JP2002042634A - 過電流防止機構 - Google Patents

過電流防止機構

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JP2002042634A
JP2002042634A JP2000220187A JP2000220187A JP2002042634A JP 2002042634 A JP2002042634 A JP 2002042634A JP 2000220187 A JP2000220187 A JP 2000220187A JP 2000220187 A JP2000220187 A JP 2000220187A JP 2002042634 A JP2002042634 A JP 2002042634A
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JP2000220187A
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Shuichi Ishii
秀一 石井
Naoyuki Nishino
直行 西納
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Fuses (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流を初期の段階で効率良く検出してその
過電流を防止する過電流防止機構を提供する。 【解決手段】 カメラに実装された電子部品の不具合等
により電池30に過電流が流れた場合、バネ部材103
により付勢力が付与された導電部材103を付勢力に抗
して電池30の+端子31に接触した状態に保持する保
持部材104が、過電流による熱で軟化し、導電部材1
02が電池30の+端子31から離れて過電流を遮断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池室に装填され
た電池の過電流を防止する過電流防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】電池が取出自在に装填される電池室を備
え、その電池室に装填された電池からの供給電力で動作
する機器が広く普及しており、その代表的なものとして
カメラが挙げられる。例えば、ストロボ装置を備えたカ
メラには、そのカメラ全体を制御するMPU(Micr
o Processor Unit)や、ストロボ充電
用の昇圧用トランス,トランジスタ,メインコンデンサ
等が実装されており、ストロボ撮影にあたり、そのカメ
ラの電池室に装填された電池からの電力の供給を受けて
MPUからクロック信号が出力され、出力されたクロッ
ク信号に応じてトランジスタがオン,オフすることによ
り、電池からの電力を昇圧用トランスで昇圧し整流して
メインコンデンサを充電し、シャッタに同期してそのメ
インコンデンサに充電された電力を放電して閃光を発す
るということが行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、例えば、外部
からのノイズでMPUが誤動作してトランジスタがオン
状態になったり、あるいはトランジスタに不具合(ショ
ートモード等)が発生した場合に過電流が流れると、内
部の回路が破壊されたり、回路は無事であっても電池が
無駄に消費されることになる。これを防止するため過電
流を初期の段階で効率良く検知することが望まれる。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、過電流を初期
の段階で効率良く検出してその過電流を防止する過電流
防止機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の過電流防止機構のうちの第1の過電流防止機構は、
電池が取出自在に装填される電池室を備え、その電池室
に装填された電池からの供給電力で動作する機器におけ
る、その電池室に装填された電池の過電流を防止する過
電流防止機構において、 (1_1)上記電池室に装填された電池の端子に接触し
た状態に保持されてその電池から供給される電力を伝達
する、その端子から離れる方向に付勢力が付与されてな
る導電部材 (1_2)上記導電部材を上記付勢力に抗して上記端子
に接触した状態に保持するとともに、その電池に過電流
が発生したときに、その過電流による熱に起因して上記
導電部材を上記付勢力に委ねる保持部材 を備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の第1の過電流防止機構は、導電部
