライドブロック21を有し、そこに貫通して形成された摺動孔21aを案内ロッド14が通されている。そして、スライドブロック21の両端(紙面を貫く方向の両端)には一個ずつプレート22が固定されている。紙面手前側のプレート22の下部には、先端に当接斜面23aが形成された倣い歯23が固定されている。倣い歯23は後述するスペーサ35に沿って下降できるように形成されたものであり、難燃性の低いPOM材がその素材として用いられている。充放電ユニット20には、それぞれのプレート22における内側の面に端子ホルダ22bが固定され、端子ホルダ22bには3つの二次電池5における端子(正極端子及び負極端子)6に対応する、正極側及び負極側の充放電プローブ24がそれぞれ設けられている。つまり、充放電プローブ24は、3つの二次電池5で構成される一組に対応して、充放電ユニット20ごとに所定数である3個備えられている。
本実施形態では図1及び図2に示す如く、こうした3個の二次電池5に対応する充放電ユニット20と、同様に2個の二次電池5に対応する充放電ユニット20xが設けられている。充放電ユニット20xは、充放電プローブ24が2個の二次電池5に対応しているだけで、その他の構成は充放電ユニット20と同様に構成されている。充放電装置1は前述したように25個の二次電池5を1セットとして充放電を行うものであり、そのため7個の充放電ユニット20と、2個の充放電ユニット20xと、が図1及び図2に示すように案内ロッド14に対して摺動可能に配設されている。
なお、本実施形態において、充放電ユニット20・20xが対応する二次電池5の個数、及び、二次電池5に対応して充放電ユニット20・20xに備えられる充放電プローブ24の個数(2個及び3個)は一例であり、複数個であれば良い。
図1に示す如く、充電時における充放電治具2の複数の充放電ユニット20(充放電ユニット20xも含む。以下同じ)は、いずれも戻しバネ15によって同一方向(図面右側)へ引っ張られている。戻しバネ15はプレート22における固定部22aとベース11における固定部11aとの間に斜めにして連結され、充放電ユニット20が常に図面右側へ引っ張られるように構成されている。換言すれば、充放電ユニット20は二次電池5の積層方向である左右方向にスライド可能に、充放電治具2のベース11に戻しバネ15で連結されて取り付けられているのである。
次に、充放電装置1の電池用パレット3について説明する。電池用パレット3は、長尺なベース31の長手方向両端に端部板32、33が起立して固定されている。また、端部板32、33の間には図示しない複数の梁部材が連結されて掛け渡されている。端部板32、33は、電池用パレット3を長手方向に見た場合、二次電池5の形状に合わせて略矩形に形成され、その角部や側部中間位置などに設けられた梁部材によって連結されている。従って、こうした端部板32、33や梁部材によって囲まれた空間に上方から二次電池5が挿入され、その二次電池5に対し上方から充放電治具2の充放電プローブ24が近接するようになっている。
また、電池用パレット3には二次電池5を入れる空間にスペーサ35が設けられている。スペーサ35は、隣り合う二次電池5の間に配置されるものであって、長手方向(二次電池5の厚み方向)の両側から25個の二次電池5をそれぞれ挟み込むだけの数(26個)が設けられている。また、二次電池5は、電極体の厚み変化に伴う電池の厚みバラツキや、充電時にガスが発生して電池ケースが膨張するため、スペーサ35は、その膨張に応じて位置ずれするように電池用パレット3の長手方向に移動できるようになっている。そのために、図示していないが、例えばスペーサの側面に凹溝が形成され、そこに嵌合した梁部材に倣って移動できるように構成されている。
電池用パレット3には、充電時の複数の二次電池5とスペーサ35に対して一定の荷重がかけられ、拘束治具が設けられている。拘束治具は、図1及び図2に示す如く、スペーサ35に直接当接する当接板41と、雄ねじ部47aが端部板32に螺入されたボルト47等によって構成されている。そして、ボルト47を端部板32に対して螺入する長さを調節することにより、当接板41がスペーサ35に加える荷重の大きさを調節している。