材を付勢力に抗して電池の端子に接触した状態に保持す
る保持部材が、過電流が発生したときにその過電流によ
る熱に起因して導電部材をその付勢力に委ねるものであ
るため、機器に実装された電子部品の不具合等により電
池に過電流が流れた場合、導電部材が電池の端子から離
されて過電流が遮断される。従って、過電流を初期の段
階で効率良く検出し、その後の過電流を防止することが
できる。
【0007】また、上記目的を達成する本発明の過電流
防止機構のうちの第2の過電流防止機構は、電池が取出
自在に装填される電池室を備え、その電池室に装填され
た電池からの供給電力で動作する機器における、その電
池室に装填された電池の過電流を防止する過電流防止機
構において、 (2_1)上記電池室に装填された電池の端子に接触し
た状態に保持されてその電池から供給される電力を伝達
する、その電池の過電流による熱に起因してその端子か
ら離れる方向に付勢力が付与される導電部材 (2_2)上記導電部材を上記付勢力に抗して上記端子
に接触した状態に保持するとともに、その電池に過電流
が発生したときに、上記導電部材を、その過電流による
熱に起因して生じる上記付勢力に委ねる保持部材 を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の第2の過電流防止機構は、導電部
材がその過電流による熱に起因して電池の端子から離れ
るとともに、保持部材が、過電流が発生したときに、導
電部材を、その過電流による熱に起因して電池の端子か
ら離れる方向に委ねるものであるため、機器に実装され
た電子部品の不具合等により電池に過電流が流れた場
合、導電部材が電池の端子から離されて過電流が遮断さ
れる。従って、過電流を初期の段階で効率良く検出し、
その後の過電流が防止される。
【0009】ここで、上記第1の過電流防止機構におけ
る上記導電部材は、その導電部材とは別体のバネ部材に
より上記付勢力が付与されたものであることが好まし
い。
【0010】導電部材に、その導電部材とは別体のバネ
部材により付勢力を付与すると、導電部材を電池の端子
から即座に且つ確実に離すことができる。
【0011】また、上記第1の過電流防止機構における
上記導電部材は、その導電部材自体の弾性変形により上
記付勢力が付与されたものであることも好ましい態様で
ある。
【0012】導電部材自体の弾性変形により付勢力を付
与すると、部品点数が少なくて済む。
【0013】さらに、上記第2の過電流防止機構におけ
る上記導電部材は、熱による変形により上記付勢力が付
与されるものであることが好ましい。
【0014】この導電部材は、具体的には、バイメタ
ル、形状記憶性の導電部材等をいい、このような導電部
材を用いると、構成が簡素化される。
【0015】また、上記第1又は第2の過電流防止機構
における上記保持部材は、熱可塑性の部材であってもよ
く、また熱収縮性の部材であってもよい。
【0016】保持部材として、熱可塑性の部材や熱収縮
性の部材を用いると、構成が簡素化されるとともに低コ
ストで済む。
【0017】さらに、上記第2の過電流防止機構におけ
る上記保持部材は、上記導電部材に上記電池の過電流に
よる熱に起因して付与される付勢力よりも弱い保持力で
その導電部材を保持するものであってもよい。
【0018】具体的には、上記保持部材は、電池の過電
流による熱で破壊したり変形したりする部材であり、こ
のような部材を用いると、コストを低減することができ
る。
【0019】また、上記第1又は第2の過電流防止機構
における上記保持部材は、上記導電部材を上記付勢力に
一旦委ねた後は、その導電部材が上記端子に再び接触す
るのを阻止するものであってもよい。
【0020】このようにすると、導電部材が電池の端子
に再び接触するということはなく、過電流を確実に防止
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の過電流防止機構の
第1実施形態が組み込まれたカメラを前面斜め上から見
た外観斜視図である。
【0023】図1に示すカメラ10は、一般にアクティ
ブタイプと呼ばれるオートフォーカス(AF)装置を内
蔵した、ロール状の写真フイルム上に写真撮影を行なう
カメラである。オートフォーカス装置には、カメラ10
の前面上部に配置されたAF投光窓12を有しそのAF
投光窓12からカメラ10の前方に向けて測距用の光を
放つ投光部、およびカメラ10前面の、上記AF投光窓
12から所定距離離れた位置に配置されたAF受光窓1
3を有し上記AF投光窓12からカメラ10の前方に放
たれ被写体で反射して戻ってきた光をそのAF受光窓1
3から受け入れて受光することにより被写体までの距離
を求める受光部が備えられている。
【0024】また、このカメラ10の前面中央部には、
光学ズームレンズ11aを内部に備えたズーム鏡胴11
が備えられている。
【0025】さらに、このカメラ10には、そのカメラ
10の上面に配備された閃光部40を有するストロボ装
置が備えられている。閃光部40は、撮影時に被写体に
向けて閃光を発する。
【0026】また、このカメラ10には、図示しないズ
ームファインダユニットを構成するズームファインダ窓
14、および内蔵された露出調整用のAEセンサに光を
導くためのAE受光窓15も備えられている。さらに、
このカメラ10の上面には、シャッタボタン18が備え
られている。
【0027】また、このカメラ10には、過電流防止機
構100(本発明の第1の過電流防止機構の第1実施形
態)が備えられている。過電流防止機構100の詳細に
ついては後述するが、この過電流防止機構100には、
電池30が取出自在に装填される電池室101が備えら
れている。このカメラ10は、その電池室101に装填
された電池30からの供給電力で各シーケンスが動作す
る。
【0028】図2は、図1のカメラを背面斜め上から見
た外観斜視図である。
【0029】このカメラ10の背面には、撮影時に被写
体に向けて閃光を発するか否かを設定するためのストロ
ボオンオフスイッチ21、ファインダ接眼窓22、およ
び光学ズームレンズ11aをテレ側(遠距離側)あるい
はワイド側(近距離側)に動作させるズーム操作レバー
23が備えられている。
【0030】図3は、図1に示す過電流防止機構の断面
図である。
【0031】図3に示す過電流防止機構100には、前
述したように、電池30が取出自在に装填される電池室
101が備えられている。この電池室101は、比較的
熱に強い材質で形成されており、その上部にエッジ部1
01aを有する。また、過電流防止機構100には、図
3の右側に延びた接片を有する導電部材102と、その
導電部材102に嵌合されてなる保持部材104が備え
られている。
【0032】導電部材102は、電池室101に装填さ
れた電池30の+端子31に接触した状態に保持されて
その電池30から供給される電力を伝達する。また、こ
の導電部材102は、電池30の+端子31から離れる
方向に、その導電部材102とは別体のバネ部材103
により図3に示す矢印A方向に付勢力が付与されてい
る。バネ部材103は、カメラ10の本体部10aに取
り付けられている。このように、導電部材102には、
その導電部材102とは別体のバネ部材103により付
勢力が付与されているため、後述するようにして導電部
材102を電池30の+端子31から即座に且つ確実に
離すことができる。
【0033】保持部材104は、熱可塑性の部材で形成
されている。この保持部材104は、その周縁部が電池
室101のエッジ部101aに係止されており、これに
より電池室101に備えられた金属製の板バネ部材10
5からの、電池30の−端子32を介して伝達される押
力を受け止めながら、導電部材102を上記付勢力に抗
して+端子31に接触した状態に保持するとともに、そ
の電池30に過電流が発生したときに、その過電流によ
る熱に起因して導電部材102を付勢力に委ねるもので
ある。
【0034】図4は、図3に示す過電流防止機構におい
て、電池に過電流が流れた場合にその過電流を遮断する
様子を示す図である。
【0035】ここでは、カメラ10に実装された電子部
品の不具合により、電池30に過電流が流れたものとす
る。すると、その電池30の過電流による熱で保持部材
104が軟化する。すると、バネ部材103による付勢
力により、保持部材104の周縁部が、電池室101の
エッジ部101aから速やかに離れ、これに伴い導電部
材102も電池30の+端子31から速やかに離れて過
電流が遮断される。ここで、保持部材104は、熱によ
り変形した後は、その状態を維持するとともに、導電部
材102はバネ部材103で上方に引っ張られる状態と
なるため、導電部材103が電池30の+端子31に再
び接触するということはない。
【0036】このように、第1実施形態の過電流防止機
構100は、導電部材102を付勢力に抗して電池30
の+端子31に接触した状態に保持する保持部材104
が、過電流が発生したときにその過電流による熱に起因
して導電部材102をその付勢力に委ねるものであるた
め、カメラ10に実装された電子部品の不具合等により
電池30に過電流が流れた場合、導電部材102が電池