スペーサ35の紙面前後方向の端部は図3に示すように、その上部に当接斜面35aが形成されて山形になっている。そして、充放電治具2の充放電ユニット20に固定された倣い歯23は、その当接斜面23aがスペーサ35の当接斜面35aと対向する位置に、斜面方向を同一にして配置されている。即ち、倣い歯23は図4に示す如く、充放電治具2が下降した際に、その先端に形成された当接斜面23aがスペーサ35の当接斜面35aと当接してスライド可能に構成されている。これにより、倣い歯23は図5に示す如くスペーサ35の間にスムーズに入って、二次電池5に対して位置決めできるようになっている。
本実施形態では図3に示すように、一つの充放電ユニット20に対して3個の二次電池5が対応している。そのため、充放電ユニット20の倣い歯23は、中央の二次電池5を挟む2個のスペーサ35、35の間に挿入されて位置決めできるようになっている。その際、二次電池5とスペーサ35は、拘束治具によって一定の荷重で反対の端部板33側へと押しつけられている。
このように構成された本実施形態の充放電装置1によれば、次のようにして充電作業が実行される。二次電池5では、正極および負極を備える電極の端子6が電池ケースに挿設され、電解液が注入された後、封止されて初期充電が行われる。そして、図1に示すように25個の二次電池5が電池用パレット3に対してスペーサ35の間にそれぞれ順に挿入され、二次電池5を全て挿入した後に拘束治具による押し付けが行われる。つまり、二次電池5はスペーサ35によって積層方向に挟み込まれた状態で保持される。このように、スペーサ35は、複数の二次電池5を、一個ずつ積層方向に挟み込んだ状態で保持するものである。
電池用パレット3に対して二次電池5のセットが終了した後で、図3中の矢印U1に示す如く充放電治具2が下降する。そして、図4に示す如く、倣い歯23の当接斜面23aと、スペーサ35の当接斜面35aとが当接する。更に図4中の矢印U2に示す如く充放電治具2が下降すると、倣い歯23とスペーサ35とが互いの当接斜面23a・当接斜面35aでスライドすることにより、図5中の矢印H1に示す如く充放電ユニット20が案来ロッド14に沿って図面左方向に移動し、これにより倣い歯23がスペーサ35の間に案内される。このように、倣い歯23は図5に示す如くスペーサ35の間に入って位置決めされる。この際に、それぞれの充放電プローブ24が二次電池5の正極及び負極を構成する端子6に当接する。
上記の如く倣い歯23がスペーサ35の間に案内される際には、倣い歯23は図6に示す如く当初位置(図6における実線位置)から図面左方向に移動したスライド位置(図6における二点鎖線位置)に移動する。このとき、倣い歯23の図面左方向への移動量D1は、当初位置における倣い歯23の当接斜面23aの右端と、スペーサ35の当接斜面35aの左端との距離となる。そして、倣い歯23が図面左方向に移動することにより、充放電ユニット20及び充放電プローブ24も同じ長さだけ移動する。つまり、図5に示す如く、充放電ユニット20を充放電治具2(詳細には案内ロッド14等)に対して図面左方向に移動量D1だけ相対的に変位させるのである。上記の如く、本実施形態においては、当接斜面23a・35aを互いに当接させた状態で、倣い歯23をスペーサ35の間に挿入することにより、充放電ユニット20を充放電治具2に対して図面左側方に相対的に変位させるのである。これにより、戻しバネ15は左方向にD1だけ伸長することになる。
ここで、図6及び図8に示す如く、当初位置における倣い歯23の当接斜面23aの右端と、スペーサ35の当接斜面35aの左端との距離であるD1(充放電プローブ24の移動量D1)は、二次電池5における端子6の当接面における右側端部と充放電プローブ24の充電時における左側端部との距離D2よりも大きくなるように設定されている。換言すれば、倣い歯23とスペーサ35とをスライドさせた際に、戻しバネ15の左方向への伸びである、充放電プローブ24の移動量D1を、端子6の右側端部と充放電プローブ24の充電時における左側端部との距離D2よりも大きくした状態で、二次電池5の充放電を行うのである。
その後、二次電池5は、その状態のまま充放電が繰り返して行われる。