30の+端子31から離されて過電流が遮断される。従
って、過電流が初期の段階で効率良く検出され、その後
の過電流が防止されて電池30の発熱を抑えることがで
きる。
【0037】尚、本実施形態では、保持部材104は、
熱可塑性の部材で説明したが、熱収縮性の部材であって
もよい。
【0038】図5は、本発明の第1の過電流防止機構の
第2実施形態の断面図である。
【0039】尚、図3に示す第1実施形態の過電流防止
機構100と同じ構成要素には同一の符号を付し、重複
説明は省く。
【0040】図5に示す第2実施形態の過電流防止機構
200には、導電部材102を付勢力に一旦委ねた後
は、その導電部材102が電池30の+端子31に再び
接触するのを阻止する保持部材204が備えられてい
る。
【0041】図6は、図5に示す過電流防止機構におい
て、電池に過電流が流れた場合にその過電流を遮断する
様子を示す図である。
【0042】電池30に過電流が流れると、その電池3
0の過電流による熱で保持部材204が軟化し、バネ部
材103による付勢力により、保持部材204の周縁部
が、電池室101のエッジ部101aから速やかに離
れ、これに伴い導電部材102も電池30の+端子31
から速やかに離れて過電流が遮断される。ここで、保持
部材204は、熱により変形し導電部材102を付勢力
に一旦委ねた後、エッジ部101aの上側に載置される
状態となる。このため、導電部材102が電池30の+
端子31に再び接触するということはなく、従って過電
流が確実に防止される。
【0043】図7は、本発明の第1の過電流防止機構の
第3実施形態の断面図である図7に示す過電流防止機構
300には、電池30が取出自在に装填される電池室3
01が備えられている。また、この過電流防止機構30
0には、電池室301の上部に、導電部材302と、そ
の導電部材302を押圧するように配備されてなる保持
部材304が備えられている。
【0044】導電部材302は、その導電部材302自
体の弾性変形により図7の上方に向けて付勢力が付与さ
れており、保持部材304により電池室301に装填さ
れた電池30の+端子31に接触した状態に保持されて
その電池30から供給される電力を伝達する。
【0045】保持部材304は、熱可塑性の部材で形成
されている。この保持部材304は、導電部材302を
上記付勢力に抗して+端子31に接触した状態に保持す
るとともに、電池室301に備えられた金属製の板バネ
部材305からの、電池30の−端子32を介して伝達
される押力を受け止めながら、その電池30に過電流が
発生したときに、その過電流による熱に起因して導電部
材302を上記付勢力に委ねるものである。
【0046】また、保持部材304は、電池30の過電
流による熱に起因して導電部材302に付与される付勢
力よりも弱い保持力でその導電部材302を保持するも
のでもある。即ち、保持部材304は、電池30の過電
流による熱で破壊したり変形したりする部材であり、こ
のような部材が用いられているため、コストの低減化が
図られている。
【0047】図8は、図7に示す過電流防止機構におい
て、電池に過電流が流れた場合にその過電流を遮断する
様子を示す図である。
【0048】電池30に過電流が流れると、その電池3
0の過電流による熱に起因して保持部材304が軟化す
る。すると、導電部材302がその導電部材302自体
の弾性変形により付与された付勢力により電池30の+
端子から離れる。このようにして、過電流を初期の段階
で効率良く検出して、その後の過電流を防止する。
【0049】図9は、本発明の第2の過電流防止機構の
第1実施形態の断面図である。
【0050】図9に示す過電流防止機構400には、電
池30が取出自在に装填される電池室401と、導電部
材402と、その導電部材402を押圧するように配備
されてなる保持部材404とが備えられている。
【0051】導電部材402は、電池室401に装填さ
れた電池30の+端子31に接触した状態に保持されて
その電池30から供給される電力を伝達する。また、こ
の導電部材402は、電池30の過電流による熱に起因
してその電池30の+端子31から離れる方向に付勢力
が付与される。さらに、導電部材402は、熱により変
形することにより付勢力が付与されるものであり、例え
ばバイメタルや形状記憶性の導電部材が用いられる。
【0052】保持部材404は、熱可塑性の部材で形成
されている。この保持部材404は、導電部材402を
付勢力に抗して+端子31に接触した状態に保持すると
ともに、電池室401に備えられた金属製の板バネ部材
405からの、電池30の−端子32を介して伝達され
る押力を受け止めながら、その電池30の過電流による
熱に起因して導電部材402を上記付勢力に委ねるもの
である。
【0053】また、保持部材404は、電池30の過電
流による熱に起因して導電部材402に付与される付勢
力よりも弱い保持力でその導電部材402を保持するも
のでもある。即ち、保持部材404は、電池30の過電
流による熱で破壊したり変形したりする部材である。
【0054】図10は、図9に示す過電流防止機構にお
いて、電池に過電流が流れた場合にその過電流を遮断す
る様子を示す図である。
【0055】電池30に過電流が流れると、その電池3
0の過電流による熱に起因して保持部材404が軟化す
る。すると、導電部材402がその過電流による熱に起
因して電池30の+端子から離れるため、過電流が遮断
される。従って、過電流を初期の段階で効率良く検出
し、その後の過電流が防止される。
【0056】図11は、本発明の第2の過電流防止機構
の第2実施形態の断面図である。
【0057】尚、前述した図9に示す過電流防止機構4
00と同じ構成要素には同一の符号を付し、重複説明は
省く。
【0058】図11に示す過電流防止機構500には、
導電部材402に電池30の過電流による熱に起因して
付与される付勢力よりも弱い保持力でその導電部材40
2を保持するとともに、導電部材402を上記付勢力に
一旦委ねた後は、その導電部材402が上記+端子31
に再び接触するのを阻止する保持部材504が備えられ
ている。
【0059】図12は、図11に示す過電流防止機構に
おいて、電池に過電流が流れた場合にその過電流を遮断
する様子を示す図である。
【0060】電池30に過電流が流れると、その電池3
0の過電流による熱で保持部材504が一旦軟化し、ま
た導電部材402がその過電流による熱に起因して、保
持部材504を超えて電池30の+端子から離れる。こ
れにより過電流が遮断される。さらに、保持部材504
は、導電部材402を付勢力に一旦委ねた後、図12に
示すように元の状態にまで戻り、その保持部材504の
上面に導電部材402が載置される。従って、導電部材
402は電池30の+端子31に再び接触することはな
く、過電流を確実に遮断することができる。
【0061】尚、上述した各実施形態では、カメラに組
み込まれた電流防止機構の例で説明したが、これに限ら
れるものではなく、本発明は、電池が取出自在に装填さ
れる電池室を備え、その電池室に装填された電池からの
供給電力で動作する機器における、その電池室に装填さ
れた電池の過電流を防止する過電流防止機構であればよ
い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過電流を初期の段階で効率良く検出してその過電流を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の過電流防止機構の第1実施形態
が組み込まれたカメラを前面斜め上から見た外観斜視図
である。
【図2】図1のカメラを背面斜め上から見た外観斜視図
である。
【図3】図1に示す過電流防止機構の断面図である。
【図4】図3に示す過電流防止機構において、電池に過
電流が流れた場合にその過電流を遮断する様子を示す図
である。
【図5】本発明の第1の過電流防止機構の第2実施形態
の断面図である。
【図6】図5に示す過電流防止機構において、電池に過
電流が流れた場合にその過電流を遮断する様子を示す図
である。
【図7】本発明の第1の過電流防止機構の第3実施形態
の断面図である。
【図8】図7に示す過電流防止機構において、電池に過
電流が流れた場合にその過電流を遮断する様子を示す図
である。
【図9】本発明の第2の過電流防止機構の第1実施形態
の断面図である。
【図10】図9に示す過電流防止機構において、電池に
過電流が流れた場合にその過電流を遮断する様子を示す
図である。
【図11】本発明の第2の過電流防止機構の第2実施形
態の断面図である。
【図12】図11に示す過電流防止機構において、電池
に過電流が流れた場合にその過電流を遮断する様子を示
す図である。
【符号の説明】
10 カメラ 10a 本体部 11 ズーム鏡胴 11a 光学ズームレンズ 12 AF投光窓 13 AF受光窓 14 ズームファインダ窓 15 AE受光窓 18 シャッタボタン 21 ストロボオンオフスイッチ 22 ファインダ接眼窓 23 ズーム操作レバー 30 電池 31 +端子 32 −端子 40 閃光部 100,200,300,400,500 過電流防止