そして、充放電工程が終了すると、充放電治具2は上昇して充放電ユニット20の充放電プローブ24が二次電池5の正極及び負極を構成する端子6から離間し、更に倣い歯23がスペーサ35から外されて図6中の実線に示す当初位置に戻る。これにより、充電時に移動した充放電ユニット20は、戻しバネ15によって引っ張られて、図2に示す元の位置に戻される。
一方、充放電工程の最中に二次電池5において内部短絡や過充電が生じて発熱した場合には、図7に示す如く難燃性の低いPOM材で形成されている倣い歯23が軟化し、その剛性が低下する。このため、倣い歯23がスペーサ35の間に挿入されることにより位置決めされていた充放電ユニット20は、倣い歯23の剛性低下に伴って、戻しバネ15の弾性力によって図7中の矢印H2に示す如く図面右側に引き戻される。そして、倣い歯23が図6中の実線に示す当初位置に戻ることにより、充放電プローブ24は図8に示す如く移動量D1だけ図面右側に移動する。
つまり、充放電プローブ24は、戻しバネ15の左方向への伸びである充放電プローブ24の移動量D1だけ右側方に移動することにより、図8に示す如く端子6の右側端部よりも右側に移動することになる。換言すれば、戻しバネ15の左方向への伸びである長さD1を、端子6の右側端部と充放電プローブ24の充電時における左側端部との距離D2よりも大きく設定していることにより、倣い歯23が軟化して戻しバネ15の長さが元の状態に戻った場合、充放電プローブ24は端子6の端部を越えて右側に移動するのである。これにより、図7及び図8に示す如く充放電ユニット20の充放電プローブ24が二次電池5の正極及び負極を構成する端子6から離間するため、二次電池5における電流の印加を自動的に停止させることができる。
上記の如く、本実施形態に係る充放電装置1によれば、二次電池5の充放電時に、倣い歯23をスペーサ35の間に挿入するとともに、充放電ユニット20を充放電治具2に対して左側方に変位させることにより戻しバネ15を伸長させる。そして、戻しバネ15の左方向の伸びD1を、端子6の当接面における右側端部と、充放電プローブ24の左側端部と、の距離D2よりも大きくしている。これにより、二次電池5が発熱した場合には、倣い歯23を軟化させて、戻しバネ15の弾性力により充放電プローブ24を自動的に端子6から離間させる構成とすることにより、他の二次電池5の発熱を充分に防止することが可能となるのである。
なお、本実施形態において、倣い歯23の素材として低難燃性素材である(難燃グレードがHBである)POM材を使用しているが、倣い歯の素材は高温時に軟化し易い素材であれば差し支えない。例えば、酢酸ビニール、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエステル等が倣い歯の素材として適用可能である。
次に、図9から図11を参照して、本発明に係る充放電装置の第二実施形態である充放電装置100の概略構成について説明する。本実施形態で説明する充放電装置100については、前記第一実施形態に係る充放電装置1と同様の構成については同符号を付してその説明を省略し、異なる構成を中心に説明を行う。
本実施形態に係る充放電装置100は、充放電治具2を昇降させる図示しない昇降装置とともに、充放電治具2を水平方向に移動させる駆動装置101を備えている。
本実施形態の充放電装置100で充電作業を行う場合は、前記第一実施形態の如く電池用パレット3に対する二次電池5のセットを終了した後で、図9中の矢印B1に示す如く充放電治具2を下降させる。本実施形態においては、難燃性の低いPOM材で形成されている倣い歯123はスペーサ35の間のほぼ直上に配置されている。このため、充放電治具2が下降すると、図10に示す如く倣い歯123はスペーサ35の間に挿入されて位置決めされる。この際に、それぞれの充放電プローブ24が二次電池5の正極及び負極を構成する端子6に当接する。
その後、駆動装置101を駆動させて、充放電治具2を図10中の矢印B2の如く右側方に移動させる。この際、充放電ユニット20及び充放電プローブ24は倣い歯123によって位置決めされているため、ベース11、縦板12、13、及び案内ロッド14のみが右側方に移動することになる。つまり、図10に示す如く、充放電ユニット20及び充放電プローブ24を充放電治具2(詳細には案内ロッド14等)に対して図面左方向に相対的に変位させるのである。これにより、図11に示す如く、戻しバネ15は充放電治具2に対して左方向に伸長することになる。