装置 101,201,301,401 電池室 101a エッジ部 102,202,302,402 導電部材 103 バネ部材 104,204,304,404,504 保持部材 105,205,305,405 金属製の板バネ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 H02J 7/00 S Fターム(参考) 5G003 BA01 FA02 FA04 5G053 AA01 AA02 BA07 CA01 5G502 AA01 AA02 BB19 BC11 BE08 FF08 5H030 AA04 AS11 BB21 FF42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池が取出自在に装填される電池室を備
    え、該電池室に装填された電池からの供給電力で動作す
    る機器における、該電池室に装填された電池の過電流を
    防止する過電流防止機構において、 前記電池室に装填された電池の端子に接触した状態に保
    持されて該電池から供給される電力を伝達する、該端子
    から離れる方向に付勢力が付与されてなる導電部材と、 前記導電部材を前記付勢力に抗して前記端子に接触した
    状態に保持するとともに、該電池に過電流が発生したと
    きに、該過電流による熱に起因して前記導電部材を前記
    付勢力に委ねる保持部材とを備えたことを特徴とする過
    電流防止機構。
  2. 【請求項2】 電池が取出自在に装填される電池室を備
    え、該電池室に装填された電池からの供給電力で動作す
    る機器における、該電池室に装填された電池の過電流を
    防止する過電流防止機構において、 前記電池室に装填された電池の端子に接触した状態に保
    持されて該電池から供給される電力を伝達する、該電池
    の過電流による熱に起因して該端子から離れる方向に付
    勢力が付与される導電部材と、 前記導電部材を前記付勢力に抗して前記端子に接触した
    状態に保持するとともに、該電池に過電流が発生したと
    きに、前記導電部材を、該過電流による熱に起因して生
    じる前記付勢力に委ねる保持部材とを備えたことを特徴
    とする過電流防止機構。
  3. 【請求項3】 前記導電部材は、該導電部材とは別体の
    バネ部材により前記付勢力が付与されたものであること
    を特徴とする請求項1記載の過電流防止機構。
  4. 【請求項4】 前記導電部材は、該導電部材自体の弾性
    変形により前記付勢力が付与されたものであることを特
    徴とする請求項1記載の過電流防止機構。
  5. 【請求項5】 前記導電部材は、熱による変形により前
    記付勢力が付与されるものであることを特徴とする請求
    項2記載の過電流防止機構。
  6. 【請求項6】 前記保持部材は、熱可塑性の部材である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の過電流防止機
    構。
  7. 【請求項7】 前記保持部材は、熱収縮性の部材である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の過電流防止機
    構。
  8. 【請求項8】 前記保持部材は、前記導電部材に前記電
    池の過電流による熱に起因して付与される付勢力よりも
    弱い保持力で該導電部材を保持するものであることを特
    徴とする請求項2記載の過電流防止機構。
  9. 【請求項9】 前記保持部材は、前記導電部材を前記付
    勢力に一旦委ねた後は、該導電部材が前記端子に再び接
    触するのを阻止するものであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の過電流防止機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014203778A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 トヨタ自動車株式会社 充放電装置
JP2015226332A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 リモコン装置
CN106786858A (zh) * 2016-12-12 2017-05-31 南安市威速电子科技有限公司 一种具有充电保护功能的手机充电器

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