このとき、充放電ユニット20及び倣い歯123の図面右方向への移動量は、前記第一実施形態と同様に、二次電池5における端子6の当接面における右側端部と充放電プローブ24の充電時における左側端部との距離よりも大きくなるように設定されている。換言すれば、充放電治具2を図面右側方に水平移動させた際に、戻しバネ15の左方向への伸びである、充放電プローブ24の相対的な移動量を、端子6の右側端部と充放電プローブ24の充電時における左側端部との距離よりも大きくした状態で、二次電池5の充放電を行うのである。
本実施形態においても、充放電工程の最中に二次電池5において内部短絡や過充電が生じて発熱した場合には、難燃性の低いPOM材で形成されている倣い歯123が軟化し、その剛性が低下する。このため、倣い歯123がスペーサ35の間に挿入されることにより位置決めされていた充放電ユニット20及び充放電プローブ24は、倣い歯123の剛性低下に伴って、戻しバネ15の弾性力によって図面右側に引き寄せられる。
つまり、充放電プローブ24は、戻しバネ15の左方向への伸びである充放電治具2の移動量だけ右側方に移動することにより、端子6の右側端部よりも右側に移動することになる。換言すれば、戻しバネ15の伸びである長さを、端子6の右側端部と充放電プローブ24の充電時における左側端部との距離よりも大きく設定していることにより、倣い歯123が軟化して戻しバネ15の長さが元の状態に戻った場合、充放電プローブ24は端子6の端部を越えて右側に移動するのである。これにより、充放電ユニット20の充放電プローブ24が二次電池5の正極及び負極を構成する端子6から離間するため、二次電池5における電流の印加を自動的に停止させることができる。
上記の如く、本実施形態に係る充放電装置100によっても、二次電池5が発熱した場合には、倣い歯123を軟化させて、戻しバネ15の弾性力により充放電プローブ24を自動的に端子6から離間させる構成とすることにより、他の二次電池5の発熱を充分に防止することが可能となるのである。
1 充放電装置
5 二次電池
6 端子
15 戻しバネ
20 充放電ユニット
23 倣い歯
24 充放電プローブ
35 スペーサ

Claims (3)

  1. 複数の二次電池を厚み方向に積層して電池パレットに配置し、それぞれの前記二次電池の正極端子及び負極端子に形成された当接面に、充放電治具に設けられた充放電プローブを当接して、前記二次電池の充放電を行う充放電装置であって、
    前記複数の二次電池を、一個ずつ積層方向に挟み込んだ状態で保持するスペーサと、
    前記二次電池の積層方向にスライド可能に、前記充放電治具に戻しバネで連結されて取り付けられる複数の充放電ユニットと、を備え、
    前記充放電プローブは、前記二次電池に対応して、前記複数の充放電ユニットごとに所定数が備えられ、
    前記充放電ユニットには、前記スペーサの間に挿入されて前記二次電池に対して位置決めを行う、高温時に軟化する素材によって形成された倣い歯が備えられ、
    前記二次電池の充放電時には、
    前記倣い歯を前記スペーサの間に挿入するとともに、前記充放電ユニットを前記充放電治具に対して前記積層方向における一方向側に相対的に変位させることにより前記戻しバネを伸長させ、前記戻しバネの前記積層方向への伸びを、前記当接面における前記一方向の逆方向側端部と、前記充放電プローブにおける前記一方向側端部と、の距離よりも大きくする、ことを特徴とする、充放電装置。
  2. 前記倣い歯と前記スペーサとのそれぞれの先端部には対向する当接斜面が形成され、
    前記当接斜面を互いに当接させた状態でスライドさせて、前記倣い歯を前記スペーサの間に挿入することにより、前記充放電ユニットを前記充放電治具に対して前記積層方向における一方向側に相対的に変位させる、ことを特徴とする、請求項1に記載の充放電装置。
  3. 前記倣い歯を前記スペーサの間に挿入した後で前記充放電治具を前記一方向と逆の方向に変位させることにより、前記充放電ユニットを前記充放電治具に対して前記一方向側に相対的に変位させる、ことを特徴とする、請求項1に記載の充放電装置。
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